JPH0287129A - スポーツファインダー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、スポーツファインダーに関するものであり、
例えば水中カメラのファインダーとして用いられるもの
である。

［従来の技術］ 従来、特開昭５９−１８５３１９号公報、特開昭６０−
２３８３８号公報、特開昭６０　６０６２７号公報には
１．カメラのファインダーの視野枠をホログラムにより
表示する技術が提案されているが、これらはカメラ本体
内に組み込まれる逆ガリレオ式ファインダーに適用され
るものである。

［発明が解決しようとする課題］ カメラ本体内に組み込まれるファインダーとして、従来
、アルバダ式、ブライトフレーム式、実像式等の各種フ
ァインダーが用いられているが、これらは、ファインダ
ー視野内の被写体像の視度と視野枠、測距枠の視度をほ
ぼ一致させており、口振りによって被写体像と視野枠、
測距枠の間にズレはほとんど生じない、ところが、これ
らはカメラ本体内に組み込まれているファインダーであ
るから、観察者が接眼レンズから目を離したり、目を大
きく振ると、視野が直ぐケラレるという問題がある。

そこで、従来、第３図に示すように、カメラ本体１外に
折り畳み式又は着脱式で素通しの視野枠８を別設したス
ポーツファインダーが提案されている。これは成る位置
（第３図のＡ点）に観察者の瞳が位置するときに、素通
しの視野枠８で撮影範囲を示すものであり、水中撮影や
動体撮影に適するものである。ところが、この従来例に
あっては、視野枠８はカメラ本体１上に設けられている
ので観察者から見て至近距離にあるが、被写体は観察者
から見て遠い所にあるので、両者の視度が全然合わず、
被写体に目の焦点を合わせると、視野枠８はボケで見え
るという問題がある。また、観察者が上下左右に大きく
目を振ると、被写体と視野枠の位置関係がズして、撮影
範囲が分からなくなってしまうという問題があった。さ
らにまた、目を前後に大きく動かすと、被写体と視野枠
８の大小関係が大きく変化するという問題があった。

本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、そ
の目的とするところは、カメラ本体よりも被写体に近い
空間中に視野枠を浮かび上がらせることにより、視野枠
のボケを解消すると共に、ｆｌ！察者が目の位置を大き
く変えても被写体と視野枠の位置関係や大小関係はほと
んど変化しないようにしたスポーツファインダーを提供
することにある。

［課題を解決するための手段］ 本発明に係るスポーツファインダーにあっては、上記の
課題を解決するために、第１図に示すように、カメラ本
体１外に折り畳み自在に設けられ、被写体からの光を素
通しとするホログラム板２と、ホログラム板２に参照光
を照射してホログラム板２からの回折光により視野枠、
測距枠、測光枠のうち少なくとも１つをカメラ本体１よ
りも被写体に近い空間中に再生させる発光素子３とから
成ることを特徴とするものである。

なお、ホログラム板２はカメラ本体１外に着脱自在に設
けても良い。

［作用］ 本発明にあっては、被写体からの光を素通しとするホロ
グラム板２を、カメラ本体１外に折り畳み自在又は着脱
自在に設けて、発光素子３がらホログラム板２に参照光
を照射して、ホログラム板２からの回折光によりカメラ
本体１よりも被写体に近い空間中に視野枠を再生するよ
うにしたがら、視野枠と被写体の視度が略一致し、視野
枠のボケを解消することができる。また、視野枠が観察
者から遠くなるので、観察者が目を上下左右又は前後に
大きく動かしても、被写体と視野枠の位置関係や大小関
係が大きく変化することはない。

また、視野枠に代えて若しくは視野枠と共に、測距枠及
び／又は測光枠を再生しても良い、このとき、測距枠や
測光枠はカメラ本体１よりも被写体に近い空間中に再生
されるから、観察者が目を大きく動かしても、測距枠や
測光枠と被写体との位置関係に大きなズレが生じること
はない、したがって、測距箇所や測光箇所が主被写体か
ら大きく外れることはない。

なお、視野枠や測距枠、測光枠などはホログラム板２か
らの回折光により形成される虚像であって、ホログラム
板２を介してのみｉ！察することができ、カメラ本体１
よりも被写体に近い空間中に実像が再生されるわけでは
ないので、カメラ本体１の撮影レンズ４には写らない。

［実施例］ 第１図は本発明の一実施例の概略構成図である。

ホログラム板２はヒンジ機構５によりカメラ本体１の上
面前方に折り畳み自在に設けられており、必要時にはホ
ログラム板２を図示のように立てて使用し、不要時には
ホログラム板２をカメラ本体１の上面に沿って折り畳む
ものである。カメラ本体１の上面後方には、ホログラム
板２の後面に参照光を照射するための発光素子３が配さ
れている。

