JPH0294578A - 圧電型回転駆動装置 - Google Patents
圧電型回転駆動装置Info
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- JPH0294578A JPH0294578A JP63246438A JP24643888A JPH0294578A JP H0294578 A JPH0294578 A JP H0294578A JP 63246438 A JP63246438 A JP 63246438A JP 24643888 A JP24643888 A JP 24643888A JP H0294578 A JPH0294578 A JP H0294578A
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- 230000010287 polarization Effects 0.000 claims description 15
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 14
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N lead(0) Chemical compound [Pb] WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
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- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
(産業上の利用分野)
本発明は、先ビームの偏向等に利用されるバイモルフ型
圧電変位素子を用いた回転駆動装置に関する。
圧電変位素子を用いた回転駆動装置に関する。
(従来の技術)
近年、光ディスクや光ピツクアップ等にレーザビームが
広く使用されるようになり、小型で高性能の光ビーム偏
向装置の必要性が増している。
広く使用されるようになり、小型で高性能の光ビーム偏
向装置の必要性が増している。
バイモルフ型圧電変位素子を用いた光ビーム偏向装置は
、構造が簡単で小型化がi■能であり、数多くの提案が
なされている。
、構造が簡単で小型化がi■能であり、数多くの提案が
なされている。
第8図は、その様なバイモルフ型圧電変位素子を用いた
光ビーム偏向器の一例である。バイモルフ型圧電変位素
子81は、2枚の圧電板821゜822を接着して構成
されている。各圧電板82、.822は、それぞれ両面
に設けられた電極83□、833.832.83.+に
より分極処理か施され、電極833.83.、を間にし
て貼り合わされている。図中圧電板内に示した矢印が分
極方向を示す。バイモルフ型圧電変位素子81は一端が
基台84に固定され、他端はミラー87に接続されてい
る。各電極83はリード線85により図示のように電源
86に接続されている。
光ビーム偏向器の一例である。バイモルフ型圧電変位素
子81は、2枚の圧電板821゜822を接着して構成
されている。各圧電板82、.822は、それぞれ両面
に設けられた電極83□、833.832.83.+に
より分極処理か施され、電極833.83.、を間にし
て貼り合わされている。図中圧電板内に示した矢印が分
極方向を示す。バイモルフ型圧電変位素子81は一端が
基台84に固定され、他端はミラー87に接続されてい
る。各電極83はリード線85により図示のように電源
86に接続されている。
この様な構成として、電圧を印加するとバイモルフ型圧
電変位素子81は破線で示すように変形し、ミラー87
はφだけ回転する。これにより、ミラー87に入射する
光ビーム88は、反射方向が20だけ偏向されることに
なる。
電変位素子81は破線で示すように変形し、ミラー87
はφだけ回転する。これにより、ミラー87に入射する
光ビーム88は、反射方向が20だけ偏向されることに
なる。
この構造は簡単であり、小型化も可能である。
しかしながら、バイモルフ型圧電☆位索Tは一端のみを
固定した片持ち梁構造であるために、機械的に弱く、ミ
ラーの遠心力によって破損し易い。
固定した片持ち梁構造であるために、機械的に弱く、ミ
ラーの遠心力によって破損し易い。
