JPH029756Y2 - - Google Patents

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JPH029756Y2
JPH029756Y2 JP1983176434U JP17643483U JPH029756Y2 JP H029756 Y2 JPH029756 Y2 JP H029756Y2 JP 1983176434 U JP1983176434 U JP 1983176434U JP 17643483 U JP17643483 U JP 17643483U JP H029756 Y2 JPH029756 Y2 JP H029756Y2
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JP
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roll paper
support shaft
paper support
shaft
coil
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JP1983176434U
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JPS6083496U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 本考案は、ロールペーパを転動自在に保持する
紙巻器、特にペーパ支持軸を上下方向に傾倒自在
となすことによつてロールペーパの着脱が容易に
行える構成の紙巻器に関する。
〔従来技術〕
従来の紙巻器として実公昭54−40877号公報に
記載されたようなものがある。
これは第1図に示すように紙巻器の両側部をな
して対向配置される側板50の略中央にロールペ
ーパ支持軸51を図の矢印A方向に回動可能とな
るように枢着し、この枢着点の上位にスポンジ等
の弾性部材52を配した構成である。
ロールペーパは紙巻器の下方から矢印B方向に
両側板50内に挿入され、この挿入に伴なつてロ
ールペーパ支持軸51が上方に傾斜して拡開し、
ロールペーパの芯孔がロールペーパ支持軸51の
先端と略整合するとロールペーパ支持軸51がこ
の芯孔内に嵌入し、弾性部材52の復元力によつ
て同第1図の位置に復帰して装着することができ
る。また、使用済みとなつたロール芯の取外しは
同様に上方に持ち上げることにより芯孔とロール
ペーパ支持軸51の嵌入係合を解くことで容易に
行なうことができる。
このようにロールペーパ支持軸51を上下方向
に回動自在に取付けかつ同支持軸51を定常使用
位置に復帰させる弾性部材52を備えることによ
つて、ロールペーパの着脱をワンタツチで行なう
ことができる。
しかし、同公報のロールペーパ支持軸51はそ
の先端までの形状がロールペーパの芯孔より若干
小さい円筒状の一様断面であるため、ロールペー
パ装着時の傾斜角が大きく、弾性部材52への負
荷が大きくなる。弾性部材52としては、同公報
に開示されているようにスポンジ等の弾性気泡体
や機械的なコイルスプリング等が挙げられるが、
傾倒角が大きいと負荷の反復による疲労によつて
弾性復元力が劣化し、ロールペーパ支持軸51が
元の位置に復帰せず、起立したままとなり、ロー
ルペーパの装着が困難となるという欠点がある。
〔考案の目的〕
本考案の目的は、ロールペーパ装着時のロール
ペーパ支持軸の傾斜角を小さくすることにより、
弾性部材への反復負荷を低減し、同弾性部材の疲
労劣化を防いで確実にロールペーパの着脱が行な
えるようにすることである。
〔考案の構成〕
本考案の構成は、ロールペーパの芯孔に嵌入し
て同ロールペーパを転動自在に保持するロールペ
ーパ支持軸を対向する側板の内側に略水平位置か
ら上方に向けて回動可能に取付け、かつ同ロール
ペーパ支持軸を水平位置方向に付勢する弾性部材
を有した紙巻器であつて、ロールペーパ支持軸を
側板と取付板の連結と同時に組立て可能とすると
共に、ロールペーパ支持軸の下面を先端側が上に
向いた傾斜面としたものである。
〔実施例〕
以下、図面に示す実施例に基いて本考案を説明
する。
第2図は本考案に係る紙巻器の正面図、第3図
は同第2図の−線矢視による断面図である。
図中、1は壁面にビス2止めされる取付板、3
は同取付板の右端及び左端から前方に突出して連
設される左右対称形の側板、4は同一対の側板3
の対向面側に装着され鉛直面内で回動可能なロー
ルペーパ支持軸(以下、「支持軸4」と記す)、及
び5は側板3に両端を支持されて回動可能なカバ
ーである。
これらの取付板1、側板3、支持軸4及びカバ
ー5は各々独立した素材により成形され、例えば
全てを合成樹脂に統一したり、側板3のみを合成
樹脂表面にメツキを施したり、あるいは、金属製
とするなど使用位置に応じて最適となるように選
択することができる。
第4図は上記構成を分解して示す斜視図で、取
付板1の左右には前方に突出する左右対称形の一
対の腕部6が形成され、同腕部6の先端下部には
支持軸4のコイル部を装着する装着孔7を所要軸
線長さで筒状に形成している。
腕部6の基部上位には矩形断面の突起8が前方
