JPH0289582A - 電子ビーム溶接部構造 - Google Patents

電子ビーム溶接部構造

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JPH0289582A
JPH0289582A JP23102988A JP23102988A JPH0289582A JP H0289582 A JPH0289582 A JP H0289582A JP 23102988 A JP23102988 A JP 23102988A JP 23102988 A JP23102988 A JP 23102988A JP H0289582 A JPH0289582 A JP H0289582A
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金光 保
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、軸のごとき第1の部材に歯車のごとき第2の
部材を圧入嵌合したのち、これら第1゜第2の部材間の
露出接合部に沿い電子ビームを照射していくことにより
、相互に接合される電子ビーム溶接部の構造に関する6 [従来の技術] 従来より、自動車のトランスミッションなどの一部を構
成する軸と歯車とを嵌合結着する手段としては、第5図
に示すように、軸1の端部における歯車3との結合部(
縮径端部)2に、その端面方向より歯車3の中心穴を圧
入嵌合したのち、接合端面である露出接合部5より接合
部に向は電子ビーム照射を行なって、接合部のある程度
の深さhlまでを溶接し、軸1と歯車3との両・部材を
一体化させて、強度な結合を得るような処置がとられて
いる。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記のように両部材の接合部の全深さH
に亘って電子ビーム溶接のできないもの、即ち、いいか
えれば、接合部をある程度の深さhlまでについてのみ
電子ビーム溶接するものにおいては、電子ビーム照射に
よって一旦溶融した部材が凝固することによって溶接部
が収縮する(この収縮は例えば0.1〜0.3mm程度
である)と、第5図に鎖線で示すように、溶接後、部材
の外形がテーパ状に変形するおそれがある。このため、
溶接後に、このテーパ形状を修正加工する必要があるが
、特に、被溶接部材が歯車等の場合は形状が複雑であり
、その加工には非常に困難を伴うという問題点がある。
本発明は、このような問題点を解決するためになされた
もので、第1.第2の部材間の接合部の全深さに亘って
電子ビーム溶接のできないものについて、溶接後の溶接
部分の収縮による変形の修正加工を不要にできるように
した電子ビーム溶接部構造を提供することを目的とする
[課題を解決するための手段] 上述の目的を達成するため、本発明の電子ビーム溶接部
構造は、第1の部材に第2の部材を圧入嵌合したのち、
これら第1.第2の部材間の露出接合部に沿い電子ビー
ムを照射していくことによって、上記両部材間の接合部
分のうち所要の溶接深さに相当する接合部分まで溶接を
全周に亘り施されることにより、相互に接合されるべき
上記第1、第2の部材について、上記第1の部材に上記
第2の部材を圧入嵌合した際に生じる上記の両部材間の
接合部分のうち、溶接深さに相当する接合部分がそれ以
外の溶接されない接合部分よりも圧入代の大きい強圧入
状態となるように、上記第1゜第2の部材が加工されて
いることを特徴としている。
[作 用] 上述の本発明の電子ビーム溶接部構造では、第1の部材
と第2の部材とを電子ビーム溶接するに際しては、まず
第1の部材に第2の部材を圧入嵌合する。そして、この
圧入嵌合状態で、溶接される部分が溶接されない部分よ
りも強圧入状態になっている。
その後は、両部材間の露出接合部に沿い電子ビームを照
射していくことにより、上記両部材間の接合部分のうち
中間深さ部分までの溶接を全周に亘り施して、上記第1
の部材と上記第2の部材とを接合する。
[実施例] 以下、図面により本発明の一実施例としての電子ビーム
溶接部構造について説明すると、第1図はその第1.第
2の部材を接合する前の状態を示す分解断面図、第2図
はその第1.第2の部材の接合状態を示す断面図、第3
図はその第1.第2の部材を接合した状態にしてこれを
端面方向より見た図、第4図はその第1.第2の部材を
溶接したあとの状態を第2図に対応させて示す断面図で
あり、第1〜4図中、第5図と同じ符号はほぼ同様の部
分を示す。
この実施例では、−例として、自動車に搭載されるトラ
ンスミッションの一部を構成する軸(第1の部材)と歯
車(第2の部材)とを接合する場合について説明する。
さて、第1.2図に示すように、軸1には、その端部に
歯車接合のための縮径端部2が設けられ、これに、歯車
3がその中心穴4を圧入嵌合されて、第2図に示すよう
に接合されるようになっている。
この場合、両部材1.2間の接合部における電子ビーム
