JPH0285057A - 鉄道車両の運行制御方式 - Google Patents
鉄道車両の運行制御方式Info
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- JPH0285057A JPH0285057A JP63235020A JP23502088A JPH0285057A JP H0285057 A JPH0285057 A JP H0285057A JP 63235020 A JP63235020 A JP 63235020A JP 23502088 A JP23502088 A JP 23502088A JP H0285057 A JPH0285057 A JP H0285057A
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- train
- time
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- deceleration
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- 230000001133 acceleration Effects 0.000 claims abstract description 9
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 21
- 230000001172 regenerating effect Effects 0.000 claims description 12
- 238000013459 approach Methods 0.000 claims description 2
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 abstract description 5
- 230000008929 regeneration Effects 0.000 description 11
- 238000011069 regeneration method Methods 0.000 description 11
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 2
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- 230000005611 electricity Effects 0.000 description 1
- 238000004134 energy conservation Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Train Traffic Observation, Control, And Security (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、同一の車線上を続いて走行する2列車間で力
行と回生のエネルギーを受授するように制御する鉄道車
両の運行制御方式に係り、特に、省エネルギー運行と高
密度運行とを同時に実現することを図った鉄道車両の運
行制御方式に関するものである。
行と回生のエネルギーを受授するように制御する鉄道車
両の運行制御方式に係り、特に、省エネルギー運行と高
密度運行とを同時に実現することを図った鉄道車両の運
行制御方式に関するものである。
特開昭56−2259号公報には、第1の方向、例えば
上り方向、に走行してくる列車の回生電力を第2の方向
つまり下り方向に走行すべき列車の加速に使用するよう
にして、路線全体の消費電力を平準化する技術が記載さ
れている。
上り方向、に走行してくる列車の回生電力を第2の方向
つまり下り方向に走行すべき列車の加速に使用するよう
にして、路線全体の消費電力を平準化する技術が記載さ
れている。
従来の運行制御は、特に地下鉄の場合、各駅での出発や
停止が同時出発、同時停止のモードで制御されることが
多く、同時に力行、同時に回生となるので、力行時は大
きなピーク電力を要し、回生時は回生電力が有効に消費
されず、したがって回生されるエネルギーも少なかった
