JPH029394B2 - - Google Patents

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JPH029394B2
JPH029394B2 JP56019952A JP1995281A JPH029394B2 JP H029394 B2 JPH029394 B2 JP H029394B2 JP 56019952 A JP56019952 A JP 56019952A JP 1995281 A JP1995281 A JP 1995281A JP H029394 B2 JPH029394 B2 JP H029394B2
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Hideo Uehara
Naoshi Noguchi
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は有料道路の通行券発行を行なう自動通
行券発行機に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、有料道路の料金収受方式においては例え
ば多区間料金収受システムを例によつてみると、
入口ゲートで収受員が進入してくる車両の車種に
応じて、通行券発行機にて進入車両の対応する車
種釦を押圧操作しこの車両に相当した、車種番
号、入口インターチエンジ番号、月・日・時・
分・収受員番号、一連番号を印書し、さらに車種
番号、入口インターチエンジ番号、月・日・時・
分・収受員番号、車両番号(ナンバープレート)、
車軸数等を磁気記録用の磁気ストライプ部MSに
記録した第1図に示すような通行券CDを発行す
る。さらに出口ゲートではこの通行券を収受員が
通行券確認機にかけ、車種番号、入口インターチ
エンジ番号を読み取り、通行料金額を自動的に計
算する。この為、有料道路の出入口双方に収受員
(入口では通行券を発行し、出口では料金徴収を
行なう。)を配置する必要がある。このような事
情から有料道路の自動化を考える場合、最も無人
化しやすい通行券発行業務のみの入口ゲートでの
自動化が研究されている。このような無人化シス
テムとしては特開昭54−108700号にみられるよう
なものがある。これは進入車両の輪数や軸数など
の車種関連情報を検知し、これにより車種情報を
得ると共に車種に応じた高さ位置の複数の通行券
発行口を設けた通行券発行機より、車両進入ごと
にその車種対応位置の通行券発行口から通行券を
発行して車両の運転者に通行券を抜取らせようと
云うものである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
このような自動通行券発行機によれば運転者の
取りやすい高さの発行口より通行券を発行させる
ことができるが、これだけでは自動通行券発行を
実用化できない。すなわち、入口ゲートにおい
て、車両の混雑時においても渋滞を招くことなく
円滑に通行券を自動発行するにはどうしたら良い
か、他の車両が別の車両に発行した通行券を持ち
去つて混乱を招くような事態を生じないようにす
るにはどうしら良いかなどであり、これらが解決
しないと無人化はおぼつかない。
そこでこの発明の目的とするところは車両の混
難時においても渋帯を招くことなく円滑に通行券
を自動発行できるとともに他の車両が別の車両に
発行した通行券を持ち去つて混乱を招くようなこ
とを防止できるようにした自動通行券発行機を提
供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本発明は次のように
構成する。すなわち、異なる高さ位置の複数の通
行券発券口を有し、通過車両の車種判別情報に基
づき車種対応位置の該発券口より車種対応の通行
券を発行する自動通行券発行機において、前記車
種情報を受けてこの車種情報と入口インターチエ
ンジ番号等の必要情報を通行券に記録する記録
部、この記録部により前記各通行券発券口まで配
されたベルト挾持搬送式の搬送機構、前記記録済
みの通行券を前記車種判別情報に応じて選択した
高さ位置の前記通行券発券口に順次搬送するよう
前記搬送機構を制御すると共に後続の通行券はそ
