JPH0286562A - 粗糸搬送システムにおける残粗糸処理方法 - Google Patents

粗糸搬送システムにおける残粗糸処理方法

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JPH0286562A
JPH0286562A JP23786388A JP23786388A JPH0286562A JP H0286562 A JPH0286562 A JP H0286562A JP 23786388 A JP23786388 A JP 23786388A JP 23786388 A JP23786388 A JP 23786388A JP H0286562 A JPH0286562 A JP H0286562A
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rail
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Kengo Ohashi
大橋 憲吾
Hiroaki Mitsuno
三納 宏明
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Toyota Industries Corp
Murao and Co Ltd
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Murao and Co Ltd
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は精紡・精紡工程間に架設された搬送レールに沿
って走行する搬送体を移動させて精紡機機台の各粗糸巻
レールへの粗糸巻の搬入あるいは粗紡機機台の粗紡機内
レールへの空ボビンの搬入を行う粗糸搬送システムにお
ける残粗糸処理方法に関するものである。
[従来の技術] 近年、紡績工場においては省力化が進み、各工程内の自
動化から一歩進展して各工程間での連結、搬送の自動化
も実施されており、粗紡・精紡工程間の連結及び粗糸ボ
ビンの搬送についても自動化の提案がなされている。例
えば、特開昭50−76340号公報には粗紡工程と精
紡工程とを主搬送レールで連結し、粗紡機で玉揚げされ
た満篠巻をパレットに吊下してバッテリー車により主搬
送レール上を精紡機と対応する位置まで搬送し、精紡機
で使用された後の空篠巻が吊下されたパレットを再びバ
ッテリー車により粗紡機まで搬送するという方法が提案
されている。又、特開昭62−110928号公報には
、精紡機及び粗紡機の機台群の外周に沿って主°搬送路
(主搬送レール)を設け、多数の粗糸ボビンを吊下して
主搬送路、主搬送路から分岐された予備粗糸巻レール、
粗紡機内レール及び待機レール上を走行する搬送体を牽
引して主搬送路に沿って移動する1flQ機に、主搬送
路と前記各分岐レールとを接続するブリッジレール及び
搬送体の分岐レール内への送り込みあるいは分岐レール
内からの送り出し作用をなす送り装置を設け、主搬送路
上を巡回走行するWI機により搬送体を介して粗紡・精
紡工程間で粗糸ボビンを搬送する粗糸搬送システムが提
案されている。
ところで、粗糸ボビンに巻かれた粗糸は精紡機で全て消
費されるのではなく、一般に一層分程度残粗糸として粗
糸ボビンに残った状態で新な粗糸巻と交換される。従っ
て、精紡機で使用された後の粗糸ボビンは残粗糸を処理
した後、粗紡機に供給する必要がある。そこで、前記従
来装置では主搬送レールの途中に残粗糸除去装置を配設
していた。
残粗糸処理装置としては例えば特開昭59−26868
号公報に開示され第7,8図に示す装置のように、ボビ
ンハンガー1に回転自在に吊下されたボビン2の下端部
を挾持するとともにモータ3の作用によりボビン2を粗
糸Rを解舒する方向に回転させる一対の無端状のベルト
4.5と、ベルト4に沿って延設されるとともに多数の
噴出しノズル6aを有する噴出し箱6と、ボビン2の移
動通路を挾んで噴出し箱6と対向する位置からベルト5
の端部まで延びるように延設され吸引スリット(図示せ
ず)を有する吸引箱7とを備えている。そして、ボビン
