JP4036643B2 - 光偏向器及び光偏向器アレイ - Google Patents

光偏向器及び光偏向器アレイ Download PDF

Info

Publication number
JP4036643B2
JP4036643B2 JP2001390217A JP2001390217A JP4036643B2 JP 4036643 B2 JP4036643 B2 JP 4036643B2 JP 2001390217 A JP2001390217 A JP 2001390217A JP 2001390217 A JP2001390217 A JP 2001390217A JP 4036643 B2 JP4036643 B2 JP 4036643B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
movable plate
optical deflector
optical
substrate
contact
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001390217A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003195204A (ja
Inventor
賢治 村上
博志 宮島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Corp filed Critical Olympus Corp
Priority to JP2001390217A priority Critical patent/JP4036643B2/ja
Priority to US10/317,548 priority patent/US6747786B2/en
Publication of JP2003195204A publication Critical patent/JP2003195204A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4036643B2 publication Critical patent/JP4036643B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B26/00Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements
    • G02B26/08Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the direction of light
    • G02B26/0816Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the direction of light by means of one or more reflecting elements
    • G02B26/0833Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the direction of light by means of one or more reflecting elements the reflecting element being a micromechanical device, e.g. a MEMS mirror, DMD
    • G02B26/0841Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the direction of light by means of one or more reflecting elements the reflecting element being a micromechanical device, e.g. a MEMS mirror, DMD the reflecting element being moved or deformed by electrostatic means

