JPH0279181A - 生体検知装置および該装置を用いた指紋照合システム - Google Patents

生体検知装置および該装置を用いた指紋照合システム

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JPH0279181A
JPH0279181A JP63230052A JP23005288A JPH0279181A JP H0279181 A JPH0279181 A JP H0279181A JP 63230052 A JP63230052 A JP 63230052A JP 23005288 A JP23005288 A JP 23005288A JP H0279181 A JPH0279181 A JP H0279181A
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雅之 加藤
Taku Niizaki
卓 新崎
Seigo Igaki
井垣 誠吾
Fumio Yamagishi
文雄 山岸
Hiroyuki Ikeda
池田 弘之
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F18/00Pattern recognition

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 生体検知装置および該装置を用いた指紋照合システムに
関し、 検出対象の条件に左右されることなく、該検出対象が生
体か非生体かの判別を瞬時に行うことを目的とし、 ■光源からの光ビームを集光させて検出対象の表面にス
ポット状に照射し、該照射部分から反射または散乱され
た光を集光させて所定の位置に該照射部分の像を形成し
、該形成された照射部分の像の大きさを検出してそれを
指示する検出信号を出力することにより、または、■光
源からの光ビームを集光させて検出対象の表面にスポッ
ト状に照射し、該照射部分から反射または散乱された光
を集光させて所定の位置に該照射部分の像を形成し、該
形成された照射部分の像の大きさを検出すると共に、前
記検出対象上で前記光ビームの照射によって反射または
散乱が起こる領域の中心位置が該光ビームの照射部分の
中心位置から変位しているか否かを検出し、該検出した
像の大きさと変位の有無とを指示する検出信号を出力す
ることにより、または、■光源からの光ビームを直線偏
光および集光させて検出対象の表面にスポット状に照射
し、該照射部分から反射または散乱された光を集光させ
そして所定の方向に偏光させ、該偏光された光の偏光状
態を指示する検出信号を出力すことにより、生体・非生
体の判別を出力された検出信号に基づき行うように構成
する。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、生体検知装置および該装置を用いた指紋照合
システムに関する。
〔従来の技術〕
近年、情報システムが社会の中に導入されるに伴い、シ
ステムの安全性をいかに保つかが問題となっている。情
報システム利用の際に本人(アイデンティティ;IDe
ntfty)であることの確認の手段として、いわゆる
IDカードが用いられているが、このIDカードについ
ては、紛失あるいは盗難のおそれがあり、また暗証番号
なども本人周辺の情報から容易に推察されるなどの問題
点が指摘されている。そこで、IDカードに代わる本人
確認の手段として、「万人不同」・「終生不変」という
特徴を有する指紋が考えられており、各所で指紋を用い
た簡便な個人照合装置あるいは指紋照合システムの開発
が進められている。この指紋照合システムにおいては、
指紋を画像として取り扱うのが通常であり、その際、検
出した指紋像を画像データに変換するための入力装置が
必要となる。
第15図には典型的な指紋像入力装置の構成が概略的に
示される。この装置では、指70を透明体71に接触さ
せて指全体を照明(実線の矢印で図示)した時に、指紋
の隆線(凸部)部分の散乱光のうち、透明体の界面で全
反射する成分(破線で表示)を光学系72で結像させ、
電荷結合素子(CCD)等の光検出器73を用いて隆線
パターンの画像を得るようにしている。
しかしながら、予め登録した指紋と全く同じ凹凸パター
ンをもつレプリカを作成すれば、そのレプリカによって
も指紋照合を行うことができるので、システムの安全性
という観点から好ましくない。そこで、指紋像入力装置
に接触した検出対象の凹凸パターンが本物の指(生体)
によって生じたものか、あるいはレプリカ(非生体)に
