JPH0289308A - シリコン基板のアルミニウム拡散層の形成方法 - Google Patents
シリコン基板のアルミニウム拡散層の形成方法Info
- Publication number
- JPH0289308A JPH0289308A JP24210488A JP24210488A JPH0289308A JP H0289308 A JPH0289308 A JP H0289308A JP 24210488 A JP24210488 A JP 24210488A JP 24210488 A JP24210488 A JP 24210488A JP H0289308 A JPH0289308 A JP H0289308A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- aluminum
- silicon substrate
- layer
- sputtering
- diffusion layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 title claims abstract description 81
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 title claims abstract description 80
- XUIMIQQOPSSXEZ-UHFFFAOYSA-N Silicon Chemical compound [Si] XUIMIQQOPSSXEZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 title claims abstract description 69
- 229910052710 silicon Inorganic materials 0.000 title claims abstract description 69
- 239000010703 silicon Substances 0.000 title claims abstract description 69
- 239000000758 substrate Substances 0.000 title claims abstract description 69
- 238000009792 diffusion process Methods 0.000 title claims abstract description 39
- 239000004411 aluminium Substances 0.000 title abstract 5
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 title 1
- 238000004544 sputter deposition Methods 0.000 claims abstract description 23
- XKRFYHLGVUSROY-UHFFFAOYSA-N Argon Chemical compound [Ar] XKRFYHLGVUSROY-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 14
- 229910052786 argon Inorganic materials 0.000 claims abstract description 8
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 41
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims description 11
- 239000007789 gas Substances 0.000 claims description 7
- 230000035515 penetration Effects 0.000 claims 1
- 230000008595 infiltration Effects 0.000 abstract 1
- 238000001764 infiltration Methods 0.000 abstract 1
- 238000005468 ion implantation Methods 0.000 description 9
- 238000009826 distribution Methods 0.000 description 6
- 239000012535 impurity Substances 0.000 description 6
- 239000010453 quartz Substances 0.000 description 6
- VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N silicon dioxide Inorganic materials O=[Si]=O VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 6
