JPH0291651A - カラー画像記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、マスク原版を用いて感光記録媒体上に露光を
行うカラー画像記録装置に関する。

〔従来の技術〕

本件出願人は、先に特願昭６２−２５６０００号におい
て、新規な位置合わせ機構を用いて感光記録媒体上に３
原色像を高精度に重ね露光する装置を提案（未公開）し
ている。

この装置は、光源と感光記録媒体との間隙に、搬送ベル
トに担持させてマスク原版を送り込むベルト駆動手段と
、搬送ベルトを支持するベルト支持体を搬送ベルトの送
り方向と略直角な方向に移動を行わせるための２つのベ
ルト支持体移動手段、即ち、前端側ベルト支持体移動手
段と、後端側ベルト支持体移動手段と、前記マスク原版
上に形成された位置決めに用いられる基準を読み取らせ
るべく搬送ベルトと対向させて所定位置に取り付けられ
た位置決めセンサと、を備えている。

上記の構成によって、マスク原版は搬送ベルトにより露
光される位置のごく近くまで搬送され、マスク原版の位
置決めに用いられる基準（マスク像と同時形成された位
置決めマーク）を位置決めセンサが読み取り、これに応
じてマスク原版のベルト送り方向に対しての傾き、同方
向のずれ量及び直角方向のずれ量のそれぞれが無くなる
ように制御手段がベルト駆動手段と、２つのベルト支持
体移動手段とのそれぞれの駆動を制御するようになって
いる。

かかる先願装置によれば、マスク原版上にマスク像と同
時形成された位置決めマークを利用したこと、及び位置
修正手段としてベルト駆動手段、２つのベルト支持体移
動手段を採用したことにより、マスク原版のリードエツ
ジを利用しかつベルト駆動手段のみで位置修正をしてい
た従来装置に比べ、３枚のマスク原版をより正確に位置
合わせすることができ、その結果として、３原色像を高
精度に重ね露光することができた。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、かかる先願装置にあっては、パルスモー
タのステップ送り量が、マスク原版の送り込み動作中及
びそれに続くマスク原版の位置合わせ動作中のいずれも
同一であったため、送り込み速度の高速化を図るべくス
テップ送り量を大きく設定すると位置合わせ精度が低下
する一方、位置合わせ精度の向上を図るべくステップ送
り量を小さく設定すると送り込み速度が低下すると言う
問題があった。

本発明は上記の問題に鑑みなされたものであり、その目
的とするところは、マスク原版を光源と感光記録媒体と
の隙間に高速に送り込み、かつ所定位置に正確に位置合
わせの出来るカラー画像記録装置を提供することにある
。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、上記の目的を達成するために、カラー画像情
報に基き作成されたマスク原版を使用して感光記録媒体
に露光を行いカラー画像を得るカラー画像記録装置にお
いて、マスク原版を担持する搬送ベルトと、カラー画１
象記録装置本体内にあって、該本体とは相対移動可能で
、前記搬送ベルトを支持するベルト支持体と、前記搬送
ベルトを駆動するためのパルスモータを有したベルト駆
動手段と、前記ベルト支持体の前記搬送ベルトの送り方
向に離間した２点を、マスク原版と平行な面内で、且つ
、搬送ベルトの送り方向と略直角な方向にそれぞれ独立
して移動を行わせるためのパルスモータを有した２つの
ベルト支持体移動手段と、マスク原版上に設けられた位
置決めのための基準を読み取ることのできる位置決めセ
ンサと、前記位置決めセンサの出力に応じて、前記ベル
ト駆動手段と、前記２つのベルト支持体移動手段とをそ
れぞれ制御する制御手段とを有し、前記マスク原版の送
り込み動作及び初期位置合わせ動作に際しては、各パル
スモータのステップ送り量を励磁切替により大きく設定
する一方、前記マスク原版の最終位置合わせ動作に際し
ては、各パルスモータのステップ送り量を励磁切替によ
り小さく設定すること、を特徴とするものである。

〔作用〕

このような構成によれば、マスク原版の送り込み動作及
び初期位置合わせ動作に際しては、各パルスモータのス
テップ送り量を励磁切替により大きく設定する一方、最
終位置合わせ動作に際しては、各パルスモータのステッ
プ送り量を励磁切替により小さく設定するようにしたた
め、マスク原版を光源と感光記録媒体との間隙に高速に
送り込み、かつ所定位置に正確にかつ迅速に位置合わせ
することができる。

〔実施例〕

第１図は、本発明が適用されたカラー画像記録装置２０
の上に、マスク原版作成用のモノクロレーザプリンタ１
を装着した状態を示す模式的断面図である。

先ず、モノクロレーザプリンタ１の構成を簡単に説明す
ると、図示しないホストコンピュータからＲ，Ｇ、Ｂの
各カラー画像情報が到来すると、帯電された感光体ドラ
ム３上にはポリゴンスキャナ２からのレーザ光照射によ
って各色画像に対応した静電潜像が形成される。

