JPH028548Y2 - - Google Patents

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JPH028548Y2
JPH028548Y2 JP12066284U JP12066284U JPH028548Y2 JP H028548 Y2 JPH028548 Y2 JP H028548Y2 JP 12066284 U JP12066284 U JP 12066284U JP 12066284 U JP12066284 U JP 12066284U JP H028548 Y2 JPH028548 Y2 JP H028548Y2
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JP
Japan
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rotating body
extension rod
ultra
vacuum chamber
high vacuum
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JP12066284U
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English (en)
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JPS6135585U (ja
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  • Dynamo-Electric Clutches, Dynamo-Electric Brakes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、半導体の製造装置、表面分析装置等
の超高真空状態の室内へその外部から回転力を導
入する装置に関する。
(従来の技術) 従来、通常の真空圧の真空室内に回転を導入す
る手段として、第1図のように真空室aと大気側
bとを挿通する回転軸cの周囲に、ゴムガスケツ
トdを設けて外部から真空室a内に回転を導入す
るウイルソンシールや、第2図のようにベアリン
グeで支承された回転軸cの周囲に、交互に鉄リ
ングfと磁石gを設けて磁性粉を含む磁気流体を
吸引し、回転軸cの周囲を密閉する磁気気体シー
ル、或いは第3図のように回転軸cの一部をベロ
ーズhで覆うか、第4図示のように真空壁iを介
して磁気カツプリング素子j,kを設けて真空室
a内に回転導入するものが知られている。
(考案が解決しようとする博課) 前記した第1図示のものでは、真空室a内が超
高真空状態になると大気側bから真空室a内への
ガスの流入を完全に防止することは出来ず、また
第2図乃至第4図のものはベアリングeからのダ
ストの発生が多いので、清浄な雰囲気を要求され
る超高真空の室内への回転の導入には不向きであ
る。
さらに第2図示のものは磁性流体が真空室a内
の汚染の原因ともなり、第3図のベローズhを設
けると高速の回転を導入出来ず、ベローズhも短
命で耐久性が悪くなる不都合がある。
本考案は、超高真空の室内への回転を導入する
場合ダストの発生がなく室内を清浄に維持し得、
高速回転を導入出来る装置を提供することを目的
とする。
(課点を解決するための手段) 本考案では前記目的達成のために、超高真空室
の真空壁に該超高真空室内へ上下方向に延びる延
長杆を設けて該延長杆の周囲に筒状の回転体を配
置し、モータにより回転される該超高真空室の外
部の磁気カツプリング素子と、該回転体の一端側
に取付けた磁気カツプリング素子とを該真空壁を
介して対向して設け、該回転体の筒内と延長杆と
に、互に吸引して該回転体を浮上させる浮上用磁
石を夫々設け、該回転体の他端側の筒内とこれに
対応した個所の延長杆とに該回転体の回転に伴う
横振れを防止する横振れ防止用磁石を夫々設ける
ようにした。
(作用) 超高真空室内の回転体は、これと延長杆とに設
けた浮上用磁石により浮上され、外部のモータが
回転されると磁気カツプリング素子同士の磁気結
合により回転体に回転が伝達されるが、その際回
転体はこれの端部を延長杆とに設けた横振れ防止
用磁石により磁気的に支えられて横振れせず、回
転体を無接触状態で安定に回転させることが出来
る。尚、外部のモータとしてステツピングモータ
を使用すれば停止位置を正確に制御することが出
来る。
(実施例) 本考案の実施例を第5図につき説明すると、符
号1は超高真空に真空排気された真空室、2は該
真空室1の槽壁3を連通する回転導入用の開口
部、4は該開口部2を密閉すべく皿形の真空壁5
を槽壁3に取付けるメタルガスケツトフランジで
ある。該真空壁5には超高真空室1内へ上下方向
に延びる延長杆9が設けられ、該延長杆9の周囲
に筒状の回転体8が配置される。該真空壁5の外
部にはステツピングモータ6により回転される磁
気カツプリング素子7aが設けられ、これと該真
空室1内の筒状の回転体8の端部に取付けた磁気
カツプリング素子7bとが磁気的に結合する。該
延長杆9の先端には1対の横振れ防止用磁石10
a,10bの一方を取付け、該回転体8に取付け
た他方の横振れ防止用の磁石との間に磁気吸引力
