JPH0284227A - 素材供給装置および鍛造機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、鍛造機、より詳細には、長尺の素材の端部か
ら均一な長さの加工物を切断するカッタに素材を供給す
る新規かつ改良された素材供給装置に関する。

（従来の技術および発明が解決しようとする課題） 長尺のロッドまたはワイヤ素材（ｓｔａｃｋ）を鍛造機
に供給することおよびかかる鍛造機に、素材の端部から
加工物（ｗｏｒｋｐｉｅｃｅ）を剪断するカッタを設け
ることは広く行なわれている。かかる鍛造機においては
、加工物は、その後、１回以上の操作においで所要の形
状に鍛造される。

これまでは、−、Ｍに、一対の対向する供給ロールは、
素材の対向する側部と係合し、かつ、素材の前端が素材
ゲージに係合するまで剪断機を介して素材を供給するよ
うに間欠的に駆動される。かかる素材ゲージは、加工物
をつくるのに必要な素材の所望の長さの分がカッタの剪
断面を通過するように、剪断面に対して位置決めされる
。カッタが作動すると、所要の長さの加工物が素材から
切断される。一般に、加工物は、カッタから、金型とタ
イとにより加工物を所望の形状に成形する１つ以上の作
業ステーションへ加工物を移送する移送システムへ突出
される。

現寸の加工物をかかる機械に確実に供給するためには、
素材が常に素材ゲージ（ｓｔｏｃｋ　ｇａｇｅｌと係合
することができるように供給ロールを操作することが必
要である。従って、供給ロールがある程度過剰供給を試
みるように供給ロールを調整することが行なわれている
。これにより、素材は素材ゲージと実際に係合するよう
になるとともに、素材と素材ゲージとの係合により供給
が妨害された後に供給ロールが作動し続けると供給ロー
ルと素材との間にある程度のスリップが生ずることにな
る。かかる素材ゲージは、例λば、米国特許第３、２６
７、５００号、同３．４５６．４７４号および同４、０
４４．５８８号に記載されている。このような供給ロー
ル素材ゲージは、正確に均一な長さの加工物をつくる場
合の信頼性をしばしば損なう、一般に、素材ゲージは、
鍛造機の著しく密集した領域に配置しなければならず、
十分な剛性を備えるように構成することができない。従
って、供給ロールが過剰走行する際にスリップすると、
供給ロールによる素材の有効把持に変動が生じ、従って
、素材ゲージに対する素材の係合力が変化すると素材ゲ
ージの撓みに変動が生ずる。

更に、短尺の加工物を得る場合には、素材ゲージは、剪
断面に著しく接近して配置しなければならない。このよ
うな場合、剪断操作の際に加工物を最適状態で支持する
ようにカッタを構成することは通常は不可能である。こ
れによっても、素材から切断される加工物のサイズに変
動が生ずる。

先行技術として、固定したグリッパ（ｇｒｉｐｐｅｒｌ
と、弧状に動くようにレバーに取着された可動のグリッ
パとを合わせもつ供給システムを備えた機械がある。こ
のような機械は、素材ゲージを使用していない。かかる
機械の固定グリッパは、可動グリッパがグリップ位置へ
移動する際に素材を保持し、可動グリッパが素材の供給
を完了したときに、素材を解放して素材を供給する。か
かる機械においては、グリッパは、素材を少なくとも１
つのグリッパにより常に把持して素材を完全に制御する
ことができるように操作される。

可動グリッパはレバーに担持されかつ弧を描くように動
かされるので、比較的短い加工物を得る場合にだけ、か
かるシステムによる供給が行なわれている。更に、この
機械のグリッパは、タイミングバルブにより制御される
、ピストンおよびシリンダからなるアクチュエータによ
り作動される。従って、機械のサイクル速度および出力
速度は著しい制限を受ける。

（課題を解決するための手段） 本発明によれば、新規かつ改良された素材供給加工物カ
ッタ装置が提供されている。この装置は、著しく正確な
サイズの加工物を得ることができるように、より正確な
供給を行なうようになっている１本発明の装置は素材ゲ
ージを必要としないので、最適な剪断操作を行なうこと
ができかつより均一な工作物を得ることができるカッタ
構造体を使用することができる。

更に、本発明の装置は、著しく正確な態様でオペレーク
の制御卓から制御することができる、供給の動力による
運転調節を行なうことができる。

装置はまた、間違った長さの加工物を自動的に排出する
ように供給長を独立して測定することもできる。

更にまた、大きい把持長を有しかつ素材のスリップを防
止することができる供給グリッパが使用されている。こ
のような構成とすることにより、素材の表面にマークを
付することなくスリップをなくすように、大きな把持力
を加えることができる。素材をこのようにスリップを生
ずることなく把持することにより、正確な供給を行なう
ことができる。把持力は、素材のサイズの変動により把
持力に有意の変動が生じないように、ばね圧により加え
られる。

本発明の装置はまた、カム駆動のリンク機構により作動
の際に調時される固定グリッパと直線的に可動のグリッ
パとを備え、各作動サイクル全体を通じてグリッパによ
る把持がオーバーラツプすることにより素材を確実に制
御することができる。可動グリッパは直線移動を行なう
ので、本発明の装置は、比較的長い加工物を製造するた
めに大きな距離に亘って供給を行なうように使用するこ
とができる。

