JPH10302074A - ナンバープレートの位置検出装置 - Google Patents

ナンバープレートの位置検出装置

Info

Publication number
JPH10302074A
JPH10302074A JP9108453A JP10845397A JPH10302074A JP H10302074 A JPH10302074 A JP H10302074A JP 9108453 A JP9108453 A JP 9108453A JP 10845397 A JP10845397 A JP 10845397A JP H10302074 A JPH10302074 A JP H10302074A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
license plate
image
plate position
processing
output value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9108453A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriyuki Matsumoto
憲幸 松本
Taizou Umezaki
太造 梅崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chuo Hatsujo KK
Chuo Spring Co Ltd
Original Assignee
Chuo Hatsujo KK
Chuo Spring Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chuo Hatsujo KK, Chuo Spring Co Ltd filed Critical Chuo Hatsujo KK
Priority to JP9108453A priority Critical patent/JPH10302074A/ja
Publication of JPH10302074A publication Critical patent/JPH10302074A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プレート輪郭線や文字領域が判り難い画像で
あっても、高精度でナンバープレートの位置を検出する
ことができるナンバープレートの位置検出装置の提供。 【解決手段】 CCDカメラ1は、自動車4との距離が
所定範囲内になった時に撮影し、A/D変換器2が画像
信号11をデジタル画像に変換し、プレート位置検出手
段は、原画像から小領域を切り出し(切り出し処理)、
小領域に存在するパターンの輪郭部分を強調し(エッジ
強調処理)、エッジ強調処理済み画像のサイズを圧縮し
(圧縮処理)、圧縮された圧縮パターンを学習済みのニ
ューラルネットワークへ入力し出力値を計算し(出力値
計算処理)、この出力値を原画像スケールに座標変換
(座標変換処理)し、座標変換後のデータに対して各ポ
イント毎にガウス窓を掛けて加算し(加算処理)、異な
る複数の小領域について同様の処理を実施し、投影加算
値が最大となる小領域をナンバープレート位置と判定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のナンバー
プレートの位置を検出するための位置検出装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、駐車場や有料道路の料金ゲート
等で、ナンバープレートの番号を読み取り、文字情報を
認識することにより自動車の入退場を管理する車両自動
管理装置において、ナンバープレートの文字情報を自動
認識するには、ナンバープレートの位置検出→文字の切
り出し→文字認識等の処理が必要である。これらの内、
ナンバープレートの位置検出は、その後の処理精度に大
きく影響を与えるため、高精度で行う必要がある。
【0003】その為、車両前面画像からナンバープレー
ト位置を検出する方法として、以下の方法が知られてい
る。ハフ変換を行い、ナンバープレート輪郭の直線性
(垂直、水平)を利用する方法。水平エッジや垂直エッ
ジを追跡する方法(例えば、特開平6- 28596号公
報)。二値化、ラベリング処理等を施して、ナンバープ
レート大文字4桁以下の一連番号を検出し、ナンバープ
レート領域を検出する方法(例えば、特開昭60- 19
3084号公報、特開平4- 101286号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
技術では、プレート輪郭線や文字領域が判り難い画像
(以下に示す状態で起こる)が採取された場合には、ナ