れを所定の待機位置に待機させるように制御し、
また、車両通過情報を得て発券口の通行券をスタ
ツカに回収するよう制御する制御手段とを有し、
車種判別装置設置位置より通過車両の長さ以上の
距離を隔てて車両走行路の車両進行方向前方の路
側に設けられる発券装置本体と、この発券装置本
体設置位置より更に車両進行方向前方の路側に設
けられ車両通過検出を行なつて前記車両通過情報
を発生する車両通過検出手段とを備えて構成す
る。
〔作用〕
このような構成において、車種判別手段は通過
車両の軸数・輪数情報及び車高情報を検出すると
共にその検出情報より車種判別を行なう。発券装
置本体は異なる高さ位置の複数の通行券発券口を
有しており、前記車種判別情報に基づいて車種対
応の通行券を車種対応の発券口より発行する。ま
たこの発券装置本体は、その制御手段が前記車種
情報を受けると記録部より前記各通行券発券口ま
で配されたベルト挾持搬送式の搬送機構により記
録済みの通行券を前記車種判別情報に応じて選択
した高さ位置の前記通行券発券口に順次搬送する
よう制御し、また、後続の通行券がある時はそれ
を所定の待機位置に待機させるように制御する。
また、車両通過情報を得ると前記制御手段は発券
口に通行券があるときはそれをスタツカに回収す
るよう搬送機構を制御する。また、発券装置本体
は、車種判別装置設置位置より通過車両の長さ以
上の距離を隔てて車両走行路の車両進行方向前方
の路側に設けられており、従つて、先行車が発券
装置本体位置に到達している時点では後続車の車
種判別が可能な状態となり、この時点で後続車用
の通行券の発行を行なつて待機させることが可能
である。また、搬送機構はベルト挾持式であるか
ら円滑で高速に通行券を送ることができる。その
ため、通行券を次々に発行することができ、ま
た、前記発券装置本体設置位置より更に車両進行
方向前方の路側には車両通過検出を行なつて前記
車両通過情報を発生する車両通過検出手段が設け
てあり、この検出信号により前記制御手段は先行
車が通過完了する時点で、先行車用の通行券が残
つていればこれを回収し、後続車用の通行券を発
行する。
従つて本発明によれば、車両の混雑時において
も渋滞を招くことなく円滑に通行券を自動発行で
きるとともに他の車両が別の車両に発行した通行
券を持ち去つて混乱を招くようなことを防止でき
るようになり、入口業務の無人化を実現できるよ
うになる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例について図面を参照し
て説明する。本発明における自動通行券発行機
は、上、中、下3段の通行券発行口を持つこと
と、通行券の発行にあたつて、通行券の発行口の
前段に待機の状態を設け通行券発行のサービスタ
イムを短かくしたこと並びに通行券を抜取らずに
発進してしまつた車両に対して、一旦発券取出口
迄搬送された通行券を戻して、非抜取通行券収納
用のスタツカーに収納すること等に特徴を持つ。
以下、その詳細を説明する。
第1図は高速道路の通行券フオーマツトを示し
たものである。即ち、自動通行券発行機では第1
図に示したような通行券CDに車種、入口インタ
ーチエンジ番号、月・日・時・分、収受員番号、
一連番号等の情報を磁気ストライプ部MSに磁気
記録し、且つ印書部PTに印書する。
第2図は自動通行券発行機であり、構造を大別
すると本装置は通行券収容及び供給を行なう通行
券収容・供給部21、通行券に前記情報を印字・
磁気記録する磁気記録・印字部211、この印
字・磁気記録済みの通行券の搬送を行なう通行券
搬送部221、これら各部の制御を行なう制御ユ
ニツト部244、電源部245及び発券部24
1,242,234に分けられる。前記通行券収
容・供給部21は通行券CDを積層して収納する
通行券収納筒22、この通行券収納筒22内に設
けられその内部を軸線方向(上下方向)に移動制
御されて内部の通行券CDを収納筒上部へ迫り上
げるための通行券台23、通行券収納筒22に並
設され前記通行券台23の一端側が螺合されると
共に回転駆動によりこの螺合された通行券台23
を軸方向即ち、上下方向に移動させるためのリー
ドスクリユー等による通行券迫り上げねじ24、
通行券収納筒22の上部より通行券CDを送り出