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 5
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 5
- 238000007740 vapor deposition Methods 0.000 description 4
- 229910000676 Si alloy Inorganic materials 0.000 description 3
- CSDREXVUYHZDNP-UHFFFAOYSA-N alumanylidynesilicon Chemical compound [Al].[Si] CSDREXVUYHZDNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- -1 argon ions Chemical class 0.000 description 3
- UFHFLCQGNIYNRP-UHFFFAOYSA-N Hydrogen Chemical compound [H][H] UFHFLCQGNIYNRP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229910045601 alloy Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000000956 alloy Substances 0.000 description 2
- AZDRQVAHHNSJOQ-UHFFFAOYSA-N alumane Chemical group [AlH3] AZDRQVAHHNSJOQ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- TWNQGVIAIRXVLR-UHFFFAOYSA-N oxo(oxoalumanyloxy)alumane Chemical compound O=[Al]O[Al]=O TWNQGVIAIRXVLR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 description 2
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 description 2
- ZOXJGFHDIHLPTG-UHFFFAOYSA-N Boron Chemical compound [B] ZOXJGFHDIHLPTG-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 241000219112 Cucumis Species 0.000 description 1
- 235000015510 Cucumis melo subsp melo Nutrition 0.000 description 1
- GYHNNYVSQQEPJS-UHFFFAOYSA-N Gallium Chemical compound [Ga] GYHNNYVSQQEPJS-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- FJJCIZWZNKZHII-UHFFFAOYSA-N [4,6-bis(cyanoamino)-1,3,5-triazin-2-yl]cyanamide Chemical compound N#CNC1=NC(NC#N)=NC(NC#N)=N1 FJJCIZWZNKZHII-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 1
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 1
- 239000003708 ampul Substances 0.000 description 1
- 229910052796 boron Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000000969 carrier Substances 0.000 description 1
- 239000012141 concentrate Substances 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000011156 evaluation Methods 0.000 description 1
- 238000001704 evaporation Methods 0.000 description 1
- 230000008020 evaporation Effects 0.000 description 1
- 239000011888 foil Substances 0.000 description 1
- 229910052733 gallium Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000003292 glue Substances 0.000 description 1