ンバープレート位置が検出できない場合がある。ナンバ
ープレートの色と背景の色(車体やバンパー等)とが同
系色の場合。撮影条件が悪い場合。
【0005】本発明の目的は、プレート輪郭線や文字領
域が判り難い画像であっても、高精度でナンバープレー
トの位置を検出することができるナンバープレートの位
置検出装置の提供にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する為、
本発明は以下の構成を採用した。 (1)自動車の前又は後を撮影して画像信号を出力する
カメラと、前記画像信号をデジタル画像に変換するA/
D変換器と、前記デジタル画像に基づいてナンバープレ
ートの位置を検出するプレート位置検出手段とを有する
ナンバープレートの位置検出装置において、前記プレー
ト位置検出手段は、前記カメラと前記自動車との距離が
所定範囲内になった時の原画像から、前記原画像を走査
しながら小領域を切り出す切り出し処理と、切り出され
た小領域に存在するパターンの輪郭部分を強調するエッ
ジ強調処理と、エッジ強調処理済み画像のサイズを圧縮
する圧縮処理と、圧縮された圧縮パターンを、学習済み
のニューラルネットワークへ入力し、位置検出用ニュー
ラルネットワークの出力値を計算する出力値計算処理
と、この出力値を原画像スケールに座標変換する座標変
換処理と、座標変換後のデータに対して、各ポイント毎
にガウス窓を掛けて加算し、投影加算値を得る加算処理
とを実施し、前記投影加算値が最大となる位置をもとに
ナンバープレート位置を判定する判定処理を実施する。
【0007】(2)接近して来る自動車との距離が所定
範囲内になった時に、自動車の後部を撮影して画像信号
を出力するカメラと、前記画像信号を第1所定サイズの
原画像に変換するA/D変換器と、前記原画像に基づい
てナンバープレートの位置を検出するプレート位置検出
手段とを有するナンバープレートの位置検出装置におい
て、前記プレート位置検出手段は、前記原画像から前記
原画像を走査しながら第2所定サイズの小領域を切り出
す切り出し処理と、切り出された小領域に存在するパタ
ーンの輪郭部分を強調するエッジ強調処理と、エッジ強
調画像を第3所定サイズに圧縮する圧縮処理と、圧縮さ
れた圧縮パターンを、学習済みのニューラルネットワー
クへ入力し、第4所定サイズの、位置検出用ニューラル
ネットワークの出力値を計算する出力値計算処理と、前
記ニューラルネットワークの出力値を、第1所定サイズ
と同一サイズの位置判定用パターンに投影し、第4所定
サイズの出力値を第2所定サイズに変換する座標変換処
理と、座標変換後のデータに対して、各ポイント毎にガ
ウス窓を掛け、ナンバープレート位置判定用パターンに
加算して投影加算値を得る加算処理とを実施し、前記投
影加算値が最大となる位置をもとにナンバープレート位
置を判定する判定処理を実施する。
【0008】(3)ナンバープレートの位置検出装置
は、上記(1) 又は(2) の構成を有し、ニューラルネット
ワークの学習は、複数の、学習用のデータと教師用のデ
ータとを使用するバックプロパゲーション学習法を用
い、ユニットの閾値関数にシグモイド関数を用いる。
【0009】
【作用及び発明の効果】
〔請求項1について〕カメラは、近づいて来る自動車の
前、又は遠ざかる自動車の後を撮影して画像信号を出力
する。A/D変換器は、画像信号をデジタル画像に変換
する。プレート位置検出手段は以下に示す各処理を行
う。カメラと自動車との距離が所定範囲内になった時の
原画像から、原画像を走査しながら小領域を切り出す
{切り出し処理}。
【0010】ナンバープレートには幾つかの種類(白色
地に黒文字、緑色地に白文字、黄色地に黒文字等)があ
るが、これらの異なる種類のナンバープレートから、共
通の情報である文字やプレートの輪郭を抽出する為にエ
ッジ強調処理を行う。尚、時間帯や季節等により撮影環
境が変動し、原画像のコントラストがバラつくが、エッ
ジ強調処理は一般的に微分処理であるので、画像の直流
成分の影響を受け難い。
【0011】微細情報の除去とニューラルネットワーク
の入力サイズに合わせる為、エッジ強調処理済み画像の
サイズを圧縮する。圧縮された圧縮パターンを、学習済
みのニューラルネットワークへ入力し、位置検出用ニュ
ーラルネットワークの出力値を計算する{出力値計算処
理}。
【0012】この出力値を原画像スケールに座標変換す
る{座標変換処理}。座標変換後のデータに対して、各
ポイント毎にガウス窓を掛けて(ナンバープレートの検
出精度を向上させる為)加算し、投影加算値を得る{加
算処理}。投影加算値が最大となる位置をもとにナンバ
ープレート位置を判定する{判定処理}。
【0013】プレート輪郭線や文字領域が判り難い原画
像が撮影されても(時間帯や天候等による)、ナンバー
プレートの位置検出装置は、高精度でナンバープレート
