JPH029505Y2 - - Google Patents

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JPH029505Y2
JPH029505Y2 JP14679987U JP14679987U JPH029505Y2 JP H029505 Y2 JPH029505 Y2 JP H029505Y2 JP 14679987 U JP14679987 U JP 14679987U JP 14679987 U JP14679987 U JP 14679987U JP H029505 Y2 JPH029505 Y2 JP H029505Y2
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housing
groove
wire
shielded cable
hook
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  • Multi-Conductor Connections (AREA)
  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、例えばコンピユータとかロボツト等
の電気的接続に使用する多芯シールドケーブルの
アース端末処理におけるシールド網線と接地用電
線の芯線との接合作業を簡単かつ確実にするため
のコネクタの構造に関するものである。
〈従来の技術〉 従来この種のシールドケーブルのアース端末処
理の代表的な構造は、例えば第10図に示す如
く、多芯シールドケーブル21のシールド線部2
2を芯線部23から剥がし、該シールド線部22
と接地用電線24の芯線25を撚合わせてから半
田付け処理をし、しかるのち該接続部を機械的外
力並びに外部環境から保護する目的で、例えば絶
縁テープを巻き付ける等の手段による外被26
(2点鎖線で記入されている)で接続部を覆つた
構造が一般的である。
〈考案が解決しようとする問題点〉 従つて、従来のこのような構造を有するシール
ドケーブル用アース端末処理構造は、シールドケ
ーブルの絶縁外被層27を除去する以外に、シー
ルド線部22を芯線部23から剥がし、更に接地
用電線24の芯線25と撚合わせ、次に半田付け
処理及び絶縁テープ巻き付け処理と都合4工程を
必要とするため作業量が多い欠点があり、その上
半田付け作業にともなう発熱によつてケーブルの
芯線部23の絶縁を損傷することもあつて、作業
が困難で経費がかさむという問題があつた。
そこで、本考案はシールドと接地用電線との接
続部を保護するハウジングの内部に接触片を設け
た一体構造のコネクタとし、該コネクタによつて
両者の電気的接続を行なうことにより上記従来例
の有する問題点を解決することを目的とする。
〈問題点を解決するための手段〉 上記した目的を達成するための本考案の構成
を、実施例に対応する第1図乃至第9図を用いて
説明すると、本考案は、シールドケーブル4のア
ース端末処理におけるシールド線部と接地用電線
5の芯線5aを接続するためのコネクタであつ
て、該コネクタハウジング本体を2分割するハウ
ジングA1とハウジングB2及びこの両者を連結
するヒンジ部3とが合成樹脂で一体成形されてお
り、前記ハウジングA1はシールドケーブル4の
端部を収納する凹溝A6と該凹溝A6の入口側に
シールドケーブル4固定用の凹部7及び外側面に
ハウジングB2とのロツク用フープ8が形成さ
れ、前記ハウジングB2には接地用電線5の端部
を収納するための後半部がコネクタ中心に向かつ
て浅くなる傾斜部9aとなつている凹溝B9と、
該凹溝B9の入口近傍に接地用電線5の脱落防止
用兼固定用のフツク10と、該フツク10と反対
側にシールドケーブル4固定用の台形状突起15
及び外側面に前記係止用フープ8と係合する鉤1
1とが形成され、接地用電線5を保持するための
接触片12が前記凹溝B9の上縁部を横切つて圧
入固定されて該接触片12と凹溝B9との間に傾
斜した通路を形成し、該通路に芯線5aを露出し
た接地用電線5を挿入するとともに前記凹溝A6
にシールドケーブル4のシールド露出部を載置し
てヒンジ部3を折り曲げ、係止用フープ8を鉤1
1に引つ掛けてハウジングA1とハウジングB2
とでシールドケーブル4を挾持させると同時にシ
ールドケーブル4のシールド線部4aと接地用電
線5の芯線5aと電気的に接続する構成としたも
のである。