- 229910001385 heavy metal Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000001257 hydrogen Substances 0.000 description 1
- 229910052739 hydrogen Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000011261 inert gas Substances 0.000 description 1
- 150000002500 ions Chemical class 0.000 description 1
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 1
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野]
本発明はシリコン基板中にアルミニウムを不純源として
導入しP膨拡散層を形成する方法に関する。
導入しP膨拡散層を形成する方法に関する。
各種半導体素子の製造過程で半導体基板の表面から不純
物を導入し、必要な伝導型の必要な比抵抗をもつ不純物
拡散層を形成することが一般に行なわれている0例えば
N型シリコン基板中にP形不純物領域を設けてPN接合
を形成する場合などであり、その不純物源としてアルミ
ニウムを用いるのが有効である。不純物源としてのアル
ミニウムはほう素やガリウムに比べてシリコン基板中で
拡散する速度が大きいので、例えば拡散層の深いPN接
合を必要とする高耐圧のサイリスクやダイオードなど電
力用半導体素子のP形拡散領域を形成するのに用いられ
ている。このようにシリコン基板中にアルミニウム拡散
層を形成する方法として閉管法、開管法、イオン注入法
、その他蒸着法やスパッタ法などが従来よく知られてい
る。
物を導入し、必要な伝導型の必要な比抵抗をもつ不純物
拡散層を形成することが一般に行なわれている0例えば
N型シリコン基板中にP形不純物領域を設けてPN接合
を形成する場合などであり、その不純物源としてアルミ
ニウムを用いるのが有効である。不純物源としてのアル
ミニウムはほう素やガリウムに比べてシリコン基板中で
拡散する速度が大きいので、例えば拡散層の深いPN接
合を必要とする高耐圧のサイリスクやダイオードなど電
力用半導体素子のP形拡散領域を形成するのに用いられ
ている。このようにシリコン基板中にアルミニウム拡散
層を形成する方法として閉管法、開管法、イオン注入法
、その他蒸着法やスパッタ法などが従来よく知られてい
る。
閉管法はシリコン基板とアルミニウムを同じ透明石英管
の中に置き、この石英管内を真空とした後溶封すること
によりアンプル状となった石英、管を電気炉に装入して
所定温度で所定の時間加熱するものである。アルミニウ
ムは蒸発してシリコン基板表面に付着すると同時に内部
に侵入し拡散する。開管法は酸化アルミニウムの円板と
シリコン基板を交互に例えば数−間隔で厚さ方向に対向
するように立てて並べ、アルゴンガスや水素ガス雰囲気
中で加熱するものであり、酸化アルミニウム円板からア
ルミニウムが飛び出し、これがシリコれている。イオン
注入法はアルミニウムをイオン化して高い加速エネルギ
ーを与えてシリコン基板表面に打ち込み、シリコン基板
表面にアルミニウムの付着層を形成することなく内部に
侵入させた後、所定温度で所定時間熱処理し、引き伸し
拡散によってPN接合の形成を行なうものである。
の中に置き、この石英管内を真空とした後溶封すること
によりアンプル状となった石英、管を電気炉に装入して
所定温度で所定の時間加熱するものである。アルミニウ
ムは蒸発してシリコン基板表面に付着すると同時に内部
に侵入し拡散する。開管法は酸化アルミニウムの円板と
シリコン基板を交互に例えば数−間隔で厚さ方向に対向
するように立てて並べ、アルゴンガスや水素ガス雰囲気
中で加熱するものであり、酸化アルミニウム円板からア
ルミニウムが飛び出し、これがシリコれている。イオン
注入法はアルミニウムをイオン化して高い加速エネルギ
ーを与えてシリコン基板表面に打ち込み、シリコン基板
表面にアルミニウムの付着層を形成することなく内部に
侵入させた後、所定温度で所定時間熱処理し、引き伸し
拡散によってPN接合の形成を行なうものである。
次にスパッタ法の概要を述べる。第合図はその装置の構
成を模式的に示したものであり、反応槽lの中にアルミ
ニウムの対向電極2a、2bが設けられ電極2b上に必
要とする数のシリコン基板3が!!置される0反応槽1
の外部に設けられ、反応槽l内に接続されるのは、対向
電極2a、2bを結ぶグロー放電用DC電源4.ガス圧
力と流量を調整するための調整回路5を介して不活性ガ
スボンベ6、シリコン基板3をヒータ7によって所定温
度に昇温するための加熱用電源7a、グロー放電時のガ
ス圧力を調整するための真空バルブ8を介して真空排気
系9および真空計10などである。この装置を用いて電
極2a、2bおよびシリコン基板3をセットし、真空排
気系9により反応槽1内を約I X 10−’Torr
とした後、真空バルブ8を絞り真空排気系9の排気速度