次いで、この静電潜像が形成された感光体ドラム３は現
像器４でトナー現像された後、給紙カセット５から１共
給される普通紙もしくはＯＨＰ用紙上に転写され、定着
器６により定着が行われて、後述する３枚のマスク原版
２２Ｒ，２２Ｇ。

２２Ｂが完成する。

尚、このモノクロレーザプリンタ１は通常の白黒プリン
トも可能になされ、白黒画像の定着された用紙はモノク
ロ排紙トレイ１１又は１２へ排出される。

次に、カラー画像記録装置２０の構成を簡１１に説明す
る。

カラー画像記録装置２０は、モノクロレーザプリンタ１
から排出されるマスク原版２２Ｒ１２２Ｇ、２２Ｂ　（
以下、中間シート２２と称する）を露光ユニット３６へ
供給するように進入バスを切り替える用紙バス切り替え
部１０と、中間シート２２を担持して搬送及び位置決め
する透明な中間シート搬送ベルト３５（以下、ベルトと
称する）と、中間シート２２がベルト３５の入口端部ま
で到着したことを検出する透過型光電センサからなるセ
ンサ５１と、中間シート２２をベルト３５に版行させる
ための静γＵ気発生装置３８と、中間シート２２を感光
感圧紙２４と密着させる露光台２５と、露光用の３原色
の光源２１Ｒ，２１Ｇ。

２１Ｂと、感光感圧紙２４の表面に塗布されたマイクロ
カプセル内に含まれている染料前駆体と反応して発色す
る顕色剤を塗布した顕色剤シート２６を収納する収納部
２７と、顕色剤シート２６と感光感圧紙２４とを重ね合
わせて未硬化のマイクロカプセルを圧力で潰し顕色剤シ
ート２６上に画像を現像する圧力現像装置２８と、発色
を促す熱定首装置２つと、カラー画像の排出トレイ３０
と、中間シートを外部から挿入する手差しトレイ３１と
、露光済みの中間シート２２を排出する中間シート排出
トレイ３２と、顕色剤シート２６の手差しトレイ３３を
備えている。

次に、本発明の要部である露光ユニット３６の詳細を第
２図を参照しながら説明する。

露光ユニット３６は、ユニットフレームに固定されたセ
ンサホルダ３９と、そのセンサボルダ３９に保持されて
おり、中間シート２２の送り方向と直角方向の位置決め
マークを読み取る反射型光電センサよりなるセンサ３９
ａと、中間シート２２の送り方向の位置決めマークを読
み取る反射型光↑Ｕセンサよりなるセンサ３９ｂ、３９
Ｃと、ベルト３５を保持するローラを支持しているベル
トローラ支持ユニット４０と、ベルト３５をその前後方
向へ送るベルト送りモータ（ステップモータ）４１と、
ベルトローラ支持ユニット４０の前端側を中間シート送
り方向とは直交する方向、すなわちベルト幅方向へ移動
させる前端側ベルト系移動モータ４２ａと、ベルトロー
ラ支持ユニット４０の後端側を中間シート送り方向とは
直交する方向、すなわちベルト幅方向へ移動させる後端
側ベルト系移動モータ４２ｂとを備えて、いる。

尚、図示例では、前端側ベルト系移動モー・夕４２ａ及
び後端側ベルト系移動モータ４２ｂは、それぞれラック
とビニオンを利用したベルト支持ユニット４０の前端側
移動機構及び後端側移動機構の駆動源となっている。

また、各モータ４１，４２ａ、４２ｂは、励磁方式の切
り替えにより、ステップ送り量の大きな（この例では、
４０μｍ）所謂２−２相駆動状態と、ステップ送り量の
小さな（この例では、２０μｍ）所謂１−２柑駆動状態
とを選択可能になされている。

次に、中間シート２２の一例を第３図を参照しながら説
明する。

中間シート２２の送り方向先端部下面には、センサ３９
　ａ　＋　　３９　ｂ　＊　　３９　ｃに読み取らせる
ための略Ｔ字状をなす位置決めマーク４４が付されてい
る。

この位置決めマーク４４は、モノクロレーザプリンタ１
において、静電潜像を形成する際にこれと同時に形成さ
れたものであり、このため、中間シート上の像とは常に
一定の位置関係を維持している。

