JPH0285361A - 多元組成物薄膜の形成方法 - Google Patents
多元組成物薄膜の形成方法Info
- Publication number
- JPH0285361A JPH0285361A JP23270388A JP23270388A JPH0285361A JP H0285361 A JPH0285361 A JP H0285361A JP 23270388 A JP23270388 A JP 23270388A JP 23270388 A JP23270388 A JP 23270388A JP H0285361 A JPH0285361 A JP H0285361A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- concentration
- target
- sputtering
- component
- targets
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000000203 mixture Substances 0.000 title claims abstract description 19
- 239000010409 thin film Substances 0.000 title claims abstract description 17
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 title 1
- 238000004544 sputter deposition Methods 0.000 claims abstract description 38
- 239000010408 film Substances 0.000 claims abstract description 14
- 238000000034 method Methods 0.000 claims abstract description 14
- 239000002131 composite material Substances 0.000 claims description 17
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 abstract 2
- 230000002035 prolonged effect Effects 0.000 abstract 1
- 230000001186 cumulative effect Effects 0.000 description 5
- 239000011810 insulating material Substances 0.000 description 5
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 5
- 150000001875 compounds Chemical class 0.000 description 4
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 4
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 3
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 239000007769 metal material Substances 0.000 description 1
- 150000002739 metals Chemical class 0.000 description 1
- 239000000843 powder Substances 0.000 description 1
- 230000001681 protective effect Effects 0.000 description 1
- 238000005546 reactive sputtering Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Physical Vapour Deposition (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔(既 要〕
本発明は、多元組成物薄膜、特に金属と絶縁物質とから
成る化合物または混合物の薄膜の形成方法に関し、 複合ターゲットの使用可能期間を大幅に延長できる、ス