を下、げると同時に、例えばアルゴンをガスボンベ6か
ら調整回路5を通して反応槽l内に導入し、DC電源4
から電極2a、2b間に直流電圧を印加してグロー放電
を発生させると、アルミニウムの電8i2a、2bのア
ルミニウム原子がアルゴンイオンにより叩き出されて電
12b上に置かれたシリコン基Fi3の表面に付着する
のである。このようにして表面にアルミニウムの付着層
が形成されたシリコン基板3を反応槽lから取り出し、
別途用意した図示してない電気炉で所定温度と所定時間
の熱処理を行なうごとによりアルミニウム拡散層が形成
される。
成を模式的に示したものであり、反応槽lの中にアルミ
ニウムの対向電極2a、2bが設けられ電極2b上に必
要とする数のシリコン基板3が!!置される0反応槽1
の外部に設けられ、反応槽l内に接続されるのは、対向
電極2a、2bを結ぶグロー放電用DC電源4.ガス圧
力と流量を調整するための調整回路5を介して不活性ガ
スボンベ6、シリコン基板3をヒータ7によって所定温
度に昇温するための加熱用電源7a、グロー放電時のガ
ス圧力を調整するための真空バルブ8を介して真空排気
系9および真空計10などである。この装置を用いて電
極2a、2bおよびシリコン基板3をセットし、真空排
気系9により反応槽1内を約I X 10−’Torr
とした後、真空バルブ8を絞り真空排気系9の排気速度
を下、げると同時に、例えばアルゴンをガスボンベ6か
ら調整回路5を通して反応槽l内に導入し、DC電源4
から電極2a、2b間に直流電圧を印加してグロー放電
を発生させると、アルミニウムの電8i2a、2bのア
ルミニウム原子がアルゴンイオンにより叩き出されて電
12b上に置かれたシリコン基Fi3の表面に付着する
のである。このようにして表面にアルミニウムの付着層
が形成されたシリコン基板3を反応槽lから取り出し、
別途用意した図示してない電気炉で所定温度と所定時間
の熱処理を行なうごとによりアルミニウム拡散層が形成
される。
なお蒸着法もシリコン基板表面にアルミニウムの付着層
を形成した後、熱処理して拡散するという点ではスパッ
タ法と同じである。
を形成した後、熱処理して拡散するという点ではスパッ
タ法と同じである。
以上のようにシリコン基板にアルミニウム拡散層を形成
するには、シリコン基板表面に付着するアルミニウムを
熱拡散する方法、もしくはイオン注入法のようにシリコ
ン基板表面にアルミニウム付着層を形成することなく侵
入層を引き伸し拡散する方法などがある。
するには、シリコン基板表面に付着するアルミニウムを
熱拡散する方法、もしくはイオン注入法のようにシリコ
ン基板表面にアルミニウム付着層を形成することなく侵
入層を引き伸し拡散する方法などがある。
〔発明が解決しようとする課題]
しかしながら、上述のシリコン基板に対するアルミニウ
ム拡散法にはそれぞれ次のような問題がある。閉管法は
熱処理終了後、石英管を割ってシリコン基板を取り出さ
なければならないために、石英管の繰り返し使用ができ
ないことと、例えば1250°Cで約20時間の熱処理
を行なうと、石英管が軟化して凹み、この凹みによって
シリコン基板が押圧されて変形したり、互に融着したり
することなどである。またとくに大口径のシリコン基板
のときは、肉厚の大きい石英管を使用するので、封止作
業の工数などを含めてコストが高くなる。開管法は酸化
アルミニウムに含まれている重金属が、アルミニウムと
一緒に飛び出し、シリコン基板中に侵入してシリコン基
板の少数キャリアのライフタイムを低下させることから
、電力用半導体素子のPN接合を形成するには適してい
ない。またこの方法は概してアルミニウム拡散層の表面
濃度や深さのばらつきが大きい、イオン注入法は、電力
用半導体素子の場合を例にすると拡散層の表面濃度は3
XIO”atoms/ cd、拡散深さは60〜80
μmのP影領域を形成するが、このために必要なドーズ
量は約1〜3 X 10”atoms/ caであり、
このような高いドーズ量のイオン注入には長時間を要す
る。
ム拡散法にはそれぞれ次のような問題がある。閉管法は
熱処理終了後、石英管を割ってシリコン基板を取り出さ
なければならないために、石英管の繰り返し使用ができ
ないことと、例えば1250°Cで約20時間の熱処理
を行なうと、石英管が軟化して凹み、この凹みによって
シリコン基板が押圧されて変形したり、互に融着したり
することなどである。またとくに大口径のシリコン基板
のときは、肉厚の大きい石英管を使用するので、封止作
業の工数などを含めてコストが高くなる。開管法は酸化
アルミニウムに含まれている重金属が、アルミニウムと
一緒に飛び出し、シリコン基板中に侵入してシリコン基
板の少数キャリアのライフタイムを低下させることから
、電力用半導体素子のPN接合を形成するには適してい
ない。またこの方法は概してアルミニウム拡散層の表面
濃度や深さのばらつきが大きい、イオン注入法は、電力
用半導体素子の場合を例にすると拡散層の表面濃度は3
XIO”atoms/ cd、拡散深さは60〜80
μmのP影領域を形成するが、このために必要なドーズ
量は約1〜3 X 10”atoms/ caであり、
このような高いドーズ量のイオン注入には長時間を要す
る。