従って高速駆動も困難である、という問題かある。
第9図は、別のミラー偏向器である。金属板をエツチン
グ加工した枠体94の2辺の互いに異なる而に圧電板9
1.、.91゜を貼り、ユニモルフ構造としている。圧
電板91+、912の分極方向は第9図(b)に矢印で
示した通りである。
グ加工した枠体94の2辺の互いに異なる而に圧電板9
1.、.91゜を貼り、ユニモルフ構造としている。圧
電板91+、912の分極方向は第9図(b)に矢印で
示した通りである。
谷変位素子の電極93は図示のようにリード線95を介
して電源96に接続されている。枠体94内に配置され
るミラー97は、ヒンジ981゜98、を介して各々変
位素子911,912の中央部に接続されている。
して電源96に接続されている。枠体94内に配置され
るミラー97は、ヒンジ981゜98、を介して各々変
位素子911,912の中央部に接続されている。
この様な構成として、ユニモルフ91191□に゛重圧
を印加すると、′:jSO図(c)に示すように互いに
逆方向に変位し、結果としてミラー97は回転する。
を印加すると、′:jSO図(c)に示すように互いに
逆方向に変位し、結果としてミラー97は回転する。
第10図は、第9図の(1も成を拡張して、ユニモルフ
対91.+、912の他にユニモルフ対913゜914
を設けて、ミラー97を2軸回りに回転+11能とした
ものである。
対91.+、912の他にユニモルフ対913゜914
を設けて、ミラー97を2軸回りに回転+11能とした
ものである。
ところがこれら第9図および第10図の構成では、ミラ
ーを接続するヒンジの曲げ剛性を小さくすると機械的安
定性に欠け、また共振周波数が低くなるため高速駆動が
困難になる。ヒンジの曲げ剛性を大きくすると、ユニモ
ルフの発生力が小さいためミラーの回転角が小さくなり
、またユニモルフの変形が拘束されて内部応力が生に機
械的信頼性1性が低下する、という問題がある。
ーを接続するヒンジの曲げ剛性を小さくすると機械的安
定性に欠け、また共振周波数が低くなるため高速駆動が
困難になる。ヒンジの曲げ剛性を大きくすると、ユニモ
ルフの発生力が小さいためミラーの回転角が小さくなり
、またユニモルフの変形が拘束されて内部応力が生に機
械的信頼性1性が低下する、という問題がある。
(発明が解決しようとする課題)
以1:のように従来の圧電変位素子を用いた光−同盟は
、バイモルフ圧電変位素子を用いたものでは片tjjち
梁であるため機械的に弱い。またユニモルフ構成を利用
したものではヒンジを用いてミラーを固定するため、1
atffl的安定性に欠け、高速駆動も困難であり、ヒ
ンジの剛性を上げるとミラーの回転角が小さくなってユ
ニモルフ内に生じる応力のため機械的信頼性が低下する
、という問題かあった。
、バイモルフ圧電変位素子を用いたものでは片tjjち
梁であるため機械的に弱い。またユニモルフ構成を利用
したものではヒンジを用いてミラーを固定するため、1
atffl的安定性に欠け、高速駆動も困難であり、ヒ
ンジの剛性を上げるとミラーの回転角が小さくなってユ
ニモルフ内に生じる応力のため機械的信頼性が低下する
、という問題かあった。
本発明はこの様な問題を解決し、機械的に強固で高速駆
動が可能であり、信頼性も高い圧電変位素子を用いた回
転駆動装置を提供することを目的とする。
動が可能であり、信頼性も高い圧電変位素子を用いた回
転駆動装置を提供することを目的とする。
[発明の構成]
(課題を解決するための手段)
本発明にかかる回転駆動装置は、少なくとも2枚の第1
.第2のバイモルフ型圧電変位素子を用い、これらを−
直線」二に配置して一端を彼駆動体に接続し、他端を固
定して構成される。ここで第1.第2のバイモルフ型圧
電変位素子はそれぞれ、分極方向が固定端側と被駆動体
側との間で所定比率で分割された分割電極により互いに
逆向きに設定され、−力筒1.第2のバイモルフ型圧電
変位素子間−Cは、分極方向は17.いに回転対称とな
るように設定される。各バイモルフ型圧電変位素子の分
割電極は、好ましくは全電極長に対する固定端側電極長
の比率が0.3〜0゜5の範囲に設定される。
.第2のバイモルフ型圧電変位素子を用い、これらを−
直線」二に配置して一端を彼駆動体に接続し、他端を固
定して構成される。ここで第1.第2のバイモルフ型圧
電変位素子はそれぞれ、分極方向が固定端側と被駆動体