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Mechanical Light Control Or Optical Switches (AREA)
  • Laser Beam Printer (AREA)
  • Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
  • Micromachines (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、マイクロマシン技術を用いた光を偏向する光偏向器及び光偏向器アレイに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、マイクロマシン技術を用いた光偏向器が注目されている。この技術は、例えば特開昭60−5751号公報に開示されている。これは、図6(a)に示されるように、シリコンで作られた回転子部2と、該回転子部2の回転軸上に設けられたねじりバー3、4とを有し、回転子部2はねじれバー3、4を介して半導体プレート部1に接続されている。これら回転子部2とねじれバー3、4そして半導体プレート部1は、同一のシリコン基板から一体に作製されており、半導体プレート部1が支持体として機能する。
【0003】
一方、回転子部2等を形成する基板の下部には、駆動用電極が形成された基板(以下、電極基板と記す)5が形成されている。電極基板5に於いては、回転子部2とねじれバー3、4周りに環状の凹部6が形成されており、回転子部2の回転軸上に位置する環状凹部に島状部7が設けられている。
【0004】
また、該島状部6を軸対称に、2つの駆動用の導電性素子(以下、駆動電極と記す)8、9が形成されており、駆動電極8、9は環状凹部を超えて電極基板5の端部まで形成されている。電極基板5と半導体プレート部1は接合され、光偏向装置としての構成をなしている。
【0005】
このように構成された光偏向装置は、2つの駆動電極8、9に印加された電圧による静電引力によって駆動する。したがって、両電極に印加された電圧差によって、回転子部2の偏向角度は決定される。また、回転子部2は、静電引力によって島状部7に接触し、島状部7との接触面を回転の基点として偏向する。
【0006】
また、上述した公報には、光偏向装置を用いた応用についても開示がなされている。図6(b)に示されるように、同一基板上の2つの回転子部12、12′を回転軸に直行する方向に並列に形成した半導体プレート部11を有する光偏向器と、第1の回転子部12で反射した光源13からの光14を、第2の回転子部12′に偏向するための固定ミラー15を有する電極基板5′とから成る光偏向装置が示されている。
【0007】
すなわち、この構成は、並列に形成された2つの回転子部12、12′を利用することで、矢印16で示されるように偏向角を増大させることができる。
【0008】
また、上述した公報には、2つの回転子部をその回転軸が直交するように配置した場合についても述べている。この場合は、固定ミラーを介することにより、光を2次元に偏向することができる利点を持っている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した光偏向器では、半導体プレート部と接続するためのねじれバー部が回転軸上にあるために、回転軸方向に隙間なく回転子を並べることができない。したがって、回転子を回転軸方向に密に並べた構成とする場合には、上述した光偏向器は不向きである。
【0010】
例えば、特開2001−116696号公報に示されるような走査型光学装置に於ける微小光偏向素子として用いる場合には、回転軸に平行な方向に回転子部を隙間無く並べることが必要になる。これは、微小光偏向素子が分光された光を任意の波長幅で複数の光検出装置に導入することを目的としているためであり、隣合う回転子部との間隔が広いと分光特性に悪影響を及ぼすからである。そして、上述した従来の光偏向器では、回転軸方向に隙間無く回転子部を並べることはできないため、分光特性が悪化してしまうという課題を有している。
【0011】
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、回転軸方向に密に並べて配置することの可能な光偏向器を提供することを目的とする。
【0012】
また、本発明の他の目的は、回転軸方向に密に並べて配置可能な光偏向器を用いた光偏向器アレイを提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
すなわち、請求項1に記載の発明は、支持部材と、反射面を有する可動板と、一端が上記支持部材に支持され、他端に上記可動板が取付けられる少なくとも1つの弾性体と、上記一端と他端を結ぶ第1の方向と直交する第2の方向を揺動軸として、上記可動板を上記支持部材に対して揺動させる駆動手段と、を具備し、上記支持部材は、上記可動板の上記反射面と反対側の面と対向する対向基板を有し、該対向基板には上記可動板が揺動される際の最大偏向角を規定すべく該可動板の最大偏向角に於いて上記可動板と接触する接触部が設けられており、上記可動板は、上記駆動部材により駆動力が印加されて上記接触部と接触する第1及び第2の偏向位置とに揺動可能に駆動されることを特徴とする。
【0014】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の光偏向器に於いて、上記接触部が、上記可動板の揺動軸近傍に設けられた第1の接触部と、上記第1の接触部の両脇に設けられた第2、第3の接触部から成ることを特徴とする。
【0015】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の光偏向器に於いて、上記第1、第2、第3の接触部が、凸面の端部から成ることを特徴とする。
【0016】
また、請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3に記載の光偏向器に於いて、上記弾性体が、上記可動板の両端から上記支持部材に支持された2本の平行バネと、上記2本の平行バネ内部に設けられて連結された2つの屈曲部と、上記屈曲部と上記支持部材の間に設けられた上記2本の平行バネを連結する連結板と、から成ることを特徴とする。
【0017】
請求項5に記載の発明は、請求項2若しくは3に記載の光偏向器に於いて、上記可動板が少なくとも一面に導電面を有し、上記第1乃至第3の接触部は絶縁物から成り、上記対向基板上に設けられて、上記第1の接触部を境に上記対向基板と絶縁された2つの電極を有することを特徴とする。
【0018】
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5に記載の光偏向器を、上記揺動軸に平行な上記第2の方向に複数並べたアレイであることを特徴とする。
【0019】
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の光偏向器アレイに於いて、上記可動板の上記導電面が全て電気的に導通していることを特徴とする。