グリッパは、機械的なカム駆動のリンク機構によって作
動されるから、大きなサイクル作動速度を得ることがで
きる。

更に、実際の供給操作は、剛性のあるカム駆動リンク機
構によって動力が与えられるから、供給の正確性を損な
うことになるリンク機構の撓みを実質上生ずることなく
、確実に供給を行なうことができる。

本発明の装置は、可動グリッパを開放（ｏｐｅｎｌまた
は解放（ｒｅｌｅａｓｅ１位置に保持しかつ固定グリッ
パを把持位置に保持することにより、オペレータが、機
械を停止することなく、いつでも供給操作を中断するこ
とができるようにした簡単な動力供給停止装置を備える
ことができる。

本発明の実施例は、固定グリッパと、該固定グリッパに
対して往復動するように直線的に移動自在のキャリッジ
に取着された可動グリッパとを備えている。３つのカム
が１本のカムシャフトに取着されている。第１のカムは
、グリッパのキャリッジを往復動するように駆動する調
節自在のレバーシステムに動力を与える。第２のカムは
固定グリッパを作動し、第３のカムは可動グリッパを作
動する。これら３つのカムは、１本のカムシャフトに取
着されているから、サイクル速度が早い場合でも、正確
な調時（ｔｉｍｉｎｇｌを行なうことができる。

固定グリッパは、可動グリッパが素材を解放する前に供
給ストロークの端部で素材を杷持する。

次に固定グリッパは、可動グリッパが素材を解放し、次
の供給操作のために把持位置へ引っ込んでいる間、素材
を把持し続ける。可動グリッパは十分に引っ込んでから
、固定グリッパの解放前に素材を杷持する０次に、固定
グリッパが解放している間、可動グリッパは前進し、素
材を正確な距離だけ供給する。このタイミングにより、
グリッパは、供給サイクル全体に亘って素材を完全に制
御することができる。更に、グリッパは素材をスリップ
させることなく作動するので、各加工物は。

長さが正確に均一となる。

供給システムは素材ゲージを必要としないので、カッタ
は、短い加工物が必要な場合でも、剪断面の両側で素材
を支持する十分な支持体を設けることができる。従って
、著しく均一な剪断操作を行なうことができる。

可動グリッパを往復動させる駆動リンク機構は、機械の
比較的密集していない部分に配置されるので、大きい剛
性を発揮するように構成することができる。従って、駆
動リンク機構の撓みを実質上防止することができ、正確
な供給を行なうことができる。

更に、駆動リンク機構は、成形機が動いているときでも
十分に調節することができ、かつ、かかる調節はオペレ
ータの制御卓から作動制御を行なうことができる。更に
、供給長を示すフィードバック信号がオペレータにより
読出される。本発明の装置はまた、各操作サイクルにお
いて供給される素材の長さを独立して測定して、供給さ
れている素材の長さを知ることができるとともに、間違
った長さの加工物を自動的に摘出するように作動させる
ことができる。

素材と供給グリッパとの間のスリップを防止することが
できるので、摩耗を最少限に抑えることができるととも
に、作動の信頼性を高めることができる。

従って、本発明によれば、細長い素材から所定の長さの
加工物を剪断するカッタへ前記素材を前記所定の長さづ
つ間欠的に供給するサイクル作動式素材供給装置が提供
されている。該装置は、フレームと、該フレームに取着
された固定グリッパと、把持位置と解放位置との間で直
線移動を行なうように前記フレームに取着された可動グ
リッパと、前記把持位置と解放位置の間で前記可動グリ
ッパのサイクル動作を行なわせるとともに前記グリッパ
を調時した関係で開閉させるように作動するカム駆動手
段とを備えている。かかる構成の装置において、前記カ
ム駆動手段は、前記把持位置と解放位置との間で前記可
動グリッパを動かす第１のカム駆動体と、前記可動グリ
ッパが前記解放位置から前記把持位置まで移動している
ときに前記可動グリッパが解放されるように前記可動グ
リッパを制御する第２のカム駆動体と、前記可動グリッ
パが前記把持位置から前記解放位置まで移動していると
きに前記固定グリッパが解放されるように前記固定グリ
ッパを制御する第３のカム駆動体とを備えてなり、しか
も前記カム駆動体は、前記グリッパの少なくとも１つが
各サイクルの全時間に亘って閉じて前記素材を把持する
ことにより前記素材の位置を完全に制御することができ
るように調時された関係で作動しかつ調時されるように
構成されている。

更に、本発明によれば、フレームと、素材を間欠的に杷
持するように前記フレームに取着された固定グリッパと
、前記固定グリッパに対して往復動するように前記フレ
ームに取着されたキャリッジと、前記固定グリッパに対
して前記キャリッジとともに動いて前記素材を間欠的に
把持するように前記キャリッジに取着された可動グリッ
パと、カム作動駆動体とを備え、該カム作動駆動体は、
（ａ）把持位置から解放位置まで所定の距離に亘って前
記キャリッジを移動させ、（ｂ）前記キャリッジが前記
位置にあり、かつ、前記キャリッジが前記解放位置から
前記把持位置まで移動しているときに前記素材を杷持す
るように前記固定グリッパを作動させ、（Ｃ）前記キャ
リッジが前記位置にあり、かつ、前記キャリッジが前記
把持位置から前記解放位置まで移動しているときに素材
を↑日持するように前記可動グリッパを作動させるもの
であり、更に前記固定グリッパが前記素材を把持してい
るときに前記素材の端部から加工物を切断するように作
動するカッタを備えてなることを特徴とする構成の鍛造
機が提供されている。

