JPH029062A - デジタル信号再生装置 - Google Patents

デジタル信号再生装置

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JPH029062A
JPH029062A JP63159926A JP15992688A JPH029062A JP H029062 A JPH029062 A JP H029062A JP 63159926 A JP63159926 A JP 63159926A JP 15992688 A JP15992688 A JP 15992688A JP H029062 A JPH029062 A JP H029062A
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head
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樫田 素一
Shusuke Hoshi
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はデジタル信号再生装置に関し、特に、所定期間
の時系列情報に対応する所定量のデジタル情報を1単位
として完結するデータ処理を行い、これを所謂マルチト
ラック記録した記録信号を再生するための装置に関する
ものである。
〔従来の技術〕
この種のマルチトラックデジタル再生装置としては、デ
ジタルビデオテープレコーダ(以下DVTRと称す)が
あるが、以下本明細書ではこのDVTRを例にとって説
明する。
一般にビデオ信号は広帯域であり、これをデジタル化し
たデジタルビデオ信号の単位時間当りのデータ量は膨大
となり、これをシリアルで磁気記録再生することは困難
である。そこでこの様なデジタルビデオ信号をマルチチ
ャンネル化し、各チャンネルのデータレートを低下させ
ることが考えられており、DVTRに於いてはマルチチ
ャンネル記録再生を行うのが一般的である。
ところでDVTRに於けるデジタル信号処理の全てを時
系列に行ったのでは、テープの損傷、磁気ヘッドの目づ
まり等に起因するバーストエラーの発生に伴い画像の一
部が完全に欠落してしまうことになり、補間等による修
正が困難となり好ましくない。また誤り訂正符号(FC
C)を付加したデータマストリクス(ECCブロック)
の大半が誤りとなってしまうことから、誤り訂正能力の
高い符号を付加してもそのECCブロック全体が誤った
データとされてしまい、非常に非効率的である。
そこで、一般にDVTRではECCブロックを複数に分
割し、時系列に対して分散させた状態で記録再生を行う
。また、この時画面上の各画素のデータについても時系
列に順序が入替られ、誤り訂正不能な場合でも良好な補
間が行える様工夫されている。この様なVTRに於いて
、ECCのエンコード、デコード及びデータの配列変換
等の処理はビデオ信号の所定期間骨を単位として完結す
る様になされている。マルチチャンネル記録再生を行う
VTRにおいては上記処理の完結はマルチチャンネル数
nの整数倍の本数のトラックに記録するビデオ信号を単
位としてなされている。これは、再生時に信号処理のタ
イミングが不定となってしまうのを防ぐためである。ま
た、DvTRに於いては回転ヘッドの回転周波数がビデ
オ信号のフレーム周波数と整数比とするのが一般的であ
る。これはサーボ系回路、ビデオ信号の処理回路等の構
成が複雑にならないという点で有利であるからである。
従って、マルチチャンネルDVTRでは一般に1フレ一
ム分のビデオ信号は(nX0本のトラック(nはマルチ
チャンネル数、jは1以上の整数)に対して記録され、
上記処理の完結も(n×i)本のトラック(iは1以上
の整数)に記録されるビデオ信号を単位としてなされる
第9図はマルチトラックDVTRのヘッド構成の一例を
示す図である。図中1は回転ドラムであり、同ドラム1
上には8つの回転ヘッドH1〜H8が配設されている。
回転ヘッドH1〜H4、回転ヘッドH5〜H8は近接し
て配され、かつ同時に磁気テープ上をトレースする様装
置されている。また回転ヘッドH1〜H4に対して回転
ヘッドH5〜H8は180°の位相差を以って回転し、
ヘッドH1〜H4とヘッドH5〜H8はドラムlに対し
て180’ 以上の角範囲に亘って巻装された磁気テー
プ上を交互にトレースし、4チヤンネル記録を行う。
第10図は第9図のヘッドによって磁気テープT上に記
録されたトラックパターンを示しており、Tr1〜Tr
8で示すトラックは夫々ヘッドH1〜H8で記録された
トラックを示している。ヘッドH1〜H4が第10図中
H1〜H4で示す位置から、図中斜め上方に向ってテー
プ上をトレースすることによってトラックTri〜Tr
