JPH0292160A - イメージスキャナにおける撮像信号処理回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （発明の分野） 本発明は、イメージスキャナにおける撮像信号処理回路
に関する。

（従来技術とその問題点） イメージスキャナには、被写体像を白黒の２色の画像で
あられす２値モードと、同じくその被写体像を白黒の中
間調の画像であられすディザモードとの両モード共用型
のものがある。

ここで、２値モードは被写体像が例えば文字、記号など
のように細線で構成されていて、撮像信号を二値化して
もその撮像信号に含まれる情報がられ、またディザモー
ドは、黒点の密度の大小によって濃度を疑似的に表現す
る周知のディザ法を用いたものであって、その被写体が
写真や絵などのように白黒の中間調色も含めてあられし
た方が、その撮像信号に含まれる情報が損なわれなくて
済むといった場合によく用いられる。

ところで、これまでのイメージスキャナにあっては、表
示器とかプリンタなどであられされている画像の濃淡を
調整するために、両モードで共用される濃淡調整用ボリ
ュームを備えたものがある。

ところが、ディザモードで白と黒の間の中間調の各階調
色が正しくあられれるように、この灘淡調整用ボリュー
ムのボリューム位置が調整されている場合に、そのボリ
ュームの調整位置をそのままで２値モードに切り換えた
場合は、文字、記号などの細線にかすれとか、つぶれと
かが発生するという現象が起こることはよく知られてい
るところである。

そして、このような場合、従来例のイメージスキャナに
おける撮像信号処理回路では、そのボリュームを再度、
調整し直すといったたいへん面倒なで゛ 操作が必要ケあった。

（発明の目的） 本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであっ
て、ディザモードから２値モードに切り換える場合、あ
るいはその逆に切り換える場合に、そのボリュームの再
調整を行う必要のないようにすることを目的としている
。

（発明の構成と効果） このような目的を達成するために、本発明のイメージス
キャナにおける撮像信号処理回路においては、第１入力
部に撮像波形に応じた電圧値を有する撮像信号が入力さ
れ、第２入力部に前記撮像信号の二値化の基準となる所
定の電圧値を有する二値化信号が人力されるとともに、
前記両信号を比較して前記撮像信号を二値化して出力す
るコンパレータと、２値モードとディザモードとの両モ
ードにおいて共用操作されるもので、前記コンパレータ
の前記第２入力部にその操作量に対応した電圧値を有す
る操作信号を出力する操作手段と、ディザモードにおい
て、書き込まれているディザパターンに対応したデジタ
ル信号を出力するディザＲＯＭと、２値モードにおいて
濃淡補正に対応したデジタル信号を出力する補正回路と
、前記ディザＲＯＭからのデジタル信号または前記補正
回路からのデジタル信号を選択的に出力可能にされた選
択スイッチと、前記選択スイッチの出力部と前記コンパ
レータの第２入力部との間に接続されたＤ／Ａ変換器と
を具備したことを特徴としている。

この構成におけるコンパレータの第１入力部には、撮像
波形に応じた電圧値を有する撮像信号が入力される。同
じくそのコンパレータの第２入力部には、前記撮像信号
の二値化の基準となる所定の電圧値を有する二値化信号
が入力される。

そして、このコンパレータは両入力部にそれぞれ入力さ
れた前記両信号を比較してその撮像信号を二値化して出
力する。また、濃淡調整用ポリ。

−ムとしての操作手段は、２値モードとディザモードと
の両モードにおいて共用操作されるとともに、そのコン
パレータの第２入力部にその操作量に対応した電圧値を
有する操作信号を出力する。

ディザＲＯＭは、ディザモードにおいて、書き込まれて
いるディザパターンに対応したデジタル信号を出ツノし
、補正回路は、２値モードにおいて濃淡補正に対応した
デジタル信号を出力する。

そして、選択スイッチは、その出力部からディザＲＯＭ
からのデジタル信号または補正回路からのデジタル信号
を出力する一方、Ｄ／Ａ変換器は、選択スイッチの出力
部から出力されたディザＲＯＭからのデジタル信号また
は補正回路からのデジタル信号をＤ／Ａ変換してコンパ
レータの第２人ツノ部に与える。

