JPH028563Y2 - - Google Patents

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JPH028563Y2
JPH028563Y2 JP16295185U JP16295185U JPH028563Y2 JP H028563 Y2 JPH028563 Y2 JP H028563Y2 JP 16295185 U JP16295185 U JP 16295185U JP 16295185 U JP16295185 U JP 16295185U JP H028563 Y2 JPH028563 Y2 JP H028563Y2
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JP
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wire
conveyor
cooling
ring
roller conveyor
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JP16295185U
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JPS6272712U (ja
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Landscapes

  • Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)
  • Rollers For Roller Conveyors For Transfer (AREA)
  • Heat Treatments In General, Especially Conveying And Cooling (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、線材冷却用ローラコンベア、特に熱
間圧延後の鋼線材のコイルを支障なく移送するこ
とができる段差ローラコンベアに関するものであ
る。
(従来の技術) 本考案者等は、従来の熱間圧延後の鋼線材の冷
却方法及び装置を改良する方式として、線材の保
有熱を利用して鋼線材を緩速冷却して、材質の軟
質化を図ることができる緩速冷却方法及び冷却装
置を完成し、別途出願している。(例えば特公昭
59−52214号他)。この冷却設備の概要を第1図に
基づいて説明する。
第1図において、10は熱間圧延機および冷却
装置(図示せず)に続いて設けた巻き取り機のレ
イングヘツド、11は該ヘツド10からリング状
に連続して送られて来る線材リング2を載置して
移送するローラコンベア、1は該コンベア11に
続く段差コンベア、12は該コンベア1と共に線
材リング2を包囲する保熱カバーであり、該カバ
ー12は複数のゾーンに区分され、その内部を通
過する線材リング2を段階的に所望の冷却曲線に
そつて冷却し変態を行わせるものである。また、
13は保熱カバー12から出て冷却を終えた線材
リング2を移送するコンベア、14は該コンベア
13上のリング2を急冷する衝風冷却部、15は
線材の集束装置である。前記保熱カバー12内の
段差コンベア1上の線材リング2は、非同心の互
いに重なり合つた層厚コイル形状で移送され、段
差コンベア1の段差個所でいつたん、ほぐされて
コイル密度の高いコイル両側部中心近傍からの抜
熱(放熱促進)をはかつている。
第5図は、上記の段差ローラコンベア1におけ
る段差個所の詳細を示すもので、段差位置に到達
した層厚コイル状の線材リング2は、その上方側
コンベア16から下方側コンベア17上へ落下
し、このときリングは1本ずつほぐされ、図示し
ない冷媒吹付けノズルからの冷媒(空気、不活性
ガス、ミスト、水等で温度は、大気温度以上から
保熱カバー12内雰囲気温度未満)により冷却さ
れる。この線材リング2は下方側コンベア17の
ローラ間に突込み、リングの移送に支障を来たす
おそれがある。線材は所定の速度で移送しながら
冷却されることが必要であるので、このような突
込み現象はラインの中断を招き、生産性を低下さ
せるため好ましくない。このため、本考案出願人
は、実開昭56−45511号線材冷却用ローラコンベ
アを提案し、初期の目的を達している。然るに該
提案は、落下位置近傍に設けた、コイル突込み防
止具18に、被熱処理線材のスケール9等が堆積
する傾向の現状が見られ、これが因して、被熱処
理線材にスリ疵が発生し易くなる難点がある。
(考案の解決しようとする問題点) 本考案はこのようなスケール堆積によるスリ疵
発生の難点を解決すること、また線材コイルのロ
ーラ間への突込み現象をほぼ完全に防止すること
が可能で、しかも既存のローラコンベアに対して
容易に改造し得る線材移送冷却段差ローラコンベ
アを提供することを目的とする。
(問題を解決するための手段) この目的を実現するための本考案の段差ローラ
コンベアは、熱間圧延された線材コイルを引き続
き移送しながら冷却する段差ローラコンベアにお
いて、段差個所の下方側コンベアのコイル落下位
置近傍の複数個のローラのみを、その外周が凹部
と凸部が連続する状態で形成して、これら凹部と
凸部とが組合う状態で回転自在に配設したことを
特徴とする、線材冷却用段差ローラコンベアであ
る。
(実施例) 以下、本考案の具体例を図面に基づいて説明す
る。
第1図は、本考案を適用する線材冷却ラインの
概要図、第2図は第1図に採用した本考案の一例
