JPH028162B2 - - Google Patents

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JPH028162B2
JPH028162B2 JP17232080A JP17232080A JPH028162B2 JP H028162 B2 JPH028162 B2 JP H028162B2 JP 17232080 A JP17232080 A JP 17232080A JP 17232080 A JP17232080 A JP 17232080A JP H028162 B2 JPH028162 B2 JP H028162B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder device
oil chamber
oil
valve
piston
Prior art date
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Application number
JP17232080A
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English (en)
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JPS5797903A (en
Inventor
Susumu Nakamura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Kogyo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Furukawa Kogyo Co Ltd filed Critical Furukawa Kogyo Co Ltd
Priority to JP17232080A priority Critical patent/JPS5797903A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はクレーン等に用いられるブームの伸縮
に好適な複動シリンダ装置に関するものである。
クレーンブームの伸縮はその機能上、伸長時に
おいては基端ブームより順次伸長し、縮少時にお
いては先端ブームより順次縮少するのが望まし
い。従来この機能を有するブームの伸縮装置にお
いてブームの最伸縮状態の検知方法及び伸縮手段
等については種々のものが提案されているが、本
発明は、シリンダ装置自体にこの機能をもたせた
複動シリンダ装置を提供するものである。そのた
めクレーンブームにこの複動シリンダ装置を取付
けるだけで、順次作動機能を有するクレーンブー
ムを得ることができる。本願においては、順次作
動させる場合の基本である3段ブームに取付けら
れる3段式順次作動複動シリンダ装置につき説明
する。
第1図は本発明の複動シリンダ装置の最縮少状
態を示すもので、1はシリンダ、2はこのシリン
ダ1内に摺動密に嵌装したピストン、3はこのピ
ストン2と一体に構成したピストンロツドで、こ
のシリンダ1、ピストン2、ピストンロツド3で
第1シリンダ装置4を構成する。5はこの第1シ
リンダ装置4のシリンダエンド6部に一端を固着
し、ピストン2を慣通してシリンダ1内にその軸
線方向に延在して設けた中空部材で、その端部7
は前記ピストンロツド3の内壁と摺動密になるよ
う構成する。8はこの中空部材5内に摺動密に嵌
装したピストンで、このピストン5と一体に構成
したピストンロツド9が前記第1シリンダ装置4
のピストンロツド3と反対方向に突出するよう構
成し、これにより中空部材5、ピストン8、ピス
トンロツド9とで第2シリンダ装置10を構成す
る。従つて11は第1シリンダ装置4の伸長側油
室、12は同じく縮少側油室、13は第2シリン
ダ装置10の伸長側油室、14は同じく縮少側油
室である。第1シリンダ装置4の縮少側油室12
と第2シリンダ装置10の縮少側油室14とは管
路15及びシリンダエンド6部に設けた油路16
とを介して連通する。17はピストンロツド3の
先端側と端部7とで囲まれる油室である。ピスト
ンロツド3の先端部側には油給排装置側に接続さ
れるポート18,19を設ける。ポート18は油
室17に通じている。ピストンロツド3は2重管
に構成されており、その中空部分20はポート1
9に通じており、他方はピストン2側に設けた開
口部21を介して第1シリンダ装置の縮少側油室
21に通じている。
次に端部7にはこの複動シリンダ装置の順次作
動機能を司る弁22、弁23が設けられている。
まず、弁22は常時スプリング24で油室25
と油室26とを閉じるよう付勢されているが、油
室26から油室25への油の流れは許容しその逆
流は阻止するチエツク機能を持つよう構成され
る。そしてこの弁22は第1シリンダ装置4の伸
長終端でその端部22aがピストン2と係合して
油室25から油室26への油の流れを許容するよ
う構成される。油室25は油室27を介して前記
油室17に連通している。また油室26は油路2
8を介して第2シリンダ装置10の伸長側油室1
3に連通している。なお弁22の他方の端部22
bは、油室29内に摺動密に嵌装されており、こ
