JPH0286951A - 小形雪上車 - Google Patents

小形雪上車

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Publication number
JPH0286951A
JPH0286951A JP63240030A JP24003088A JPH0286951A JP H0286951 A JPH0286951 A JP H0286951A JP 63240030 A JP63240030 A JP 63240030A JP 24003088 A JP24003088 A JP 24003088A JP H0286951 A JPH0286951 A JP H0286951A
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JP
Japan
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cylinder
crankcase
engine
intake passage
intake
Prior art date
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Pending
Application number
JP63240030A
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English (en)
Inventor
Yoshiharu Isaka
義治 井坂
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Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Motor Co Ltd filed Critical Yamaha Motor Co Ltd
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Publication of JPH0286951A publication Critical patent/JPH0286951A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B61/00Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
    • F02B61/02Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving cycles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62MRIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
    • B62M27/00Propulsion devices for sledges or the like
    • B62M27/02Propulsion devices for sledges or the like power driven
    • B62M2027/023Snow mobiles characterised by engine mounting arrangements
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B75/00Other engines
    • F02B75/02Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
    • F02B2075/022Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
    • F02B2075/025Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle two

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、V形2サイクルエンジンを搭載した小形雪上
車に関する。
〔従来の技術〕
小形雪上車用のエンジンとしては、構造が簡単で、しか
も寒冷時での始動性が良好な2サイクルエンジンが用い
られており、従来、その気筒数と配列は、例えば「実開
昭54−6730号公報」に見られるように、単気筒あ
るいは並列二気筒が主流をなしている。
ところで、最近では新雪あるいは深雪での走破性を高め
るとともに、余裕のある走行を可能とするため、エンジ
ンを多気筒化して性能を高めたいという要望がある。こ
の場合、複数の気筒をクランク軸の軸方向に並べた、い
わゆる並列多気筒工ンジンとすると、シリンダの幅が車
体の左右方向に広がり、手狭なエンジンルーム内に収容
しきれなくなる虞れがあるため、シリンダ配置を車体の
前後方向に沿ってV形としたV形多気筒エンジンを採用
することが試みられている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、この■形多気筒エンジンでは、一対のシリン
ダが車体の前後方向に別々に突出するため、並列多気筒
エンジンのように吸気通路を一方向に揃えて開口させる
ことが難しく、この吸気通路の開口端に接続される気化
器は、各シリンダの周囲に開いたスペースに独立して配
置せざるを得なくなる。
このため、シリンダ回りのスペースが気化器やこれに連
