JPH0295923A - 自動車用スライディングサンルーフ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は自動車用スライディングサンルーフ装置に関す
る。

従来の技術 自動車用サンルーフ装置としては、例えば実開昭５６−
９７１１９号公報に示されているように、車体ルーフに
方形状のサンルーフ開口部を形成し、このサンルーフ間
口部に対してサンルーフパネルを前後方向に摺動可能に
組み付けた所謂スライディングサンルーフ装置が知られ
ている。

また実開昭６０−１５６０２５号公報に示されているよ
うに、サンルーフ開口部をドアの取り付けられるサイド
開口部に連通し、サンルーフ開口部に対してサンルーフ
パネルを前説目在に装身した所謂着脱式サンルーフ装置
も知られている。

発明が解決しようとする課題 前述したスライディングサンルーフ装置にあっては、サ
ンルーフパネルを開扉して、サンルーフ開口部を開放し
た状態においても、サンルーフ開口部の車幅方向両側縁
部を画成する左右一対のすンルーフサイド部材が残存し
、開放感に欠ける。

また着脱式サンルーフ装置では、サンルーフパネルが大
形でかつ重いので、その着脱作業が面倒であるうえ、サ
ンルーフ開口部から取り外したサンルーフパネルを収納
するのにも大きなスペースを必要とする。

課題を解決するための手段 車体ルーフに形成したサンルーフ開口部に対してサンル
ーフパネルを前後方向に摺動可能に組み付けた自動車用
スライディングサンルーフ装置において、前記サンルー
フ開口部の車幅方向両側縁部を画成する左右一対のサン
ルーフサイド部材を車体ルーフから分割構成するととも
に、前記サンルーフパネルを摺接係合する左右一対のガ
イドレールを車体に取り付けられる単体側ガイドレール
とサンルーフサイド側ガイドレールとに分割構成し、こ
のサンルーフサイド側ガイドレールを前記サンルーフサ
イド部材に取り付け、このサンルーフサイド部材をサン
ルーフパネルを全開扉した状態で車体ルーフにη脱自在
に組み付けである。

作用 サンルーフサイド側ガイドレールを含むサンルーフサイ
ド部材を車体ルーフに取り付けた状態で、サンルーフパ
ネルを開閉操作する。またサンルーフパネルを全開扉し
た状態で、サンルーフサイド部材を車体ルーフに脱着す
る。

実施例 第１〜６図に示すように、１は車体サイド２に形成した
ドア開口部であって、これにはドア３が図外のヒンジを
介して車外側方へ開閉自在に組み付けられている。４は
車体ルーフであって、これには方形状のサンルーフ開口
部５が形成されている。６はサンルーフ開口部５に対し
て前後方向に摺動可能に組み付けられるサンルーフパネ
ルであって、これはサンルーフ開口部５よりも小さい相
似形に形成された透明体あるいは半透明体で構成されて
いる。サンルーフパネル６の車幅方向両側部には左右一
対のフレーム７が取り付けられている。フレーム７の前
側部にはフロントロー５８が支軸９を介して回動自在に
取り付けられている。

フレーム７の後部にはブラケット１０が取り付けられて
おり、ブラケｙト１０のサンルーフパネル６より後方に
延設された下端部にはりャローラｌｌが支軸１２を介し
て回動自在に取り付けられている。２０はサンルーフパ
ネル６を摺接係合する左右一対のガイドレールであって
、これは左右−対のサンルーフサイド側ガイドレール２
１と左右一対の車体側ガイドレール２２とに分割構成さ
れている。サンルーフサイド側ガイドレール２１はフロ
ントローラ８を摺接係合するものであって、サンルーフ
開口部５の車幅方向両側縁部を画成するサンルーフサイ
ド部材４０に取り付けられている。車体側ガイドレール
２２はフロントガイドレールエンド２３とリヤガイドレ
ール２４とに分割構成されている。フロントガイドレー
ルエンド２３はサンルーフサイド側ガイドレール２１の
後方に連なってフロントローラ８を摺接体８するもので
あって、これは車体ルーフ４のサンルーフ開口部５後縁
部を画成する部分１３に取り付けられている。リヤガイ
ドレール２４はリヤローラ１１を摺接係合するものであ
って、これは前縦レール部分２５とこれの下部から後方
に向けて連通ずる後水平レール部分２６とを備えており
、車体ルーフ４のフロントガイドレールエンド２３後方
部分、具体的には透明のリヤウィンドガラス１４を装着
するバックドア１５の車幅方向両側縁部を画成する車体
骨格部分１６に取り付けられている。３０はサンルーフ
パネル開閉駆動機構であって、これはバックドア１５の
後縁部を画成する車体構成部分１７に取り付けられたア
クチュエータとしてのモータ３１と、モータ３１の出力
軸に連結された左右一対のギャードワイヤ３２と、ギャ
ードワイヤ３２の先端に固定されてリヤガイド・レール
２４の上部に形成したスライド溝２７内に摺動自在に内
接嵌合された左右一対のスライダ３３と、スライダ３３
に固定されてリヤガイドレール２４に前後ローラ３４を
介して摺動自在に装着されたチルトスライダ３５とを備
えており、チルトスライダ３５に長穴３６を傾斜状に形
成し、この長穴３６にリヤローラ１１の支軸１２を摺動
自在に内接嵌合してあり、モータ３１の正転、逆転によ
り、サンルーフ開（］部５に対してサンルーフパネル６
を左右一対のガイドレール２０で誘導しながら開閉操作
する構造になっている。またギャードワイヤ３２に外嵌
したワイヤチューブ３７の先端はりャガイドレール２４
のスライド溝２７配設端部にねじ３８で締結した押さえ
部材３９に嵌合装管されている。

