JP3851383B2 - 光学ガラス素子のプレス成形型およびその製造方法 - Google Patents

光学ガラス素子のプレス成形型およびその製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、加工性、硬度および耐熱性、さらに離型性を共に満足させる光学ガラス素子のプレス成形型およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、光学ガラス素子は、研磨工程により製造されていた。ところが今日では、光学機器のレンズ構成に簡略化、レンズ部分の軽量化を同時に達成し得る非球面の光学ガラスレンズが多用されつつある。
この非球面光学ガラス素子の製造にあっては、従来の研磨法では加工および量産化が困難であるため、光学ガラス材料をそのまま、あるいはあらかじめ加熱した後、一対の成形型の内端面(プレス形成面)間で加熱押圧し成形して光学ガラス素子を製造するダイレクトプレス(ガラスモールド法)が採用されている。
【0003】
この従来のガラスモールド法のための金型は、超硬合金、サーメット等の材料が使用されているが、これらは非常に硬く、加工性が悪く、光学鏡面を得るための加工に長時間が必要であり、コストアップにつながっている。
また、このような従来の金型を用いて、グレーティング、回折格子等の微細な形状を成形面に作製するのはほとんど不可能である。
【0004】
そこで、微細加工を行うことのできるガラスモールド用金型が、幾つか提案されている。例えば、特開平7−277747号公報には、硬質母材と、そこに形成された転写面とを有するプレス成形型において、転写面がCuを主成分とする加工層を備えている型が提案されている。
また、特開平7−41326号公報、特開平7−172849号公報および特開平6−239629号公報等には、超硬合金、サーメット等の母材上に特定の組成の合金からなる切削加工層が設けられ、さらに切削加工層上に貴金属系合金薄膜が形成されているプレス成形型が提案されている。
これら提案されている従来技術は、硬い母材上に、特定組成の合金、例えばNi等を含む合金の軟らかい加工層を設け、微細加工に適した加工性を高めようとするものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来技術に提案されたプレス成形型は、加工性にある程度の改善は見られるものの、いまだ硬度および耐熱性に不十分であり、したがって耐久性に劣るものとなっている。
したがって本発明の目的は、上記のような従来の課題を解決し、加工性、硬度および耐熱性、さらに離型性を共に満足させる光学ガラス素子のプレス成形型およびその製造方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは上記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成することができた。
すなわち本発明は、光学ガラス材料を加熱により軟化させ、一対の成形型の内端面間でこれを押圧成形することにより光学ガラス素子を成形する成形型において、前記内端面がNi−Co−Mn合金からなる薄膜で被覆され、前記薄膜は電気メッキ法により形成され、さらに前記薄膜の上部にはPt、Ir、RhおよびWからなる群から選ばれる少なくとも1種類の金属を含む貴金属合金からなる保護層が設けられている、ことを特徴とする光学ガラス素子のプレス成形型を提供するものである。
また本発明は、Ni−Co−Mn合金の組成が、Co5〜30重量%、Mn0.1〜5重量%および残部がNiである前記の光学ガラス素子のプレス成形型を提供するものである。
また本発明は、前記薄膜の厚さが、50〜500μmである前記の光学ガラス素子のプレス成形型を提供するものである。
また本発明は、前記保護層が、Pt−WまたはPt−Ir−Rh合金からなることを特徴とする前記の光学ガラス素子のプレス成形型を提供するものである。
【0007】