【0020】
請求項1に記載の発明によれば、可動板を支持する弾性体が揺動軸と直交する方向に形成されているため、揺動軸方向に自由に利用可能な空間を作ることができる。したがって、揺動軸方向に本光偏向器を密に並べることが可能となる。また、可動板に対向する対向基板面に形成された接触面に可動板を接触させることによって、可動板の最大偏向角を一意に決めることができる。
【0021】
請求項2に記載の発明によれば、対向基板に形成される接触部を揺動軸近傍とその両脇に設けることにより、可動板が揺動軸を中心に2方向に偏向する際のそれぞれの最大偏向角を規定することができる。このとき、揺動軸近傍に第1の接触部を形成することで、可動板の偏向軸を略揺動軸上に合わせることができる。
【0022】
請求項3に記載の発明によれば、対向基板に形成される接触部を凸面の端部を利用することにより、接触部を基本的に線接触にすることができる。接触することにより最大偏向角を所望の仕様に合わせやすくなるという利点を有する。
【0023】
請求項4に記載の発明によれば、2つの弾性体によって可動板が支持されている場合、可動板が偏向する際に弾性体は長手方向の側にも延びが生じる。この延びを平板で吸収しようとすると、偏向に必要な駆動力が非常に大きくなってしまう。この延びを吸収するため、2本の平行バネと屈曲バネの構成が効果がある。また、上述した構成は、可動板を容易に揺動方向に振動しやすくなる。そのため、連結板はこの方向の振動のしやすさを抑え、且つ偏向方向の振動を行いやすくする目的で設けられている。
【0024】
請求項5に記載の発明によれば、対向基板に電極を形成することで、駆動力として静電引力を利用することができる。
【0025】
更に、請求項6に記載の発明によれば、可動板の揺動軸方向に自由な空間があるため、これを利用して光偏向器を並べることにより、隙間無く密に複数の光偏向器を並べた光偏向器アレイを作ることができる。
【0026】
そして、請求項7に記載の発明によれば、静電引力を用いる場合、対向基板に設けられた電極を駆動電極とし可動板に設けられた導電面をグラウンド面として用いる。これはアレイ化された場合も同様であり、それぞれのグラウンド面は共通化されている方が制御の面でも有利である。また、共通化することにより引出電極を1つにすることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
【0028】
初めに、図1乃至図3を参照して、本発明の第1の実施の形態について説明する。
【0029】
図1は、本発明の第1の実施の形態に於ける光偏向器アレイの概略構成を示した図である。尚、図1の構成は、第1の光偏向器から第3の光偏向器までが示されており、第3の光偏向器のみが偏向しているものとする。
【0030】
図1に於いて、後述する可動板251 、252 、253 と、弾性体261 、262 、263 及び弾性体271 、272 、273 が、第1の方向を長手方向として配置される。そして、これら可動板251 、252 、253 と、弾性体261 、262 、263 及び弾性体271 、272 、273 と対向する対向基板20の上面には、第1の凸部21が、上記第1の方向と直交する第2の方向(揺動軸O方向)に連続的に突出形成されている。
【0031】
この第1の凸部21の中央部には、第2の凸部22が、上記第2の方向に連続的に突出形成されている。そして、この第2の凸部22を挟んで第1の凸部21の上面部には、駆動電極28、28が設けられている。
【0032】
また、上記対向基板20の上方には、第1の光偏光器241 、第2の光偏光器242 、第3の光偏光器243 を構成する、上述した可動板251 、252 、253 と、弾性体261 、262 、263 及び弾性体271 、272 、273 とが配置される。上記可動板251 、252 、253 は、弾性体261 、262 、263 と弾性体271 、272 、273 の間に挟まれて、それぞれ取付けられている。
【0033】
尚、上記第1の凸部21は、可動板251 〜253 の外周より内側に形成されるものである。また、第2の凸部22は、上記可動板251 〜253 が、図示矢印方向に回動可能なように、揺動軸Oのほぼ直下に位置される。
【0034】
このような構成に於いて、可動板251 〜253 の一面がグランド電位とすると、各電極に印加された電圧の電圧差によって可動板251 〜253 は偏向する。電圧差を上げるに伴い、例えば、可動板251 は、先ず第1の凸部21に接触する。更に、可動板251 が第1の凸部21の端部に接触しながら第2の凸部22の端部に接触するまで偏向する。その後は、電圧差を拡大しても偏向角は変化しない。
【0035】
したがって、本構成では、可動板251 〜253 の最大偏向角は、対向基板20に設けられた第1の凸部21の端部と第2の凸部22の端部によって決定されることになる。
【0036】
次に、図2を参照して、上述した光偏向器の具体例について説明する。
【0037】
図2は上述した光偏向器の個々の詳細な構成を示すもので、(a)は上面図、(b)は(a)のA−A′線に沿ったもので、静状態での断面図、(c)は(a)のA−A′線に沿ったもので、駆動時の状態の断面図、(d)は可動部の対向基板に対向する面側を示した図、(e)は可動部のミラー面側を示した図である。
【0038】
この光偏光器は、下部の対向基板20と、SOI(Silicon on Insulator)基板36を用いて製作される。
【0039】
対向基板20は、単結晶シリコンが基板として用いられている。シリコン基板を除去加工することで先ず第2の凸部22が作製され、更に加工することで第1の凸部21が作製される。また、第2の凸部22を含む第1の凸部21の上面部である第1の凸面21aは、可動板25の第1の凸面21aに対向する面よりも、若干小さめに作られる。
【0040】
更に、対向基板20の上部基板36に対向する全ての面には絶縁膜(図示せず)が成膜されており、上部基板36との絶縁が図られている。
【0041】
上記第1の凸面21a、すなわち電極基板面20bには、第2の凸部22を挟んで駆動電極28が設けられている。また、この第2の凸部22の端面は、第2の端部22bとして形成されている。
【0042】
そして、第1の凸部21の端部である第1の端部21bから対向基板20の端部までの基板部20a上には配線面が形成されており、それぞれの駆動電極28から配線29が形成されている。
【0043】
この配線29は、駆動電極28から延出されて、第1の凸部21の手前から形成されたテーパ状の傾斜面20c上を通り、基板部20a上の配線面に到達する。このため、端部に於ける配線の段切れを防ぐことができると同時に、可動板25が第1の端部21bに接触した場合にも、ショートしないようになっている。更に、上記配線29は、例えばアルミ等の半導体プロセス上親和性の高いものを選ぶと良い。
【0044】