の位置を検出することができる。
【0014】〔請求項2について〕カメラは、接近して
来る自動車との距離が所定範囲内になった時に自動車の
後部を撮影し、画像信号を出力する。A/D変換器は、
その画像信号を第1所定サイズ(例えば、512ピクセ
ル×480ピクセル)の原画像に変換する。
【0015】プレート位置検出手段は以下に示す各処理
を行う。原画像から第2所定サイズ(例えば、192ピ
クセル×96ピクセル)の小領域を、原画像を走査しな
がら切り出す{切り出し処理}。
【0016】ナンバープレートには幾つかの種類(白色
地に黒文字、緑色地に白文字、黄色地に黒文字等)があ
るが、これらの異なる種類のナンバープレートから、共
通の情報である文字やプレートの輪郭を抽出する為に、
切り出された小領域に存在するパターンの輪郭部分を強
調するエッジ強調処理(例えばsobel変換)を行
う。尚、時間帯や季節等により撮影環境が変動し、原画
像のコントラストがバラつくが、エッジ強調処理は一般
的に微分処理であるので、画像の直流成分の影響を受け
難い。
【0017】微細情報の除去とニューラルネットワーク
の入力サイズに合わせる為、エッジ強調処理済み画像の
サイズを第3所定サイズ(例えば、32ピクセル×16
ピクセル)に圧縮する{圧縮処理}。
【0018】圧縮された圧縮パターンを、学習済みのニ
ューラルネットワークへ入力し、第4所定サイズ(例え
ば16×8)の、位置検出用ニューラルネットワークの
出力値を計算する{出力値計算処理}。
【0019】ニューラルネットワークの出力値を、第1
所定サイズと同一サイズの位置判定用パターンに投影す
る為、第4所定サイズの出力値を第2所定サイズ(例え
ば、192ピクセル×96ピクセル)に変換する{座標
変換処理}。
【0020】座標変換後のデータに対して、各ポイント
毎にガウス窓を掛け、ナンバープレート位置判定用パタ
ーンに加算して投影加算値を得る{加算処理}。投影加
算値が最大となる位置をもとにナンバープレート位置を
判定する{判定処理}。
【0021】プレート輪郭線や文字領域が判り難い原画
像が撮影されても(時間帯や天候等による)、ナンバー
プレートの位置検出装置は、高精度でナンバープレート
の位置を検出することができる。
【0022】〔請求項3について〕ニューラルネットワ
ークの学習は、複数の、学習用のデータと教師用のデー
タとを使用するバックプロパゲーション学習法を用い、
ユニットの閾値関数にシグモイド関数を用いている。
【0023】この為、学習進度が速く、ナンバープレー
トの位置検出装置は、僅かな学習量でナンバープレート
の位置検出を正確に検出できる。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例(請求項1〜3
に対応)を図1〜図8に基づいて説明する。図1に示す
様に、ナンバープレートの位置検出装置Aは、駐車場や
有料道路の料金ゲートの近傍に設置されるCCDカメラ
1と、画像信号11をデジタルデータに変換するA/D
変換器2と、ナンバープレート41の位置を検出するプ
レート位置検出部3とを備え、ナンバープレート読み取
り装置(図示せず)内に組み込まれる。
【0025】CCDカメラ1は、自動車が接近する方向
を向く様に配置され、自動車4が設定距離に到達(セン
サ5により検知)した際の、ナンバープレート41を含
む自動車前部を撮影した画像信号11をA/D変換器2
に出力する。A/D変換器2は、CCDカメラ1が出力
する画像信号11をデジタル画像(原画像31のサイズ
は512ピクセル×480ピクセル)に変換する。
【0026】プレート位置検出部3は、通常時(プレー
ト位置検出時)において、以下に示す、切り出し処理、
エッジ強調処理、圧縮処理、出力値計算処理、座標変換
処理、加算処理、及び判定処理を行って(図2のフロー
チャートに示す)プレート位置を検出する。
【0027】〔切り出し処理〕自動車が設定距離に到達
した際の採取画像{ナンバープレート41部分が含まれ
ているデジタル画像(原画像31)}から、第2所定サ
イズの小領域を、原画像31を走査しながら切り出す
(例えば、画像左上から右下にかけて順に小領域を切り
出す){図2の“小領域切り出し}。シフト幅は、例え
ば32ピクセルの様な切り出し小領域が重なる(重複し
ている)サイズで行う。これにより、隣接する小領域の
境目を隣接する小領域同士が共有されるので認識精度が
高まる。又、重複しないサイズで行っても良い。
【0028】〔エッジ強調処理〕ナンバープレート41
には幾つかの種類(白色地に黒文字、緑色地に白文字、
黄色地に黒文字等)があるが、これらの異なる種類のナ
ンバープレート41から共通の情報である文字やプレー
トの輪郭を抽出する為にエッジ強調処理を行う。