よって生じたものであるかを識別する機構、すなわち生
体検知の機構が必要となる。
従来の生体検知の手法としては、例えば第16図に示さ
れるように、人体の脈動に起因する透過光量の変化を利
用する光学的な手法が知られている(第1従来例)。こ
れは、晃源81からの赤色光に対する指80の光透過率
が脈動と同じ周期で変化することを利用し、透過率変化
の周期を光検知器82を介して測定することにより生体
か非生体かの判別を行うものである。
また、別の手法としては、例えば第17図に示されるよ
うに、指の抵抗値とレプリカの抵抗値の違いを利用する
電気的な手法が知られている(第2従来例)。これは、
指の接触面(ハツチングで示されている部分)に透明電
極91.92を設けて指の抵抗値を測定し、予め設定さ
れたレプリカの抵抗値と比較することにより生体か非生
体かの判別を行うものである。この場合、指紋像入力装
置には、比較・判別されるべき指紋像と共に電極のパタ
ーンの画像も取り込まれる。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述した第1従来例では、脈動を検出するのに秒単位(
数秒以上)の時間を必要とするため、生体検知に際して
は、脈動の検出に必要な時間以上に亘って指を指紋像入
力装置に接触させておかなければならないという不都合
が生じる。つまり、検出対象の瞬間的な接触に対しては
、その検出対象が生体であるのか、非生体であるのかを
検知することができないという欠点がある。
これに対し第2従来例によれば、生体検知に要する時間
が短いという点では問題はない。しかしながら、電極の
パターンが指紋像を乱す可能性があるため、生体検知の
際には支障は生じないが、その後で行う指紋照合の際に
その照合が困難になるという不都合が生じる。また、人
間の指の抵抗値は押圧によって異なり、発汗状態によっ
ても大きく変化するため、その許容抵抗値は相当大きく
設定しておかなければならない。ところが、許容抵抗値
を大きくすると、レプリカの抵抗値との間の差が相対的
に小さくなるため、生体検知の際の比較・判別が困難に
なるという問題が生じる。あるいは、逆に、何らかの細
工によってレプリカに人間の指と同等の抵抗値を持たせ
ることが可能と考えられるので、システムの安全性の点
で問題が残る。
本発明の主な目的は、かかる従来技術における課題に鑑
み、検出対象の条件に左右されることなく、該検出対象
が生体か非生体かの判別を瞬時に行うことができる生体
検知装置を提供することにある。
また、本発明は、その生体検知装置を用いて指紋照合を
行うようにしたシステムを提供することを目的としてい
る。
〔課題を解決するための手段〕
検出対象の表面にスポット状の光を照射すると、その表
面の輝きの様子に、人間の指独特の現象があられれる。
すなわち、検出対象が生体(指)である場合には、その
光照射点の部分が反射によって輝くのはもちろんのこと
、照射光が指の内部を伝播・拡散して内部で反射または
散乱されることにより、その光照射点の部分の周辺部分
も輝く。
これに対し、検出対象が非生体(例えばシリコン(Si
)系ゴム等のレプリカ)である場合には、光照射点の部
分の極近傍のみが反射または散乱によって輝く。
従って、光照射点を物点とする結像光学系を構成すると
、物点の大きさが生体と非生体とで異なるため、形成さ
れる像の大きさもそれに応じて異なる。それ故、その像
の大きさを検出して比較・判別することにより、検出対
象が生体または非生体のいずれであるかを検知すること
ができる。
従って、本発明による生体検知装置の第1の形態として
、第1図の原理図に示されるように、光源1と、該光源
からの光ビームL、を集光させて検出対象5の表面にス
ポット状に照射する集光光学系2と、該光ビームの照射
部分から反射または散乱された光L2を集光させて所定
の位置に該照射部分の像を形成する結像光学系3と、該
所定の位置に配置され該形成された照射部分の像の大き
さを検出し、該検出した像の大きさを指示する検出信号
J、を出力する光検出手段4とを具備し、該光検出手段
から出力された検出信号に基づいて前記検出対象が生体
または非生体のいずれであるかを判別するようにしたこ
とを特電とする生体検知装置が提供される。
また、検出対象の表面にスポット状の光を斜め方向から
照射すると、該検出対象が本物の指である場合には、上
述したように照射光が指の内部に拡散するため、光照射
によって反射または散乱が起こる領域の中心が該光照射
部分の中心位置から変位する。これに対し、検出対象が
レプリカである場合には、照射光が内部に伝播・拡散す
