JPH0279271A - 磁気ディスク装置の障害処理方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［概要］ 磁気ディスク装置の障害処理方式に関し、磁気ディスク
装置にデータを書き込んでいく途中で、磁気ディスク装
置の不良が検出された場合でも、それまでに磁気ディス
ク装置に書き込まれたデータを読出し可能とすることを
目的とし、記憶装置として磁気ディスク装置を具備する
情報処理システムにおいて、上記磁気ディスク装置への
データ書込み時に書込み結果を検査する書込み結果検査
機能と、書込み失敗検出時に規定回数の書込みリトライ
を実行する書込みリトライ実行機能と、ファイルラベル
内データ終了アドレスを格納するＥＯＤ格納部と、書込
み結果検査機能。

書込みリトライ実行機能及びＥＯＤ格納部とを制御する
制御部とを具備し、書込み失敗検出により書込みリトラ
イを実行する前に、ＥＯＤ格納部のファイルラベル内終
了アドレスにより磁気デイスり装置内の対応するファイ
ルのファイルラベルを更新するように構成する。

［産業上の利用分野］ 本発明は磁気ディスク装置の障害処理方式に関し、更に
詳しくは磁気ディスク装置へのデータ書込みにおいてデ
ータシリンダ不良による障害を検出した場合に、既に書
込み済みとなっているデータを救済する方式に関する。

［従来の技術］ 従来の磁気ディスク装置（フロッピーディスクと所謂ハ
ードディスク装置を含む）の書込み制御においては、デ
ータ書込み時のファイルラベル内データ終了アドレス（
ＥＯＤと称される）の更新は、要求プログラムにおける
全データの書込み完了時に該当要求プログラムがファイ
ルの専有を解除した時点、或いは要求プログラムからの
各々のデータ書込み要求を完了した時点でのみ実行して
いた。従って、データ書込み実行時に磁気ディスク装置
のデータシリンダ不良による障害を検出した場合には、
ＥＯＤを更新する手段は存在しなかった。

［発明が解決しようとする課ＦＡ］ 一般に、磁気ディスク装置にデータの書込みを要求する
プログラムはファイルの専有宣言（ＯＰＥＮという）を
発行後、畠込むデータの借によって複数回のデータ書込
み要求（ＷＲＩＴＥという）を発行し、全データの書込
み完了後に該当ファイルの専有解除宣言（ＣＬＯ８Ｅと
いう）を発行する。

従って、ＣＬＯ８Ｅを発行した時点でＥＯＤを更新する
方法では、何回かのＷＲＩＴＥ要求が完了した優、次の
ＷＲＩＴＥ要求時に磁気ディスク装置のデータシリンダ
不良による障害を検出すると、当該磁気ディスク装置は
障害切離し状態となる。このため、ＥＯＤを更新するこ
とは不可能となり、障害検出以前に正常に磁気ディスク
装置に書込むことのできたデータも当該磁気ディスク装
社から読出すことが不可能になるという不具合があった
。

このような不具合を除去するために、各ＷＲＩＴＥ要求
の処理完了毎にＥＯＤを更新することが考えられる。こ
の方法によると、書込み途中で磁気ディスク装置のデー
タシリンダ不良による障害が検出された場合でも既に書
込みを完了したデータは読出すことが可能である。しか
しながら、この方法はデータ書込みとＥＯＤ更新のため
のファイルラベル書込みを繰り返すため、磁気ディスク
装置内ヘッドはインデックスシリンダとデータシリンダ
間の移動が必要となり、結果として磁気ディスク装置へ
のデータ書込みに要する処理時間が良くなるという不具
合があった。

本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであって
、磁気ディスク装置にデータを書き込んでいく途中で、
磁気ディスク装置の不良が検出された場合でも、それま
でに磁気ディスク装置に書き込まれたデータを読出し可
能とすることができる磁気ディスク装置の障害処理方式
を提供することを目的としている。

［ｘ！題を解決するための手段］ 第１図は本発明方式の原理ブロック図である。

図において、１は磁気ディスク装置、２は上記磁気ディ
スク装置へのデータ書込み時に書込み結果を検査する書
込み結果検査機能、３は書込み失敗検出時に規定回数の
書込みリトライを実行する書込みリトライ実行機能、４
はファイルラベル内データ終了アドレスを格納するＥＯ
Ｄ格納部、５は書込み結果検査機能２．書込みリトライ
実行機能３及びＥＯＤ格納部４とを制御する制御部であ
る。

［作用］ 書込み結果検査機能２が書込み失敗を検出すると、制御
部５は書込みリトライ実行機能３に書込みリトライを実
行させる前に、ＥＯＤ格納部４に格納されているＥＯＤ
により、磁気ディスクｉ装置１内の対応するファイルの
ファイルラベルを書き込む事により、磁気ディスク装Ｗ
１１内のＥＯＤを更新する。この結果、書込みリトライ
が失敗した場合でも、磁気ディスク装ｍｉ内の対応する
ファイルのファイルラベル内ＥＯＤは直前の書込み正常
時のアドレスを保持している。従って、本発明。

