JPH028083Y2 - - Google Patents

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JPH028083Y2
JPH028083Y2 JP1984055015U JP5501584U JPH028083Y2 JP H028083 Y2 JPH028083 Y2 JP H028083Y2 JP 1984055015 U JP1984055015 U JP 1984055015U JP 5501584 U JP5501584 U JP 5501584U JP H028083 Y2 JPH028083 Y2 JP H028083Y2
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valve
double
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oil
acting hydraulic
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、複動油圧アクチユエータにおける円
滑駆動装置に関するものである。
油圧モータ等の複動油圧アクチユエータは、そ
の両給排ポートを夫々給排油路を介して四方向三
位置型の方向切換弁に接続され、方向切換弁によ
つて正逆駆動並びに停止制御されるものであり、
例えば移動式クレーン、高所作業車等の作業機の
駆動用に用いられている。この種複動油圧アクチ
ユエータは、方向切換弁を操作してこれを微速駆
動する場合、複動油圧アクチユエータおよび当該
複動油圧アクチユエータによつて駆動される被駆
動物の起動抵抗(静止摩擦抵抗)と駆動抵抗(動
摩擦抵抗)に差があること、複動油圧アクチユエ
ータに給排される作動油の圧縮性およびこの作動
油を通す給排油路の弾性のために複動油圧アクチ
ユエータの出力に弾性があること、のために、駆
動と停止を周期的に繰り返すいわゆるステツクス
リツプ現象を生じることがある。ステツクスリツ
プ現象が生じると複動油圧アクチユエータの円滑
な微速駆動ができないばかりでなく被駆動物が振
動することになるので好ましいくない。
上述の如きステイツクスリツプ現象を防止する
ための従来は、複動油圧アクチユエータのポート
と方向切換弁を接続する前記給排油路のそれぞれ
に、スプリングにより閉止方向に付勢された抵抗
弁であつて当該抵抗弁の接続された側の複動油圧
アクチユエータのポートの油圧が所定圧以上にな
つたときに開くように構成した抵抗弁と、複動油
圧アクチユエータ側への作動油の流れを許容し逆
流を阻止する逆止弁とを並列に介装し、これによ
り複動油圧アクチユエータ作動油排出側に排圧を
生じさせ、ステイツクスリツプ現象時に複動油圧
アクチユエータが急に動かされるのを阻止し、以
つてステイツクスリツプ現象の発生をできるだけ
防止するようにしていた。
一般に抵抗弁は、それを通過する作動油の流量
が少ない場合抵抗弁がチヤタリングを生じやすい
という問題を内包しているため、上述の如き構成
で、複動油圧アクチユエータのステイツクスリツ
プ現象を防止しようとすると、複動油圧アクチユ
エータの微速駆動時に抵抗弁がチヤタリングをお
こしこのチヤタリングがステイツクスリツプ現象
を助長させるという問題が発生していた。
本考案は、上記問題を解決し、簡単な絞り弁を
付加するのみで複動油圧アクチユエータの微速駆
動時のステイツクスリツプ現象を可及的に防止す
ることのできる複動油圧アクチユエータの円滑駆
動装置を提供しようとするものである。
すなわち、本考案の油圧アクチユエータの円滑
駆動装置は、その両給排ポートを夫々給排油路を
介して方向切換弁に接続され、方向切換弁によつ
て正逆駆動並びに停止制御される複動油圧アクチ
ユエータの円滑駆動装置であつて、複動油圧アク
チユエータのポートと方向切換弁を接続する前記
給排油路の夫々に、スプリングにより閉止方向に
付勢され油圧アクチユエータのポート側の油圧が
所定圧以上になつたときに開くように構成した抵
抗弁、油圧アクチユエータ側への作動油の流れを
許容し逆流を阻止する逆止弁、および、その前後
に前記抵抗弁が開く前記所定圧が作用したときに
おいても油圧アクチユエータを微速駆動するに足
る油量しか流さないよう設定された絞り弁を並列
的に介装したことを特徴とするものであつて、複
動油圧アクチユエータの微速駆動時においては、
当該油圧アクチユエータから排出されれる作動油
を前記絞り弁を介して排出するようにし以つて複
動油圧アクチユエータに所定圧の排圧を生ぜしめ
この排圧によりステイツクスリツプ現象を可及的
に防止すると共に、複動油圧アクチユエータがス