を拡大斜視するもので、図示のように段差コンベ
アの段差個所において、下方側コンベア1におけ
る線材リング2の落下位置及びその近傍の複数個
(図では7個)のローラ3−1から3−5を夫々
の外周が凹部4と凸部5が交互に連続するよつに
構成し、かつ隣り合うローラにおいてこれら凹部
4と凸部5とが遊嵌状に組合う状態で回転自在に
もうける。これらローラ3−1から3−5は、図
示の場合には、駆動チエーン6とスプロケツト7
を介して回転自在に軸受け8で軸承し、駆動装置
により同期回転できるように構成している。
これによつて第3図のとおりローラ3−1から
3−5の間の間隙が無くなり(ただしローラ3−
1から3−5の凹部4と凸部5が遊嵌状に組合い
回転に支障のない程度の隙間はある)、ら旋状に
連なる線材リング群の先端リング2がローラ3−
1から3−5の間に突込む恐れは全くなくなる。
勿論、被熱処理線材(線材リング2)から発生
(落下)するスケール9は、上記のローラの回転
に支障のない間隙より系外へ落下、または、これ
らローラ3−1から3−5により搬送されて下方
側コンベア1の間隙より系外へ落下するので、堆
積量は激減する。またローラ3−1から3−5
は、同期回転しているので、被熱処理線材(線材
リング2)は、摩擦作用を殆ど受けることなく処
理される。従つてこれらが作用して、線材コイル
(線材リング2)には、従来の線材冷却用段差ロ
ーラコンベアで問題のスリ疵は、殆ど発生しなく
なる。
(考案の効果) 第4図に本考案と従来例(実開昭56−45511号)
との比較試験した結果をしめす。該図は、スリ疵
の発生状況を示すが本考案では、スリ疵は全く発
生しておらず、実用的効果のあることがわかつ
た。
以上のとおり本考案は、被処理線材から落下す
るスケールは、堆積することは殆どなくなり、し
かも該線材との摩擦抵抗も殆どなくなるのでスリ
疵発生量は、著しく改善できること、また段差位
置にて線材リング2がローラ間に突つ込むことが
なくなるので、円滑な線材の搬送が可能となり、
操業上のトラブルも殆ど発生しなくなる。従つて
本考案は、例えば本願出願人が開発した緩速冷却
方法及び冷却装置(例えば、特公昭59−52214号
他)の、線材冷却用段差ローラコンベアとして採
用すると、その実用的効果はより一層発揮でき
る。例えば、該緩速冷却方法による被処理線材
は、二次加工メーカでの加工工程を省略するため
のものであるから、該線材のスリ疵を著しく改善
できることは、成品の品質を安定できることを意
味するので、例えようのない顕著な効果である。
また本考案のローラコンベアは、以上のように
リングのローラ間への突つ込み現象の防止および
スリ疵の発生防止に非常に有効であり、段差を構
成しないローラコンベアに於いてもリングの突つ
込み現象や、スリ疵発生のおこる場所、例えばレ
イングヘツドより巻き取られリングが落下する近
傍のローラコンベアに本考案を適用してもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を適用する線材冷却ラインの概
要図、第2図は第1図に採用した本考案に係わる
線材冷却用段差ローラコンベアの拡大斜視図、第
3図は本考案のコンベアから被処理線材が落下す
る状態を説明する図、第4図は本考案と従来の突
つ込み防止具との比較試験を示すグラフ、第5図
は従来の突つ込防止具を設けた線材冷却用段差ロ
ーラコンベアの作用説明図。 1……段差コンベア、2……線材リング、3−
1から3−5……凹凸組み合わせローラー、4…
…凹部、5……凸部、6……駆動チエーン、7…
…スプロケツト、8……軸受け、9……スケー
ル、10……レイングヘツド(巻き取り機)、1
1……コンベア、12……保熱カバー、13……
コンベア、14……衝風冷却ブロワー、15……
集束装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 熱間圧延された線材コイルを引き続き移送しな
    がら冷却する段差ローラコンベアにおいて、段差
    箇所の下方側コンベアのコイル落下位置近傍の複
    数個のローラのみを、その外周が凹部と凸部が連
    続する状態で形成して、これら凹部と凸部とが組
    合う状態で回転自在に配設したことを特徴とす
    る、線材冷却用段差ローラコンベア。
JP16295185U 1985-10-25 1985-10-25 Expired JPH028563Y2 (ja)

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JP16295185U JPH028563Y2 (ja) 1985-10-25 1985-10-25

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JPS6272712U JPS6272712U (ja) 1987-05-09
JPH028563Y2 true JPH028563Y2 (ja) 1990-03-01

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2521316B2 (ja) * 1987-12-29 1996-08-07 昭和コンクリート工業株式会社 コンクリ―トパネルの搬送装置

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JPS6272712U (ja) 1987-05-09

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