パッタ法による多元組成物薄膜の形成方法を提供するこ
とを目的とし、 多元組成物の薄膜をスパッタ法で形成する方法において
、スパッタレートの大きい上記組成物の成分を上記組成
物中での所定濃度よりも高い濃度で組み込んだ少なくと
も1つの複合高濃度ターゲ7)と上記成分を上記所定濃
度よりも低い濃度で組み込んだ少なくとも1つの複合低
濃度ターゲットとを含む少なくとも2つのターゲットを
用いて多元スパッタを行い、この多元スパッタにおいて
上記高濃度ターゲットおよび上記低濃度ターゲットのス
パッタパワー比を調整することによって堆積膜の上記成
分濃度を上記所定濃度に維持するように構成する。
成る化合物または混合物の薄膜の形成方法に関し、 複合ターゲットの使用可能期間を大幅に延長できる、ス
パッタ法による多元組成物薄膜の形成方法を提供するこ
とを目的とし、 多元組成物の薄膜をスパッタ法で形成する方法において
、スパッタレートの大きい上記組成物の成分を上記組成
物中での所定濃度よりも高い濃度で組み込んだ少なくと
も1つの複合高濃度ターゲ7)と上記成分を上記所定濃
度よりも低い濃度で組み込んだ少なくとも1つの複合低
濃度ターゲットとを含む少なくとも2つのターゲットを
用いて多元スパッタを行い、この多元スパッタにおいて
上記高濃度ターゲットおよび上記低濃度ターゲットのス
パッタパワー比を調整することによって堆積膜の上記成
分濃度を上記所定濃度に維持するように構成する。
〔産業上の利用分野]
本発明は、多元組成物薄膜、特に金属と絶縁物質とから
成る化合物または混合物の薄膜の形成方法に関する。
成る化合物または混合物の薄膜の形成方法に関する。
(従来の技術〕
化合物および/または混合物から成る多元組成物の薄膜
をスパッタ法で形成することが広く行われている。その
場合、−船釣には複合ターゲットを用いて反応スパッタ
を行うか、または2元スパッタ等の多元スパッタを行う
。
をスパッタ法で形成することが広く行われている。その
場合、−船釣には複合ターゲットを用いて反応スパッタ
を行うか、または2元スパッタ等の多元スパッタを行う
。
このような方法で形成される多元組成物薄膜として、光
磁気ディスク用保護膜のTb 5iOzやサーマルヘ
ッド材料のTa SiO□のような、金属と絶縁物質
とから成る薄膜が最近開発されている。このような金属
−絶縁物質系薄膜は、複合ターゲットや化合物粉末焼結
ターゲットを用いたスパッタ法で形成されており、ター
ゲットの作製が比較的容易なことから、特に複合ターゲ
ットが用いられることが多い。
磁気ディスク用保護膜のTb 5iOzやサーマルヘ
ッド材料のTa SiO□のような、金属と絶縁物質
とから成る薄膜が最近開発されている。このような金属
−絶縁物質系薄膜は、複合ターゲットや化合物粉末焼結
ターゲットを用いたスパッタ法で形成されており、ター
ゲットの作製が比較的容易なことから、特に複合ターゲ
ットが用いられることが多い。
しかし、複合ターゲットの一方の構成部材である金属成
分は、他方の構成部材である絶縁物質に(らべてスパッ
タレートが著しく大きいためにより早期に消耗し、薄膜
量産中に短期間で堆積膜中の金属成分濃度が低下する経
時変化が避けられない。その結果、堆積膜の所定組成を
維持するためにターゲット交換のための生産中断が頻繁
に必要である等、生産性の向上およびターゲットコスト
の低減にとって大きな障害となっていた。
分は、他方の構成部材である絶縁物質に(らべてスパッ
タレートが著しく大きいためにより早期に消耗し、薄膜
量産中に短期間で堆積膜中の金属成分濃度が低下する経
時変化が避けられない。その結果、堆積膜の所定組成を
維持するためにターゲット交換のための生産中断が頻繁
に必要である等、生産性の向上およびターゲットコスト
の低減にとって大きな障害となっていた。
本発明は、上記の問題点を解消するために、複合ターゲ
ットの使用可能期間を大幅に延長できる、スパッタ法に
よる多元組成物薄膜の形成方法を提供することを目的と
する。
ットの使用可能期間を大幅に延長できる、スパッタ法に
よる多元組成物薄膜の形成方法を提供することを目的と
する。
〔課題を解決するための手段)
上記の目的は、本発明によれば、多元組成物の薄膜をス
パッタ法で形成する方法において、スパッタレートの大
きい上記組成物の成分を上記組成物中での所定濃度より
も高い濃度で組み込んだ少なくとも1つの複合高濃度タ
ーゲットと上記成分を上記所定濃度よりも低い濃度で組
