JPH0288551A - 新規化合物、その製造方法およびα−ヒドロキシ−α−ペルフルオロアルキルプロピオニトリルの製造方法 - Google Patents

新規化合物、その製造方法およびα−ヒドロキシ−α−ペルフルオロアルキルプロピオニトリルの製造方法

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JPH0288551A
JPH0288551A JP23899288A JP23899288A JPH0288551A JP H0288551 A JPH0288551 A JP H0288551A JP 23899288 A JP23899288 A JP 23899288A JP 23899288 A JP23899288 A JP 23899288A JP H0288551 A JPH0288551 A JP H0288551A
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JP
Japan
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alpha
perfluoroalkyl
compound
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JP23899288A
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English (en)
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Toshio Kubota
俊夫 久保田
Norihisa Iijima
飯島 典久
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Toagosei Co Ltd
Original Assignee
Toagosei Co Ltd
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ)発明の目的 [産業上の利用分野] 本発明は新規化合物、その製法およびこれを原料とする
既知化合物の製法に関するものであり、さらに詳しくは
、例えばポジ型レジストまたはプラスチックファイバー
の被覆材等に用いられる、機能性フッ素ポリマーの原料
として有用な、α−ペルフルオロアルキルアクリル酸の
中間原料等であるα−ヒドロキシ−α−ペルフルオロア
ルキルプロピオニトリルの新規な製造方法、該化合物の
中間原料として有用な新規化合物α−ペルフルオロアル
キル−α−トリアルキルシリルオキシプロピオニトリル
およびその製造方法に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、α−ヒドロキシ−α−ペルフルオロアルキルプロ
ピオニトリルが、α−ペルフルオロアルキルアクリル酸
の中間原料等として有用であること、およびその製造方
法は既に知られており、製法としては、例えばエチルト
リフルオロ酢酸エステルを出発原料として、α、α、α
−トリフルオロアセトンを製造し、次いで該化合物を硫
酸酸性下にシアン化ナトリウムと反応させる方法が知ら
れている(Darrall Sm1th+ 5tace
y and Tatlow;J、  Chew、  S
oc、  2329(1951)) 。
しかしながら、この方法によるによるα−ヒドロキシ−
α−トリフルオロメチルプロピオニトリルの収率は高々
63%と低く、しかもシアン化ナトリウムが固体のため
取り扱い難く、またシアン化水素ガスが発生するため、
安全性の面で問題があり、工業的に適しているとはいえ
ない。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明者らは、α−ヒドロキシ−α−ペルフルオロアル
キルプロピオニトリルを、取扱いが容易で、安全面でも
問題がな(、しかも高収率で工業的に有利に製造する方
法につき鋭意検討した結果、従来全く知られていなかっ
た新規な化合物を発明し、該化合物を原料とすることに
よって、α−ヒドロキシ−α−ペルフルオロアルキルプ
ロピオニトリルを工業的に有利に製造出来る方法を発明
した。
口)発明の構成 〔課題を解決する為の手段〕 本発明は下記−最大(1) (ただし、式中Rfは炭素数1〜4のペルフルオロアル
キル基であり、Rはアルキル基であって、各々は互いに
同一でもまた異なっていてもよい。
で示されるα−ペルフルオロアルキル−α−トリアルキ
ルシリルオキシプロピオニトリル、その製造方法および
それを原料物質とするα−ヒドロキシ−α−ペルフルオ
ロアルキルプロピオニトリルの製造方法に関するもので
ある。
本発明における一般式(1)で表される化合物(1)は
、次式(II)で示されるα−メチル−α−ペルフルオ
ロアルキルケトンとトリアルキルシアノシランを、飽和
ハロゲン化炭化水素溶媒中で金属ハロゲン化物の存在下
に反応させることにより得られる。
ロアルキル基である。) 一般式(n)で表される化合物(It)において、基R
fはC−Ft−+ (ただし、nは1〜4の整数である
)(以下同じ)示される基であり、その具体例としては
、例えばα、α、α−トリフルオロアセトンが挙げられ
る。
トリアルキルシアノシランとしては、アルキル基が例え
ば炭素数1〜4の低級アルキル基であるトリアルキルシ
アノシランが好適に用いられ、具体的にはトリメチルシ
アノシラン、トリエチルシアノシラン等が挙げられる。
化合物(II)とトリアルキルシアノシランの反応系へ
の供給割合は、化合物〔■〕1モルに対し、トリアルキ
ルシアノシランカ月、0〜1.2モルが好ましい、1.