なるエアクリーナによって専有されてしまうから、エン
ジンの全高や幅が大きくなる等、■形エンジン本来の利
点が失われてしまい、エンジンルームを構成するシュラ
ウドを太き(脹らませなくてはならない等の不具合が生
じる。
また、各シリンダと気化器とを結ぶ吸気通路も、相対向
するシリンダを避けて引き回す必要があるから、吸気通
路が複雑に折れ曲がって通路長が長くなるとともに、前
部シリンダと後部シリンダとで吸気通路の長さにばらつ
きが生じ易く、効率の良い吸気を行なう上での妨げとな
るといった問題もある。
したかって、本発明は、吸気系を含むエンジン全体がコ
ンパクトに纏まり、限られた大きさのエンジンルーム内
に無理なく配置することができ、しかも、吸気通路の長
さを短くできるとともに、長さのばらつきも少なく抑え
ることができ、エンジン性能を高めることができる小形
雪上車の提供を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
そこで、本発明においては、車体前部のエンジンルーム
内に、トラック駆動用の2サイクルエンジンを収容した
小形雪上車を前提とし、上記エンジンはクランクケース
の前部から前方に向って突出する前部シリンダと、クラ
ンクケースの上面から上方に突出する後部シリンダとを
有し、かつ上記クランクケースの内部に前部シリンダお
よび後部シリンダに対応する二本のクランク軸を車体の
左右方向に沿って横置きに配置したV形多気筒エンジン
であり、この後部シリンダのクランク軸を前部シリンダ
のクランク軸よりも上方に配置するとともに、上記クラ
ンクケースの後部には前部シリンダおよび後部シリンダ
に個別に連なる吸気通路を後方に向って開口させ、これ
ら吸気通路のうち、前部シリンダに連なる吸気通路の開
口端を後部シリンダの下方に位置させるとともに、後部
シリンダに連なる吸気通路の開口端を後部シリンダの後
方に位置させ、これら各吸気通路の開口端に気化器を接
続したことを特徴としている。
〔作用〕
この構成によれば、前部シリンダおよび後部シリンダに
連なる気化器が、クランクケースの後方に集中して配置
され、しかも、前部シリンダはクランクケースに対し前
方に向って略水平に寝かされた姿勢となるので、エンジ
ンの前部側の高さを低くすることができ、エンジンルー
ムを前方に進むに従って先細り状に形成することができ
る。
また、前部シリンダに連なる吸気通路の開口端は、後部
シリンダに連なる吸気通路の開口端よりも前方に位置す
るので、クランクケースに対するシリンダの突出位置や
方向が異なるにも拘らず、これら両シリンダの吸気通路
の全長を略均等化することかでき、前部シリンダと後部
シリンダの出力のばらつきを防止できる。それとともに
、シリンダを避けるように吸気通路を引き回す必要もな
くなるから、吸気通路の全長を短く抑えることができ、
その分、吸気抵抗を低減することができる。
しかも、気化器はクランクケースの後方において上下に
重なり合うことになるが、これら気化器は吸気通路の開
口位置に応じて前後にずれて位置されるから、気化器を
上下方向に互いに接近させることができる。このため、
吸気通路に急激な曲がりが生じることもなく、上記吸気
抵抗を低減する上でより有効に寄与するのは勿論のこと
、エンジン全体をコンパクトで纏まりの良いレイアウト
とすることかできる。
〔実施例〕
以下本発明を、図面に示す一実施例にもとづいて説明す
る。
第9図中符号1は車体としてのフレームであり、このフ
レーム1はトラック2を覆うトンネル状の本体部3と、
この本体部3の前端に連なるボトムカバー4とで構成さ
れる。ボトムカバー4にはシュラウド5が被せられてお
り、このシュラウド5とボトムカバー4との間にはエン
ジンルーム6が形成されている。シュラウド5は前方に
進むに従い下向きに傾斜されているのに対し、ボトムカ
バー4は逆に上向きに傾斜されており、このため、エン
ジンルーム6は前方に進むに従い上下方向の寸法が逐次
減小する先細り状をなしている。
なお、フレーム1の本体部3上にはシート7が設置され
ているとともに、ボトムカバー4の左右両側には、操向
用のスキー8を支えるストラ・ント形の懸架装置9が設
けられている。
ところで、エンジンルーム6内には第1図に示すように
、2サイクル水冷式■形四気筒エンジン10か収容され
ている。このエンジン10のクランクケース11は、上
ケースllaと下ケースllbとに二分割されている。
上ケースllaと下ケースllbは互いに衝合されて、
ボルト12によって締付は固定されており、これら両ケ
ースlla 、 llbの分割線X、−X1は、第2図
に示すように後方に進むに従い上向きに傾斜されている
このクランクケース11には前部シリンダ13と後部シ
リンダ14が突設されている。前部シリンダ13はクラ
ンクケース11の前面から前方に向って略水平に寝かさ
れているとともに、後部シリンダ14はクランクケース
11の上面から略垂直に起立されており、これら前部シ
リンダ12と後部シリンダ13とは車体の前後方向に所
定の挟角を存して側面視略り字形に配置されている。前
部シリンダ13および後部シリンダ14は、夫々左右一
対の気筒15を有するシリンダブロック16と、このシ
リンダブロック16に被嵌されたシリンダヘッド17と
で構成され、これらシリンダブロック16およびシリン
ダヘッド17には、気筒15を取囲むウォータシャケ・
ソト18か形成されている。
また、クランクケース11の内部には、前部シリンダ1
3および後部シリンダー4に対応する二本のクランク軸
20.21が収容されている。これらクランク軸20.