ガイド8に案内されて両ベルト4,5に挾持される位置
に導かれたボビン2に巻かれている粗糸Rは、噴出しノ
ズル6aから噴出される噴出し気流の作用により粗糸R
の端部が浮き上がった状態となり吸引箱7の吸引用スリ
ットに吸引される。ボビン2は粗糸Rが解舒される方向
に回転されながら移動するので、ボビン2の移動に伴い
粗糸Rが円滑に吸引箱7内に吸引される。
[発明が解決しようとする課題] ところが、残粗糸ボビン2に残った粗糸の量及び粗糸端
の状態は一定ではないため、前記従来の残粗糸除去装置
による残粗糸除去では、巻戻し途中での粗糸切れ、噴出
しノズル6aにょる粗糸端の口出し不良等の原因で残粗
糸除去が不完全なボビンが発生する。残粗糸除去が不完
全なボビンを粗紡機に供給した場合には粗紡機による粗
糸の巻取りに支障を来たすため、当該ボビンを人手によ
り空ボビンと交換する必要が生じ、省力化に支障をきた
す。
本発明は前記の問題点に鑑みてなされたものであって、
その目的は精紡機で使用された後の残粗糸ボビンから残
粗糸を自動的に確実に除去することができる粗糸搬送シ
ステムにおける残粗糸処理方法を提供することにある。
[1題を解決するための手段] 前記の目的を達成するため本発明においては、粗紡・精
紡工程間に架設された搬送レールに冶って走行づる搬送
体を移動させて精紡機機台の各粗糸巻レールへの粗糸巻
の搬入あるいは粗tiPJ機機台の粗紡機内レールへの
空ボビンの搬入を行う相系搬送システムにおいて、精紡
工程と粗紡工程との間に精紡工程での使用後の残粗糸ボ
ビンに巻かれている粗糸を除去する作用をなす第1の残
粗糸除去装置を配置し、前記第1の残粗糸除去装置の作
業に支障をきたさない位置に第2の残粗糸除去装置を設
け、第1の残粗糸除去装置による残粗糸除去不良のボビ
ンの有無を検知するとともに、残粗糸不良ボビンの残粗
糸除去を第2の残粗糸除去装置で行うようにした。
又、第2の残粗糸除去装置としては、残粗糸ボビンに巻
かれている粗糸をボビンの母線方向に移動する切断刃に
より切断するとともに、切断後の粗糸をブラシで剥ぎ取
る作用をなす装置が好ましい。
[作用コ 本発明においては残粗糸ボビンが吊下された状態で精紡
工程から搬出された搬送体は搬送レールを走行した後、
第1の残粗糸除去装置に搬入される。搬送体に吊下され
た残粗糸ボビンに対して、まず第1の残粗糸除去装置に
よる残粗糸除去作業が行なわれる。そして、第1の残粗
糸除去装置による残粗糸除去作業を受(プたボビンに対
して残粗糸除去不良の有無が調べられ、残粗糸除去不良
ボビンの残粗糸除去が第2の残粗糸除去装置により行わ
れる。第1の残粗糸除去装置による残粗糸除去不良ボビ
ンが生じても、この第2の残粗糸除去装置による作業に
より残粗糸が除去される。第1の残粗糸除去装置による
残粗糸除去不良ボビンが発生する割合は低いため、第2
の残粗糸除去装置による残粗糸処理時間が粗糸搬送シス
テムにおける粗糸搬送に支障をきたすことはない。
又、第2の残粗糸除去装置として、残粗糸ボビンに巻か
れている粗糸をボビンの母線方向に移動する切断刃によ
り切断するとともに、切断後の粗糸をブラシで剥ぎ取る
作用をなす装置を使用した場合には、残粗糸の除去がよ
り確実に行われる。
[実施例] 以下本発明を具体化した一実施例を第1〜4図に従って
説明する。第1図に示すように精紡機9群及び粗紡機1
0群の外周上方には主搬送レール11が天井に架設され
、各精紡機9の左右両側には予備粗糸巻レール12が、
粗紡機10の前面上方には粗紡機内レール13がそれぞ
れ主搬送レール11から分岐して配設されている。又、
精紡機9群と粗紡1110群との間には残粗糸処理用レ
ール14が同じく主搬送レール11から分岐して設けら
れている。前記各レール11〜14はそれぞれ断面口状
に形成己れ、粗紡機10で玉揚げされた満ボビン、精紡
機9で使用された後の残粗糸ボビンを吊下して粗紡・精
紡工程間で粗糸ボビンの搬送行なう搬送体15が各レー
ル上を走行自在に装備されている。搬送体15を牽引し
て主搬送レール11上を走行するWI機16は、その後
部に前記各レール12.13.’14内に進入可能な連
結体′16aを装備し、該連結体16aを介して搬送体