を生じさせて該回転体8が横振れしないようにし
た。11a,11bは浮上用磁石を示し、該浮上
用磁石の一方は延長杆9の中間部に間隔を存して
設けた1対の電磁石11a,11aで構成すると
共に該浮上用磁石の他方を回転体8に固定され両
電磁石11a,11aの間隔内に介入する永久磁
石11bで構成した。該電磁石11a,11aの
磁力は位置コントロール回路12により制御され
るものとし、さらに該回路12はメタルガスケツ
トフランジ4に取付けた位置センサ13からの信
号で作動する位置検出回路14の出力信号により
作動するようにした。15はステツピングモータ
6の駆動制御装置である。
磁気カツプリング素子7a,7bは第6図示の
ように永久磁石を極性を交互に変えて板面に配設
して構成され、一方の素子7aと他方の素子7b
は真空壁5を介して互に異極同士が吸引し合つて
磁気的に結合する。
この構成では、回転体8はこれに設けた横振れ
防止用磁石10bと真空壁5に一体の延長杆9に
設けた横振れ防止用磁石10aと吸引力により横
振れが防止されると共に通電された電磁石11
a,11aと磁石11bとが互に吸引し合つて回
転体8が浮上し、モータ6が回転するとその回転
は磁気カツプリング素子7a,7bを介して浮上
した回転体8に伝達され、かくて真空室1内に於
いて、回転体8を外部と無接触状態で一定位置を
保持し乍ら回転することが出来、室内の超高真空
を損なわずしかもダストが発生することがない。
該回転体8には必要に応じて半導体基板等を取
付けるために治具が設けられる。
尚、浮上用の電磁石11a,11aの磁力を適
当に制御することにより回転体8の位置を上下に
移動させることも出来る。
(考案の効果) このように本考案によるときは、超高真空室内
に真空壁から延びる延長杆の周囲に設けた筒状の
回転体に磁気カツプリングを介して外部のモータ
から回転が与えられるが、該回転体はその内部と
延長杆とに夫々設けた浮上用磁石により浮上され
ると共に該回転体の先端側の内部と延長杆の先端
側とに夫々設けた横振れ防止用磁石により横振れ
防止が与えられるようにしたので無接触で真空室
内に於いて回転され、ダストの発生がなく、横振
れのない正確な回転を行なうことが出来る効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は従来の回転導入装置の断面
図、第5図は本考案の実施例の断面図、第6図は
第5図の−線部分の断面図である。 1……真空室、5……真空壁、6……モータ、
7a,7b……磁気カツプリング素子、8……回
転体、9……延長杆、10a,10b……横振れ
防止用磁石、11a,11b……浮上用磁石。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 超高真空室の真空壁に該超高真空室内へ上下方
    向に延びる延長杆を設けて該延長杆の周囲に筒状
    の回転体を配置し、モータにより回転される該超
    高真空室の外部の磁気カツプリング素子と、該回
    転体の一端側に取付けた磁気カツプリング素子と
    を該真空壁を介して対向して設け、該回転体の筒
    内と延長杆とに、互に吸引して該回転体を浮上さ
    せる浮上用磁石を夫々設け、該回転体の他端側の
    筒内とこれに対応した個所の延長杆とに該回転体
    の回転に伴う横振れを防止する横振れ防止用磁石
    を夫々設けて成る超高真空用回転導入装置。
JP12066284U 1984-08-07 1984-08-07 超高真空用回転導入装置 Granted JPS6135585U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12066284U JPS6135585U (ja) 1984-08-07 1984-08-07 超高真空用回転導入装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12066284U JPS6135585U (ja) 1984-08-07 1984-08-07 超高真空用回転導入装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6135585U JPS6135585U (ja) 1986-03-05
JPH028548Y2 true JPH028548Y2 (ja) 1990-02-28

Family

ID=30679476

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12066284U Granted JPS6135585U (ja) 1984-08-07 1984-08-07 超高真空用回転導入装置

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JP (1) JPS6135585U (ja)

Also Published As

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JPS6135585U (ja) 1986-03-05

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