また装置が複雑で高価である上に量産性に劣る。
蒸着法やスパッタ法はシリコン基板の表面にアルミニウ
ムの付着層を形成するために、表面のアルミニラム量が
多くなり、表面濃度が高過ぎて拡散層を再現性よく得る
ことができない。付着層形成後、例えば1250″Cで
20時間熱処理を行なうとアルミニウムとシリコンとの
合金層が生じて蒸着またはスパッタロフト毎の表面濃度
、拡散深さがばらつき、10”〜10”atoms/
c−の表面濃度、60〜80μ調の拡散深さをコントロ
ールすることが困難である。
ムの付着層を形成するために、表面のアルミニラム量が
多くなり、表面濃度が高過ぎて拡散層を再現性よく得る
ことができない。付着層形成後、例えば1250″Cで
20時間熱処理を行なうとアルミニウムとシリコンとの
合金層が生じて蒸着またはスパッタロフト毎の表面濃度
、拡散深さがばらつき、10”〜10”atoms/
c−の表面濃度、60〜80μ調の拡散深さをコントロ
ールすることが困難である。
アルミニウムをシリコンの表面に蒸着やスパッタするの
は、元来電極金属膜などとして形成するのに有効な手段
であり、これを拡散層の形成のために用いることは、ア
ルミニウムとシリコンの合金層をつくりやすいという点
では好ましくない。
は、元来電極金属膜などとして形成するのに有効な手段
であり、これを拡散層の形成のために用いることは、ア
ルミニウムとシリコンの合金層をつくりやすいという点
では好ましくない。
しかしこれまで述べたアルミニウムの種々の拡散法にお
ける経済性や量産性などを考慮すれば、スパッタ法によ
って生ずる欠点をなくして、シリコン基板にアルミニウ
ム拡散層を形成するのが最も効果的な方法と考えられる
。
ける経済性や量産性などを考慮すれば、スパッタ法によ
って生ずる欠点をなくして、シリコン基板にアルミニウ
ム拡散層を形成するのが最も効果的な方法と考えられる
。
そこで本発明者はアルミニウムとシリコンの合金層がア
ルミニウムの拡散に関与しないようにするため、シリコ
ン基板表面にアルミニウムをスパッタして形成したアル
ミニウム付着層を除去し表面から侵入したアルミニウム
侵入層のみを引き伸し熱処理を行ない拡散層を形成する
方法を出願中である。
ルミニウムの拡散に関与しないようにするため、シリコ
ン基板表面にアルミニウムをスパッタして形成したアル
ミニウム付着層を除去し表面から侵入したアルミニウム
侵入層のみを引き伸し熱処理を行ない拡散層を形成する
方法を出願中である。
しかしアルミニウム付着層を除去する工程を省略するこ
とが工数低減のためにもさらに好ましい方法と言える。
とが工数低減のためにもさらに好ましい方法と言える。
したがって本発明の目的はシリコン基板にアルミニウム
をスパッタするに当たって最適条件を定めて行ない、ア
ルミニウム付着層のない侵入層のみを形成し、その後の
熱処理によりシリコン基板表面濃度が10”〜10”a
toms/ ctl。
をスパッタするに当たって最適条件を定めて行ない、ア
ルミニウム付着層のない侵入層のみを形成し、その後の
熱処理によりシリコン基板表面濃度が10”〜10”a
toms/ ctl。
拡散深さが60〜80μ−となるアルミニウム拡散層を
再現性よく得るための方法を提供することにある。
再現性よく得るための方法を提供することにある。
(課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するために、本発明はシリコン基板表面
に下記条件を有するアルミニウムのスパッタを行ない、
その後にこの基板を熱処理することによりシリコン基板
中にアルミニウム拡散層を形成するものである。
に下記条件を有するアルミニウムのスパッタを行ない、
その後にこの基板を熱処理することによりシリコン基板
中にアルミニウム拡散層を形成するものである。
雰囲気:アルゴンガス
放電電圧:直流800〜1000 V /電極間路M5
0III11グロー放電時の圧力: 0.01= 0.
5Torr〔作用〕 シリコン基板上にアルミニウムをスパッタするとき上記
の多件を用いることにより、通常のスパッタのようなア
ルミニウムの付着層を形成することなく、シリコン基板
表面には、アルミニウム原子が侵入した侵入層のみが存
在する。この状態で引き伸しの熱処理を行なうと、侵入
層のアルミニウム量は少ないから、アルミニウムーシリ
コンの合金層が形成されず、アルミニウムの拡散が一様
に進行し、ばらつきのない最適拡散層が再現性よく得ら
れる。
0III11グロー放電時の圧力: 0.01= 0.
5Torr〔作用〕 シリコン基板上にアルミニウムをスパッタするとき上記
の多件を用いることにより、通常のスパッタのようなア
ルミニウムの付着層を形成することなく、シリコン基板
表面には、アルミニウム原子が侵入した侵入層のみが存
在する。この状態で引き伸しの熱処理を行なうと、侵入
層のアルミニウム量は少ないから、アルミニウムーシリ
コンの合金層が形成されず、アルミニウムの拡散が一様
に進行し、ばらつきのない最適拡散層が再現性よく得ら
れる。
以下本発明の方法を実施例に基づき説明する。
本発明に用いる装置は第2図に示したものと同様である
からその説明は省略する0本発明におけるシリコン基板