4を形成しつつ4チヤンネル記録を行い、またトラック
T r 1− T r 4をトレースして4チヤンネル
再生が行われる。ここでヘッドH1゜H3,H5,H7
は同一のアジマス角を有しており、ヘッドH2,H4,
H6,H8もまたヘッドH1,H3゜H5,H7とは異
なる同一のアジマス角を有している。これによって、所
謂アジマス記録が行われている。
本例のDVTRはドラムlの回転数を180Or、p。
mとする。即ちlフレームのビデオ信号が8トラツクに
記録される。また、上記信号処理もこの8トラツク分、
即ちlフレームのビデオ信号に対して完結するものとす
る。これによって、フレーム周波数とドラム1の回転周
波数が一致し、かつ信号処理もlフレーム単位で行われ
るので、各部のタイミングは共通に制御でき、回路構成
の簡単なりVTRが実現できている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、上側のDVTHにあっては、再生時の信号処
理はヘッドH1〜H4の再生信号とこれに続くヘッドH
5〜H8の再生信号とを一単位として行われる。従って
、再生時においてもヘッドI(I−H8は必ずトラック
T r I NT r 8をトレースしなければならな
いことになる。例えばヘッドH1〜H4が同一アジマス
角のトラックTr3〜Tr6にオントラックしている場
合(図中H1’〜H4’ で示す)や、トラックTr5
〜Tr8にオントラックしている場合(図中H1’〜H
4’ に示す)にも信号の再生そのものは行うことがで
きるが、信号処理が前述の如くヘッドH1〜H4の再生
信号とこれに続くヘッドH5〜H8の再生信号を一単位
として行われるため元のビデオ信号に戻すことができな
い。
従って、従来この種のDVTRではヘッドH1は必ずト
ラックTriをトレースする様トラッキング制御を行っ
ていた。しかしながら、ヘッドH1の制御目標となるト
ラックは8トラツクにつき1トラツクしか存在しないた
め、トラッキングエラーの量としては±44トラツクま
で発生してしまう。従って、装置の立上り直後や何らか
の要因で一部トラッキング制御が外れてしまった場合に
は、トラッキング制御引込状態となるまでは非常に長い
期間が必要になる。この期間は再生ビデオ信号が得られ
ないのであるから、装置の立上り時やトラッキング外れ
が生じた場合長い期間、ビデオ信号が再生されず、非常
に見苦しい再生画となっていた。
また、トラッキング制御のための記録信号のパターンも
8トラツク周期としなければならず、記録系、再生系共
トラッキングのための回路が複雑にならざるを得ない。
更にはトラックの一部にパイロット信号を記録し、この
パイロット信号を用いてトラッキング制御を行う様な装
置であれば、単に回路が複雑になるというのみならず、
パイロット信号の記録領域も大きくせねばならず高密度
記録の妨げとなっていた。
この様な問題はマルチチャンネル数の増加、信号処理の
完結するトラック数の増加に伴い大きくなる。これは今
後更に広帯域の信号を高密度記録しようとした場合に大
きな障害となってしまう。
本発明は斯かる問題点に鑑みてなされ、トラッキング制
御の引込時間を速(することができ、データレートの極
めて高いデジタル信号を高密度記録し、再生するシステ
ムに適用して極めて有益なデジタル信号再生装肩を提供
することを目的とじている。
〔問題点を解決するための手段〕
斯かる目的下に於いて本発明にあっては、所定期間の時
系列情報に対応する所定量のデジタル情報を1単位とし
て完結するデータ処理を行い、前記所定量のデジタル情
報に対して(n×i)本(nは2以上の整数、iは1以
上の整数)づつ多数の並列したトラックが形成され前記
デジタル情報が記録されてなる記録媒体から前記時系列
情報を再生する装置に於いて、n個のヘッドが記録媒体
上を同時にトレースする様構成された再生手段と、各ヘ
ッドから再生されている信号が前記(n×i)本のトラ
ック中何番目のトラックであるかを判定する判定手段と
、前記再生手段により再生された再生デジタル信号に前
記所定量のデジタル情報を1単位として完結する処理を
施す信号処理手段と、前記判定手段の出力に基づいて前
記信号処理手段の処理タイミングに対する該信号処理手
段への再生デジタル信号の入力タイミングを相対的に制
御するタイミング制御手段を具える構成としている。
〔作 用〕
上述の如く構成することにより、信号処理手段は記録時
に1単位として処理したデジタル情報を、各ヘッドが記
録時とは別の信号を再生したとしても、1単位として取
扱うことができる様になった。
そのため、記録信号が拾えさえすればよいのでトラッキ
ング制御は制御目標トラックを多数設定することができ
る。これに伴ってトラッキング制御引込時間を大幅に短