したがって、本発明によれば、撮像信号に係る画像の濃
淡が例えばディザモードに対応して操作およびＤ／Ａ変
換器のそれぞれを介してコンパレータの第２入力部に接
続されるから、２値モードにおける濃淡調整に適したデ
ジタル信号に対応した電圧値の信号が、操作手段におけ
る電圧値の信号と重畳されてコンパレータの第２入力部
に与えられることとなって、その撮像信号に係る画像の
濃淡は対応するモードに対応した濃淡に調整されること
になり、濃淡調整用ボリュームのような操作手段をモー
ドの切り換えに対応して再調整することが不要となって
、その使用がたいへん容易かつ簡単になる。

（実施例の説明） 以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明する
。第１図は本発明の実施例に係るイメージスキャナにお
ける撮像信号処理回路の回路図である。第１図に示され
る本実施例の撮像信号処理回路において、２はＣＯＤカ
メラなどで構成されて、与えられた撮像指令信号に応答
して撮像動作を行うととも、その撮像に対応した電圧値
を有する撮像信号Ｓ１を出力する撮像手段である。４は
撮像手段２からの撮像信号Ｓ１を増幅する増幅器である
。

６は第１入力部（＋）に撮像信号Ｓｌが入力され、第２
入力部（−）に撮像信号の二値化の基準となる所定の電
圧値を有する二値化信号Ｓ２が入力されるとともに、前
記両信号Ｓ　１　、Ｓ　２を比較して前記撮像信号Ｓｌ
を二値化された撮像信号Ｓｌ′として出力するコンパレ
ータである。

８は一定周期でクロックパルスを内部で作るとともに、
そのクロックパルスを撮像手段２に対しては撮像指令信
号Ｓ３として出力するとともに、カウンタ１０に対して
は主走査パルスＳ４と、副走査パルスＳ５とを出力する
クロック発生回路である。この主走査パルスＳ４はタイ
ミング的には撮像指令信号Ｓ３と一致しており、また、
副走査パルスＳ５はイメージスキャナを被写体上に沿っ
て移動させた場合にその移動速度のタイミングに一致し
ている。１０はクロック発生回路８からの両走査パルス
Ｓ４．Ｓ５に基づいてディザＲＯＭ１２のアドレス信号
Ｓ６を形成出力するカウンタである。

前記ディザＲＯＭ１２は、ディザモード時にそれに書き
込まれているディザパターンがカウンタｌＯからのアド
レス信号Ｓ６に基づいて読み出されるとともに、その出
力部から読み出されたディザパターンに対応したデジタ
ル信号Ｓ７を出力するようになっている。

１４は濃淡調整用ボリュームとして２値モードとディザ
モードとの両モードにおいて共用操作されるもので、そ
の出力部１４ａからコンパレータ６の第２入力部にその
操作量に対応した電圧値を有する操作信号Ｓ２’を出力
する操作手段、１６は複数の、本実施例では４つの、設
定端子■。〜■３で構成されるデジタル信号Ｓ８の設定
端子群１６ａと、各設定端子群１６ａのそれぞれに対応
して設けられたプルアップ抵抗Ｒ８−Ｒ３とで構成され
たプルアップ抵抗群１６ｂとからなり、２値モードにお
いて濃淡補正に対応したデジタル信号Ｓ８を出力する補
正回路であって、その設定端子群１６ａの内、例えば設
定端子１．、Ｉ３を接地し、残余の設定端子■。、■２
を開放した場合に、「１０１０」の４ビツト構成のデジ
タル信号Ｓ８が出力されるようになっている。この場合
、各設定端子群１６ａを上記のように接地または開放す
る代わりに、マイクロコンピュータでもってソフト的に
設定することもできる。

１８は、ディザＲＯＭ１２からのデジタル信号Ｓ７また
は補正回路１６からのデジタル信号Ｓ８を選択的に出力
可能にされた選択スイッチであって、ディザＲＯＭ１２
の各出力部に個別に対応して接続された４つの第１の個
別接点ＫＳＯ〜ＫＳ３と、補正回路１６の各出力部に個
別に対応して接続された４つの第２の個別接点ＫＳ　Ｏ
’〜ＫＳ３′と、ディザモード時には第１の個別接点Ｋ
ＳＯ〜ＫＳａ側に、２値モード時に第２の個別接点ＫＳ
Ｏ’〜ＫＳ　３’側にそれぞれ互いに連動して切り換え
られる出力部としての４つの可動接点ＭＳｏ−ＭＳ３と
からなっている。