テイツクスリツプ現象を起す恐れのない速度での
駆動時においては、複動油圧アクチユエータから
排出される作動油の大部分を前記抵抗弁を経て排
出するようにし以つて複動油圧アクチユエータの
高速駆動を可能にするものである。
次に本考案に係る複動油圧アクチユエータの円
滑駆動装置の一実施例を図面に基づいて詳細に説
明する。本実施例では複動油圧アクチユエータと
して油圧モータをあげて説明する。
第1図において、1は、複動油圧アクチユエー
タたる油圧モータであつて、この油圧モータ1の
両給排ポート2および3は、夫々給排油路4およ
び5を介して四方向三位置の方向切換弁6に接続
されている。方向切換弁6は、更に高圧油路7お
よびタンク油路8に接続されており、これを操作
することにより、給排油路4および5と、高圧油
路7およびタンク油路8を可逆的に接続し油圧モ
ータ1を正逆駆動するものである。油圧モータ1
の駆動速度は方向切換弁6の操作量によつて制御
するようになつている。前記給排油路4および5
の夫々には、抵抗弁9、逆止弁10および絞り弁
11を並列的に介装している。前記抵抗弁9は、
スプリング12により閉止方向に閉止方向に付勢
され油圧モータ1のポート2または3側の油圧が
所定圧以上となつたときに開くよう油圧モータ1
のポート2または3側の油圧によつて開き方向に
付勢された抵抗弁である。前記逆止弁10は、油
圧モータ1側への作動油の流れを許容し逆流を阻
止する逆止弁である。また前記絞り弁11は、そ
の前後に前記抵抗弁が開く前記所定圧が作用した
ときにおいても油圧モータ1を微速駆動するに足
る油量しか流さないよう設定された絞り弁であ
る。
次に作用を説明する。先ず方向切換弁6を操作
し、高圧油路7と給排油路5、給排油路4とタン
ク油路8を夫々接続して、油圧モータ1を正転駆
動する場合について説明する。この場合、作動油
は、給排油路5、この給排油路5に介装された逆
止弁10を経て油圧モータ1に供給され、油圧モ
ータ1を駆動した後、給排油路4を経て排出され
るのであるが、油圧モータ1が微速駆動されてい
る状態(方向切換弁6を微量操作することで達成
される。)では、油圧モータ1からの排出油の全
量は給排油路4に介装した絞り弁11を経て排出
されるので、油圧モータ1のポート2側には排圧
が生じる。この排出は、油圧モータ1が早く回転
し油圧モータ1から排出される作動油量が増加し
た場合には高圧となり油圧モータ1の前後差圧
(ポート3とポート2間の差圧)を減少させて油
圧モータ1の駆動力を減少し、また油圧モータ1
が停止し油圧モータ1から排出される作動油量が
減少又は停止した場合には低圧となり油圧モータ
1の前後差圧(ポート3とポート2間の差圧)を
増加させて油圧モータ1の駆動力を増大するよう
作用するものであるから、油圧モータ1の微速駆
動時における回転変動が阻止され、油圧モータは
円滑に駆動されるものである。また、油圧モータ
1が微速駆動以上の速度で駆動されている状態
(方向切換弁6をより大きく操作することで達成
される。)では、油圧モータ1からの排出油の大
部分は、給排回路4に介装した抵抗弁9を経て排
出されるものである。
油圧モータ1を逆転駆動する場合においても上
記と同様に作用するものである。
尚、給排油路4および5の夫々に並列に介装し
た抵抗弁9、逆止弁10および絞り弁11は、出
来るだけ、油圧モータ1のポート2あるいは3に
近づけて設けるようにし、ポート2あるいは3と
これら弁との間に存在する作動油量を可及的に小
容量ならしめることにより、油圧モータ1に安定
した排圧を作用させるようにすることで、油圧モ
ータ1をより一層円滑に駆動することができるも
のである。
また、給排油路4および5の夫々に、並列的に
設けられる抵抗弁9、逆止弁10および絞り弁1
1は、各弁の単位体を配管により互に並列に接続
して各給排油路4および5へ介装するようにして
も良いし、各弁をコンパクトに構成するために第
2図に示す如く、各弁を多重同心的に配置しても
良いこと勿論である。すなわち、第2図におい
て、抵抗弁9は、方向切換弁6側に連通する方向
切換弁側油室13、油圧アクチユエータ(油圧モ
ータ)1側に連通した油圧アクチユエータ側油室
14およびこれら両油室13,14を連結する連
結穴15を備えた弁本体16と、この弁本体16
の前記連結穴15内に当該連結穴15に沿つて移
動可能に嵌挿され前記油圧アクチユエータ側油室
14側に移動したときには前記両油室13,14
の連結を断ち前記方向切換弁側油室13側に移動
したときには前記両油室13,14を連結する弁
体16′で構成されており、逆止弁10は、前記
抵抗弁9の弁体16′内に穿設され前記両油室1
3,14を連結する連結路17中に介装された逆
