JPH0281072A - 画像形成装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （１）発明の目的 （産業上の利用分野） この発明は静電複写機、同プリンタなど静電転写プロセ
スを利用する画像形成装置に関するものである。

（従来技術と解決すべき課題） 像担持体表面に形成した可転写トナー像に、紙などシー
ト状の転写材を当接し、このトナー像を転写帯電器の作
用によって転写材に転写する工程を含む周知の画像形成
装置においては、転写時に転写帯電器に印加する転写バ
イナスによって、転写後も転写材が像担持体に吸着傾向
となるので、これを積極的に像担持体から分離させる手
段をそなえているのが普通である。

この種の分離手段としては従来から種々なものが提案さ
れているが、そのうち、多数の針状部材を列設しあるい
は、端縁を鋸歯状に形成した金属板を転写後の位置に配
設してなる除電針に、転写バイアスとは逆極性の分離バ
イアスを印加するように構成した分離装置が、構成が簡
単で小型であり、コスト面でも有利であるので、よく利
用されるようになってきている。

第５図はこのような分離装置を適用した画像形成装置の
概略構成を示す要部側面図であって、紙面に垂直方向に
軸線を有し、矢印Ａ方向に回転する円筒状の感光体１の
表面に形成されたトナー像が、該感光体１と転写帯電器
３とが対向する転写部位に到来すると、これとタイミン
グを合せて搬送路２から矢印Ｂ方向に転写材（不図示）
が供給され、前記転写部位において感光体側のトナー像
は転写材に転移する。

転写材の走行方向にみて、転写帯電器３の下流側には除
電針４ａを有する分離装置４が配設してあり、その図示
上方に転写材が到達したときに、転写時とは逆極性のバ
イアスが除電針に印加されて、転写材の感光体への吸着
傾向が解消され、転写材は、搬送カイト５によって、さ
らに不図示の定着部位に搬送されるものとする。

なお、感光体１の周辺には、その表面を一様に帯電させ
る一次帯電器、この面に静電潜像を形成する画像情報書
込手段、該潜像にトナーを供給して顕像化する現像器、
残留トナーを除去するクリーナ、残留電荷除去手段その
値画像形成に必要な部材が配設しであることは云う迄も
ないが、それらは本発明には直接関係がないのですべて
省略しである。

第６図は、前述の画像形成装置における分離装置に配し
た除電針４ａの正面図であって、図示のものは、厚み０
．ｌｆｆ１ｍ程度のステンレス板からなり、その感光体
に対向する側は、ピッチｐが１〜１．５ｍｍ、高さｂが
２ｍａ＋程度の鋸歯状縁に形成しである。

このような除電針４ａを第５図々示のように装着して所
期の作用を奏せしめるには、前記針部の先端が可及的に
感光体１の方向に突出させて、その上面を通過する転写
材裏面に近接するように配置するのが好ましい。

しかしながら、このような尖鋭な部分を転写材の通路に
暴露することは、装置の組立時、保守修理時あるいはジ
ャムが発生した場合など、装置内部に手を差し込むよう
なときに、サービスマンやユーザが負傷したり、該尖鋭
端部を折曲損傷したりするおそれを免かれない。

このような問題を回避するため、除電針の尖鋭端縁の高
さを低くすると、機能が低下したり、より高圧のバイア
スを印加する必要が生ずることになってコストアップに
もつながるので好ましくない。

本発明は以上のような事態に対処すべくなされたもので
あって、この種の分離装置における機能の低下を招来す
ることなく、前述のような危険のない画像形成装置を提
供することを目的とするものである。

（２）発明の構成 （課題を解決する技術手段、その作用）上記の目的を達
成するため１本発明は、像稍持体表面の可転写トナー像
を静電的に転写材に転写した後、除電針をそなえた分離
装置によって前記転写材の電荷を除電して転写材を像担
持体から分離し、この転写材を搬送ガイドによって搬送
する画像形成装置において、前記除電針の放電側端縁の
位置を、前記搬送ガイドの転写材搬送面から突出した少
なくとも１個の位置と、該面より埋没した位置とを選択
的に取らせる手段をそなえたことを特徴とするものであ
る。

このように構成することによって、点検時など装置内部
に手を触れるようなときにも、操作者が負傷したり、除
電針を損傷するおそれがなく、また、転写材の種類や環
境変化に応じて常に最適の分離を実行することができる
。

（実施例の説明） 第１図ないし第３Ｂ図は本発明の実施例を示すもので、
第１図は、前記第５図に示した公知の装置と基本的に同
様の構成をそなえた画像形成装置における、転写材分離
装置４とこれに隣接する搬送ガイド５に相当する部分の
みを示す斜面図であって、簡明のため対応する部分には
同一の符号を付して示しである。