縮することができ、装置の立上り時やトラッキング制御
が一旦外れた場合にも迅速にトラッキング引込状態とで
き、記録されている時系列信号の再生不能期間を極めて
短くすることができる。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本発明をDVTHに適用した場合
の実施例について詳細に説明する。
(第1実施例) 本発明の第1実施例について以下説明する。
第11図は本実施例に係るDVTRの記録系の概略構成
を示す図である。
同図中、2はビデオ信号が入力される端子で、入力され
たビデオ信号は時系列処理回路4に供給され、A/D変
換変換系時系列理することが可能な信号処理が施される
。例えば、サブサンプリング、DPCM等の比較的簡単
な帯域圧縮やこれに伴うフィルタリング等の処理は大き
なメモリを用いることなく時系列で処理することが可能
であり、本例ではA/D変換器、2次元空間フィルタ、
サブサンプラ、DPCM回路がこの処理回路4にて行わ
れる。この時系列処理回路4から出力されたデジタル信
号はRAM6に供給される。
RAM6は1フレーム内でデータの授受を行う必要のあ
る処理、即ち1フレームで完結する処理を行うためのメ
モリである。本例ではFCCのエンコードやフレーム内
でのデータ配列の変換等がこのRAM6を介して行われ
るものとする。8はRAM6との間でデータの授受を行
うFCCエンコーダ(FCC/ENC)、10はRAM
6内のデータに付加データ(ID)を付加するためのI
D発生回路である。
このRAM6のデータ処理タイミングは、垂直同期分離
回路12で分離された垂直同期信号をTフリップフロッ
プ(T−FF)14に入力することで得たフレーム周期
の信“号によって決定される。
以下、本例に於いてこのRAM6にて行われる処理につ
いて第12図、第13図及び第14図を参照して説明す
る。
1つのFCCブロック内に配されるビデオデータは第1
2図に示す様に1フレームの画面Gを(4X6)に分割
した領域の画像に対応するデータ量とする。
但し、このデータは単純に画面を(4X6)分割した1
つの領域内のデータというのではなく、メモリ内に蓄積
する1フレ一ム分の画像データを例えばライン単位でシ
ャラフリングした後、1フレ一ム分のメモリ領域を(4
X6)分割した領域から抽出したもので、実際の画面上
では分散した位置に存在するデータとしている。
この様なビデオデータ、例えば縦方向60ライン、横方
向84画素(各画素は1バイト)のデータマトリクスに
対し、再度データの配置換を行った後縦方向に4バイト
の02パリテイ、横方向に4バイトのC1パリティを付
加して1つのECCブロックを得る。本例の装置ではl
フレーム分のビデオ信号を8トラツクに分割して記録す
るので1トラック当りのECCブロックの数は3ブロツ
クということになるが、実際は12のECCブロックの
夫々から(16×88)のデータを抽出して1トラツク
に割当てることになる。第13図に示す様にこの(16
X’88)バイトのデータは1つのECCブロックに4
つ存在するが、これらを夫々側のトラックに記録する様
にする。第13図に於けるl、  3.5.7は各フレ
ームのトラック番号で、Tri、  Tr3.  Tr
5.  Tr7に夫々対応している。本例では画面の右
側のECCブロックは偶数番のトラック、左側のECC
ブロックは奇数番のトラックに記録するものとする。
第14図はシンクブロックの構成例を示し、図示の如<
 ECCブロックの4ライン分を単位とし、これに1バ
イト程度のシンクビット(Sy)及びこのシンクブロッ
クの番号及びその冗長ビットを含む3バイト程度のデー
タ(X)を付加して構成する。
従って1トラツクについてビデオデータ(Vd)を含む
シンクブロックは(12X4=)48存在する。
第11図に戻り、ID発生回路10は各トラックについ
て(4X88)バイトの付加データを発生し、RAM6
は各トラックにつき1つのID用シンクブロックを形成
する。このIDデータとしては周知のタイムコード、頭
出し情報等以外に各フレーム内のトラック番号(Trl
〜Tr8)を示すデータが含まれている。
RAM6から出力されるデータは上述の如き規則に従っ
て分配回路16で4チヤンネルに分配され、夫々デジタ
ル変調回路18a、18b、18c、18dで変調され
る。変調された信号は加算器20a、 20b。
20c、 20dで後述するパイロット信号発生回路2
4からのトラッキング制御用パイロット信号と混合され
、更にアンプ22a、22b、22c、22dを介して
スイッチング回路26a、26b、26c、26dへ供
給される。28はドラムlの回転位相に同期して、ドラ
ム1の1回転につき1周期の矩形波信号(HSP)を発
