JPH028935Y2 - - Google Patents

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JPH028935Y2
JPH028935Y2 JP11658585U JP11658585U JPH028935Y2 JP H028935 Y2 JPH028935 Y2 JP H028935Y2 JP 11658585 U JP11658585 U JP 11658585U JP 11658585 U JP11658585 U JP 11658585U JP H028935 Y2 JPH028935 Y2 JP H028935Y2
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arm
guide
hole
fixed
wire rod
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JP11658585U
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  • Unwinding Of Filamentary Materials (AREA)
  • Guides For Winding Or Rewinding, Or Guides For Filamentary Materials (AREA)
  • Tension Adjustment In Filamentary Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は線材に各種加工を施す場合、線材コイ
ルから線材を巻き戻して加工装置へ供給するペイ
オフスタンド、特に高速での供給に好適な高速用
ペイオフスタンドに関する。
(従来の技術) 従来ペイオフスタンドを第2図aに示す。
第2図aにおいて、Sは従来ペイオフスタンド
を示し、基台10上に立設されたスタンド1の上
部から斜め上向きに延びる支持腕2、当該支持腕
2の頂部21に固定され軸線に貫通孔31を具え
ている固定軸3、当該固定軸3の外周に内周が挿
通され自由回転可能な回転筒4、当該回転筒4の
外周に枢着されて斜めに下垂するガイドアーム
5、当該ガイドアーム5の先端に内側方向へ突出
する如く固着され、透孔61を具えているガイド
駒6、上記固定軸3の上部に取付けた第1線材ガ
イドローラ71、上記支持腕2外側面に点在する
外部ガイド72および基台10上の支柱11に配
置した第2線材ガイドローラ73から構成されて
いる。
当該ペイオフスタンドSは、巻回内を巻枠Dに
挿通して巻回軸線が垂直とされている線材コイル
Cの軸線延長線上に、上記固定軸3の貫通孔31
の軸線がほぼ一致する如く配設されていて、当該
線材コイルCから線材Wがガイド駒6の透孔61
および固定軸3の貫通孔31を介して順次引き出
され、上記第1線材ガイドローラ71、外部ガイ
ド72および第2線材ガイドローラ73により図
示しない加工装置へと案内されるように設定され
ており、加工装置側の図示しない送りロールの牽
引力で線材Wが引出されるにつれ、回転筒4の外
周に枢着されているガイドアーム5が上記牽引力
で自然に回転筒4を介して固定軸3外周を回転
し、当該ガイドアーム5の先端は線材コイルCの
上方で巻戻し方向へ向かう周回運動をするように
なつている。
(従来技術に存する問題点) 上記従来ペイオフスタンドSは、線材巻戻し速
度が毎分数十メートル・オーダの低速の場合に
は、何等の支障もなく線材コイルから線材Wを順
次巻戻し供給するが、線材巻戻し速度が例えば
200m/minの如き高速度となると、第2図bに
示す如く、巻戻しに至らない巻回部を上方へ撥ね
上げたり擦り上げたりし、また第2図cに示す如
く、線材Wの巻癖が原因となつて上方への飛び出
して縺れ合う現象が発生するばかりでなく、ペイ
オフスタンドS自体が激しく振動する。
上記線材Wの撥ね上がりおよび縺れ等は加工装
置への線材供給停止を齋して加工工程を中断させ
るが、当該加工装置への線材供給停止は特にコイ
ル→コイルの中間に位置して線材Wに所定の塑性
加工あるいは熱処理加工をする場合にあつては極
めて重大な故障となり、製品の仕上がりに悪影響
を及ぼし、大きな損害を生ずることとなる。
上記ペイオフスタンドS自体の激しい振動は線
材コイルC内の線材Wが次第に締め付け合う方向
へ動作させて縺れを助長し、また騒音を発生する
とともに、ペイオフスタンドSの耐用時間を極端
に短縮することとなる。
(考案の目的) 本考案は、従来ペイオフスタンドに存する上述
した問題点を解決するためになされたもので、線
材コイルから線材を、何等のトラブルを惹起する
虞なく、高速度でスムースに巻戻し供給し得ると
ともに、振動が発生しない高速度用として最適な
ペイオフスタンドを提供することを目的とする。
(考案の構成) 本考案の構成は、 従来ペイオフスタンドの回転筒のガイドアーム
枢着位置と180゜隔てる外周にガイドアームと対称
的に斜め下垂するバランスアームをを枢着してそ
の先端部に錘を固着しガイドアーム側の重量に
見々う重量に設定するとともに、上記ガイドアー
ムのガイド駒から所定上方位置に透孔を具えた方
向規制ガイド駒を上記ガイド駒の突出方向と異な
る角度方向へ突出する如く固着した ことを特徴とする高速用ペイオフスタンドにあ
る。
(考案の作用) 本考案は、ガイド駒と方向規制ガイド駒との設
定角度をずらして両駒間で線材をツイストさせ、
当該ツイストから生ずる押さえ込み力で線材が巻
枠上方へ撥ね上るのを防止し、ガイドアームの高
速回転時の偏荷重が起因する振動と回転抵抗と
を、バランスウエイトにより減少させて振動の発
生を抑制するとともに、線材コイル内線材が締め
付け合うのを阻止する作用を発揮する。
(実施例) 本考案を第1図aおよびbに示す実施例に従つ
て以下に詳述する。
第1図aにおいて、HSSは本考案高速用ペイ
オフスタンドを示し、基台10、スタンド1、支
持腕2、貫通孔31を具えた固定軸3、回転筒
4、ガイドアーム5、透孔61を具えたガイド駒
6、第1線材ガイドローラ71、外部ガイド72
および支柱11上に設けた第2線材ガイドローラ