す送りローラ25、通行券迫り上げねじ24を回
転させるためのモータ26及び駆動力伝達用チエ
ーン27等より構成され、通行券台23を上方に
迫り上げて通行券CDを押し上げ、送りローラ2
5を回転させて、この送りローラ25に接する最
上部の通行券をローラとの摩擦で一枚ずつ繰り出
し、送り出すようにしてある。
また、磁気記録・印字部211は駆動モータ2
12、駆動ベルト213、搬送ドラム214、搬
送ベルト215,215′、印字用のインクリボ
ンを収納したりリボンカセツト216、ワイヤド
ツトプリンタ217、不良通行券選別フラツパ2
18、不良通行券収納スタツカ219、ゲート爪
210,210′、通行券の磁気ストライプ部に
情報を記録するための磁気書込みヘツド247、
磁気ストライプ部の情報を読み出す磁気読取ヘツ
ド248、搬送ベルト215の張力を保つための
テンシヨンプーリ249,250を用いて構成さ
れている。
即ち、大径の円板状の搬送ドラム214にその
円周1/3程度の周面に接して搬送ベルト215を
配設し、この搬送ベルト215は搬送ドラム21
4の回転にともない移動できるようにプーリ24
9に掛け渡して保持させてある。搬送ドラム21
4には駆動モータ212に一端を掛け渡した駆動
ベルト213の他端が掛け渡してあり、モータ2
12の回転によつて搬送ドラム214は一方向に
回転される構成となつている。
更に通行券取入口側にあたる搬送ドラム214
と搬送ベルト215の接触端近傍には前記一対の
ゲート爪210,210′が設けられており、こ
のゲート爪210,210′の間隙は通行券1枚
分を通す間隙に保たれていて、送りローラ25よ
り繰り出された通行券が、このゲート爪210,
210′間を通ることよつて1枚のみ選別されて
搬送ベルト215、搬送ドラム214間に送り込
まれるようにしてある。また、通行券がこの搬送
ドラム214と搬送ベルト215間に挾持されて
送り出される間にその磁気ストライプ部MSに磁
気記録及びその読み出しを行なうことができるよ
う搬送ベルト215の配してあるこの通行券搬送
区間に前記磁気書込みヘツド247、磁気読取ヘ
ツド248が設けてあり、更にこの区間において
通行券の印書部PTに必要情報を印字することが
できるようインクカセツト216とワイヤドツト
プリンタ217を設けてある。また、この搬送区
間よりやや距離を隔てて不良通行券を不良通行券
スタツカ219に送り込むための搬送ベルト21
5′が搬送ドラム214に一部を接し且つプーリ
に掛け渡されて移動可能に設けてあり、この搬送
ベルト215′の通行券取入側と前記搬送ベルト
215による通行券搬送区間出口側との間に、通
行券の進路を発券口側または不良通行券収納スタ
ツカ側のいずれかへ切り換えるための不良通行券
選別フラツパ218が設けられていて、磁気読取
ヘツド248により磁気ストライプ部MSに記録
された情報を読み出して情報の照合を行なつた際
に内容が異なるような場合は不良通行券として常
時はL側にあるこの不良通行券選別フラツパ21
8をR側に回動させ、搬送されて来た通行券を搬
送ベルト215′側に送つて不良通行券収納スタ
ツカ219に送り込む。
また前記通行券搬送部221は不良通行券選別
フラツパ218位置より発券口側に送り出された
通行券を発券口241,242,243のいずれ
かに送り出すためのもので、搬送ベルト220,
222,223,224,225,226及びプ
ーリによるベルト挾持形の搬送路を形成してい
る。この搬送路は幹線となる主搬送路MWとこの
主搬送路から分岐して各々対応する発券口24
1,242,243へ通行券を送るための末端搬
送路LWとに分けられ、それぞれ下流側にある末
端搬送路LWへの分岐入口には通行券を該各々の
末端搬送路LWに導くための通行券選別フラツパ
227,228が設けてある。この通行券選別フ
ラツパ227,228は回動可能であり、常時は
D方向に回動されていて通行券を導き入れる時に
はU方向に回動され、送られて来る通行券を案内
して進路を該末端搬送路LWへ向ける。229,
230,231は各末端搬送路LWの出口側部分
に設けられた通行券搬送案内用の発券口ガイドフ
ラツパであり、この発券口ガイドフラツパ22
9,230,231の下部にはそれぞれ発券され
