JPH0286873A - 多彩模様塗膜の形成方法 - Google Patents

多彩模様塗膜の形成方法

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JPH0286873A
JPH0286873A JP21806488A JP21806488A JPH0286873A JP H0286873 A JPH0286873 A JP H0286873A JP 21806488 A JP21806488 A JP 21806488A JP 21806488 A JP21806488 A JP 21806488A JP H0286873 A JPH0286873 A JP H0286873A
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Yoshiyuki Kiriyama
桐山 義行
Kazusuke Moriga
森賀 一介
Mitsuhiro Matsuda
充弘 松田
Toshio Shinohara
篠原 稔雄
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は着色紫外線硬化型塗料を使用した多彩模様塗膜
の形成方法に関するものである。
〈従来の技術及びその解決すべき課題〉従来からインテ
リア材料や建材等において美観をもたせるため多彩模様
を施したものが広く採用されている。このような多彩模
様を施す方法として、異色の多層塗膜を (i)グラビア、オフセットあるいはオフセットグラビ
ア印刷法 (ii)スクリーン印刷法 (iii )塗装による方法 あるいはこれらの組合せによる方法等により形成させて
いるが、これらに使用される塗料もしくはインキには通
常有機溶剤が使用されている。
一方、近年無公害化、省資源などの社会的要請に伴い、
無溶剤もしくは有機溶剤量の少ない紫外線硬化型塗料が
一部採用される傾向にある。そのため、多彩模様を形成
する塗料として有機溶剤を使用しない、もしくはその使
用量の少ない紫外線硬化型塗料の利用が考えられる。と
ころが、このような紫外線硬化型塗料を多層塗膜による
多彩模様形成用塗料として利用する場合、以下の条件を
満すことが必要である。
(1)多層塗膜を形成した場合、層間密着性がよいこと
(2)  巾広い光量域で安定した硬化性を有すること
(3)膜厚のばらつきが生じても安定した硬化性を有す
ること。
(4)数回の紫外線照射でも影響を受けない初期の塗膜
色等を維持していること。
しかしながら、従来の紫外線硬化型塗料で、これら条件
を満す塗料は知られておらず、それ故着色紫外線硬化型
塗料を使用した多彩模様は、はとんど実用化されてない
すなわち、多層塗膜により多彩模様表現をした場合、初
期に塗られた塗膜つまり、下層塗膜は数回紫外線に曝さ
れ、オーバーキュ了−状態となり、層間密着性が低下し
たり、変色等が生じゃすくなる。
また、紫外線硬化装置の発光部は通常チューブ状ランプ
が使用されているが、該ランプの平行方向の光強度は一
定でなく、特に電極付近の光強度は低く、またランプの
経時劣化による光強度低下が生じる。このような状態下
では塗膜が部分的に硬化不良を生じたり変色が生じやす
くなる。また紫外線硬化の場合、紫外線が塗膜表層から
入射し、塗膜の基体との境界層まで達して硬化反応が終
結するのであるが通常塗料の粘度等の塗料性状、塗装条
件あるいは基体の粗さ、塗料の吸込みやすさ等の基体表
面性状などの相違により膜厚にばらつきが生じ、その結
果、部分的に塗膜の深層における硬化反応が不十分な個
所が生じやすくなり、密着性不良、フクレ、シワ等が生
じやすくなる。
本発明者等はこのような現状に鑑み、前記条件を満す多
彩模様形成用着色紫外線硬化型塗料を鋭意検討した結果
、本発明に到ったものである。
く課題を解決するための手段〉 すなわち、本発明は、 ビヒクル成分としてアクリルウレタンオリゴマーを主成
分とし、また光反応開始剤としてアシルフォスフインオ
キサイド化合物を含む着色紫外線硬化型塗料を基体表面
に全面もしくは部分的に塗布し、・紫外線を照射するこ
とにより下層着色塗膜を形成し、 次いでビヒクル成分としてアクリルウレタンオリゴマー
を主成分とし、また光反応開始剤としてアシルフォスフ
インオキサイド化合物を含み、かつ前記塗料とは異色の