21は上ケースllaと下ケースllbとの台面部分に
軸受22を介して軸支されており、夫々車体の左右方向
に沿って横置きされて、その両端部がクランクケース1
1の左右両側に導出されている。
そして、これらクランク軸20.21はコンロッド23
を介して各気筒15のピストン24と連結されており、
後部シリンダー4のクランク軸21は、前部シリンダ1
3のクランク軸20よりも後方斜め上側に位置している
クランクケース11の内部は第4図に示すように、気筒
数に対応した四つのクランク室25に区画されており、
これらクランク室25は二本のクランク軸20、21の
軸上に二室づつ設けられている。夫々のクランク室25
にはクランク軸20.21のクランクウェブ20a 、
 21aが収容されており、これらクランり室25は掃
気通路26を介して各気筒15の燃焼室15aに通じて
いる。
前部シリンダ13と後部シリンダ14とで挾まれたV字
形の空間27の谷部には、クランク軸20.21と平行
をなすプライマリ軸30が配置されている。プライマリ
軸30は上ケースLLaに一体成形した筒状のボス部3
1内に軸受32を介して軸支されており、その外周部に
は従動歯車33が回転自在に軸支されている。従動歯車
38は上記二本のクランク軸20゜21の一端に固定し
た駆動歯車34と噛み合っており、これらクランク軸2
0.21からの動力伝達によって駆動されるとともに、
プライマリ軸30に対しては緩衝機構35を介して連結
されている。緩衝機構35はプライマリ軸30に回転自
在に支持された第1のスリーブ3Bと、上記プライマリ
軸30の外周にスプライン係合された第2のスリーブ3
7とを備え、この第1のスリーブ36の外周に上記従動
歯車33がスプライン係合されている。これら両スリー
ブ36゜37の相互対向面にはカム面38が形成されて
おり、このカム面38は皿ばね39によって互いに圧接
されている。
したがって、このカム面38の圧接により第1のスリー
ブ36と第2のスリーブ37とが結合されて、従動歯車
33の回転がプライマリ軸30に伝えられるが、逆にプ
ライマリ軸80側から大きな衝撃が加わった場合には、
カム面38の間にすべりが生じて皿ばね39が圧縮され
、従動歯車33ひいてはクランク軸20.21に伝わる
衝撃を吸収するようになっている。
なお、従動歯車33と駆動歯車34との噛み合い部分は
、クランクケース11の一側面に取付けたクランクケー
スカバー40によって覆われており、上記プライマリ軸
30の一端側はクランクケースカバー40を貫通してエ
ンジンルーム6内に導出されている。
また、上記二本のクランク軸20.21のうち、下側に
位置するクランク軸20には、上記駆動歯車34とは反
対側の他端に位置して、始動歯車41のボス部41aと
りコイルスタータ42が設けられており、このクランク
軸20の上側に位置するクランク軸21の他端には、交
流発電機44が設けられている。始動歯車4■はり戸イ
ルスタータ42の内側に位置されており、クランクケー
ス11の下方に設置したスタタモータ43によって駆動
されるとともに、交流発電機44は始動歯車41よりも
さらに内側に位置されている。
このように二本のクランク軸20.21に、始動歯車4
1とリコイルスタータ42および交流発電機44を振分
けて設置すれば、クランク軸20.21の慣性質量を路
間等とすることができ、振動対策上において有利となる
とともに、クランク軸20.21の共通化も可能となる
なお、始動歯車41.リコイルスタータ43および交流
発電機44の周囲は、クランクケース11の他側面に取
付けた他のクランクケースカバー59によって覆われて
いる。
エンジン10のプライマリ軸30に取出されたエンジン
動力は、ベルト式自動変速機45および二次減速装置4
6を介して上記トラック2の駆動スプロケット47に伝
えられる。この動力伝達系路について説明を加えると、
エンジンルーム6内には第1図および第3図に示すよう
に、エンジン10の後方に位置してプライマリ軸30と
平行をなす中間軸48が配置されている。中間軸48の
一端はクランクケース11から後方に延びるブラケット
49に軸受50を介して支持されているとともに、他端