の油室は弁22内に設けた孔30を介して第1シ
リンダ装置4の伸長側油室11と連動している。
これは弁22が第1シリンダ装置4の伸長側油室
11の圧油の影響を受けないよう圧力バランスさ
せたものである。
次に弁26は常時スプリング31で油室32と
油室33とを閉じるよう付勢されているが、油室
33から油室32への油の流れは許容しその逆流
は阻止するチエツク機能を持つよう構成される。
そしてこの弁23は第2シリンダ装置10の縮少
終端でその端部23aが第2シリンダ装置10の
ピストン8と係合して油室32から油室33への
油の流れを許容するよう構成される。油室32は
油路34を介して第1シリンダ装置4の伸長側油
室11に連通している。油室33は油路35を介
して油室17に連通している。なおこの弁23の
他方の端部23bは油室36内に摺動密に嵌装さ
れており、この油室36は弁23内に設けた孔3
7を介して第2シリンダ装置10の伸長側油室3
2と通じている。これは弁23が第2シリンダ装
置10の伸長側油室13の圧油の影響を受けない
よう圧力バランスさせたものである。
以上のように構成される複動シリンダ装置は、
例えばクレーンの3段ブームに取付ける場合、ピ
ストンロツド3を基端ブームに、シリンダ1を中
間ブームに、ピストンロツド9を先端ブームにそ
れぞれ取付けて使用されるものである。
しかして、38はポンプ、39はタンク、40
は切換弁で、これらにより油給排装置を構成す
る。41,42は前述したポート18,19と切
換弁とを接続する配管43はこの配置中に設けた
従来既知のカウンターバランス弁である。
次に本発明の複動シリンダ装置の作動につき説
明する。
第1図は最縮少状態を示す。この状態より切換
弁40を第2図に示す位置に切換えると、ポンプ
38からの圧油は、配管41、ポート18を介し
て油室17に至る。油室17に至つた圧油は弁2
2の油室25及び弁23の油室33に流入する
が、弁22は非作動状態であるので油室25から
油室26への油の流れは生ぜず、第2シリンダ装
置10の伸長側油室13には圧油は流入せず、従
つて第2シリンダ装置10のピストン8は伸長し
ない。弁23は第2シリンダ装置10のピストン
8で右方に押されているので油室33と油室32
とは通じており、従つて圧油は油室17から油路
35、油室33、油室32、油路34とわたつて
第1シリンダ装置4の伸長側油室11に流入し、
従つて第1シリンダ装置4は伸長する(第2図)。
なおこの場合において、何らかの理由で弁23が
ピストン8と接触しておらず、スプリング31の
作用により油室33と油室32とが閉じている場
合であつても、圧油は弁23を直接押し開いて第
1シリンダ装置4の伸長側油室11に流入する。
このことは伸長時においては第1シリンダ装置4
は必ず伸長可能状態であることを意味する。第1
シリンダ装置の伸長に伴い、その縮少側油室12
の油は、ピストンロツド3内の油路20、ポート
19を介してタンク39に戻る。
第2図の状態が進行し、第1シリンダ装置4の
伸長終端になると、第1シリンダ装置4のピスト
ン2と弁22の端部22aとが接触係合し、弁2
2はスプリング24に抗して右方に押されて油室
25と油室26とが通じる状態となる(第3図)。
第3図に示す状態となると、油室17の圧油
は、油路27、油室25、油路28を通つて第2
シリンダ装置10の伸長側油室13に入り、第2
シリンダ装置10は伸長し始める。一方、弁23
を介して第1シリンダ装置4の伸長側油室11に
通じていた圧油は、この第1シリンダ装置4が最
伸長状態となることによりそれ以上は流入しな
い。
第1シリンダ装置4が伸長を停止し、第2シリ
ンダ装置10が伸長を続ける状態を第4図に示
す。第2シリンダ装置10が伸長すると、弁23
の端部23aがピストン8との接触係合を解き、
弁23はスプリング31で左方に押され油室33
と油室32とを閉じる。なお、この場合におい
て、何らかの理由で第1シリンダ装置4が完全に
伸長していない場合があつたとしても、圧油は弁
23を直接押し開いて第1シリンダ装置4の伸長
側油室11に流入することは勿論である。このこ
とは、第2シリンダ装置10の伸長時において
は、第1シリンダ装置は必ず最伸長状態に保持さ
れることを意味する。
第2シリンダ装置10の伸長に伴い、その縮少
側油室14の油は、油路16、管路15、油路2
0、ポート19を介してタンクに戻る。
次に縮少作動につき説明する。
最伸長状態において、切換弁40を第5図に示
す位置に切換えると、圧油は配管42、ポート1
9、油路20を介して第1シリンダ装置4の縮少
側油室12、さらに管路15、油路16を介して
第2シリンダ装置10の縮少側油室14に作用す
る。ここで弁23は、第2シリンダ装置10のピ
ストン8と非接触状態であるので油室32と油室
33とを閉じており、従つて第1シリンダ装置4
の伸長側油室11の油はこの油室32で遮断さ
れ、第1シリンダ装置4は縮少しない。弁22は
第1シリンダ装置4のピストン2と接触係合して
右方に押されているので、油室26と油室25と
は通じており、従つて第2シリンダ装置10の伸
長側油室13の油は、油路28、油室26、油室
25、油路27、油室17、ポート18を介して
タンク39に流れ第2シリンダ装置10は縮少す