へのアルミニウムのスパッタ方法が従来と異なるのは、
従来のスパッタはアルゴンイオンにより叩き出されたア
ルミニウムをシリコン基板表面に付着させて、所定の厚
さのアルミニウム被膜を形成するのに対し、本発明では
アルミニウムがシリコン基板表面に付着することなく、
再現性よくシリコン基板中に侵入させるように放電条件
を制御することにある。
からその説明は省略する0本発明におけるシリコン基板
へのアルミニウムのスパッタ方法が従来と異なるのは、
従来のスパッタはアルゴンイオンにより叩き出されたア
ルミニウムをシリコン基板表面に付着させて、所定の厚
さのアルミニウム被膜を形成するのに対し、本発明では
アルミニウムがシリコン基板表面に付着することなく、
再現性よくシリコン基板中に侵入させるように放電条件
を制御することにある。
シリコン基板にアルミニウムの侵入層を形成するスパッ
タ条件は次の通りである。シリコン基板はN型で比抵抗
100〜200Ω、鰭のものを用いた。
タ条件は次の通りである。シリコン基板はN型で比抵抗
100〜200Ω、鰭のものを用いた。
シリコン基板の温度は室温でも可能であるが、グルー放
電中にこの基板の温度は上昇するので、定温度を保持す
るためには150〜200°Cとすることが望ましい0
反応槽内の雰囲気はアルゴンとし、グロー放電時の圧力
は0.01〜0.5Torrの範囲が適切である。 0
.01Torr以下では放電しにくくなるのでさらに高
電圧装置が必要となり、0.05Torr以上になると
電極表面の凹凸部に電流が集中し、部分的に電極が溶は
出すような異常電流が流れるからである。しかし放電状
態を一層安定させるためには0.1〜0.15Torr
とするのが好ましい。放電電圧については電極間距離5
0n当り400〜1000 Vで行なったが800−1
000Vとするのが適している。それは800 V以下
ではシリコン基板表面にアルミニウムの付着層が形成さ
れてしまい、1000V以上になると、高電圧になって
装置の絶縁耐力が問題となり、さらに高電圧装置を必要
とするようになるからである。かくして、放電時間約3
0分でシリコン基板にアルミニウム侵入層を形成するこ
とができる。
電中にこの基板の温度は上昇するので、定温度を保持す
るためには150〜200°Cとすることが望ましい0
反応槽内の雰囲気はアルゴンとし、グロー放電時の圧力
は0.01〜0.5Torrの範囲が適切である。 0
.01Torr以下では放電しにくくなるのでさらに高
電圧装置が必要となり、0.05Torr以上になると
電極表面の凹凸部に電流が集中し、部分的に電極が溶は
出すような異常電流が流れるからである。しかし放電状
態を一層安定させるためには0.1〜0.15Torr
とするのが好ましい。放電電圧については電極間距離5
0n当り400〜1000 Vで行なったが800−1
000Vとするのが適している。それは800 V以下
ではシリコン基板表面にアルミニウムの付着層が形成さ
れてしまい、1000V以上になると、高電圧になって
装置の絶縁耐力が問題となり、さらに高電圧装置を必要
とするようになるからである。かくして、放電時間約3
0分でシリコン基板にアルミニウム侵入層を形成するこ
とができる。
第1図は以上のようにして得られたアルミニウム侵入層
を有するシリコン基板の深与方向のアルミニウム濃度分
布曲線図を示したものであり、SI M S (Sec
ondary Ion Mass 5pectrosc
opy)により評価した結果である。第1図のたて軸は
アルミニウム濃度を示し、横軸はシリコン基板表面から
の深さ°方向の距離を表わしている。なおたて軸のアル
ミニウム濃度の目盛は、別途イオン注入法により、アル
ミニウムイオンを注入したシリコン基板のアルミニウム
の強度分布を同様にSIMSで測定し、これから得られ
たピーク位置のアルミニウム強度を基準として求めた。
を有するシリコン基板の深与方向のアルミニウム濃度分
布曲線図を示したものであり、SI M S (Sec
ondary Ion Mass 5pectrosc
opy)により評価した結果である。第1図のたて軸は
アルミニウム濃度を示し、横軸はシリコン基板表面から
の深さ°方向の距離を表わしている。なおたて軸のアル
ミニウム濃度の目盛は、別途イオン注入法により、アル
ミニウムイオンを注入したシリコン基板のアルミニウム
の強度分布を同様にSIMSで測定し、これから得られ
たピーク位置のアルミニウム強度を基準として求めた。
第1図の曲線■はグロー放電時の直流電源の極性を第2
図に示した電極2aを負とし、電極2bを正としたとき
にシリコン基板3に形成されるアルミニウム侵入層の濃
度分布状態を示し、曲線■は電極2aを正、電極2bを
負に接続した場合のアルミニウム濃度分布状態を示すも
のである。
図に示した電極2aを負とし、電極2bを正としたとき
にシリコン基板3に形成されるアルミニウム侵入層の濃
度分布状態を示し、曲線■は電極2aを正、電極2bを
負に接続した場合のアルミニウム濃度分布状態を示すも
のである。
次いでこれらアルミニウム侵入層を有するシリコン基板
を、別途用意した図示してない電気炉に装入し、例えば
