JPS6110803Y2 - - Google Patents

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JPS6110803Y2
JPS6110803Y2 JP19955383U JP19955383U JPS6110803Y2 JP S6110803 Y2 JPS6110803 Y2 JP S6110803Y2 JP 19955383 U JP19955383 U JP 19955383U JP 19955383 U JP19955383 U JP 19955383U JP S6110803 Y2 JPS6110803 Y2 JP S6110803Y2
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JP
Japan
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wire
roller
conveyor
wire ring
ring
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JP19955383U
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JPS59129414U (ja
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  • Winding, Rewinding, Material Storage Devices (AREA)
  • Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、熱間圧延線材の直接熱処理用段差コ
ンベアに関するものである。
熱間圧延された鋼線材を捲取機のレイングヘツ
ドからコイル状にして、直後に設けた移送コンベ
ア上に載置し、該移送コンベアにて線材コイルを
一定間隔づつずらせて互いに重なり合う状態で移
送しつつ、0.1℃/sec〜20℃/secの任意の冷却
速度で上記線材を冷却する方法、装置(以下、こ
れを方式と称す)は、例えば、特公昭42−15463
号及び特開昭51−64416号公報等によつて、公知
である。然るに公知の方式は、線材コイルの高い
重合密度では線材コイル内温度偏差を充分解消で
きず、冷却の均一性を図ることは、なかなか安定
して得ることができない。
本考案者等は、斯かる難点を解決する目的で技
術開発によつて確認した0.1℃/sec〜20℃/sec
の任意の冷却速度で緩速冷却、急速冷却を実施で
きる新規な方式を例えば、特願昭54−116678(昭
和54年9月13日)「熱間圧延線材の冷却方法およ
び冷却装置」によつて、別途出願している。この
冷却方式の概要を第1図に基づいて説明する。
第1図において、1は熱間圧延機および冷却装
置(図示せず)に続いて設けた捲取機のレイング
ヘツド、2は該レイングヘツド1からリング状に
連続して送られてくる線材リング3を載置して移
送するローラコンベア、4は該ローラコンベア2
に続く段差コンベア(昇降コンベア)、5は該段
差コンベア4と共に線材リング3を包囲する保熱
カバーであり、該保熱カバー5は複数のゾーンに
区分されその内部を通過する線材リング3を段階
的に所望の冷却曲線にそつて冷却し変態を行なわ
せるものである。また、6は保熱カバー5から出
て冷却を終えた線材リング3を移送するコンベア
でコンベア6上のリング3を急冷する図示しない
衝風冷却部を有す。7は線材の集束装置である。
前記保熱カバー5内の段差コンベア4上の線材リ
ング3は非同心の互いに重なり合つた層厚コイル
形状で移送され、段差コンベア4の段差個所8で
一旦ほぐされてコイル密度の高いコイル両側部中
心近傍からの抜熱(放熱促進)を図つている。
第2図は上記段差ローラコンベア4における段
差個所8の詳細を示すもので、段差位置に到達し
た層厚コイル状の線材リング3はその上方側コン
ベア4aから下方側コンベア4b上へ落下し、こ
のときリングは1本づつほぐされ、図示しない冷
媒吹付ノズルからの冷媒(空気、不活性ガス、ミ
スト、水等で温度は、大気温度以上乃至保護カバ
ー5内の雰囲気温度未満)により冷却される。こ
の線材リング3の落下時にはリングの最先端が3
aに示すように下方側コンベア4bのローラ間に
突込み、リングの移送に支障を来たすおそれがあ
る。線材は所定の速度で移送しながら冷却される
ことが必要であるので、このような突込み現象は
ラインの中断を招き、生産性を低下させるため好
ましくない。
また、この突込み現象が要因の一つとなつて線
材リング(線材コイル)3の形状が不良になり、