溶接の深さhlに相当する部分では1強圧入状態(例え
ば圧入代が0.2〜0.5mm程度)となるようにに設
定され、電子ビーム溶接の深さ61以上に相当する深部
(第2図の符号h2参照)では、軽圧入状態(例えば圧
入代が0.1mm以下程度)となるように設定されてい
る。これは、第1図に示すように、歯車3の中心穴4の
上方部分(端部に近い部分)がやや内方に小径となるよ
うな逆テーパ状の穴となるよう加工を施すことにより実
現、できるものである。
そして、上記軸1に歯車3を圧入嵌合するには、相当無
理な強圧入を行なうことになるので、例えば、歯車3を
例えば最高250°C程度にまで加熱して焼き嵌めする
とか、逆に軸1を液体窒素の利用等により例えば−19
6°C程度にまで冷却して冷し嵌めするとかの手段を採
用することにより、接合部にかじり・むしれ等の損傷を
与えることなく、軸1に対する歯車3の圧入嵌合を行な
うことができる。
このようにして、軸1と歯車3とを圧入すると、第2図
にやや誇張して示すごとく、嵌合部の上部が少し外方に
広がっている。
このような状態で、両部材1,3間の露出接合部5へ向
け、電子ビーム照射を全周に亘り行なう。
これより、軸1と歯車3との強圧入部が溶融し、再度凝
固することにより、溶着部6が形成されて、両部材1,
3が、第4図に示すように一体に結合される。
そして、上記溶融後の凝固により、歯車3の外形が内方
に吸引収縮されるが、この場合、溶接前の状態において
、軸1に歯車3を圧入嵌合した際に生じる両部材1,3
間の接合部分のうち、溶接深さに相当する接合部分h1
がそれ以外の溶接されない接合部分h2よりも圧入代の
大きい強圧入状態となっているので、溶接後に収縮され
る部分が溶接前においては外方へやや拡がるよう、逆テ
ーバ状に変形せしめられており、これにより、溶融後の
凝固によって、歯車3の外形が内方に吸引収縮すると、
初期に所望した歯車外形が得られる。
その結果、溶接後の歯車外形の修正が不要となる。
なお、上記した接合部の溶接相当部分で、強圧入状態を
実現するためには、軸1の相当する縮径端部部分を太く
する等、軸1側に加工を施してもよく、また、両部材に
各々に相当する加工を施してもよい。
また、第1の部材として軸、第2の部材として歯車を例
にして説明したが、第1の部材に第2の部材を圧入嵌合
したのち、これら第1.第2の部材間の露出接合部に沿
い電子ビームを照射していくことによって、両部材間の
接合部分のうち所要の溶接深さに相当する接合部分まで
溶接を全周に亘り施されることにより、相互に接合され
るようなものであれば、本発明を適用できることは言う
までもない。
[発明の効果] 以上詳述したように、本発明の電子ビーム溶接部構造に
よれば、第1の部材に第2の部材を圧入嵌合した際に生
じる両部材間の接合部分のうち、溶接深さに相当する接
合部分がそれ以外の溶接されない接合部分よりも圧入代
の大きい強圧入状態となるように、第1.第2の部材が
加工されているので、電子ビーム溶接によって、部材の
外形が収縮変形することがあっても、溶接後の部材の外
形は初期に所望する外形に適合しうるちのであり、これ
により従来のように溶接後において部材の外形を修正す
る必要がなくなり、その結果、溶接後の部材の仕上り精
度を向上させることが容易となる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1〜4図は本発明の一実施例としての電子ビーム溶接
部構造を示すもので、第1図はその第1゜第2の部材を
接合する前の状態を示す分解断面図、第2図はその第1
.第2の部材の接合状態を示す断面図、第3図はその第
1.第2の部材を接合した状態にしてこれを端面方向よ
り見た図、第4図はその第1.第2の部材を溶接したあ
との状態を第2図に対応させて示す断面図であり、第5
図は従来例における第1.第2の部材の接合後の状態を
示す断面図である。 1−軸(第1の部材)、2−縮径端部、3・−歯車(第
2の部材)、4・−・中心穴、5・−露出接合部、6・
−溶接部、hl−・−溶接深さ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  第1の部材に第2の部材を圧入嵌合したのち、これら
    第1、第2の部材間の露出接合部に沿い電子ビームを照
    射していくことによって、上記両部材間の接合部分のう
    ち所要の溶接深さに相当する接合部分まで溶接を全周に
    亘り施されることにより、相互に接合されるべき上記第
    1、第2の部材について、上記第1の部材に上記第2の
    部材を圧入嵌合した際に生じる上記の両部材間の接合部
    分のうち、溶接深さに相当する接合部分がそれ以外の溶
    接されない接合部分よりも圧入代の大きい強圧入状態と
    なるように、上記第1、第2の部材が加工されているこ
    とを特徴とする、電子ビーム溶接部構造。
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