さらに本発明は、光学ガラス材料を加熱により軟化させ、一対の成形型の内端面間で押圧成形することにより光学ガラス素子を成形する成形型の製造方法において、上記内端面にNi−Co−Mn合金からなる薄膜を被覆し、前記薄膜は電気メッキ法により形成され、この薄膜を所望の形状に加工し、さらに前記薄膜の上部にPt、Ir、RhおよびWからなる群から選ばれる少なくとも1種類の金属を含む貴金属合金からなる保護層を設けることを特徴とする光学ガラス素子のプレス成形型の製造方法を提供するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をその一実施態様により説明するが、本発明は下記説明により限定されるものではない。
図1は、本発明に係る光学ガラス素子のプレス成形型の断面図である。
この成形型は、母材1、母材のフランジ部1a、薄膜21および保護層22を備えており、その作成方法としては、例えば母材1を超精密旋盤にて所望の非球面に切削した後、ダイヤモンドペースト研磨材等を使用して表面粗さRmax=0.01μm 以下になるように研磨するのがよい。
ここで母材1に用いられる材料としては超硬合金タングステンカーバイト(WC)、ステンレス、Ni基耐熱合金等の合金、炭化ケイ素(SiC)、窒化ケイ素(Si34 )、アルミナ(Al23 )等のセラミックス等を好ましい例として挙げることができる。
【0009】
次にこの母材1の表面に薄膜21を形成する。その形成方法としては、公知の電気メッキ法、スパッタリング法等を通常の条件を採用して行うことができる。
このようにして得られた薄膜21は、Ni−Co−Mn合金からなり、それらの組成はCo5〜30重量%、Mn0.1〜5重量%、残部がNiからなるものが好ましく、さらに好ましくはCo10〜20重量%、Mn0.1〜2重量%、残部がNiからなるものがよい。
【0010】
この薄膜21は、従来よりも加工性、硬度および耐熱性に優れている。したがって、目的に応じて自由にその形状を加工することができる。加工は、ダイヤモンドバイト、ポリシング等により簡単に行うことができる。
薄膜21の厚さは、50〜500μm の範囲が実用的であるが、薄膜の加工前には、切削する部分を考慮して厚さを設計するのがよい。
【0011】
薄膜21の上部には、保護層22が設けられる。
この保護層22は、ガラスとの反応性が低く、そのため離型性に優れるものがよく、Pt、Ir、RhおよびWからなる群から選ばれる少なくとも1種類の金属を含む貴金属合金からなる層であり、例えばPt−W、Pt−Ir−Rh合金が好適である。保護層22は、例えばスパッタリング法を通常の条件でもって行い、形成することができる。
保護層22の厚さは、0.5〜1.0μm の範囲が実用的である。
【0012】
【実施例】
以下、本発明に係る光学ガラス素子のプレス成形型およびその製造方法について実施例に基づき具体的に説明する。
【0013】
実施例1
図1に示されるようなプレス成形型を作成した。
この成形型は、WCを主成分とする超硬合金を研削加工により所望の形状の成形面に加工、研磨した母材1、この母材1の内端面を被覆するようにして形成されたNi−Mn−Coの薄膜21、および薄膜21の上部の白金系合金からなる保護層22を有する。
【0014】
成形型の母材1の内端面を形成している部分の外径は20mmであり、母材1の下部には、外径が26mmで厚さが3mmのフランジ部1aが設けられている。母材1の高さは15mmである。
この母材1の内端面を、半径25mmの球面が形成されるように研削加工した。このときの研削加工は、カーブジェネレータで#800のダイヤモンドカップ砥石を用いて行った。
続いて、母材1の成形面上にNi−Mn−Co合金からなる薄膜21を形成した。
【0015】
この薄膜21の形成方法を説明する。
メッキ槽にメッキ液としてスルファミン酸Ni液、スルファミン酸Co液、スルファミン酸Mn液、臭化Ni液、レベリング液、ホウ酸を純水に溶かしたものを入れ、メッキ液の温度を60℃に保った。p Hは4であった。
母材1の内端面以外の部分をロウによってマスキングし陰極側に接続した。
メッキ槽に電流を流し母材1の内端面にNi−Mn−Co合金からなる薄膜21を形成した。
このようにして、形成された薄膜21の厚みは150μm であった。
薄膜21の成分を蛍光X線分析装置で組成を分析したところ、Co:15重量%、Mn:0.5重量%、残部がNiであった。