側との間で所定比率で分割された分割電極により互いに
逆向きに設定され、−力筒1.第2のバイモルフ型圧電
変位素子間−Cは、分極方向は17.いに回転対称とな
るように設定される。各バイモルフ型圧電変位素子の分
割電極は、好ましくは全電極長に対する固定端側電極長
の比率が0.3〜0゜5の範囲に設定される。
(作用)
本発明の構成では、第1.第2のバイモルフ型圧電変位
素子に電圧を印加した時、それらの自由端即ち被駆動体
に接続された端部が互いに逆方向に変位する。またこの
とき、各変位素子の分極方向が固定端側と被駆動体側と
では所定の分割比率で逆になっているために、自由端は
回転する。
素子に電圧を印加した時、それらの自由端即ち被駆動体
に接続された端部が互いに逆方向に変位する。またこの
とき、各変位素子の分極方向が固定端側と被駆動体側と
では所定の分割比率で逆になっているために、自由端は
回転する。
従ってこのバイそルフ型圧電変位素子の自由端の変位−
回転角の特性を、被駆動体が回転した時のそれとほぼ等
しくなるように設定しておけば、被駆動体に無用な応力
がかからない状態で被駆動体を回転駆動することができ
る。前述のように各素子の分割電極を、全電極長に対し
て固定端側電極長を0.3〜0,5の範囲に設定した時
、はぼこの様な条件を満たす。
回転角の特性を、被駆動体が回転した時のそれとほぼ等
しくなるように設定しておけば、被駆動体に無用な応力
がかからない状態で被駆動体を回転駆動することができ
る。前述のように各素子の分割電極を、全電極長に対し
て固定端側電極長を0.3〜0,5の範囲に設定した時
、はぼこの様な条件を満たす。
そして本発明によれば、被駆動体が両側からバイモルフ
型圧電変位素子により固定されているため、機械的に強
固であり、また高剛性であるため共振周波数が高く高速
駆動がiiJ能である。また、バイモルフ型圧電変位素
子の自由端の変位−回転各特性を被駆動体の端部の変位
−回転角特性と等しくすれば、バイモルフ型圧電変位素
子の変形が拘束されることはなく、内部で応力が発生せ
ず機械的信頼性が向」ニする。
型圧電変位素子により固定されているため、機械的に強
固であり、また高剛性であるため共振周波数が高く高速
駆動がiiJ能である。また、バイモルフ型圧電変位素
子の自由端の変位−回転各特性を被駆動体の端部の変位
−回転角特性と等しくすれば、バイモルフ型圧電変位素
子の変形が拘束されることはなく、内部で応力が発生せ
ず機械的信頼性が向」ニする。
二対のバイモルフ型圧電変位素子を用いれば、上述のよ
うな特性を損わずに、二軸回りの回転駆動を行う装置も
得られる。
うな特性を損わずに、二軸回りの回転駆動を行う装置も
得られる。
(実施例)
以下、本発明の詳細な説明する。
第1図(a)(b)は、本発明を光偏向器に適用した一
実施例を示す平面図と断面図である。
実施例を示す平面図と断面図である。
分割電極構造の第1.第2のバイモルフ型圧電変位索子
11+、112が、−直線上に配置され、それぞれ一端
は被駆動体であるミラー17に接続され、他端は基台1
4.に固定されている。第1のバイモルフ型圧電変位素
子11.は、2枚の圧電f1m12t+、1212を貼
り合わせて構成されている。各圧電板12+ 1.12
+ 2にはそれぞれ一方の面に分割電極1311.13
12および13.3.13.、、が設けられ、貼り合わ
せる側の他h゛の而に共通電極133,13.1が設け
られている。このような分割電極構造を利用して、図中
矢印で示すように固定端側とミラー側とで逆方向に分極
処理が施されている。第2のバイモルフ型圧電変位素子
112も同様であり、分割電極1321.1322,1
323.1324と共通電極1:う3,134を持つ2
枚の圧電板12..。
11+、112が、−直線上に配置され、それぞれ一端
は被駆動体であるミラー17に接続され、他端は基台1
4.に固定されている。第1のバイモルフ型圧電変位素
子11.は、2枚の圧電f1m12t+、1212を貼
り合わせて構成されている。各圧電板12+ 1.12
+ 2にはそれぞれ一方の面に分割電極1311.13
12および13.3.13.、、が設けられ、貼り合わ
せる側の他h゛の而に共通電極133,13.1が設け
られている。このような分割電極構造を利用して、図中