たものの抜き取られずに放置された通行券をを回
収保管するための容器である非抜取処理用スタツ
カ232,233,234が設けられている。前
記発券口241,242,243はプーリに掛け
渡された搬送ベルト235,236,237及び
このベルトに接して設けられる発券口プーリ押付
ローラ251,252,253による通行券挾持
搬送機構が設けてあり、末端搬送路LWに送り込
まれた通行券は発券口側に案内するように位置さ
れる発券口ガイドフラツパ229,230,23
1を介して通行券挾持搬送機構に送られ、ここで
搬送ベルトとローラとにより挾持されて発券口の
取出口31,32,33に送られ、通行券端部が
外部へ露出するように保持される。238,23
9,240は搬送ベルト235,236,237
の末端搬送路LW側にU−D方向回動可能に設け
られた非抜取スタツカ戻しローラであり、常時は
U方向にあるが発券された通行券が抜き取られな
かつた場合にD方向に回動され、同時に通行券挾
持搬送機構を逆転して通行券を戻すと共にD方向
に回動された非抜取スタツカ戻しローラによつて
通行券の方向を非抜取処理用スタツカ232,2
33,234に向け、該スタツカに収納するよう
に機構してある。246は本装置の筐体である。
第3図は本装置の筐体246の外形図を示した
ものでaは側面図、bは正面図である。31,3
2,33は発券口部分の取出口である。
第4図は無人化システムの機成図を示したもの
である。図中48,48′はアイランドであり、
通常有料道路では路面より約150mm程度高くなつ
ており、本アイランド48,48′に種種の料金
収受装置を据付けるのが通例になつている。4
1,41′は対向してアイランド48,48′に設
けられた車両分離器であり、例えば複数個の光電
管を車両の進行方向に対して垂直方向に且つ地上
から鉛直に併設して機構され、車両が本装置を通
過中連続して検知出力信号を送出する。42は路
面に敷設され通行車両のタイヤ踏圧によつて動作
する軸数・輪数検知器であり車両分離器41,4
1′の投受光器がこの軸数・輪数検知器42をは
さむかたちで設置される。この軸数・輪数検知器
42は、例えば車両の進行方向に対し垂直方向に
複数個の圧力検知器が連続して設置されており、
これにより車両のタイヤの踏圧の幅を検出するこ
とにより、通行中の車両のタイヤがシングルタイ
ヤかダブルタイヤかを検出するものである。さら
に本検知器42は車両のタイヤの踏圧のタイミン
グと車両分離器41,41′の検知出力信号との
関係により、車両の軸数を検出する。43,4
3′は車高検知器であり、通行券の発券口の高さ
の選択制御を行なう。44は自動通行券発行機本
体であり進入してくる車両の車種に応じて、当該
車両の通行券を発行するものである。車両分離器
41と自動通行券発行機本体44との設置間隔は
通過する車両の最も車長が長いものより長くとる
必要があり、L1とする。45および46,4
6′は車両の発進検出を行なうものであり45は
車両の車軸を検知する踏板、46,46′は前記
車両分離器41,41′と同一の機能を有する車
両分離器である。車両分離器46と44の設置間
隔は、車両分離器46の位置に車両の運転席が位
置した時点で、車両の先端が踏板45および車両
分離器46に差しかからないようにする必要があ
り、ボンネツトトラツクの前オーバーハングを考
慮してL2にする。47は発進制御用信号灯であ
り通行者に対して通行可能か否かの表示を、赤、
青の点灯の変化で知らせるものである。以上は無
人車線の機器構成についての説明である。
第5図は無人化システムのブロツク図を示した
ものである。自動通行券発行機本体44の51〜
54は第2図で示す244の制御ユニツト回路で
あり、51は前記41,41′,42,43,4
3′,45,46,46′,47との入出力インタ
ーフエースとなるインターフエース回路、52は
システム全体の各種制御を司るシステム制御回
路、53は通行券発行の制御を行なう自動通行券
発行機制御回路、54はデータを外部へ送るため
のデータ伝送回路、55は自動通行券発行機制御
回路53にて制御され通行券発行を行なう自動通
行券発行機の機構部を示す。56は伝送されたデ
ータを処理するデータ処理装置である。