着色紫外線硬化型塗料を前記下層着色塗膜上に部分的に
塗布し、紫外線を照射することにより上層着色塗膜を形
成する多彩模様塗膜の形成方法に関するものである。
すなわち、本発明は前記特定のビヒクル成分と光反応開
始剤との組合からなる着色紫外線硬化型塗料を使用する
ことにより予想外にも前記条件を満す、多彩模様塗膜の
形成方法を見出したものである。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明において使用する着色紫外線硬化型塗料は紫外線
重合性のビヒクル、光反応開始剤及び着色顔料を必須成
分とし、さらに必要に応じ体質顔料、光伝導性充填剤、
溶剤、添加剤等を配合せしめたものである。
前記ビヒクルは、アクリルウレタンオリゴマーを主成分
とするものであり、該アクリルウレタンオリゴマーは分
子中にウレタン結合を有し、かつラジカル重合可能な不
飽和二重結合を有する平均分子量数百〜数百程度の常温
で粘調状のものが広く包含される。
例えば、ポリイソシアネートと水酸基を有する(メタ)
アクリル酸エステルとの反応によって得られるオリゴマ
ーの他にポリエーテル系アクリルウレタンオリゴマー、
ポリエステル系アクリルウレタンオリゴマー、ポリブタ
ジェン系アクリルウレタンオリゴマー等も挙げられる。
具体的にはトルエンジイソシアネート、ヘキサメチレン
ジイソシアネート、インホロンジイソシアネート、ジフ
ェニルメタンジイソシアネート、キシレンジイソシアネ
ート、これらの異性体あるいは過剰のポリイソシアネー
トとポリエステルポリオール、ポリオキシメチレングリ
コール、ポリオキシエチレングリコール、ポリオキシプ
ロピレングリコール、カプロラクトンポリオール、トリ
メチロールプロパン、ペンタエリスリトールナトとの反
応生成物であるイソシアネート末端を有する化合物等の
ポリイソシアネート(特に好ましくは無黄変型ポリイソ
シアネート)と水酸基及び不飽和基を有する化合物との
反応生成物等が挙げられる。前記水酸基及び不飽和基を
有する化合物としてはヒドロキシプロピル(メタ)アク
リレート、ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、ヒ
ドロキシエチル(メタ)アクリレート、グリシジル(メ
タ)アクリレート等が代表的なものとして挙げられる。
ビヒクルはこれらアクリルウレタンオリゴマーと反応性
希釈剤とからなる。反応性希釈剤としては2−エチルヘ
キシル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチル(
メタ)アクリレート、インボルニル(メタ)アクリレー
ト、トリプロピレングリコールジアクリレー)、1.6
−ヘキサンシオールジアクリーレート、テトラエチレン
グリコールジアクリレート、トリメチロールプロパント
リ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ
(メタ)アクリレート、ジトリメチロールプロパンペン
タアクリレート、ジペンタエリスリトールへキサアクリ
レート、酢酸ビニル、N−ビニルピロリドン、ジメチル
(メタ)アクリルアミド、ビニルトルエン、ジビニルベ
ンゼン等が代表的なものとして挙げられ、これら反応希
釈剤はアクリルウレタンオリゴマー100重量部に対し
、10〜100重量部配合するのが好適である。
前記光反応開始剤はアシルフォスフインオキサイド化合
物を使用する。該アシルフォスフインオキサイド化合物
は以下の一般式で示される化合物である。
〔式中、R1は炭素数1〜6を有する線状または分枝ア
ルキル基、総炭素数6〜12を有するシクロヘキシル−
シクロベンチルー、アリール−、ハロゲン−、アルキル
−1またはアルコキシル置換アリール基、またはS−ま
たはN−含有5−または6−員複素環式基(ほかに炭素
原子を含有する)を表わし−R2はR’の意味を有し、
そしてR’およびR2は同一または異種であることがで
き、または炭素数1〜6を有するアルコキシ基または総
炭素数6〜12を有するアリールオキシ基またはアリー
ルアルコキシ基を表わし、またはR1およびR2は、そ
れらが結合されるリン原子と一緒になって炭素数2〜1
2を有する環部分を形成し;そしてR3は炭素数2〜1
8を有する線状または分枝アルキル基、炭素数3〜10