次にこの内端面の薄膜21を超精密旋盤によって、近軸半径25.2mm、非球面量50μm の非球面形状にダイヤモンドバイトで切削加工した。
ダイヤモンドバイトで切削加工された内端面は、ダイヤモンドバイトによる引き目がわずかに残っているので、これを除去するためにダイヤモンドペーストで軽く研磨した。
その後、アルゴンガス圧3×10-3Torr、スパッタ電力300W、60分間の条件下でスパッタリングを行い、Pt−Wの保護膜22を1μm 成膜した。
【0016】
このようにして作成されたプレス成形型(金型)の内端面は、表面粗さRmax=0.01μm 以下であり、従来の超硬合金で作成された金型と同等以上の面形状をもつものであるばかりでなく、薄膜が非常に加工性のよいものであるので、希望する形状のプレス成形型(金型)を短時間に作成できるという有効性がある。
【0017】
このようにして作成された成形型、すなわち下型3と上型4を用い、図2および図3に示すように光学ガラス素子を成形した。
図2は、成形装置の押圧成形前の状態を示す概略縦断面図であり、図3は成形装置の押圧成形状態を示す概略縦断面図である。
まず、下型3上に球形に加工された光学ガラス材料5(商品名:VC78、住田光学ガラス社製)をのせ、ヒータ7を加熱して摂氏580℃まで加熱した。ここで型温度は熱電対10によって測定している。また加熱中は成形型の酸化による劣化を抑えるために雰囲気ガス供給口9より非酸化性の窒素ガスを導入している。
【0018】
所定の温度に昇温した後、図3に示すようにシリンダー8を下げ、上型4と下型3と胴型6との間で光学ガラス材料5を約100kg/cm2 の圧力で押圧成形した。
その後冷却し、成形部温度が光学ガラス材料5の転移点温度を下回った時点(約摂氏500℃)で圧力を抜き、シリンダー8を上昇させて図4に示されるような光学ガラス素子11を取り出した。
【0019】
以上の工程を5000回繰り返して行ったが、光学ガラス素子と成形型との離型性は常に良好であり、また成形型表面に傷が生じることもなく、高精度の光学ガラス素子を再現性よく成形することが分かった。
【0020】
実施例2(参考例)
図5は、本発明に係るプレス成形型の別の一実施例を示す断面図である。この成形型は、母材12としてW系粉末ハイスを焼結して作成した焼結高速度工具鋼(粉末ハイス)を使用したものである。そして、母材12の成形面を研削加工により所望の形状に加工した。その後ダイヤモンドペーストにより表面粗さRmax=0.1μm以下に研磨加工した。この成形面の上にNi−Mn−Coの薄膜13を形成し、この薄膜13を切削加工により所定の形状に加工し、その後、保護層14として白金系の合金からなる膜をコーティングしたものである。
【0021】
成形型の母材12は、内端面を形成している部分の外径が10mmであり、その下部に外径が15mmで厚さが2mmのフランジ部12aが設けられている。母材12の高さは12mmである。
この母材12の内端面を切削加工により、平面に加工した。その後、ラッピングにより平面を研磨した。
【0022】
次に、この母材12の内端面に薄膜13を形成した。すなわち、スパッタ装置に前記母材12をセットし、アルゴンガス圧3×10-3Torr、スパッタ電力350W、金型温度200℃の条件下で2時間スパッタリングを行い、約60μm の薄膜13を成膜した。
ここで使用したスパッタ用のターゲットとしては、Ni−Mn−Coの組成が83−2−15%である3インチのものを用いた。
薄膜13の成分を蛍光X線分析装置で組成を分析したところ、Co:15重量%、Mn:1.5重量%、残部がNiであった。
次にこの薄膜13の形成された母材12を、超精密旋盤に取り付け、ダイヤモンドバイトにより図5に示すようなフレネルレンズ形状のパターンを形成した。このときのフレネルパターンの高さは約1μm である。
その後、アルゴンガス圧3×10-3Torr、スパッタ電力300Wの条件下で60分間スパッタリングを行い、Pt−Ir−Rhの保護層14を薄膜13上に1μm 成膜した。
【0023】
このようにして作成されたプレス成形型(金型)の内端面は、表面粗さRmax=0.01μm 下であり、従来の超硬合金で作成された金型と同等以上の面形状をもつものであるばかりでなく、薄膜13が非常に加工性のよいものであるので、希望する形状のプレス成形型(金型)を短時間に作成できるという有効性がある。