0モル未満では反応速度が遅くなる可能性があり、1.
2モルを超えると経済的に有利とは言えなくなる場合が
ある。
化合物(It)とトリアルキルシアノシランの反応は飽
和ハロゲン化炭化水素溶剤中で行う。
好ましい飽和ハロゲン化炭化水素溶剤としては、(ただ
し、式中Rfは炭素数1〜4のベルフルオ塩化メチレン
、1,1.1−トリクロロエタン、クロロホルム、四塩
化エタンまたはフロン113等の常温で液状の低沸点飽
和ハロゲン化炭化水素が挙げられる。
飽和ハロゲン化炭化水素溶剤の使用量は、化合物〔■〕
1モルに対し、0.61以上が好ましく、更に好ましく
は0.8〜1.51である。溶剤の使用量に格別上限は
ないが、0.62未満のように少なすぎると、触媒であ
る金属ハロゲン化物が分散し難くなり、収率の低下を招
く恐れがある。
化合物(If)とトリアルキルシアノシランの反応は、
金属ハロゲン化合物の触媒の存在下で行う。
好ましい金属ハロゲン化合物はルイス酸に属するもので
あり、さらに好ましくは中程度のルイス酸に属するもの
、具体的にはヨード亜鉛、塩化マグネシウム等が特に好
ましい。
金属ハロゲン化合物の使用量は、化合物(II)1モル
に対し、2〜10モル%が好ましく、更に好ましは3〜
7モル%である。2モル%未満では反応が進行しない可
能性があり、10モル%を超えても経済的に有利とはい
えなくなる場合がある。
化合’&(II)とトリアルキルシアノシランの反応温
度は、飽和ハロゲン化炭化水素溶媒の沸点以下が好まし
く、室温〜60°Cが更に好ましい、あまり低い温度で
は反応時間がかかり過ぎ、収率の低下につながる場合が
あり、高温に過ぎるとシアン化水素ガスの発生の恐れが
ある。
化合物(1)は常温において液状の物質であり、これを
上記反応による生成物から分離、取得するには、蒸留等
の通常の分離手段を用いて単離し、精製すればよい。
本発明は化合物(1)を原料として、更に下記−II式
(Iff)で表される化合物(I[I)を製造する方法
を含む。
(ただし、式中Rfは炭素数1〜4のペルフルオロアル
キル基である。) 化合物(I[[)は化合物(1)を希酸中に添加し反応
させることにより極めて容易にかつ高収率で得られる。
希酸としては、各種の希薄無機酸が使用出来るが、例え
ば塩酸、硫酸、硝酸、リン酸等の鉱酸が好ましく、その
濃度は5〜20重量%、更には7〜15重量%が好適で
ある。5重世%未満では反応速度の低下を来す恐れがあ
り、20重量%を越えると化合物〔1〕の分解が起こり
、シアン化水素ガスの発生の恐れが生ずる可能性がある
化合物(1)と希酸の反応温度は、室温〜95℃(更に
好ましくは60°C)が好ましい、あまり低い温度では
反応時間がかかり過ぎ、収率の低下につながる恐れがあ
り、あまり高温ではシアン化水素ガスの発生の恐れがあ
る。
上記反応による反応生成物から、化合物(Iff)を分
離、取得するには、蒸留等の通常の分離手段を用いて単
離し、精製すればよい。
〔実施例〕
以下、実施例にもとづいて本発明を具体的に説明する。
実施例1 還流冷却器、ドライアイスコンデンサーおよび温度計を
備えた三ツロ丸底フラスコにトリメチルシリルニトリル 亜鉛0.  8 6 g (2.  7mmol)およ
び塩化メチレン60麟1を入れ、マグネチックスクーラ
ーにより内部を撹拌しながら45℃に昇温し、次にα,
αα−トリフルオロアセトンガス6、2g(50−■o
l)を深冷トラップにより液化し、反応系に滴下供給し
、反応温度を45℃に保ちながら2時間撹拌し、反応を
完結させた。
反応液に水を入れ、水層を分離することにより未反応物
を除去した後、塩化メチレンを留去し、目的の生成物を
得た.得られた生成物の収量は9。
7 7 g ( 4 6.  3++nol)であり、
収率は92.6%であった。
この生成物は、沸点、核磁気共鳴スペクトル(H’ N
MRスペクトル、F”NMRスペクトル)、赤外線吸収
スペクトル(rR吸収スペクトル)およびX!分析スペ
クトル(MSスペクトル)で測定した結果、α−トリフ
ルオロメチル−α−トリメチルシリルオキシプロピオニ
トリルであることが確認された。
沸点  =53〜54°C150m■HgH’ NMR
スペクトル(neat) :0.2pp■  (9H,S)  、 1.60pp