み込んだ少なくとも1つの複合低濃度ターゲットとを含
む少なくとも2つのターゲットを用いて多元スパッタを
行い、この多元スパッタにおいて上記高濃度ターゲット
および上記低濃度ターゲットのスパッタパワー比°を調
整することによって堆積膜の上記成分濃度を上記所定濃
度に維持することを特徴とする多元組成物薄膜の形成方
法によって達成される。
パッタ法で形成する方法において、スパッタレートの大
きい上記組成物の成分を上記組成物中での所定濃度より
も高い濃度で組み込んだ少なくとも1つの複合高濃度タ
ーゲットと上記成分を上記所定濃度よりも低い濃度で組
み込んだ少なくとも1つの複合低濃度ターゲットとを含
む少なくとも2つのターゲットを用いて多元スパッタを
行い、この多元スパッタにおいて上記高濃度ターゲット
および上記低濃度ターゲットのスパッタパワー比°を調
整することによって堆積膜の上記成分濃度を上記所定濃
度に維持することを特徴とする多元組成物薄膜の形成方
法によって達成される。
本発明の方法は、製膜期間中に、高濃度ターゲットおよ
び低濃度ターゲットのスパッタパワー比を調整すること
によって、複合ターゲットの使用可能期間すなわちター
ゲット交換インタバルを実質的に少なくとも高潮ターゲ
ットの使用可能期間にまで延長することができる。
び低濃度ターゲットのスパッタパワー比を調整すること
によって、複合ターゲットの使用可能期間すなわちター
ゲット交換インタバルを実質的に少なくとも高潮ターゲ
ットの使用可能期間にまで延長することができる。
以下に、添付図面を参照し、実施例によって本発明を更
に詳細に説明する。
に詳細に説明する。
〔実施例]
複合ターゲットとして、φ6インチ5iOzターゲット
にTbチップ埋め込んだものを用いた。Tbの濃度はT
bチップの数で制御し、目標濃度45%(at%、以下
同様)を挟んで高濃度(60%)と低濃度(30%)の
ものを各々1つ(合計2つ)用意した。膜のTbの濃度
はこの2つのターゲットを用い、2元スパッタでそれぞ
れの投入パワーで制御した。第1図に2つのターゲット
を別々にスパッタした場合のスパッタ積算時間に対する
堆積膜のTb濃度の変化を実線(C1:高濃度ターゲッ
ト、C2:低濃度ターゲット)で示す。また、比較例と
して、ターゲット−つで製膜した場合の目標Tb1度(
45±2%、図中Rの範囲)近傍でのTb濃度の変化(
スパッタパワー1.5kW)も破線Pで示した。ターゲ
ット−って製膜した場合、目標濃度範囲内に収まるスパ
ッタ積算時間は約50時間であった(図中■)。
にTbチップ埋め込んだものを用いた。Tbの濃度はT
bチップの数で制御し、目標濃度45%(at%、以下
同様)を挟んで高濃度(60%)と低濃度(30%)の
ものを各々1つ(合計2つ)用意した。膜のTbの濃度
はこの2つのターゲットを用い、2元スパッタでそれぞ
れの投入パワーで制御した。第1図に2つのターゲット
を別々にスパッタした場合のスパッタ積算時間に対する
堆積膜のTb濃度の変化を実線(C1:高濃度ターゲッ
ト、C2:低濃度ターゲット)で示す。また、比較例と
して、ターゲット−つで製膜した場合の目標Tb1度(
45±2%、図中Rの範囲)近傍でのTb濃度の変化(
スパッタパワー1.5kW)も破線Pで示した。ターゲ
ット−って製膜した場合、目標濃度範囲内に収まるスパ
ッタ積算時間は約50時間であった(図中■)。
2元スパッタにおいて、目標Tb濃度へのパワー制御は
次のように行った。
次のように行った。
2元スパッタでのTb濃度は次の式で表せる。
C1,C2は高濃度ターゲット1と低濃度ターゲット2
で製膜した場合の堆積膜のTb濃度を表し、Sl、S2
はそれぞれのスパッタレートである。
で製膜した場合の堆積膜のTb濃度を表し、Sl、S2
はそれぞれのスパッタレートである。
実際には、目標Tb濃度は45%であり、初期の高濃度
のTb1度は60%、低濃度のTb1度は30%である
から上式から Sl/52=1 となるようにそれぞれのスパッタパワーを決めた(P
1=P2=1.5kW、) 、次に40時間後にそれぞ
れの濃度を測定し、次式によりスパッタパワーを決めた
。
のTb1度は60%、低濃度のTb1度は30%である
から上式から Sl/52=1 となるようにそれぞれのスパッタパワーを決めた(P
1=P2=1.5kW、) 、次に40時間後にそれぞ
れの濃度を測定し、次式によりスパッタパワーを決めた
。
S 1/52=17/12
スパッタパワーは、P1=1.7K14 P2=1.