ることはないので、そのような変位は生じない。
それ故、形成される像の大きさと共に変位の有無を検出
することにより、検出対象が生体または非生体のいずれ
であるかを検知することが可能となる。
従って、本発明による生体検知装置の第2の形態として
、第2図の原理図に示されるように、光源1と、該光源
からの光ビームし、を集光させて検出対象5の表面にス
ポット状に照射する集光光学系2と、該光ビームの照射
部分から反射または敗乱された光L2゛ を集光させて
所定の位置に該照射部分の像を形成する結像光学系3と
、該所定の位置に配置され該形成された照射部分の像の
大きさを検出すると共に、前記検出対象上で前記光ビー
ムの照射によって反射または散乱が起こる領域Rの中心
位置C5が該光ビームの照射部分の中心位置C2から変
位しているか否かを検出し、該検出した像の大きさと変
位の有無とを指示する検出信号J2を出力する光検出手
段4Aとを具備し、該光検出手段から出力された検出信
号に基づいて前記検出対象が生体または非生体のいずれ
であるかを判別するようにしたことを特徴とする生体検
知装置が提供される。
さらに、検出対象の表面にスポット状の光を直線偏光さ
せて照射すると、照射された光は、該検出対象上で反射
され、あるいはその対象が指である場合には内部におい
ても反射または散乱され、様々な偏光方向成分を有する
散乱光となる。
従って、この散乱光を所定の方向に偏光させると、生体
(指)と非生体(レプリカ)とで、その偏光方向の成分
の光強度に差が生じる。それ故、その偏光方向成分の光
強度に基づいて偏光状態を比較・判別することにより、
検出対象が生体または非生体のいずれであるかを検知す
ることができる。
従って、本発明による生体検知装置の第3の形態として
、第3図の原理図に示されるように、光源1と、該光源
からの光ビームし、を直線偏光および集光させて検出対
象5の表面にスポット状に照射する偏光・集光光学系2
Aと、該光ビームの照射部分から反射または散乱された
光り、”を集光させ、該集光させた光を所定の方向に偏
光させる集光・偏光光学系3Aと、該偏光された光し3
の偏光方向の成分の光強度を検出し、該検出した光強度
に基づいて該偏光光の偏光状態を指示する検出信号J3
を出力する光検出手段4Bとを具備し、該光検出手段か
ら出力された検出信号に基づいて前記検出対象が生体ま
たは非生体のいずれであるかを判別するようにしたこと
を特徴とする生体検知装置が提供される。
また、本発明によれば、上述した第1〜第3の形態のい
ずれかの生体検知装置を具備した指紋照合システムが提
供される。このシステムでは、生体検知装置において検
出された対象が指である場合にのみ該指の紋様を画像デ
ータに変換し、該変換した画像データを予め登録されて
いる指紋の画像データと比較することにより本人である
か否かの照合を行う。
〔作用] 上述した第1および第2の形態によれば、検出対象の表
面にスポット状の光を照射した時にその表面の輝きの様
子に人間の指独特の現象があられれることを利用して、
形成される像の大きさ、または、反射・散乱が起こる領
域の中心が光照射部分の中心位置から変位しているか否
かを検出することにより、その検出対象が生体(本物の
指)または非生体(レプリカ)のいずれであるかを検出
している。また、第3の形態においても同様に、検出対
象の表面に直線偏光された光を照射した時にその表面か
ら反射または散乱される光の偏光特性が人間の指とレプ
リカとモ本質的に異なることを利用し、その偏光方向成
分の光強度に基づいて偏光状態を比較・判別することに
より、生体検知を行うようにしている。
このように、本発明による生体検知装置は、検出対象の
条件(発汗状態、押圧の度合い、検出系における接触時
間の長さ等)にかかわらず、該対象が生体であるか、ま
たは非生体であるかを瞬時に検知可能としている。
なお、本発明の他の構成上の特徴および作用の詳細につ
いては、添付図面を参照しつつ以下に記述される実施例
を用いて説明する。
〔実施例〕
第4図には本発明の第1の形態(第1図参照)の一実施
例の構成が示される。図中、(a)は上面図、(b)は
(a)において矢印Bの方向から見た側面図で指紋像の
結像光学系を示し、(c)は(a)において矢印Cの方
向から見た側面図で本発明に係わる生体検知のための光
学系を示す。第4図に例示の装置は、指紋照合システム
における指紋像入力装置の一部を構成する。
第4図において、10は検出対象としての指(本物の指
またはSi系ゴムからなるレプリカ)、11は指紋像を
結像する時に用いられる指照明用光源としての発光ダイ