２０は選択スイッチ１８の出力部である各可動接点ＭＳ
Ｏ〜ＭＳ３にそれぞれ個別に対応して接続された抵抗Ｒ
４〜Ｒ７からなり、選択スイッチ１８を介して入力され
るデジタル信号Ｓ７またはＳ８をＤ／Ａ変換し、そのＤ
／Ａ変換した信号をアナログ信号Ｓ７’またはＳ８’　
としてコンパレ−タ６の第２入力部に出力するＤ／Ａ変
換器である。

動作を説明する。

今、選択スイッチ１８の各可動接点ＭＳＯ〜ＭＳ３がそ
れぞれ第１の個別接点ＫＳＯ〜ＫＳａ側にそれぞれ切り
換えられているディザモードにおいて、撮像手段２で撮
像されてその撮像波形に応じた電圧値を有する撮像信号
Ｓｌは、増幅器４で増幅されてコンパレータ６の第１入
力部に入力される。同じくそのコンパレータ６の第２入
力部には、前記撮像信号の二値化の基準となる所定の電
圧値を有する二値化信号Ｓ２が入力されているのである
が、この二値化信号Ｓ２は、操作手段１４の出力部１４
ａからの操作信号Ｓ２’と、ディザＲＯＭ１２から選択
スイッチ１８を介してＤ／Ａ変換器２０でＤ／Ａ変換さ
れて出力されたアナログ信号Ｓ７’　とを重畳してなる
ものである。すなわち、ディザモードにおける二値化信
号Ｓ２は、そのモードに対応した電圧値の信号となって
いる。

次に、ディザモードから２値モードに切り換えるために
、選択スイッチ１８の各可動接点ＭＳＯ〜ＭＳ３を第２
の個別接点ＫＳＯ’〜ＫＳ　３’側に切り換える。そう
すると、補正回路１６からのデジタル信号Ｓ８が選択ス
イッチ１８を介してＤ／Ａ変換器２０に与えられるとと
もに、そこでＤ／Ａ変換されてアナログ信号Ｓ８’　と
なってコンパレータ６の第２入力部に与えられることに
なる。

その結果、コンパレータ６の出力部からは、２値モード
において濃淡補正に対応した撮像信号８１′が出力され
ることになる。

上記のように本実施例では、補正回路１６において、２
値モードでの濃淡調整に合ったデジタル信号Ｓ８に設定
しておくことで、ディザモードから２値モードに切り換
わっても、操作手段１４としての濃淡調整用ボリューム
を再調整することなく、２値モードに合った濃度の画像
を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係るイメージスキャナにお
ける撮像信号処理回路の回路図である。 ２・・・撮像手段、６・・・コンパレータ、１２・・・
ディザＲＯＭ、１４・・・濃淡調整用ボリュームとして
の操作手段、１６・・補正回路、１８・・・選択スイッ
チ、２０・・・Ｄ／Ａ変換器。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）第１入力部に撮像波形に応じた電圧値を有する撮
   像信号が入力され、第２入力部に前記撮像信号の二値化
   の基準となる所定の電圧値を有する二値化信号が入力さ
   れるとともに、前記両信号を比較して前記撮像信号を二
   値化して出力するコンパレータと、 ２値モードとディザモードとの両モードにおいて共用操
   作されるもので、前記コンパレータの前記第２入力部に
   その操作量に対応した電圧値を有する操作信号を出力す
   る操作手段と、 ディザモードにおいて、書き込まれているディザパター
   ンに対応したデジタル信号を出力するディザＲＯＭと、 ２値モードにおいて濃淡補正に対応したデジタル信号を
   出力する補正回路と、 前記ディザＲＯＭからのデジタル信号または前記補正回
   路からのデジタル信号を選択的に出力可能にされた選択
   スイッチと、 前記選択スイッチの出力部と前記コンパレータの第２入
   力部との間に接続されたＤ／Ａ変換器とを具備したこと
   を特徴とする、イメージスキャナにおける撮像信号処理
   回路。