。ピーク電力が大きいことは、電力会社から電力を購入
する際の電気代が高くなり、必要な設備も通常の供給電
力以上に備えねばならず、経済的でないという問題点が
あった。また1回生発電によりエネルギーを架線に帰し
、他の消費にまわせば省エネルギーに貢献するが5回生
電力が発生するとき、消費する負荷(力行車)が存在し
なければ回生発電は不可能である。以上の問題点は、複
数の列車が同時出発、同時到着となるために生じている
。
停止が同時出発、同時停止のモードで制御されることが
多く、同時に力行、同時に回生となるので、力行時は大
きなピーク電力を要し、回生時は回生電力が有効に消費
されず、したがって回生されるエネルギーも少なかった
。ピーク電力が大きいことは、電力会社から電力を購入
する際の電気代が高くなり、必要な設備も通常の供給電
力以上に備えねばならず、経済的でないという問題点が
あった。また1回生発電によりエネルギーを架線に帰し
、他の消費にまわせば省エネルギーに貢献するが5回生
電力が発生するとき、消費する負荷(力行車)が存在し
なければ回生発電は不可能である。以上の問題点は、複
数の列車が同時出発、同時到着となるために生じている
。
本発明の目的は、上記した課題を解決し、同一の車線上
を走行する2列車について、先行列車の起動加速の時刻
と、後続列車の停止減速の開始時刻とを一致させること
で、省エネルギーを実現し。
を走行する2列車について、先行列車の起動加速の時刻
と、後続列車の停止減速の開始時刻とを一致させること
で、省エネルギーを実現し。
同時に高密度運行をも実現することのできる鉄道車両運
行制御方式を提供することにある。
行制御方式を提供することにある。
上記目的は、同一の車線上を走行する先行列車と後続列
車との間で力行と回生のエネルギーを受授するように制
御する鉄道車両の運行制御方式において、(イ)あるX
駅の前停止駅Wでの先行列車Aと後続列車Bの出発時刻
に、X駅での先行列車Aの停車時間tsと後続列車Bの
減速所要時間tβとの和ts+tβに等しい時間間隔を
与えて。
車との間で力行と回生のエネルギーを受授するように制
御する鉄道車両の運行制御方式において、(イ)あるX
駅の前停止駅Wでの先行列車Aと後続列車Bの出発時刻
に、X駅での先行列車Aの停車時間tsと後続列車Bの
減速所要時間tβとの和ts+tβに等しい時間間隔を
与えて。
X駅から出発する先行列車Aの起動加速時刻と後続列車
BのX駅への進入時の減速開始時刻とを一致させること
により、あるいは、(ロ)X駅の前停止駅Wでの先行列
車Aと後続列車B′の出発時刻に、X駅での先行列車A
の停車時間tsと後続列車B′の減速所要時間tβと先
行列車AがX駅を出発してからX駅の次停止駅Yを出発
するまでの時間txyとの和ts+tβ+txyに等し
て時間間隔を与えて、Y駅から出発する先行列車Aの起
動加速時刻と後続列車B′のX駅への進入時の減速開始
時刻とを一致させることにより達成される。
BのX駅への進入時の減速開始時刻とを一致させること
により、あるいは、(ロ)X駅の前停止駅Wでの先行列
車Aと後続列車B′の出発時刻に、X駅での先行列車A
の停車時間tsと後続列車B′の減速所要時間tβと先
行列車AがX駅を出発してからX駅の次停止駅Yを出発
するまでの時間txyとの和ts+tβ+txyに等し
て時間間隔を与えて、Y駅から出発する先行列車Aの起
動加速時刻と後続列車B′のX駅への進入時の減速開始
時刻とを一致させることにより達成される。
本発明の(イ)の方式における先行列車Aと後続列車B
との間の速度対時間の関係図を第1図に、距離対時間の
関係図を第2図に、また(口)の方式における先行列車
Aと後続列車B′との間の距離対時間の関係図を第2図
内に同時に示した。第1図において、あるX駅に定常速
度Vで進入してきた先行列車Aは、時刻toで減速開始
し、減速所要時間tβ後の時刻t1で停止し、停車時間
ts後の時刻t2に起動加速し、時間tα後の時刻t3
に定常速度Vに達して次停止駅に向って走行する。同じ
く後続列車Bは、X駅に進入してきて時刻t2で減速開
始し、減速所要時間tβの時刻t3でX駅に停止する。
との間の速度対時間の関係図を第1図に、距離対時間の
関係図を第2図に、また(口)の方式における先行列車
Aと後続列車B′との間の距離対時間の関係図を第2図
