JPH029326Y2 - - Google Patents

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JPH029326Y2
JPH029326Y2 JP12448685U JP12448685U JPH029326Y2 JP H029326 Y2 JPH029326 Y2 JP H029326Y2 JP 12448685 U JP12448685 U JP 12448685U JP 12448685 U JP12448685 U JP 12448685U JP H029326 Y2 JPH029326 Y2 JP H029326Y2
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swing
motor
voltage
grill
air blowing
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、エア吹出方向を周期的に変更する動
電式スインググリルの揺動制御装置の改良に関す
る。
[従来の技術] 従来より、例えば車両等において車室内へのエ
ア吹出方向を自動的に調整する電動式スインググ
リルが幅広く用いられており、この電動式スイン
ググリルには、エア流路にエア吹出方向を制御す
る複数枚の風向板を設けた格子枠全体を電動モー
タによつて所定のスイング周期で揺動させてエア
の吹出方向を自動的に変更する揺動制御装置が設
けられている。
従来、このような電動式スインググリルの揺動
制御装置として、エア吹出方向を変更するグリル
のスイング周期を、エアの吹出風量が増加するに
従い短く制御するものが周知である。この電動式
スインググリルの従来の揺動制御装置の一例を第
3図に基づいて説明する。
図において、スインググリル用モータ10をエ
ア吹出風量に応じた回転数で駆動し、スインググ
リルをエアの吹出風量に比例したスイング周期で
揺動するために該スインググリル用モータ10に
は揺動制御装置12が接続されていて、この揺動
制御装置12は定電圧回路14とモータ印加電圧
制御トランジスタ16及び抵抗R1,R2、コンデ
ンサC1から成つており、定電圧回路からは一定
電圧VOが出力されている。
一方、図示しないエア流路上流側にはエア吹出
用のブロアモータが設けられ、このブロアモータ
には吹出風量制御部からエア吹出風量に比例した
ブロアモータ印加電圧が印加されていて、スイン
ググリルのエア吹出口(図示せず)からは吹出風
量制御部に基づく風量のエアが吹出される。
そして、前記ブロアモータ印加電圧であるブロ
ア電圧VBは抵抗R1を介してモータ印加電圧制御
トランジスタ16のベースに入力されている。
この様な構成により、スインググリル用モータ
10に印加されるモータ印加電圧VMは第4図に
示す如くブロア電圧VBに比例した電圧値となり、
定電圧回路14による定電圧VOで一定となる。
これにより、スインググリル用モータ10はエ
ア吹出風量に応じた回転数で駆動され、スイング
グリルがエアの吹出風量に比例したスイング周期
で揺動されるのでエア吹出方向がこのスイング周
期による速さで繰返し変更されることになる。
そして、このような装置によれば、エアの吹出
風量が小さな場合にはエアの吹出方向は長い周期
でゆつくりと変化し、またエア吹出風量が多い場
合にはエアの吹出方向は短い周期で比較的速く変
化することになる。
[考案が解決しようとする問題点] しかし、このような従来の例えば車両等に用い
られる電動式スインググリルの揺動制御装置で
は、スインググリルからのエアの吹出風量が増加
するに従い一律にスインググリルのスイング周期
を短く設定していくため、エアの吹出風量の設定
を例えば風量の多いHレベルに設定するとエア吹
出方向の変更周期が極めて短くなり、この結果エ
ア吹出方向の変化速度が速くなりすぎ車両の乗員
に不快感を与えるという問題があつた。
また、エアの吹出風量の設定を風量の最も少な
いLレベルに設定するとスインググリルのスイン
グ周期が長くなりすぎてしまうという問題があつ
た。
[考案の目的] 本考案はこのような従来の課題に鑑みなされた
ものであり、その目的は、エアの吹出風量の上位
値と下位値を設定してエア吹出方向の変更周期
を、エア吹出風量及び吹出エアを受ける人のフイ
ーリングに合せて適切に制御可能な電動式スイン
ググリルの揺動制御装置を提供することにある。
[問題点を解決するための手段及び作用] この目的を達成するために、本考案は、電源部
とスインググリル用モータとの間に挿入されるモ
ータ印加電圧制御トランジスタと、該モータ印加
電圧制御トランジスタの入力側と電源部の出力端
子間及びモータ印加電圧制御トランジスタの入力
側とブロアモータに印加される電圧に比例するブ
ロア電圧の出力点との間に挿入される2個の逆流
防止用ダイオードと、を備えるとともに前記電源
部からの電源電圧とブロア電圧が各々前記逆流防
止用ダイオードを介して前記モータ印加電圧制御
トランジスタの入力側に印加されるように構成し
て、エアの吹出風量の上位値と下位値を設定し、
エア吹出風量が上位値以上及び下位値以下のとき
には前記スイング周期を上位値及び下位値のとき
のスイング周期に固定したことを特徴とする。
[実施例] 以下、図面により本考案の好適な実施例を説明
する。
第1図は電動式スインググリルの揺動制御装置
の一実施例を示す回路図であり、図において、前
述した従来例と同様な構成要素については同一番
号を付してある。
第1図中電動式スインググリルの揺動制御装置
18は一定電圧VOを出力する電源部としての定
電圧回路14とスインググリル用モータ10へ印
加するモータ電圧をブロアモータ20に印加され
るブロア電圧に基づいて制御するモータ印加電圧
制御トランジスタ16と、定電圧回路14の出力
端子の高電位側とモータ印加電圧制御トランジス
タ16のベース間に挿入された逆流防止用ダイオ
ード22と、ブロアモータ20の印加電圧に比例
するブロア電圧が発生するブロア電圧出力点Aと
モータ印加電圧制御トランジスタ16のベース間
に挿入された逆流防止用ダイオード24とから主
要部が構成されている。
尚、図中抵抗R3,R4は分圧用抵抗であり、こ
の揺動制御装置において、スインググリル用モー
タ10とスインググリルとの間に設けられるメカ
ニツク部分については省略した。
以上の様に構成される電動式スインググリルの
揺動制御装置について以下その作用を説明する。
