JPH02907Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH02907Y2 JPH02907Y2 JP8533983U JP8533983U JPH02907Y2 JP H02907 Y2 JPH02907 Y2 JP H02907Y2 JP 8533983 U JP8533983 U JP 8533983U JP 8533983 U JP8533983 U JP 8533983U JP H02907 Y2 JPH02907 Y2 JP H02907Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- capacitor
- insulating separator
- vapor
- metal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 claims description 21
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 19
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims description 19
- 239000011104 metalized film Substances 0.000 claims description 14
- 239000010408 film Substances 0.000 claims description 10
- 239000004699 Ultra-high molecular weight polyethylene Substances 0.000 claims description 6
- 229920000785 ultra high molecular weight polyethylene Polymers 0.000 claims description 6
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 6
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 4
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 4
- 238000007740 vapor deposition Methods 0.000 description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 239000000123 paper Substances 0.000 description 3
- 238000005507 spraying Methods 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000008020 evaporation Effects 0.000 description 2
- 238000001704 evaporation Methods 0.000 description 2
- -1 polypropylene Polymers 0.000 description 2
- 229920001296 polysiloxane Polymers 0.000 description 2
- 239000004698 Polyethylene Substances 0.000 description 1
- 239000004743 Polypropylene Substances 0.000 description 1
- HCHKCACWOHOZIP-UHFFFAOYSA-N Zinc Chemical compound [Zn] HCHKCACWOHOZIP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 1
- 239000002655 kraft paper Substances 0.000 description 1
- 230000008018 melting Effects 0.000 description 1
- 238000002844 melting Methods 0.000 description 1
- 239000002985 plastic film Substances 0.000 description 1
- 229920006255 plastic film Polymers 0.000 description 1
- 229920000728 polyester Polymers 0.000 description 1
- 229920006267 polyester film Polymers 0.000 description 1
- 229920000573 polyethylene Polymers 0.000 description 1
- 229920001155 polypropylene Polymers 0.000 description 1