【0029】切り出された小領域32に、輪郭部分を抽
出する3×3サイズのsobel変換を施し、切り出し
画像のエッジを強調する{図2の“エッジ強調”、エッ
ジ強調画像33}。天候や時間帯等により原画像31の
コントラストが異なるが、エッジ強調処理は微分処理で
あるので画像の直流成分の影響を受け難く有効な処理で
ある。
【0030】〔圧縮処理〕ニューラルネットワークの入
力層サイズに合わせる為に、192ピクセル×96ピク
セル(エッジ強調画像33)を、32ピクセル×16ピ
クセル(圧縮パターン34)に圧縮する{図2の“サイ
ズ縮小”}。又、この処理により、微細情報が除去され
る。
【0031】圧縮パターン34の1ピクセル値は、圧縮
前パターン6×6の値の例えば平均値とする。又、圧縮
前パターンに重み付けして圧縮しても良い。尚、原画像
サイズ等が変わった場合等には圧縮サイズを変える必要
がある。
【0032】〔出力値計算処理〕つぎに、後述する学習
作業が完了したニューラルネットワークへ圧縮パターン
34を入力し、ニューラルネットワークの出力値を計算
する出力値計算処理を行う{図2の“ニューラルネット
ワークの出力値計算”}。
【0033】(ニューラルネットワークの説明)ニュー
ラルネットワークモデルは、図6に示す様な三層の階層
型のニューラルネットである。ユニットの閾値関数に
は、シグモイド関数f(χ)=1.0/{1.0+ex
p(−x/u0 )}を用いる。尚、シグモイド関数の傾
きu0 は1.0とするよりは、例えば2.0といった神
経の応答を鈍くする値とした方が良い。
【0034】〔座標変換処理〕つぎに、ニューラルネッ
トワークの出力値を原画像(=採取画像)と縦横同サイ
ズのナンバープレート位置判定用パターンに投影し、座
標変換{16×8の出力層35サイズを、192×96
に対応する座標へ展開(投影拡大)}する座標変換処理
を行う{図2の“原画像のスケールに出力値を座標変
換}。尚、拡大投影するのではなく、等倍に投影して行
っても良い。
【0035】〔加算処理〕座標変換後のデータ36に対
して各ポイント毎に、図8に示す重み付け用のガウス窓
(ナンバープレート位置検出精度を向上させる為)を掛
け、ナンバープレート位置判定用パターンに加算して行
き、投影加算値を得る{図2の“座標変換データにガウ
ス型の窓を掛け加算”}。尚、ガウス窓無しの構成でも
良い。ニューラルネットワークの出力値を投影拡大した
ものをそのまま加算すると、ナンバープレート41以外
の位置(ヘッドライド等の位置)を誤検知する可能性が
ある。図3にガウス窓無し、ガウス窓有りの投影加算値
の分布を示し、図4にガウス窓の効果を示す比較画像を
示す。
【0036】〔判定処理〕例えば、走査終了後の判定方
向として、走査終了後(画像全体の走査終了後)、ナン
バープレート位置判定用パターンの最大値を探索し、例
えば、ニューラルネットワークがナンバープレート41
の重心位置を学習していれば、検出位置をナンバープレ
ート41の重心位置と判定する{図2の“加算値の最大
順位置を検出位置と判定する”}。
【0037】自動車が設定距離に到達した際に、CCD
カメラ1が自動車前部を撮影しているので、採取画像
(原画像31)上のナンバープレート41のサイズは常
に略同一(一定範囲内)である。ナンバープレート位置
が判明すれば、必要とする画像のみを切り出すことがで
きる。
【0038】つぎに、ニューラルネットワークの学習に
ついて説明する。学習用のデータ及び教師用のデータを
用い、予め、ニューラルネットワークの学習を行う。ニ
ューラルネットワークモデルは図6に示す様な三層の階
層型であり、学習には教師付き学習方法であるバックプ
ロパゲーション学習法(フローチャートを図7に示す)
を用いる。又、ユニットの閾値関数にはシグモイト関数
を用いる。
【0039】学習用のデータとして20種類(20台)
程度の画像データを用いる。画像データから乱数により
切り出しポイントを決めた小領域を切り出し、通常時
(プレート位置検出時)と同様に、エッジ強調と圧縮を
実施したパターンを学習用入力パターンとする。尚、切
り出しから圧縮までの手法及び画像サイズは、通常時
(プレート位置検出時)と同様である。
【0040】又、教師用のデータのパターンとして、図
5に示す、興奮パターン、抑制パターン(1) 、(2) を用
意する。興奮パターンは、入力信号(画像信号)の内、
n%{例えば、(学習用データ内のプレート領域面積)
/(プレート全体の面積)=60%}以上にナンバープ
レート画像がある場合であり、ナンバープレート41を
代表する位置に対応した教師信号のユニットを“1”と
し、他のユニットを“0”とする。
【0041】抑制パターン(1) は、切り出し位置がず
れ、ナンバープレート画像が、入力信号(画像信号)中
に少ない{例えば、(学習用データ内のプレート領域面