対向基板20の端部まで形成された配線29上には、引出電極30が設けられる。この引出電極30は、厚膜の金属を成膜したもので、ワイヤボンディング等で外部に配線を引出すことができる。また、上記引出電極30近傍で、且つ、配線29を挟んだ両側には、対向基板20と接合する上部基板36を支持するための支持部31が形成されている。
【0045】
この支持部31上の接合面は、第2の凸部22の上面である第2の凸面22aと同一平面上であり、接合のために金、或いは金スズの合金により成膜されている。この接合は、後述する上部基板36のポリイミド面に成膜された金属薄膜と、対向基板20上の接合面上に成膜された金属による金スズ接合によってなされるものである。したがって、導電接合部34は導通する。
【0046】
上部基板36はSOI基板を用いて作製されるもので、SOI基板36の活性層により可動板25が形成される。上部基板36は、更にポリイミドで作製されたポリイミド層35を有して成る。このポリイミド層35は、弾性体26、27以外にも、可動板25の下部から支持体33に亘って形成されている。支持体33はSOI基板で形成されており、弾性体26、27を通じて可動板25を支持する。
【0047】
尚、上記支持体33の上部はSOI基板層37により構成される。
【0048】
弾性体26、27は、図2(d)及び(e)に示されるように、可動板25の偏向面であるミラー部46或いはグラウンド(GND)電極部40の長手方向(第1の方向)それぞれに、2つの屈曲部41及び連結部42を介して、板バネ43が延出して形成されている。これらの板バネ43は、例えば2つの窓部44が形成されており、これらの窓部44の間で、且つ該板バネ43の延出方向と直交する方向に連結板45が設けられている。
【0049】
板バネ43に窓部44が形成されることにより、該窓部44が歪んで板バネ43の長手方向への延びが容易になる。これは、弾性体が単なる平板状に形成された部材でば延びにくいので、このような構造としている。
【0050】
また、図2(d)に示されるように、ポリイミド層35の可動板が形成された面の裏面全面には、金属薄膜が成膜されている。この金属は、接合等の条件を考慮して、金或いは金スズ合金であることが望ましい。
【0051】
尚、本構成は、大別すると、上述した上部基板と対向基板から成り、それぞれが独立して作製され、最後に接合部で両者が接合されるようになっている。
【0052】
次に、このように構成された光偏光器の作動原理について説明する。
【0053】
本構成は、2つの駆動電極28に電圧が印加され、可動板25との間に静電引力が発生されることによって可動板25が偏向される。2つの駆動電極28に電圧差が与えられることにより、電圧の大きい方に可動板25は偏向される。
【0054】
偏向の仕方を詳細に見ると、電圧印加開始時に、可動板25は偏向しながらも対向基板20側に全体的に沈み込む。これは、対向基板20の接合面に成膜された金属層の厚み分だけ、可動板25が第2の凸部22から離れているためである。
【0055】
更に、電圧が印加されることにより、可動板25は更に高電圧側に偏向され、ついには第1の凸部21の第1の端部21bに接触する。この状態より、更に電圧が印加されても、可動板25の偏向角は変わらない。
【0056】
したがって、本構成の光偏向器単体としての作用は、最大偏向角は第1の凸部21の第1の端部21bと第2の凸部22の第2の端部22bに可動板25が接触することにより一意に決まることである。例えば、2値の偏向角しか用いられないような光デバイスとして本光偏向器が用いられる場合には、単に最大偏向角に必要な電圧が印加されるだけで、何ら制御機構を必要とせず、常に安定した偏向角が得られるのである。
【0057】
ここで、2値の偏向角とは、例えば一方の駆動電極側に最大偏向した場合と、他方の駆動電極側に最大偏向した場合ということになる。
【0058】
また、弾性体26、27は、屈曲部41と連結板45とを設けることで、可動板25の駆動力を極力小さくし、更に選択的に駆動方向以外の駆動方向の動きを拘束する効果を有している。これは、以下の作用による。
【0059】
可動板25が偏向されるとき、弾性体26、27の動きは可動板25に依存されており、可動板25を支える2つの弾性体揺動軸を中心として対称な変形が生じる。このとき、弾性体26、27は、上方或いは下方に曲げ変形されるが、それと同時に揺動軸に直交する方向(第1の方向)に引っ張られる。これは、弾性体26、27が可動板25を両側から支えているために起こるもので、可動板25の偏向角に必要な駆動力が増大される原因となる。
【0060】
したがって、本構成の弾性体26、27の引張りに対する剛性を下げるために、屈曲部41が設けられている。屈曲部41は引張り力が働くと、連結部42の外側に形成されたクランク部が開くため、引張りに対する弾性体26、27の剛性を下げることができる。
【0061】
また、上記屈曲部41は、可動板25の揺動軸方向(第2の方向)に対する剛性を維持するために最適な位置に設けられている。加えて、屈曲部41と支持体33の間に連結板45が設けられることにより、可動板25の揺動軸方向に対する剛性に対して、所望の駆動方向に対する剛性を増すことができる。したがって、本構成に於ける弾性体26、27は、外力等によって揺動軸方向に振動することを抑えることができる。
【0062】
更に、可動板25を支持する弾性体26、27が、揺動軸Oの直交方向(第1の方向)に形成されているため、可動板25の揺動軸方向の両側が自由に使えるという利点もある。例えば、本構成を上述した特開2001−116696号公報に開示されているような走査型光学装置に於ける微小光偏向素子として用いた場合には、図3に示されるように、本光偏向器を揺動軸方向に一列にアレイ化した光偏向器アレイとなる。
【0063】
図3に示されるように、揺動軸Oに対して直交する方向に、複数個、この場合5つの光偏光器が配置されている。
【0064】
上記特開2001−116696号公報で求められる微小光偏向素子は、光偏向器間の間隔が略ゼロであることが望まれるが、本構成の光偏向器によれば、その要求を満たすことができる。
【0065】
光偏光器をアレイ化した場合、それぞれの可動板に形成された金属薄膜を電気的に導通させることにより、共通電極として用いることができる。これは静電引力を用いた駆動方式に於いて、共通のグラウンドとして用いることができることを示しており、図3に示されるように、アレイの末端に形成されたグランド用の引出電極1つだけで外部のグラウンドへと引出すことができる。
【0066】
尚、上述した第1の実施の形態の各構成は、当然、各種の変形、変更が可能である。
【0067】
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
【0068】
図4は第2の実施の形態による光偏向器の個々の詳細な構成を示すもので、(a)は上面図、(b)は静状態での断面図、(c)は駆動時の状態の断面図、(d)は可動部のミラー面側を示した図である。
【0069】