止弁体18で構成されており、絞り弁11は、逆
止弁10の前記逆止弁体18に穿設された細孔1
9で構成されている。尚、抵抗弁9の弁体16′
は、スプリング12により油圧アクチユエータ側
油室14側へ付勢されており、油圧アクチユエー
タ側油室14の油圧で方向切換弁側油室13側へ
付勢されるようになつている。
上記実施例では複動油圧アクチユエータとして
油圧モータを用いた例で本考案に係る複動油圧ア
クチユエータの円滑駆動装置を説明したが、本考
案の複動油圧アクチユエータの円滑駆動装置は、
複動油圧シリンダ等にも用いることが出来ること
勿論である。
以上の如く構成し、作用する本考案の複動油圧
アクチユエータの円滑駆動装置は、極めて簡単な
装置でもつて複動油圧アクチユエータの円滑な微
速駆動を達成するものであり、その実用上の効果
極めて大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の複動油圧アクチユエータの
円滑駆動装置の説明図、第2図は、抵抗弁9、逆
止弁10および絞り弁11の並列配置構成の一実
施例である。 複動油圧アクチユエータ(油圧モータ)……
1、給排ポート……2,3、給排油路……4,
5、方向切換弁……6、抵抗弁……9、逆止弁…
…10、絞り弁……11。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. その給排ポート2,3をそれぞれ給排油路4,
    5を介して方向切換弁6に接続され、方向切換弁
    6によつて正逆駆動並びに停止制御される複動油
    圧アクチユエータ1における円滑駆動装置であつ
    て、複動油圧アクチユエータ1のポート2,3と
    方向切換弁6を接続する前記給排油路4,5のそ
    れぞれに、スプリング12により閉止方向に付勢
    された抵抗弁であつて当該抵抗弁の接続された側
    の複動油圧アクチユエータ1のポート2,3の油
    圧が所定圧以上になつたときに開くように構成し
    た抵抗弁9、複動油圧アクチユエータ1側への作
    動油の流れを許容し逆流を阻止する逆止弁10、
    およびその前後に前記抵抗弁9が開く前記所定圧
    が作用したときにおいても複動油圧アクチユエー
    タ1を微速駆動するに足る油量しか流さないよう
    設定された絞り弁11を並列的に介装したことを
    特徴とする複動油圧アクチユエータの円滑駆動装
    置。
JP5501584U 1984-04-13 1984-04-13 複動油圧アクチユエ−タの円滑駆動装置 Granted JPS60167203U (ja)

Priority Applications (1)

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JP5501584U JPS60167203U (ja) 1984-04-13 1984-04-13 複動油圧アクチユエ−タの円滑駆動装置

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JP5501584U JPS60167203U (ja) 1984-04-13 1984-04-13 複動油圧アクチユエ−タの円滑駆動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60167203U JPS60167203U (ja) 1985-11-06
JPH028083Y2 true JPH028083Y2 (ja) 1990-02-27

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ID=30577291

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JP5501584U Granted JPS60167203U (ja) 1984-04-13 1984-04-13 複動油圧アクチユエ−タの円滑駆動装置

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JP (1) JPS60167203U (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5377288U (ja) * 1976-11-30 1978-06-27

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JPS60167203U (ja) 1985-11-06

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