生し、このI(SPはスイッチング回路26a、 26
b。
26c、  26dを制御する。即ち、ヘッドH1,H
2゜H3,H4がテープTをトレースしている時H5P
はハイレベル(Hi)で、ヘッドH5,H6,H7,H
8がテープTをトレースしている時H3Pはローレベル
(Lo)となる。
このH5Pは位相比較器30でT−FF14のフレーム
周期の出力信号と位相比較され、この位相比較器30の
出力によりドラムの回転制御回路32を制御している。
これによってH3PとT−FF14の出力信号の位相差
が0になる様ドラムlの回転位相が制御され、RAM6
の信号処理タイミングと各ヘッドの記録タイミングとの
同期をとっている。
HS Pはパイロット信号発生回路24にも供給されト
ラッキング制御用のパイロット信号の発生タイミングを
制御する。第15図はパイロット信号発生回路24の具
体的構成例を示す図、第16図は第15図のパイロット
信号発生回路により発生されるパイロット信号のテープ
T上の記録パターンを示す図である。
第15図中100はH3Pの入力端子、102は周波数
f、の信号(以下単にflと称す)を発生する発振器、
104は周波数f2の信号(以下単にf2と称す)を発
生する発振器である。スイッチ106はHSPがH4の
時H側、LOの時り側に接続され、夫々の場合f、、f
2を出力する。モノマルチバイブレーク(MM)108
,110は、ゲート112a、112b。
112c、112dのゲートタイミングを決定するもの
で、MM108はH3Pの立上り及び立下りでトリガし
て所定期間Hiとなる出力をMMIIOに供給する。
MMIIOはMM108の出力の立下りでトリガして所
定期間上となる出力を得、このMMIIOの出力でゲー
トタイミングが決定される。説・明の簡単のためヘッド
H1〜H4及びヘッドH5〜H8は同一の回転位相とし
てゲート112a、 112b、 112c、 112
dを同一のタイミングでオンしているが、実際はヘッド
H1−H4の位相差分だけゲートタイミングをずらし各
ヘッドが同一の位相でトラッキング用パイロット信号を
記録する様にしている。
ゲート112a、  112b、  112c、  1
12dでゲートされたf、、f2は端子114a、11
4b、114c。
114dを介して加算器20a、20b、20c、20
dに供給され、第16図に示す如(テープ上に記録され
る。即ちTri、 Tr3. Tr5にはflが、Tr
2. Tr4゜Tr6. Tr7. Tr8にはf2が
夫々各トラックの同一部分に記録されることになる。
次に再生系について説明する。第1図は第11図の記録
系に対応する本発明の一実施例としての再生系の構成を
示す図である。
各ヘッドH1−H8の出力はH5Pにより制御されるス
イッチング回路34a、34b、34c、34dを介し
て再生アンプ36a、36b、36c、36dに供給さ
れる。ATF回路38はアンプ36a、36cの出力に
基づきトラッキング制御信号を形成しキャプスタン制御
回路40に供給する。キャプスタ制御回路40はトラッ
キング制御信号に応じて、各ヘッドH1−H8が再生可
能なトラック上をトレースする様キャプスタン42の回
転位相を制御する。更に詳しくは従来の様にヘッドH1
が必ずトラックTrlにオントラックする様トラッキン
グ制御を行うのではなく、ヘッドH1はトラックTri
及びこれと同じアジマス角のトラックTr3. Tr5
. Tr7のいずれかにオントラックする様制御を行う
第2図は第1図に於けるATF回路38の一構成例を示
す。図中120a、 120bはアンプ36a、 36
cの出力が供給される端子で、これらは回路CI、 C
2に供給される。回路CI、C2は互いに同一の構成で
あるので、以下回路C1についてのみその詳細を説明す
る。
122はf2を抽出しレベル検波するバンドパスフィル
タ(BPF)、124はflを抽出しレベル検波するB
PFである。今、ヘッドH1〜H4がテープ上をトレー
ス中ヘッドH1がトラックTri、  Tr3゜Tr5
のいずれかをトレースしていれば、ヘッドH1は主にf
、を再生する。例えば第16図のHta、 Htbに示
す如く、ヘッドH1がトラックTr3をトレースしてい
れば、Htaの位置からHtbの位置に至るまでの間f
1が主に再生される。レベル比較器126はBPF12
4で分離されたflの検波レベルが所定のスレッショル
ドレベル以上あるか否かを示す矩形波信号を出力し、こ
の信号はDフリップフロップ(DFF) 128のD端
子に入力され、更にこのDFF128のQ出力はDFF
130のD端子に入力される。DFF128゜130は
充分高い周波数のクロックCLKで駆動されており、D
FF128の出力に対しDFF130の出力は1クロッ