品質を左右するので好ましくない。さらにこの突
込み現象による線材リング(線材コイル)3の形
状不良が発生すると、線材リング(線材コイル)
3の温度を全体に亘つて均一化することができ難
くなる。
従つて、線材リング3が段差コンベア4の段差
個所8において、下方側コンベア4bの落下位置
に対して、該リング3の最先端と最終端は、略同
様落下速度でほぐされつつ落下させれば、上記難
点を解決することができる。
本考案は、上記に着眼して考案したものであ
る。すなわち本考案は、第1図、第3図、第4図
に示す如く熱間圧延された線材を一定間隔ずらし
た互に重なり合つたリング群の状態で移送しなが
ら0.1℃/sec〜20℃/secの間の任意の冷却速度
で均一冷却する段差コンベア4において、段差個
所8の上方側コンベア4aの乗り継ぎ最先端のロ
ーラ9の外周のみを、該ローラ9の長手方向の中
心方向へ向つて、該ローラ9の上を通過する線材
リング3の外周の曲率と略対応するように連続的
にローラ9の外周径を小径化して形成した線材リ
ング案内用切欠部10を有するローラ9を設けた
ことを特徴とする、熱間圧延線材の直接熱処理用
段差コンベアである。
これにより線材コイルを形成する線材リング3
は、上記段差個所8においてコイルほぐしをされ
るとき、下方側コンベア4bの落下位置に対して
該リング3の最先端Yと最終端Xとは略同様落下
速度で落下することになる。従つて、本考案によ
るとイ)搬送中の線材コイル(線材リング)の突
掛を防止すること、ロ)コイルほぐしによる形状
不良の発生を防止すること、ハ)線材コイル温度
を全体に亘つてほぼ均一化することができる等、
熱間圧延線材の直接熱処理において極めて有益な
効果を奏する。
而して、本考案における段差個所8の下方側コ
ンベア4bのコイル落下位置近傍にコイル突込み
防止具を設けたりすることは、特に制限されな
い。このコイル突込み防止具(コイル突掛け防止
具とも言う)を設けることについては、本願出願
人は、出願済みであり、これを本考案に併設する
と本考案はさらに有益になる。
さらに段差コンベア4は、例えばチルチングテ
ーブル方式のように昇降自在であれば、段差(上
方側コンベア4aの乗り継ぎ部分が、下方側コン
ベア4bに対して、200〜400mm高くなつているこ
とを言う)を被冷却線材の品質目標に応じて適宜
選択できる効果がある。しかし、本考案において
段差コンベア4は昇降自在か、固定式であるかは
特に制限されず、選択は当業者の意志による。
以下本考案の具体例を図面に基づいて説明す
る。
第3図は、第1図の段差コンベア4の本考案に
係る段差箇所を示す斜視説明図、第4図は第3図
の他の応用例を示す斜視説明図、第5図は第3図
または第4図の平面図である。
図示の如く、段差コンベア4の段差個所8を構
成する上方側コンベア4aの乗り継ぎ最先端ロー
ラ9のみにその幅方向の略中央に線材リング3の
外周の曲率よりも大きな線材リング案内用切欠部
10を設けている。即ち、該切欠部10は、最先
端のローラ9の外周のみを、該ローラ9の長手方
向の中心方向へ向つて、該ローラ9の上を通過す
る線材リング3の外周の曲率と略対応するよう連
続的にローラ9の外周径を小径化して形成してい
る。従つて、最先端ローラ9を両持ち駆動式とし
ているので、片持駆動方式のローラに比較して熱
影響による支障を防止できる利点がある。この場
合第3図においては一本のローラ9に上記曲率の
線材リング案内用切欠部10を設けた例を示す。
また、上記のように線材リング案内用切欠部10
を、最先端ローラ9にのみ設ける。他の態様は、
第4図に示す如く、例えば一本のローラ9を幅方
向で2分割して、その分割部分を略円錐状を呈す
る如く形成し、該円錐状部分を接続部11で接続
して線材リング案内用切欠部10を構成しても、
上記のとおり、最先端ローラ9の外周のみを、該
ロール9の長手方向の中心方向へ向つて、該ロー
ル9の上を通過する線材リング3の外周の曲率と
略対応するよう連続的にローラ9の外周径を小径
化して形成すると同様の態様を示すので、これは
本考案に包含される態様である。
本考案は、このように段差コンベア4の上方側
コンベア4aの乗り継ぎ最先端近傍に線材リング
3の曲率に応じた線材リング案内用切欠部10を
設けて構成しているので、この段差個所8を通過
する線材リング3は、その段差位置(ほぐし位
置)にてコイルの先端が下方側コンベア4bのロ
ーラ間に突込むことなく円滑にコンベア上へ順次
乗り継ぎ安定して搬送されることになる。
具体的には第5図に示すとおり、線材リング3
の最終端Xが通過しつつ上記線材リング案内用切
欠部10より落下し、段差箇所を形成する下方側
コンベア4bへ後続する線材リング群よりほぐさ
れていく。この落下の態様は上方側コンベア4a