オード(LED)、12は指紋像に対応した光に応答し
て該指紋像を指示する電気信号を発生する指紋像検出素
子としての電荷結合素子(CCD)、13は生体検知用
の光源としての半導体レーザ(またはLED)、14は
受光領域が複数に分割されたタイプの光検知器を示す。
この光検知器14の出力を■、で表す。
20は透明な導光板であって、その断面方向に沿って斜
め方向にカットされた4つの斜めカット面21〜24を
有している。斜めカット面21には、半導体レーザ13
からの光ビームを集束させるためのレンズ21aが接着
され、一方、斜めカット面22には、導光板20から出
射された光を光検知器14の受光面上に集束させるため
のレンズ22aが接着されている。この場合、斜めカッ
ト面21および22は、レンズ21aを通して集束され
た光−が導光板20内で全反射を繰り返し、さらに指1
0の導光板20に対する接触部で反射または散乱され、
最終的にレンズ22aを通して光検知器14の受光面に
達するように、対向してカット成形される。斜めカット
面24は鏡面を構成しており、この斜めカット面24に
対向する導光板20の一側面には開口絞り部25が形成
される。
この開口絞り部25には、導光板20から出射された光
をCCD12の受光面上に集束させるためのレンズ26
が接着されている。この場合、斜めカット面24は、指
紋照合用LEDIIからの光照射によって指10から反
射または散乱された光が導光板20の底面で全反射され
、さらに該鏡面24で反射され、開口絞り部25の開口
部およびレンズ26を通してCCD12の受光面に達す
るように、カット成形されている。
第5図には第4図における光検知器の一構成例が一部模
式的に示される。
この光検知器14は、3つの受光領域P1+SPIF3
に分割された受光面14aを有する受光素子と、両側の
受光領域PI、hにおけるそれぞれの受光量に応じた光
出力Sl、S3の和を演算する演算増幅器15と、該演
算増幅器15の出力と中央の受光領域P2における受光
量に応じた光出力S2との差を演算する演算増幅器16
とから構成されている。従って、光検知器14ノ出力v
Lは(S++Ss  sz) テ表すレル。
なお、図中ハツチングで示される部分17は、半導体レ
ーザ13からの光照射によって指10から反射または散
乱された光が光検知器の受光面14a上に結像されるこ
とによって得られる像を模式的に示したものである。
次に、第4図実施例の装置による作用(生体検知)につ
いて第6図を参照しながら説明する。
第6図において、(a) 、 (b)はそれぞれ本物の
指の指紋、レプリカによる指紋を模式的に示した図、(
c)は(a)に対応する光照射部分のA−A’線に沿っ
た光強度分布図、(d)は(b)に対応する光照射部分
のB−B’線に沿った光強度分布図、(e)は(a)に
対応する光検知器の受光面14a上の像を模式的に示し
た図、(f)は(b)に対応する光検知器の受光面14
a上の像を模式的に示した図、である。
指10が本物の指である場合には、前述したように、光
を照射した部分が反射によって輝(のはもちろんのこと
、照射光が指の内部を伝播および拡散して内部で反射ま
たは散乱されることにより、その光照射点の部分の周辺
部分も輝く。つまり、(c)において破線Fで示される
ようにフレアが生じる。その結果、光検知器の受光面1
4a上の像は、(e)においてハツチング表示されるよ
うに、両側の受光領域P、、P、にまたがる割合が増大
する。それによって光検知器14の演算結果、すなわち
出力vLは正側(+側)に増大する(第5図参照)。
これに対し、指10がレプリカである場合には、光を照
射した部分の極近傍のみが反射または散乱によって輝く
。つまり、フレアは生じない。その結果、光検知器の受
光面14a上の像は、(f)に示されるように、中央の
受光領域P2に光が入射する割合が多くなる。従って、
光検知器14の出力■。
は負側(−例)に減少する。
本実施例では、光検知器14と導光板20との間隔およ
び位置関係ならびに該光検知器の各受光領域PI、P2
.P3の大きさは、光検知器14の出力■、が本物の指
の時は正レベルとなり、且つ、レプリカの時は負レベル
となるように(第7図参照)、設定されている。
このように第4図実施例の装置によれば、光検知器14
から出力される信号vLの正負に応じて、指10が本物
の指(生体)であるか、レプリカ(非生体)であるかを
瞬時にして判別することができる。
第4図の実施例では、指の接触面に対し斜めに光を照射
し、斜め方向に反射した光を検出するよう構成したが、