によれば、磁気ディスク装置にデータを書き込んでいく
途中で、磁気ディスク装置の不良が検出された場合でも
、それまでに磁気ディスク装置に書き込まれたデータを
読出し可能とすることができる。

［実施例］ 以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する
。

第２図は本発明方式を実施するシステムの原理構成図で
ある。図において、１１は入出力要求部、１２は該入出
力要求部１１からの要求を受けてコマンドを送出すると
共に、ディスク装置からのデータ書込み結果を受信する
入出力制御部である。

１３は制御プログラムの他、データを格納する主記憶装
置で、その内部にＥＯＤ格納部１３ａを内蔵している。

１４は入出力制御部１２からの書込みコマンドを受けて
磁気ディスク装置１５へのデータ書込みを行うと共に、
書込み結果を入出力制御部１２に送出するＦ　Ｍ　Ｉ制
御装置である。同図と第１図との対応を説明すると、書
込み結果検査機能２は入出力制御部１２に、書込みリト
ライ実行機能３は入出力制御部１２とＦ　Ｍ　ＩＩＩ　
ｎ装置１４に、制御部５は入出力制御部１２に、ＥＯＤ
格納部４はＥＯＤ格納部１３ａにそれぞれ対応している
。

このように構成されたシステムの動作を第３図に示すフ
ローチャートを参照しながら説明すれば、以下のとおり
である。

入出力制御部１２は、要求プログラムからのデータ書込
み要求を受付けるとくステップ１）、ＦＭ制御装置１４
に対して書込みコマンドを送出する（ステップ２）。こ
れにより、Ｆ　Ｍ　１ｌｉＩＪ　ｍ装置１４は主記憶装
置１３に格納されているデータの磁気ディスク装置１へ
の書込みを実行する（ステップ３）。書込み結果は、Ｆ
　Ｍ　ｉ（Ｊ御装置１４を経由して入出力制御部１２に
受信される（ステップ４）次に該入出力制御部１２は、
書込み結果が正常か異常かをチエツクする（ステップ６
）。書込み結果が正常な場合には、主記憶装置１３に内
蔵されているＥＯＤ格納部１３ａの更新を行った後（ス
テップ５）、要求プログラムに復帰し、書込み結果が異
常の場合には、データ書込みのりトライを行うが、その
前にＥＯＤ格納部１３ａの内容により、磁気ディスク装
置１内の対応するファイルのファイルラベル更新処理を
実行する（ステップ７）。しかる後、データ書込みのり
トライを１Ｍ制御装置１１４を経由しておこなう（ステ
ップ８）。次にデータ書込みのりトライが正常に終わっ
たかどうかチエツクしくステップ９）、異常（リトライ
アウト）に終わった場合には、該当装置の切離し処理を
おこなう（ステップ１０）。正常に終わった場合には、
ＥＯＤ格納部１３ａの更新を行った後（ステップ１１）
ｌ求プログラムに復帰する。

なお、要求プログラムが０ＰＥＮを発行した場合には磁
気ディスク装Ｍ１の対応するファイルのファイルラベル
を読込み、主記憶装置１３のＥＯＤ格納部１３ａｌＣＥ
ＯＤを格納する。また、要求プログラムがＣＬＯ８Ｅを
発行した場合には、主記憶袋［１３に格納されているＥ
ＯＤにより対応するファイルのファイルラベルを書込む
ことにより、磁気ディスク装置１内のＥＯＤを更新する
。

本発明では、入出力制御部１２によりデータ書込み結果
をチエツクし、結果が異常の場合にはりトライ制御を実
行するが、データ書込み失敗によるリトライ要求時は、
リトライアウトで該当装置を障害切離しする前に対応す
るファイルのファイルラベルを書込んでいる。従って、
たとえリトライアウトで該当装置を障害切離しした場合
でも、対応するファイルのＥＯＤは正常に書込むことの
できたデータまで保証している。また、リトライなしに
正常に書込むことのできた場合は、ファイルラベルの書
込みを実行せずに要求プログラムを起動するため、不要
な磁気ディスク装置のヘッド移動は行う必要がなく、デ
ータ書込みに要する時問を短くすることが可能になる。

第４図は本発明を実施するシステムの一実施例を示すブ
ロック図である。第２図と同一のものは、同一の符号を
付して示す。入出力制御部１２は、入出力管理制御部１
２ａ、リトライカウンタ１２ｂ、リトライテーブル１２
ｃ及び入出力管理用テーブル１２ｄより構成されている
。入出力管理用テーブル１２ｄ内にはＥＯＤ格納部１２
ｅが含まれている。入出力要求部１１は、データ書込要
求プログラム１１ａ、ＦＭｉ！込デー少データ格納部１
１ｂドポインタ１１Ｃ及びライトポインタ１１ｄより構
成されている。磁気ディスク装置１としては、フロッピ
ーディスクが用いられる。