は上記本体部3にボルト締めしたチェーンハウジング5
1に軸受52を介して支持されており、この中間軸48
とプライマリ軸30とがベルト式自動変速機45を介し
て連動されている。ベルト式自動変速機45は従来から
知られているように、プライマリ軸30の一端に取付け
た駆動シーブ53と、中間軸48の一端に取付けた従動
シーブ54との間に、無端状の■ベルト55を巻回して
構成され、両シーブ53.54に対する■ベルト55の
巻き掛は径を変えることにより、変速比を連続的かつ無
段階的に変化させるようになっている。
また、上記二次減速装置46は中間軸48の他端および
駆動スプロケット47の駆動軸5θに夫々取付けたスプ
ロケット57と、これらスプロケット57の間に巻回さ
れた無端状のチェーン58とで構成される。
チェーン58およびスプロケット57はチェーンハウジ
ング51内に収容されており、このチェーン58を介し
てベルト式自動変速機45を経由したエンジン動力がト
ラック2に伝えられる。
一方、エンジン10のクランクケース11の前端下部に
は、第7図に示すように下向きに張り出す左右一対の支
持部60が突設されている。支持部60はボトムカバー
4内に設けたエンジンマウント用の左右のサブフレーム
61の間に入り込んでおり、これらサブフレーム61間
に架設したボルト62が防振ゴム63を介して支持部6
0を貫通している。また、クランクケース11から後方
に延びるブラケット49の後端部は、ボルト64を介し
て本体部3の前端上面のエンジンブラケット65に締付
は固定されており、このブラケット49とエンジンブラ
ケット65との間には他の防振ゴム66が介在されてい
る。したがって、本実施例のエンジン10は、クランク
ケース11の三箇所において、フレーム1に対し浮動状
態に防振支持されている。
また、エンジン10のクランクケース11の後部には、
前部シリンダ13のクランク室25に個別に連なる吸気
通路70と、後部シリンダ14のクランク室25に個別
に連なる吸気通路71が設けられている。前部シリンダ
14の吸気通路70は第2図に示すように、下ケースl
lbに形成されて、上記後部シリンダ14のクランク室
25の下方を通って後方に延びており、丁度クランク軸
21の下方において後方に開口している。これに対し後
部シリンダ14の吸気通路71は、後部シリンダ14の
後方において後方斜め上向きに開口しており、この吸気
通路71の後端開口部は前部シリンダ13の吸気通路7
0の後端開口部よりも後方に位置するとともに、この吸
気通路71の軸線0、−0.はクランク軸21の中心線
C1と交差している。そして、これら吸気通路70.7
1の後端部開口部に、夫々リード弁72を介して気化器
73が接続されている。気化器73はエンジン1oの後
方において、上下方向に重なり合うとともに、エンジン
10を側方から見た場合に、上記吸気通路70.71の
後端開口部の開口位置に対応して前後方向にずれて位置
しており、これら気化器73はエンジン1oの後方に配
置した単一のエアクリーナ74に連なっている。
本実施例の気化器73は、そのベンチュリー通路75を
開閉するピストン弁76として、偏平な角筒状をなす、
いわゆるフラットバルブを用いており、このピストン弁
76はベンチュリー通路75に対し斜めに配置されてい
る。
なお、下ケースllbの両側部は、第5図に示すように
リード弁72よりも幅方向外側に膨出されて剛性が高め
られており、この膨出部77の先端面がクランクケース
カバー40.59との台面を構成している。
クランクケース11を構成する上ケースllaには、前
部シリンダ13と後部シリンダ14との間に位置して、
これら両シリンダ13. 14のウォータジャケット1
8に連なる冷却水分配室8oが形成されている。
冷却水分配室80は第2図および第4図に示すように、
上記プライマリ軸30およびこのプライマリ軸30の奥
端側を軸支する軸受32の外側に位置している。そして
、上ケースllaには冷却水分配室8oから前部シリン
ダ13および後部シリンダ14に向う分配通路81.8
2が形成されており、これら分配通路81、82はシリ