この第2の実施の形態による光偏光器の構成は、可動板25が一方の側の弾性体48の1つによって支えられるカンチレバーの構成となっている。弾性体48が平板で形成されていることと、弾性体が1つだけで構成されていること以外は、上述した第1の実施の形態と同様の構成であるので、同一の部分には同一の参照番号を付して詳細な説明は省略する。
【0070】
本構成は、一方の側の弾性体48の1つで可動板25を支持しているため、可動板25が駆動するときに弾性体48に発生する揺動軸方向に直交する方向の引張りが発生しない。したがって、上述した第1の実施の形態に示した屈曲部等が必要なく、平板で構成することが可能になる。
【0071】
また、弾性体が1つしかないため、可動板を同じだけ偏向させるのに必要な駆動力も小さくなり、消費電力を抑えることができる。
【0072】
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。
【0073】
この第3の実施の形態としては、図5に示されるように、駆動力として電磁力を用いる構成が考えられる。
【0074】
図5は第3の実施の形態による光偏向器の構成を示すもので、(a)は静状態での断面図、(b)は駆動時の状態の断面図、(c)は上面図、(d)は可動部のミラー面側を示した図、(e)は可動部の対向基板に対向する面側を示した図である。
【0075】
対向基板50は、その端部に支持部51が形成され、ほぼ中央部に第1の凸部53が形成されている。そして、この第1の凸部53上であって後述する可動板61の揺動軸近傍に第2の凸部54が形成されている。上記第1の凸部53は、上記可動板61の端部より多少内側に端部を有して形成されている。更に、第1の凸部53の端部は、端部接触部53aとして可動板61が偏向した際に接触する部分である。
【0076】
また、上記支持部51の外側には、それぞれ揺動軸に直交する方向(第1の方向)に着磁された永久磁石部52が設けられている。これにより、光偏向器全体に揺動軸に直交する磁束線63が形成される。
【0077】
対向基板50の可動板61に対向する面には、絶縁膜が成膜されている。また、第2の凸部54の凸面と同一平面上に形成された支持部51上の接触面には、この対向基板50と後述する上部基板とが接合するための接合部55が形成されている。この接合部55は、引出電極56用の引出電極部55aと、上部基板に形成された後述するコイル電極と電気的に導通をとりながら接合を行うための導電性接合膜55bとにより形成されている。
【0078】
上部基板は、可動板61と、該可動板61を間に挟んで可動板61と接合支持部66とを支持する2つの弾性体57及び58から成っている。該弾性体57及び58を形成するのは、ポリイミド膜62である。ポリイミド膜62は弾性体57及び58を構成すると共に、可動板61を通って2つの弾性体57及び58が接続された状態で形成されている。
【0079】
ポリイミド膜62の表面側は、可動板61の偏向面であるミラー部64が形成されている。そして、このミラー部61から端部に向けて、サポート梁部65を経て接合支持部66が設けられている。
【0080】
一方、ポリイミド膜62の裏面には、第1のコイル電極59から延出された電磁コイル67が形成されている。この電磁コイル67は、可動板61の揺動軸よりも支持部側で周回され、第2のコイル電極60に接続される。電磁コイル67の電力は、第1のコイル電極59及び第2のコイル電極60を介して、引出電極56から得ることができる。
【0081】
尚、図5に於いて、電磁コイル37は1周のみ巻回されているが、複数回巻回する場合には、電磁コイルの端部から第2のコイル電極まで陸橋配線によって接続することで、周回する電磁コイルとの絶縁性を確保する必要がある。
【0082】
このように構成された光偏光器の駆動方法は、電磁コイル67に電流を流すことで、永久磁石部52との間に発生するローレンツ力が用いられている。このとき、電磁コイル67に発生する力は、可動板61を対向基板50側にもその反対側(図5(a)にて上側)にも駆動させることができるが、必ず対向基板50側に力を発生させることにより、第1の凸部53の端部と第2の凸部54の端部に可動板61が接触し、上述した第1の実施の形態と同様に、何ら制御機構を用いることなく常に安定した最大偏向角を得ることができる。
【0083】
また、電磁型の駆動源を用いることにより、静電引力よりも大きな力を発生させることができるため、偏向角を大きくとることが必要な場合に大きな効果がある。
【0084】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、回転軸方向に密に並べて配置することの可能な光偏向器を提供することができる。
【0085】
また、本発明によれば、回転軸方向に密に並べて配置可能な光偏向器を用いた光偏向器アレイを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に於ける光偏向器アレイの概略構成を示した図である。
【図2】図1の光偏向器の個々の詳細な構成を示すもので、(a)は上面図、(b)は(a)のA−A′線に沿ったもので、静状態での断面図、(c)は(a)のA−A′線に沿ったもので、駆動時の状態の断面図、(d)は可動部の対向基板に対向する面側を示した図、(e)は可動部のミラー面側を示した図である。
【図3】図2の構成の光偏向器を揺動軸方向に一列にアレイ化した光偏向器アレイの構成を示した上面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態による光偏向器の個々の詳細な構成を示すもので、(a)は上面図、(b)は静状態での断面図、(c)は駆動時の状態の断面図、(d)は可動部のミラー面側を示した図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態による光偏向器の構成を示すもので、(a)は静状態での断面図、(b)は駆動時の状態の断面図、(c)は上面図、(d)は可動部のミラー面側を示した図、(e)は可動部の対向基板に対向する面側を示した図である。
【図6】従来の光偏向器の構成例を示した図である。
【符号の説明】
20 対向基板、
20a 基板部、
20b 電極基板面、
20c 傾斜面、
21 第1の凸部、
21a 第1の凸面、
21b 第1の端部、
22 第2の凸部、
22a 第2の凸面、
22b 第2の端部、
241 第1の光偏光器、
242 第2の光偏光器、
243 第3の光偏光器、
25、251 、252 、253 可動板、
26、261 、262 、263 、27、271 、272 、273 弾性体、
28 駆動電極、
29 配線、
30 引出電極、
31 支持部、
33 支持体、
34 導電接合部、
35 ポリイミド層、
36 上部基板、
37 SOI(Silicon on Insulator)基板、
40 グラウンド(GND)電極部、
41 屈曲部、
42 連結部、
43 板バネ、
44 窓部、
45 連結板、
46 ミラー部。