【0024】
このようにして作成された成形型を用い、実施例1で述べたのと同様の成形装置により成形を行った。この場合は上型に前記のフレネル形状をもつ成形型を配置し、下型には平面だけの成形型を配置している。
まず、下型3に外径7mm、厚さ2mmに平面研磨された円板上の光学素子材料PSK60(商品名、住田光学ガラス社製)をのせ、ヒータ7を加熱して摂氏430℃まで加熱した。ここで、型温度は熱電対10によって測定している。
また加熱中は成形型の酸化による劣化を抑えるために雰囲気ガス供給口9より非酸化性の窒素ガスを導入している。
所定の温度に昇温した後、図3に示すようにシリンダー8を下げ、上型4と下型3と胴型6との間で光学ガラス材料を約80kg/cm2 の圧力で押圧成形した。
その後冷却し、成形部温度が光学素子材料の転移点温度を下回った時点(約摂氏390℃)で圧力を抜き、シリンダー8を上昇させて図6に示されるような光学ガラス素子15を取り出した。
【0025】
以上の工程を3000回繰り返して行ったが、光学ガラス素子と成形型との離型性は常に良好であり、また成形型表面に傷が生じることもなく、高精度の光学ガラス素子を再現性よく成形することがわかった。
【0026】
【発明の効果】
本発明によれば、加工性、硬度および耐熱性、さらに離型性を共に満足させる光学ガラス素子のプレス成形型およびその製造方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光学素子の成形型の一実施例を示す断面図である。
【図2】本発明に係る光学素子の成形型を用いた成形装置の押圧成形前の状態を示す概略縦断面図である。
【図3】本発明に係る光学素子の成形型を用いた成形装置の押圧成形状態を示す概略縦断面図である。
【図4】本発明に係る光学素子の成形型を用いて成形された光学ガラス素子を示す正面図である。
【図5】本発明に係る光学素子の成形型の別の実施例を示す断面図である。
【図6】本発明に係る光学素子の成形型を用いて成形された別の実施例の光学ガラス素子を示す正面図である。
【符号の説明】
1,12 母材
1a,12a 母材のフランジ部
3 下型
4 上型
5 光学ガラス材料
6 胴型
7 ヒータ
8 シリンダー
9 雰囲気ガス供給口
10 熱電対
11 光学ガラス素子
13,21 薄膜
14,22 保護層
15 フレネルレンズ

Claims (5)

  1. 光学ガラス材料を加熱により軟化させ、一対の成形型の内端面間でこれを押圧成形することにより光学ガラス素子を成形する成形型において、前記内端面がNi−Co−Mn合金からなる薄膜で被覆され、前記薄膜は電気メッキ法により形成され、さらに前記薄膜の上部にはPt、Ir、RhおよびWからなる群から選ばれる少なくとも1種類の金属を含む貴金属合金からなる保護層が設けられている、ことを特徴とする光学ガラス素子のプレス成形型。
  2. Ni−Co−Mn合金の組成が、Co5〜30重量%、Mn0.1〜5重量%および残部がNiである請求項1に記載の光学ガラス素子のプレス成形型。
  3. 前記薄膜の厚さは、50〜500μmである請求項1に記載の光学ガラス素子のプレス成形型。
  4. 前記保護層が、Pt−WまたはPt−Ir−Rh合金からなることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の光学ガラス素子のプレス成形型。
  5. 光学ガラス材料を加熱により軟化させ、一対の成形型の内端面間で押圧成形することにより光学ガラス素子を成形する成形型の製造方法において、前記内端面にNi−Co−Mn合金からなる薄膜を被覆し、前記薄膜は電気メッキ法により形成され、前記薄膜を所望の形状に加工し、さらに前記薄膜の上部にPt、Ir、RhおよびWからなる群から選ばれる少なくとも1種類の金属を含む貴金属合金からなる保護層を設ける、ことを特徴とする光学ガラス素子のプレス成形型の製造方法。
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