これは、例えばハーフミラ−等を使用して指の接触面の
真下から光を入射し、真下に反射した光を検出するよう
構成してもよい。
以上説明した生体検知装置は、指紋照合システムの中の
指紋像入力装置に適宜組み込まれる。
以下、第4図実施例の装置を指紋照合システムに組み込
んだ時の生体検知および指紋照合の動作順について、第
8図のフロニチャートを参照しながら説明する。
まず、ステップ31では初期設定が行われる。つまり、
生体検知用の半導体レーザ(LD)13が“オン”状態
とされる。これによって、半導体レーザ13から出射さ
れた光ビームは、レンズ21aを通して導光板20内に
入射され、全反射が繰り返された後、レンズ22aを通
して光検知器14の受光面14a上に集束される。なお
、第4図(a)に示される、半導体レーザ13から光検
知器14に到る光路は一例を示すものであり、光路の採
り方はこれ以外にも多数考えられることは、当業者にと
って明らかであろう。
ステップ32では検出対象すなわち指10が導光板20
の所定の位置に接触され、次のステップ33では光検知
器出力レベル■、が正であるか、負であるかの判別が行
われる。これは、周知の指紋照合装置(図示せず)が光
検知器14の出力レベル■Lを判定することによって行
われる。この場合、光検知器出力レベルvLが負の時は
、検出対象が非生体(レプリカ)であると判別(ステッ
プ34)シて、その後の指紋照合は行わない。つまり、
フローは終了する(エンド)。
光検知器出力レベルV、が正の場合には、指紋照合装置
は、検出対象が生体(本物の指)であると判別(ステッ
プ35)し、その旨を指示する制御信号を指紋像入力装
置(生体検知装置)に与える。
生体検知装置においては、この制御信号を受けて指紋照
合用のLEDIIを“オン″状態とする(ステップ3G
)。これによって、LEDIIから出射された光は、斜
めカット面23を通して導光板20内に入射され、指接
触面において反射された後、第4図(b)に破線で示さ
れるように導光板20の底面で全反射され、さらに鏡面
24で反射され、導光板20内を伝播し、開口絞り部2
5の開口部およびレンズ26を通してCCD12の受光
面上に集束される。なお、第4図(a)において、LE
DIIからCCD12に到る光路は一例を示すものであ
り、光路の採り方はこれ以夕)にも多数考えられる。
ステップ37では、指紋像入力装置が、CCD12上に
結像された指紋像の取り一込みと、該指紋像を画像デー
タに変換するための処理を行う。ステップ38では、指
紋照合装置がその画像データを予め登録されている指紋
の画像データと比較し、それによって本人であるか否か
の照合を行う。最後のステップ39では、その指紋照合
結果に基づいてシステムの制御を行う。例えばコンピュ
ータルーム等への入室を管理するシステムの場合、照合
された指紋が本人のものと一致しない時は、入室を禁止
するようシステム制御がなされる。
なお、ステップ36において指紋照合用のLEDIIを
″オン”状態にすると、それは生体検知系に対してはノ
イズとなるため、生体検知用照明と指紋照合用照明は時
間的にシリーズに行うことが好ましい。ただし、生体検
知(ステップ31〜33.35)、指の照明(ステップ
36)、指紋像の取り込み(ステップ37)は、それぞ
れ数10m5以内といった短時間で行うように設定する
。これによって、生体検知後にレプリカと交換して照合
させるといった不正行為を防止することができる。
第9図には本発明の第2の形態(第2図参照)の一実施
例の構成が示される。
第9図において、40は検出対象としての指(本物の指
またはレプリカ)、41は生体検知用光源としての半導
体レーザ(またはLED)、42は光源41からの光ビ
ームを集光させて指40の表面にスポット状に照射する
ための集光光学系(レンズ)、43は透明な導光板、4
4は光ビームの照射によって指の表面から反射または散
乱された光を集光させて所定の位置に該照射部分の像を
形成するための結像光学系(レンズ) 、45aおよび
45bは該所定の位置に配置された光検知器、46は比
較回路を示す。この比較回路46は、光検知器45a、
45bにおけるそれぞれの受光面Pa、Pb(第10図
参照)に入射された光の量に応じた光出力Sa、Sbに
応答し、その比較・照合を行って、指40が本物の指で
あるか、またはレプリカであるかを指示する検出信号V
LIを出力する機能を有している。
なお、第9図において指の接触部分から反射して各光検
知器45a 、 45bの受光面に到る光路のうち、実
線で表示されている光路は、指40が非生体(レプリカ