15に連結されるようになっている。又、主搬送レール
11の各分岐部には、搬送体15及び゛連結体16aが
搬機゛16の前進方向と反対側へ移動する際に搬送体1
5及び連結体16aを各レール12.13.14内に誘
導する位置に常に付勢されるとともに、m機16、搬送
体15及び連結体16aが主搬送レール11上を前進(
第1図の矢印方向)へ移動する際にはその通過を許容す
るように構成された切換えレバー(図示せず)が配設さ
れている。
残粗糸処理用レール14は搬送体15のほぼ2倍の長さ
を有する搬入・作業レール14aと、該レール14aか
ら分岐された搬出・待機レール14bとからなり、両レ
ール14a、14bにはそれぞれ主搬送レール11に接
続された搬送体搬入用口17と搬送体搬出用口18とが
別個に設けられている。搬入・作業レール14aの中間
部には従来装置と同様な構成の第1の残粗糸除去装置1
9が配設されるとともに、該除去装置19と対応する搬
入・作業レール14a上には前記主搬送レール11との
分岐部からの距離が搬送体15及び連結体16aの全長
よりも短い位置に搬送体送り装置20が配設されている
。搬出・II INレール141)は前記第1の残粗糸
除去装置19による残粗糸除去後の空ボビンを吊下した
搬送体15が前記搬入用口17からの搬送体15の搬入
及び前記第1の残粗糸除去後@19による残粗糸処理に
支障をきたさない状態で待機可能とでるため、前記第1
の残粗糸除去装置19が配設された位置より奥側におい
て搬入・作業レール14aから分岐され、該分岐部より
奥奇りの搬入・作業レール14a上及び搬出・待機レー
ル14b上には搬送体送り装置20が配設されている。
又、両レール14a、14bの分岐部より奥寄りの搬入
・作業レール14aには第2の残粗糸除去装置21が設
りられている。この残粗糸除去装置21は第2.3図に
示すように大きく分けてボビン2を所定位置に保持する
保持装置22と、力ツタ装置23と、回転ブラシ24と
を主要部としており、これらがフレーム25上に一体に
組付けられている。保持装置22は搬送体15にボビン
ハンガ1を介して吊下されたボビン2の上部フランジ2
aと同じ島ざ位置となるようにベアリングブラケット2
6a及び取付板26bを介してフレーム25に取付tプ
られた固定ローラ26と、フレーム25にビン27aを
介して揺動可能に支持されるとともにエアシリンダ28
により揺動される揺動ブラケット27に対して前記固定
ローラ26と対峙司能な位置に固定された2個の可動ロ
ーラ29とを億えている。揺動ブラケット27には可動
ローラ29の中間部に切欠き27bが設けられている。
又、ボビン2の移動経路の下方所定位置にはエアシリン
ダ30が上下方向に延びる状態で配設され、そのピスト
ンロッド30aの先端にはスライドガイド31に摺動可
能に嵌挿されるとともにボビン2の底部に挿脱自在の回
転ホルダ32が連結されている。
カッタ装置23のカッタガイド33は軸34を中心に揺
動可能に支持されるとともに、その上端部においてエア
シリンダ35のピストンロッド35aに連結され、エア
シリンダ35の作動により回転ホルダ32に嵌挿された
ボビン2と平行に延びる位置とボビン2から離れる方向
に傾斜した位置とに移動配置されるようになっている。
カッタガイド33の後側(ボビン2と対向する側と反対
側)にはエアシリンダ36がカッタガイド33と平行に
固定され、そのピストンロッド36aの先端にはカッタ
アッセンブリ37がブラケット38を介して連結されて
いる。カッタアッセンブリ37はカッタガイド33を挾
むように配置された2枚の支持板39と、カッタガイド
33の前後両端面に接して転勤覆るように両支持数39
間に支持された2対のガイドローラ40と、支持板39
の先端より突出する状態で支持板39に固定された切断
刃41とから構成されている。そして、切断刃41はエ
アシリンダ35が突出作動されてカッタガイド33が垂
直姿勢を取る位置に配置された際に、その刃先が回転ボ
ルダ32に嵌挿支持されたボビン2の周壁にほぼ接する
位置に配置されるようになっており、エアシリンダ36
の作動に」;リカツタアッセンブリ37が下降移動する
ことによりボビン2の周囲に巻かれている残粗糸を切断