積)/(プレート全体の面積)=0%〜59%}場合で
あり、全ユニットを“0”とする。
【0042】抑制パターン(2) は、入力信号(画像信
号)中にヘッドライト画像を取り込んでいる場合であ
り、全ユニットを“0”とする。尚、ヘッドライト等を
ナンバープレート41と誤認するといった検出誤りを防
止する為、教師用のデータとして、興奮パターンと抑制
パターン(1) 、(2) とを混在させている。
【0043】学習終了条件は、例えば、ニューラルネ
ットワークモデルの出力値と、教師データから求められ
る二乗誤差のような学習進度を評価できるパラメータ
(学習誤差)とがある一定のレベルに達するまで繰り返
し行う。尚、学習の進行に伴って学習誤差は小さくな
り、振動しながら収束に向かう。
【0044】他の学習終了条件として、学習回数が所
定回数に到達した段階で終了する方法や、学習に使用
していないデータを入力して、プレート位置が正しく検
知できる様になった段階で終了する方法を採用しても良
い。
【0045】つぎに、本実施例の利点を述べる。 〔ア〕ナンバープレートの位置検出装置Aは、以下に示
す様に高精度でナンバープレート41の位置を検出する
ことができる。これによリ、ナンバープレート41の画
像部分を、後段のナンバー読み取り手段(図示せず)に
送ることができ、ナンバー読み取り装置の読み取り精度
を向上させることができる。
【0046】複数の異なるパターン(白色地に黒文字、
緑色地に白文字、黄色地に黒文字等)を持つナンバープ
レート41の位置を正確に読み取ることができる。夜明
けや夕暮れ時、又は天候が悪く薄暗い等の悪条件であっ
ても、ナンバープレート41の位置を正確に読み取るこ
とができる。ヘッドライト等の画像が切り出されても、
誤検知しない。
【0047】〔イ〕ニューラルネットワークの学習進度
が速く、ナンバープレートの位置検出装置Aは僅かな学
習量でナンバープレート41の位置検出を正確に検出で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るナンバープレートの位
置検出装置のブロック図である。
【図2】プレート位置検出部の作動を示すフローチャー
トである。
【図3】ガウス窓無しの投影加算値の分布図(上)、及
びガウス窓有りの投影加算値の分布図(下)である。
【図4】ガウス窓の効果を示す説明図である。
【図5】教師用のデータのパターンを示す説明図であ
る。
【図6】ニューラルネットワークモデルの説明図であ
る。
【図7】プロパゲーション学習法のフローチャートであ
る。
【図8】ガウス窓の説明図である。
【符号の説明】
A ナンバープレートの位置検出装置 1 CCDカメラ(カメラ) 2 A/D変換器 3 プレート位置検出部(プレート位置検出手段) 4 自動車 11 画像信号 31 原画像 32 小領域 41 ナンバープレート

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の前又は後を撮影して画像信号を
    出力するカメラと、 前記画像信号をデジタル画像に変換するA/D変換器
    と、 前記デジタル画像に基づいてナンバープレートの位置を
    検出するプレート位置検出手段とを有するナンバープレ
    ートの位置検出装置において、 前記プレート位置検出手段は、 前記カメラと前記自動車との距離が所定範囲内になった
    時の原画像から、前記原画像を走査しながら小領域を切
    り出す切り出し処理と、 切り出された小領域に存在するパターンの輪郭部分を強
    調するエッジ強調処理と、 エッジ強調処理済み画像のサイズを圧縮する圧縮処理
    と、 圧縮された圧縮パターンを、学習済みのニューラルネッ
    トワークへ入力し、位置検出用ニューラルネットワーク
    の出力値を計算する出力値計算処理と、 この出力値を原画像スケールに座標変換する座標変換処
    理と、 座標変換後のデータに対して、各ポイント毎にガウス窓
    を掛けて加算し、投影加算値を得る加算処理とを実施
    し、 前記投影加算値が最大となる位置をもとにナンバープレ
    ート位置を判定する判定処理を実施することを特徴とす
    るナンバープレートの位置検出装置。
  2. 【請求項2】 接近して来る自動車との距離が所定範囲
    内になった時に、自動車の後部を撮影して画像信号を出
    力するカメラと、 前記画像信号を第1所定サイズの原画像に変換するA/
    D変換器と、 前記原画像に基づいてナンバープレートの位置を検出す
    るプレート位置検出手段とを有するナンバープレートの
    位置検出装置において、 前記プレート位置検出手段は、 前記原画像から前記原画像を走査しながら第2所定サイ
