JPH028847Y2 - - Google Patents

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JPH028847Y2
JPH028847Y2 JP577883U JP577883U JPH028847Y2 JP H028847 Y2 JPH028847 Y2 JP H028847Y2 JP 577883 U JP577883 U JP 577883U JP 577883 U JP577883 U JP 577883U JP H028847 Y2 JPH028847 Y2 JP H028847Y2
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vibration
rubber plate
sound
cabin
proof
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JP577883U
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JPS59110749U (ja
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Landscapes

  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はトラクターキヤビンの防音構造に関
し、製作コストの低減を図りつつ防音性能の向上
を図ることを目的とする。
トラクタにおいて、第1図に示す如くボンネツ
ト1後部のパネルボツクス2、操舵用ハンドル3
から、左右後輪4のフエンダー5間に配置された
運転席6に跨がるように車体7上にキヤビン8を
装備し、このキヤビン8の底面側をステツプ9、
ミツシヨンカバー10、後壁板11、及び後部底
板12により塞ぐようにしたものがある。この種
のキヤビン8を装備した場合、室内が密閉構造と
なるため、室壁を構成する部材の振動による騒音
が問題となる。そこで、従来は、ミツシヨンカバ
ー10、ステツプ9、後壁板11、後部底板12
及びフエンダー5等の全てにわたつて防振ゴム板
を内張りし、キヤビンフレーム13の内側面に防
振塗装を施していたが、全面に内張りを施すこと
は製作コストが著しく高騰する欠点がある。また
キヤビン8を構成する室壁は部分毎に振動の差が
あるため、室壁の全てにわたつて同一の防振仕上
げ、防振塗装を施すことは、必ずしも防音性能に
つながるものでなく、従来は十分な防音性能を得
ることができなかつた。
本考案は、このような従来の問題点を解消する
ようにしたものであつて、その特徴とする処は、
ボンネツト後部のパネルボツクスから左右後輪の
フエンダー間に配置された運転席に跨がるように
車体上にキヤビンを装備し、底面側をステツプ及
びミツシヨンケースを覆うミツシヨンカバーで塞
ぐようにしたトラクタにおいて、パネルボツクス
の内面に凹凸状防振層を介して厚い発泡材を貼付
し、ステツプ上面に防振ゴム板を密着載置し、こ
の防振ゴム板上に繊維層を裏張りした吸音ゴム板
を載置し、更にこの吸音ゴム板上に耐摩性ゴム板
を載置敷設し、ミツシヨンカバーに防振ゴム板と
防音ゴム板とを2枚重ねで貼付し、フエンダー内
側及びキヤビンフレームの内側に防振ゴム板又は
防振塗装を施した点にある。
以下、図示の実施例について本考案を詳述する
と、第2図及び第3図において、15は車体で、
エンジン16、ミツシヨンケース17等を構造体
として成る。この車体15の後部には作業機昇降
用の油圧装置18が搭載されると共に、後車軸ケ
ース等を介して左右両側に後輪19が支持され、
また各後輪19の内側にフエンダー20が夫々配
置されている。21はエンジン16等を覆うボン
ネツトで、このボンネツト21の後部にパネルボ
ツクス22及び操舵用のハンドル23が設けられ
ている。24は運転席で、左右のフエンダー20
間に支架された後部底板25上に取付けられてい
る。26はキヤビンで、パネルボツクス22から
運転席24に跨がるように車体15上に装備され
てており、このキヤビン26は室壁を構成するキ
ヤビンフレーム27の前面、側面及び後面に夫々
窓ガラス28,29,30を有し、また両側には
窓ガラス31付きのドアー32が蝶番によつて枢
着されている。キヤビン262の天井側には、前
部に空気調整機器の収納部33が、後部に上方に
開閉自在な開閉窓34が夫々設けられている。2
5は車体15の両側方に設けられたステツプ、3
6はミツシヨンケース17を覆うミツシヨンカバ
ー、37は、ステツプ35及びミツシヨンカバー
36と後部底板25との間を塞ぐ後壁板であつ
て、キヤビン26の底面側はこれらによつて塞が
れている。
パネルボツクス22内には燃料タク38が設け
られ、この燃料タンク38とエンジン16との間
には遮蔽板39が前後に区画するように設けられ
ている。パネルボツクス22の内面にはコールタ
ール状の塗料を塗装して、表面が凹凸状となつた
防振層40が全面に形成されると共に、その防振
層40の上にスポンジ等の厚い発泡材41が全面
に貼付されている。そして、防振層40によつて
パネルボツクス22自体の微振動を抑制し、また
発泡材41によつてエンジン16からの音を吸収
する。なおキヤビンフレーム27とパネルボツク
ス22との間は、シール材42によつてシールさ
ている。ステツプ35の上面には、第5図及び第
6図に示すように防振ゴム板43と吸音ゴム板4
4と耐摩性ゴム板45とが3層に重ねて敷設され
ている。防振ゴム板43はステツプ35を構成す
る鉄板の微振動共振を防止するためのものであつ
て、ステツプ35上面の全面に密着して載置され
ている。吸音ゴム板44は専ら吸音を目的とした
ものであつて、裏面に繊維層46がフイルム47
によつて裏張りされており、この繊維層46と吸
音ゴム板44とによつてステツプ35下方からの
音を吸音する機能を果す。なお繊維層46はキル