)である時の光路を示す。また、指40内に破線で示さ
れる部分Rは、照射光の指向部への伝播・拡散に起因し
て光反射または光散乱が生じている領域を示すもので、
このような領域は、指40が生体(本物の指)である場
合に生じる。従ってこの場合には、領域Rの中心は本来
の光照射部分の中心位置からずれる。そのため、指の接
触部分から反射して各光検知器45a、45bの受光面
に到る光路は、破線で示されるように断面的にかなり広
がったものとなる。
第10図には第9図における光検知器および比較回路の
一構成例が一部模式的に示される。
第10図において、光検知器45aからは、その受光面
Paに入射された光の量に応じた光出力Saが出力され
、比較器46aに入力される。比較器46aは、入力信
号Saのレベルを予め設定された一定のレベルvthと
比較し、例えばSa>Vthの時に“1″の信号を出力
し、Sa≦vthの時に“0″の信号を出力するように
構成する。比較器46bについても同様に、光検知器4
5bの受光面pbに入射された光の量に対応する光出力
sbを所定レベルvthと比較し、sb>vth (7
)時ニ″1″ノ信号を、sb≦vthの時に“0′の信
号を出力するように構成する。各比較器の出力はアンド
ゲート47に入力される。
従って、各光検知器45a、45bにおいてそれぞれ検
知された光の量が共に所定1t(Vth)を越えている
場合にのみ、アンドゲート47から”1”の検出信号V
LIが出力され、それ以外の場合には検出信号VLIは
“0”レベルを呈する。
なお、図中ハツチングで示される部分48は、光照射に
よって指40から反射または散乱された光が各光検知器
の受光面Pa、Pb上に結像されることによって得られ
る像を模式的に示したものである。
次に、第9図実施例の装置による作用(生体検知)につ
いて第11図を参照しながら説明する。
第11図において、(a) 、 (b)はそれぞれ本物
の指、レプリカの場合における受光面と像の位置関係を
示す図、(c)は(a)に対応する各光検知器の出力レ
ベルSa、Sbとしきい値レベルvthとの関係を示す
図、(d)は(b)に対応する各光検知器の出力レベル
Sa、Sbとしきい値レベルvth との関係を示す図
、である。なお、(c)および(d)において時点t0
は、指40が導光板44の所定の位置に接触した時点を
表す。
指40が本物の指である場合には、前述したように指4
0内に領域Rが生じるので、指の表面から反射または散
乱される光の領域は、第9図に破線で示されるようにか
なり広がったものとなる。それ故、受光面上に形成され
るべき像48は、(a)に示されるように各光検知器の
受光面Pa、Pbにまたがって形成される。従って、各
光検知器45a、 45bからは、それぞれ成る程度の
レベルの光出力Sa、Sbが得られる。この場合、得ら
れる光出力Sa、Sbのレベルを所定レベルνthより
も大きくなるように設定しておけば、第10図の各比較
器46a、46bからは共に“1”の出力を得ることが
でき、それによってアンドゲート47から“1″の検出
信号■LIが出力される(生体検知)。
これに対し、指40がレプリカである場合には、指の表
面から反射または散乱される光の領域は、第9図に実線
で示されるようにかなり集束されたものとなる。それ故
、受光面上に形成されるべき像48は、(b)に示され
るように一方の光検知器の受光面pbに形成される。他
方の光検知器の受光面Paについては、受光面pb上に
集束照射された光のフレア程度の微量の光が入射される
に過ぎない。
従って、一方の光検知器45bからは成る程度のレベル
の光出力sbが得られ、他方の光検知器45aからはか
なり低いレベルの光出力Saが得られる。この場合、所
定レベルvthの大きさを、光出力sbのレベルより゛
は低く、且つ、光出力Saのレベルよりは高くなるよう
に設定しておけば、第10図のアンドゲート47から出
力される検出信号VLIは“0”レベルを呈する。これ
によって、指40はレプリカであることが検出される。
第9図の実施例においては、各光検知器の受光面上に形
成されるべき像48が、本物の指の時は各受光面にまた
がって形成されるように、且つ、レプリカの時は一方の
受光面にのみ形成されるように、結像光学系を構成する
′必要がある。図示の例では、光検知器45bは指40
(本物の指またはレプリカ)が導光板43に接触したこ
とを検出する役割を果たし、一方、光検知器45aの方
は生体検知の役割を果たす。
このように第9図実施例の装置によれば、比較回路46
から出力される信号VLIが°1″または“Onである
