JPH0289717A - 粉体供給装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野〕 本発明は粉体供給装置に関する。さらに詳しくは、テー
ブルフィーダーやロータリーバルブのように回転部材を
有し、粉体の自動包装などにおいて、たとえば粉体を一
定量ずつ間欠的に供給する装置として用いられる粉体供
給装置に関する。

〔従来の技術〕

粉体供給装置は、たとえば粉体の自動包装などに用いら
れている。粉体の自動包装は、たとえば、ラインに袋を
供給する給袋工程、充填のために袋を開ける袋開口工程
、ネット計量による一次充填工程、脱気工程、沈降工程
、補正グロス計量による二次充填工程、袋口整形工程、
袋口封緘工程などからなる方法によって行なわれ、充填
工程において粉体供給装置が用いられる。

粉体供給装置としては、たとえば垂直方向の回転軸まわ
りに回転する案内羽根や回転羽根ををするテーブルフィ
ーダーや、水平軸まわりに回転する回転羽根を冑するロ
ータリーバルブなどが用いられている。

前記テーブルフィーダーの一例を第３図および第４図に
示す。第３図はケーシングを除く要部を示す分解斜視図
、第４図は同様にケーシングを除く要部を示す断面図で
あり、いずれも簡略化されて図示されている。第３図お
よび第４図においては、垂直方向のシャフト■に取付け
られ、たとえば５００〜７００龍程度の直径を有する案
内羽根（３１）および回転羽根（３３〉と図示されてい
ないケーシングなどに固定された天板（３２）および仕
切板（３４）とがたとえば約１　ｍｍの隙間をあけて、
それぞれ交互に配置されている。粉体は天板（３２）上
に載せられ回転する案内羽根（３１）によって天板（３
２）に設けられた落下口（３５）に送られ落下口（３５
）から仕切板（３４）上に落下する。

仕切板（３４）上の粉体は回転羽根（３３）によって送
られ仕切板（３４）に設けられた落下口（３６）を通っ
て一定量ずつ間欠的に下方に供給される。

また、前記ロータリーバルブは、たとえば第５図に示さ
れるような水平方向のシャフト（４２）に取付けられた
回転羽根（４１）が、図示されていないケーシングなど
の内部に設置されたものであり、粉体はケーシング上部
に設けられた人口から回転羽根（４１）の外周部に形成
された区画内に入れられ、回転羽根（４１）の回転によ
って下方に送られケーシング下部に設けられた出口を通
って一定量ずつ間欠的に下方に供給される。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、かかる粉体供給装置でたとえば高分子樹
脂粉末などを取扱うばあい、第３図および第４図に（３
７）で示される箇所ならびに第５図に（４３）で示され
る箇所など、すなわち案内羽根、回転羽根、シャフトな
どの回転部材と天板、仕切板、ケーシングなどの固定部
材とのあいだの隙間に、薄い膜状の樹脂やかたまり状の
樹脂（スルメ）が発生しやすく、機械的効率が低下し、
分解清掃の頻度が増大するという問題点、および該スル
メが製品にまざり、製品品質の低下などの問題点がある
。

本発明は前記従来の粉体供給装置における問題点に鑑み
てなされたものであり、回転部材と固定部材とのあいだ
の隙間における前記かたまり状の樹脂のごとき粉体のか
たまりの発生が防止された粉体供給装置を提供すること
を目的とする。

［課題を解決するための手°段］ 本発明は回転軸のまわりに回転する回転部材と、回転し
ない固定部材とを有する粉体供給装置であって、回転・
部材と固定部材とのあいだの隙間に圧縮気体を導入する
圧縮気体噴出口が設けられてなる粉体供給装置に関する
。

［作　用］ 本発明の粉体供給装置は、回転部材と固定部材とのあい
だの隙間に圧縮気体を導入する圧縮気体噴出口が設けら
れているので、そこに圧縮気体を供給することにより、
前記隙間内に入ってきた粉体が吹きとばされて除去され
、かたまりの発生が防止される。

［実施例］ つぎに、本発明の粉体供給装置を図面に基づいて説明す
る。

第１図は本発明の粉体供給装置の一実施例であるテーブ
ルフィーダーの部分断面図、第２図は本発明の粉体供給
装置の他の実施例であるロータリーバルブの部分断面図
である。

第１図において、垂直方向に配置されたシャフト（２）
の上部には案内羽根（３）が取付けられ、その下方には
ケーシング（１）に固定された天板（４）が近接して配
置され、さらにその下方にはシャフト（２）取付けられ
た回転羽根（５）が近設して配置され、回転羽根（９の
下方にはケーシング（１）に取付けられた仕切板（６）
が配置されている。シャフト（′２Ｊは図示されていな
いモータなどで駆動され、それによって案内羽根（３）
および回転羽根（５）が回転せしめられる。

粉体は上方から天板（４）上に入れられ、前述のごとく
天板（４）の落下口０４）および仕切板（６）の落下０
圏を経由して下方に供給される。

固定された天板（４）と回転するシャフト（２との摺動
部および固定された仕切板（６）と回転するシャフト（
２）との摺動部には、それぞれシール旧）およびシール
■が設けられている。

前記シャフト（２Ｊの中心部には中空部（９）が設けら
れており、該中空部（９）は図示されていない下方にお
いてたとえば圧縮空気源などの圧縮気体供給源との接続
口を有している。中空部（９）の周囲のシャフト（２）
の壁には、該壁を貫通する孔が形成され、圧縮気体噴出
口（力、（８）を形成している。圧縮気体噴出口（７）
は案内羽根（３）と天板（４）とのあいだの隙間に面す
るように設けられ、圧縮気体噴出口（８）は天板（４）
と回転羽根（５）とのあいだの隙間に面するように設け
られている。

