JPS605925Y2 - 線材案内装置 - Google Patents

線材案内装置

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JPS605925Y2
JPS605925Y2 JP5821981U JP5821981U JPS605925Y2 JP S605925 Y2 JPS605925 Y2 JP S605925Y2 JP 5821981 U JP5821981 U JP 5821981U JP 5821981 U JP5821981 U JP 5821981U JP S605925 Y2 JPS605925 Y2 JP S605925Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
trough
wire
pipe
shaped
guide device
Prior art date
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Expired
Application number
JP5821981U
Other languages
English (en)
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JPS57185418U (ja
Inventor
宝蔵 田中
正行 松井
俊男 柏木
重治 山之内
穣二 吉田
Original Assignee
株式会社神戸製鋼所
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Publication date
Application filed by 株式会社神戸製鋼所 filed Critical 株式会社神戸製鋼所
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は線材案内装置に関し、さらに詳しくは、特に線
材の冷却帯域における線材案内装置として線材を案内す
るトラフの使用期間の延長とミスロールを防止すること
のできる新規な線材案内装置に関する。
従来より線材の圧延において、圧延されて高速に走行し
ている線材は、最終的に冷却帯域において所要温度まで
冷却される。
この冷却帯域は線材の適冷を避ける目的で水冷帯域−復
熱帯域一水冷帯域一復熱帯域というように、水冷−復熱
という作用を繰返して受けながら徐々に冷却されていき
、品質の優れた線材となるのである。
しかして、この復熱帯域における高温の線材を案内する
手段として、例えば、第1図、第2図に示すようなU字
状の溝2を有し、このU字状溝2の開口部を閉鎖する蓋
3を有するトラフ1を複数個並べて使用していたのであ
る。
しかし、このトラフ1は高速で温度の高い線材が通過す
るのであるから、温度の影響をもろに受けてトラフ1の
溝2が著しく摩耗したり、また、トラフ1自体が鋳鉄製
にもかかわらず反り返りが生じるようになって、線材に
疵が発生するようになって、製品の品質が劣化し、さら
に、トラフの摩耗と反りによって線材の走行抵抗が生じ
、ミスロールを誘発し、設備の生産性を低下せしめるこ
ととなっている。
また、この種トラフは鋳鉄あるいは鋳鋼によって製作さ
れるが、その形状の特殊性から極めて価格が高く、その
交換に際しては極めて費用がかかり、設備費、ひいては
、線材の生産コストを上昇せしめる原因ともなっている
本考案は上記したような高温、高速で走行する線材の復
熱帯域において線材の案内に使用されているトラフの種
々の問題に鑑み、この問題を解決すべく実験研究の結果
なされたものであって、トラフの使用期間の延長や線材
のミスロールのない線材案内装置を提供するものである
本考案に係る線材案内装置の特徴とするところは、断面
U字形の溝を有するトラフを複数個直列に配設し、この
トラフの適宜の位置にパイプ状ガイドをその内周底面が
トラフ底面より高くなるように配列するとともに、前記
トラフおよびパイプ状ガイドの上方に冷却水の散水ノズ
ルを配設したことにある。
以下、図示の実施例にもとづいて本考案に係る線材案内
装置について説明すると、第3図は線材の冷却帯域の復
熱帯における線材案内装置として適用した場合を示した
もので、詳細な図示を省略したが冷却装置10間に本考
案の案内装置により構成される復熱帯11が配置される
復熱帯11における線材案内装置は第1図および第2図
に示されるトラフ1と先端がラッパ状に開口13′して
なるパイプ状ガイド13とが交互に架構12上に固定さ
れている。
このトラフ1とパイプ状カイト13とは第4図に示すよ
うに、トラフ1のU字状溝2の底面4とパイプ状ガイド
13の底面14が、パイプ状ガイド13の方が線材が線
材案内装置を通過する際にトラフ1の底面4から浮かす
ように寸法りだけ高くなるように配置されている。
このトラフ1とパイプ状ガイド13の上方に、配管15
に接続された第5図に示すような冷却水の放水パイプ1
6を配設し、放出パイプ15に設けたノズル17から冷
却水を散水するように構成されている。
尚図中18は配管15の途中に設けられた操作シリンダ