を有する脂環式基、フェニル基またはナフチル基、また
はS−10−1またはN−含有5−または6−員複素m
基(ほかに炭素原子を含有する)を表わし、R3基は1
以上の置換基、または基 (式中、R’およびR2は前に定義の通りである)を有
し、そしてXはフェニレン基または炭素数2〜6を有、
する脂肪族または脂環式二価の基を表わし、但しR’−
R”の1以上はオレフィン性不飽和であることができる
〕 アシルフォスフインオキサイド化合物は前記ビヒクル成
分100重量部に対し、0.1〜5重量部、特に好まし
くは0.2〜3重1部配合するのが適当である。
場合によりα、α−ジメチルーα−ヒドロキシアセトフ
ェノン、ヒドロキシシクロへキシルアセトフェノン、ベ
ンジルジメチルケタール、α、αジメチルーα−モルホ
リンアセトp−メチルチオフェノン、α、α−ジエチル
ーα−ジメチルアミノアセト−p−モルフォリノフェノ
ン等の通常の光反応開始剤を併用することも可能である
前記着色顔料としては通常の無機・有機染顔料が使用出
来る。具体的には、酸化チタン、硫化亜鉛、亜鉛華、鉛
白、リトポン、カーボンブラック、油煙、紺青、フタロ
シアニンブルー、郡青、力−ミンFB、黄鉛、亜鉛黄、
ハンディエロー、オーカー、ベンガラ、不溶性含金属ア
ゾ染料等が代表的なものとして挙げられる。特に本発明
においては、紫外線吸収率の小さな硫化亜鉛、油煙、郡
青、フタロシアニンブルー、カーミンFB、黄鉛、オー
カー、ベンガラ、不溶性含金属アゾ染料等が好適である
。なお、着色顔料の配合量は生成塗膜中40重量%以下
が適当であり、下限は所望する塗膜の隠蔽力や着色力に
応じ任意に決定される。
必要に応じて配合される前記体質顔料としては珪砂、珪
酸塩、タルク、カオリン、硫酸バリウム、炭酸カルシウ
ム、粉末状、フレーク状、ファイノ\−状のガラス、ポ
リウレタン、ポリエステル、ポリエチレン、ポリスチレ
ン等の樹脂粉末等が代表的なものとして挙げられる。
また、前記光伝導性充填剤は光エネルギーを塗膜内部に
伝播させる機能を有し、それ故厚膜を形成する場合、特
に立体多彩模様塗膜を形成する場合に有用であり、該充
填剤としてはガラスビーズが好適である。
ガラスビーズは前記機能を持たせるため次の条件を満た
さなければならない。
(イ)中心粒径は100μ以下、好ましくはlO〜60
μである。なお、中心粒径が100μを越えると塗膜硬
化性については影響を及ぼさないが、ガラスピースが生
球塗膜中で目立ち、ざらつき等が出るので塗膜外観上好
ましくない。また引張り強度等の物理的特性の低下が見
られる。
一方、粒径の下限は、特に制限がないが、透過率が実質
的に低下する傾向にあるため、前記範囲内とする。
(a)透明で球状である。なお、球状のガラスビーズは
レンズの働きをし、透過率を上げる効果を有する。それ
以外の形状のものは乱反射しやすく、再帰反射が生じ塗
膜を硬化させる光エネルギーが、塗膜深部において大幅
に減衰するため適当でない。
(ハ)ガラスビーズの屈折率が、着色顔料を除く紫外線
硬化型塗料のクリヤー塗膜の屈折率との差が0.3以内
のものである。なお、屈折率の差が0.3を越えると、
厚膜化した場合塗膜を硬化させる光エネルギーが塗膜深
部において大幅に減衰し、硬化不良を生じるので適当で
ない。
本発明において使用されるガラスビーズは、以上の条件
を満すものであれば特に制限なく利用出来る。
通常、紫外線硬化型塗料のクリヤー塗膜の屈折率N0は
、約1.4〜1.6であり、したがって屈折率N6が1
.5前後のソーダライムガラス、ソーダライム・鉛ガラ
ス、カリ・鉛ガラス、カリ・鉛ガラス、カリ・ソーダ・
鉛ガラス、硼珪酸ガラス、高アルミナガラス、カリ・ソ
ーダ・バリウムガラス等を具体例として挙げられるが、
これらに限定されるものでないことは自明であろう。
ガラスビーズの配合量は生成塗膜中0〜80重量%、特
に単層の塗膜厚を100μ以上の厚膜にする場合は30
〜70重量%が適当である。
また、前記溶剤は塗装粘度を適度に調整するために使用
されるものであり、トルエン、キシレン、アセトン、メ
チルエチルケトン、酢酸エチル等が代表的なものとして
挙げられる。
本発明において使用する着色紫外線硬化型塗料は以上説
明した成分からなるものであり、下層着色塗膜を形成す
る塗料と上層着色塗膜を形成する塗料とは異色の塗料を