ここで、システム全体から見た自動通行券発行
機の機構部の動作を説明する。車両が料金所入口
ゲートに進入し車両の車体が車両分離器41,4
1′の光軸を遮ると検知出力信号aが車両分離器
41の制御部に送出され、この車両分離器41か
らは車両検知信号c′が出力されて自動通行券発行
機44のインターフエース回路51に送出され
る。するとこの信号はインターフエース回路51
を介してシステム制御回路52に送出され、さら
にこれが自動通行券発行機制御回路53に送られ
て、この自動通行券発行機制御回路53より送り
ローラ駆動信号が機構部55に送出される。これ
により機構部55はローラ25が駆動制御され通
行券収納筒22内の通行券CDがゲート爪210,
210′の手前迄1枚送出される。車両の進行が
さらに進み当該車両の車軸数および車輪数とが軸
数・輪数検知器42により検出されると車両分離
器41は当該車両の軸数、輪数信号によつて当該
車両を第6図に示す如く車種コード別に「1」
(2軸4輪車)、「2」(2軸6輪車)、「3」(3軸
車)、「4」(4軸車)、「5」(5軸車)、「6」(

軸車以上)に分類する。この車種コード信号cは
インターフエース回路51に送出され、このイン
ターフエース回路51を経てシステム制御回路5
2に与えられる。するとシステム制御回路52は
車種コード信号cを自動通行券発行制御回路53
に与え、この回路53より再び送りローラ駆動信
号が送出される。従つて、送りローラ25は再び
回転されて通行券CDはゲート爪210,21
0′を通過する。ここで、ゲート爪210,21
0は通行券CDを1枚だけ通過できる間隙に保た
れているため、何枚かが一度に取り出されても1
枚のみが取り出されることになり、この1枚の通
行券は搬送ベルト215と回転する搬送ドラム2
14間に挾持されて通行券搬送部221側へ搬送
される。この間、磁気書込みヘツド247により
通行券CDの磁気ストライプ部MSに必要な情報
(車種コード番号、入口インターチエンジ番号、
月日時分、管理者バツジ番号、一連番号)が書き
込まれる。この書き込まれた情報は磁気読取ヘツ
ド248により読み取られこの読み取られた情報
がシステム制御回路52によりチエツクされて不
良通行券であるか否か、あるいは書込みヘツド2
47での書き込み不良があるが否かのチエツクが
成され、不良通行券、あるいは書き込み不良であ
れば制御出力を自動通行券発行制御回路53に与
えて、通行券の回収をすべく制御する。即ち、自
動通行券発行制御回路53は不良通行券選別フラ
ツパ218をR方向に回動制御し、通行券を不良
通行券収納スタツカ219に導いてこれに収納さ
せる。もし、磁気読取りヘツド248による読取
データの照合結果、不良通行券でないことが判明
すれば自動通行券発行制御回路53によりワイヤ
ドツトプリンタ217が駆動され、必要な情報
(車種コード番号、入口インターチエンジ番号、
月、日、時、分、管理者バツジ番号、一連番号)
が印字される。通行券が不良でないと判明された
場合は不良通行券選別フラツパ218は定常の位
置即ちL方向位置に回動しているため、通行券
CDは220で示す搬送ドラム214で搬送され
る間にこの不良通行券選別フラツパ218で通行
券搬送部221側へ導かれ、搬送ベルト220部
分にさしかかる。そして次の段階で通行券は上
段、中段、下段の発券口341,342,343
に振り分けられて発券されるが、この具体例につ
いて述べる。
ここで、軸数・輪数検知器42の出力する車両
の車軸数、車輪数信号および車高検知器43,4
3′の出力する車両の車高信号によつて、車種区
分され、さらに発券口に振分けられる例について
我が国における具体例について述べる。
以下車種区分を車種コード番号で表わす。車両
分離器41,41′および軸数・輪数検知器42
の出力で分類される車種コードを第6図に示す様
に、「1」〜「6」迄の6種類に分けて設定する。
即ち2軸4輪車を「1」、2軸6輪車を「2」、3
軸車を「3」、4軸車を「4」、5軸車を「5」、
6軸車以上を「6」と分類する。この分類より、
さらに自動通行券発券口の高、中、低三位置の取
出口を選択するには、車高検知器43,43′の
検知センサーを検出高さを異ならせて2個設ける
ことによつて可能である。この検知センサーの高