    ズの小領域を切り出す切り出し処理と、 切り出された小領域に存在するパターンの輪郭部分を強
    調するエッジ強調処理と、 エッジ強調画像を第3所定サイズに圧縮する圧縮処理
    と、 圧縮された圧縮パターンを、学習済みのニューラルネッ
    トワークへ入力し、第4所定サイズの、位置検出用ニュ
    ーラルネットワークの出力値を計算する出力値計算処理
    と、 前記ニューラルネットワークの出力値を、第1所定サイ
    ズと同一サイズの位置判定用パターンに投影し、第4所
    定サイズの出力値を第2所定サイズに変換する座標変換
    処理と、 座標変換後のデータに対して、各ポイント毎にガウス窓
    を掛け、ナンバープレート位置判定用パターンに加算し
    て投影加算値を得る加算処理とを実施し、 前記投影加算値が最大となる位置をもとにナンバープレ
    ート位置を判定する判定処理を実施することを特徴とす
    るナンバープレートの位置検出装置。
  3. 【請求項3】 ニューラルネットワークの学習は、複数
    の、学習用のデータと教師用のデータとを使用するバッ
    クプロパゲーション学習法を用い、 ユニットの閾値関数にシグモイド関数を用いることを特
    徴とする請求項1又は請求項2記載のナンバープレート
    の位置検出装置。
JP9108453A 1997-04-25 1997-04-25 ナンバープレートの位置検出装置 Pending JPH10302074A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9108453A JPH10302074A (ja) 1997-04-25 1997-04-25 ナンバープレートの位置検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9108453A JPH10302074A (ja) 1997-04-25 1997-04-25 ナンバープレートの位置検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10302074A true JPH10302074A (ja) 1998-11-13

Family

ID=14485169

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9108453A Pending JPH10302074A (ja) 1997-04-25 1997-04-25 ナンバープレートの位置検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10302074A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004354250A (ja) * 2003-05-29 2004-12-16 Nidek Co Ltd 欠陥検査装置
JP2005515930A (ja) * 2002-01-28 2005-06-02 ダイムラークライスラー・アクチェンゲゼルシャフト 車載型赤外線暗視装置
US7176959B2 (en) 2001-09-07 2007-02-13 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Vehicle surroundings display device and image providing system
EP2784721A2 (en) 2013-03-26 2014-10-01 MegaChips Corporation Object detection apparatus
JP2014191470A (ja) * 2013-03-26 2014-10-06 Mega Chips Corp 物体検出装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7176959B2 (en) 2001-09-07 2007-02-13 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Vehicle surroundings display device and image providing system
JP2005515930A (ja) * 2002-01-28 2005-06-02 ダイムラークライスラー・アクチェンゲゼルシャフト 車載型赤外線暗視装置
JP2004354250A (ja) * 2003-05-29 2004-12-16 Nidek Co Ltd 欠陥検査装置
EP2784721A2 (en) 2013-03-26 2014-10-01 MegaChips Corporation Object detection apparatus
