JPH0286600A

JPH0286600A - フォークリフトトラックのチェーン干渉防止装置

Info

Publication number: JPH0286600A
Application number: JP23943888A
Authority: JP
Inventors: Yoshihiro Ikimi; 伊岐見　嘉宏; Masami Ochiai; 落合　正美
Original assignee: Toyoda Automatic Loom Works Ltd
Current assignee: Toyota Industries Corp
Priority date: 1988-09-23
Filing date: 1988-09-23
Publication date: 1990-03-27

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野］本発明は、フォークリフトトラック（以下５　栄にフォ
ークリフトという）において、チェーン等がシリンダロ
ッドに接触（干渉）することを防Ｉ卜する。チェーン干
渉防止装置に関する。

〔従来技術〕

従来、フォークリフトにおいては、第９図及び第１Ｏ図
に示すごとく、リフトシリンダ１の近傍には　リフドプ
ラケント（以下、単にプラケットという）２に連結され
たリフトチェーン（以下。

単にチェーンという）３が取付けられている。

そして、上記リフトシリンダｌの近傍には、アウタマス
ト４とインナマスト５が並列して立設されている。該イ
ンナマスト５は、上記プラケット２の昇降を案内するも
のであり５左右一対に取付けられている。

また、該リフトシリンダｌは、シリンダ本体ｌｌと、該
シリンダ本体１１内を昇降移動するシリンダロッド１２
とよりなる。

また、上記チェーン３は、インナマスト５の上端のブラ
ケット５１に取付けられたチェーンホイール３１を介し
て、チェーン３の一端３３をチェーンブラケット６に、
また他端はブラケッ゛ト２のブラケット側板２１に取付
けられている。なお。

同図において、符号９は荷物積載用のフォークである。

また、上記チェーン３に関しては　第１０図に示すごと
く、その下端部の大部分がチェーンボルト３５により構
成されているものもある。

〔解決しようとする課題〕

しかしながら、従来のフォークリフトは、第９図及び第
１Ｏ図に示すごとく、リフトシリンダ１の近傍にチェー
ン３が取付けられているため、咳チェーン３又はチェー
ンボルト３５がシリンダロッド１２と干渉する場合があ
る。即ち、シリンダロッド１２の最上昇時においてはチ
ェーン３の長さがシリンダロッド１２側において最長状
態になる。この時、シリンダロッド１２は殆んどの部分
が露出状態となり、またチェーン３は該シリンダロッド
１２に近接した状態にある。そのため、車体が大きく振
れたり、また急停車による衝撃が生ずると、チェーン３
がシリンダロッド１２に接触する場合がある。その結果
、シリンダロッド１２の表面は損傷し、これに起因して
シリンダの油洩れ等を生ずることがある。

また、第１１図に示すごとく、インナマスト５及びシリ
ンダロッド１２の上昇の程度によって。

チェーンブラケット６におけるチェーンの固定点Ｚとチ
ェーンホイール外周面３４とを結ぶ線Ｘ。

Ｙと、中心線りとのなす角（以下、この角をチェーン角
度と称す）θ１とθ２とは異なる。即ち。

シリンダロッド１２の最降下時Ｐにおけるチェーン角度
θ２と、シリンダロッド１２の上昇時途中Ｒにおけるチ
ェーン角度θ１とは異なる。そのため、かかるチェーン
角度の変化に対応してチェーン３の揺動を規制し、かつ
チェーン３とシリンダロッド１２との干渉防止を適切に
行う必要がある。

本発明は、かかる従来技術の問題点に鑑みてなされたも
ので、チェーンとシリンダロッドとの干渉を防止し、シ
リンダロッドの損傷を防止することができる。フォーク
リフトのチェーン干渉防止装置を提供しようとするもの
である。