〈作用〉 本考案は、このような構成としたものであるか
ら、前記凹溝A6にシールドケーブル4のシール
ド露出部を載置してヒンジ部3を折曲げ、係止用
フープ8を鉤11に引つ掛けてハウジングA1と
ハウジングB2とでシールドケーブル4を挾持さ
せたとき、前記接触片12の下を凹溝B9及びそ
の傾斜部9aに沿つて挿入された接地用電線5の
芯線5aは傾斜部9aにおいてシールドケーブル
4に向かつて屈曲しているので(第6図参照)、
当該芯線5aはシールドケーブル4のシールド線
部4aに圧接して両者を電気的に接続するととも
に、接地用電線5は通路16の入口近傍に形成さ
れたフツク10及び接触片12によつて押圧され
固定される。
尚、フツク10は組立作業中、接地用電線5が
脱落しないよう防止する作用も有する。
一方、シールドケーブル4は凹溝A6の入口側
に形成された凹部7とハウジングB2に形成され
た台形状突起15によつて押圧固定されるので、
シールドケーブル用アース端末処理が一工程で完
了する。
〈実施例〉 以下本考案の実施例について図面に基づいて説
明する。
図中第1図乃至第9図は、本考案の実施例を示
す図、ハウジング本体はハウジングA1とハウジ
ングB2及びヒンジ部3からなり、ナイロン系の
耐熱合成樹脂により一体成形されている。
ハウジングA1は大略直方体をなし、シールド
ケーブル4の端部を収納する凹溝A6と該凹溝A
6の入口側にシールドケーブル4固定用の凹部7
及び外側面にハウジングB2とのロツク用フープ
8が3個形成されている。
ハウジングB2には接地用電線5の端部を挿入
かつ収納するための後半部がコネクタ中心に向か
つて浅くなる傾斜部9aとなつている凹溝B9
と、該凹溝B9の入口近傍両側に接地用電線5固
定用のフツク10及び外側面に前記係止用フープ
8と係合する3個の鉤11とが形成され、接地用
電線5を保持するための接触片12が前記凹溝B
9を覆うように圧入固定されて該接触片12と凹
溝B9との間に傾斜した通路を形成している。
本実施例の接触片12は、真鍮板からなり、中
央部に該凹溝B9の傾斜部9aと平行に突出する
舌片13と該舌片13の両側に舌片13と交差す
る方向に突出する2本の舌片14,14が形成さ
れており、ハウジングB2の所定位置に圧入後4
箇所の係止突起16によりハウジングB2に保持
されている。
ハウジングA1とハウジングB2の外面には、
従来の接続用コネクタ或いはプラグと同様、手に
よる把持を容易にするための突条17、突起18
などが形成されている。
以下、第6図乃至第9図に基づき接地用電線5
及びシールドケーブル4の接続作業を説明する
と、絶縁部分を除去して芯線5aを露出させた接
地用電線5を前記フツク10の鉤上部の下を経て
前記通路に沿つて挿入し、芯線5aをハウジング
B2の上面に斜めに突出せしめる(第6図)。
次に、ハウジングA1の凹溝A6にシールドケ
ーブル4の露出されたシールド線部4aの部分を
載帯し、第7図に示すようにヒンジ部3を折曲げ
て、係止用フープ8を鉤11に引つ掛けてハウジ
ングA1とハウジングB2とを固定し、シールド
ケーブル4を挾持させる(第8図)。
当該作業においては接地用電線5がフツク10
の鉤状部と接触片12とで保持されるので、ヒン
ジ部3の折曲げ作業中にハウジングB2が下向き
となつても該ハウジングB2から脱落することは
ない。
上記した接続状態では前記接触片12の舌片1
3のハウジングB2側の面は接地用電線5の芯線
5aに接触し、同舌片13のハウジングA1側の
面はシールドケーブル4のシールド部4aに接触
して両者を電気的に接続する(第9図)。
また、シールドケーブル4は、ハウジングB2
に形成された台形状突起によつてハウジングA1
の凹部15に押付けられ、接地用電線5はフツク
10と接触片12によつて押圧されているので、
両者4,5ともハウジングと強固に固定され、両
ハウジングA1,B2を一旦嵌合すると外方に向
かつて引き出されたり、移動したりすることはな
い。
以上本考案の代表的と思われる実施例について
説明したが、本考案は必ずしもこれらの実施例構
造のみに限定されるものではなく、本考案にいう
構成要件を備え、かつ本考案にいう目的を達成
し、以下にいう効果を有する範囲内において適宜
改変して実施することができるものである。
〈考案の効果〉 以上の説明から既に明らかなように本考案にか
かるシールドケーブル用アース端末処理コネクタ
は以下に述べる効果を有する。
