JPH028741Y2 - - Google Patents

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JPH028741Y2
JPH028741Y2 JP1985054469U JP5446985U JPH028741Y2 JP H028741 Y2 JPH028741 Y2 JP H028741Y2 JP 1985054469 U JP1985054469 U JP 1985054469U JP 5446985 U JP5446985 U JP 5446985U JP H028741 Y2 JPH028741 Y2 JP H028741Y2
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shaft
movable
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fixed
mold
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JPS61170517U (ja
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 考案の技術分野 本考案は、射出成形機の型締装置に関し、特に
金型等の加熱媒体が支持される型締固定部及び可
動部の熱変形を抑制するようにした型締装置に関
するものである。
(ロ) 従来技術と問題点 射出成形機は、第2図に示すようにベツド1上
に設置した射出機構2及び型締機構3を備え、そ
して上記型締機構3は、ベツド1上に固定した固
定盤4と、この固定盤4に対しガイドバー5aを
介して進退される可動盤5及び可動盤5を進退動
作させるとともに型締力を付与するドグル機構付
き油圧シリンダ6とから構成され、上記固定盤4
及び可動盤5の互いの対向面には成形加工用の金
型7,8が取り付けられている。
しかるに、金型7,8内に射出機構2から加熱
溶融された高温のプラスチツク材が充填される関
係上、該金型は高温に加熱され、その熱は固定盤
4及び可動盤5等に伝達される。このため、可動
盤固定盤4及び5等が熱変形を起こし、可動盤5
等の進退動作及び型締等に支障を来すことにな
る。
そこで従来においては、第3図に示すように固
定盤4及び可動盤5の型取付面に石膏ボード等か
ら成る断熱板9,10を取り付け、この断熱板
9,10を介して型7,8を取り付けることによ
り、加熱媒体である型から固定盤4及び可動盤5
への熱伝導を抑制し、型締装置への熱影響を防止
している。
しかし、上記のような断熱板9,10の精密加
工が困難であるため、金型及び型締装置が高精度
に加工されていても、精度の悪い断熱板によつて
固定盤4と可動盤5との平行度及び直角度が低下
し、ひいては金型の取付精度も低下してしまい、
射出成形に支障を来すほか、高精度が要求される
射出成形機には使用できない問題があつた。
(ハ) 考案の目的 本考案は上記のような従来の問題を解決するた
めになされたもので、断熱材を使することなしに
所定の機戒的精度を保持させ得る射出成形機の型
締装置を提供することを目的とする。
(ニ) 考案の構成 上記目的を達成するために、本考案の射出成形
機の型締装置は、固定金型を支持する固定軸と、
可動金型を支持し、上記固定軸に対し油圧シリン
ダ等により進退可能な可動軸とを、それぞれ同心
にして支持部材を介してベツドに支持するととも
に、前記固定軸内及び可動軸内に、その軸方向に
沿つて冷却媒体循環用の冷媒通路を形成し、かつ
前記固定軸及び可動軸は、上記冷媒通路を循環す
る冷却媒体による冷却領域において前記支持部材
に接合されており、さらに上記固定軸及び可動軸
には、前記各金型近くに温度センサをそれぞれ取
り付けるとともに、この各温度センサの信号に基
づき上記冷媒通路への冷却媒体の流れを制御して
上記固定軸及び可動軸の温度をコントロールする
制御手段を設けたものである。
(ホ) 作用 本考案の作用は次に通りである。
射出成形機の型締装置を構成する固定軸及び可
動軸をその内部から冷却媒体を循環させることに
より冷却し、そして温度センサ及び冷却媒体循環
系を制御する手段によより固定軸及び可動軸の温
度を一定に制御するようにした。
(ヘ) 考案の実施例 以下、本考案の一実施例を第1図について説明
する。
11,12は射出成形機のベツト1上に所望間
隔離して平行に固定したブラケツトであり、この
各ブラケツト11,12にはハウジング13,1
4が軸線に一致させてそれぞれ水平に取り付けら