矢印で示すように固定端側とミラー側とで逆方向に分極
処理が施されている。第2のバイモルフ型圧電変位素子
112も同様であり、分割電極1321.1322,1
323.1324と共通電極1:う3,134を持つ2
枚の圧電板12..。
1222を貼り合わせて構成されている。第2のバイモ
ルフ型圧電変位素子112の分極方向も、固定端側とミ
ラー側とで逆に設定されているが、第1.第2のバイモ
ルフ型圧電変位素子−1,1+112間で見るとその分
極方向は回転対称となっている。各素子の分割電極の分
割比率は、固定端側の電極長が全電極長の0.3〜O1
5となるように設定されている。そして各素子の電極は
、図示のようにリード線16により電源15に接続され
ている。
ルフ型圧電変位素子112の分極方向も、固定端側とミ
ラー側とで逆に設定されているが、第1.第2のバイモ
ルフ型圧電変位素子−1,1+112間で見るとその分
極方向は回転対称となっている。各素子の分割電極の分
割比率は、固定端側の電極長が全電極長の0.3〜O1
5となるように設定されている。そして各素子の電極は
、図示のようにリード線16により電源15に接続され
ている。
なお図では、圧電板1211と1221を一体とし、同
様に圧電板1212と1222を一体としているが、こ
れらは別々のものとしてその端部をミラー17に固定し
てもよい。
様に圧電板1212と1222を一体としているが、こ
れらは別々のものとしてその端部をミラー17に固定し
てもよい。
この様な構成として、電源15により各バイモルフ型圧
電変位素子11.,11□に電圧を印加すると、第1図
(b)の断面で見て、第1のバイモルフ型圧電変位素子
111の自由端は上方に変位し、第2のバイモルフ型圧
電変位素子11.の自由端は上方に変位する。また各素
子内での分極方向を図示のように固定端側と自由端側で
異ならせているため、自由端はその変位と同時に回転を
示す。その回転角は、第1のバイモルフ型圧電変位素子
11.では右回りであり、第2のバイモルフ型圧電変位
素子−112では左回りである。この結果全体として、
第1図(b)に破線で示したような波型の変形を示し、
ミラー17はこの変形に従って回転する。
電変位素子11.,11□に電圧を印加すると、第1図
(b)の断面で見て、第1のバイモルフ型圧電変位素子
111の自由端は上方に変位し、第2のバイモルフ型圧
電変位素子11.の自由端は上方に変位する。また各素
子内での分極方向を図示のように固定端側と自由端側で
異ならせているため、自由端はその変位と同時に回転を
示す。その回転角は、第1のバイモルフ型圧電変位素子
11.では右回りであり、第2のバイモルフ型圧電変位
素子−112では左回りである。この結果全体として、
第1図(b)に破線で示したような波型の変形を示し、
ミラー17はこの変形に従って回転する。
二つの変位索子11..112が均一に分極されたもの
であるとすると、それぞ゛れの自由端の変位でミラー1
7を回転させるためには、その接続部に剛性の小さいヒ
ンジを介在させることが必要になる。そうしないと、変
位素子11..112内に大きい内部応力かかかるため
である。そしてヒンジを設けると従来技術で説明したよ
うに高速駆動ができなくなる。この実施例では、変位素
子111.11.が直接ミラー17に接続された状態で
も、その自由端に変位と回転が生じるために、素子の変
形が拘束されることなく、ミラー17に回転を与えるこ
とができる。
であるとすると、それぞ゛れの自由端の変位でミラー1
7を回転させるためには、その接続部に剛性の小さいヒ
ンジを介在させることが必要になる。そうしないと、変
位素子11..112内に大きい内部応力かかかるため
である。そしてヒンジを設けると従来技術で説明したよ
うに高速駆動ができなくなる。この実施例では、変位素
子111.11.が直接ミラー17に接続された状態で
も、その自由端に変位と回転が生じるために、素子の変
形が拘束されることなく、ミラー17に回転を与えるこ
とができる。
各バイモルフ型圧電変位素子11+、112の分割電極
の分割比を選ぶことにより、好ましい結果か得られるこ
とを次に具体的に説明する。
の分割比を選ぶことにより、好ましい結果か得られるこ
とを次に具体的に説明する。
第2図は、第1図の実施例の一方のバイモルフ型素子1
1.側のみを取出して、その自由端の変位と回転の様子