1250°Cで25時間、水素雰囲気中の熱処理を施し
て、アルミニウムの拡散を行なうことにより表面濃度1
〜3 X 10”atom−s/ cJ、拡散深さ60
〜70μ−のP影領域が得られる。これは第1図の曲線
■および曲線■の双方について、はぼ同様な表面濃度、
拡散深さの値となる。
を、別途用意した図示してない電気炉に装入し、例えば
1250°Cで25時間、水素雰囲気中の熱処理を施し
て、アルミニウムの拡散を行なうことにより表面濃度1
〜3 X 10”atom−s/ cJ、拡散深さ60
〜70μ−のP影領域が得られる。これは第1図の曲線
■および曲線■の双方について、はぼ同様な表面濃度、
拡散深さの値となる。
以上のようにスパッタ条件を適切に設定することにより
、シリコン基板表面にアルミニウム付着層を形成するこ
となく、侵入層のみが得られるから、この状態で熱処理
してアルミニウム拡散層を形成する本発明の方法は、イ
オン注入法を用いた場合とほぼ同様の結果となるが、ス
パッタ法は多数のシリコン基板を同時に処理することが
できるので、イオン注入法より量産効果が大きく経済性
が高い。
、シリコン基板表面にアルミニウム付着層を形成するこ
となく、侵入層のみが得られるから、この状態で熱処理
してアルミニウム拡散層を形成する本発明の方法は、イ
オン注入法を用いた場合とほぼ同様の結果となるが、ス
パッタ法は多数のシリコン基板を同時に処理することが
できるので、イオン注入法より量産効果が大きく経済性
が高い。
なお本発明の方法では、スパッタ時のターゲットにアル
ミニウムの電極を用いたが、クーゲット電極は例えばス
テンレス電極の表面にアルミニウム層を蒸着したもの、
またはアルミニウム箔でステンレス電極を覆ったものな
どを用いても、上記と同様の結果を得ることができる。
ミニウムの電極を用いたが、クーゲット電極は例えばス
テンレス電極の表面にアルミニウム層を蒸着したもの、
またはアルミニウム箔でステンレス電極を覆ったものな
どを用いても、上記と同様の結果を得ることができる。
[発明の効果]
シリコン基板中にアルミニウム拡散層を形成する方法は
種々あるが、拡散源となるアルミニウムが多過ぎ、また
は少な過ぎて濃度や拡散深さのばらつきが大きく、再現
性が悪いものが多(、その点イオン注入法は制御しやす
いものの長時間を要し、経済性に劣るなど多くの問題点
があるのに対して、本発明の方法によれば実施例で述べ
たように、スパッタ法を用いて放電電圧、放電時の圧力
など主要なスパッタ条件を適切に設定して、シリコン基
板表面にアルミニウムの付着層を形成することなく、シ
リコン基板中に侵入層のみを形成させるようにし、その
後、シリコン基板中に存在している侵入層を拡散源とし
て熱処理を行なうため高温、長時間の加熱時にもアルミ
ニウムーシリコン合金層が形成されない、したがって表
面濃度が10”atoms/ c−オーダーで60〜8
0/711の深い拡散層をもつP影領域が再現性よく得
られ、しかも取り扱いが簡単で量産性も高いなど他のア
ルミニウム拡散法に比べて多くの利点を有する。
種々あるが、拡散源となるアルミニウムが多過ぎ、また
は少な過ぎて濃度や拡散深さのばらつきが大きく、再現
性が悪いものが多(、その点イオン注入法は制御しやす
いものの長時間を要し、経済性に劣るなど多くの問題点
があるのに対して、本発明の方法によれば実施例で述べ
たように、スパッタ法を用いて放電電圧、放電時の圧力
など主要なスパッタ条件を適切に設定して、シリコン基
板表面にアルミニウムの付着層を形成することなく、シ
リコン基板中に侵入層のみを形成させるようにし、その
後、シリコン基板中に存在している侵入層を拡散源とし
て熱処理を行なうため高温、長時間の加熱時にもアルミ
ニウムーシリコン合金層が形成されない、したがって表
面濃度が10”atoms/ c−オーダーで60〜8
0/711の深い拡散層をもつP影領域が再現性よく得
られ、しかも取り扱いが簡単で量産性も高いなど他のア
ルミニウム拡散法に比べて多くの利点を有する。
第1図は本発明の方法によりアルミニウムを拡散したシ
リコン基板の深さ方向のアルミニウム濃度分布曲線図、
第2図はスバ・ンタ装置の構成を示す模式図である。 1・・・反応槽、2a、2b・・・対向電極、3・・・
シリコン基板、4・・・DCtifl、6・・・ガスボ
ンへ、9・・・50゜ 7瓜 J(ム) −5′
リコン基板の深さ方向のアルミニウム濃度分布曲線図、
第2図はスバ・ンタ装置の構成を示す模式図である。 1・・・反応槽、2a、2b・・・対向電極、3・・・
シリコン基板、4・・・DCtifl、6・・・ガスボ
ンへ、9・・・50゜ 7瓜 J(ム) −5′
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)スパッタ法を用いてシリコン基板中にアルミニウム
拡散層を形成するに当たり、下記条件を含むスパッタを
行ないシリコン基板表面にアルミニウムの侵入層を形成
した後、この基板に所定の熱処理を施すことを特徴とす
るシリコン基板のアルミニウム拡散層の形成方法。 雰囲気:アルゴンガス 放電電圧:直流800〜1000V/電極間距離50m
mグロー放電時の圧力:0.01〜0.5Torr2)