JP2014191470A (ja) * 2013-03-26 2014-10-06 Mega Chips Corp 物体検出装置
US9536137B2 (en) 2013-03-26 2017-01-03 Megachips Corporation Object detection apparatus
US10223583B2 (en) 2013-03-26 2019-03-05 Megachips Corporation Object detection apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Al-Ghaili et al. Vertical-edge-based car-license-plate detection method
Gao et al. Car license plates detection from complex scene
JPH11306283A (ja) ナンバープレート情報読取装置
US6281928B1 (en) Positional detector device for a vehicular license plate
KR101717613B1 (ko) 에지 정보 기반의 객체 추적 알고리즘을 통한 이동 차량 탐지 시스템 및 방법
Yang et al. A novel approach for license plate character segmentation
CN107886034B (zh) 行车提醒方法、装置及车辆
Paunwala et al. A novel multiple license plate extraction technique for complex background in Indian traffic conditions
Khalifa et al. Malaysian Vehicle License Plate Recognition.
CN111382704A (zh) 基于深度学习的车辆压线违章判断方法、装置及存储介质
Babbar et al. A new approach for vehicle number plate detection
JP3800785B2 (ja) 白線認識装置
Nguwi et al. Number plate recognition in noisy image
Huang et al. A back propagation based real-time license plate recognition system
Hommos et al. Hd Qatari ANPR system
JPH10302074A (ja) ナンバープレートの位置検出装置
Boliwala et al. Automatic number plate detection for varying illumination conditions
Gu et al. Robust road lane detection using extremal-region enhancement
Deb et al. Vehicle license plate detection algorithm based on color space and geometrical properties
JP2893948B2 (ja) ナンバープレート認識装置
CN110321828B (zh) 一种基于双目摄像机和车底阴影的前方车辆检测方法
Deb et al. An efficient method of vehicle license plate detection based on HSI color model and histogram
JPH0863549A (ja) 車両ナンバー認識装置、二値化装置及び画像処理装置
JPH1166490A (ja) 車両検出方法
Lin et al. Long-distance vehicle detection algorithm at night for driving assistance

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040401

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20040401

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070816

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071015

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20071106