の乗り継ぎ部分が略平坦なローラ配置となつてい
るので、線材リング3の最先端Yと最後端Xとは
略同一落下速度で下方側コンベア4bの落下位置
へ落下する。換言すると、斯様な線材リング3の
落下は、線材リング3の最先端Yが段差個所8か
ら前方へ突出し、且つ最後端Xが上述の線材リン
グ案内用切欠部10に至ると、該最後端X近傍を
支持することができなくなるため、最先端Yと最
後端Xとは略同一落下速度で下方側コンベア4b
へ落下するものである。従つて、第2図に拡大示
するようなコイルほぐしされつつ落下する線材リ
ング3の突掛け現象は、ほとんど発生する機会が
ない。このため、段差個所8を落下する線材リン
グ3の形状は、最も好ましい形状を維持し、品質
を害しないばかりか、線材リング全体に亘つて温
度をほぼ均一化することができるので、バラツキ
の極めて小さい金属組織及び機械的性質を得るこ
とができる。
この場合、本考案の上方側コンベア4aと下方
側コンベア4bとの段差個所8は、例えば200〜
400mmあれば、ルーズ化されたコイル状の線材を
形成する線材リング3を、ほぐすことができる。
なお、最先端ローラ9の線材リング案内用切欠部
10の寸法は、上記線材リング3の直径や外周の
曲率等により適合するように求めるものである。
従つて、本考案では、イ)線材コイル(線材リ
ングの突掛防止を図ることができる、ロ)コイル
ほぐしによる形状不良発生を防止できる、ハ)線
材コイル温度を全体に亘つてほぼ均一化すること
ができる、ニ)オンライン熱処理を中断すること
はないので生産性を向上できるなど、極めて実用
的効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を適用する線材冷却ラインの概
略図、第2図は第1図の段差コンベアにおけるコ
イル突込み状態を示す側面図、第3図及び第4図
は本考案の一例を示す要部拡大説明図、第5図は
第3図または第4図の平面図である。 1……レイングヘツド、2……ローラコンベ
ア、3……線材リング、4……段差コンベア、5
……保熱カバー、6……急冷コンベア、7……集
束装置、8……段差個所、9……最先端ローラ、
10……線材リング案内用切欠部、11……接続
部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 熱間圧延された線材を一定間隔ずらした互いに
    重なり合つたリング群の状態で載置移送する段差
    コンベアにおいて、 段差箇所8の上方側コンベア4aの乗り継ぎ最
    先端のローラ9の外周のみを、該ローラ9の長手
    方向の中心方向へ向つて、該ローラ9の上を通過
    する線材リング3の外周の曲率と略対応するよう
    連続的にローラ9の外周径を小径化して形成した
    線材リング案内用切欠部10を有するローラ9を
    設けたことを特徴とする、熱間圧延線材の直接熱
    処理用段差コンベア。
JP19955383U 1983-12-28 1983-12-28 熱間圧延線材の直接熱処理用段差コンベア Granted JPS59129414U (ja)

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JP19955383U JPS59129414U (ja) 1983-12-28 1983-12-28 熱間圧延線材の直接熱処理用段差コンベア

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JP19955383U JPS59129414U (ja) 1983-12-28 1983-12-28 熱間圧延線材の直接熱処理用段差コンベア

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Publication Number Publication Date
JPS59129414U JPS59129414U (ja) 1984-08-31
JPS6110803Y2 true JPS6110803Y2 (ja) 1986-04-07

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ID=30425083

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JP19955383U Granted JPS59129414U (ja) 1983-12-28 1983-12-28 熱間圧延線材の直接熱処理用段差コンベア

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