特許請求の範囲第1項記載の方法においてグロー放電時
の圧力:0.1〜0.15Torrとすることを特徴と
するシリコン基板のアルミニウム拡散層の形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24210488A JPH0289308A (ja) | 1988-09-27 | 1988-09-27 | シリコン基板のアルミニウム拡散層の形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24210488A JPH0289308A (ja) | 1988-09-27 | 1988-09-27 | シリコン基板のアルミニウム拡散層の形成方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0289308A true JPH0289308A (ja) | 1990-03-29 |
Family
ID=17084359
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24210488A Pending JPH0289308A (ja) | 1988-09-27 | 1988-09-27 | シリコン基板のアルミニウム拡散層の形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0289308A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5370709A (en) * | 1990-07-18 | 1994-12-06 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Semiconductor wafer processing apparatus having a Bernoulli chuck |
-
1988
- 1988-09-27 JP JP24210488A patent/JPH0289308A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5370709A (en) * | 1990-07-18 | 1994-12-06 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Semiconductor wafer processing apparatus having a Bernoulli chuck |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH03178126A (ja) | 不純物ドーピング装置 | |
JPS58175826A (ja) | 半導体を光照射で加熱する方法 | |
JPH0289308A (ja) | シリコン基板のアルミニウム拡散層の形成方法 | |
JPS59211221A (ja) | イオン注入した半導体の熱処理方法 | |
JP6524862B2 (ja) | Soiウェーハの製造方法およびsoiウェーハ | |
JP6680378B2 (ja) | Soiウェーハ | |
JPS6355856B2 (ja) | ||
JPH0287620A (ja) | シリコン基板のアルミニウム拡散層の形成方法 | |
JPH0786603A (ja) | 半導体膜の製造方法 | |
JPH0745562Y2 (ja) | スパッタリング装置 | |
JPS5933255B2 (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JPH0673350B2 (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JPH06105694B2 (ja) | ボロンの固相拡散方法 | |
JP3223748B2 (ja) | 多結晶シリコン薄膜のアモルファス化方法及びこのアモルファス化方法を用いた多結晶シリコン薄膜抵抗の製造方法 | |
JPS6287496A (ja) | 単結晶窒化アルミニウム膜の作製方法 | |
JPS6244847B2 (ja) | ||
JPH01225315A (ja) | スパッタリング方法 | |
JPH0216724A (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JP3327844B2 (ja) | 太陽電池の製造方法 | |
JPS5928334A (ja) | 半導体製造装置 | |
JPH01129413A (ja) | 半導体基体への不純物導入方法 | |
JPH0349217A (ja) | 半導体基体用プラズマドーピング装置 | |
US3257247A (en) | Method of forming a p-n junction | |
JPH07120636B2 (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JPH0243737A (ja) | 半導体基体への重金属元素のデポジション方法 |