内に同時に示した。第1図において、あるX駅に定常速
度Vで進入してきた先行列車Aは、時刻toで減速開始
し、減速所要時間tβ後の時刻t1で停止し、停車時間
ts後の時刻t2に起動加速し、時間tα後の時刻t3
に定常速度Vに達して次停止駅に向って走行する。同じ
く後続列車Bは、X駅に進入してきて時刻t2で減速開
始し、減速所要時間tβの時刻t3でX駅に停止する。
そして、(イ)に述べた制御方式において、X駅の前停
止駅WでのA、 B各列車の出発時刻にts+tβの時
間間隔を与えたことは、駅間のA、B各列車の走行時間
を同じとすると、A、82台の列車間の時間ヘッドウェ
イ(つまり、2台の列車が、例えばA列車の先端と8列
車の先端が、ある地点を通過する時間差)Hωlをts
+tβとしたことであるから、XMにおいて、先行列車
Aが減速開始する時刻toと後続列車Bが減速開始する
時刻t2どの時間間隔はHω工になり、また、先行列車
Aの停止時刻tlと後続列車Bの停止時刻t8との間の
時間間隔もHωlに等しくなる。したがって、先行列車
Aと後続列車Bの時間に対する制御状況は第1図に示す
ようになり、先行列車Aが起動加速する時刻t2に後続
列車Bが減速開始することになり、先行列車Aが起動エ
ネルギーを消費する時間帯と後続列車Bが回生エネルギ
ーを発生する時間帯とが一致して、前停止駅での出発時
刻に、先行列車と後続列車との間に、ある一定の時間間
隔を与えるという簡易な運行制御によって、同一路線を
相続いて走行する2台の列車の間で力行と回生のエネル
ギーを受授させることが可能となる。
止駅WでのA、 B各列車の出発時刻にts+tβの時
間間隔を与えたことは、駅間のA、B各列車の走行時間
を同じとすると、A、82台の列車間の時間ヘッドウェ
イ(つまり、2台の列車が、例えばA列車の先端と8列
車の先端が、ある地点を通過する時間差)Hωlをts
+tβとしたことであるから、XMにおいて、先行列車
Aが減速開始する時刻toと後続列車Bが減速開始する
時刻t2どの時間間隔はHω工になり、また、先行列車
Aの停止時刻tlと後続列車Bの停止時刻t8との間の
時間間隔もHωlに等しくなる。したがって、先行列車
Aと後続列車Bの時間に対する制御状況は第1図に示す
ようになり、先行列車Aが起動加速する時刻t2に後続
列車Bが減速開始することになり、先行列車Aが起動エ
ネルギーを消費する時間帯と後続列車Bが回生エネルギ
ーを発生する時間帯とが一致して、前停止駅での出発時
刻に、先行列車と後続列車との間に、ある一定の時間間
隔を与えるという簡易な運行制御によって、同一路線を
相続いて走行する2台の列車の間で力行と回生のエネル
ギーを受授させることが可能となる。
第2図は、先行列車と後続列車の時間に対する制御状況
を、距離を縦軸にして、X駅を中心に表したもので、先
行列車Aを実線で、後続列車Bを破線で示しである。こ
の表示においても、前停止駅W駅を出発し、X駅に進入
した先行列車Aが減速開始する時刻t。と、Wgを時間
ヘッドウェイHω工だけ遅れて出発した後続列車BがX
駅へ進入してきて減速開始する時刻t2との間の時間間
隔は時間ヘッドウェイHωlとなり、このHωlをts
+tβとすることにより、停車時間ts後の時刻t2に
X駅を出発する先行列車Aの加速時間帯と、後続列車B
の減速時間帯とが一致することになる。なお、第1図及
び第2図では、tα=tβとしているが1通常tαとt
βとは完全には等しくはないが、このことは本質には関
係しない。
を、距離を縦軸にして、X駅を中心に表したもので、先
行列車Aを実線で、後続列車Bを破線で示しである。こ
の表示においても、前停止駅W駅を出発し、X駅に進入
した先行列車Aが減速開始する時刻t。と、Wgを時間
ヘッドウェイHω工だけ遅れて出発した後続列車BがX
駅へ進入してきて減速開始する時刻t2との間の時間間
隔は時間ヘッドウェイHωlとなり、このHωlをts
+tβとすることにより、停車時間ts後の時刻t2に
X駅を出発する先行列車Aの加速時間帯と、後続列車B
の減速時間帯とが一致することになる。なお、第1図及
び第2図では、tα=tβとしているが1通常tαとt
βとは完全には等しくはないが、このことは本質には関
係しない。
時間ヘッドウェイHωz=ts+tβのうちのtsとし