を示したものである。ここで素子の長さ(全電極長)が
lであり、固体端側の電極長をrl!、自由端側の電極
長を(1−r>l!とじている。この素子に電圧を印加
すると、電極長比率rをある範囲に選んだ時に、図に破
線で示すように変形する。図では自由端の変位をW、傾
斜角をθで示している。
1.側のみを取出して、その自由端の変位と回転の様子
を示したものである。ここで素子の長さ(全電極長)が
lであり、固体端側の電極長をrl!、自由端側の電極
長を(1−r>l!とじている。この素子に電圧を印加
すると、電極長比率rをある範囲に選んだ時に、図に破
線で示すように変形する。図では自由端の変位をW、傾
斜角をθで示している。
第3図は、その様子を示す。即ち第3図は、。
電極長の比率「を種々変えた場合の、バイモルフの変形
の様子を示したもので、この図から、およそ0.3≦「
≦0,5の範囲で、自由端の変位Wか正、傾斜角θが正
となる(座標の取り方は、第2図に示しである。) そ
して、被駆動体であるミラー17の長さをLとしたとき
、L−sinθ−2wを満たずことにより(θが微小で
あれば、L・θ−2Wを満たずことにより)、第1図の
実施例によって各部に無理な応力が発生しない状態でミ
ラーをθだ+9回転できることになる。
の様子を示したもので、この図から、およそ0.3≦「
≦0,5の範囲で、自由端の変位Wか正、傾斜角θが正
となる(座標の取り方は、第2図に示しである。) そ
して、被駆動体であるミラー17の長さをLとしたとき
、L−sinθ−2wを満たずことにより(θが微小で
あれば、L・θ−2Wを満たずことにより)、第1図の
実施例によって各部に無理な応力が発生しない状態でミ
ラーをθだ+9回転できることになる。
第4図および第5図はそれぞれ、ある一定のミラー長し
に対してこれを駆動するバイモルフ型圧1゛1j変位素
子の分割電極比「を変えた時のミラーの同転μm0′と
、変形が拘束されたことによりバイモルフ内部に発生す
る応力σを示したものである。
に対してこれを駆動するバイモルフ型圧1゛1j変位素
子の分割電極比「を変えた時のミラーの同転μm0′と
、変形が拘束されたことによりバイモルフ内部に発生す
る応力σを示したものである。
これらのデータから、比率rがおよび0.4の点て回転
角θ′が最大値を示し、またこの点で内部応力σは十分
小さくなる。
角θ′が最大値を示し、またこの点で内部応力σは十分
小さくなる。
以」−のようにこの実施例によれば、ミラーがバイモル
フ型圧電変位素子に直接接続されているため、機械的に
強固であり、高剛性であるため共振周波数が高く高速駆
動が可能である。また分割電極の比率を選ぶことによっ
て変位素子の変形は拘束されたくなり、内部応力の発生
のない信頼性の商い光偏向器が得られる。
フ型圧電変位素子に直接接続されているため、機械的に
強固であり、高剛性であるため共振周波数が高く高速駆
動が可能である。また分割電極の比率を選ぶことによっ
て変位素子の変形は拘束されたくなり、内部応力の発生
のない信頼性の商い光偏向器が得られる。
第6図は、本発明の別の実施例の光偏向器を示す斜ン見
図である。この実施例では、2対のバイモルフ型圧電変
位素子を用いて、ミラー17を二輪間りに回転駆動でき
るようにしている。即ち、方の対をなす第1.第2のバ
イモルフ型圧電変位素子111,1.12は先の実施例
と同様の分割電極比率と分極分布をもってミラー17に
接続されている。もう一方の対をなす第3.第4のバイ
モルフ型圧電変位素子113,11.、は、第1.第2
のバイモルフ型圧電変位素子11..1.12とは直交
する一直線」−に配置されている点を除き、第1.第2
のバイモルフ型圧電変位素子11゜11□と同様の分割
電極比率および分極分布の関係をaする。
図である。この実施例では、2対のバイモルフ型圧電変
位素子を用いて、ミラー17を二輪間りに回転駆動でき
るようにしている。即ち、方の対をなす第1.第2のバ
イモルフ型圧電変位素子111,1.12は先の実施例
と同様の分割電極比率と分極分布をもってミラー17に
接続されている。もう一方の対をなす第3.第4のバイ
モルフ型圧電変位素子113,11.、は、第1.第2
のバイモルフ型圧電変位素子11..1.12とは直交
する一直線」−に配置されている点を除き、第1.第2
のバイモルフ型圧電変位素子11゜11□と同様の分割