データ書込要求プログラム１１ａは、ＦＭ書込データ格
納部１１ｂの出力データのリードポインタ１１ｃ及びラ
イトポインタ１１ｄをチエツクし、１Ｍ出力要求データ
が存在すると、対応するファイルを０ＰＥＮする。０Ｐ
ＥＮ要求が正常に受付けられた場合には、ＦＭ書込デー
タ格納部１１ｂの出力データをリードポインタ１１ｃの
値に従いルコード分読出して入出力管理制御部１２ａを
起動する。データが正常に書込まれた場合には、リード
ポインタ１１ｃを更新し、リードポインタ１１ｃとライ
トポインタ１１ｄをチエツクして１Ｍ出力要求データが
存在する場合は、上記データの書込み処理及びリードポ
インタ更新処理を繰り返す。そして、全ＦＭ出力要求デ
ータを書込終了すると、ＣＬＯ８Ｅを発行し、対応する
ファイルの専有を解除する。

入出力管理制御部１２ａは、０ＰＥＮ要求を受付けると
、入出力・管理用テーブル１２ｄの入出力管理用データ
を捕捉し、対応するファイルのファイルラベルをフロッ
ピーディスク１から読込んで設定する。この時、フロッ
ピーディスク１から読込んだＥＯＤはＥＯＤ格納部１２
ｅに格納、設定される。また、入出力管理制御部１２ａ
は、データ書込み要求を受付けるとリトライカウンタ１
２ｂを初期設定し、Ｆ　Ｍ　ｉｌｌ　ＩＩＩ装Ｗ１４に
ライトコマンドを送出する゛ことによりフロッピーディ
スクに要求データを書込む。更に、ＦＭ制御装！１４よ
リデータ書込み結果を受信し、正常にデータ書込みが終
了した場合には、ＥＯＤ格納部１２ｅのＥＯＤを更新し
、要求プログラムを起動する。

ここで、データ書込みが異常終了した場合には、入出力
要求種別及びリトライカウンタ１２ｂによりリトライテ
ーブル１２Ｃを索引し、ファイルラベル書込みを実行す
ることを認識してＥＯＤ格納部１２ｅに格納されている
ＥＯＤを用いて対応するファイルのファイルラベル書込
みを実行する。

ファイルラベル書込み後、前記と同様にしてリトライテ
ーブル１２ｃによりリトライ種別を抽出し、データ書込
みリトライを実行することをｉｔ！！ＩＬ、てデータ書
込みのりトライを実行する。

データ書込みのりトライを行うことにより、データが正
常に書込めた場合は、ＥＯＤ格納部１２ｅのＥＯＤを更
新して要求プログラムを起動するが、リトライアウトの
場合には、該当フロッピーディスク１を障害切離し状態
とし、要求プログラムを起動する。また、入出力管理制
御部１２ａはＣＬＯ８Ｅ要求を受付けると、ＥＯＤ格納
部１２ｅのＥＯＤを用いて対応するファイルのファイル
ラベル書込みを実行する。

［発明の効果］ 以上、詳細に説明したように、本発明によれば磁気ディ
スク装置に対してデータを書込んでいく途中で、磁気デ
ィスク装置のデータシリンダ不良による障害が検出され
ても既に磁気ディスク装置の対応ファイルに書込まれた
データはＥＯＤが更新されているため、読出し可能とな
りデータの紛失を防止することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明方式の原理ブロック図、第２図は本発明
方式を実施するシステムの原理構成図、 第３図は第２図装置の動作を示すフローチャート、 第４図は本発明を実施するシステムの一実施例を示すブ
ロック図である。 第１図において、 １は磁気ディスク装置、 ２は書込み結果検査機能、 ３は書込みリトライ実行機能、 ４はＥＯＤ格納部、 ５は制御部である。 特許出願人　　　富　　士　　通　　株　　式　　会　
　社代　　理　　人　　　　　弁理士　　　井　　島　
　藤　　冶外１名

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 記憶装置として磁気ディスク装置（１）を具備する情報
   処理システムにおいて、 上記磁気ディスク装置（１）へのデータ書込み時に書込
   み結果を検査する書込み結果検査機能（２）と、 書込み失敗検出時に規定回数の書込みリトライを実行す
   る書込みリトライ実行機能（３）と、ファイルラベル内
   データ終了アドレスを格納するＥＯＤ格納部（４）と、 書込み結果検査機能（２）、書込みリトライ実行機能（
   ３）及びＥＯＤ格納部（４）とを制御する制御部（５）
   とを具備し、 書込み失敗検出により書込みリトライを実行する前に、
   ＥＯＤ格納部（４）のファイルラベル内データ終了アド
   レスにより磁気ディスク装置（１）内の対応するファイ
   ルのファイルラベルを更新するように構成したことを特
   徴とする磁気ディスク装置の障害処理方式。