て、先行列車Aの停車時間より短かい時間を用いること
は、先行列車Aが出発しない前にすでに、後続列車Bが
減速所要距離だけ離れた地点に進入していることを意味
し、これは、出発した先行列車がもし即時停止したとす
ると、後続列車Bが先行列車Aに追突することが、最悪
の場合、生ずる。したがって、時間ヘッドウェイHωz
=ts+tβのtsとして、先行列車Aの駅での停車時
間を用いることは、先行列車Aが即時停止しても、後続
列車Bが先行列車Aに追突することなく停止できる最短
の安全距離を確保した場合に相当しており、このような
時間間隔を採用することにより。
て、先行列車Aの停車時間より短かい時間を用いること
は、先行列車Aが出発しない前にすでに、後続列車Bが
減速所要距離だけ離れた地点に進入していることを意味
し、これは、出発した先行列車がもし即時停止したとす
ると、後続列車Bが先行列車Aに追突することが、最悪
の場合、生ずる。したがって、時間ヘッドウェイHωz
=ts+tβのtsとして、先行列車Aの駅での停車時
間を用いることは、先行列車Aが即時停止しても、後続
列車Bが先行列車Aに追突することなく停止できる最短
の安全距離を確保した場合に相当しており、このような
時間間隔を採用することにより。
相続いて走行する2台の列車における。力行と回生の同
時発生による省エネルギーと、最短時間間隔での列車運
行との両者を実現できる。
時発生による省エネルギーと、最短時間間隔での列車運
行との両者を実現できる。
本発明の実施例を第1図、第2図、第3図により説明す
る。第3図は本発明方式を実現する一実施例構成図であ
る。第3図において、1は中央指令装置で、各駅での停
車時間tst〜tsnp減速所要時間tβz”tβ。2
列車出発時刻(ダイヤ)が記憶されており、また時刻を
示す時計を備えている。先行列車A及び後続列車Bのそ
れぞれに対応する地上送受信器2A、2Bが地上側に設
置されている。車上側には、地上送受信器2A、2Bと
それぞれアンテナを介して信号を送受信する車上送受信
器3A、3Bが搭載される。また、車上側には、減速制
御だけを行うATC(自動列車制御)装置にさらに加速
制御も加えた列車操縦全搬の自動制御が可能なATO装
置4A、4Bが搭載されてる。中央指令装置1は、X駅
の前停止駅であるW駅において、時計とダイヤにより、
まず先行列車Aに出発指令を出す。次いで、先行列車A
の出発よりts+tβ時間後に時間列車Bを発車させる
。
る。第3図は本発明方式を実現する一実施例構成図であ
る。第3図において、1は中央指令装置で、各駅での停
車時間tst〜tsnp減速所要時間tβz”tβ。2
列車出発時刻(ダイヤ)が記憶されており、また時刻を
示す時計を備えている。先行列車A及び後続列車Bのそ
れぞれに対応する地上送受信器2A、2Bが地上側に設
置されている。車上側には、地上送受信器2A、2Bと
それぞれアンテナを介して信号を送受信する車上送受信
器3A、3Bが搭載される。また、車上側には、減速制
御だけを行うATC(自動列車制御)装置にさらに加速
制御も加えた列車操縦全搬の自動制御が可能なATO装
置4A、4Bが搭載されてる。中央指令装置1は、X駅
の前停止駅であるW駅において、時計とダイヤにより、
まず先行列車Aに出発指令を出す。次いで、先行列車A
の出発よりts+tβ時間後に時間列車Bを発車させる
。
前停止駅W駅での出発時刻に、先行列車Aと後続列車B
との間に、ts+tβの時間間隔を与えることは、駅間
の走行時間が一定とすると、2台の列車間の時間ヘッド
ウェイHω1をts+tβとしたことであり、第1図の
速度対時間曲線及び第2図の距離対時間曲線に示すよう
に、X駅において、先行列車Aが減速開始する時刻to
と、後続列車Bが減速開始する時刻t2との間の時間間
隔がts+tβとなり、したがって、この時刻t2が、
先行列車AのXNRでの出発時刻、つまり起動加速の時
間となり、後続列車Bの回生時間帯と先行列車Aの力行
時間帯とが一致することになる。
との間に、ts+tβの時間間隔を与えることは、駅間
の走行時間が一定とすると、2台の列車間の時間ヘッド
ウェイHω1をts+tβとしたことであり、第1図の
速度対時間曲線及び第2図の距離対時間曲線に示すよう
に、X駅において、先行列車Aが減速開始する時刻to