電極比率および分極分布の関係をaする。
この実施例によれば、図に示したx−y座標系テ、第1
.第2のバイモルフ型圧電変位素子11+:112に電
圧を印加することによりy軸回りの回転θyができ、第
3.第4のバイモルフ型圧電変位素子113.114に
電圧を印加することによりX軸回りの回転θXができる
。
.第2のバイモルフ型圧電変位素子11+:112に電
圧を印加することによりy軸回りの回転θyができ、第
3.第4のバイモルフ型圧電変位素子113.114に
電圧を印加することによりX軸回りの回転θXができる
。
第7図は、史に他の実施例の光偏向器を示す斜視図であ
る。この実施例は、バイモルフ型圧電変位素子を4個用
いているが、基本的に第1図の実施例と同じ一軸回りの
回転駆動を行うものである。
る。この実施例は、バイモルフ型圧電変位素子を4個用
いているが、基本的に第1図の実施例と同じ一軸回りの
回転駆動を行うものである。
即ち、第1.第2のバイモルフ型圧電変位素子111,
112と支持台18の関係は、第1図の実施例と同じで
ある。これに対して史に第3.第4のバイモルフ型圧電
変位素子113.134を、支Iji台18に対して第
1.第2のバイモルフ型圧電変位索子11..112と
同じ軸間りの回転駆動力を与える関係で配置される。こ
れらの変位索子11.〜111に同時に電圧を印加した
時の、呂自山端の変位の方向を第7図では支持台18−
1−に矢印で示しである。これにより、支持台18上に
図示のようにミラー17を固定しておけば、このミラー
17を一軸回りに回転駆動することができる。
112と支持台18の関係は、第1図の実施例と同じで
ある。これに対して史に第3.第4のバイモルフ型圧電
変位素子113.134を、支Iji台18に対して第
1.第2のバイモルフ型圧電変位索子11..112と
同じ軸間りの回転駆動力を与える関係で配置される。こ
れらの変位索子11.〜111に同時に電圧を印加した
時の、呂自山端の変位の方向を第7図では支持台18−
1−に矢印で示しである。これにより、支持台18上に
図示のようにミラー17を固定しておけば、このミラー
17を一軸回りに回転駆動することができる。
この実施例によれば、4個のバイモルフ型圧電変位素子
で同時にミラーを駆動するので、大きい回転力がiUら
れる。
で同時にミラーを駆動するので、大きい回転力がiUら
れる。
本発明は上記実施例に限られるものではない。
例えば実施例では、被駆動体としてミラーを用いた光偏
向器を説明したが、用途は光偏向に限られず、各種の微
小角回転駆動に利用することができる。また第7図の構
成は、第7図から容易に類推されるように更に拡張して
、バイモルフ型圧電変位素子の対を同様の関係で被駆動
体を中心にして多数配置することが可能である。その他
本発明はその趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施
することができる。
向器を説明したが、用途は光偏向に限られず、各種の微
小角回転駆動に利用することができる。また第7図の構
成は、第7図から容易に類推されるように更に拡張して
、バイモルフ型圧電変位素子の対を同様の関係で被駆動
体を中心にして多数配置することが可能である。その他
本発明はその趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施
することができる。
[発明の効果]
以1−述べたように本発明による回転駆動装置は、被駆
動体かヒンジを介さず直接バイモルフ型圧電変位素子に
固定されるため機械的に強固であり、高剛性であるため
共振周波数か高く高速駆動が可能である。また、バイモ
ルフ型圧重度(:1−素r・の変形が殆ど拘束されたい
ようへ条件設定がi+J能であり、その様な条件に設定
することで、内部応力の発生が少なく、機械的な信頼性
が高いものとなる。
動体かヒンジを介さず直接バイモルフ型圧電変位素子に
固定されるため機械的に強固であり、高剛性であるため
共振周波数か高く高速駆動が可能である。また、バイモ
ルフ型圧重度(:1−素r・の変形が殆ど拘束されたい
ようへ条件設定がi+J能であり、その様な条件に設定
することで、内部応力の発生が少なく、機械的な信頼性
が高いものとなる。
第1図(a)(b)は、本発明を光−向器に適用した実