ク分遅れている。従って、DFF128のQ出力とDF
F130のζ出力のアンドをアンドゲート132でとる
ことにより、上記矩形波信号の立上りのタイミングで1
クロック分のパルスが得られ、同様にDFF128のQ
出力とDFF130のζ出力のノアをノアゲート136
でとることによって上記矩形波信号の立下りのタイミン
グで1クロック分のパルスが得られる。これはヘッドH
1が第16図のHtaに示す位置に達したタイミングで
アンドゲート132がパルスを出力し、ヘッドH1が同
じ(Htbに示す位置に達したタイミングでノアゲート
136がパルスを出力するということである。
他方、BPF122の出力はf2をレベル検波したもの
であるが、夫々アンドゲート132の出力パルス、ノア
ゲート136の出力パルスで動作するサンプルホールド
(S/H)回路134. 138でS/Hされる。これ
はHtaの位置にあるヘッドH1から再生された先行ト
ラックTr2からのf2レベルと、Htbの位置にある
ヘッドH1から再生された後行トラックTr4からのf
2レベル(夫々第16図に斜線で示す部分から再生され
たもの)とをS/HL、ていることになり、これらを差
動増幅器140に供給することにより、差動増幅器14
0からヘッドH1がトラックTr3に対してどの程度ず
れた位置をトレースしているかを示すトラッキングエラ
ー信号が出力される。この時回路C2からはヘッドH3
のトラックTr5に対するトラッキングエラー信号が同
様に得られており、これらを加算器142で加算するこ
とによりトラッキング制御信号を得、端子144を介し
てキャプスクン制御回路40に供給している。
同様にヘッドH1、ヘッドH5がトラックTrl。
Tr3.  Tr5のいずれかの近傍をトレースしてい
れば回路Ctからトラッキングエラー信号が得られ、ヘ
ッドH3,H7がトラックTri、 Tr3. Tr5
のいずれかの近傍をトレースしていれば回路C2からト
ラッキングエラー信号が得られる。ところで、ヘッドH
1,H5がトラックTr5の近傍をトレースしていれば
、ヘッドH3,H7はトラックTr7の近傍をトレース
していることになり、またヘッドH3゜H7がトラック
Triの近傍をトレースしていれば、ヘッドH1,H5
がトラックTr7の近傍をトレースしていることになる
。ヘッドがトラックTr7近傍をトレースしている場合
にはflは全く再生されずS/H回路134,138は
動作しないが、その直前にヘッドがトラックTr3近傍
をトレースした場合のトラッキングエラー信号が保持さ
れるので同様のトラッキングエラー信号が得られる。従
って端子144より出力されるトラッキング制御信号を
用いてキャプスクン制御回路40が動作することにより
、ヘッドH1,H3,H5,H7はトラックTri。
Tr3. Tr5. Tr7のいずれかにオントラック
する様制御される。この場合の最大のトラッキングエラ
ーは±1トラックであるので極めて迅速にトラッキング
制御引込状態となる。
第1図に戻り、アンプ36a、 36b、 36c、 
36dの出力は夫々デジタル復調回路42a、 42b
、 42c。
42dでデジタル復調されスイッチ44に供給される。
RAM46はlフレーム分の再生データを蓄積可能なメ
モリであり、スイッチ44はRAM46のサイクルタイ
ム毎に順次接続が切換えられる。この場合のRAM46
のサイクルタイムは各チャンネルの1バイトデータの伝
送時間の1/4に設定されており、RAM46には見か
け上復調回路42a、 42b、 42c。
42dの出力が並列に書込まれることになる。この時の
書込アドレスは再生ヘッド毎に定められ、各ヘッドの再
生信号が所定のアドレスに書込まれてい(。
第3図は第1図各部の動作タイミングを示すタイミング
チャートであり、図中WAI、WA2.WA3゜WA4
は夫々RAM46の復調器42a、 42b、 42c
42dの出力に対する書込アドレス、RAはRAM46
の読出アドレスを示す。同図に於いてhl−h8は夫々
RAM46内のヘッドH1〜H8用のアドレスであり、
図より明らかな如< RAM46からは各ヘッドH1〜
H8の出力がシリアルに出力されることになる。RAM
52はECCデコード等の1フレームで完結する処理を
行うRAMであるが、RAM46のアドレスh1から出
力されるデータがいずれのトラックからのデータである
か特定できないと処理タイミングが定められない。本例
では再生トラック判定回路48によって、各ヘッドから
の再生信号がトラックTri〜Tr8のいずれからのも
のかを判定し、タイミング制御回路50からRA M 
52に与えるタイミングパルスの出力タイミングを決定
している。以下、この再生トラック判定回路48及びタ