れている。上記一方のハウジング14の中心穴1
4a内には固定軸15が同心に固着され、その相
手側にある他方のハウジング13との対向面には
金型16が取り付けられているとともに、中心に
は、図示しない射出機構のノズル等が挿入される
貫通孔17が形成されており、さら固定軸15内
には、水等の冷却媒体を循環させる冷媒通路18
が形成され、この通路18は流入ポート19及び
流出ポート20に連通している。そして、この冷
媒通路18を循環する冷却媒体によつて冷却領域
Aが形成され、この冷却領域Aにおいて固定軸1
5は、ハウジング14及び支持部材12と接合さ
れている。
また、上記他方のハウジング13の中心穴13
a内には、スライドベアリング21を介して可動
軸22が軸線方向に進退可能に支持されれ、この
可動軸22は油圧シリンダにより進退されるもの
であり、その固定側金型16と対向する先端には
金型23が取り付けられているとともに、中心軸
部には後端から先端部に達する円筒穴24が形成
され、この円筒穴24内には両端開口のパイプ2
5が同心に配置されている。そして、上記パイプ
25の非挿入端は、上記可動軸22の円筒穴24
の開口端を閉塞する栓部材26に支持され、そし
てパイプ25は栓部材26に設けた冷却媒体流入
ポート27に、可動軸22の円筒穴24の栓部材
26に設けた流出ポート28にそれぞれ連通さ
れ、これにより可動軸22内に水等の冷却媒体を
循環させる冷却通路29を形成するようになつて
いる。この冷媒通路29を循環する冷却媒体によ
つて冷却領域Bが形成され、この冷却領域Bにお
いて、可動軸22は、ハウジング13及び支持部
材11と接合されている。
上記固定軸15及び可動軸22の各冷媒流入ポ
ート19,27及び各流出ポート20,28は冷
却媒体供給源30に接続されており、そしてこの
冷却媒体供給源30と上記各流入ポート19,2
7とをそれぞれ結ぶ配管路31,32には電磁開
閉弁33,34が設けられている。
35,36はそれぞれ上記固定軸15及び可動
軸22の金型取付位置に近い部位の温度を検出す
る温度センサで、この各温度センサ35,36の
出力信号は、上記各電磁開閉弁33,34の制御
回路37,38に入力されるようになつていると
ともに、各制御回路37,38からはそれぞれの
電磁開閉弁33,34に対し制御信号が供給され
るようになつている。
次に、上記のように構成された本実施例の動作
について説明する。
射出成形機の成形動作により、各金型16,2
3が加熱され、その熱伝導による固定軸15及び
可動軸22の加熱温度は温度センサ35,36に
より検知され、電気信号としてそれぞれの制御回
路37,38に競給される。各制御回路37,3
8では、予め設定した設定値と比較され、検知信
号が設定値より大きい場合は、それぞれの電磁開
閉弁33,34に開指令を与え、各電磁開閉弁3
3,34を開いて冷却媒体供給源30から冷却媒
体を固定軸15及び可動軸22の各冷媒通路1
8,29により多く圧送し、循環させて固定軸1
5及び可動軸22を冷却する。この際、各冷媒通
路18,29を循環する冷却媒体による冷却領域
A,Bにおいて、固定軸15と可動軸22がその
ほぼ全長に亘り冷却されることになる。そして、
固定軸15、可動軸22の温度が設定値以下にな
ると、各制御回路37,38は閉指令をそれぞれ
電磁開閉弁33,34に与えてその開度を小さく
しあるいは閉成し、固定軸15、可動軸22への
冷却媒体の循環量を少なくしあるいはその循環を
停止する。
この方式の実施例においては、各金型16,2
3の温度が400℃まで上昇しても、固定軸15及
び可動軸22の温度を50℃前後に保持できること
が確認されている。
従つて、上記実施例にあつては、固定軸15及
び可動軸22の温度を型締装置の機械的精度を損
なうことのない一定の温度にすることができ、か
つ金型(加熱媒体)の温度が上昇しても、これに
よる固定軸15及び可動軸22への熱影響がほと
んどなくなり、高精度が要求される高温加熱の射
出成形機用型締装置に好適となる。
なお、本考案における固定軸及び可動軸に形成
される冷却媒体循環用通路は、実施例の構造のも
のに限定されないことは勿論である。
(ト)考案の効果 以上の説明した通り、本考案によれば、固定金
型を支持する固定軸と、可動金型を支持し、上記
固定軸に対し油圧シリンダ等により進退可能な可
動軸とを、それぞれ同心にして支持部材を介して
ベツドに支持するとともに、前記固定軸内及び可
動軸内に、その軸方向に沿つて冷却媒体循環用の
冷媒通路を形成し、かつ前記固定軸及び可動軸