施例の平面図と断面図、第2図は、その一つのバイモル
フ型圧重度位素r・の変形のL’D j−を説明するた
めの図、第3図は、分割電極の分割比率と変位素子の変
形の関係を示す図、第4図および第5図は、分割電極の
分割比率を変えた時のミラーの回転角および素子内に生
じる応力を示す図、第6図は、他の実施例の光偏向器を
示す図、第7図は四に他の実施例の光偏向器を示す図、
第8図は従来の光−向器の一例を示す図、第9図(a)
〜(e)および第10図は従来の他の光偏向器の(1が
成例を示す図である。 ]】1・・・バイモルフ型圧電変位素子、112・・・
第2のバイモルフ型圧電変位素子、113・・・第3の
バイモルフ型圧電変位素子、111・・・第4のバイモ
ルフ型圧電変位素子、12+ 1+ 1212゜12
21.1222・・・圧電板、131 (131〜1
31.1)、132 (1321〜132.1)・・
・分割電極、133.134・・・共通電極、14・・
・基台、15・・・電源、16・・・リード線、17・
・・ミラー(被駆動体)、18・・・支F!i台。 第3図 出願人代理人 弁理士 鈴江武は 第 図 第 図 第 図
施例の平面図と断面図、第2図は、その一つのバイモル
フ型圧重度位素r・の変形のL’D j−を説明するた
めの図、第3図は、分割電極の分割比率と変位素子の変
形の関係を示す図、第4図および第5図は、分割電極の
分割比率を変えた時のミラーの回転角および素子内に生
じる応力を示す図、第6図は、他の実施例の光偏向器を
示す図、第7図は四に他の実施例の光偏向器を示す図、
第8図は従来の光−向器の一例を示す図、第9図(a)
〜(e)および第10図は従来の他の光偏向器の(1が
成例を示す図である。 ]】1・・・バイモルフ型圧電変位素子、112・・・
第2のバイモルフ型圧電変位素子、113・・・第3の
バイモルフ型圧電変位素子、111・・・第4のバイモ
ルフ型圧電変位素子、12+ 1+ 1212゜12
21.1222・・・圧電板、131 (131〜1
31.1)、132 (1321〜132.1)・・
・分割電極、133.134・・・共通電極、14・・
・基台、15・・・電源、16・・・リード線、17・
・・ミラー(被駆動体)、18・・・支F!i台。 第3図 出願人代理人 弁理士 鈴江武は 第 図 第 図 第 図
Claims (3)
- (1) 少なくとも2枚の第1,第2のバイモルフ型圧
電変位素子が、それぞれ一端を被駆動体に接続し、他端
を固定して一直線上に配置され、第1,第2のバイモル
フ型圧電変位素子の分極方向は、それぞれ固定端側と被
駆動体側との間では所定の比率で分割された分割電極に
より互いに逆向きになるように、且つ第1、第2のバイ
モルフ型圧電変位素子間では回転対称となるように設定
されて、電圧印加により第1,第2のバイモルフ型圧電
変位素子の被駆動体側端部が互いに逆方向に変位して被
駆動体を回転駆動するようにしたことを特徴とする圧電
型回転駆動装置。 - (2) 第1,第2のバイモルフ型圧電変位素子が、そ
れぞれ一端を被駆動体に接続し他端を固定して一直線上
に配置され、第3,第4のバイモルフ型圧電変位素子が
それぞれ一端を被駆動体に接続し他端を固定して第1,
第2のバイモルフ型圧電変位素子の並びと直交させて一
直線上に配置され、これら第1〜第4のバイモルフ型圧
電変位素子の分極方向は、それぞれ固定端側と被駆動体
側との間では所定の比率で分割された分割電極により互
いに逆向きになるように、且つ第1,第2のバイモルフ
型圧電変位素子間および第3,第4のバイモルフ型圧電
変位素子間では回転対称となるように設定されて、第1
,第2のバイモルフ型圧電変位素子により被駆動体を第
1の軸回りに回転駆動し、第3,第4のバイモルフ型圧
電変位素子により被駆動体を第1の軸と直交する第2の
軸回りに回転駆動するようにしたことを特徴とする圧電
型回転駆動装置。 - (3) 各バイモルフ型圧電変位素子の分割電極は、全
電極長に対する固定端側電極長の比率が0.3〜0.5
の範囲に設定されている請求項1または2記載の圧電型