(1) ヒンジ部を折曲げ、係止用フープを鉤に引つ
掛けてハウジングAとハウジングBとでシール
ドケーブルを挾持させたとき、ハウジングB側
の接地用電線の芯線はハウジングA側のシール
ドケーブルのシールド線部に接触して両者を電
気的に接続するとともに、接地用電線は通路の
入口近傍に形成された環状突起によつて押圧さ
れ固定される。
一方、シールドケーブルは凹溝Aの中に位置
し、凹部と台形状突起とによつて押圧固定さ
れ、接地用電線とシールドケーブルの絶縁外被
を除去する予備加工をするだけで各線部の撚線
作業や半田付け作業が不要となり、シールドケ
ーブル用アース端末処理が一工程で完了する。
従つて、アース端末処理に要する作業経費は極
端に引き下げることができる。
(2) コネクタ本体は一体成形品であり、組立てに
際しネジ等の補助材料を一切必要としないの
で、材料費が節減できる。
(3) 撚線作業と半田付け作業がないので、当該作
業による絶縁物破壊等の作業不良は発生しな
い。従つて、アース端末処理部の信頼度が増
す。
以上の利点によつて信頼度が高くて品質が優
れ、安価なシールドケーブル用アース端末コネク
タを提供できるという効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例のシールドケーブル用
アース端末コネクタの展開姿勢を示す斜視図、第
2図は同平面図、第3図は同側面図、第4図は第
3図における−線断面図、第5図は第3図に
おける−線断面図、第6図乃至第9図は使用
状態を経時的に説明した図であつて、第6図は接
地用電線接続作業説明図、第7図はシールドケー
ブル接続説明図、第8図は接続作業完了後の外観
斜視図、第9図は同軸方向縦断断面図、第10図
は従来例の接続状態説明図である。 図中1はハウジングA、2はハウジングB、3
はヒンジ部、4はシールドケーブル、4aはシー
ルド線部、5は接地用電線、5aは芯線、6は凹
溝A、7は凹部、8は係止用フープ、9は凹溝
B、9aは傾斜部、10はフツク、11は鉤、1
2は接触片である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シールドケーブル4のアース端末処理における
    シールド線部と接地用電線5の芯線5aを接続す
    るためのコネクタであつて、該コネクタハウジン
    グ本体を2分割するハウジングA1とハウジング
    B2及びこの両者を連結するヒンジ部3とが合成
    樹脂で一体成形されており、前記ハウジングA1
    はシールドケーブル4の端部を収納する凹溝A6
    と該凹溝A6の入口側にシールドケーブル4固定
    用の凹部7及び外側面にハウジングB2とのロツ
    ク用フープ8が形成され、前記ハウジングB2に
    は接地用電線5の端部を収納するための後半部が
    コネクタ中心に向かつて浅くなる傾斜部9aとな
    つている凹溝B9と、該凹溝B9の入口近傍に接
    地用電線5の脱落防止用兼固定用のフツク10
    と、該フツク10と反対側にシールドケーブル4
    固定用の台形状突起15及び外側面に前記係止用
    フープ8と係合する鉤11とが形成され、接地用
    電線5を保持するための接触片12が前記凹溝B
    9の上縁部を横切つて圧入固定されて該接触片1
    2と凹溝B9との間に傾斜した通路を形成し、該
    通路に芯線5aを露出した接地用電線5を挿入す
    るとともに前記凹溝A6にシールドケーブル4の
    シールド露出部を載置してヒンジ部3を折り曲
    げ、係止用フープ8を鉤11に引つ掛けてハウジ
    ングA1とハウジングB2とでシールドケーブル
    4を挾持させると同時にシールドケーブル4のシ
    ールド線部4aと接地用電線5の芯線5aと電気
    的に接続することを特徴とするシールドケーブル
    用アース端末コネクタ。
JP14679987U 1987-09-25 1987-09-25 Expired JPH029505Y2 (ja)

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JP14679987U JPH029505Y2 (ja) 1987-09-25 1987-09-25

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