さについて述べる。第1の検知センサーは普通乗
用車が検知されない程度の高さにする必要があ
り、この高さをL1とする。次に第2の検知セン
サーはマイクロバス、軽トラツク、小型トラツク
が検知されない程度の高さとする。この高さを
L2とする。以上のようにして、発券口の高、中、
低三つの取出口のうち、どの取出口に通行券を送
出するかは車高に応じ運転者の取りやすい高さと
なるようにこの車高情報に即して、決定させる。
すなわち、2軸4輪車である車種コード「1」の
車種中には、軽トラツク、マイクロバスも存在
し、この車両は車高検知器43,43′の第1の
検知センサーには検知されるが、第2の検知セン
サーには検知されない。従つて第2の検知センサ
ーの検出の有無により発券口の高さは下段と中段
に分けることができる。2軸6輪車については、
軽トラツクで特に車高の低いものは、第1、第2
の検知センサーには検知されず、従つてこれによ
り下段から発行させる。小型トラツクは第1の検
知センサーには検知され、第2の検知センサーに
は検知されない。このため、中段から発券させ
る。中型、大型トラツクは第1、第2の検知セン
サーとも検出するから、これにより、上段から発
券させるようにする。また、3軸車についてはキ
ヤンピングカー、ボートトレーラーは第1の検知
センサーには検知され、第2の検知センサーには
検知されない。このため、下段から発行されるよ
うにする。その他の3軸車以上の車両は、すべて
大型車であり、上段から発券させるようにする。
以上のようにして通行券は、車種コード信号と
車高検知器43,43′の検知信号とによつて、
車種に応じて車高に対応させた下段、中段、上段
の高さ位置の取出口に振り分けられるが、ここで
各段についての動作を述べる、。先ず、下段から
の発行は普通乗用車についてのものであり、最
も、発行の頻度は高い。上述のようにして普通乗
用車と認識判定された場合は通行券振分けフラツ
パ227はU方向に回動操作され、通行券は搬送
ベルト220部分を通つてこのフラツパ227よ
り搬送ベルト222側に導かれ、ここを通つて搬
送ベルト235部分に達し、発券部241の取出
口31に達する。このとき非抜取スタツカー戻し
ローラ238は図で示すU方向に回動されてい
る。このときの通行券CDの状態をAで示す。な
お、車種コードの検知、判別を行なう車両分離器
41,41′、軸数・輪数検知器42と自動通行
券発行機本体44間の距離L1は普通乗用車であ
れば、複数台進入できる距離があるため、次車以
降も普通車であれば、通行券は再び送りローラ2
5が回動されて、通行券が前述した様な動作を経
て搬送され、搬送ベルト235の位置迄搬送され
る。この状態は第2図にBで示す状態であり、第
1の待機状態と云う。さらに次の通行券も普通車
であれば第2図のCに示す状態となる。この状態
を第2の待機状態という。この様にして通行券は
発券口の取出口により近い位置に待機できるので
サービスタイムの短縮に寄与するところが極めて
大きい。次に、中段からの発券では、通行券収
容・供給部21の送りローラ25にて送り出され
た通行券は、搬送ドラム214で搬送される間に
磁気書込みヘツド247、ワイヤドツトプリンタ
ー217で必要情報や当該車両の車種コードなど
の磁気記録印書が成された後、通行券搬送部22
1の搬送ベルト220を通過して送られる。その
際、前述した如き車種コードの判別や車高検出に
よりシステム制御回路52、自動通行券発行機制
御回路53によつて通行券選別フラツパ227が
D方向に回動操作制御され、且つ通行券選別フラ
ツパ228がU方向に回動制御される。従つて、
通行券は搬送ベルト224を通過し228の通行
券選別フラツパにより分岐されて発券部242の
発券口取出口32に達する。中段発券部の取出口
32から発行されるべき車種の車両が連続してい
る場合は、後続車に対する通行券は前述した待機
状態となる。
最後に、上段からの発券では、通行券の送りロ
ーラ25から送出された通行券は、247,21
6の書込みヘツド、ワイヤドツトプリンタで当該
車両の車種コードの記録印書が成された後、搬送
ベルト220を通過し、前述した如き車種コード
の判別や車高検出によりシステム制御回路52、