（実施例） 第１図は、素材が鍛造機のカッタへ供給される場合に通
る順送り成形機（ｐｒｏｇｒｅｓｓｉｖｅ　ｆｏｒｍｅ
ｒｌの部分を概略的に示す。成形機全体は、１９８８年
５月４日付は出願の米国特許出願時１９０．１７５号お
よび本件優先権主張の基礎となる米国特許出願時には出
願番号を特定することができなかったもう１つの米国特
許出願の各明細書に記載されている。双方の米国特許出
願とも本譲受人に譲渡されている。これらの明細書には
、機械全体の構造および動作が詳細に記載されている。

しかしながら、本発明は、ロッドまたはワイヤ素材から
切断した加工物を鍛造する別のタイプの鍛造機にも適用
することができるものである。

順送り成形機は、素材供給装置１１が取着されているフ
レームアセンブリ１０を備えている。所定の長さのロッ
ドまたはワイヤ素材１２は、素材を素材供給装置を介し
てカッタ１３へ間欠的に移動させるように作動する固定
グリッパ２Ｉと往復動グリッパ２２によって交互に把持
される。

カッタ１３は、成形機のグイプレスト（ｄｉｅｂｒｅａ
ｓｔｌ　　１５に取着された管状の固定タイル（ｑｕｉ
ｌｌｌ　　１４と、固定タイルと整合する実線で示され
る位置と突出しビン１７と整合する仮想線で示される上
昇位置との間で回動自在に取着されたカッタレバー１６
ａにより支持されている管状の可動タイル１６とを備え
ている。

往復動グリッパ２２による素材１２の供給操作の際には
、以下において詳細に説明するように、素材１２の前端
部は、固定クイル１４を介してカッタの剪断面（ｓｈｅ
ａｒ　ｐｌａｎｅｌ　　１３　ａを通るように移動され
る。素材が剪断面１３ａを通って延びる距離により、可
動タイル１６が固定タイルと整合する位置から上方へカ
ム駆動の突出しビン１７と整合する位置に移動するとき
に、素材の端部から剪断される加工物１２ａの長さが定
められる。

可動タイルが突出しビン１７と整合状態に保持されてい
るときに、突出しビンは前方へ動かされ、加工物を可動
タイルから成形機の移送体１８へ突き出す。ついで、移
送体は、加工物を作業ステーションへ移動し、ここで、
加工物は所望の形状に成形される。

素材供給装置は、各サイクルにおいて素材を正確な距離
だけ供給するので、素材ゲージは必要ではなく、２つの
タイルは最適の剪断操作を行なうことができるような形
状およびサイズに形成することができる。通常は、この
ような最適の剪断操作は、素材に緊密に装着しかつ剪断
面１３ａの両側で素材を十分に支持することができるよ
うに十分な管状構造を有する場合に行なうことができる
。

第２図について説明すると、フレーム１０に取着されで
いるのは、上記した対をなす固定グリッパ２１と対をな
す往復動グリッパ２２である。往復動グリップ２２は、
第３図に明瞭に示すように、キャリッジ２３に取着され
ている。キャリッジの往復動の際にキャリッジを支持す
る支持体が、フレーム１０に支持されている３本の固定
ロッド２４．２６および２７により形成されている。キ
ャリッジの軸受け２８は、ロッド２４に沿って長平方向
へ移動するようにロッドを取囲んでいる。キャリッジは
また、２本の固定ロッド２６と２７との間に配置されて
いるローラ２９を備えている。軸受け２８は、キャリッ
ジの長手方向への移動を案内する作用を行ない、ロッド
２６と２７との間に配置されているローラは、キャリッ
ジがロッド２４の軸線を中心に回転するのを防止してい
る。従って、キャリッジは、直線に沿って往復動するよ
うに支持されかつ案内される。

キャリッジには、第２図に示すように、調節自在のカム
駆動のリンク機構ｆｃａｍ−ｄｒｉｖｅｎ　ｌｉｎｋａ
ｇｅｌが設けられていて、キャリッジの往復動を制御す
ることができるようにしている。かかるリンク機構は、
カムシャフトに取着されたカム３１を有している。カム
シャフトは、上記した米国特許出願に詳細に記載されて
いるように、成形機の主駆動体により駆動され、成形機
の種々の素子の駆動と調時して回転するようになってい
る。

ロッカーアーム３２がとポットシャフト３３を中心に回
動するようにフレームｌＯにジャーナル軸受けされ（ｊ
ｏｕｒｎａｌｅｄｌ　されており、このアームは、カム
３１の周辺と係合するカムフォロア３４を備えている。

第２図に示すように、圧縮ばね３６がロッカーアーム３
２に部分３８で回動自在に連結されているブツシュロッ
ド３７の周囲に配置されていて、ロッカーアーム３２を
時計廻り方向へ付勢する弾性力を生ずるように作用する
とともに、カムフォロア３４をカム３１と係合保持する
ように作用している。カム３１が回転することにより、
ロッカーアーム３２を、第２図の所定の実線で示す位置
と所定の仮想線で示す位置との間で所定の回転角度だけ
前後へ揺動するようにしている。

ロッカーアーム３２は、実線位置において上下方向へ延
び、かつ、調節自在のレバー４２によって下端が支持さ
れているカムフォロア４１が係合する駆動すなわち作動
面３９を備えている。調節自在のレバー４２の上端は、
調節自在のキャリッジ４４にピボット４３によって連結
されている。