このように、シャフト（２）に中空部（９）を形成し圧
縮気体の流路として用いることにより、それ以外の方法
では圧縮気体の導入が困難な中心に近い部分にも容易に
圧縮空気を導入でき、所望の効果を達成することができ
る。

また前記仕切板（６）には、回転羽根（５）と仕切板（
６）とのあいだの隙間に圧縮気体を導入する圧縮気体噴
出口００）が設けられており、この圧縮気体噴出口Ｇｏ
）にはホースなどを介して圧縮空気源などの圧縮気体供
給源から圧縮気体が供給される。

前記圧縮気体の圧力としては、とくに制限はないが、か
たまりの発生を防止する所望の清掃効果をうるには０．
２〜５．０ｋｇ／ｃｊＧの圧力が好ましい。この範囲未
満のばあいには隙間内の粉体を除去する作用が不充分に
なる傾向があり、この範囲をこえるばあいには設備が過
大になり圧縮気体の消費量も必要以上に増大し、経済性
が低下する傾向がある。

また、この圧縮気体とし−では経済性の点で圧縮空気な
どが用いられる。

前記圧縮気体噴出口（７）、（８）、（財）の形状や寸
法にもとくに限定はなく、面している隙間の寸法にあわ
せて形成しうるが、たとえば直径３〜８■の円形孔など
が採用される。

案内羽根（３）、回転羽根（５）、シャフト（２）など
のは回転部材と、天板（４）、仕切板（６）およびケー
シング（１）などの固定部材との隙間の幅は３〜１５１
１１１％とりわけ５〜６■であることが好ましい。この
範囲未満のばあいには、圧縮気体が充分に流れず隙間の
中で粉末がくっつきあいやすくなりかたまりの発生を防
止しにくくなる傾向があり、この範囲をこえるばあいに
は広すぎて圧縮気体が拡散し清掃効果が低下する傾向が
ある。

なお、圧縮空気の導入は、連続的であっても間欠的であ
ってもよい。

第２図には他の実施例であるロータリーバルブが示され
ており、水平方向に配置されたシャフトｏに回転羽根の
が取り付けられ、回転羽根のはケーシング（２１１によ
って囲まれており、ケーシング（２１）とシャフトのと
の摺動面にはグランドパツキンの力、（配置されている
。

第２図に示されるロータリーバルブにおいては、ケーシ
ング（２Ｄと回転羽根のとのあいだの隙間に圧縮気体を
導入するための圧縮気体噴出口（２４がケーシング（２
１）に設けられており、さらに、ケーシング（２１１と
シャフトのとのあいだの隙間に圧縮気体を導入するため
の圧縮気体噴口西が前記グランドパツキン因に隣接して
設けられている。圧縮気体噴出口（２’ｌ、四にはホー
ス四が接続されており、そのホース四を通して図示され
ていない圧縮気体供給源より圧縮気体が供給される。

圧縮気体の圧力、圧縮気体噴出口の寸法および形状につ
いては、前述のテーブルフィーダーのばあいと同様であ
る。

また、回転部材である回転羽根およびシャフトと、固定
部材であるケーシングとのあいだの隙間の幅は、前記テ
ーブルフィーダーのばあいと同様の理由で３〜１５、と
りわけ５〜６ｍｌｌ１であることが好ましい。

このように、回転部材と固定部材とのあいだの隙間に圧
縮気体を導入する圧縮気体噴口が設けられており、そこ
を通して圧縮気体を供給することにより、圧縮気体が前
記隙間内に存在する粉体を吹とばし該隙間内に粉体のか
たまりが形成されるのが防止される。

本発明の装置は、熱や圧力によってかたまりを生じやす
い樹脂粉末を取扱う粉体供給装置として使用したばあい
に、とくに有効である。

［発明の効果］ 本発明の粉体供給装置は、回転部材と固定部材とのあい
だの隙間に圧縮気体を導入する圧縮気体噴出口が設けら
れているため、前記隙間での粉体のかたまりの発生が防
止され、したがって機械的効率の低下や分解清掃の頻度
の増大が防止されるという効果を奏する。

（図面の主要符号） （２）、ｎ：シャフト （９）：中空部 （力、（８）、 ００）、Ｑ４、四：圧縮気体噴出口

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の粉体供給装置の一実施例であるテーブ
ルフィーダーの部分断面図、第２図は本発明の粉体供給
装置の他の実施例であるロータリーバルブの部分断面図
、第３図はテーブルフィーダーのケーシングを除く要部
を示す分解斜視図、第４図はテーブルフィーダーのケシ
ングを除く要部を示す断面図、第５図はロータリーバル
ブのケーシングを除く要部を示す斜視図である。 鐘淵化学工業株式会社 第２口 第４図 才５回

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　回転軸のまわりに回転する回転部材と、回転しない
   固定部材とを有する粉体供給装置であって、回転部材と
   固定部材とのあいだの隙間に圧縮気体を導入する圧縮気
   体噴出口が設けられてなる粉体供給装置。 ２　前記回転部材が圧縮気体の流路として機能する中空
   部を備えたシャフトを含み、前記圧縮気体噴出口が該中
   空シャフトに設けられてなる請求項１記載の粉体供給装
   置。 ３　前記回転部材と固定部材とのあいだの隙間の幅が３
   〜１５ｍｍである請求項１または２記載の粉体供給装置
   。