73を備えている点は従来ペイオフスタンドSと
同様であるが、本考案は上記構成に、先端部に錘
81が固着された8として示すバランスアーム
と、9として示す方向規制ガイド駒とを付加した
構成からなる。
上記バランスアーム8は、回転筒4外周に枢着
されたガイドアーム5の枢着位置と180゜隔てる当
該回転筒4の外周に、ガイドアーム5と対称的に
斜めに下垂する如く枢着される。当該バランスア
ーム8の長さは先端に固着する錘81との関係に
おいて定まり、ガイド駒6および方向規制ガイド
駒9を含むガイドアーム5の重量と見合う重さを
維持するよう、所定の如く設定されればよい。換
言すれば、バランスアーム8側はガイドアーム5
側に対する重量および回転抵抗上のバランサとな
る如く構成される。
上記方向規制ガイド駒9は、透孔91を具えて
おり、ガイドアーム5に固着されるが、当該固着
位置は先端に固着されている上記ガイド駒6から
所定間隔を隔てた上方で、かつガイドアーム5の
内先方向に突出して設けられているガイド駒6と
異なる方向、例えばそれより角度30゜ずれた方向
へ突出する如く固着される。この固着位置にずれ
のある点が肝要であるが、ずれの角度はガイド駒
6の透孔61を経て当該方向規制ガイド駒9の透
孔91に至る線材Wが、第1図bに矢印で示すよ
うに両駒6,9間で少しツイストする状態となれ
ば足り、両駒間の配置間隔との兼ね合いで所定ず
れ角度を維持すればよい。
上記構成からなる本考案では、バランスアーム
8と錘81とがガイドアーム5の高速回転時にバ
ランサとして作用するので振動を発生することな
くスムースな回転を行う。従つて、振動による線
材コイルC内線材Wの締め付け合いが防止され、
縺れが生生せず滑らかな線材の排出がなされる一
方、他方では線材Wが透孔61,91間でツイス
トするために生ずる押さえ込み力で線材Wの撥ね
上がりや擦り上がりを阻止するので、加工装置へ
の線材Wの供給は何等のトラブルもなく順調に継
続することとなる。
(考案の効果) 本考案は、線材コイルから線材を、高速度で確
実かつスムースに加工装置へ供給するので、加工
装置の完全稼働、製品品質の一定化に大いに貢献
するとともに、騒音の発生がなく、その上当該ペ
イオフスタンドの耐用時間が大幅に延長されるな
ど顕著な効果を齋す。
【図面の簡単な説明】
第1図aは本考案高速用ペイオフスタンド実施
例の正面図、第1図bは本考案の作用の一部を示
す部分正面図、第2図aは従来ペイオフスタンド
を示す正面図、第2図bおよびcそれぞれは従来
ペイオフスタンドを高速用に使用した際に発生す
る問題点を説明する一部正面図である。 C……線材コイル、W……線材、HSS……高
速用ペイオフスタンド、1……スタンド、2……
支持腕、3……固定軸、31……固定軸の貫通
孔、4……回転筒、5……ガイドアーム、6……
ガイド駒、61……ガイド駒の透孔、8……バラ
ンスアーム、81……錘、9……方向規制ガイド
駒、91……方向規制ガイド駒の透孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 立設されたスタンドの上部から斜め上向きに延
    びる支持腕、当該支持腕の先端に固定され軸線に
    貫通孔を具えている固定軸、当該固定軸の外周に
    内周が挿通され自由回転可能な回転筒、当該回転
    筒の外周に枢着されて斜めに下垂するガイドアー
    ムおよび当該ガイドアームの先端に内側方向へ突
    出する如く固着され透孔を具えているガイド駒を
    有し、固定軸の貫通孔が線材コイルの軸線の延長
    線上にある如く位置せしめて当該線材コイルから
    線材をガイド駒の透孔および固定軸の貫通孔を介
    して順次引き出すようにしたペイオフスタンドに
    おいて、上記回転筒のガイドアーム枢着位置と
    180゜隔てる外周にガイドアームと対称的に斜め下
    垂するバランスアームを枢着してその先端部に錘
    を固着しガイドアーム側の重量に見合う重量に設
    定するとともに、上記ガイドアームのガイド駒か
    ら所定上方位置に透孔を具えた方向規制ガイド駒
    を上記ガイド駒の突出方向と異なる角度方向へ突
    出する如く固着したことを特徴とする高速用ペイ
    オフスタンド。
JP11658585U 1985-07-31 1985-07-31 Expired JPH028935Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP11658585U JPH028935Y2 (ja) 1985-07-31 1985-07-31

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11658585U JPH028935Y2 (ja) 1985-07-31 1985-07-31

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Publication Number Publication Date
JPS6226361U JPS6226361U (ja) 1987-02-18
JPH028935Y2 true JPH028935Y2 (ja) 1990-03-05

Family

ID=31001317

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JP11658585U Expired JPH028935Y2 (ja) 1985-07-31 1985-07-31

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KR100960001B1 (ko) * 2008-02-21 2010-05-27 박순태 코일 인출장치

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JPS6226361U (ja) 1987-02-18

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