キャリッジ４４は、上下方向へ動くことができるように
フレーム１０に支持されているとともに、フレームにジ
ャーナル軸受けされかつフレームに対して上下方向へ移
動しないように保持されているねじ４６に螺合されてい
る。制御モータ４７がチェーン駆動体４８によってねじ
４６に連結され、ねじに動力を与えるとともにキャリッ
ジ４４とレバー４２とを上下方向へ調節するようにして
いる。かかる調節により、キャリッジ２３のストローク
を変えることができ、これにより、各操作サイクルにお
いて供給される素材の長さを変えることができるように
なっている。

駆動面３９は、ロッカーアーム３２が第２および２ａ図
において実線で示す、反時計廻り方向の動きの最大位置
にあるときに、キャリッジ４４の動きと平行する方向へ
延びている。従って、キャリッジ４４とレバー４２の位
置を調節しても、供給操作の最後におけるレバー４２の
回転位置を変えることはない。しかしながら、レバー４
２を上下方向へ調節すると、ロッカーアームの仮想線で
示す位置においてレバー４２の位置を変えることができ
、この位置は、往復動グリッパが供給操作の前に素材を
最初に杷持する位置である。例えば、第２図に示すよう
に、レバー４２は最上位置にあるときに、ピボット３３
から実質上離隔した点で駆動面３９と係合し、実質的な
供給ストロークが得られる。一方、レバー４２が、第２
ａ図に示すように、カムフォロア４１がピボット３３に
実質上隣接するまで、下方へ調節されると、比較的短い
供給ストロークが得られる。

往復動キャリッジ２３にはローラ４９がジャーナル軸受
けされており、このローラ４９は、フレーム１０に取着
されたガイドチューブ５２に収容されたばね５１により
駆動面５０と係合保持されている。駆動面５０もまた、
ロッカーアームが供給ストロークの端部における実線の
位置にあるときにキャリッジ４４の移動方向と平行をな
している。かくして、キャリッジ４４、従って、レバー
４２を調節しても供給ストロークの端部において往復動
キャリッジの位置を変えることはない。しかしながら、
各供給ストロークの前の把持位置にあるキャリッジの位
置を変えることによりストロークの長さを変えることに
なる。

このレバーシステムによれば、成形機のオペレータは、
各操作サイクルの際に素材の供給長の運転調節（ｒｕｎ
ｎｉｎｇ　ａｄｊｕｓｔｍｅｎｔ）を行なうことができ
る。制御モータ４７は、成形機のオペレータが素材供給
システムの供給ストロークを極（わずかに調節すること
ができるように、わずかな回転増分をもってオペレータ
の制御により回転することができるサーボモータである
のが好ましい。図示の実施例においては、オペレークは
、成形機によって得られる全調節範囲に亘って、約０．
１ミリメートルの増分で素材供給のストロークを調節す
ることができる。

往復動グリッパ２２は、第３．４および５図に示すよう
に、−緒に往復動するようにキャリッジ２３に取着され
た下部即ち固定グリッパ５６を備えている。往復動グリ
ッパはまた、キャリッジ２３に５９で示す部分で回動自
在に取着されたレバー５８に支持されている可動グリッ
パ５７を備えている。可動グリッパ５７は、素材を把持
するように固定グリッパ５６に向けて移動自在となって
おり、把持力は、素材を解放しようとするときに解除さ
れる。

可動グリッパ５７の把持と解放は、ロッカーアーム６２
、ロッド６３およびレバー６４を備えるリンク機構を介
してカムシャフト１９に取着されたカム６１（第５図）
によって制御される。ロッカーアーム６２は、ピボット
６６に取着されており、かつ、カム６１と係合するカム
フォロア６７を備えている。ロッドは、６８の部分でロ
ッカーアームに回動自在に連結され、かつ、第５図に示
すように時計廻り方向へロッカーアーム６２を付勢する
ことによりカムフォロア６７をカム６１（こ対して保持
する圧縮ばね６９を上端に備えている。軸受はブロック
ナツト７１がナツト７２によってロッド６３に調節自在
に配置され、レバー６４に取着されたシャフト７４によ
り支持されている第２の軸受はブロック７３と係合して
いる。

第３および４図について説明すると、レバー６４は、ピ
ボット７６によりフレーム１０に取着されており、しか
も第３図に示すように、ばね７９によって下方向へ押さ
れるプランジャ７８と係合するローラ７７を備えている
。これにより、ばねのバイアスがレバーに加わり、レバ
ー６４を第３および４図に示すように時計廻り方向へ付
勢する。ばね７９の力は、調節ねじ８１によって調節す
ることができる。

レバー６４は、第４図に示すように、ロッド８４の端部
をジャーナル軸受けしてキャリッジ２３の移動方向と平
行するトラック（ｔｒａｃｋｌ　を提供する一対の離隔
したアーム８２と８３とを備えている。レバー５８の後
端部にジャーナル軸受けされているのは、キャリッジ２
３の往復動によりロッド即もトラック８４に沿って前後
に移動されるローラ８６である。従って、レバー６４が
ばね７９により第３図に示すように時計廻り方向に回動
されると、ロッド８４は上昇し、フォロア８６との係合
を介してレバー５８を反時計廻り方向へ回動させ、これ
により可動グリッパ７を固定グリッパ５６に向けて移動
させるとともに、素材１２をグリッパ５６と５７との間
で把持する。把持力は、ばわ７９の調節力により定めら
れる。トラック即ちロッド８４は、キャリッジの移動方
向と平行をなしているので、かかるキャリッジの移動が
グリッパ２２の把持に影響を与えることはない。