次に、第４図はカラー画像記録装置２０の位置合わせに
係わる部分の電気的なハードウェア構成を概略的に示す
ブロック図である。

同図に示されるように、この装置の制御部はＲＯＭ４８
．ＲＡＭ４９．ＣＰＵ５０を中心としたマイクロコンピ
ュータで構成されており、このマイクロコンピュータで
はセンサ３９ａ、３９ｂ。

３９ｃ、５１の各出力に基づいて、後述する制御プログ
ラムを実行することにより、ベルト送りモータ４１、前
端側ベルト系移動モータ４２ａ１後端側ベルト系移動モ
ータ４２ｂを適宜に駆動して中間シート２２の送り込み
動作及び位置合わせ動作を行うようになっている。

次に、第５図はマイクロコンピュータで実行される各種
の制御プログラムの中で、中間シート２２の送り込み動
作及び位置合わせ動作に係わる部分だけを取り出して示
すフローチャートであり、以下このフローチャート及び
第１図乃至第４図を参照しながら、本発明に係わる送り
込み制御及び位置合わせ制御についての系統的な説明を
行う。

モノクロレーザプリンタ１により作成された中間シート
２２Ｒは、中間シートパス切替部１０を通過した後、中
間シート位置決めローラ３４で中間シート先端位置が決
められ、同時にセンサ５１が中間シート２２Ｒの到着を
検出する（ステップ５０１ＹＥＳ）。

その後、中間シート２２Ｒは透明な絶縁性の中間シート
搬送ベルト３５（例えば、ＰＥＴフィルム等）に対して
、コロトロン等の静電気発生装置３８を用いて吸着され
、ベルト送りモータ４１及び前端側ベルト系移動モータ
４２ａ１後端側ベルト系移動モータ４２ｂを駆動するこ
とにより、露光ユニット３６内の光源２１Ｒ，２１Ｇ、
２１Ｂと感光感圧紙２４との間隙へと送り込まれる。

このとき、各モータ４１，４２ａ、４２ｂの励磁方式は
所１７２２相駆動とされ、ステップ送り量は４０μｍと
大きく設定される（ステップ５０２）。

その結果、中間シート２２Ｒは比較的高速で露光ユニッ
ト３６内の光源２１Ｒ，２１Ｇ、２１Ｂと感光感圧紙２
４との間隙へと送り込まれる。

中間シート２２Ｈの送り込みがほぼ完了して３個のセン
サ３９ａ、３９ｂ、３９ｃの出力レベルがあるしきい値
を越えると（ステップ５０３ＹＥＳ）　、送り込み動作
及び初期位置合わせ動作は終了して最終位置合わせ動作
が開始される。

このとき、各モータ４１，４２ａ、４２ｂの励磁方式は
所謂１−２相駆動とされ、ステップ送り量は２０μｍと
小さく設定され最終位置合わせ動作が開始される（ステ
ップ５０４）。

そのため、中間シート２２Ｈのベルト送り方向及びベル
ト幅方向の位置ずれ、ベルト送り方向に対する傾きはそ
れぞれ小刻みに修正され、精度の良い位置合わせが行わ
れる。

中間シート２２Ｈの位置合わせが完了して３個のセンサ
３９ａ、３９ｂ、３９ｃの出力レベルがあるしきい値を
越えると（ステップ５０５ＹＥＳ）、最終位置合わせ動
作は終了する。

位置合わせが完了した後にあっては、従来と同様にして
、露光台２５により中間シート２２Ｒと感光感圧紙２４
との密着が行われ、その状態で光源２１Ｈによる露光が
行われて、感光感圧紙２４上には中間シート２２Ｈに対
応した潜像が形成される（ステップ５０６）。

その後、中間シート２２Ｒは中間シート排出トレイ３２
へと排出され、同様なことが中間シート２２Ｇ、２２Ｂ
についても行われることにより、感光感圧紙２４上に３
原色像の重ね露光が行われる。

重ね露光が完了した感光感圧紙２４は、顕色剤シート２
６と重ねられた後、圧力現像装置２８で現像される。

圧力現像された後の使用済みの感光感圧紙２４は、巻取
装置３７により巻き取られる。

以上の本実施例によれば、マスク原版送り込み動作及び
初期位置合わせ動作に際しては、各パルスモータ４１，
４２ａ、、４２ｂのステップ送り量を励磁切替により大
きく　（４０μｍ）設定する（ステップ５０２）一方、
最終位置合わせ動作に際しては、各パルスモータ４１，
４２ａ、４２ｂのステップ送り量を励磁切替により小さ
く（２０μｍ）設定した（ステップ５０４）ため、マス
ク原版２２を光源２１と感光感圧紙２４との間隙に高速
に送り込み、かつ所定位置に迅速かつ正確に位置合わせ
できる。

尚、以上の実施例において、さらに精度よく位置合わぜ
を行うためには、ステップモータ４１゜４２ａ、４２ｂ
を相間で励磁し、分割停止（例えば、８分割）できるよ
うにすればよい。