するようになっている。
回転ブラシ24はフレーム25に対して上下方向に延び
る状態で固定された支軸42に回動可能に支持された支
持ブラケット43の先端部に回転自在に支持されるとと
うに、支持ブラケット42に固定されたモータ44にベ
ルト45を介して連結されている。支持ブラケット43
はエアシリンダ46のピストンロッド46aに連結され
るとともに、エアシリンダ46の作動により支持ブラケ
ット43が揺動されて回転ブラシ24が回転ホルダ32
に装着されたボビン2と接する位置に配置可能となって
いる。回転ブラシ24の周囲には図示しないサクション
装置に接続されたダクト47の先端開口部に設けられた
カバーダクト4日が配設されている。
前記残粗糸処理用レール14の搬入・作業レール14a
に配置された第2の残粗糸除去装置21より若干奥寄り
の所定位置には、搬送体15に吊下されたボビン2の下
部と対応する位Uにボビン2上の残粗糸の有無を検知す
るセンサ49が設置されている。センサ49は第4図に
示すように、ボビン2の下部に嵌着された粗糸先端係着
部材50が裸の状態にある時の色と粗糸Rが巻角(プら
れている時の色を識別する機能を有するセンサが使用さ
れている。すなわち、前記係着部材50は黒色をしてお
り、粗糸Rが白色であるので、係召部vJ50に粗糸R
が巻付いてる場合にはセンサ49により検知される係着
部材50の色が黒色ではなくなり、粗糸Rの有無がセン
サ49により識別される。
次に前記のように構成された装置の作用を説明する。搬
機16は主搬送レール11上を第1図の矢印方向へ移動
して粗紡工程から精紡工程へ、精紡工程から残粗糸処理
工程へ又残粗糸処理工程から粗紡工程へと搬送体15を
牽引しであるいは単独で走行する。精紡工程の予備粗糸
巻レール12から残粗糸ボビンが吊下された搬送体15
を搬出した搬機16は、搬送体15を残粗糸処理用レー
ル14の搬入・作業レール14aへその搬入用口17か
ら搬入するとともに、連結体16aと搬送体15との連
結が図示しない連結解除装置の作用により切り離された
後、主搬送レール11上を次の作業を必要とする位置へ
と移動する。搬入・作業レール14a内に搬入された搬
送体15に吊下された残粗糸ボビンは搬送体送り装置2
0の作用により順次搬入・作業レール14aの奥側へ移
動されるとともに、第1の残粗糸除去装置19により残
粗糸除去作用を受【ブる。第1の残粗糸除去装置19に
よる残粗糸除去作用を受けた残粗糸ボビンは搬送体15
の移動により順次搬入・作業レール14aの奥側へ移動
され、第2の残粗糸除去装置21を通過してざらに搬入
・作業レール14aの奥側へと移動される。この時点で
は第2の残粗糸除去装置21は不作動状態に保持されて
いる。
第1の残粗糸除去装置19による残粗糸除去作用を受け
たボビン2を吊下した搬送体15が第2の残粗糸除去装
置21より奥側に配設された搬送体送り装置2oの作用
により移動され、第1の残粗糸ボビンe119による作
用を最後に受けたボビン2がセンサ49と対応する位置
を通過して搬送体送り装置20と対応する位置まで移動
した時点で、第2の残粗糸除去装置21が作動可能状態
に切換えられるとともに搬送体送り装@20が逆転駆動
されて搬送体15が搬出・待機レール14bへと送り出
される。!!送鉢体15搬出・待機レール14bへと向
かって移動する際に、搬送体15に吊下されたボビン2
の残粗糸の有無がセンサ49により判別され、センサ4
9が残粗糸のあるボビン2を検知すると第2の残粗糸除
去装置21により当該ボビンの残粗糸除去が行われる。
粗紡機における粗糸の巻取りは粗糸の先端が係着部材5
0に係着された状態で開始されるため、前記第1の残粗
糸除去装置19による除去作用すなわちボビン2を回転
させながら粗糸を解舒して残粗糸を除去する作用を受け
た場合には、最後に除去が行われるのは係着部材50に
付着している部分であるので、係着部材50上の粗糸R
の有無により残粗糸の除去が完全であるか不完全である
かの判別が確実に行われる。
センサ49が残粗糸のあるボビン2を検知するとその検
知信号が図示しない制m装置に入力されるとともに、当
該ボビン2が第2の残粗糸除去装置21の回転ホルダ3