ンダブロック16のウォータジャケット18に連なって
いる。
また、冷却水分配室80は送水パイプ83を介してウォ
ータポンプ84の吐出口85に接続されている。
ウォータポンプ84は前部シリンダ13と後部シリンダ
14との間において、上記ベルト式自動変速機45の駆
動シーブ53とは反対側に位置しており、プライマリ軸
30の略延長線上に位置している。このウォータポンプ
84はインペラ86を駆動する回転軸87を備えている
。回転軸87は減速歯車88を介してプライマリ軸30
と噛み合っており、このプライマリ軸30からの動力伝
達によりインペラ8Bが回転駆動される。
ウォータポンプ84の吸入口89は吸入パイプ90を介
して図示しないヒートエクスチェンジャあるいはラジェ
ータ等の放熱器に連なっており、この放熱器には前部シ
リンダ13および後部シリンダ14のシリンダヘッド1
7から延びる冷却水ホース91が接続されている。この
ため、インペラ8Bが駆動されると、放熱器を通過した
冷たい冷却水が冷却水分配室80に流入し、ここから分
配通路81.82を経て前部シリンダ13および後部シ
リンダ14のウォータジャケット18に導かれ、これら
両シリンダ13.14を冷却する。この際、冷却水分配
室80はプライマリ軸30の奥端部を軸支する軸受32
の外側に位置しているので、この軸受32の冷却も同時
になされることになり、軸受32の寿命が向上する。
また、上記空間27に臨む前部シリンダ13の上面およ
び後部シリンダ13の前面には、各気筒15に連なる左
右一対の排気通路92.93が開口されている。
排気通路92.93は分配通路81.82に連なるウォ
ータジャケット18の流入側に近接しており、このウォ
ータジャケット18内に流れ込む冷たい冷却水によって
冷却されるようになっている。排気通路92゜93の開
口部には、夫々排気管94.95が接続されている。前
部シリンダ13の排気管94と後部シリンダ14の排気
管95は、第3図に示すように個別に集合された後、エ
ンジンlOの前方に導かれており、その大径なチャンバ
一部94a 、 95aがエンジンルーム6の前端に収
められている。そして、チqンノく部94a 、 ’1
15aは互いの干渉を避けつつ管長を確保するため、エ
ンジンルーム6の前端部で蛇行させたり、螺旋状に曲げ
られており、これらチェンバ一部94a 、 95aの
下流端はエンジン10の側方iこ配置した消音器96に
接続されている。
このような構成によれば、後部シリンダ14のクランク
軸21を前部シリンダ13のクランク軸20よりも後方
斜め上側に配置するとともに、クランクケース11の後
部に各気筒15のクランク室25に個別に連なる吸気通
路70.71を後方に向って開口させたので、これら吸
気通路70.71に連なる四つの気化器73を全てクラ
ンクケース11の後方に集中して配置することができる
。しかも、クランクケース11の前端の前部シリンダ1
3は、前方に向って略水平に寝かされているので、この
前部シリンダ13がエンジンルーム6の前方で上方に大
きく突出することもなく、エンジン10の前部側の高さ
を低くすることができる。このため、エンジンルーム6
を先細り状に形成することが可能となり、外観を良好に
維持することができる。
また、前部シリンダ13に連なる吸気通路70の後端開
口部は、クランクケース11の下部において、後部シリ
ンダ14に連なる吸気通路71の後端開口部よりも前方
に位置するので、クランクケース11に対する二つのシ
リンダ13.14の突出位置や方向が異なるにも拘らず
、吸気通路70.71の全長を略均等化することができ
、前部シリンダ13と後部シリンダ14の出力のばらつ
きを防止できる。
それとともに、これら吸気通路70.71を、前部シリ
ンダ13と後部シリンダ14を避けるように引き回す必
要もなくなるから、吸気通路70.71を直線状として
全長を極力短くすることができ、その分、吸気抵抗を低
減することかできる。
したがって、上記前部シリンダ13と後部シリンダ14
の出力のばらつきが防止されることと相まって、効率の
良い吸気が可能となり、エンジン10の出力を高めるこ
とができる。
加えて、吸気通路70.71の後端開口部の位置が前後