Claims (7)

  1. 支持部材と、
    反射面を有する可動板と、
    一端が上記支持部材に支持され、他端に上記可動板が取付けられる少なくとも1つの弾性体と、
    上記一端と他端を結ぶ第1の方向と直交する第2の方向を揺動軸として、上記可動板を上記支持部材に対して揺動させる駆動手段と、
    を具備し、
    上記支持部材は、上記可動板の上記反射面と反対側の面と対向する対向基板を有し、該対向基板には上記可動板が揺動される際の最大偏向角を規定すべく該可動板の最大偏向角に於いて上記可動板と接触する接触部が設けられており、
    上記可動板は、上記駆動部材により駆動力が印加されて上記接触部と接触する第1及び第2の偏向位置とに揺動可能に駆動されることを特徴とする光偏向器。
  2. 請求項1に記載の光偏向器に於いて、
    上記接触部は、上記可動板の揺動軸近傍に設けられた第1の接触部と、上記第1の接触部の両脇に設けられた第2、第3の接触部から成ることを特徴とする光偏向器。
  3. 請求項2に記載の光偏向器に於いて、
    上記第1、第2、第3の接触部は、凸面の端部から成ることを特徴とする光偏向器。
  4. 請求項1乃至3に記載の光偏向器に於いて、
    上記弾性体は、上記可動板の両端から上記支持部材に支持された2本の平行バネと、上記2本の平行バネ内部に設けられて連結された2つの屈曲部と、上記屈曲部と上記支持部材の間に設けられた上記2本の平行バネを連結する連結板と、から成ることを特徴とする光偏向器。
  5. 請求項2若しくは3に記載の光偏向器に於いて、
    上記可動板は少なくとも一面に導電面を有し、
    上記第1乃至第3の接触部は絶縁物から成り、
    上記対向基板上に設けられて、上記第1の接触部を境に上記対向基板と絶縁された2つの電極を有することを特徴とする光偏向器。
  6. 請求項1乃至5に記載の光偏向器を、上記揺動軸に平行な上記第2の方向に複数並べたアレイであることを特徴とする光偏向器アレイ。
  7. 請求項6に記載の光偏向器アレイに於いて、
    上記可動板の上記導電面は全て電気的に導通していることを特徴とする光偏向器アレイ。
JP2001390217A 2001-12-21 2001-12-21 光偏向器及び光偏向器アレイ Expired - Fee Related JP4036643B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001390217A JP4036643B2 (ja) 2001-12-21 2001-12-21 光偏向器及び光偏向器アレイ
US10/317,548 US6747786B2 (en) 2001-12-21 2002-12-12 Optical deflector and optical deflector array