使用している点が異なるだけである。なお、本発明にお
いて「異色」とは多彩模様塗膜を得ることを目的として
いるので色相の違いだけでなく、同一色相でも明度、彩
度等の違う色も含めるものであ、る。
次に本発明の多彩模様塗膜の形成方法につき説明する。
塗膜を形成する基体としては金属、木材、プラスチック
、ガラス、陶磁器、コンクリート、紙等の各種基体に適
用出来る。特に、意匠性、耐摩耗性、耐衝撃性、耐スリ
傷性、難燃性、遮音性等において優れた塗膜が得られる
ので、建築内外装用に好適に使用出来る。これら基体は
、必要に応じて目止め処理、研磨処理、着色処理等の下
地処理を施したものでもよく、さらには凹凸表面を有す
るものであってもよい。
このような基体表面に、フローコーター ロールコータ
−、スプレーガン、パターンローラー等の塗装手段ある
いはグラビア、オフセット、オフセットグラビア、スク
リーン等の印刷手段により下層着色塗膜となる着色紫外
線硬化型塗料を全面もしくは部分的に塗布する。
次いで紫外線を照射し、下層着色塗膜を硬化させる。
なお、紫外線を照射するに用いられる光源としては低圧
水銀灯、高圧水銀灯、メタルハライドランプ、カーボン
アーク灯、キセノンランプ、ケミカルランプ等が使用さ
れる。
また厚膜(例えば100〜500μ)の場合、入力は8
0w/cm以上、好ましくは120w/c+n以上で、
光源は特に前記メタルハライドランプが好適である。下
層着色塗膜を硬化させた後、該塗膜上に部分的に、及び
/又は該塗膜を施してない基体表面上に、下層塗膜とは
異色の着色紫外線硬化型塗料を前記と同様の手段により
塗布する。
次いで紫外線を照射し、上層着色塗膜を硬化させる。
このようにして得られた多層塗膜は各層の色が異なるた
め、多彩模様が形成されるのである。
なお、本発明において前記ガラスビーズを配合したもの
は数百μまで厚膜化出来るので着色紫外線硬化型塗料の
一方もしくは両方に配合することにより立体的な多彩模
様が得られる。
〈発明の効果〉 本発明においては前記特定のビヒクル成分と特定の光反
応開始剤を含む着色紫外線硬化型塗料を使用、している
ため、多層塗膜による多彩模様を形成させても層間密着
性がよく、また巾広い光量域で安本した硬化性を有し、
それ故知時、間で、かつ塗膜性能のよい多彩模様塗膜を
得ることが出来る。
またガラスビーズを配合した着色紫外線硬化型塗料を使
用した場合従来不可能とされていた数百μという厚膜に
おいても安定した硬化性を有するため、立体的な多彩模
様塗膜をも得ることも出来、さらに得られた塗膜は、耐
摩耗性、耐衝撃性、耐スリ傷性、難燃性、遮音性、密着
性等に優れており、さらに紫外線照射時、熱も生じ難い
ので熱に弱い基材にも適用出来、また熱による塗膜のシ
ワ等の発生が防止出来るというような特徴をあわせ有し
てる。
(実施例) 以下、本発明を更に実施例により詳細に説明する。
なお、実施例中「部」は重量基準で示す。
〔アクリルウレタンオリゴマー(1)の調製コインホロ
ンジイソシアネート1モルと2−ヒドロキシエチルアク
リレート2モルとを常法により付加反応させ、平均分子
量的500のアクリルウレタンオリゴマー(I)を調製
した。
〔アクリルウレタンオリゴマー(n)の調製〕1.6−
ヘキサンジオール2.1モル、エチレングリコール1モ
ル及びアジピン酸2.4モルを縮合反応させ、分子量約
1000のポリエステルを製造した。該ポリエステル1
モル、インホロンジイソシアネート2モル、2−ヒドロ
キシエチルアクリレート2モルとを常法により付加反応
させ、平均分子蛍約1700のポリエステル型アクリル
ウレタンオリゴマー(n)を調製した。
〔アクリルエポキシオリゴマー(II[)の調製〕ビス
フェノールA型ジェポキシ化合物〔油化シェルエポキシ
社製商品名「エピコー)828」分子量約380〕 1
モルとアクリル酸2モルとを常法により付加反応させ、
酸価20のアクリルエポキシオリゴマー(III)を調
製した。
〔不飽和ポリエステル(IV)の調製〕無水マレイン酸
1モル、無水フタル酸1モル、1.2−プロピレングリ
コール2.1モルとを常法により縮合反応させ、酸価4
5、平均分子違約8000の不飽和ポリエステルを調製
した。
〔着色紫外線硬化型塗料(I)〕
アクリルウレタンオリゴマー(1)    22fiN
−ビニルピロリドン         10部2、4.