自動通行券発行機制御回路53によつてD方向に
回動制御が成されている通行券選別フラツパ22
7,228の位置を分岐されることなくそのまま
通過して搬送ベルト224を通り、発券部243
の発券口取出口33部分に達する。上段発券部か
ら発行されるべき車種の車両が連続している場合
は、後続車に対する通行券は前述した如き待機状
態に保たれる。
車両の進行が進み、送り出されている当該車両
に相当する通行券を、車両の運転者が発券部24
1〜243の取出口31〜33から抜取れば、発
進制御用信号灯47には赤から青に切換え点灯す
べき信号iが自動通行券発行機制御回路53、シ
ステム制御回路52を経て送出され、通行車両は
通行可能の状態となる。車両の通行がさらに進
み、発進制御装置の車両分離器46,46′に通
行車両の先端がさしかかれば、検知出力信号fが
車両分離器46に送出され、これよりシステムリ
セツト信号(車両通過信号)hが自動通行券発行
機本体44のシステム制御回路52に送出され
る。車両が発進制御装置の車両分離器46を完全
に通過完了すれば、その検出出力により車両分離
器46より発進制御用信号灯47を青から赤に変
えるための信号iが送出され、次車が通行券を取
出口より抜取るまで、この状態は維持される。
いま、車両が通行券を抜取らずに自動通行券発
行機本体44の設置位置より前方に発進し、発進
制御装置にさしかかれば、発進制御装置の車両分
離器46から車両検知信号hが自動通行券発行機
本体44内のシステム制御回路52に送出され発
券部241〜243の非抜取処理用ローラ238
〜240が図に示すようにD方向に回動操作され
通行券を下方に向けて送出できるようにする。そ
して発券口の搬送ベルト235〜237を逆回転
させ、通行券を一時、発券部241〜243の筐
体内に引込めて、後者の車両のこの先行車に対し
て発券した通行券の抜取りを不可能の状態にす
る。先行する車両が発進検出装置を完全に通過完
了すれば、筐体内に引込められた通行券は、さら
に逆回転する搬送ベルト235〜237により戻
され、D方向に回動されて送り出し口を下方に向
けた非抜取処理用ローラ238〜240が図に示
すように、下方に下つているために更に戻されて
下方に送られ、通行券はこの下方位置にある非抜
取スタツカ232〜234内に収納される。但
し、通行券非抜取車両が一旦発進検出装置にさし
かかり、通行券が一時、発券部の筐体内に引込め
られても、非取取スタツカ232〜234内に入
らない限りは、当該車両が後進して来て車両分離
器46,46′の光軸から離れ車両通過信号hが
なくなれば、ふたたび通行券は発券口に送り込ま
れる。
発進検出装置によつて車両の発進完了を判断す
る方式は車両が完全に通過完了し、車両分離器4
6からの検知出力信号hが存在する間に踏板45
からの検知出力信号g(車両のタイヤ検出信号)
によつて、自動通行券発行機内の制御回路にて、
2回以上の車両の前進軸数信号が発生した場合に
発進完了信号とするすなわち、車両分離器46か
らの検知出力信号が存在する間に、踏板45から
の検知出力信号gによつて自動通行券発行機内で
形成される車両の前進軸数信号と後進軸数信号と
の関係において、 前進軸数信号−後進軸数信号≧2 の条件が成立すれば発進完了とし、これ以外は発
進完了とはしない。
このように通過車両の軸数・輪数情報及び車高
情報を検出すると共にその検出情報より車種判別
を行なう車種判別装置と車高に応じた異なる高さ
の複数の通行発券口を有し、また前記車種情報や
インターチエンジ番号その他の必要情報を通行券
に記録する記録部及びこの記録済み通行券を前記
車種情報及び車高情報によつて選択した高さ位置
の前記通行券発券口に順次搬送すると共に後続の
通行券のある時は所定位置に待機させる搬送機構
と車両通過情報を得て発券口の未抜取の通行券を
回収するスタツカとを有し前記車種判別装置の設
置位置より車両の長さ以上の距離を隔てて車両走
行路の車両進行方向前方路側に設けられる発券装
置と、この装置の位置より車両走行路前方側の路
側に設けられる車両通過検出を行なう装置より構
成し、車軸数・輪数の情報から車種の判別を行な
つてその情報をインターチエンジ番号、日付時間
情報、収受員番号等の情報と共に通行券に記録