と、後続列車Bが減速開始する時刻t2との間の時間間
隔がts+tβとなり、したがって、この時刻t2が、
先行列車AのXNRでの出発時刻、つまり起動加速の時
間となり、後続列車Bの回生時間帯と先行列車Aの力行
時間帯とが一致することになる。
ts+tβのうち、tβは、減速所要時間で、後続列車
と先行列車との間で回生と力行のエネルギーを相互に授
受するためには不可欠の時間間隔である。これに対して
、tsは、実施例では先行列車AのX駅での停車時間と
したが、一般的には設定可変の時間間隔である。しかし
、このtsを停車時間より短かい時間間隔に設定すると
、先行列車が即時停止したとき、最悪の場合、後続列車
が先行列車に追突する事故が生ずる。したがって、先行
列車Aと後続列車Bの出発時刻に、ts+tβの時間間
隔を与えることは、先行列車が即時停止しても後続列車
がこれに追突しない条件にて後続列車を可能な限り先行
列車に接近させて運行させることであり、これが1時間
ヘッドウェイを最短にすると同時に力行と回生の時間帯
を一致させることを実現している。即ち、本実施例の方
式によれば、2台の列車間の時間間隔を最短にすること
と、力行と回生の時間帯を一致させることとが同意義と
なる。これにより、列車運行密度を高くすることと1回
生エネルギーの利用向上と同時に実現することができ、
地下鉄のような、朝夕のラッシュ時間帯の、最も電力エ
ネルギーを消費する時に採用するのに最適な制御方式で
ある。
と先行列車との間で回生と力行のエネルギーを相互に授
受するためには不可欠の時間間隔である。これに対して
、tsは、実施例では先行列車AのX駅での停車時間と
したが、一般的には設定可変の時間間隔である。しかし
、このtsを停車時間より短かい時間間隔に設定すると
、先行列車が即時停止したとき、最悪の場合、後続列車
が先行列車に追突する事故が生ずる。したがって、先行
列車Aと後続列車Bの出発時刻に、ts+tβの時間間
隔を与えることは、先行列車が即時停止しても後続列車
がこれに追突しない条件にて後続列車を可能な限り先行
列車に接近させて運行させることであり、これが1時間
ヘッドウェイを最短にすると同時に力行と回生の時間帯
を一致させることを実現している。即ち、本実施例の方
式によれば、2台の列車間の時間間隔を最短にすること
と、力行と回生の時間帯を一致させることとが同意義と
なる。これにより、列車運行密度を高くすることと1回
生エネルギーの利用向上と同時に実現することができ、
地下鉄のような、朝夕のラッシュ時間帯の、最も電力エ
ネルギーを消費する時に採用するのに最適な制御方式で
ある。
上記実施例は、あるX駅において、先行列車Aの力行と
、後続列車Bの回生を同時に発生させる例であるが、(
ロ)の方式として前述したように、X駅での後続列車の
回生発生の時間帯と、xgの次停止駅であるY駅での先
行列車の力行時間帯を一致させる方式とすることもでき
る。この場合の時間に対する制御状況を、第2図の先行
列車Aを実線曲線で、これに対する後続列車B′を一点
鎖線で示す。この(ロ)の方式では、前停止駅W駅での
先行列車Aと後続列車B′の出発時刻に、I]ω2=H
ω1+t、xvだけの時間間隔を与える。ここで、HO
2は前述のts+tβであり、txyは、先行列車Aの
X駅での出発時刻t2と、次停止駅であるY駅での出発
時刻taとの間の時間間隔である。これは、先行列車A
と後続列車Bとの間の時間ヘッドウェイをHO2とした
ことであり、したがって、X駅での、先行列車Aの減速
開始時刻t oと、後続列車B′の減速開始時刻との間
の時間間隔を、Hωz=Hω1+txyとしたことであ
る。
、後続列車Bの回生を同時に発生させる例であるが、(
ロ)の方式として前述したように、X駅での後続列車の
回生発生の時間帯と、xgの次停止駅であるY駅での先
行列車の力行時間帯を一致させる方式とすることもでき
る。この場合の時間に対する制御状況を、第2図の先行
列車Aを実線曲線で、これに対する後続列車B′を一点
鎖線で示す。この(ロ)の方式では、前停止駅W駅での
先行列車Aと後続列車B′の出発時刻に、I]ω2=H
ω1+t、xvだけの時間間隔を与える。ここで、HO
2は前述のts+tβであり、txyは、先行列車Aの
X駅での出発時刻t2と、次停止駅であるY駅での出発