ここで前記サンルーフサイド側ガイドレール２１の組み
付けられたサンルーフサイド部材４０は車体ルーフ４に
前説自在に構成されている。具体的にはサンルーフサイ
ド部材４０は車体ルーフ４のサンルーフ開口部５前縁部
を画成する部分１８とサンルーフ開口部５後縁部を画成
する部分Ｉ３とから分割構成されており、サンルーフサ
イド部材４０の前端部と後端部とにロックピン４１，４
２を組み付けである。ロックピン４１．４２は、サンル
ーフサイド部材４０の車内側部に取り付けられた操作レ
バー４３により、車体ルーフ４のサンルーフ開口部５前
縁部を画成する部分１８の分割端面とサンルーフ開口部
５後縁部を画成する部分１３の分割端面とに形成した挿
入孔４４．４５にロック、アンロックされるようになっ
ている。

５０．５１はサンルーフサイド部材４０の車幅方向車内
側縁と車幅方向車外側縁とに取り付けられたウェザ−ス
トリップである。５２．５３は車体ルーフ４のサンルー
フ開口部５前縁部と後縁部とを画成する部分１８．１３
に取り付けられたウェザ−ストリップである。

以上の実施例構造によれば、第４図に示すようにサンル
ーフパネル６がサンルーフ開口部５を完全に閉塞してい
る状態においては、口、クピン４１．４２が挿入孔４４
．４５にロックされて、サンルーフサイド部材４０が車
体ルーフ４の部分１８と部分１３とに跨って取り付けら
れており、フロントローラ８がサンルーフサイド側ガイ
ドレール２１の前部に配置されているとともに、リヤロ
ーラ１１がリヤガイドレール２４の前縦レール部分２５
の上部に配置されている。これによってサンルーフパネ
ル６はサンルーフ開口部５内に嵌め込まれた状嘘となり
、サンルーフパネル６と車体ルーフ４の部分１３．１８
とのパーティング部分、ならびにサンルーフパネル６と
サンルーフサイド部材４０とのパーティング部分頁にサ
ンルーフサイド部材４０とドアガラス５４とのパーティ
ング部分それぞれはウェザ−ストリップ５０〜５３で水
密性、気密性を確保される一方、サンルーフパネル６の
車外に露出する外側面が車体ルーフ４の車外に露出する
外側面と路面−になっている。

この第４図に示すサンルーフパネル６の全閉扉状態から
サンルーフパネル開閉駆動ＨＭ３ｏのモータ３１を図外
の操作ボタンによって正転駆動させると、チルトスライ
ダ３５がギャードワイヤ３２により後方に移動され、こ
のチルトスライダ３５の後方への移動により、リヤロー
ラ１１がリヤガイドレール２４の前縦レール部分２５の
上部から下部に移動され、サンルーフパネル６の後部が
サンルーフ開口部５から車内側に落とし込まれる。

引き続くチルトスライダ３５の後方への移動により、リ
ヤローラ１１がリヤガイドレール２４の後水平レール部
分２６に沿って移動されるとともに、フロントローラ８
がサンルーフサイド側ガイドレール２■に沿って後方に
移動され、サンルーフパネル６がサンルーフ間口部５後
方の車内に引き込まれて、サンルーフ開口部５が開放さ
れる。さらにチルトスライダ３５の後方への移動により
、リヤローラ１１がリヤガイドレール２４の後部に移動
配置されるとともに、フロントローラ８がサンルーフサ
イド側ガイドレール２１からフロントガイトレールエン
ド２３に移動配置され、もって第５図に示すようにサン
ルーフパネル６が車内に収納されてサンルーフ開口部５
を一杯に開放する全開扉状態になる。