イミング制御回路50の動作について詳細に説明する。
第4図は第1図に於ける再生トラック判定回路48の具
体的な構成例を示す図である。図中150はH3Pの入
力端子で、MM152はH3Pの立上り及び立下りでト
リガするモノマルチバイブレータであり、ワンショット
MM154はこのMM152の立下りでトリガし、パイ
ロット信号が記録されている領域を各ヘッドH1〜H8
がトレースするタイミングでパルスを出力する。従って
、このパルスは1/2フレ一ム周期ということになる。
156a〜156dは夫々アンプ36a〜36dの出力
が入力される端子で、該端子156a〜156dから入
力された信号はflを分離するBPF157a〜157
dを介してレベル比較回路158a−158dへ供給さ
れる。レベル比較回路158a〜158dは各チャンネ
ルからの再生信号中に所定レベル以上のflが存在すれ
ばHi、 シなければLoが出力される。DFF160
a−160dはパイロット信号が再生されるタイミング
に於けるレベル比較回路158 a−158dの出力を
ラッチし、DFF162a〜162dはこれらのDFF
160a−160dの出力を1/2フレームの期間遅延
している。
DFF160a−160dのQ出力DI、 D2. D
3. D4及びDFF162a 〜162dのQ出力D
5. D6. D7゜D8のは並列にROM164に供
給される。ROM164はD1〜D8がヘッドH1−H
8の出力と対応すると仮定した時のヘッドH1のトレー
スしているトラック番号を3ビツトで出力する様構成さ
れており、例えばDI、D3.D5がHiで他がLoの
時、出力di。
d2. d3を“0. O,1″、DI、 D5. D
7がHiで他がLoの時出力di、 d2. d3を“
1.0. 1”とする。di、d2.d3は夫々DFF
166A−166CでH3Pの立下りによってラッチさ
れD1〜D8がヘッドH1−H8の出力と対応している
場合のデータのみを端子168A〜168Cから出力す
る。従って、端子168A−168cから出力されてい
る3ビットデータrxl、x2.x3JはヘッドH1が
トレースしているフレーム内のトラックがTrxであれ
ばこのXを3ビツトで示している。
第5図は第1図に於けるタイミング制御回路50の一興
体的を示す図で図中端子170. 172. 174に
は再生トラック判定回路48からのデータX1゜x2.
x3が夫々入力され、端子176にはH5Pが入力され
る。178はHSPを2逓倍するPLL回路であり、第
3図にHSPX2で示す如き出力を得る。
今、判定回路48がヘッドH1がトラックTrlを再生
していると判定した場合、x3が“1” (=Hi)、
xi、x2が“O” (=Lo)であるから、EXOR
180゜182が夫々H3P、H3PX2をそのまま出
力するので、アンドゲート184の出力するタイミング
信号TCは第3図のTCIの様になる。同様にヘッドH
1がトラックTr3. Tr5. Tr7を再生してい
ると判定された場合、アンドゲート184からは第3図
のTe3.Te3.Te3の様な出力を得る。更にヘッ
ドH1がトラックTr2.  Tr4.  Tr6. 
 Tr8をトレースしている場合にはX3−“0”であ
るのでアンドゲート184は出力を行わない。これはヘ
ッドH1が偶数番のトラックをトレースしている場合に
は正常な再生が行われておらず、信号処理の要がないた
めである。
例えばヘッドH1がTr7をトレースしている時、xl
=x2=x3=“1″となり、第3図にTe3で示す如
き信号が端子186を介してRAM52ヘタイミング制
御信号として供給される。RAM52はタイミング制御
回路50の出力の立下りタイミングに基づいてフレーム
内で完結する処理を行う様構成されており、この場合ヘ
ッドH3の再生信号であるRAM46のアドレスh3の
続出信号から処理を行う。この時ヘッド3はトラックT
riをトレースしているのであるから、RAM52では
記録時と同じlフレーム分のデータに対して処理を行う
ことができる。
54は第11図のECCエンコーダ8に対応するECC
デコーダであり、RAM52ではこのECCデコーダ5
4を用いた誤り訂正処理、配列変換等を行い、時系列の
デジタルビデオ信号を時系列処理回路56に入力する。
時系列処理回路56では第11図の4に示す時系列処理
回路の逆の処理が施される。例えばDPCM復号、補間
、D/A変換等である。この様にして時系列処理回路5
6から出力されるビデオ信号は端子58から外部へ出力
されることになる。
上述の如き構成によればトラッキング制御の制御目標と
なるトラックは2トラツク毎に存在し、トラッキング制
御引込状態への引込時間が極めて短くなった。これに伴
い時系列のビデオ信号が再生不能となる期間が極めて短