曽(3H,5) Fl″NMRスペクトル(neat) :外部標準物質トリフルオロ酢酸からのケミカルシフト
(δ値);+4.33ppm  (S)IR吸収スペク
トル : 1720cm−’ (−C=N、CF3によりシフ
ト)  、 1 1 90cm−’(C−F)MSスペ
クトル 二親ピーク211  (m/e)実施例2 実施例1と同様の丸底フラスコに、実施例1で得たα−
トリフルオロメチル−α−トリメチルシリルオキシプロ
ピオニトリル9.77g (46゜3 sa+ol )
と10重量%希塩酸100ccを入れ、45℃で4時間
攪拌した後、90″Cに昇温して15分間撹拌し、反応
を完結させた。
得られた反応生成物をエーテルで抽出し、抽出物を減圧
蒸留し、目的の生成物を得た。得られた生成物の収量は
6. 12 g (44m+wol)であり、収率は9
5%であった。なお、実施例1における出発原料である
α、α、α−トリフルオロアセトンを基準にすると、最
終収率は88%であったこの生成物は、沸点、H’ N
MRスペクトル、F ”N M Rスペクトル、!R吸
収スペクトルおよびMSスペクトルで測定した結果、α
−ヒドロキシ−α−トリフルオロメチルプロピオニトリ
ルであることが確認された。
沸点  =60℃/ 92 mmHg H’ NMRスペクトル(CC14) : 1. 6 lppm  (3H,S)、2. 41
ppm(IH,S) F ”N M Rスペクトル(CC1,):外部標準物
質トリフルオロ酢酸からのケミカルシフト(δ値)  
;+4. 50ppmIR吸収スペクトル(nea t
 ) : 3700〜2700cm−’ (0−H)、172
0cm−’ (−C=N、 CF3によりシフト)、1
1B2c・−’ (C−F)MSスペクトル:親ピーク
139(m/e)ハ)発明の効果 本発明によれば、機能性フッ素ポリマーの原料等として
有用なα−ペルフルオロアルキルアクリル酸の中間原料
等であるα−ヒドロキシ−α−ペルフルオロアルキルプ
ロピオニトリルを、新規化合物α−ペルフルオロアルキ
ル−α−トリアル、キルシリルオキシプロピオニトリル
を利用して、高収率で、かつシアン化水素ガスの発生等
が抑制され、取り扱いが容易で、安全操業し得る工業的
生産性に優れた方法で製造することが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例1により得られノこα−トリフ
ルオロメチル−α−トリメチルシリルオキシプロピオニ
トリルのH’ NMRスペクトル図、第2図は同F ”
N M Rスペクトル図である。 第2図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、下記一般式〔 I 〕 ▲数式、化学式、表等があります▼〔 I 〕 で示されるα−ペルフルオロアルキル−α−トリアルキ
    ルシリルオキシプロピオニトリル。 (ただし、式中Rfは炭素数1〜4のペルフルオロアル
    キル基であり、Rはアルキル基であって、各々は互いに
    同一でもまた異なっていてもよい。) 2、下記一般式〔II〕 ▲数式、化学式、表等があります▼〔II〕 で示されるα−メチル−α−ペルフルオロアルキルケト
    ンとトリアルキルシアノシランを、飽和ハロゲン化炭化
    水素溶媒中で金属ハロゲン化物の存在下に反応させるこ
    とを特徴とする、請求項1記載のα−ペルフルオロアル
    キル−α−トリアルキルシリルオキシプロピオニトリル
    の製造方法。 3、請求項1記載のα−ペルフルオロアルキル−α−ト
    リアルキルシリルオキシプロピオニトリルを希酸と反応
    させることを特徴とする下記一般式〔III〕 ▲数式、化学式、表等があります▼〔III〕 で示されるα−ヒドロキシ−α−ペルフルオロアルキル
    プロピオニトリルの製造方法。 (ただし、式中Rfは炭素数1〜4のペルフルオロアル
    キル基である。)
JP23899288A 1988-09-26 1988-09-26 新規化合物、その製造方法およびα−ヒドロキシ−α−ペルフルオロアルキルプロピオニトリルの製造方法 Pending JPH0288551A (ja)

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