〔課題の解決手段〕

本発明は、車体前側部に立設した一対のアウタマストと
、咳アウタマストに案内されリフドプラケントの昇降移
動を案内する一対のインナマストと、上記リフトブラケ
ットに連結した一対のリフトチェーンと、８亥リフトチ
エーン及びインナマストの近傍に立設しシリンダロッド
を有するリフトシリンダとを配設したフォークリフトト
ラックにおいて、上記リフトシリンダに下記のチェーン
干渉防止装置を配設したものである。

該チェーン干渉防止装置は、上記リフトシリンダに固定
する固定具と、該固定具に対し水平方向に）１動可能に
取付けた弾性体よりなるクランプとからなり、該クラン
プは上記固定具に連結した基端部と、先端部において上
記リフトチェーンを挿通包囲する案内部と、上記基端部
と案内部とを連結する中間部とを存することを特徴とす
るものである。

本発明において、上記チェーンには、チェーン自体及び
チェーンをブラケット等に取付固定するためのチェーン
ボルトも含めるものとする。

また、上記クランプは５上記固定具に連結した基端部と
、先端部において上記チェーンを挿通包囲する案内部と
、上記基端部と案内部とを連結する中間部とよりなる。

また、該クランプにおいて、基端部を上記固定具に連結
するａ様としては、基端部がリフトシリンダ表面におい
て固定具により固定された場合と。

固定具とリフトシリンダ表面との間に空隙部を設けて基
端部を遊嵌した場合とがある。

また、上記案内部はチェーン、チェーンボルト等の形状
、大きさに相応した各種の形状、大きさ等を採用する。

また、上記弾性体とは２例えば。

ばね鋼、プラスチック材料等の高い弾性特性を有し、か
つ繰返し応力に耐え得る材料を用いる。

また、）コ動可能とは、前記チェーン角度の変化に対応
して、クランプの中間部等の弾性、クランプの基端部の
遊嵌状態により、クランプが水平方向（左右）に揺れ動
く状態をいう（第３図、第５図、第６図参照）。

〔作用及び効果〕

本発明にかかるチェーン干渉防止装置は、上記クランプ
の案内部によりチェーンを挿通包囲するよう配設されて
いる。そのため、チェーンがｔ８動しても該チェーンは
案内部の内壁に当接するのみで、チェーンが、シリンダ
ロッドに接触することはない。

また、案内部を設けたクランプは弾性体により構成され
ている。そのため、チェーンが揺動したり、チェーン角
度が変化して、チェーンが案内部の内壁に接触した場合
でも、上記中間部等の弾性により案内部が水平方向（左
右）に揺動することになる。それ故、チェーン、案内部
等を損傷することなく、チェーンとシリンダロッドとの
干渉を防止することができる。

また、もしもクランプを剛性の強い材料により構成した
場合には、チェーン角度の変化によってチェーンボルト
がクランプと強く接触し、チェーンボルトが曲げられて
しまうおそれがある。また２かかる場合にはチェーンも
クランプによって損傷する。しかし１本発明では弾力性
のあるクランプを用いるので、チェーン、チェーンボル
トに強い衝撃が加わってもクランプのたわみによって上
記衝撃が弱められる。また、同様にチェーン角度の変化
にも対応でき９　クランプに永久ひずみを生じさせるこ
とがない。

したがって１本発明によれば、比較的簡単な構造で、シ
リンダロッドの表面を（負傷することのない、フォーク
リフトのチェーン干渉防止装置を提供することができる
。

〔実施例〕

第１実施例本例のチェーン干渉防止装置につき、第１図〜第３図を
用いて説明する。

即ち１本例のチェーン干渉防止装置は、リフトシリンダ
１に固定した固定具８と、該固定具８に対し水平方向に
揺動可能に取付けたクランプ７とよりなる。

上記固定具８は、リング状バンドで、リフｉ・シリンダ
ｌの本体１１の外周に係止具８１により取付は固定する
。

また、上記クランプ７は、バネ鋼板により作製した弾性
体で、上記固定具８に連結した基端部７０と、先端部に
設けた上記チェーン３を挿通包囲する案内部７１と、上
記基端部７０と案内部７１とを連結する中間部７２とか
らなる。