2kWとした。
2kWとした。
以下同様にして濃度コントロールを行った。
この方法によれば、スパッタ積算時間にして200時間
(図中■)まではTb目標濃度範囲を維持することがで
きる。したがって、従来のターゲット−つを用いた場合
に比較してスパッタ積算時間は4倍になる。
(図中■)まではTb目標濃度範囲を維持することがで
きる。したがって、従来のターゲット−つを用いた場合
に比較してスパッタ積算時間は4倍になる。
本実施例においては、高濃度ターゲットおよび低濃度タ
ーゲットを各々1つ用いて2元スパッタを行ったが、い
ずれか1方または各々に濃度の異なる複数の複合ターゲ
ットを用いて製膜速度を高めることもできる。
ーゲットを各々1つ用いて2元スパッタを行ったが、い
ずれか1方または各々に濃度の異なる複数の複合ターゲ
ットを用いて製膜速度を高めることもできる。
〔発明の効果]
本発明の方法は、複合ターゲットの実質的な使用可能期
間を大幅に延長することができるので、生産性の向上お
よびターゲットコストの低減に多大な寄与をなす。
間を大幅に延長することができるので、生産性の向上お
よびターゲットコストの低減に多大な寄与をなす。
第1図は、スパッタ積算時間に対する堆積膜のTbfi
度の変化を示すグラフである。
度の変化を示すグラフである。
Claims (1)
- 1、多元組成物の薄膜をスパッタ法で形成する方法にお
いて、スパッタレートの大きい上記組成物の成分を上記
組成物中での所定濃度よりも高い濃度で組み込んだ少な
くとも1つの複合高濃度ターゲットと上記成分を上記所
定濃度よりも低い濃度で組み込んだ少なくとも1つの複
合低濃度ターゲットとを含む少なくとも2つのターゲッ
トを用いて多元スパッタを行い、この多元スパッタにお
いて上記高濃度ターゲットおよび上記低濃度ターゲット
のスパッタパワー比を調整することによって堆積膜の上
記成分濃度を上記所定濃度に維持することを特徴とする
多元組成物薄膜の形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23270388A JPH0285361A (ja) | 1988-09-19 | 1988-09-19 | 多元組成物薄膜の形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23270388A JPH0285361A (ja) | 1988-09-19 | 1988-09-19 | 多元組成物薄膜の形成方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0285361A true JPH0285361A (ja) | 1990-03-26 |
Family
ID=16943452
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23270388A Pending JPH0285361A (ja) | 1988-09-19 | 1988-09-19 | 多元組成物薄膜の形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0285361A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008185597A (ja) * | 2008-04-28 | 2008-08-14 | Hitachi High-Technologies Corp | 自動分析装置 |
US9505005B2 (en) | 2012-07-31 | 2016-11-29 | Sysmex Corporation | Tube sorter, sample processing system, and sample transporting method |
-
1988
- 1988-09-19 JP JP23270388A patent/JPH0285361A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008185597A (ja) * | 2008-04-28 | 2008-08-14 | Hitachi High-Technologies Corp | 自動分析装置 |
US9505005B2 (en) | 2012-07-31 | 2016-11-29 | Sysmex Corporation | Tube sorter, sample processing system, and sample transporting method |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1235948B1 (en) | Sputtering target and methods of making same | |
JPH02304815A (ja) | 焼結体の製造方法 | |
JPS60228637A (ja) | 磁気記録媒体用Co基合金 | |
JPH0285361A (ja) | 多元組成物薄膜の形成方法 | |
JPS60220914A (ja) | 磁性薄膜 | |
EP1380670A1 (en) | Zns-sio2 sputtering target and optical recording medium having zns-sio2 protective film for phase change type optical disk formed by using said target | |
EP0178634B1 (en) | Amorphous soft magnetic thin film | |
EP0192161B1 (en) | Amorphous soft magnetic thin film | |
EP1394284A1 (en) | Sputtering target for forming phase change optical disc protective film and optical recording medium having phase change optical disc protective film formed using that target | |
JPS6292306A (ja) | 磁性薄膜 | |
JPS5916947A (ja) | 鉄心用非晶質合金薄帯の製造方法 | |
JPH0744107B2 (ja) | 軟磁性薄膜 | |
JP2543056B2 (ja) | 光学情報記録部材の製造方法 | |
JPH01104766A (ja) | 光記録媒体用スパツタリングターゲット | |
JPS63100149A (ja) | 蒸着用Fe−Co基合金 | |
JPH04114929A (ja) | 溶着用ガラス組成物 | |
JPS60218821A (ja) | Fe−Al−Si系合金薄膜の製造方法 | |
JPH0499171A (ja) | 光メディア用スパッタリングターゲット溶製材 | |
JPS57180110A (en) | Manufacture of magnetic recording medium | |
JPS6247475A (ja) | 合金タ−ゲツトの製造方法 | |
JPS6119763A (ja) | 高透磁率合金薄帯 | |
JPH0417670A (ja) | 光メディア用スパッタリングターゲット溶製材 | |
CZ288216B6 (en) | Process for producing corundum alloyed with chromic oxide | |
JPS62104107A (ja) | 結晶質軟磁性薄膜 | |
JPS5867866A (ja) | 金属タ−ゲツトの製造方法 |