グリッパ５６と５７（ま、］才ロア６７がカム６１の外
側ドウエル［ｄｗｅｌｌｉ部８７と係合すると、解放を
行なう。かかる係合により、ロッカーアーム６２を反時
計廻り方向へ回動させるとともに、ロッド６３が軸受は
ブロック７１を第５図に示すように反時計廻り方向へ回
動させることによリレバー６４を反時計廻り方向へ回動
して、可動グリッパ５７のばね作動の把持力を解除する
。グリッパは、第３ａ図に示すように、一方のグリッパ
にはＶ字状溝１４１を、他方のグリッパには突起１４２
を形成して、素材のサイズが有意の程度変更になった場
合にも、グリッパが良好に作用することができるように
するのが好ましい。これにより、グリッパは、素材の周
辺と接触係合する３本の線を備え、これらの３本の接触
線は比較的長いので、素材とグリッパとの間のスリップ
を完全に防止することができる。

このような機構とすることにより、往復動グリッパの把
持はカムの操作により確実に解除され、把持力はばね７
９の調節自在の力により定められる。従って、成形機に
供給されている素材の径に変動が生じても、往復動グリ
ッパ２２の把持力には実質上影響を及ぼさない、更に、
キャリッジの前後移動は、ばね７９により加えられる把
持力に影響を及ぼすことはないに のような構成とすることにより、把持力の印加と解除が
、成形機に対して調時された関係で行なわれることにな
り、把持力は、キャリッジ２３の供給ストロークの長さ
によって変動されることはない。また、グリッパは直線
運動をするので、素材供給システムの供給ストロークは
、グリッパの作動に影響を及ぼすことな（長い距離を介
して調節することができる。

固定グリッパ２１を作動する機構は、第６および７図に
詳細に示されている。固定グリッパ２１は、固定グリッ
パ９１を備えており、このグリッパは、該グリッパに対
する全ての動きに抗するようにフレーム１０に固着され
ている。固定グリッパ９１の直上に配置されているのは
、ピボット９４によってフレーム１０に支持されている
レバー９３に担持された可動グリッパ９２である。

レバーの反対側端部は、ロッド９８に支持されている一
対のスラストワッシャ９６と９７との間を延びている。

ロッド９８に対するスラストワッシャ９６の位置は、一
対の薄ナツト（ｊａｍ　ｎｕｔｌ　　９９により定めら
れ、スラストワッシャ９７は、スラストワッシャ９７と
ロッド９８に取着した調節ナツト１０２との間を延びる
圧縮ばね１０１によりレバー９３に対して弾性保持され
ている。

ロッド９８の下端は、ピボット１０６により支持されて
いるロッカーアーム１０４にピボット１０３を介して連
結されている。ロッカーアーム１０４には、カムシャフ
ト１９に取着されたカム１０８の周辺部と係合するカム
フォロア１０７が取着されている。ピボット１０３と対
向するロッカーアーム１０４の端部にピボット１０９に
より取着されているのは、（第４図に示す）レバー６４
に形成されたクリアランス開口１１２を介して上方へ延
びるロッド１１１である。圧縮ばね１１３がフレームｌ
Ｏとロッド１１１に取着された薄ナツト１１４との間を
延びるように配設されており、ばねバイアスをロッカー
アーム１０４に力口えること（こより）オロア１０７を
カム１０８と係合保持している。

フォロア１０７がカムの外側ドウエル部１１６と係合す
ると、ロッカーアームは第７図に示すように反時計廻り
方向へ回転する。かかる動作により、ロッドは持上げら
れ、素材を把持するまで（第６図に示すように）レバー
９３を反時計廻り方向へ回動する。ばね１０１の力によ
りばね付勢の把持力を得て可動グリッパ９２が素材をク
ランプすることができるように、過剰走行が行なわれる
。把持力は、調節ナツト１０２の位置を調節することに
より調節自在となっている。アクチュエータ１０５（第
６図）が、素材が最初に成形機に供給されたときにレバ
ー９３の後端と係合して固定グリッパ２１を開くように
設けられている。

しかしながら、通常の操作においては、アクチュエータ
１０５は作動されない。

上記したように、固定グリッパ２１の把持力は、素材の
直径が変わっても、把持力を実質上変えることがないよ
うにばねにより得られるようになっている。しかしなが
ら、フォロアが内側ドウエル部１１７と係合する位置ま
でカム１０８が回動すると、ばね１１３によりロッカー
アーム１０４は第６図に示すように時計廻り方向へ回動
する。これにより、ロッド９８は降下して、スラストワ
ッシャ９６をレバー９３と係合した状態に戻すとともに
、第６図に示すようにレバー９３を時計廻り方向へ回動
して、可動グリッパ９２による把持を解除する。

２つのグリッパのタイミングは、２つのカム６１と１０
８の形状により定められる。これらのカムは、往復動キ
ャリッジ２３がカム３１の影響下で供給動作を完了した
直後に固定グリッパ２１が閉じて素材を把持することが
できるようなサイズと形状に形成されている。固定グリ
ッパは、往復動グリッパが解放する前に把持を行なう、
往復動グリッパがカム６１の作動により解放されると、
カム３１により往復動キャリッジは往復動グリッパを、
レバー４２の位置によって定められる供給のために調節
された距離と等しい距離に亘って素材に沿って後方へ移
動することができる。