回転駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63246438A JPH0294578A (ja) | 1988-09-30 | 1988-09-30 | 圧電型回転駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63246438A JPH0294578A (ja) | 1988-09-30 | 1988-09-30 | 圧電型回転駆動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0294578A true JPH0294578A (ja) | 1990-04-05 |
Family
ID=17148468
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63246438A Pending JPH0294578A (ja) | 1988-09-30 | 1988-09-30 | 圧電型回転駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0294578A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003062899A1 (fr) * | 2002-01-21 | 2003-07-31 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Commutateur optique et son procede de production, dispositif de transmission d'informations faisant appel a ce dernier |
US6874897B2 (en) * | 2000-01-27 | 2005-04-05 | Aoptix Technologies, Inc. | Deformable curvature mirror with unipolar-wiring |
JP2013020110A (ja) * | 2011-07-12 | 2013-01-31 | Thales Seso | バイモルフ光学素子 |
WO2017141529A1 (ja) * | 2016-02-17 | 2017-08-24 | 三菱電機株式会社 | ミラー駆動装置、ミラー駆動装置の制御方法およびミラー駆動装置の製造方法 |
-
1988
- 1988-09-30 JP JP63246438A patent/JPH0294578A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6874897B2 (en) * | 2000-01-27 | 2005-04-05 | Aoptix Technologies, Inc. | Deformable curvature mirror with unipolar-wiring |
WO2003062899A1 (fr) * | 2002-01-21 | 2003-07-31 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Commutateur optique et son procede de production, dispositif de transmission d'informations faisant appel a ce dernier |
JP2013020110A (ja) * | 2011-07-12 | 2013-01-31 | Thales Seso | バイモルフ光学素子 |
WO2017141529A1 (ja) * | 2016-02-17 | 2017-08-24 | 三菱電機株式会社 | ミラー駆動装置、ミラー駆動装置の制御方法およびミラー駆動装置の製造方法 |
JPWO2017141529A1 (ja) * | 2016-02-17 | 2018-02-22 | 三菱電機株式会社 | ミラー駆動装置およびその製造方法 |
US10852529B2 (en) | 2016-02-17 | 2020-12-01 | Mitsubishi Electric Corporation | Mirror driving apparatus and method for manufacturing thereof |
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