テイングと同様に吸音ゴム板44に縫着されてい
る。耐摩性ゴム板45は運転者が乗降等で乗つて
も十分な耐摩性を有するものであつて、これには
上面に滑り止め突起57が設けられている。この
ように防振ゴム板43、吸音ゴム板44を重ね合
せた上に耐摩性ゴム板45を載置敷設することに
より、防振ゴム板43、吸音ゴム板44の損傷を
防止でき、全体の耐久性が著しく向上する。また
ステツプ35は水抜き孔48等を有すること等か
ら、防振・防音対策が特に困難であるが、上記の
如く繊維層46を裏張りした吸音ゴム板44を挾
んで3層構造にすることにより、確実な防振・防
音対策が可能であり、これによつて他の部分の防
音処理を簡素にできる。ミツシヨンカバー36の
上面及び左右両側面、後壁板37の前面には、第
5図及び第7図に示すように密着性の良い軟質の
防振ゴム板49,50が全面に貼付けられると共
に、その防振ゴム板49,50の上に吸音ゴム板
51,52が貼付けられており、防振ゴム板4
9,50で微振動を抑制し、吸音ゴム板51,5
2が吸音するようになつている。フエンダー20
の内側面、後部底板25の上面及びキヤビンフレ
ーム27の内側は、キヤビン室内に対応する側の
全域に防振ゴム板53,54,55が夫々貼付け
られている。この防振ゴム板53,54,55
は、第8図に示すようにレザー56の裏面にスポ
ンジ57を貼付けたものである。吸音ゴム板5
1,52も同様である。なお、フエンダー20、
後部底板25及びキヤビンフレーム27は防振ゴ
ム板53,54,55を貼付ける代わりに防振塗
装でも良い。これは位置的に差程防音性が問題と
ならないためである。なお開閉窓34の下面には
吸音処理が施されている。
以上実施例に詳述したように本考案によれば、
パネルボツクス内面、ステツプ、ミツシヨンカバ
ー等、各部材によつて形状・振動が著しく相違す
るため、それらの条件に応じて別個の防振・防音
処理を施しているので、全体のコストを上げるこ
となく防音効果を得ることができる。また、特に
ステツプ部は、繊維層を裏張りした吸音ゴム板を
防振ゴム板と耐摩性ゴム板との間に挾んだ3層構
造としているので、他の部分の防音処理を簡単に
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例を示す概略側面図、第2図乃至
第8図は本考案の一実施例を示し、第2図はキヤ
ビン部分の破断側面図、第3図は同破断正面図、
第4図はパネルボツクス部分の断面図、第5図は
ステツプ・ミツシヨンカバー部分の断面図、第6
図は第5図の要部拡大図、第7図は後壁板部分の
断面図、第8図は防振ゴム板の断面図である。 15……車体、20……フエンダー、21……
ボンネツト、22……パネルボツクス、24……
運転席、26……キヤビン、27……キヤビンフ
レーム、35……ステツプ、36……ミツシヨン
カバー、37……後壁板、40……防振層、41
……発泡材、43……防振ゴム板、44……吸音
ゴム板、45……耐摩性ゴム板、46……繊維
層、53,54,55……防振ゴム板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ボンネツト後部のパネルボツクスから左右後輪
    のフエンダー間に配置された運転席に跨がるよう
    に車体上にキヤビンを装備し、底面側をステツプ
    及びミツシヨンケースを覆うミツシヨンカバーで
    塞ぐようにしたトラクタにおいて、パネルボツク
    スの内面に凹凸状防振層を介して厚い発泡材を貼
    付し、ステツプ上面に防振ゴム板を密着載置し、
    この防振ゴム板上に繊維層を裏張りした吸音ゴム
    板を載置し、更にこの吸音ゴム板上に耐摩性ゴム
    板を載置敷設し、ミツシヨンカバーに防振ゴム板
    と防音ゴム板とを2枚重ねて貼付し、フエンダー
    内側及びキヤビンフレームの内側に防振ゴム板又
    は防振塗装を施したことを特徴とするトラクター
    キヤビンの防音構造。
JP577883U 1983-01-18 1983-01-18 トラクタ−キヤビンの防音構造 Granted JPS59110749U (ja)

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JP577883U JPS59110749U (ja) 1983-01-18 1983-01-18 トラクタ−キヤビンの防音構造

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JP577883U JPS59110749U (ja) 1983-01-18 1983-01-18 トラクタ−キヤビンの防音構造

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JPS59110749U JPS59110749U (ja) 1984-07-26
JPH028847Y2 true JPH028847Y2 (ja) 1990-03-02

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JP577883U Granted JPS59110749U (ja) 1983-01-18 1983-01-18 トラクタ−キヤビンの防音構造

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JP2022149528A (ja) * 2021-03-25 2022-10-07 いすゞ自動車株式会社 インシュレータ及びその組付方法

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JPS59110749U (ja) 1984-07-26

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