JPH0282967A - 歯科用金属研摩ストリップ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 星！上Ω丑里立耽 本発明は歯及び歯充填物のための歯科用金属研摩ストリ
ップであって、その一方の側に金属マトリックス内に埋
込まれ、研摩剤として作用する硬質粒子をコーティング
しであるストリップに関するものである。

従来技術、および発明が解決しようとする課題前述の種
類の研摩ストリップは実用的には仕上げストリップ及び
みがきストリップとして知られている。同ストリップは
これ迄は両側にニッケルを電解的にコートした通常の圧
延鋼ストリップから作られてきた。この場合例えば酸化
アルミニウム（コランダム）のような硬質粒子が一方の
側において前記ニッケル層内に埋込まれ、付加的に電解
堆積されたニッケル層によって保持される。前記多重層
ストリップの全厚みは約０．１　ｍｍである。それらは
数ｍｍの種々の幅並びに例えば１５ｃｍの長さにおいて
市販されている。

前記鋼ストリップを圧延し、次にコーティングを行ない
、硬質粒子をニッケル層の一方の側内に含ませるという
工程を採用するために、前記ストリップを製造する方法
は同ストリップが歯科業界では消耗品とされているにも
かかわらず比較的時間がかかるものであり、高価である
。

また前述の態様によって固定された硬質粒子は前記ニッ
ケルマトリックスから比較的容易に抜は出す可能性があ
ることも判明している。

本発明の目的は前述のストリップの製造を簡単化し、金
属マトリックス内への硬質粒子の埋込みを改良すること
である。別の目的は製造可能な厚みを小さくし、かくし
てストリップの可撓性を増大させることである。

課題を解決するための　段 こめ目的のために、本発明によれば、前記研摩ストリッ
プは溶融物から凝固され、最大厚み１ｍｍを備えたフォ
イル状金属ストリップを有しており、前記硬質粒子は凝
固の際金属マトリックス内に固定される。

新規なストリップの製造に関して、既知の溶融スピニン
グプロセスが特に好適であることが判明している。金属
マトリックスの場合には、ＶＩＩＩＡ属がらの少なくと
も一つの元素と、ＩＶＡ、ＶＡ又はＶＩＡ属からの少な
くとも一つの元素と、ホウ素、炭素、窒素、酸素、ケイ
素又はリンなる元素の少なくとも一つの元素を少なくと
も含有する合金によって良好な結果が得られることが判
明している。

次の硬質粒子を用いることが出来る。金属ホウ化物、炭
化物、窒化物、酸化物、リン化物、ケイ化物又はダイヤ
モンド。

別法として前記硬質粒子は例えばＥＰ−Ａ　−２７８５
に記載されているように、溶融スピニング工場において
溶融金属マトリックス内に含まされた顆粒状物質の形態
とすることも出来る。

しかしながら、もしも前記硬質粒子が溶融物からの一次
偏析物の形態をとっているならば、特にされている。

本新規ストリップは２０〜２５０１１ｍの厚み（これは
平滑な下側と粗表面上の硬質粒子の突出先端の間で測定
）で製造することが可能である。得られた粗度すなわち
平滑深さＲｐ　（ＤＩＮ　４７６２　／　１又はｌ５Ｏ
４２８７／　１　）はほぼ２〜１００　ｐｍである。

比較的幅広（例えば１０ｃｍ以上）のストリップを前記
溶融スピニングプロセスによって製造可能であるので、
本研摩ストリップはまた歯及び歯充填物をみがきｌ又は
切断したり、歯科補綴産業における補綴モールドをみが
くためのみがきｌ切断ディスクとしても適している。こ
れ迄は、前述の種類の、直径が例えば８〜１５ｍｍのデ
ィスクは硬質粒子で覆われたプラスチックス又はプラス
チックを被覆した織物又は紙から作られていた。硬質粒
子は接着剤によって基板上に保持される。

機械的強度の理由により、この場合基板はある最小の厚
みを備える必要があり、このことはデイスフの可撓性を
減少させる。しかしながら、不規則な形状を研摩する時
には可撓性は極めて重要である。

前述したように、本金属ストリップは例えば２０１１ｍ
迄極めて薄く作ることが出来る。本研摩ディスクはした
がって極めて可撓性に富んでいる。可撓性が増大してい
るにもかかわらず、金属マトリックス内に埋込まれた研
摩粒子の接着力は従来技術の研摩又は切断ディスクより
も良好である。