くなり、良好な再生ビデオ信号が得られる。
(第2実施例) 第6図は本発明の第2の実施例としての再生系の構成を
示す図であり、記録系の構成としては第11図に示した
ものを仮定している。尚、第6図中第1図と同様の構成
要素については同一番号を付し、詳細な説明は省略する
60a〜60dは夫々ファーストインファーストアウト
メモリ(FIFO)であり、各ヘッドの再生データを夫
々1/4フレ一ム分記憶可能である。FIFO60a〜
60dにヘッドH1〜H4の再生信号に含まれるデータ
が同時に書込まれると、FIFO60a〜60dはヘッ
ドH5〜H8が再生を行うタイミングでこれを順次17
8フレームの期間かけて読出すと共にヘッドH5〜H8
の再生信号に含まれるデータを書込む。
この時スイッチ62はa−11b−+(−+dの順に1
/8フレ一ム期間ずつ接続される。またヘッドH1〜H
4が再生を行うタイミングではヘッドH5〜H8の再生
信号に含まれるデータを順次読出すことになる。
これによってスイッチ62の出力するデータは第1図に
於いてRAM46が読出すデータと全(同一のシリアル
データとなる。
また、ID検出回路64は復調回路42aで出力された
IDを含むシンクブロックを受け、ID中のフレーム内
トラック番号を示すデータを抽出する。そして、このト
ラック番号を示すデータ中、ヘッドHlの再生信号によ
るもののみをH4Fに応じて選択し、3ビツトのパラレ
ルデータとしてタイミング制御回路50に供給する。こ
のID検出回路64のタイミング制御回路50への出力
は第1図の再生トラック判定回路48の出力と同じであ
り、タイミング制御回路50内に於ける作用も全(同様
である。
上述第2の実施例によれば第]の実施例と同様の作用効
果に加え、大容量のRAMを必要としないので安価に構
成できる。また、ID検出回路は何らかの目的で設けら
れていると考えられるので、それを再生トラック判定用
に用いることが回路構成も簡略化できる。更にトラッキ
ング制御用パイロット信号を再生トラックの判定用に用
いないので、パイロット信号の記録パターンを完全に2
トラック周期にでき、例えば第1の実施例に於けるトラ
ックTr7にflを記録することができる。これに伴い
複雑なトラッキングパターンに従って記録を行わずとも
、精度の高いトラッキング制御が可能となる。
(第3の実施例) 第7図は本発明の第3の実施例としてのDVTRの再生
系の構成を示す図であり、第2の実施例の場合と同様に
記録系の構成としては第11図に示したものを仮定して
おり、第1図と同様の構成要素については同一番号を付
しである。
第7図中のRAM72は少なくとも3/2フレ一ム分の
データを記憶可能なメモリで、本例では簡単のため2フ
レ一ム分の再生データを記憶可能なものとしている。7
0はRAM72の読出アドレスを制御するアドレス制御
回路であり、第8図はアドレス制御回路70の動作を説
明するためのタイミングチャートである。
RAM72のアドレスは第1フレームの各ヘッドH1〜
H8の再生データを格納するhl−1−h8−1の領域
と、第2フレームの各ヘッドHINH8の再生データを
格納するhl−2〜h8−2とがあるものとする。この
時、RAM72への書込みは第1の実施例と同様見かけ
上4チャンネル並列に行われることになり、各チャンネ
ルの再生信号の書込アドレスは第8図WA−1−WA−
4に示す如(H5Pに応じて定められる。
一方、続出アドレスは再生トラック判定回路48から出
力される3ビツトのデータによって決定される。即ち、
再生トラック判定回路48の出力X1゜x2.x3が“
0,0.1つまり、ヘッドH1の再生トラックがTri
と判定された時は続出アドレスは第8図のRA−1の如
く設定され、同様にヘッドH1の再生トラックがTr3
. Tr5. Tr7と判定された場合には続出アドレ
スが第8図のRA−3,RA−5,RA−7の如く設定
されることになる。
これによってH5Pの立下りの直後にRAM72から読
出されるデータは、トラックTrlから再生されたデー
タとなる。従って、RAM52に於いては1フレームで
完結する信号処理のタイミングを常にH3Pを基準に行
えばよく、トラッキング制御によりヘッドH1をトラッ
クTriにオントラックさせる場合と同様の信号処理タ
イミングとなる。
上述第3の実施例においても、第1実施例と全(同様の
効果が得られることになるが、これに加えH3Pを基準
に記録時及び再生時の信号処理を行うことになるので複
数の装置を同期運転させる場合に都合がよい。
尚、本発明は上記3つの実施例に限らず、特許請求の範
囲の記載内に於いて適宜変更可能なもので、例えば記録
チャンネル数、記録情報の種類、lフレーム当りのトラ
ック数、ヘッド数、信号処理の単位等は全て上記実施例
