JPH0289584A - 電子ビーム溶接部構造 - Google Patents

電子ビーム溶接部構造

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Publication number
JPH0289584A
JPH0289584A JP23103188A JP23103188A JPH0289584A JP H0289584 A JPH0289584 A JP H0289584A JP 23103188 A JP23103188 A JP 23103188A JP 23103188 A JP23103188 A JP 23103188A JP H0289584 A JPH0289584 A JP H0289584A
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JP
Japan
Prior art keywords
electron beam
members
welding
joint
gear
Prior art date
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Pending
Application number
JP23103188A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Suzuki
敏之 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
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Publication of JPH0289584A publication Critical patent/JPH0289584A/ja
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  • Welding Or Cutting Using Electron Beams (AREA)
  • Standing Axle, Rod, Or Tube Structures Coupled By Welding, Adhesion, Or Deposition (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、軸のごとき第1の部材に歯車のごとき第2の
部材を圧入嵌合したのち、これら第1゜第2の部材間の
露出接合部に沿い電子ビームを照射していくことにより
5相互に接合される電子ビーム溶接部の構造に関する。
[従来の技術] 従来より、例えば、自動車のトランスミッションなどの
一部を構成する軸と歯車との接合には、非常に強度な結
合が要求されるため、軸に歯車の中心穴を圧入嵌合した
のち1両者の接合部を更に溶接することが行なわれてお
り、その溶接手段として電子ビーム溶接が用いられてい
る。
次に、この電子ビーム溶接について、更に具体的に説明
すると、まず第5図に矢印dで示すように、第1の部材
である軸1の端面より第2の部材である歯車2の中心穴
3を圧入嵌合したのち、嵌合後の両者1,2の端面部に
生じる露出接合部4へ向けて電子ビームを照射し、これ
を順次円周方向に移行させていくことにより、全周に亘
り溶接を施して1両部材1,2を結合させることが行な
われる(第6図参照)。
ところで、この場合、上記のような電子ビーム照射を行
なうと、第7図に示すように、電子ビーム照射(矢印a
参照)により1両部材1,2に溶融部5が形成され、か
つ、この溶融部5に発生するガスが電子ビーム照射によ
って生ずる深い竪穴6を通じて矢印すのように外部に放
出される。
そして、電子ビーム照射aを矢印C方向へ順次移行させ
ていくことにより、溶融部5が逐次固まって、あとに溶
接凝固部7が形成され、溶接が行なわれる。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、このような従来の手段では、第8図(a
)、(b)に示すように、溶接凝固部7の底部あるいは
内部にガスが気泡として残り、ブローホール8を形成す
ることがあるため、全体的に均等良好なる溶接を行なえ
ないおそれがある。
本発明は、このような問題点を解決するためになされた
もので、溶接時に発生するガスを外部に確実に放出させ
ることができるようにして、溶接凝固部に気泡が残らな
いようにした。電子ビーム溶接部構造を提供することを
目的とする。
[課題を解決するための手段] 上述の目的を達成するため、本発明の電子ビーム溶接部
構造は、第1の部材に第2の部材を圧入嵌合したのち、
これら第1.第2の部材間の露出接合部に沿い電子ビー
ムを照射していくことにより、相互に接合されるべき上
記第1.第2の部材について、上記第1の部材に」−記
第2の部材を圧入嵌合した際に生じる両部材間の接合部
分に、これら両部材間の露出接合部へ至る斜溝が全周に
亘り複数本形成されるように、上記第1.第2の部材が
加工されていることを特徴としている。
[作 用] 上述の本発明の電子ビーム7s接部構造では、第1の部
材と第2の部材とを電子ビーム溶接するに際しては、ま
ず第1の部材に第2の部材を圧入嵌合したのち、これら
第1.第2の部材間の露出接合部に沿い電子ビームを照
射していくことにより、両部材を相互に接合する。
ところで、溶接時にガスが発生するが、このガスは両部
材の接合部全周に亘って形成された露出接合部へ至る斜
溝を経て外部に放出される。これによって、溶接部内部
にガスが残留することがなくなる。
[実施例] 以下1図面により本発明の一実施例としての電子ビーム
溶接部構造について説明すると、第1図はその第1.第
2の部材を接合する前の状態を示す分解断面図、第2図
はその第1の部材に第2の部材を圧入嵌合した状態を示
す端面図、第3図はその第1.第2の部材の接合溶接後
の状態を示す断面図、第4図はその溶接移行状態を説明
するための模式的断面図であり、第1〜4図中、第5〜
8図と同じ符号はほぼ同様の部分を示す。
この実施例では、−例として、自動車に搭載されるトラ