かに応じて、指40が本物の指(生体)であるか、レプ
リカ(非生体)であるかを瞬時にして判別することがで
きる。第9図の装置は、第4図の装置と同様、指紋照合
システムの中の指紋像入力装置に適宜組み込まれる。
なお、第9図の実施例では互いに近接配置された2つの
光検知器45a、 45bを用いた場合について説明し
たが、これの代わりに、受光面が2つの領域に分割され
且つそれぞれの領域に対応する光出力を別々に取り出す
ことができる一体型の光検知器を用いてもよい。
第12図には本発明の第3の形態(第3図参照)の一実
施例の構成が示される。
第12図において、50は検出対象としての指(本物の
指またはレプリカ)、51は例えば半導体レーザ、LE
D等の生体検知用光源、52は光源51からの光ビーム
を直線偏光(図示の例では紙面に平行な方向)させるた
めの偏光板(ただし、光源51が半導体レーザの場合に
は省略することができる)、53は光a51からの光ビ
ームを集光させて指50の表面にスポット状に照射する
ための集光光学系(レンズ) 、5’4は透明な導光板
、55は光ビームの照射によって指の表面から反射また
は散乱された光を集光させるための光学系(レンズ)を
示す。
また、56aはレンズ55を通して入射された散乱光の
偏光方向を保存した状態で2本の光束に分離するための
ビームスプリッタ、56bはビームスプリッタ56aに
おいて反射された光束をその入射方向と直交する方向に
反射するためのミラー、57aはビームスプリッタ56
aを透過した散乱光を所定方向(図示の例では紙面に垂
直な方向)に偏光させるだめの偏光板、57bはミラー
56bにおいて反射された散乱光を偏光板57aの偏光
方向と垂直な方向(図示の例では紙面に平行な方向、従
って、レンズ55を通して入射された散乱光の偏光方向
と同じ方向)に偏光させるための偏光板、58aは偏光
+FJ、57 aによって偏光された方向の光強度を検
出し、該光強度に応じた光出力Sa’ を出力する光検
知器、58bは偏光板57bによって偏光された方向の
光強度を検出し、該光強度に応じた光出力sb’を出力
する光検知器、59は比較回路を示す。この比較回路5
9は、光検知器58a、58bから出力さ些る光出力S
a”、sb’ の比率を算出し、その算出した比率(S
a’/Sb’)を所定の値X0と比較して、指50が本
物の指であるか、またはレプリカであるかを指示する検
出信号VLtを出力する機能を有している。
次に、第12図実施例の装置による作用(生体検知)に
ついて第13図を参照しながら説明する。
第13図は、本物の指による散乱光とレプリカの指によ
る散乱光の偏光特性を比較したもので、横軸は照射光線
の直線偏光方向と偏光板の持つ偏光方向とのなす角度を
表し、縦軸は光検知器の出力を最大出力で規格化した値
を表している。第13図は、本物の指からの散乱光の方
がレプリカの指の散乱光よりも照射光が持つ偏光方向の
保存の割合が良好であることを示している。図示の例で
は、本物の指の場合に光源の持・つ偏光方向は40〜5
0%保存され、レプリカの時は高々〜20%程度しか保
存されない。従って、比較回路59において各光検知器
58a、58bからそれぞれ出力される光出力Sa”。
Sb′ の比を取ることにより、本物の指とレプリカと
で、偏光の乱れの特性に差が生じる。
また、第13図に示されるように、偏光板回転角が90
°の時、レプリカ(実線表示)に対応する規格化した光
検知器出力と本物の指(破線表示)に対応するそれとの
間の差が最大値をとっている。
従って、この差に相当する範囲内に所定の値X0を設定
すれば、比較回路59において算出された比率(Sa’
/Sb”)と該所定の値X。との比較に基づき、偏光の
乱れの特性を利用して、指50が本物の指であるか、あ
るいはレプリカであるかを検知することができる。この
偏光特性を考慮して本実施例では、偏光板57a、57
bにおけるそれぞれの偏光方向に906の差を持たせた
。第1゛3図の装置は、第4図および第9図の装置と同
様、指紋照合システムの中の指紋像入力装置に適宜組み
込まれる。
第14図には第12図実施例の変形例の構成が示される
本実施例は、第12図の構成において用いられているビ
ームスプリッタ56a、ミラー56bおよび偏光板57
a、57bの代わりに、ウォラストンプリズム60を用
いて偏光光学系を構成し、それによって光学的な部品点
数を減らし、小型化を図っている。
他の構成および作用については、第12図実施例の場合
と同様であるので、その説明は省略する。
なお、上述した各実施例では導光板を用いた接触タイプ