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001390217A JP4036643B2 (ja) 2001-12-21 2001-12-21 光偏向器及び光偏向器アレイ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003195204A JP2003195204A (ja) 2003-07-09
JP4036643B2 true JP4036643B2 (ja) 2008-01-23

Family

ID=19188350

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001390217A Expired - Fee Related JP4036643B2 (ja) 2001-12-21 2001-12-21 光偏向器及び光偏向器アレイ

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6747786B2 (ja)
JP (1) JP4036643B2 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6856068B2 (en) * 2002-02-28 2005-02-15 Pts Corporation Systems and methods for overcoming stiction
JP4025990B2 (ja) * 2002-09-26 2007-12-26 セイコーエプソン株式会社 ミラーデバイス、光スイッチ、電子機器およびミラーデバイス駆動方法
JP2004219843A (ja) * 2003-01-16 2004-08-05 Seiko Epson Corp 光変調器、表示装置及びその製造方法
US6947196B2 (en) * 2003-04-22 2005-09-20 Taiwan Semiconductor Manufacturing Co., Ltd. Trench-embedded mirror structure for double substrate spatial light modulator
US7095546B2 (en) * 2003-04-24 2006-08-22 Metconnex Canada Inc. Micro-electro-mechanical-system two dimensional mirror with articulated suspension structures for high fill factor arrays
JP2005092174A (ja) 2003-08-12 2005-04-07 Fujitsu Ltd マイクロ揺動素子
JP2005189681A (ja) * 2003-12-26 2005-07-14 Fuji Photo Film Co Ltd 画像表示装置および画像表示制御装置
JP2005345748A (ja) * 2004-06-03 2005-12-15 Brother Ind Ltd ミラー駆動装置およびそれを備えた網膜走査型ディスプレイ
US7432629B2 (en) * 2005-02-16 2008-10-07 Jds Uniphase Corporation Articulated MEMs structures
JP4995899B2 (ja) * 2007-04-19 2012-08-08 日本電信電話株式会社 マイクロミラー素子及びマイクロミラーアレイ
DE102018207783B4 (de) * 2018-05-17 2022-11-10 Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. MEMS-Array aus MEMS mit jeweils einem beweglichen Strukturelement