キャリッジ２３が第２図に示すように右の方向へ引込め
られた位置まで動かされると、往復動グリッパは、固定
グリッパが解放される前に、カム６１によって解放され
て素材を把持する。往復動グリッパが素材を把持した直
後であって、これらのグリッパが引込められた位置にあ
るうちに、固定グリッパはカム１０８によって解放され
る。その後、カム３１は、往復動グリッパを前方へ移動
させて操作サイクルを完了させることにより、素材の供
給を開始する。

往復動グリッパの動きおよび往復動グリッパ２２と固定
グリッパ２１の双方の作動は、１本のカムシャフトに取
着されたカムにより制御されるので、適正なタイミング
が保持され、素材はグリッパの一方または他方により常
時把持される。

従って、素材を確実に制御することができるとともに、
正確な供給を行なうことができる。このタイミングは、
レバー４２の位置によって定められる供給ストロークを
調節しても変わることはない。従って、本発明によれば
、供給を正確に行なうことができるとともに、素材供給
システムの調節の全範囲に亘って運転調節を行なうこと
ができる。

成形機の操作のｍ間中にオペレータが供給を終了させる
ことを所望する場合には、フレームＩＯに取着された供
給停止シリンダ（ｓｔｏｐ　ｆｅｅｄ　ｃｙｌ　−１ｎ
ｄｅｒ）　ｌ　２１　　（第５および７図）を加圧し、
供給停止ブロック１２２を延ばして２つのロッカーアー
ム６２および１０４と係合させる。フレーム１０に取着
されているローラ１２３は、ばね６９と１１３の力によ
りロッカーアーム６２または１０４が時計廻り方向へ回
転することがないように、供給停止ブロックの他側と係
合する。供給停止ブロックは、これらのロッカーアーム
を、固定グリッパ２１が把持状態にあり、往復動グリッ
パ２２が解放状態にある位置に保持する。

素材が実際に供給される距離を独立して測定するように
、短尺素材（ｓｈｏｒｔ　ｂｌａｎｋｌ検出器が設けら
れている。この検出器は、第２および８図に示すパルス
計数信号発生器１２６を備えている。信号発生器は、ピ
ボット１２８によりフレーム１０に取着されたレバー１
２７に支持されている。ピストン・シリングアクチュエ
ータ１２９が、ピボット１３１によりレバー１２７の後
端に連結され、素材に対して測定ホイール１３２を押圧
するように作動するようになっている。

信号発生器は、供給サイクルにおける素材の動きにより
生ずる測定ホイール１３２の回転の関数である電気信号
を発生する。この信号は、オペレータの制御卓に伝達さ
れ、オペレータに各操作サイクルにおいて供給される素
材の実際の量の視覚表示を提供する。信号発生器はまた
、間違った長さの加工物が成形機の種々の作業ステーシ
ョンへ移送される前に自動的に落下させることができる
ように、成形機の移送体用の制御器に接続されている。

本発明を好ましい実施例に関して説明したが、本発明の
範囲から逸脱することなく種々の修正と変更とを行なう
ことができるものである。

（効果） 以上のように、本発明においては、スリップ（ｓｌｉｐ
ｐａｇｅｌを生じないので、素材を正確に供給すること
ができる。即ち、２つのグリッパ２１と２２は、素材と
十分な長さに亘って接触するので、素材との間でスリッ
プが生ずるのを防止することができる。従って、各操作
サイクルにおいて供給される素材の量は、往復動グリッ
パ２２の走行距離と正確に一致する。かくして、素材ゲ
ージを必要とすることはない。

更に、本発明の素材供給装置は、成形機の比較的密集し
ていない領域に配置されるので、レバー４２および４４
は、遭遇する負荷状態の下で実質上完全な剛性を発揮す
ることができるような構造とサイズに構成することがで
きる。従って、素材供給システムは撓みの変動が実質上
なく、往復動グリッパ２２は正確なストローク動作を行
なうことができる。