に突設され、同突起8の側外方には取付板1と側
板3の上部を連結するビスB−1が挿通する孔9
aが開設され、さらに下部側においてもビスB−
2が挿通する孔9bを設けている。さらに10
a,10bは側板3連結時に嵌合する係合孔であ
る。
側板3は第3図で明らかなように後端側及び内
部側が開口し縦断面が略〓状となるように成形さ
れ、先端側には第3図に示すように支持軸4のコ
イル部を装着する装着孔11を形成している。ま
た後端側には取付板1の係合孔10a,10bに
嵌入する係合突起12a,12bが形成され、上
位の係合突起12aの先端を開口端として切欠1
3が前方側に伸延して形成され、同切欠13の前
端側内縁は円弧状としている。尚、各々の装着孔
7,11にはコイル係止用の溝7a,11aが凹
設されている。
第3図において、14,15は側板3の上下両
位に溶着される取付板1連結用のブツシユで、内
方に微量突出するガイドリブ16により定位置に
位置決めして固定されている。同ブツシユ14,
15には通孔14a,15aが各々貫設され、取
付板1の孔9a,9bを挿通するビスB−1,B
−2がタツピンネジとしてねじ切りしながら螺合
し、取付板1と側板3とを連結することができ
る。
第5図は支持軸4を軸線方向に観た正面図、第
6図は同第5図の−線矢視による側面図であ
る。支持軸4は本実施例の場合ポリアセタールを
素材としてロールペーパの芯孔に嵌入する軸部4
Aと同軸部4Aの基端から両側方に伸延する弾性
部材をなすコイル部4Bとから構成される。軸部
4Aはロールペーパの芯孔内径より若干小さい長
辺部4A−1と短辺部4A−2を有する略長円断
面を有し、下面側には軸線方向の中途から先端に
かけて上方に傾斜する傾斜面4A−3を形成し、
先端側が先細りするテーパ状となつている。コイ
ル部4Bの先端はコイル径より外方に突出する係
止部4Cとして形成され、側板3と取付板1の装
着孔11,7に挿入された時、この係止部4Cが
溝7a,11a内に位置する。従つて、支持軸4
はその係止部4Cにより一端を装着孔11,7内
に固着され、第6図において図中の矢印方向にコ
イル部4Bの弾性力により水平位置方向に付勢さ
れた状態で回動自在である。
即ち、第6図において示すように係止部4Cと
軸部4Aとが直交配置となつた時が定常使用位置
であり、コイル部4Bは自然状態である。そして
ロールペーパを装着するときは、同第6図におい
て反時計方向に押し上げられてコイル部4Bはそ
の弾性によつて付勢力を有するようになり、ロー
ルペーパの芯孔に軸部4A先端が略整合するとこ
の付勢力によつて同芯孔内に嵌入するとともに定
常位置に復帰してロールペーパ装着を行なうこと
ができる。
カバー5は第4図に示すように先端側が円弧状
に屈曲し、基端側の両側に外方へ突出する円形断
面の突軸5aを一体成形している。
上記構成要素からなる紙巻器の組立ては、まず
支持軸4の一側のコイル部4Bを腕部6の装着孔
7内に挿入し係止部4Cを溝7a内に位置させて
保持し、カバー5の突軸5aを側板3の切欠13
内に位置させる。次いで、取付板1の腕部6を側
板3の中空域内に嵌入し、支持軸4の他側のコイ
ル部4Bを装着孔11内に位置させるとともに係
合孔10a,10b内に係合突起12a,12b
内に嵌入し孔9a,9b内にビスB−1,B−2
を挿通させて対応するブツシユ14,15の通孔
14a,15a内に螺入することにより取付板1
と側板3とを連結することができる。
この連結において、支持軸4は前述のように取
付板1と側板3とに対向状態に設けられた各々の
装着孔7,11内にコイル部4Bが嵌入しその係
止部4Cが溝7a,11a内に位置して取付けら
れる。また、カバー5もその突軸5aが切欠13
内に遊嵌され、取付板1の突起8によつて後方へ
の変位を規制されて装着される。
上記構成の紙巻器にロールペーパPを装着する
には、第2図においてロールペーパPを下位から
矢印C方向へ持ち上げ、支持軸4を拡開させてさ
らに上昇させる。そして、ロールペーパPの芯孔
P−1が軸部4Aの先端に整合するようになる
と、コイル部4Bの復元力によつて軸部4Aが芯
孔P−1内に嵌入しつつ第2図の水平状態に復帰
してロールペーパPを装着することができる。
この装着において、軸部4Aの先端側下面には
傾斜面4A−3を設けているので、軸部4Aの先
端にロールペーパPの端部P−2が位置して同軸
部4Aが芯孔P−1内に嵌入する直前の傾斜角は
傾斜面4A−3を有しない軸部4A′の場合より
も小さい。即ち、側板3から内方に突出する軸部
4A,4A′の枢着点からの軸線長さを等しくし
た場合、第7図で示すように軸部4A′の傾斜角
αに対して、傾斜面4A−3を有した本考案の軸
部4Aではこれより小さい傾斜角βとなる。
以上により、支持軸4の傾斜角を小さくできる
ので、コイル部4Bへの負荷が小さく、その弾性
変形量を低減することができる。従つて、ロール
ペーパPの着脱による反復疲労を抑制することが
でき、確実なロールペーパPの着脱を行なうこと
ができる。
尚、使用済みのロールペーパPの芯P−3は装
着時と同様に上方に持ち上げて、ペーパ支持軸4
との嵌入係合を解くことによつて容易に行なうこ
とができる。
〔効果〕
本考案の紙巻器では、取付板と側板との連結と