6− )リメチルベンゾイル ジフェニルフォスフィンオキサイド ルチル型酸化チタン 酢酸ブチル 〔着色紫外線硬化型塗料(■)〕 アクリルウレタンオリゴマー(ff) 1.6−ヘキサンジオールジアクリレート2、4.6−
 )リメチルベンゾイル ジフェニルフォスフィンオキサイド 硫酸バリウム カーボンブラック α、α−ジメチルーα〜ヒドロキシ 了セトフェノン 無水ケイ酸 〔着色紫外線硬化型塗料(■)〕 アクリルウレタンオリゴマー(1) N−ビニルピロリドン 2、4.6− )リメチルベンゾイル ジフェニルフォスフィンオキサイド ソーダガラスビーズ注1) 硫化亜鉛 トリメチロールプロパントリ アクリレート 0.5部 30部 37.5部 40部 31部 20部 2.5 部 0.5部 4部 281B 6部 0.6部 40部 14部 17.4部 注1)屈折率N o= 1.52、中心粒径10μの透
明な球状ビーズ(なお、塗料(III)からガラスビー
ズ、硫化亜鉛を除いたクリヤー塗膜の屈折率N0=1.
5である。) 〔着色紫外線硬化型塗料(■)〕 アクリルウレタンオリゴマー(I[>   18.5部
1.6−ヘキサンジオールジアクリレート 15部2.
6−シメトキシベンゾイル      0.5部ジフェ
ニルフォスフインオキサイド ソーダガラスビーズ注2)        55iα、
α−ジメチル−α−ヒドロキシ    0.5 Rアセ
トフェノン 炭酸カルシウム           10部カーボン
ブラック          0.5部注2)屈折率N
。=1.52、中心粒径30μの透明な球状ビーズ(な
お、塗料(III)からガラスビーズ、炭酸カルシウム
、カーボンブラックを除いたクリヤー塗膜の屈折率NI
)1、5である。) 実施例1 灰色硬質塩化ビニル樹脂材にエアスプレーにて白色の前
記塗料(1)を膜厚30μになるよう塗布し、60℃、
1分間フラッシュオフ後、メタルハライドランプ(人力
120W/cI!I)の下方100關の位置より通過さ
せ、紫外線照射により塗膜を硬化させた。なお、通過ス
ピード3.7m/min。
積算光量値1000 mJ/cat (アイグラフイラ
ク社製積算光量計uvpz−iにて測定)の条件下で°
行なった。次いで100μ深さに腐食させた木目柄の銅
製グラビア版に黒色の前記塗料(II)をドクターでか
き取りゴムロールで前記塗装した基体に転写印刷(膜厚
30μ)し、前記と同一条件にて塗膜を硬化させた。仕
上った塗板は白地に黒色の木目模様のある多彩模様が形
成された。
得られた塗板の基板と白色塗膜、白色塗膜と黒色塗膜と
は完全一体化されており密着性が良好であった。
また黒色塗膜に紫外線を照射する前と後の、黒色塗膜を
塗り重ねていない個所の白色塗膜のΔEは0.3であり
、実質的に変色してないことが判明した。
比較例1 実施例1において塗料(n)に配合の光反応開始剤をα
、α−ジメチルーα−ヒドロキシアセトフェノンに変更
する以外は全く同一条件にて多彩模様を形成した。
得られた木目模様の黒色塗膜の下層は硬化不良が生じ、
白色塗膜との層間密着性が不良であった。
比較例2 実施例1において塗料(I)に配合のアクリルウレタン
オリゴマー(I)をアクリルエポキシオリコマ−([I
)に変更する以外は全く同一条件にて多彩模様を形成し
た。
得られた白色塗膜と黒色塗膜はテープで簡単に剥離し、
リコート性が不良であった。
比較例3 実施例1において塗料(I)に配合のアクリルウレタン
オリゴマー(I)を不飽和ポリエステル(rV)に変更
する以外は全く同一条件にて多彩模様を形成した。
得られた白色塗膜と黒色塗膜はテープで簡単に剥離し、
リコート性が不良であった。
また、黒色塗膜に紫外線を照射する前と後の白色塗膜の
ΔEは4.0であり、黄変色していた。
実施例2 灰色硬質塩化ビニル樹脂材に、150メツシユの目地中
4 mmの100角タイル模様のスクリーン版を用い、