本発明においては、素材ゲージを必要としないので、剪
断面の各側において素材を最大限支持するのに十分なタ
イルを通常備える最適のカッタ構造を得ることができる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は素材が本発明に係る供給装置を介してカッタへ
移動するときの素材の径路を概略的に示す、本発明に係
る装置を組込んだ順送り成形機の部分縦断面図、第２図
は大きな供給ストロークを生ずる調節位置において素材
供給装置の可動グリッパを往復動させる調節自在の駆動
リンク機構を示す部分側面図、第２ａ図はより小さな供
給ストロークを生ずる調節位置にあるリンク機構を示す
第２図と同様な部分側面図、第３図は可動グリッパを支
持する往復動キャリッジと可動即ち往復動グリッパの作
動を制御するレバーシステムを示し図示簡略のために一
部部材の図示が省略されている部分側面図、第３ａ図は
好ましいグリッパの構成を示す拡大部分図、第４図は可
動グリッパを作動させるためのリンク機構を示す第３図
の４−４線部分断面平面図、第５図は可動グリッパの開
閉を制御するカム駆動体を示し図示簡略のために一部部
材の図示が省略されている部分図、第６図は固定グリッ
パを作動させるリンク機構を示し図示簡略のために一部
部材の図示が省略されている部分図、第７図は固定グリ
ッパの作動を制御するためのカム駆動体を示す部分側面
図、第８図は供給される素材の長さを独立して測定する
信号発生器の支持体を示す第２図の８−８線部分縦断面
図である。 １０・・・フレームアセンブリ、１１・・・素材供給装
置、１２・・・素材、１３・・・カッタ、１３ａ・・・
剪断面、１４・・・固定タイル、１５・・・グイプレス
ト、１６・・・可動クイル、１６ａ・・・カッフレバー
、１７・・・突出しビン、Ｉ８・・・移送体、１９・・
・カムシャフト、２１・・・固定グリッパ、２２・・・
往復動グリッパ、２３・・・キャリッジ、２４．２６．
２７・・・ロッド、２８・・・軸受け、３１・・・カム
、３２・・・ロッカーアーム、３３・・・ピボットシャ
フト、３４・・・カムフォロア、３６・・・圧縮ばね、
３７・・・ブツシュロッド、３８・・・回動連結部、３
９・・・駆動面、４１・・・カムフォロア、４２・・・
レバー、４３・・・ピボット、４４・・・キャリッジ、
４６・・・ねじ、４７・・・制御モータ、５０・・・駆
動面、５１・・・ばね、５２・ガイドチューブ、５６・
・・固定グリッパ、５７・・・可動グリッパ、５８・・
・レバー、５９・・・回動取着部、６１・・・カム、６
２・・・ロッカーアーム、６３・・・ロッド、６４・・
・レバー、６６・・・ピボット、６７・・・カムフォロ
ア、６８・・・回動連結部、６９・・・圧縮ばね、７１
・・・軸受はブロック、７２・・・ナツト、７３・・・
第２の軸受はプロ・ンク、７４・シャフト、７６・・・
ピボット、７７・・・ローラ、７８・・・プランジャ、
７９・・・ばね、８１・・・調節ねじ、８２．８３・・
・アーム、８４・・・ロッド、トラック、８６・・・ロ
ーラ、９１・・・固定グリッパ、９２・・・可動グリッ
パ、９３・・・レバー、９４・・・ピボット、９６．９
７・・・スラストワッシャ、９８・・　・ロッド、９９
・　・　・薄ナツト、１０１　・　・・圧縮ばね、１０
２・・・調節ナツト、１０３・ピボット、１０４・・・
ロッカーアーム、１０５・・・アクチュエータ、１０６
・・・ピボット、１０７・・・カムフォロア、１０８・
・・カム、１０９・・・ピボット、１１１・・・ロッド
、１１４・　・　・薄ナツト、１１２・・・クリアラン
ス開口、１１３・・・圧縮ばね、１１６・・外側ドウエ
ル部、１１７・・・内側ドウエル部、１２１・・・供給
停止シリンダ、１２２・・・供給停止ブロック、１２６
・・・パルス計数信号発生器、１２７・・・レバー、１
２８・・・ピボット、１２９・・・ピストン・シリンダ
アクチュエータ、１３１　・・　・ピボット、１３２・
・・測定ホイール。 「−口