同時にロールペーパ支持軸を組み込めるので、短
時間での製作が可能となり、またロールペーパ支
持軸の係止部が取付板及び側板の装着孔の溝に嵌
まるので、姿勢の設定や位置決めも簡単になる。
また、ロールペーパ支持軸の下面を傾斜させてい
るので、ロールペーパを着脱するときのコイル部
への負荷が小さくなり、耐久性の向上も可能とな
る。そして、コイル部の係止部を溝に嵌めること
で反力を受ける構成であつても、負荷が小さいた
めに部材の破損等の恐れもない。したがつて、取
付板と側板との連結時にロールペーパ支持軸を同
時に組み込むことからコイル部の構造に制限を受
けても、コイル部に無理な負荷が作用することが
なく、組立てとロールペーパ支持軸の保全の両面
が良好に行われる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の紙巻器の一例を示す正面断面
図、第2図は本考案に係る紙巻器の正面図、第3
図は同第2図の−線矢視による断面図、第4
図は各構成要素を分解して示す斜視図、第5図は
ペーパ支持軸を軸線方向に観た正面図、第6図は
同第5図の−線矢視による側面図、第7図は
ペーパ支持軸の傾斜角を示す正面図である。 3……側板、4……ロールペーパ支持軸、4A
−3……傾斜面、4B……弾性部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 間口方向に間隔おいて一対の腕部を前方に突き
    出した取付板と、前記腕部のそれぞれに取り付け
    られる一対の側板と、これらの側板の間に回動自
    在に取り付けられるカバーと、前記腕部と側板と
    によつて拘束保持される一対のロールペーパ支持
    軸とを備え、前記側板は前記腕部を外嵌可能な中
    空断面を持ち、前記ロールペーパ支持軸は、ロー
    ルペーパの芯に嵌まり込みその下面を先端側へ向
    けて上向きの傾斜面とした軸部と、該軸部の基端
    に連設されて奥側及び前側に伸びるコイル部と、
    該コイル部の端部に設けられて外に突き出した係
    止部とを備え、前記腕部及び側板のそれぞれに前
    記ロールペーパ支持軸のコイル部が嵌まり込む装
    着孔を設けると共に該装着孔の周壁に前記係止部
    が嵌まる溝を切欠し、前記取付板と側板との一体
    化により前記コイル部を装着孔に挿入拘束したこ
    とを特徴とする紙巻器。
JP17643483U 1983-11-15 1983-11-15 紙巻器 Granted JPS6083496U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17643483U JPS6083496U (ja) 1983-11-15 1983-11-15 紙巻器

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JP17643483U JPS6083496U (ja) 1983-11-15 1983-11-15 紙巻器

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Publication Number Publication Date
JPS6083496U JPS6083496U (ja) 1985-06-08
JPH029756Y2 true JPH029756Y2 (ja) 1990-03-12

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ID=30383594

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JP17643483U Granted JPS6083496U (ja) 1983-11-15 1983-11-15 紙巻器

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JP (1) JPS6083496U (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS434222Y1 (ja) * 1965-01-18 1968-02-22
JPS5252764A (en) * 1975-10-24 1977-04-27 Ando Susumu Toilet paper holder with theft preventive unit

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS434222Y1 (ja) * 1965-01-18 1968-02-22
JPS5252764A (en) * 1975-10-24 1977-04-27 Ando Susumu Toilet paper holder with theft preventive unit

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JPS6083496U (ja) 1985-06-08

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