ンスミッションの一部を構成する軸(第1の部材)と歯
車(第2の部材)とを接合する場合について説明する。
さて、第1図に示すごとく、第1の部材としての軸1の
端部には、縮径した端部1aが形成されており、第2の
部材としての歯車2には、軸1の縮径端部1aに嵌合し
うる中心穴3が形成されている。従って、軸1の縮径端
部1aに軸端面方向より歯車2の中心穴3を圧入嵌合す
ると、第2図に示すように、両者は一体に結合されるよ
うになっている。
ところで、軸1の歯車2との接合部には、露出接合部4
へ至る斜溝9が全周に亘り適当な間隔にて複数本形成さ
れている。なお、これらの斜溝9は、旋盤によるねじ切
りと同様にして、加工可能である。
ここで、斜溝9の間隔は前位置の斜溝9の上方部分と後
位置の斜溝9の下方部分とがある程度重合するよう設定
されており、また、斜溝9の傾斜角度はあまり垂直また
は水平に近いものではなく適当に傾いた角度に設定され
ている。
次に1本溶接部構造を有する両部材1.2の結合工程に
ついて説明すると、まず、第1図に矢印dで示すように
、軸1と歯車2とを相対移動させて、軸1の縮径端部1
aに歯車2の中心穴3を圧入嵌合させる。この圧入嵌合
状態を示すと、第2図のようになる。
そして、両部材1,2の接合部端面である露出接合部4
に向けて電子ビーム照射(第4図の矢印a参照)を行な
い、これを円周方向に沿って順次移行させていくことに
より、溶接を進行させる。
この場合、第4図に示すように、照射電子ビームaは接
合部内まで進入し、溶融部5を形成しつつ矢印C方向へ
順次移行していくが、このとき発生するガスは、電子ビ
ーム照射による竪穴6からも矢印すで示すように放出さ
れるが、斜溝9を経由して、特に中程以下の深部に近い
ガスが矢印eで示すように外方へ放出される。
従って、溶接凝固部7内には残留ガスによる気泡が残存
しなくなり、これにより溶接部にブローホール[第8図
(a)、(b)参照]が形成されることがない。
また、上記斜溝9は電子ビーム照射の移行に伴い順次溶
融消滅されるので、溶接後に斜i#9が残存するおそれ
はない。
ここで、溶接完了後の状態を示すと、第3図のようにな
る。
なお、これらの斜溝9は歯車2側の接合部に形成されて
いてもよいし、軸1側と歯車2側との両方の接合面に形
成されていてもよい。
また1以上の実施例では、第1の部材として丸棒状の軸
、第2の部材として丸穴をもった歯車を例にして説明し
たが、第1の部材に第2の部材を圧入嵌合したのち、こ
れら第1.第2の部材間の露出接合部に沿い電子ビーム
を照射していくことにより、相互に接合されるべきもの
であるなら、第1.第2の部材の形状等はいずれのもの
でも、本発明の適用が可能であることはいうまでもない
[発明の効果] 以上詳述したように、本発明の電子ビーム溶接部構造に
よれば、圧入嵌合される第1の部材と第2の部材との接
合部に内方から両部材間の露出接合部へ至る斜溝が全周
に亘り複数本形成されているので、電子ビーム溶接に伴
って発生するガスは斜溝を経て外部に放出され、これに
より特に溶接部の深部におけるガスまでも十分に放出す
ることができる。従って、溶接凝固部である溶接部の内
部および底部に残留ガスの気泡即ちブローホールが形成
されることがなくなり、これにより全溶接面に亘って良
好な溶接を実現できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1〜4図は本発明の一実施例としての電子ビーム溶接
部構造を示すもので、第1図はその第1゜第2の部材を
接合する前の状態を示す分解断面図、第2図はその第1
の部材に第2の部材を圧入嵌合した状態を示す端面図、
第3図はその第1.第2の部材の接合溶接後の状態を示
す断面図、第4図はその溶接移行状態を説明するための
模式的断面図であり、第5〜8図は従来の電子ビーム溶
接部構造を示すもので、第5図はその軸と歯車とを接合
する前の状態を示す分解断面図、第6図はその軸と歯車
との接合溶接後の状態を示す断面図、第7図はその溶接
移行状態を説明するための模式的断面図、第8図(a)
、(b)はそれぞれブローホールの残存位置を説明する
ため溶接部のみを示す模式図である。 1−・軸(第1の部材)、1a−縮径端部、2・−・歯
車(第2の部材)、3−・・中心穴、4−露出接合部、
5−溶融部、6−・竪穴、7・−・溶融凝固部、8・−
ブローホール、9−斜溝。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  第1の部材に第2の部材を圧入嵌合したのち、これら
    第1、第2の部材間の露出接合部に沿い電子ビームを照
    射していくことにより、相互に接合されるべき上記第1
    、第2の部材について、上記第1の部材に上記第2の部
    材を圧入嵌合した際に生じる両部材間の接合部分に、こ
    れら両部材間の露出接合部へ至る斜溝が全周に亘り複数
    本形成されるように、上記第1、第2の部材が加工され
    ていることを特徴とする、電子ビーム溶接部構造。
JP23103188A 1988-09-14 1988-09-14 電子ビーム溶接部構造 Pending JPH0289584A (ja)

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JP23103188A JPH0289584A (ja) 1988-09-14 1988-09-14 電子ビーム溶接部構造

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6064783A (ja) * 1983-09-20 1985-04-13 Mitsubishi Electric Corp 高密度熱源ビ−ム接合法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6064783A (ja) * 1983-09-20 1985-04-13 Mitsubishi Electric Corp 高密度熱源ビ−ム接合法

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