第１図において、不図示の転写部位を通過した転写材は
白抜き矢印Ｂの方向から、分離装置４の図示上方をとお
って搬送ガイド５に乗って搬送されるものとする。

搬送ガイド５は画像形成装鐙内適所に固定されており、
その上流側端部には立下り部５ａが形成しである（第３
Ａ図参照）。

分離装置４は、ポリカーボネートなどの絶縁性樹脂から
なるホルダ４ｂに除電針４ａを一体に成型してなり、前
記搬送ガイド５の立下り部５ａに沿設して配設してあっ
て、その両端にビン７ａ。

７ｂによってレバー６ａ、６ｂが枢着してあり、これら
レバーは、画像形成装置底部適所に取着した支持部材９
ａ　、９ｂにビン８ａ、８ｂによって枢着されている。

さらに、前記ホルダ４ｂは、端を画像形成装置底部に設
けた係止部１１ａ、１１ｂ（第２Ａ図参照）に係止した
ばねｌＯａ、１ｏｂの他端に係止されているので、常時
図示下方に偏倚されており、このとき分離装置に配設さ
れている除電針４ａの鋸歯状端縁は搬送ガイド５のに面
よりも下方の位置をとるようになっている。

また、第２Ａ図、第３Ａ図などから判るように、搬送ガ
イド５の前記立下り部５ａには上下方向にのびる長孔１
３ａ、Ｌ３ｂが形成してあり、これらの孔に、ホルタ４
ｂに配設してあり、抜は止め用のヘッドをそなえたビン
１２ａ、１２ｂがそれぞれ遊嵌しであるので５分離装置
４は立下り部５ｈに沿って所定位置で弾性的に上下動す
るこン一 とができる。

図示の画像形成装置は、第２Ａ図に示されているように
、像担持体、その周辺部材など、主要機構部分が下部ユ
ニットとしてケーシング１５ｂに配設してあり、ジャム
処理などの場合には、蓋体１５ａを回動開放して処理す
るように構成しである。

第２Ａ図は蓋体１５ａを閉成して画像形成装置を使用す
るときに状態を、転写材の走行方向からみた図であって
、このときには、該蓋体に設けた、弾性材料で形成する
のを可とする一対のアーム１４ａ、１４ｂが前述＋７）
Ｌ／バー６ａ、６ｂにそれぞれ係合し、ばね１０ａ、１
０ｂの作用に抗して分離装置４を、同図および第３Ａ図
に示すような作動位置に維持している。

なお前記アーム１４ａ、１４ｂはとくに弾性材料で形成
する必然性があるわけではないが、蓋体１５ａの製作、
組立誤差あるいは使用による作動誤差などを吸収して、
常昨分離装置４を所期の態様で作動させるためには、ば
ね材で構成するのが好適である。

保守、修理あるいはジャム処理などのために蓋体１５を
開放すると、第２Ｂ図に示すように、前記アーム１４ａ
、１４ｔ＋がレバー６ａ、６ｂを開放するので、分離装
置４はばねｌｏａ、ｌｏｂの作用によって、図示下方に
引張られ、同図およびＭ２Ｒ図に示すように搬送ガイド
５の上面よりも引込んだ位置に維持され、このとき除電
針の先鋭な鋸歯状端縁も前記ガイド５表面よりも下方に
位置するようになるので、該端縁によって負傷したりあ
るいは該端縁を損傷して分離装置の機能を損することが
ない。

図示の装置のように、分離装置を上下方向に移動させる
ような構成の場合には、前記ばね１０ａ、１０ｂはとく
に設けなくとも所期の作用を奏することが可能である。

第４Ａ図ないし第４Ｃ図は本発明の他の示すものであっ
て、この装置は、ジャム処理、内部の点検などを、操作
者の側にある前蓋を開閉することによって行なうような
構成の画像形成装置に適用するに適したものである。

第４Ａ図はこのような画像形成装置の、分離装置４とこ
れに隣接配置された搬送ガイド５を示す要部平面図であ
って、不図示の転写材は白抜き矢印Ｂの方向に、紙面に
平行に走行して、これも不図示の転写部位を通過したの
ち分離装置４の上面をとおって搬送ガイド５に至るもの
とする。

なお、簡単のため前記実施例のものと対応する部分には
同一の符号を付して示してあり、それらについてはとく
に必要ない限り説明は省略する。

第４Ｂ図は転写部位の側からみた図であって、分離装置
４は、搬送ガイド５の立下り部５ａに沿設配置してあり
、その立下り部側の面に配設した２個のピン１２ａ、１
２ｂが立下り部５ａに形成された長孔１７ａ、１７ｂに
遊嵌しである。