に限られるものではない。
〔発明の効果〕
以上、説明した様に、本発明によればトラッキング制御
の引込時間を速くでき、データレートの極めて高いデジ
タル信号再生装置に於いてより不良再生期間を短縮する
ことが可能となった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例としてのDVTHの再生
系の概略構成を示す図、 第2図は第1図に於けるATF回路の具体的構成例を示
す図、 第3図は第1図番部の動作タイミングを示すタイミング
チャート、 第4図は第1図に於ける再生トラック判定回路の具体的
構成例を示す図、 第5図は第1図に於けるタイミング制御回路の具体的構
成例を示す図、 第6図は本発明の第2の実施例としてのDVTRの再生
系の概略構成を示す図、 第7図は本発明の第3の実施例としてのDVTRの再生
系の概略構成を示す図、 第8図は第7図のアドレス制御回路の動作を説明するた
めのタイミングチャート、 第9図はDVTRのヘッド構成の一例を示す図、第1O
図は第9図のヘッド構成を有するDVTRのテープ上の
記録パターンを示す図、 第11図は本発明の実施例に係るDVTRの記録系の概
略構成を示す図、 第12図、第13図及び第14図は第11図のDvTR
によって記録するデータの内容を説明するための図、 第15図は第11図に於けるパイロット信号発生回路の
具体的構成例を示す図、 第16図は第11図のDVTRによってテープ上に記録
されるトラッキング制御用パイロット信号の配置を示す
図である。 図中H1〜H8は夫々回転ヘッド、 6.46.52.72はランダムアクセスメモリ(RA
M)、8は誤り訂正符号エンコーダ(ECC/ENC)
、10はID発生回路、 24はパイロット信号発生回路、 28はヘッドスイッチングパルス(HSP)発生回路、
38はATF回路、 40はキャプスタン制御回路、 48は再生トラック判定回路、 50はタイミング制御回路、 54は誤り訂正符号デコーダ、 60a、60b、60c、60dは夫々FIF0゜64
はID検出回路、 70はアドレス制御回路である。 5F 渭弓 図 /iρ モ/? 困

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)所定期間の時系列情報に対応する所定量のデジタ
    ル情報を1単位として完結するデータ処理を行い、前記
    所定量のデジタル情報に対して(n×i)本(nは2以
    上の整数、iは1以上の整数)づつ多数の並列したトラ
    ックが形成され前記デジタル情報が記録されてなる記録
    媒体から前記時系列情報を再生する装置であって、n個
    のヘッドが記録媒体上と同時にトレースする様構成され
    た再生手段と、各ヘッドから再生されている信号が前記
    (n×i)本のトラック中何番目のトラックであるかを
    判定する判定手段と、前記再生手段により再生された再
    生デジタル信号に前記所定量のデジタル情報を1単位と
    して完結する処理を施す信号処理手段と、前記判定手段
    の出力に基づいて前記信号処理手段の処理タイミングに
    対する該信号処理手段への再生デジタル信号の入力タイ
    ミングを相対的に制御するタイミング制御手段とを具え
    ることを特徴とするデジタル信号再生装置。
  2. (2)前記n個のヘッドと前記多数のトラックとの相対
    的な位置を制御するトラッキング制御手段を更に具え、
    該トラッキング制御手段が前記n個のヘッド中の1つが
    制御目標とするトラックを隣接する(n×i)本のトラ
    ック中に少なくとも2本設ける構成としたことを特徴と
    する特許請求の範囲第(1)項記載のデジタル信号再生
    装置。
  3. (3)更に前記n個のヘッドの再生する再生デジタル信
    号を順次化して前記信号処理手段に入力する順次化手段
    を含み、前記タイミング制御手段は該順次化されたデジ
    タル信号の前記信号処理手段への入力タイミングを前記
    判定手段の出力に基づき切換可能としたことを特徴とす
    る特許請求の範囲第(1)項記載のデジタル信号再生装
    置。
  4. (4)更に前記n個のヘッドの再生する再生デジタル信
    号を順次化して前記信号処理手段に入力する順次化手段
    を含み、前記タイミング制御手段は前記判定手段の出力
    に基づき前記信号処理手段の処理タイミングを切換可能
    としたことを特徴とする特許請求の範囲第(1)項記載
    のデジタル信号再生装置。
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