- 229910000679 solder Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000007921 spray Substances 0.000 description 1
- 229910052725 zinc Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000011701 zinc Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Description
本考案は同軸巻多素子を形成したコンデンサの
改良に関するものである。 一般に蒸着電極を有する金属化フイルムを2枚
重ねて同軸巻して多素子コンデンサを形成する場
合、蒸着電極の一部を飛散させるかあるいは金属
化フイルムを切断するなどして電極間にセパレー
タを介在させて絶縁し巻回されている。 従来、上述のようなコンデンサは、第1図また
は第2図に示すように、金属化フイルム1,2の
蒸着電極1a,2aの一部を飛散させて蒸着電極
1aを巻芯側と外周側に分割し、その分割した電
極間Gに金属化フイルム1より広幅のコンデンサ
紙、クラフト紙、シリコーン塗布紙、ポリエステ
ルフイルム、ポリプロピレンフイルムなどの絶縁
セパレータ3を介在させて、他方の金属化フイル
ム2とともに同軸巻して構成されていた。1b,
2bはプラスチツクフイルムである。そして外部
に電極を導出するためにスプレー法などによつて
コンデンサ素子4の端面に亜鉛、はんだなどのメ
タリコン金属5を吹き付けると、第3図に示すよ
うにメタリコン金属5が、絶縁セパレータ3の端
面部まで付着し、絶縁セパレータ3の巻芯側の蒸
着電極2aまたは1aと外周側の蒸着電極2aま
たは1aが短絡する。そのため絶縁セパレータ3
に付着したメタリコン金属5を機械的に削り落と
したり、絶縁セパレータ3の端面突出部の1〜2
回転分を切断し除去することにより、絶縁セパレ
ータ3の表面に付着したメタリコン金属5を取り
除いて巻芯側と外周側の素子間の絶縁が保持され
ていた。このため作業口数が多くかかり、また絶
縁セパレータ3の端面に付着したメタリコン金属
5が完全に除去されず残つている素子間に絶縁不
良を生じるなどの問題があつた。 本考案者等は上述の点に鑑み、絶縁セパレータ
について種々実験を繰返した結果、超高分子量ポ
リエチレンフイルムを用いることにより、該フイ
ルムにメタリコン金属が付着しにくく、また極め
て容易にメタリコン金属を除去できることを見出
した。 すなわち、本考案は金属化フイルムの蒸着電極
の一部を飛散あるいは該金属化フイルムを切断し
て蒸着電極を巻芯側と外周側に分割し、その分割
された電極間に絶縁セパレータを介在させて同軸
巻して多素子コンデンサを形成し、該素子の端面
にメタリコン金属を付着させて引出リードを導出
してなるコンデンサにおいて、上記絶縁セパレー
タとして超高分子量ポリエチレンフイルムを用い
たことを特徴とするコンデンサである。 以下、本考案の実施例について詳述する。 まず第2図に示すように金属化フイルム1,2
の蒸着電極1a,2aの一部を飛散させて蒸着電
極1aを2分割し、その分割した電極間Gに金属
化フイルム1より広幅で表に示す種々の絶縁セパ
レータを介在させて、金属化フイルム1および2
を同軸巻して定格9+30μF、230+175VACの2
素子コンデンサを構成し、その端面に溶融したメ
タリコン金属を吹付けた。またメタリコン金属の
吹付条件は、溶融金属を吹付けた時の素子端面部
の温度が絶縁セパレータおよび誘電体フイルムの
融点を考慮して吹付け時の空気圧力、金属線の送
り速度、素子の送り速度などにより適宜設定され
た条件で決められる。
改良に関するものである。 一般に蒸着電極を有する金属化フイルムを2枚
重ねて同軸巻して多素子コンデンサを形成する場
合、蒸着電極の一部を飛散させるかあるいは金属
化フイルムを切断するなどして電極間にセパレー
タを介在させて絶縁し巻回されている。 従来、上述のようなコンデンサは、第1図また
は第2図に示すように、金属化フイルム1,2の
蒸着電極1a,2aの一部を飛散させて蒸着電極
1aを巻芯側と外周側に分割し、その分割した電
極間Gに金属化フイルム1より広幅のコンデンサ
紙、クラフト紙、シリコーン塗布紙、ポリエステ
ルフイルム、ポリプロピレンフイルムなどの絶縁
セパレータ3を介在させて、他方の金属化フイル
ム2とともに同軸巻して構成されていた。1b,
2bはプラスチツクフイルムである。そして外部
に電極を導出するためにスプレー法などによつて
コンデンサ素子4の端面に亜鉛、はんだなどのメ
タリコン金属5を吹き付けると、第3図に示すよ
うにメタリコン金属5が、絶縁セパレータ3の端
面部まで付着し、絶縁セパレータ3の巻芯側の蒸
着電極2aまたは1aと外周側の蒸着電極2aま
たは1aが短絡する。そのため絶縁セパレータ3
に付着したメタリコン金属5を機械的に削り落と
したり、絶縁セパレータ3の端面突出部の1〜2
回転分を切断し除去することにより、絶縁セパレ
ータ3の表面に付着したメタリコン金属5を取り
