JPH0279409A - 電解コンデンサの駆動用電解液 - Google Patents
電解コンデンサの駆動用電解液Info
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- JPH0279409A JPH0279409A JP23074088A JP23074088A JPH0279409A JP H0279409 A JPH0279409 A JP H0279409A JP 23074088 A JP23074088 A JP 23074088A JP 23074088 A JP23074088 A JP 23074088A JP H0279409 A JPH0279409 A JP H0279409A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、電解コンデンサの駆動用電解液（以下電解液
という）に関するものである。
という）に関するものである。
従来の技術
従来、電解液としてはエチレングリコールを主体とした
溶媒に硼酸および有機酸あるいはその塩を溶解した電解
液が多用されており、電解液の比抵抗を低減するため多
量の水が添加されていた。
溶媒に硼酸および有機酸あるいはその塩を溶解した電解
液が多用されており、電解液の比抵抗を低減するため多
量の水が添加されていた。
発明が解決しようとする問題点
近年、電解コンデンサの低インピーダンス化、小型化、
高信頼化に伴い、電解液としては比抵抗が低く広温度で
安定な電解液が要求されている。
高信頼化に伴い、電解液としては比抵抗が低く広温度で
安定な電解液が要求されている。
エチレングリコールを主体とした溶媒に硼酸および有機
酸あるいはその塩を溶解した電解液においては、比抵抗
を低くするために従来電解液中の水分の配合比を増大し
たものがあるが、水の配合比を増大すると高温度雰囲気
下における信頼性が著しく低下し、陰極箔の水和による
水酸化アルミニウム皮膜の生成、それに伴う水素ガス発
生による外観異常などの問題があった。
酸あるいはその塩を溶解した電解液においては、比抵抗
を低くするために従来電解液中の水分の配合比を増大し
たものがあるが、水の配合比を増大すると高温度雰囲気
下における信頼性が著しく低下し、陰極箔の水和による
水酸化アルミニウム皮膜の生成、それに伴う水素ガス発
生による外観異常などの問題があった。
問題点を解決するための手段
本発明は、上述の問題点を解決するため、エチレングリ
コールを主溶媒とし、硼酸および有機酸あるいはその塩
を溶解した電解液にポリオキシエチレンアルキルアミン
（以下ＰＯＡＡという）を溶解したことを特徴とする電
解コンデンサの電解液である。
コールを主溶媒とし、硼酸および有機酸あるいはその塩
を溶解した電解液にポリオキシエチレンアルキルアミン
（以下ＰＯＡＡという）を溶解したことを特徴とする電
解コンデンサの電解液である。
なお、上記ＰＯＡＡは混合溶媒１００ｇに対し、０．０
１ ｇ以上添加することを特徴とする。
１ ｇ以上添加することを特徴とする。
作用
本発明に係る電解液は、電解液の低比抵抗化に伴う多量
の水分添加においてもアルミニウム電極箔の水和反応を
防止し、高温度雰囲気中においての信頼性を著しく向上
する。
の水分添加においてもアルミニウム電極箔の水和反応を
防止し、高温度雰囲気中においての信頼性を著しく向上
する。
すなわち、ＰＯＡＡは一般の非イオン界面活性剤とは異
なり、弱いカチオン界面活性剤としての性質を持つため
、負に荷電している陰極箔表面に吸着することにより陰
極箔の水和反応を防止するものである。
なり、弱いカチオン界面活性剤としての性質を持つため
、負に荷電している陰極箔表面に吸着することにより陰
極箔の水和反応を防止するものである。
実施例
以下、本発明の実施例について説明する。
第１表は本発明と従来の電解コンデンサに電解液の組成
、比抵抗についての比較例を示す。第１表中電解液試料
記号Ａ、Ｂ、Ｃは従来例、Ｄ、Ｅ、Ｆ、Ｇ、Ｈは本発明
例である。
、比抵抗についての比較例を示す。第１表中電解液試料
記号Ａ、Ｂ、Ｃは従来例、Ｄ、Ｅ、Ｆ、Ｇ、Ｈは本発明
例である。
なお、今回使用したＰＯＡＡの構造式を以下に示す。
７ （ＣＩ・ＣＩ＋・０）・Ｈ
Ｃ＋ ｓ Ｈ３？ Ｎ
＼（ＣＨｚＣＨｚＯ） ｂｌｌ
第１表
第１表から明らかなように、本発明に係る電解液（試料