上記基端部７０は、リフトシリンダ１の本体１１の表面
形状に相応した略半円弧状の形状をなしまたその一部に
上記固定具８と係合するための係合穴７０１を有する。

そして２本例のクランプ７は、上記基端部７０が固定具
８により固定された状態で上記リフトシリンダ１の本体
１１の表面に連結されている。

また、上記案内部７１は、上記チェーン３を挿通包囲す
るよう、該チェーン３の形状に相応した長方形状の環状
体よりなる。即ち、案内部７１は略中央部において昇降
するチェーン３が常時は接触しないよう、チェーン３の
形状よりもやや大きい長方形状の貫通孔７１０を有する
。

また、本例のチェーン干渉防止装置は、上記リフトシリ
ンダｌの上方部において固定する。これは、なるべ（シ
リンダロッド１２に近い位置においてチェーンを挿通包
囲するためである。

また、インナマスト５．シリンダロッド１２゜チェーン
ブラケット５１．チェーンホイール３１゜チェーン３等
の配設関係は、前記従来技術で示したものと同様である
。その中、主な関係を示せば。

上記インナマスト５に案内されたリフトブラケット２に
は荷物積載用のフォーク９を装着する。また、上記イン
ナマスト５は、アウタマスト４に案内されて昇降するよ
うアウタマスト４の内側に各一対配設する。また、上記
チェーン３は、一端３３をチェーンブラケット６に、ま
た他端をブラケット２の側板（図示せず）に取付は固定
する。

本例のチェーン干渉防止装置は、上記のごとく構成され
ζいるので１次の作用効果を有する。

即ち１本例のチェーン干渉防止装置は、上記案内部７１
によりチェーン３を挿通包囲するよう配設されている。

そのため、チェーン３が揺動しても、チェーン３は案内
部７１の内壁に接触するのみでチェーンとシリンダロッ
ドとが直接干渉することはない。

また、上記クランプ７はバネ鋼で作製しである。

そのため、チェーン３の揺動等によりチェーン３が案内
部７１の内壁に当接した場合、第３図に示すごとく、中
間部７２０弾性により案内部７１はＣ方向またはＤ方向
に揺動する。

それ故１本チェーン干渉防止装置は、チェーン３の最上
昇時、即ちシリンダロッド１２が伸長した状態において
、チェーン３が揺動しても、該チェーン３がシリンダロ
ッド１２の表面に干渉することは防止される。

また、チェーン角度が、インナマスト５の昇降に伴って
変化しても、案内部７１の揺動によりチェーン３の揺動
を緩和することができる。

したがって１本例によれば、チェーンとシリンダロッド
との干渉を比較的簡単な構造により防止し、シリンダの
損傷を生じさせない、フォークリフトのチェーン干渉防
止装置を提供することができる。

第２実施例本例にかかるチェーン干渉防止装置につき、第４図〜第
６図を用いて説明する。

即ち２本例においてはクランプ７の案内部の構造を、上
記第１実施例における長方形環状体の案内部７１に代え
て１円形環状体の案内部７４としている。また、クラン
プ基端部７５の固定状態を遊嵌状態としている。その他
の構成は、第１実施例と同様とした。

つまり９本例のチェーン干渉防止装置は、第４図及び第
５図に示すごとく、案内部７４を円形状の環状体により
構成し、この案内部７４によりチェーン３を挿通包囲す
るものである。

また、クランプ７の基端部７５は、第６図に示すごとく
、リフトシリンダ１の本体１１の表面と固定具８との間
に設けた空隙部７３に遊嵌した状態で連結している。

本例のチェーン干渉防止装置は、上記のごとく構成され
ているので１次の作用効果を有する。

即ち１本チェーン干渉防止装置は、リング状の環状体よ
りなる案内部７４を有する。これにより第１実施例と同
様にチェーン３を挿通包囲する。

また、上記案内部７４の基端部７５は、リフトシリンダ
の本体１１と固定具８との間に遊嵌した状態で連結され
ている。そのため、チェーン３の角度が大きく変化する
場合においては、クランプ７は第６図に示すごとく、上
記基端部７５がＧ方向又はＨ方向にスライド移動し、チ
ェーン３の動きに追従することができる。