この第５図に示すサンルーフパネル６の全開扉状態にお
いて、操作レバー４３により口２クビン４１．４２を挿
入孔４４．４５からアンロックして、サンルーフサイド
部材４０を車体ルーフ４から取り外すと、第６図に示す
ように、所謂タルガル−フタイブ車のように、サンルー
フ開口部５がドア開口部ｌに連通され、もって開放感が
向上す一方第６図に示す状態からサンルーフパネル６を
閉扉するには、先ずサンルーフサイド部材４０をサンル
ーフ開口部５の車幅方向両側縁部に配置して、操作レバ
ー４３によりロックビン４１，４２を挿入孔４４．４５
にロックして第５図に示す状態にしてから、図外の操作
ボタンによりモータ３１を逆転駆動すると、チルトスラ
イダ３５がギャードワイヤ３２により前方に移動されて
、リヤローラ１１がリヤガイドレール２４に沿って前方
に移動されるとともに、フロントローラ８がフロントガ
イドレールエノド２３からサンルーフサイド側ガイドレ
ール２１に沿って前方に移動され。

もってサンルーフパネル６が第１図に示す半開扉状！９
あるいは第４図に示す全閉扉状態となる。

なお本発明は、前記実施例に限定されるものではな（、
例えば第７図（Ａ）に示すように全閉扉した状態からサ
ンルーフパネル６を開けると、サンルーフパネル６が第
７図（Ｂ）を経て第７図（Ｃ）に示すようにバックドア
１５のリヤウィンドガラス１４より車室内側に離して落
とし込んだ状態で車室内に引き込まれて全開扉され、こ
のサンルーフパネル６が全開扉した状態で第７図（Ｄ）
に示すようにサンルーフサイド部材４０を１ルーフ４か
ら取り外すことができる構造であっても適用可能である
。

発明の効果 以上のように本発明によれば、サンルーフパネルをサン
ルーフ開口部後方の車室内に摺動して格納した全開扉状
態において、サンルーフサイド部材を車体ルーフから取
り外すことにより、サンルーフ開口部をドア開口部に連
通して、所謂タルガル−フタイブ車のように開放感を向
」ニすることかできる。しかもタルガル−フタイブ車の
ような開放感を作る場合にあっても、脱青式サンルーフ
タイプ車のように大形で重いサンルーフパネルを取り外
す必要らなく、サンルーフパネルに比べて小形で軽いサ
ンルーフサイド部材をトランクルームやラッゲージルー
ム等に収納すればよいので、その着脱作業が容易で、し
かも収納スペースも小さくて済む。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す全体斜視図、第２図は
同実施例の要部を分解して示す斜ｉｌｌ＞、第３図はす
／ルーフパネルの全閉扉状態でのりャガイドレールとチ
ルトスライダとりャローラとの関係を示す側面図、第４
図は同実施例のサンルーフパネルの全開扉状態を示す側
面図、第５図は同実施例のサンルーフパネルの全開扉状
態でサンルーフサイド部材が取り付けられている状態を
示す側面図、第６図は同実施例のサンルーフパネルの全
開扉状態゛Ｃサンルーフサイド部材が取り外されている
状態を示す側面図、第７図（Ａ）〜（Ｄ）は本発明の異
なる例を示す斜視図である。 ４・・・ｉｔ　体ルーフ、５・・・サンルーフ開口部、
６・・・サンルーフパネル、２０・・・ガイドレール、
２１・・・サンルーフサイド側ガイドレール、２２・・
・車体側ガイドレール、４０　・サンルーフサイド部材
。 第４図 第５図 第６図 手続補正書（方幻 １゜ 事件の表示 昭和６３年特許願第２４７７３７号 ２゜ 発明の名称 自動車用スライディングサンルーフ装置補正をする者 事件との関係　　出願人 日産車体株式会社 ４゜

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）車体ルーフに形成したサンルーフ開口部に対して
   サンルーフパネルを前後方向に摺動可能に組み付けた自
   動車用スライディングサンルーフ装置において、前記サ
   ンルーフ開口部の車幅方向両側縁部を画成する左右一対
   のサンルーフサイド部材を車体ルーフから分割構成する
   とともに、前記サンルーフパネルを摺接係合する左右一
   対のガイドレールを車体に取り付けられる車体側ガイド
   レールとサンルーフサイド側ガイドレールとに分割構成
   し、このサンルーフサイド側ガイドレールを前記サンル
   ーフサイド部材に取り付け、このサンルーフサイド部材
   をサンルーフパネルを全開扉した状態で車体ルーフに着
   脱自在に組み付けたことを特徴とする自動車用スライデ
   ィングサンルーフ装置。