除いて巻芯側と外周側の素子間の絶縁が保持され
ていた。このため作業口数が多くかかり、また絶
縁セパレータ3の端面に付着したメタリコン金属
5が完全に除去されず残つている素子間に絶縁不
良を生じるなどの問題があつた。 本考案者等は上述の点に鑑み、絶縁セパレータ
について種々実験を繰返した結果、超高分子量ポ
リエチレンフイルムを用いることにより、該フイ
ルムにメタリコン金属が付着しにくく、また極め
て容易にメタリコン金属を除去できることを見出
した。 すなわち、本考案は金属化フイルムの蒸着電極
の一部を飛散あるいは該金属化フイルムを切断し
て蒸着電極を巻芯側と外周側に分割し、その分割
された電極間に絶縁セパレータを介在させて同軸
巻して多素子コンデンサを形成し、該素子の端面
にメタリコン金属を付着させて引出リードを導出
してなるコンデンサにおいて、上記絶縁セパレー
タとして超高分子量ポリエチレンフイルムを用い
たことを特徴とするコンデンサである。 以下、本考案の実施例について詳述する。 まず第2図に示すように金属化フイルム1,2
の蒸着電極1a,2aの一部を飛散させて蒸着電
極1aを2分割し、その分割した電極間Gに金属
化フイルム1より広幅で表に示す種々の絶縁セパ
レータを介在させて、金属化フイルム1および2
を同軸巻して定格9+30μF、230+175VACの2
素子コンデンサを構成し、その端面に溶融したメ
タリコン金属を吹付けた。またメタリコン金属の
吹付条件は、溶融金属を吹付けた時の素子端面部
の温度が絶縁セパレータおよび誘電体フイルムの
融点を考慮して吹付け時の空気圧力、金属線の送
り速度、素子の送り速度などにより適宜設定され
た条件で決められる。
【表】
表中試料群No.AおよびBは上述の絶縁セパレー
タとして本考案に係る超高分子量ポリエチレンフ
イルを用いて構成したコンデンサ、C、C、Eは
それぞれシリコーン塗布紙、平均分子量が30〜3
万のポリエステル、ポリエチレンフイルムを用い
て構成した比較のためのコンデンサで、本考案の
平均分子量が300万〜500万からなる超高分子量ポ
リエチレンフイルムを絶縁セパレータ3として用
いたものは、メタリコン金属5と超高分子量ポリ
エチレンフイルムとの付着性が低く、そのためは
くり性が著しく優れているので第3図のようにメ
タリコン金属を吹き付けても若干の振動を与え
る、空気を吹き付ける、少し硬い目の毛ブラシで
こするなどの方法で確実に、しかも短時間でメタ
リコン金属を除去することができる。そのため組
立工程の自動化が容易になる。素子間にメタリコ
ン金属が残らず、素子間にスパークなどを生じた
り短絡せず、信頼性の極めて高いコンデンサが得
られるなどの効果がある。また、JISC4908に基
づいて、素子間に定格電圧の合計×2.3倍の電圧
(932VAC)を1分間印加し絶縁耐圧試験を行な
つた結果、表の通り本考案の試料群No.A,Bの製
品は絶縁不良が発生せず、品質が優れていること
が実証された。 なお、上述の実施例は2素子の場合について述
べたが、3素子以上の多素子コンデンサについて
も、各素子間に上述の超高分子量絶縁セパレータ
を用い同様な効果が得られるものである。 叙上のように本考案のコンデンサは、同軸巻多
素子コンデンサにおける生産性および信頼性の面
において極めて有利となり、工業的ならびに実用
的価値の大なるものである。
タとして本考案に係る超高分子量ポリエチレンフ
イルを用いて構成したコンデンサ、C、C、Eは
それぞれシリコーン塗布紙、平均分子量が30〜3
万のポリエステル、ポリエチレンフイルムを用い
て構成した比較のためのコンデンサで、本考案の
平均分子量が300万〜500万からなる超高分子量ポ
リエチレンフイルムを絶縁セパレータ3として用
いたものは、メタリコン金属5と超高分子量ポリ
エチレンフイルムとの付着性が低く、そのためは
くり性が著しく優れているので第3図のようにメ
タリコン金属を吹き付けても若干の振動を与え
る、空気を吹き付ける、少し硬い目の毛ブラシで
こするなどの方法で確実に、しかも短時間でメタ
リコン金属を除去することができる。そのため組
立工程の自動化が容易になる。素子間にメタリコ
ン金属が残らず、素子間にスパークなどを生じた
り短絡せず、信頼性の極めて高いコンデンサが得
られるなどの効果がある。また、JISC4908に基
づいて、素子間に定格電圧の合計×2.3倍の電圧
(932VAC)を1分間印加し絶縁耐圧試験を行な
つた結果、表の通り本考案の試料群No.A,Bの製
品は絶縁不良が発生せず、品質が優れていること
が実証された。 なお、上述の実施例は2素子の場合について述
べたが、3素子以上の多素子コンデンサについて
も、各素子間に上述の超高分子量絶縁セパレータ
を用い同様な効果が得られるものである。 叙上のように本考案のコンデンサは、同軸巻多
素子コンデンサにおける生産性および信頼性の面
において極めて有利となり、工業的ならびに実用
的価値の大なるものである。
第1図および第2図はコンデンサ素子の要部解
体説明図、第3図はメタリコン金属を付着した従
来のコンデンサ素子の要部断面図、第4図は本考
案の一実施例のコンデンサ素子の要部断面図であ