時刻taとの間の時間間隔である。これは、先行列車A
と後続列車Bとの間の時間ヘッドウェイをHO2とした
ことであり、したがって、X駅での、先行列車Aの減速
開始時刻t oと、後続列車B′の減速開始時刻との間
の時間間隔を、Hωz=Hω1+txyとしたことであ
る。
このうちのHωlはts+tβで1時刻toと時刻t2
(=先行列車AのX駅出発時刻)との間の時間間隔であ
るから、後続列車B′のX駅での減速開始時刻は、先行
列車AのY駅での出発時刻t!1と一致し、したがって
、後続列車B′のX駅での回生発生の時間帯と、先行列
車AのY駅での力行時間帯とが一致することになる。即
ち、(ロ)の方式によっても、力行と回生の時間帯を一
致させ、回生エネルギーの利用向上が可能となる。しか
し、(ロ)の方式により場合は、列車運行密度は(イ)
の方式に比べて低くなり、ラッシュ時間帯以外の。
(=先行列車AのX駅出発時刻)との間の時間間隔であ
るから、後続列車B′のX駅での減速開始時刻は、先行
列車AのY駅での出発時刻t!1と一致し、したがって
、後続列車B′のX駅での回生発生の時間帯と、先行列
車AのY駅での力行時間帯とが一致することになる。即
ち、(ロ)の方式によっても、力行と回生の時間帯を一
致させ、回生エネルギーの利用向上が可能となる。しか
し、(ロ)の方式により場合は、列車運行密度は(イ)
の方式に比べて低くなり、ラッシュ時間帯以外の。
閑散時間帯に採用するのに適した制御方式である。
本発明によれば、請求項1に記載した(イ)の方式、請
求項2に記載した(口)の方式のいずれによっても、前
停止駅での出発時刻に、先行列車と後続列車との間でそ
れぞれ所定の時間間隔を与えるだけの非常に簡易な制御
方式で、回生エネルギーと力行エネルギーの相互授受を
実現可能としているもので、また、同一車線を走行する
2台の列車間でエネルギーを授受する方式であることか
ら、列車間の架線インピーダンスも少なく、電圧低下も
小であり、回生電力も大である効果がある。
求項2に記載した(口)の方式のいずれによっても、前
停止駅での出発時刻に、先行列車と後続列車との間でそ
れぞれ所定の時間間隔を与えるだけの非常に簡易な制御
方式で、回生エネルギーと力行エネルギーの相互授受を
実現可能としているもので、また、同一車線を走行する
2台の列車間でエネルギーを授受する方式であることか
ら、列車間の架線インピーダンスも少なく、電圧低下も
小であり、回生電力も大である効果がある。
また、ラッシュ時間帯に採用して最適の(イ)の方式と
、閑散時rIrI帯に用いるのに適するC口)の方式と
の、相互移行も極めて容易である利点がある。特に、(
イ)の方式によれば、上記した効果に加えて、列車運行
密度を高くすることが、そのまま、回生エネルギーの利
用率の向上につながる制御方式であり、朝夕のラッシュ
時間帯のような、最も電力エネルギーを消費する時間帯
に採用して大きな効果を発揮させることができる。
、閑散時rIrI帯に用いるのに適するC口)の方式と
の、相互移行も極めて容易である利点がある。特に、(
イ)の方式によれば、上記した効果に加えて、列車運行
密度を高くすることが、そのまま、回生エネルギーの利
用率の向上につながる制御方式であり、朝夕のラッシュ
時間帯のような、最も電力エネルギーを消費する時間帯
に採用して大きな効果を発揮させることができる。
第1図、第2図はそれぞれ本発明方式における時間に対
する列車制御状況を説明する図、第3図は本発明方式を
実現する一実施例構成図である。 1・・・中央指令装置、2A、2B・・・地上送受信器
。 3A、3B・・・車上送受信器、4A、4B・・・AT
OlA・・・先行列車、B、B’・・・後続列車。
する列車制御状況を説明する図、第3図は本発明方式を
実現する一実施例構成図である。 1・・・中央指令装置、2A、2B・・・地上送受信器
。 3A、3B・・・車上送受信器、4A、4B・・・AT
OlA・・・先行列車、B、B’・・・後続列車。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、同一の車線上を走行する先行列車と後続列車との間
で力行と回生のエネルギーを受授するように制御する鉄
道車両の運行制御方式において、あるX駅の前停止駅W