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4317611A (en) 1980-05-19 1982-03-02 International Business Machines Corporation Optical ray deflection apparatus
JP3184619B2 (ja) 1991-09-24 2001-07-09 キヤノン株式会社 平行平面保持機構及びそれを用いたメモリ装置及びstm装置
DE69830153T2 (de) * 1998-01-20 2005-10-13 Seiko Epson Corp. Optische schaltvorrichtung und bildanzeigevorrichtung
US6147790A (en) * 1998-06-02 2000-11-14 Texas Instruments Incorporated Spring-ring micromechanical device
JP2001116696A (ja) 1999-10-21 2001-04-27 Olympus Optical Co Ltd 走査型光学装置
KR100311032B1 (ko) * 1999-10-29 2001-11-02 윤종용 마이크로미러 가동장치
US6747775B2 (en) * 2000-03-20 2004-06-08 Np Photonics, Inc. Detunable Fabry-Perot interferometer and an add/drop multiplexer using the same
JP3557525B2 (ja) * 2001-03-29 2004-08-25 日本航空電子工業株式会社 微小可動デバイス
US6600591B2 (en) * 2001-06-12 2003-07-29 Network Photonics, Inc. Micromirror array having adjustable mirror angles
US6614581B2 (en) * 2001-07-03 2003-09-02 Network Photonics, Inc. Methods and apparatus for providing a multi-stop micromirror

Also Published As

Publication number Publication date
US20030117687A1 (en) 2003-06-26
JP2003195204A (ja) 2003-07-09
US6747786B2 (en) 2004-06-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101264136B1 (ko) 가동 구조체을 사용한 마이크로 미러 소자
KR100942338B1 (ko) 요동체 장치, 이의 구동 방법, 광 편향기, 및 이를 이용한화상 표시 장치
KR100908120B1 (ko) 전자기 마이크로 액츄에이터
JP5646456B2 (ja) 2つの回転軸での独立的な回転を行うmemsデバイス
US8526089B2 (en) MEMS scanning micromirror
JP4437320B2 (ja) マイクロミラー、及び、マイクロミラーデバイス
JP4036643B2 (ja) 光偏向器及び光偏向器アレイ
JP3425814B2 (ja) 電磁アクチュエータ及びその製造方法
SG189737A1 (en) Moving structure and light scanning mirror using the same
CN101284642A (zh) 具有倾斜电极的微机械器件
JPH11231252A (ja) 光偏向器及びその製造方法
JP3970066B2 (ja) 光偏向器及び電磁型アクチュエータ
JP4262574B2 (ja) 光偏向器
CN107942509B (zh) 一种具有分布式弹性结构的微镜
JP2002214561A (ja) 光偏向器
JP2000330067A (ja) ねじり揺動体
JP2024050649A (ja) アクチュエータ装置、及びアクチュエータ装置の製造方法
JP2009288359A (ja) 微小電子機械素子及び微小電子機械素子アレイ
JP5143102B2 (ja) 光偏向器の製造方法
JP5235341B2 (ja) プレーナ型電磁アクチュエータ
JP4262583B2 (ja) 二次元光偏向器
WO2000050950A1 (fr) Dispositif de balayage optique de type planar et sa structure de montage
US20200393669A1 (en) Light deflector
JP5053194B2 (ja) 可動構造体及びそれを用いた光走査ミラー
JP2012027337A (ja) Mems光スキャナ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041022

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071002

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071023

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071030

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101109

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101109

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111109

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111109

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121109

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131109

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees