JPH0283799A - ナンバープレート自動認識装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は走行車両をテレビカメラで撮像し、そこで得ら
れた静止画像を処理して車両のナンバープレートを認識
する、ナンバープレート自動認識装置に関するものであ
る。

従来の技術 従来、ナンバープレートの文字を検出するには、一連ナ
ンバーという、プレート内の大きな数字をまず検出し、
この位置情報をもとにプレート上段文字位置を理論的に
計算していた。しかしながら、ナンバープレート上段文
字には陸事コード（管轄する陸運事務局のコード）とい
う漢字部、及び車種コードという小さな数字が存在し、
しかも陸事コードに至っては「宮」　（宮城系）のより
な１桁から「尾張小牧」の４桁まであるところから一連
ナンバー位置情報より正確な位置を決めることは不可能
であり、このため、この情報より−に段文字存在エリア
を算出し、このエリア内データを処理して個々の文字位
置を決定する必要があった。

この文字位置検出方法とし２ては、−船釣な文字列検出
法が使われている。これは、現在、多くの車両に取り付
けられているナンバープレートが地面に対し左上がり、
もしくは右上がりに傾く可能性がきわめて低く、また傾
いていても、その角度がきわめて微小であるからである
。

第６図は従来の文字検出の方法を示している。

３、−２ 実線内が一部ナンバー位置情報よシ算出された上段文字
検出処理エリアである。ここでこのエリア内データをあ
る２値化レベルにより２値化し、黒色の画素をＮ１〃、
白色の画素を銭０〃として左右方向にだし込んだ結果が
第６図（イ）である。（以後、反転プレートのときは白
色をＮ１〃、黒色をｕ　Ｑ　／ｒとする。）この第６図
（ロ）より上段文字部の文字列を検出する。次に文字列
部のみについて２値データを上下方向にだし込んだ結果
が第６図（Ｂ）である。こうして、文字列は各文字ごと
に分離される。ここで各文字ごとに正確な位置を検出す
るためには、再度各文字ごとに水平方向のたし２込み処
理を行なう　（第６図（Ｃ））。こうして、プレート上
段文字は個々の位置が検出される。もし、これらの処理
において各文字位置検出がなされなかったときは、２値
化不良と考え、再度新たな２値化レベルによる２値デー
タに対し、同様の処理を行なう。

このように第６図のような文字検出方法を用いても、２
値化処理がうまくなされると文字位置を検出することが
できる。

発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記従来の文字検出方法にも以下のよう
な問題があった。車のナンバープレートは、その取り付
は状態によってはプレート上部がバンパーの影にかくれ
てしまう。白色プレートで黒色バンパーの場合、文字部
がバンパ一部とっながシ、上記従来の方法では個々の文
字位置検出はできない。壕だ、反転プレート　（緑色プ
レート）車でプレート上部が反射した場合、プレート上
部と文字部がつながり、やはり文字位置検出はできない
。

本発明はこのような従来の問題点を解決するものであり
、上記悪条件においてもプレート上段の文字位置を正確
に検出できる優れたナンバープレート自動認識装置を提
供することを目的とするものである。

課題を解決するだめの手段 本発明は上記目的を達成するために、プレート上段の文
字列の下部より個々の文字を分離し、この情報より個々
の文字位置を決定するようにしたものである。

作用 本発明は上記のような構成により次のような作用を有す
る。すなわち、一連ナンバー位置情報より上段文字位置
検出装置エリアが決定すると、そのエリア内の２値デー
タより上段文字列の下段を決定する。ここより上方に１
ラインごと２値データを論理和しながら各文字の位置を
検出し、そのどれかの文字において上限が検出されるか
または２文字以上かつ々かったときに処理を打ち切り、
その直前までの情報を文字位置情報とする。このため、
プレート上部がバンパーかくれ、または反射により上段
文字の一部あるいは全部がつながるよう々場合でも、文
字下部より位置を検出するため、個々の文字位置を検出
することができる。

実施例 第１図は本発明の一実施例の構成を示すものである。第
１図において、１は走行車両をセンサで感知し、テレビ
カメラで撮像する撮像装置、２は６・・−２ Ａ／Ｄコンバータ、３はディジタル画像データを格納す
る画像メモリである。４は画像メモリ３のデータよりナ
ンバープレートの一部ナンバー位置を検出するプレート
検出部、５が本発明に相当するプレート上段文字位置検
出部である。６はプレート検出部４及びプレート上段文
字位置検出部５の結果より文字を認識する文字認識部、
７は文字認識部６が認識処理をする際にデータを正規化
する文字正規化処理部である。

次に上記実施例の動作について説明する。車両が進入す
るとセンサがシャッタ指令信号を発し、テレビカメラ等
の撮像装置（１）がその画像を静止画として取シ込む。

取シ込まれた画像はＡ／Ｄコンバータ（２）によってＡ
／Ｄ変換され、１画素８ビット２５６階調の多値データ
として画像メモリ（３）に格納される。こうして格納さ
れた多値データはプレート検出処理部（４）によって全
画面が処理され、画面の中からナンバープレートを検出
し、その一連ナンバー位置情報をプレートの上段文字位
置検出部（５）へと送る。上段文字位置検出部５は受は
取っ７ヘー／ だ情報をもとに上段文字が存在するエリアを理論的に計
算し、求める。

第２図及び第３図はそれぞれ計算によって求められた処
理エリアである。第２図は白プレートの」二部がバンパ
ーにかくれた状態を、第３図は緑プレートの上部が局部
反射した様子を示している。

上段文字位置検出部５は処理エリア内の２値データを水
平方向にだし込み、上段文字列下限Ｐを決定する。Ｐが
求まると、ここより上に１ラインずつ２値データを取り
出し、これをビット・パターンと考えて論理和演算処理
する。

第４図及び第５図は、それぞれＱ、Ｒ４で論理和演算処
理をしだ２値データである。このとき、文字部のＸサイ
ズ（水平サイズ）Ｘｓをチエツクし、あらかじめ定めで
あるパラメータＸｍａｘに対して、Ｘｓ　＜Ｘｍａｘで
あることを１ライン論理和演算処理ごとにチエツクする
。イニシャル時に上記条件を満足しないときは２値化か
らやり直し、満足するときは次のライン処理へと移行す
る。この処理を少なくともパラメータＹｍｉｎラインま
でくり返す。Ｙｍ　ｉ　ｎライン１で処理すると、各文
字部に対しＸｓをチエツクし、横に分離している文字（
曳＼用〃　　Ｎへ〃等）をつなげ、それぞれ１つの文字
として編成する。次にこれら各文字に対し、（１）ＯＲ
演算処理によって２文字以上が横方向につながる、 （２）文字部の上限が検出される、 の２つの条件のうち、どちらかが満足されるまで処理を
続ける。満たされると、その時点でそのラインが上段文
字列の上限と考えることができる。

こうしてプレート検出部（４）および上段文字位置検出
部（５）より得られた情報は文字認識部６へと送られ、
文字認識部６はデータを文字正規化処理部７によって正
規化しながらパターンマツチング処理により各文字を認
識していく。

このように上記実施例によれば、バンパーによるプレー
ト上部かくれ、あるいは反転プレート上部の局部反射が
起こっても、それに影響されずにプレート上段の文字位
置を検出することができる、という効果を有する。

９へ一ン 発明の効果 本発明は上記実施例より明らかなように、以下の効果を
有する。

（１）バンパーによるプレート上部かくれ、あるいはプ
レート上部反射といつた悪条件によりプレート上部の文
字位置検出が困難な場合でも、各文字の下部で個々の文
字としての形状が保たれていれば、文字位置検出処理が
可能である。実用上上段文字の場合、各文字の下部は安
定している。

（２）バンパ一部、反射部といったノイズの除去処理と
、文字位置検出処理を同時に進行させるため、高度な文
字認識をしていても従来処理と同等の処理時間で済む。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例におけるナンバープレート自
動認識装置の概略ブロック図、第２図、第３図は本実施
例によるプレート上段文字位置検出処理の処理エリアを
示した図、第４図、第５図はＯ論理和Ｒ演算処理による
文字位置検出の様子を示しだ図、第６図は従来の文字位
置検出を示し１０　・・−／ た図である。 １・・・撮像装置、２・・・Ａ／Ｄ変換器、３・・・画
像メモリ、４・・・プレート検出処理部、５・・上段文
字検出処理部、６・・・文字認識処理部、７・・文字正
規化処理部。 代理人の氏名　弁理士　粟野重孝 ほか１名 第 図 （ｆ３） （Ｃ） （Ａ）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. テレビカメラによって路上を走行する車をそのナンバー
   プレートも含めて静止画として撮像し、これを８ビット
   ２５６階調のディジタルデータに変換して画像メモリに
   格納し、演算処理してナンバープレート部を検出した後
   、ナンバープレートの上段文字列の下限を検出し、それ
   よりその上の水平ラインを論理和演算することによって
   上記ナンバープレート上段の文字位置を検出することを
   特徴とするナンバープレート自動認識装置。