にずれるので、これら吸気通路70.71に接続される
気化器73の位置もクランクケース11の後方において
、前後にずれることになり、上下方向に重なり合う前部
シリンダ13の気化器73と後部シリンダ14の気化器
73とを互いに接近させることができる。
このため、吸気通路70.71に急激な曲がりが生じる
こともなく、吸気抵抗の低減により有効に寄与するとと
もに、エンジン10全体をコンパクトで纏まりの良いレ
イア、ウドとすることができ、限られた大きさのエンジ
ンルーム6内に無理なく配置できる利点がある。
なお、上記実施例では、■形エンジンの気筒数を四気筒
としたが、本発明はこれに限らず、V形二気筒あるいは
■形三気筒であっても同様に実施できる。
〔発明の効果〕
以上詳述した本発明によれば、V形エンジンの前部側の
高さを低くできるので、エンジンルームを先細り状に形
成することが可能となり、外観を良好に維持することが
できる。また、前部シリンダに連なる吸気通路の後端開
口部は、後部シリンダに連なる吸気通路の後端開口部よ
りも前方に位置するので、クランクケースに対する二つ
のシリンダの突出位置や方向が異なるにも拘らず、吸気
通路の全長を略均等化することができ、前部シリンダと
後部シリンダの出力のばらつきを防止できる。それとと
もに、これら吸気通路を直線状として全長を極力短くで
きるから、その分、吸気抵抗を低減することができ、上
記シリンダ相互間の出力のばらつきが解消されることと
相まって、エンジンの出力を高めることができる。
しかも、吸気通路の後端開口部の位置が前後にずれるの
で、これら吸気通路に接続される気化器を上下方向に互
いに接近させることができ、このため、吸気通路に急激
な曲がりが生じることもなく、吸気抵抗の低減により有
効に寄与するとともに、エンジン全体をコンパクトで纏
まりの良いレイアウトとすることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示し、第1図はエンジンルー
ムの断面図、第2図は■形エンジンの断面図、第3図は
エンジン回りの平面図、第4図は第2図中IV−IV線
に沿う断面図、第5図は第2図中■−■線に沿う断面図
、第6図は第1図中■■線に沿う断面図、第7図は第1
図中■−■線に沿う断面図、第8図はエンジンの排気系
を示す側面図、第9図は小形雪上車の側面図である。 1・・・車体(フレーム)、2・・・トラック、6・・
・エンジンルーム、10・・・V形2サイクルエンジン
、11・・・クランクケース、13・・・前部シリンダ
、14・・・後部シリンダ、20.21・・・クランク
軸、70.71・・・吸気通路、73・・・気化器。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 車体前部のエンジンルーム内に、トラック駆動用の2サ
    イクルエンジンを収容した小形雪上車において、 上記エンジンはクランクケースの前部から前方に向って
    突出する前部シリンダと、クランクケースの上面から上
    方に突出する後部シリンダとを有し、かつ上記クランク
    ケースの内部に前部シリンダおよび後部シリンダに対応
    する二本のクランク軸を車体の左右方向に沿って横置き
    に配置したV形多気筒エンジンであり、この後部シリン
    ダのクランク軸を前部シリンダのクランク軸よりも上方
    に配置するとともに、上記クランクケースの後部には前
    部シリンダおよび後部シリンダに個別に連なる吸気通路
    を後方に向って開口させ、これら吸気通路のうち、前部
    シリンダに連なる吸気通路の開口端を後部シリンダの下
    方に位置させるとともに、後部シリンダに連なる吸気通
    路の開口端を後部シリンダの後方に位置させ、これら各
    吸気通路の開口端に気化器を接続したことを特徴とする
    小形雪上車。
JP63240030A 1988-09-26 1988-09-26 小形雪上車 Pending JPH0286951A (ja)

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