ーにより開閉されるバルブである。
上述の構成を有する本考案の線材案内装置において、線
材の通過に先立ってバルブ18を開放し冷却水を放水パ
イプ16からトラフ1およびパイプ状ガイド13に散水
し、トラフ1およびパイプ状ガイド13の冷却が開始さ
れ、線材の通過時に高温の線材から受ける熱影響、即ち
、トラフ1の熱変形、或いは、過熱による摩耗の促進が
回避される。
このような状態において、進入してきた線材は、トラフ
1を通過し、ラッパ状の開口13′により案内され、パ
イプ状ガイド13を通過するが、線材頭部がパイプ状ガ
イド13を通過すると、直ちに線材はパイプ状ガイド1
3により支承されることになり、トラフ1の底面4から
線材を浮かすように、所謂、トラフ1に対するセンタリ
ング機能を発揮し、線材とトラフ1との常時の接線を回
避するように支持し、後続の冷却帯10に対して線材を
案内する。
パイプ状ガイド13は線材との常時の接触により摩耗が
進むが、パイプ状ガイド13をその軸心回りに回転せし
めることにより反覆使用が可能となる。
尚、前述の実施例においては線材の冷却帯域における復
熱帯としての線材案内装置について説明したが、これに
限定されることなく圧延機間の線材案内装置としても使
用し得ることは勿論であり、また、トラフ1とパイプ状
ガイド13とはトラフとパイプ状ガイドを交互に配置す
る必要はなく、トラフ1に対するセンタリング機能を発
揮せしめ得る範囲でトラフの数とパイプ状ガイドとを適
宜配列せしめ得るものである。
以上の説明から明らかなように、本考案に係る線材案内
装置によれば、トラフとパイプ状ガイドとをパイプ状ガ
イドの底面がトラフのそれよりも高くなるように配列す
るとともに、トラフとパイプ状ガイドとを冷却を施すこ
とにより、高温の線材による過熱からトラフおよびパイ
プ状ガイドを保護し、熱による反り、ならびに摩耗を防
止し、また、パイプ状ガイドによる線材の支持によりト
ラフと線材との常時の接触を回避せしめることによる摩
耗の防止を促進せしめることにより円滑な線材の案内を
可能ならしめ、ミスロールの発生頻度を低減せしめる等
その奏する効果は極めて大なるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来の線材案内装置におけるトラフの形状を
示す斜視図第2図はその断面図、第3図は本考案に係る
線材案内装置における正面図、第4図はトラフとラッパ
状ガイドの配列状態を示す説明図、第5図は冷却水の散
水ノズルの構造を示す説明図である。 図において、1はトラフ、10は冷却帯、11は復熱帯
、12は架構、13はラッパ状ガイド、16は放水パイ
プである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 断面U字形の溝を有するトラフを複数個直列に配設し、
    このトラフの適宜の位置にパイプ状ガイドをその内周底
    面がトラフ底面より高くなるように配列するとともに、
    前記トラフおよびパイプ状ガイドの上方に冷却水の散水
    ノズルを配設したことを特徴とする線材案内装置。
JP5821981U 1981-04-22 1981-04-22 線材案内装置 Expired JPS605925Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5821981U JPS605925Y2 (ja) 1981-04-22 1981-04-22 線材案内装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5821981U JPS605925Y2 (ja) 1981-04-22 1981-04-22 線材案内装置

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Publication Number Publication Date
JPS57185418U JPS57185418U (ja) 1982-11-25
JPS605925Y2 true JPS605925Y2 (ja) 1985-02-25

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ID=29854640

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JP5821981U Expired JPS605925Y2 (ja) 1981-04-22 1981-04-22 線材案内装置

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KR101061787B1 (ko) 2008-11-27 2011-09-05 현대제철 주식회사 공랭식 냉각장치

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JPS57185418U (ja) 1982-11-25

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