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）フレームと、該フレームに取着された固定グリッ
   パと、把持位置と解放位置との間で直線移動を行なうよ
   うに前記フレームに取着された可動グリッパと、前記把
   持位置と解放位置の間で前記可動グリッパのサイクル動
   作を行なわせるとともに前記グリッパを調時した関係で
   開閉させるように作動するカム駆動手段とを備えてなり
   、細長い素材から所定の長さの加工物を剪断するカッタ
   へ前記素材を前記所定の長さづつ間欠的に供給する鍛造
   機などに用いるサイクル作動式素材供給装置において、
   前記カム駆動手段は、 前記把持位置と解放位置との間で前記可動グリッパを動
   かす第１のカム駆動体と、 前記可動グリッパが前記解放位置から前記把持位置まで
   移動しているときに前記可動グリッパが解放されるよう
   に前記可動グリッパを制御する第２のカム駆動体と、 前記可動グリッパが前記把持位置から前記解放位置まで
   移動しているときに前記固定グリッパが解放されるよう
   に前記固定グリッパを制御する第３のカム駆動体とを備
   えてなり、前記カム駆動体は、前記グリッパの少なくと
   も１つが各サイクルの全時間に亘って閉じて前記素材を
   把持することにより前記素材の位置を完全に制御するこ
   とができるように調時された関係で作動しかつ調時され
   ることを特徴とする素材供給装置。 （２）前記第１のカム駆動体は前記供給装置が作動して
   いるときに前記把持位置と前記解放位置との間の距離を
   変更することができるように調節自在となっていること
   を特徴とする請求項１に記載の素材供給装置。 （３）前記第１のカム駆動体は前記解放位置を変えるこ
   となく前記把持位置と前記解放位置との間の距離を変更
   することができるように調節自在となっていることを特
   徴とする請求項１に記載の素材供給装置。 （４）前記素材供給装置の各サイクルにおいて供給され
   る素材の長さを独立して測定する測定手段が配設されて
   いることを特徴とする請求項３に記載の素材供給装置。 （５）前記可動グリッパはキャリッジに取着され、該キ
   ャリッジは直線に沿って往復するように前記フレームに
   取着されていることを特徴とする請求項１に記載の素材
   供給装置。（６）前記可動グリッパは前記キャリッジに
   取着されかつ前記キャリッジに対して動かないように固
   定された第１のグリッパ素子と、前記キャリッジにピボ
   ット連結された第１のレバーに取着された第２のグリッ
   パ素子とを備え、前記第２のカム駆動体は前記直線移動
   の方向と平行して延びるトラックを提供する前記直線移
   動の方向と平行な軸線を中心に回動するように前記フレ
   ームにピボット連結された第２のレバーを備え、前記第
   １のレバーは前記キャリッジとともに前記トラックに沿
   つて前後に可動のフォロアを備え、前記第２のレバーの
   回動は前記キャリッジの動きとは独立して前記第１のレ
   バーの回動位置を定めることを特徴とする請求項５に記
   載の素材供給装置。 （７）前記各カム駆動体はカムを備え、該カムはいずれ
   も１本のカムシャフトとともに回転するように該カムシ
   ャフトに取着されていることを特徴とする請求項６に記
   載の素材供給装置。 （８）前記第１の駆動体は所定の第１の位置と第２の位
   置との間で所定の角度回動するように前記フレームにピ
   ボット連結されかつ前記第１の位置にあるときに所定の
   方向へ延びる真直ぐな第１の作動面を有するロッカーア
   ームと、前記所定の方向へ動くことができるキャリッジ
   にピボット連結されかつ前記第１の作動面と係合する第
   １のフォロアを備えるレバーとを備え、該レバーは前記
   ロッカーアームが前記第１の位置にあるときに前記所定
   の方向へ延びる第２の作動面を有し、前記可動グリッパ
   は前記レバーを支持する前記キャリッジの位置によって
   定められる距離に亘って前記可動グリッパを往復動させ
   るように前記第２の作動面と係合する第２のフォロアを
   備えることを特徴とする請求項１に記載の素材供給装置
   。 （９）前記可動グリッパが約０．１ミリメートルの増分
   で移動する距離を変える移動増分をもって前記キャリッ
   ジを移動させるように動力手段が連結されていることを
   特徴とする請求項８に記載の素材供給装置。 （１０）各サイクルにおいて供給される素材の長さを測
   定するように作動する独立した測定手段を備えることを
   特徴とする請求項８に記載の素材供給装置。 （１１）前記グリッパに把持を行なわせるように連結さ
   れたばねを備え、前記カムは前記グリッパを解放するよ
   うに作動することを特徴とする請求項１に記載の素材供
   給装置。 （１２）各サイクルにおいて前記素材から加工物を切断
   するように素材供給装置に対して調時した関係で作動す
   る剪断体を備えることを特徴とする請求項１に記載の素
   材供給装置。 （１３）フレームと、素材を間欠的に把持するように前
   記フレームに取着された固定グリッパと、前記固定グリ
   ッパに対して往復動するように前記フレームに取着され
   たキャリッジと、前記固定グリッパに対して前記キャリ
   ッジとともに動いて前記素材を間欠的に把持するように
   前記キャリッジに取着された可動グリッパと、カム作動
   駆動体とを備え、該カム作動駆動体は、 把持位置から解放位置まで所定の距離に亘って前記キャ
   リッジを移動させ、 前記キャリッジが前記位置にありかつ前記キャリッジが
   前記解放位置から前記把持位置まで移動しているときに
   前記素材を把持するように前記固定グリッパを作動させ
   、 前記キャリッジが前記位置にありかつ前記キャリッジが
   前記把持位置から前記解放位置まで移動しているときに
   素材を把持するように前記可動グリッパを作動させるも
   のであり、更に 前記固定グリッパが前記素材を把持しているときに前記
   素材の端部から加工物を切断するように作動するカッタ
   を備えてなることを特徴とする鍛造機。 （１４）調時された関係で回転する３つのカムが配設さ
   れており、該カムのうちの第１のカムは前記キャリッジ
   を動かすように作動させ、第２のカムは前記固定グリッ
   パを作動させ、第３のカムは前記可動グリッパを作動さ
   せることを特徴とする請求項１３に記載の鍛造機。 （１５）前記カムは一緒に回転するように１本のカムシ
   ャフトに取着されていることを特徴とする請求項１４に
   記載の鍛造機。 （１６）前記グリッパと前記キャリッジとを作動させる
   ように連結された前記カムのそれぞれに対して機械的リ
   ンク機構が設けられ、前記第３のカムに対して設けられ
   た該リンク機構は前記フレームと前記キャリッジとに取
   着された別体をなす素子を備え、該素子の作動はキャリ
   ッジの動きによっては影響を受けないようになっている
   ことを特徴とする請求項１３に記載の鍛造機。 （１７）前記第１のカムに対して設けられたリンク機構
   は前記キャリッジが前記把持位置と前記解放位置との間
   を移動する距離を調節することができるように調節自在
   となっていることを特徴とする請求項１６に記載の鍛造
   機。 （１８）前記第１のカムに対して設けられたリンク機構
   は前記解放位置を変えることなく調節することができる
   ことを特徴とする請求項１７に記載の鍛造機。 （１９）前記第１のカムに対して設けられたリンク機構
   は加えられる荷重による撓みを防止するように十分な剛
   性を有することを特徴とする請求項１４に記載の鍛造機
   。 （２０）前記可動グリッパにより移動される素材の長さ
   を測定する独立した測定装置を備えることを特徴とする
   請求項１３に記載の鍛造機。 （２１）前記固定グリッパを把持状態に保持しかつ前記
   可動グリッパを解放状態に保持することにより素材の供
   給を停止する供給停止装置を備えることを特徴とする請
   求項１３に記載の鍛造機。 （２２）前記可動グリッパと前記固定グリッパのそれぞ
   れに対して各リンク機構が設けられ、該各リンク機構は
   カム駆動のロッカーアームを備えており、更に供給停止
   装置が設けられ、該供給停止装置には前記双方のロッカ
   ーアームと係合して前記固定グリッパを把持状態に保持
   しかつ前記可動グリッパを解放状態に保持する位置に前
   記グリッパを保持する素子が設けられていることを特徴
   とする請求項１６に記載の鍛造機。