し、これを車高情報に基づいて順次車高に応じた
高さ位置の通行券発券口に搬送し、運転者が通行
券を抜き取り易くすると共に、車両通過検出時に
未抜取の通行券はスタツカに回収させ、待機位置
の通行券は発券口へ搬送させる信号を発券装置に
与えるようにして、通行券発行のサービスタイム
向上と運転者への便宜を図るようにしたので、通
行券発行は円滑に誤りなくしかも迅速に行なうこ
とができる他、一台で全車種に対する発券を行な
うことができるため、自動通行券発行機は任意の
車両に対し、車両の運転台から通行者が最も取り
易い位置より発券可能であり、このため省力化に
寄与し、更に通行者に対するサービス向上を図る
ことができる。また、通行券収容及び供給部に迫
り上げ方式を採用しているため構造が簡単であ
り、駆動モーターが停止しても通行券台を保持で
き、作動信頼性も高く保守も容易であり、更に通
行券搬送部はベルト−ベルト方式とし通行券をベ
ルトとベルトに挾み搬送する方法をとつているの
で搬送用ガイドなどが不要になり、部品点数も少
なく、搬送速度の高速化が図れる他、発券部に通
行券を待機させる機構を設けることによりサービ
スタイムの向上に寄与するところが大であり、ま
た非抜取車両に対し非抜取スタツカに通行券を収
納することにより、次車が異なる通行券を取るト
ラブルは発生しないなどの利点が得られる。
尚、本発明は上記し且つ図面に示す実施例に限
定することなくその要旨を変更しない範囲内で適
宜変形して実施し得るものである。
〔発明の効果〕
以上、詳述したように本発明によれば、車両の
混雑時においても渋帯を招くことなく円滑に通行
券を自動発行できるとともに他の車両が別の車両
に発行した通行券を持ち去つて混乱を招くような
ことを防止できて、入口業務の無人化を実現でき
る自動通行券発行機を提供できるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は通行券のフオーマツトを示す図、第2
図は自動通行券発行機の構造を示す概略図、第3
図a,bは第2図装置の側面図及び正面図、第4
図はシステム全体の構成を示す図、第5図はシス
テムのブロツク構成図、第6図は車種コードと車
高検知信号と発券口の高さ選択の関係を説明する
ための図である。 31,32,33……発券口の取出口、41,
41′,46,46′……車両分離器、42……踏
板、43,43′……車高検出器、44……自動
通行券発行機本体、211……磁気記録・印字
部、221……通行券搬送部、231,232,
233……非抜取処理用スタツカ、CD……通行
券。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 異なる高さ位置の複数の通行券発券口を有
    し、通過車両の車種判別情報に基づき車種対応位
    置の該発券口より車種対応の通行券を発行する自
    動通行券発行機において、 前記車種情報を受けてこの車種情報と入口イン
    ターチエンジ番号等の必要情報を通行券に記録す
    る記録部、 この記録部より前記各通行券発券口まで配され
    たベルト挾持搬送式の搬送機構、 前記記録済みの通行券を前記車種判別情報に応
    じて選択した高さ位置の前記通行券発券口に順次
    搬送するよう前記搬送機構を制御すると共に後続
    の通行券はそれを所定の待機位置に待機させるよ
    うに制御し、また、車両通過情報を得て発券口の
    通行券をスタツカに回収するように制御する制御
    手段とを有し、 車種判別装置設置位置より通過車両の長さ以上
    の距離を隔てて車両走行路の車両進行方向前方の
    路側に設けられる発券装置本体と、 この発券装置本体設置位置より更に車両進行方
    向前方の路側に設けられ、車両通過検出を行なつ
    て前記車両通過情報を発生する車両通過検出手段
    とを備えてなる自動通行券発行機。
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JPS50118799A (ja) * 1974-02-28 1975-09-17

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