実施例 種々のストリップが前記ＣＨ出願に記載されたプロセス
によって製作された。全ての実施例において以下のパラ
メータは一定に保持された。

初期合金の組成は重量％で表わして６ＯＮｉ、１３Ｃｒ
、４Ｆｅ、８Ｓｉ、　１４Ｂである。

初期合金の再溶融時間−４分。

以後の再溶融された初期合金の保持−１０６０°Ｃで１
分間とする。

ストリップの製作はＣｕ　−Ｃｒ合金ロールを用いた溶
融物スピニングプロセスによった。

ストリップの厚み一５０ｐｍとする。

硬質粒子としてはツエータ（ζ）クロム窒化物偏析を用
いた。

硬質粒子の寸法を変化させ、かくして粗度を変化させる
ために以下を変化させた。

初期合金を鋳造し、凝固させたインゴットモールド。

Ｃｕ　Ｃｒロールの回転速度。

〈実施例１〉 初期合金は酸化ジルコニウム（ＺｒＯ２）によってコー
ティングされた鋼インゴツトモールド内に注湯された。

ロールの速度は１０５０ｒｐｌ’ｎであった。

ｐＩＮ　４７６２　／　１又はＩＳＯ４２８７／１　＋
、：係る平滑深さＲｐとして測定した粗度は８０　ｐｍ
であった。

〈実施例２〉 初期合金はコーティングされていない鋼製インゴットモ
ールドに注湯された。ロールの速度は１２０Ｏｒｐｍで
あり、得られた平滑深さＲｐは３０　ｐｍであった。

〈実施例３〉 初期合金は同一のコーティング無し鋼製インゴットモー
ルド内に注湯されたが、ロールの速度は１１０００ｒｐ
に過ぎなかった。この場合には得られた平滑深さＲｐは
５ｐｍであった。

〈実施例４〉 ５〜１２ｍｍの外径を備えたディスクが、前記実施例１
〜３のいづれか一つに従って製作された金属ストリップ
から、例えば打抜き又は電蝕によって切り出された。そ
れらの中央にはみがき又は切断ディスクのための市販の
クランプホルダ又はねじホルダに適する同心状穴が形成
された。

得られた研摩ディスクは４０〜６０１４ｍの厚みと例え
ば１０〜４０μｍの平滑深さＲｐを備えた粗度を有して
いた。同一種類の他のディスクは得られた平滑深さＲｐ
として例えば８０μｍの粗度を備え、８０〜１００μｍ
の厚みを備えていた。

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. （１）研摩剤として作用し、金属マトリックス内に埋込
   まれた硬質粒子が一方の側にコーティングされた歯科用
   金属研摩ストリップにおいて、 前記研摩ストリップが溶融物から凝固せしめられ、１ｍ
   ｍの最大厚みを有する箔状金属ストリップを含み、前記
   硬質粒子は凝固の際金属マトリックス内に固定されるこ
   とを特徴とする歯科用金属研摩ストリップ。
2. （２）請求項１に記載のストリップにおいて、前記金属
   マトリックスはVIIIＡ属からの少なくとも一つの元素と
   、IVＡ、ＶＡ又はVIＡ属からの少なくとも一つの元素と
   、ホウ素、炭素、窒素、酸素、ケイ素又はリンの少なく
   とも一つの元素とを少なくとも含んでいることを特徴と
   する研摩ストリップ。
3. （３）請求項１又は２に記載のストリップにおいて、前
   記硬質粒子は金属に関するホウ化物又は炭化物又は窒化
   物又は酸化物又はリン化物又はケイ化物又はダイヤモン
   ドの少なくとも一つのものを有していることを特徴とす
   る研摩ストリップ。
4. （４）請求項１から３のいづれか１つの項に記載のスト
   リップにおいて、前記硬質粒子が溶融物からの一次偏析
   物であることを特徴とする研摩ストリップ。
5. （５）請求項４に記載のストリップにおいて、前記硬質
   粒子の少なくとも５０％は長さと幅の比率が少なくとも
   ５である骨格結晶形状を備えていることを特徴とする研
   摩ストリップ。
6. （６）請求項５に記載のストリップにおいて、前記骨格
   硬質粒子結晶の割合が少なくとも７０％であることを特
   徴とする研摩ストリップ。
7. （７）請求項５又は６に記載のストリップにおいて、前
   記硬質粒子は一方の側において粗な組織を形成しており
   、当該組織はそれを含有する硬質粒子の少なくとも８０
   ％を突出するピークを備えていることを特徴とする研摩
   ストリップ。
8. （８）請求項７に記載のストリップにおいて、金属マト
   リックスから突出する前記硬質粒子は少なくともそれら
   の長さの５０％にわたつてマトリックス内に埋込まれて
   いることを特徴とする研摩ストリップ。