る(第5図)。なおこの場合において、何らかの
理由で弁22がピストン2と接触係合しておら
ず、従つてスプリング24の作用により油室26
と油室25とが閉じている場合であつても、第2
シリンダ装置10の伸長側油室13の油はこの弁
22を直接押し開いてタンクに流れる。このこと
は、縮少時においては、第2シリンダ装置10は
必ず縮少可能状態であることを意味する。
第1シリンダ装置が縮少せず、第2シリンダ装
置10だけが縮少していくと、第2シリンダ装置
10の縮少終端でピストン8が弁23の一端23
aと接触係合し、弁23はスプリング31に抗し
て右方に押され油室32と油室33とを通じる状
態となる(第6図)。
第6図に示す状態となると、第1シリンダ装置
4の伸長側油室11の油は、油路34、油室3
2、油室33、油路35、油室17、ポート18
を介してタンクに流れ第1シリンダ装置4は縮少
することになる。
第1シリンダ装置4が縮少すると、弁22の端
部22aがピストン2との接触係合を解き、弁2
2はスプリング24で左方に押され油室26と油
室25とを閉じる。なおこの場合において、何ら
かの理由で第2シリンダ装置10が完全に縮少し
ていない場合があつたとしても、第2シリンダ装
置10の伸長側油室13の油は弁22を直接押し
開いてタンクに流れることは勿論である。このこ
とは、第1シリンダ装置4の縮少時においては、
第2シリンダ装置10は必ず最縮少状態に保持さ
れることを意味する。
かようにして第1シリンダ装置4は完全に縮少
し、本複動シリンダ装置は第1図に示す最縮少状
態となる。
以上本発明の複動シリンダ装置は、伸長時にお
いては、必ず第1シリンダ装置から伸長し、第2
シリンダ装置の伸長作動時においては、第1シリ
ンダ装置は必ず最伸長状態に保持され、縮少時に
おいては、必ず第2シリンダ装置から縮少し、第
1シリンダ装置の縮少作動時においては、第2シ
リンダ装置は必ず最縮少状態に保持されるので、
正確な順次を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る複動シリンダ装置の断面
図、第2〜第6図はその作動説明図である。 1……シリンダ、2,8……ピストン、3,9
……ピストンロツド、4……第1シリンダ装置、
5……中空部材、7……端部、10……第2シリ
ンダ装置、11,13……伸長側油室、12,1
4……縮少側油室、22,23……弁。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 シリンダ1、ピストン2、ピストンロツド3
    よりなる第1シリンダ装置4のシリンダエンド6
    部にピストン2を貫通してピストンロツド3部内
    に延在する中空部材5を設け、この中空部材5の
    端部7をピストンロツド3の内壁と摺動密とし、
    中空部材5内にピストン8を摺動密に嵌装して第
    2シリンダ装置10を構成し、この第2シリンダ
    装置10のピストンロツド9が前記ピストンロツ
    ド3と反対方向に突出するよう構成してなる複動
    シリンダ装置において、縮少側油室12,14を
    共に連通して油給排装置に接続し、この油給排装
    置から伸長側油室11,13への給排回路の途中
    でかつ前記端部7に、伸長時に第1シリンダ装置
    4の伸長終端で作動して給油側を第2シリンダ装
    置10の伸長側油室13に通じる弁22と、縮少
    時に第2シリンダ装置10の縮少終端で作動して
    第1シリンダ装置4の伸長側油室11を排油側に
    通じる弁23とを設け、前記弁22は縮少時に第
    2シリンダ装置10の伸長側油室13を常に排油
    側に通じ、前記弁23は伸長時に給油側を常に第
    1シリンダ装置4の伸長側油室11に通じるよう
    構成したことを特徴とする複動シリンダ装置。
JP17232080A 1980-12-06 1980-12-06 Double-acting cylinder Granted JPS5797903A (en)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3823225A1 (de) * 1988-07-08 1990-01-11 Montan Hydraulik Gmbh & Co Kg Mehrstufiger hydraulischer teleskopzylinder mit einer zwangssteuerung fuer die aus- und einfahrfolge der teleskopglieder

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4831185A (ja) * 1971-08-26 1973-04-24
JPS4841194A (ja) * 1971-09-28 1973-06-16

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JPS4831185A (ja) * 1971-08-26 1973-04-24
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