ブロア電圧VBが定電圧回路14から出力され
る定電圧VOよりも高いときには、ブロア電圧VB
は抵抗R3,R4で分圧されてB点の電位がモータ
印加電圧制御トランジスタ16のベースに印加さ
れ、その結果スインググリル用モータ10に印加
されるモータ電圧VM-1は、 (VB−VD)R2/R1+R2−VBE となり、このモータ電圧VM-1は第2図に示す範
囲となつている。
尚、上式において、VDは逆流防止用ダイオー
ド24の電圧降下であり、VBEはモータ印加電圧
制御トランジスタ16のベースエミツタ間の電圧
降下である。
また、ブロア電圧VBが定電圧VOより低くなる
と、定電圧回路14からの定電圧VOは逆流防止
用ダイオード22を介してモータ印加電圧制御用
トランジスタ16のベースに印加され、このとき
のモータ電圧VM-2は、 (VO−VD)R2/R1+R2−VBE で一定となり、このモータ電圧VM-2は第2図に
示す範囲である。
尚上式中のVDは逆流防止用ダイオード22の
電圧降下である。
また、ブロア電圧VBを定電圧VOよりも高く、
しかも R1+R2/R2(VO+VBE)+VD よりも高くなるとモータ印加電圧制御用トランジ
スタ16は完全に飽和状態となり、モータ電圧
VM-3は定電圧VOとなる。
尚、前記の R1+R2/R2(VO+VBE+VD 式の導き出しを説明すると、モータ印加電圧制御
トランジスタ16が飽和状態となつたときは、
VM=VOで、B点の電位はVO+VBEとなり、抵抗
R4を流れる電流は 1/R2(VO+VBE) でC点の電位は R1+R2/R2(VO+VBE) となる。
従つてこのときのB点の電位VBは上式に示す
ように VB=R1+R2/R2(VO+VBE)+VD である。
以上の如く、モータ電圧がVM-1の範囲ではス
インググリル用モータ10で駆動されるスイング
グリルはブロア電圧VBに比例、すなわちエア吹
出風量に比例したスイング周期で揺動される。と
ころでブロア電圧VBがVB-1及びVB-2のときには
モータ電圧VMはそれぞれVM-3及びVM-2と一定と
なるのでブロア電圧VB-1においてエア吹出風量
の上位値が設定され、ブロア電圧VB-2において
エア吹出風量の下位値が設定されることになり、
その為、エア吹出風量が上位値及び下位値に達し
たときはスインググリルのスイング周期は一定に
保たれる結果、ブロアモータ20によるエア吹出
風量が大きいときにスイング周期が速くなり過ぎ
ることがなく、またエア吹出風量が小さいときに
スイング周期が遅くなり過ぎるということがなく
なる。
[考案の効果] 以上説明したとおり、本考案によれば、エア吹
出風量の上位値及び下位値を設定したことでスイ
ンググリルのスイング周期が速くなり過ぎたり遅
くなり過ぎたりすることがなくなり、スイング周
期をエア吹出風量及び吹出エアを受ける人のフイ
ーリングに合せて適切に制御することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の電動式スインググリルの揺動
制御装置の一実施例を示す回路図、第2図は第1
図の装置におけるブロア電圧とモータ電圧との関
係を示す図、第3図は従来の電動式スインググリ
ルの揺動制御装置を示す回路図、第4図は第3図
の装置におけるブロア電圧とモータ電圧との関係
を示す図である。 10……スインググリル用モータ、14……定
電圧回路、16……モータ印加電圧制御トランジ
スタ、20……ブロアモータ、22,24……逆
流防止用ダイオード。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. スインググリル用モータにより揺動されるスイ
    ンググリルのスイング周期をブロアモータ駆動に
    よるエアの吹出風量に応じた周期で繰返しエアの
    吹出方向が変更されるように揺動制御する電動式
    スインググリルの揺動制御装置において、電源部
    とスインググリル用モータとの間に挿入されるモ
    ータ印加電圧制御トランジスタと、該モータ印加
    電圧制御トランジスタの入力側と電源部の出力端
    子間及びモータ印加電圧制御トランジスタの入力
    側とブロアモータに印加される電圧に比例するブ
    ロア電圧の出力点との間に挿入される2個の逆流
    防止用ダイオードと、を備えるとともに前記電源
    部からの電源電圧とブロア電圧が各々前記逆流防
    止用ダイオードを介して前記モータ印加電圧制御
    トランジスタの入力側に印加されるように構成
    し、エア吹出風量の上位値と下位値が設定されて
    エアア吹出風量が上位値以上及び下位値以下のと
    きには前記スイング周期が上位値及び下位値のと
    きのスイング周期に固定されるようにしたことを
    特徴とする電動式スインググリルの揺動制御装
    置。
JP12448685U 1985-08-12 1985-08-12 Expired JPH029326Y2 (ja)

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JP12448685U JPH029326Y2 (ja) 1985-08-12 1985-08-12

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12448685U JPH029326Y2 (ja) 1985-08-12 1985-08-12

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JPS6232949U JPS6232949U (ja) 1987-02-26
JPH029326Y2 true JPH029326Y2 (ja) 1990-03-07

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ID=31016541

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JP4613719B2 (ja) * 2005-07-07 2011-01-19 日産自動車株式会社 車両用空調装置

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JPS6232949U (ja) 1987-02-26

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