2と対応する位置で搬送体送り装置20が停止するよう
に作動される。搬送体15が停止するとエアシリンダ3
0が突出作動されて回転ホルダ32の先端に残粗糸のあ
るボビン2の底部が嵌挿されるとともに、エアシリンダ
28がff !IIJされて揺動ブラケット27が固定
ローラ26側へと回動されてボビン2のフランジ2aが
固定ローラ26と可動ローラ29とに挾持された状態と
なる。次にエアシリンダ35が突出作動されて待機位置
に保持されていたカッタガイド33が第3図に示す作業
位置に配置され、切断刃41の刃先がボビン2の周壁と
ほぼ接する位置に配置される。次にエアシリンダ36が
作動されてカッタアセンブリ37とともに切断刃41が
ボビン2の母線方向に沿って下降移動され、ボビン2に
巻付いている粗糸Rが切断刃41により切断される。次
にエアシリンダ35が作動されてカッタガイド33が第
3図の時計方向に回動されて待機位置に配置された後、
エアシリンダ46が作動されて回転ブラシ24がボビン
2に圧接される位置に配置されるとともにモータ44が
駆動される。
これにより回転ブラシ24がボビン2に接しながら回転
し、ボビン2の残粗糸が連続的に剥ぎ取られる。ボビン
2上の残粗糸は切断刃41によりその1周長毎に切断さ
れており、しかもボビン2が回転ブラシ24により強制
的に回転されるため残粗糸の剥ぎ取り除去は極めて円滑
に行われる。又、切断刃41により切断されなかった最
下層部に残った残粗糸も回転ブラシ24にその糸端が捕
捉されて確実に除去される。ボビン2から除去された残
粗糸はダクト47を経て図示しない集綿装置に集積され
る。回転ブラシ24による残粗糸除去に必要な所定時間
経過後モータ44が停止し、次いでエアシリンダ28.
30が作動されて固定ローラ26及び可動ローラ29に
よるボビン2のフランジ2aの把持が解除されるととも
に、回転ホルダ32がボビン2の底部から離脱してボビ
ン2が保持装置22から解放される。以下同様にしてセ
ンサ49により残粗糸が検知されたボビン2についての
み第2の残粗糸除去装置21による残粗糸除去作業が行
われる。
第1の残粗糸除去装置19による残粗糸の除去が不完全
となる残粗糸ボビンの数は全体の本数のほぼ0.3%以
下であるので、第2の残粗糸除去装置21による残粗糸
51!1理時間が粗糸搬送システムの粗糸搬送に支障を
きたすことはない。又、第2の残粗糸除去装置21によ
り除去された残粗糸は切断刃41により短く切断されて
いるため開繊が困難である。そのため第2の残粗糸除去
装置21で除去された残粗糸のみを集めて再使用綿とし
て使用することはできないが、前記のように第1の残粗
糸除去装置19による残粗糸除去が不完全な残粗糸ボビ
ンの数が全体の0.3%以下であるため、第2の残粗糸
除去装置21で除去された残粗糸を特に開繊せずに混打
綿に混合して使用しても差支えはない。
なお、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、
例えば、第2の残粗糸除去装置21を残粗糸処理用レー
ル14内に設置する代わりに、第5図に示すように残粗
糸処理工程と粗紡工程との間の主搬送レール11と対応
する位置に設置したり、第6図に示すように精紡機9群
と粗紡機10群とを搬送レール51で連結するとともに
、搬送レール51から分岐されたバイパス52に第1の
残粗糸除去装置19及び第2の残粗糸除去装置21を設
置してもよい。又、搬送体15を牽引して移動する搬機
16として特開昭61〜194228号公報に開示され
た装置のように@機自身がブリッジレールと搬送体送り
装置を製画したものを採用したり、搬送体15を搬11
6で牽引して移動する構成に代えて特開昭61−893
33号公報に開示された装置のように主搬送レール11
あるいは分岐レールとしての各レール12,13゜14
に配設された複数組の移送装置により搬送体15を移動
させる構成を採用してもよい。又、第1の残粗糸除去装
置19としては吸引箱7の吸引作用により粗糸を吸引除
去する構成の装置に代えて、同じ〈従来公知の植毛ベル
トにより残粗糸ボビンから残粗糸を除去する構成の装置
を採用してもよい。又、第2の残粗糸除去装置21とし