この発光素子３は、コヒーレント光を発する半導体レー
ザーよりなる。

ここで、ホログラムによる像再生の原理について説明す
る。第２図（ａ）はホログラムの記録時の動作を示して
いる。ホログラム記録時には、レーザー発光装置１０か
らのレーザー光（コヒーレント光）をビームスプリッタ
１１により２分し、方を被写体の照明光とし、他方を被
写体１２がらの反射光と干渉する参照光とする。ホログ
ラム用感光材料１３には被写体１２がらの反射光と参照
光の干渉縞が記録され、これを現像処理することにより
、ホログラム板２が得られる。同図（ｂ）はホログラム
の再生時の動作を示している。ホログラム再生時には、
前述のホログラム板２を参照光位置よりレーザー光で照
明する。このレーザー光はホログラム板２を透過する際
に、ポログラム板２に記録された干渉縞により回折され
、その透過回折光により被写体の立体像１２′が元の被
写体位置に浮かび上がる。なお、ホログラム板２は法線
方向に入射する光には影響を与えず、そのまま透過させ
る。

本実施例では、発光素子３がらの参照光をホログラム板
２に照射して、ホログラム板２がらの反射回折光により
カメラ本体１よりも被写体に近い空間中に視野枠及び測
距枠を再生するものである。

使用頻度の高い撮影圧１ｌｉｉ（例えばカメラ本体１よ
り約２ｍ前方）に視野枠及び測距枠が再生されるように
ホログラム板２に干渉縞を記録しておけば、実際に被写
体が存在する位置に視野枠及び測距枠が観察される。し
たがって、被写体と視野枠及び測距枠の視度は一致し、
被写体と視野枠及び測距枠を同時にボケることなく観察
できる。また、観察者が目を大きく振っても、被写体と
視野枠及び測距枠の位置関係や大小関係は変化しない。

なお、上述の使用頻度の高い撮影距離（例えばカメラ本
体１より約２ｍ前方）よりも近い被写体や遠い被写体に
ついてはズレが生じることになるが、視野枠及び測距枠
はカメラ本体１がら十分に離れた空間中に再生されるの
で、そのズレ量はカメラ本体１内のファインダーと同程
度の僅かなものとなる。

本実施例では、カメラ本体１内にもファインダーを備え
ている。このファインダーは、凹レンズよりなる対物レ
ンズ６と、凸レンズよりなる接眼レンズ７を含む逆ガリ
レオ式のファインダーであり、凹レンズにより形成され
た被写体の正立虚像を凸レンズにより拡大して見やすく
したものである０通常の撮影時には、ホログラム板２を
ヒンジｆｉｉ５により折り畳んで、このカメラ本体１内
のファインダーを使用すれば良く、水中撮影や動体撮影
時のように接眼レンズ７がら目を敲す必要があるときに
のみ、ホログラノ、板２をヒンジ機ｔＲ５によりカメラ
本体１上に立てて使用すれば良い（第１図参照）。

なお、図示実施例ではホログラム板をカメラ本体外に折
り畳み自在に設ける例を示したが、アクセサリ−シュー
などを利用してカメラ本体外にホログラム板を着脱自在
に設けるようにしても構わない。この場合、発光素子も
ホログラム板と共に又はホログラム板とは別にカメラ本
体に対して着脱自在としても良い。

［発明の効果］ 本発明のスポーツファインダーにあっては、ボログラム
の原理を利用して、カメラ本体よりも被写体に近い空間
中に視野枠や測距枠が再生されるようにしたから、現実
の被写体とを重なるように視野枠や測距枠を観察するこ
とができ、したがって、視野枠や測距枠のボケが生じず
、観察者が目を大きく振っても視野枠や測距枠が被写体
から大きくずれることはなくなるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の概略構成図、第２図（ａ）
、（ｂ）は本発明に用いるホログラムの原理説明図、第
３図は従来例の概略構成図である。 １はカメラ本体、２はホログラム板、３は発光素子であ
る。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）カメラ本体外に折り畳み自在に設けられ、被写体
   からの光を素通しとするホログラム板と、ホログラム板
   に参照光を照射してホログラム板からの回折光により視
   野枠、測距枠、測光枠のうち少なくとも１つをカメラ本
   体よりも被写体に近い空間中に再生させる発光素子とか
   ら成ることを特徴とするスポーツファインダー。
2. （２）カメラ本体外に着脱自在に設けられ、被写体から
   の光を素通しとするホログラム板と、ホログラム板に参
   照光を照射してホログラム板からの回折光により視野枠
   、測距枠、測光枠のうち少なくとも１つをカメラ本体よ
   りも被写体に近い空間中に再生させる発光素子とから成
   ることを特徴とするスポーツファインダー。