したがって１本例のチェーン干渉防止装置によれば、第
１実施例と同様の効果が得られる他、クランプ７がチェ
ーン３の動きに追従し、チェーン３とシリンダロッドＩ
２との干渉を防止することができる。

第３実施例本例にかかるチェーン干渉防止装置につき、第７図を用
いて説明する。

即ち１本例においては、クランプを２個配設している。

その１つのクランプは上記第１実施例と同様の長方形状
を有する案内部７１であり、他の１つのクランプは第２
実施例と同様の円形状の案内部７４を有すると共に固定
具８に遊嵌させたものである。その他の構成は、第１実
施例、第２実施例と同様とした。

本例のチェーン干渉防止装置は、上記のごとく構成され
ているので、案内部７１はチェーン３の上方部を挿通包
囲し、また案内部７４はチェーン３の下方部又はチェー
ンボルト３５を挿通包囲することができる。そのため、
より確実にチェーンの干渉防止を行うことができる。ま
た第１．第２実施例と同様の効果を得ることができる。

第４実施例本例にかかるチェーン干渉防止装置につき、第８図を用
いて説明する。

即ち１本例は、前記第１０図で示したごとき長尺のチェ
ーンボルト３５を包囲しようとするものである。本例に
おいては、リフトシリンダ１の下方部にクランプ７を取
りつけである。即ち、該クランプ７における案内部７６
により、チェーン３の下方部に取付けたチェーンロッド
３５を挿通包囲する。その他の構成は、上記第１実施例
と同様とした。

本例のチェーン干渉防止装置によれば、第１実施例と同
様の効果が得られ、る他、チェーンボルト３５とリフト
シリンダ１の本体１１との干渉をも防止することができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第３図は第１実施例にかかるチェーン干渉防止
装置を示し、第１回はその斜視図、第２図はその一部拡
大図、第３図は第２図のＡ−Ａ矢視断面図、第４図〜第
６図は第２実施例にかかるチェーン干渉防止装置を示し
、第４図はその斜視図、第５図は第４図のＢ−Ｂ矢視断
面図、第６図は第５図の一部拡大断面図、第７図は第３
実施例にかかるチェーン干渉防止装置の側面図を示し第
８図は第４実施例にかかるチェーン干渉防止装置の側面
図を示し、第９図〜第１１図は従来例を示し５第９図及
び第１０図はフォークリフトの前方部の側面図を示し、
第１１図はチェーン角度の説明図である。１５．６　リフトシリンダ。１２・・・シリンダロッド。２８５．リフトブラケット。３０４．リフト・チェーン。４１０．アウタマスト５・・・インナマスト６１０．チェーンフ゛ラケント。７２１．クランプ。７０．７５．、、基端部。７１．７４．７６、　、　、案内部７２、、、中間部。８１１．固定具８９１８．フォーク＄１図

Claims

【特許請求の範囲】

車体前側部に立設した一対のアウタマストと、該アウタ
マストに案内されリフトブラケットの昇降移動を案内す
る一対のインナマストと、上記リフトブラケットに連結
した一対のリフトチェーンと、該リフトチェーン及びイ
ンナマストの近傍に立設しシリンダロッドを有するリフ
トシリンダとを配設したフォークリフトトラックにおい
て、上記リフトシリンダにはチェーン干渉防止装置を配
設してなり、該チェーン干渉防止装置は上記リフトシリ
ンダに固定する固定具と、該固定具に対し水平方向に揺
動可能に取付けた弾性体よりなるクランプとからなり、
該クランプは上記固定具に連結した基端部と、先端部に
おいて上記リフトチェーンを挿通包囲する案内部と、上
記基端部と案内部とを連結する中間部とを有することを
特徴とするフォークリフトトラックのチェーン干渉防止
装置。