本発明は以上詳述した実施例に限定されるものではなく
、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加え
ることができる。

例えば、モノクロレーザプリンタ１は特にレーザプリン
タに限られるものではなく、ＲＧＢの３原色分解原稿が
作成できるものであればＬＥＤプリンタ、液晶プリンタ
その地熱転写プリンタ等その形式は問わない。

また、以上の実施例においては、デスクトップタイプの
プリンタの場合は、カラー画像記録装置２０の上部に装
着してドツキングさせ、更に大型のプリンタの場合は、
作成した３原色分角ｑ原稿を手差しトレイ３１からから
カラー画像記録装置２０内へ送り込むことで、いずれの
場合にも対応が可能である。

また、以上の実施例では感光感圧紙２４と顕色剤シート
２６との組み合わせで発色するセパレートタイプを用い
ているが、両者の機能を合わせ持つタイプであってもよ
い。

また、位置決めマーク４４についても、センサ３９ａ、
３９ｂ、３９ｃで読取りができ、かつマスク原版２２に
形成されている画像と正確な位置関係にあるものであれ
ば、形状等がどのようであっても一切措わない。

また、中間シート搬送ベルト３５についても、本実施例
のようにエンドレスである必要はなく、例えば巻物状で
あってもよい。

また、制御部としてもマイクロコンピュータに限られる
ものではなく、例えば電子回路のハードウェアでもよい
。

更に、本実施例では中間シート２２としてＲ２Ｇ、Ｂの
３原色の中間シートをそれぞれ１枚づつ計３枚用いてい
るが、中間シートとして用いることができる版であれば
色や分解の枚数等はどのようになっても構わない。例え
ば、Ｒ，Ｇ、Ｂの他にスミ版を加えて計４枚の中間シー
トを用いるようにしても同様に適用できる。

〔発明の効果〕

以上の説明で明らかなように、本発明によればマスク原
版の送り込み動作及び初期位置合わせ動作に際しては、
各パルスモータのステップ送り量を励磁切替により大き
く設定する一方、マスク原版の最終位置合わせ動作に際
しては、各パルスモータのステップ送り量を励磁切替に
より小さく設定するようにしたため、マスク原版を光源
と感光記録媒体との間隙に高速に送り込み、かつ所定位
置に正確にかつ迅速に位置合わせして、感光記録媒体上
に３原色像の重ね露光を迅速かつ精度よく行うことがで
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明が適用されたカラー画像記録装置の上に
、マスク原版作成用のモノクロレーザプリンタを装着し
た状態を示す模式的断面図、第２図は露光ユニットの詳
細を示す平面図、第３図はマスク原版の一例を示す平面
図、第４図は位置合わせ処理に係わる部分のハードウェ
ア構成を概略的に示すブロック図、第５図は送り込み処
理及び位置合わせ処理に関するソフトウェア構成を概略
的に示すフローチャートである。 ３５・・・中間シート搬送ベルト、３つ・・・センサホ
ルダ、３９ａ、３９ｂ、３９ｃ・＝センサ、４０−・・
ベルトローラ支持ユニット、４１・・・ベルト送りモー
タ、４２ａ・・・前端側ベルト系移動モータ、４２ｂ・
・・後端側ベルト系移動モータ、５１・・・センサ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 カラー画像情報に基き作成されたマスク原版を使用して
   感光記録媒体に露光を行いカラー画像を得るカラー画像
   記録装置において、 マスク原版を担持する搬送ベルトと、 カラー画像記録装置本体内にあって、該本体とは相対移
   動可能で、前記搬送ベルトを支持するベルト支持体と、 前記搬送ベルトを駆動するためのパルスモータを有した
   ベルト駆動手段と、 前記ベルト支持体の前記搬送ベルトの送り方向に離間し
   た２点を、マスク原版と平行な面内で、且つ、搬送ベル
   トの送り方向と略直角な方向にそれぞれ独立して移動を
   行わせるためのパルスモータを有した２つのベルト支持
   体移動手段と、マスク原版上に設けられた位置決めのた
   めの基準を読み取ることのできる位置決めセンサと、前
   記位置決めセンサの出力に応じて、前記ベルト駆動手段
   と、前記２つのベルト支持体移動手段とをそれぞれ制御
   する制御手段とを有し、 前記マスク原版の送り込み動作及び初期位置合わせ動作
   に際しては、各パルスモータのステップ送り量を励磁切
   替により大きく設定する一方、前記マスク原版の最終位
   置合わせ動作に際しては、各パルスモータのステップ送
   り量を励磁切替により小さく設定すること、を特徴とす
   るカラー画像記録装置。