図示の装置では、開閉可能の前蓋１６ａが図示左方にあ
り、前記長孔はいずれも図示左下りに傾斜して形成しで
ある。

分離装置４には、一端を画像形成装置の底部に設けられ
た係止部１１に係止したばねｌＯの他端が取着してあっ
て、これによって、分離装置４を、全体として図示左下
方に弾性的に偏倚している。

第４Ｂ図は画像形成装置がその作動状態にあるところを
示しており、この場合、前蓋１６ａは図示のような閉位
置をとつわり、これに配設したストッパ１８が、分離装
置４に形成した突部４Ｃに当接して、前記ばね１０の作
用に抗して分離装置の除電針４ａの鋸歯状端縁が搬送ガ
イド５の搬送面から突出する作動位置に該分離装置４を
維持している。

点検などのために前蓋１６ａを、第４Ｃ図に示すように
開放すると、前記ストッパ１８と突部４Ｃとの係止が解
除されるので、ばね１０の作用によって分離装置４は同
図々示のように図示左下方に変位するので、除電針の鋸
歯状端縁は下降して搬送ガイド５の上面よりも低い位置
に至り、何等の危険なく点検等所定の作業を安全に遂行
することができる。

以上本発明を、操作者などの危険の回避、除電場合につ
いて説述したが、本発明がこのような意図のみならず１
分離装置がとり得る位置をさらに多段として、複数個の
作動位置を、転写材の種類や環境の変化に応動して使い
分けるように構成することも可能である。

また１分離装置を変位させる手段も、たとえばばねとと
もにソレノイドを併用し、該ソレノイドの付勢、減勢に
よってって所望の位置をとらせるように構成することも
できる。

さらにまた１分離装置を固定配置とし、搬送ガイドの少
なくとも前述の立下り部の部分を上下に変位するように
して、必要時には除電針が搬送ガイド上面から隠れるよ
うに構成することを可能である。

（３）発明の詳細 な説明したように１本発明によるときは、先鋭な針状、
鋸歯状の端縁などをそなえた除電針を有する分離装置を
使用する画像形成装置において、該除電針を転写材に対
して必要に応じて接離するように変位できるので、除電
機能を向上させるとともに、非作動時には前記の先鋭な
部分を露出しないようにできるので、組立、修理点検あ
るいはジャム時などに、除電針を損傷したり、作業者が
負傷する危険がない、また、作動時における除電針の位
置を変改することも可能であるので、転写材や環境の変
化に応じて、常時最適の除電効果を得ることができるの
で、メンテナンスを容易ならしめるとともに、良質の画
像を得るにも顕著な効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による画像形成装置の分離装置と搬送ガ
イド部分を示す斜面図、 第２Ａ図は同上、作動時における、転写部位側からみた
端面図、 第２Ｂ図は同上、非作動時における端面図、第３Ａ図は
同上、作動時における、転写材の走行方向と平行方向か
らみた側面図、 第３Ｂ図は同上、非作動時における、転写材の走行方向
と平行方向からみた側面図、 第４Ａ図は本発明の他の実施例を示す、分離装置と搬送
ガイド部分の平面図、 第４Ｂ図は同上転写部位側からみた端面図、第４Ｃ図は
非作動時の態様を示す端面図、第５図は公知の画像形成
装置の構成を示す概略側面図 第６図は除電針の構成を示す一部の正面図である。 １ｍｍｂ感光体、３・・・転写帯電器、４・・・分離装
置、５・番・搬送ガイド、６ａ、６ｂ・・・レバー、Ｌ
Ｏａ、１ｏｂ−−−ばね、１２ａ１２ｂ−−−ビン、１
３ａ、１３ｂ、１７ａ、１７ｂ・・・長孔。 第１図 第２Ａ図 第２Ｂ図 第３Ａ図 づａ 第３Ｂ図 第４Ａ図 第４Ｂ図 第４Ｃ図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）像担持体表面の可転写トナー像を静電的に転写材
   に転写した後、除電針をそなえた分離装置によって前記
   転写材の電荷を除電して転写材を像担持体から分離し、
   この転写材を搬送ガイドによって搬送する画像形成装置
   において、 前記除電針の放電側端縁の位置を、前記搬送ガイドの転
   写材搬送面から突出した少なくとも１個の位置と、該面
   より埋没した位置とを選択的に取らせる手段をそなえた
   画像形成装置。
2. （２）除電針の放電側端縁に複数個の位置をとらせる手
   段が、画像形成装置の外側ケーシングの開閉部材の開閉
   に応動する特許請求の範囲第１項記載の画像形成装置。