は、上記冷媒通路を循環する冷却媒体による冷却
領域において前記支持部材に接合されており、さ
らに上記固定軸及び可動軸には、前記各金型近く
に温度センサをそれぞれ取り付けるとともに、こ
の各温度センサの信号に基づき上記冷媒通路への
冷却媒体の流れを制御して上記固定軸及び可動軸
の温度をコントロールする制御手段を設けたもの
であるから、次のような効果が奏される。
固定軸と可動軸が、そのほぼ全長に亘り冷却さ
れるので、金型の熱による伸びが抑制される。可
動軸は、その型締時に軸方向の速度、型締圧力等
の移動制御が、位置制御により行なわれるが、伸
びが抑制されるため正確な位置制御が可能であ
る。
可動軸は熱変形(膨張、曲がり)がないので、
摺動部(スライドベアリング部)において円滑に
案内移動される。
固定軸と可動軸とは、冷却領域において支持部
材と接合されているので、金型の熱が支持部材に
伝達されず、支持部の熱変形も生じることがな
く、各金型の接合を精度良く行なうことができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかる射出成形機の型締装置
の一例を示す全体構成図、第2図は射出成形機の
全体図、第3図は従来における型締装置の説明図
である。 1……ベツト、2……射出機構、3……型締機
構、11,12……プラケツト、13,14……
ハウジング、15……固定軸、16,23……金
型、18,29……冷媒通路、22……可動軸、
30……冷却媒体供給源、33,34……電磁開
閉弁、35,36……温度センサ、37,38…
…制御回路、A,B……冷却領域。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 固定金型を支持する固定軸と、可動金型を支持
    し、上記固定軸に対し油圧シリンダ等により進退
    可能な可動軸とを、それぞれ同心にして支持部材
    を介してベツドに支持するとともに、前記固定軸
    内及び可動軸内に、その軸方向に沿つて冷却媒体
    循環用の冷媒通路を形成し、かつ前記固定軸及び
    可動軸は、上記冷媒通路を循環する冷却媒体によ
    る冷却領域において前記支持部材に接合されてお
    り、さらに上記固定軸及び可動軸には、前記各金
    型近くに温度センサをそれぞれ取り付けるととも
    に、この各温度センサの信号に基づき上記冷媒通
    路への冷却媒体の流れを制御して上記固定軸及び
    可動軸の温度をコントロールする制御手段を設け
    たことを特徴とする射出成形機の型締装置。
JP1985054469U 1985-04-12 1985-04-12 Expired JPH028741Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985054469U JPH028741Y2 (ja) 1985-04-12 1985-04-12

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JP1985054469U JPH028741Y2 (ja) 1985-04-12 1985-04-12

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Publication Number Publication Date
JPS61170517U JPS61170517U (ja) 1986-10-22
JPH028741Y2 true JPH028741Y2 (ja) 1990-03-02

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JP1985054469U Expired JPH028741Y2 (ja) 1985-04-12 1985-04-12

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2787581B2 (ja) * 1988-10-31 1998-08-20 株式会社小松製作所 プラスチック圧縮成形機の温度調節装置
JP2678929B2 (ja) * 1988-11-30 1997-11-19 東芝機械株式会社 成形機の型締装置

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JPS61170517U (ja) 1986-10-22

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