る。 1,2……金属化フイルム、1a,2a……蒸
着電極、3……絶縁セパレータ、4……コンデン
サ素子、5……メタリコン金属。
体説明図、第3図はメタリコン金属を付着した従
来のコンデンサ素子の要部断面図、第4図は本考
案の一実施例のコンデンサ素子の要部断面図であ
る。 1,2……金属化フイルム、1a,2a……蒸
着電極、3……絶縁セパレータ、4……コンデン
サ素子、5……メタリコン金属。
Claims (1)
- 金属化フイルムの蒸着電極の一部を飛散あるい
は該金属化フイルムを切断して蒸着電極を巻芯側
と外周側に分割し、その分割された電極間に絶縁
セパレータを介在させて同軸巻して多素子コンデ
ンサを形成し、該素子の端面にメタリコン金属を
付着させて引出リードを導出してなるコンデンサ
において、上記絶縁セパレータとして超高分子量
ポリエチレンフイルムを用いたことを特徴とする
コンデンサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8533983U JPS59191724U (ja) | 1983-06-03 | 1983-06-03 | コンデンサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8533983U JPS59191724U (ja) | 1983-06-03 | 1983-06-03 | コンデンサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59191724U JPS59191724U (ja) | 1984-12-19 |
JPH02907Y2 true JPH02907Y2 (ja) | 1990-01-10 |
Family
ID=30215307
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8533983U Granted JPS59191724U (ja) | 1983-06-03 | 1983-06-03 | コンデンサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59191724U (ja) |
-
1983
- 1983-06-03 JP JP8533983U patent/JPS59191724U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59191724U (ja) | 1984-12-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4263638A (en) | Dial wound capacitor and method of making same | |
US4312027A (en) | Multiple capacitor winding with electrostatic shielding | |
US5313360A (en) | Dual Capacitor | |
US5844770A (en) | Capacitor structures with dielectric coated conductive substrates | |
US3327184A (en) | Wound capacitor and method of making | |
JPH02907Y2 (ja) | ||
US2172604A (en) | Electrolytic condenser terminal | |
US2404824A (en) | Electrolytic condenser and electrode therefor | |
US2253026A (en) | Electrical condenser | |
US2637766A (en) | Metallized paper capacitor | |
US2673792A (en) | Method of making condenser | |
US2891204A (en) | Metallized electrical capacitor | |
JPS5824005B2 (ja) | 金属化誘電体コンデンサ | |
GB2089569A (en) | Metallized-film Dual Capacitor | |
GB1532368A (en) | Layer capacitors | |
JP2663064B2 (ja) | 多層巻コンデンサ | |
JPS6040176B2 (ja) | 積層型金属化フィルム蓄電器 | |
JPH0227554Y2 (ja) | ||
JPH0121542Y2 (ja) | ||
JPS6336673Y2 (ja) | ||
JPH0227553Y2 (ja) | ||
JP2000077256A (ja) | 金属化フィルムコンデンサ | |
JPH0328808B2 (ja) | ||
JPH0326532B2 (ja) | ||
JP2000012370A (ja) | 同軸巻コンデンサおよびその製造方法 |