での出発時刻に、X駅での先行列車の停車時間tsと後
続列車の減速所要時間をβとの和に等しい時間間隔を与
えることで、X駅から出発する先行列車の起動加速時刻
と後続列車のX駅への進入時の減速開始時刻とを一致さ
せることを特徴とする鉄道車両の運行制御方式。 2、同一の車線上を走行する先行列車と後続列車との間
で力行と回生のエネルギーを受授するように制御する鉄
道車両の運行制御方式において、あるX駅の前停止駅W
での出発時刻に、X駅での先行列車の停車時間tsと後
続列車の減速所要時間をβと先行列車がX駅を出発して
からX駅の次停止駅Yを出発するまでの時間t_X_Y
との和に等しい時間間隔を与えることで、Y駅から出発
する先行列車の起動加速時刻と後続列車のX駅への進入
時の減速開始時刻とを一致させることを特徴とする鉄道
車両の運行制御方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63235020A JPH0285057A (ja) | 1988-09-21 | 1988-09-21 | 鉄道車両の運行制御方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63235020A JPH0285057A (ja) | 1988-09-21 | 1988-09-21 | 鉄道車両の運行制御方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0285057A true JPH0285057A (ja) | 1990-03-26 |
Family
ID=16979887
Family Applications (1)
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JP63235020A Pending JPH0285057A (ja) | 1988-09-21 | 1988-09-21 | 鉄道車両の運行制御方式 |
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JP (1) | JPH0285057A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005335505A (ja) * | 2004-05-26 | 2005-12-08 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 車両運行方法、中央運行管理装置、分散運行管理装置、及び新交通システム |
WO2011024928A1 (ja) * | 2009-08-24 | 2011-03-03 | Kawanishi Eiji | 圧力負荷装置を有する天秤使用の重力発電装置と連結するハイブリッド発電装置。 |
JP2011109763A (ja) * | 2009-11-16 | 2011-06-02 | Eiji Kawanishi | 単線及び直線路及び大深度トンネル高速地下電気鉄道 |
US8612110B2 (en) | 2010-07-08 | 2013-12-17 | Murata Machinery, Ltd. | Traveling vehicle system and traveling control method |
US9254753B2 (en) | 2012-08-14 | 2016-02-09 | Mitsubishi Electric Corporation | Train-information management device and device control method |
US9387774B2 (en) | 2012-08-14 | 2016-07-12 | Mitsubishi Electric Corporation | Train-information management device and device control method |
-
1988
- 1988-09-21 JP JP63235020A patent/JPH0285057A/ja active Pending
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