白色の前記塗料(I)を、硬度82度のウレタンゴムス
キージにて膜厚50μの印刷を行なった。
次いで実施例1と同様にして紫外線照射し、塗膜を硬化
させた。
次いで30メツシユの前記100角タイル模様に同調さ
せたストライブ模様のスクリーン版を用い、前記スクリ
ーン印刷した基体に黒色の前記塗料(rV)を硬度82
度のウレタンゴムスキージにて膜厚300μで印刷し、
前記と同一条件にて塗膜を硬化させた。仕上った塗板は
灰色の目地に黒色の立体的なストライブ模様を持った白
色の100角タイル模様の立体的多彩模様が形成された
得られた塗板の基板と白色塗膜、白色塗膜と黒色塗膜と
は完全一体化されており密着性が良好であった。
また・黒色塗膜に紫外線を照射する前と後の、黒色塗膜
を塗り重ねていない個所の白色塗膜のΔEは0.3であ
り、実質的に変色していないことが判明した。
比較例4 実施例2において塗料(IV)に配合されたガラスビー
ズを同様な粒径の寒水石に変更する以外は全く同一条件
にて多彩模様を形成した。
黒色のストライブ模様塗膜は表層のみ硬化し、内層はベ
トベトしており、未硬化であった。
比較例5 実施例2において塗料(TV)に配合の光反応開始剤を
α、α−ジメチルーα−ヒドロキシアセトフェノンに変
更する以外は全く同一条件にて多彩模様を形成した。
黒色のストライプ模様塗膜の深層は硬化不良により下層
の白色塗膜との密着性は不良であった。
比較例6 実施例2において塗料(III)に配合のアクリルウレ
タンオリゴマー(1)をアクリルエポキシオリゴマー(
III)に変更する以外は全く同一条件にて多彩模様を
形成した。
黒色のストライプ模様塗膜はテープで簡単に剥離し、リ
コート性が不良であった。
比較例7 実施例2において塗料(III)に配合のアクリルウレ
タンオ赫コマ−(I)を不飽和ポリエステル(rV)に
変更する以外は全く同一条件にて多彩模様を形成した。
黒色のストライプ模様塗膜はテープで簡単に剥離し、リ
コート性が不良であった。
また黒色塗膜に紫外線を照射する前と後の白色塗膜のΔ
Eは4.0であり、黄変色していた。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ビヒクル成分としてアクリルウレタンオリゴマー
    を主成分とし、また光反応開始剤としてアシルフォスフ
    ィンオキサイド化合物を含む着色紫外線硬化型塗料を基
    体表面に全面もしくは部分的に塗布し、紫外線を照射す
    ることにより下層着色塗膜を形成し、 次いでビヒクル成分としてアクリルウレタンオリゴマー
    を主成分とし、また光反応開始剤としてアシルフォスフ
    ィンオキサイド化合物を含み、かつ前記塗料とは異色の
    着色紫外線硬化型塗料を前記下層着色塗膜上に部分的に
    塗布し、紫外線を照射することにより上層着色塗膜を形
    成する多彩模様塗膜の形成方法。
  2. (2)前記着色紫外線硬化型塗料のすくなくとも一方が
    、該塗料の顔料を除くクリヤー塗膜との屈折率の差が0
    .3以内で、かつ中心粒径が100μ以下の透明な球状
    ガラスビーズを含有することを特徴とする請求項(1)
    記載の多彩模様塗膜の形成方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH04220411A (ja) * 1990-03-05 1992-08-11 General Electric Co <Ge> Uv硬化性コ―ティング組成物、耐摩耗性のuv安定化熱可塑性複合体、および方法
JPH07100431A (ja) * 1991-08-30 1995-04-18 Dainippon Toryo Co Ltd 立体模様塗膜の形成方法

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