て第1の残粗糸除去装置19と同様な構成の装置を採用
してもよい。又、精紡機機台の予備粗糸巻レールに粗糸
巻を搬入するシステムに代えて、本粗糸巻レールに直接
、粗糸巻を搬入するシステムに本発明を採用してもよい
[発明の効果j 以上詳述しIこように、本発明によれば精紡工程で使用
された後の残粗糸ボビンが粗紡工程に搬入される前に残
粗糸ボビンに巻かれている粗糸を第1の残粗糸除去装置
により除去するとともに、該残粗糸除去装置により除去
不良が生じた残粗糸ボビンについてのみ残粗糸ボビンに
巻かれている粗糸を第2の残粗糸除去装置により除去す
るので、粗紡工程に残粗糸除去が不良のボビンが供給さ
れることがなくなり、残粗糸ボビンが粗紡工程へ誤って
送られることによる粗紡機での巻付は不良、フライヤの
破損、玉揚げ作業時のトラブル等を確実に回避で−るこ
とができ結果として生産性を向上することができる。又
、第2の残粗糸除去装置による残粗糸除去の割合は極め
て少なく(はぼ0゜3%以下)第2の残粗糸除去装置に
よる作業が粗糸搬送システムに支障を与えることはない
又、第2の残粗糸除去装置としてのボビンの母線方向に
移動する切断刃により粗糸を切断づるとともに切断後の
粗糸をブラシで剥ぎ取る作用をなす装置を使用すること
により、残粗糸の除去がより確実に行われ、かつ第2の
残粗糸除去装置で除去された開繊の困ガな残粗糸も伍が
少ないため混打綿に混入して再利用が可能であるという
優れた効果を秦する。
【図面の簡単な説明】
第1〜4図は本発明を具体化した一実施例を示すもので
あって、第1図は精紡機、粗紡機、主搬送レール、残粗
糸処理用レール等の配置関係を示す概略平面図、第2図
は第2の残粗糸除去装置の要部分解斜視図、第3図は同
じく一部破断側面図、第4図はセンサとボビンの関係を
示す側面図、第5.6図は変更例の部分平面図、第7図
は従来装置の正面図、第8図は同じく平面図である。 ボビン2、精紡機9、粗紡機10、主搬送レール11、
予備粗糸巻レール12、粗紡機内レール13、残粗糸処
理用レール14、搬入・作業レール14a、搬出・待機
レール14b、搬送体・15、第1の残粗糸除去装置1
9、搬送体送り装置20、第2の残粗糸除去装置21、
回転ブラシ24、切断刃41、センサ49、粗糸R0 特許出願人   株式会社 豊田口e1m製作所村尾紡
機 株式会社 代 理 人   弁理士  恩1)博宜第5図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、粗紡・精紡工程間に架設された搬送レールに沿って
    走行する搬送体を移動させて精紡機機台の各粗糸巻レー
    ルへの粗糸巻の搬入あるいは粗紡機機台の粗紡機内レー
    ルへの空ボビンの搬入を行う粗糸搬送システムにおいて
    、精紡工程と粗紡工程との間に精紡工程での使用後の残
    粗糸ボビンに巻かれている粗糸を除去する作用をなす第
    1の残粗糸除去装置を配置し、前記第1の残粗糸除去装
    置の作業に支障をきたさない位置に第2の残粗糸除去装
    置を設け、第1の残粗糸除去装置による残相糸除去不良
    のボビンの有無を検知するとともに、残粗糸除去不良ボ
    ビンの残粗糸除去を第2の残粗糸除去装置で行う粗糸搬
    送システムにおける残粗糸処理方法。 2、前記第2の残粗糸除去装置は、残粗糸ボビンに巻か
    れている粗糸をボビンの母線方向に移動する切断刃によ
    り切断するとともに、切断後の粗糸をブラシで剥ぎ取る
    作用をなす装置である第1請求項記載の粗糸搬送システ
    ムにおける残粗糸処理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0585767U (ja) * 1991-07-01 1993-11-19 村田機械株式会社 パッケージ検査装置
CN102040121A (zh) * 2009-10-14 2011-05-04 欧瑞康纺织有限及两合公司 操作生产交叉卷绕筒子的纺织机械的方法以及生产交叉卷绕筒子的纺织机械

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