記号り、Ｅ、Ｆ、Ｇ、Ｈ）は、従来の電解液に比べ多量
の水分添加においても耐電圧の低下を著しく抑制する。
記号り、Ｅ、Ｆ、Ｇ、Ｈ）は、従来の電解液に比べ多量
の水分添加においても耐電圧の低下を著しく抑制する。
第２表は、第１表に示す電解液を用いて試作した定［２
５０ＷＶ ３３０μＦのアルミニウム電解コンデンサの
１０５℃２０００時間高温負荷試験を行った結果を示す
。
５０ＷＶ ３３０μＦのアルミニウム電解コンデンサの
１０５℃２０００時間高温負荷試験を行った結果を示す
。
第 ２ 表
第２表から明らかなように、本発明に係る電解液（試料
記号り、Ｅ、Ｆ、Ｇ、Ｈ）は、従来の電解液に比較して
多量の水分添加による信頼性の低下が改善されている。
記号り、Ｅ、Ｆ、Ｇ、Ｈ）は、従来の電解液に比較して
多量の水分添加による信頼性の低下が改善されている。
また、ＰＯＡＡ中のポリオキシエチレン鎖長は長くなる
にしたがい親水性が大きくなり、合点も高くなるが、著
しく長い場合は起泡力が大きくなり、またカチオン界面
活性剤的性質が減少するため適当な鎖長を選ぶことが必
要である。
にしたがい親水性が大きくなり、合点も高くなるが、著
しく長い場合は起泡力が大きくなり、またカチオン界面
活性剤的性質が減少するため適当な鎖長を選ぶことが必
要である。
しかし、非イオン界面活性剤であるＰＯＡＡは、他のカ
チオン界面活性剤などに比べ、ｐ Ｉ−１による影響を
受けることがなく、また起泡力が著しく小さく、その起
泡力もポリオキシエチレン鎖長を調節することによって
、親水性同様自由に調節が可能である。
チオン界面活性剤などに比べ、ｐ Ｉ−１による影響を
受けることがなく、また起泡力が著しく小さく、その起
泡力もポリオキシエチレン鎖長を調節することによって
、親水性同様自由に調節が可能である。
発明の効果
以上の結果から明らかなように、エチレングリコールを
主溶媒とし、硼酸および有機酸あるいはその塩を溶解し
てなる電解液に、ＰＯＡＡを溶解したことを特徴とする
電解コンデンサの電解液は、低比抵抗化に伴う多量の水
分添加においてもアルミニウム電極箔の水和反応を防止
し、広温度範囲で優れた特性を示し、工業的ならびに実
用的価値の大なるものである。
主溶媒とし、硼酸および有機酸あるいはその塩を溶解し
てなる電解液に、ＰＯＡＡを溶解したことを特徴とする
電解コンデンサの電解液は、低比抵抗化に伴う多量の水
分添加においてもアルミニウム電極箔の水和反応を防止
し、広温度範囲で優れた特性を示し、工業的ならびに実
用的価値の大なるものである。
Claims (1)
- エチレングリコールを主溶媒とし、硼酸および有機酸あ
るいはその塩を溶解してなる電解液に、ポリオキシエチ
レンアルキルアミンを溶解したことを特徴とする電解コ
ンデンサの駆動用電解液。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23074088A JPH0279409A (ja) | 1988-09-14 | 1988-09-14 | 電解コンデンサの駆動用電解液 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23074088A JPH0279409A (ja) | 1988-09-14 | 1988-09-14 | 電解コンデンサの駆動用電解液 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0279409A true JPH0279409A (ja) | 1990-03-20 |
Family
ID=16912559
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23074088A Pending JPH0279409A (ja) | 1988-09-14 | 1988-09-14 | 電解コンデンサの駆動用電解液 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0279409A (ja) |
-
1988
- 1988-09-14 JP JP23074088A patent/JPH0279409A/ja active Pending
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