の指紋像入力装置(生体検知装置)について説明したが
、本発明は、導光板を用いない非接触タイプの装置に対
しても適用可能であることはもちろんである。
〔発明の効果〕 以上説明したように本発明によれば、検出対象の表面に
スポット状の光または直線偏光された光を照射した時に
、その表面の輝きの様子または該光照射部からの散乱光
の偏光特性に、人間の↑h独特の現象があられれること
を利用し、あるいは、物質固有の性質を利用することに
より、検出対象の条件に関係なく、該検出対象が生体ま
たは非生体のいずれであるかを瞬時にし、て検知する′
ことができる。
また、物質固有の性質を利用しているので、偽造指紋に
対するシステムの安全性を向上させることができる。
また、短時間で生体検知が可能であるため、指紋照合に
基づく本人確認装置の所要時間を、システム全体から見
て相対的に短縮することができる。
さらに、接触式、非接触式のいずれの指紋照合装置にも
組み込むことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による生体検知装置の第1の形態を示す
原理図、 第2図は本発明による生体検知装置の第2の形態を示す
原理図、 第3図は本発明による生体検知装置の第3の形態を示す
原理図、 第4図(a)〜(c)は第1図に示される第1の形態の
一実施例の構成を示す図であって、(a)は上面図、(
b)はB矢視図、Cc>はC矢視図、第5図は第4図に
おける光検知器の一構成例を一部模式的に示した回路図
、 第6図(a)〜(f)は第4図実施例の装置による生体
検知の原理を説明するための図、 第7図は第5図の光検知器の出力レベルと生体・非生体
の判別レベルの関係を示す図、第8図は第4図実施例の
装置を指紋照合システムに組み込んだ時の生体検知およ
び指紋照合の流れを示すフローチャート、 第9図は第2図に示される第2の形態の一実施例の構成
を示す図、 第10図は第9図における光検知器および比較回路の一
構成例を一部模式的に示した回路図、第11図(a)〜
(d)は第9図実施例の装置による生体検知の原理を説
明するための図、 第12図は第3図に示される第3の形態の一実施例の構
成を示す図、 第13図は第12図実施例の装置による生体検知の原理
を説明するための図、 第14図は第12図実施例の変形例の構成を示す図、第
15図は典型的な指紋像入力装置の構成を概略的に示し
た側面図、 第16図は従来の生体検知の1つの手法を説明するため
の図、 第17図は従来の生体検知の他の手法を説明するための
図、 である。 (符号の説明) 1・・・光源、2・・・集光光学系、2A−・偏光・集
光光学系、3・・・結像光学系、3A・・・集光・偏光
光学系、4.4A、4B・・・光検出手段、5・・・検
出対象、Ll・・・光源からの光、L2、L2”、Lz
”・・・反射または散乱された光、L、・・・偏光され
た光、J3、J2、J3・・・検出信号、R・・・反射
または散−乱が起こる領域。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、光源(1)と、 該光源からの光ビーム(L_1)を集光させて検出対象
    (5)の表面にスポット状に照射する集光光学系(2)
    と、 該光ビームの照射部分から反射または散乱された光(L
    _2)を集光させて所定の位置に該照射部分の像を形成
    する結像光学系(3)と、 該所定の位置に配置され該形成された照射部分の像の大
    きさを検出し、該検出した像の大きさを指示する検出信
    号(J_1)を出力する光検出手段(4)とを具備し、 該光検出手段から出力された検出信号に基づいて前記検
    出対象が生体または非生体のいずれであるかを判別する
    ようにしたことを特徴とする生体検知装置。 2、前記光検出手段は、複数の領域(P_1、P_2、
    P_3)に分割された受光面(14a)を有し且つ前記
    照射部分の像が該受光面上に形成されるよう配設された
    光検知器(14)を具備し、該光検知器は、該複数の領
    域の各個においてそれぞれの受光量に応じた光出力(S
    _1、S_2、S_3)を独立に取り出し、それぞれ取
    り出された光出力の合計(S_1+S_3−S_2)の
    大小に応じて前記検出対象が生体または非生体のいずれ
    であるかを判別するようにしたことを特徴とする請求項
    1に記載の生体検知装置。 3、前記光検出手段は、互いに近接して配列され且つそ
    れぞれの受光面にまたがって前記照射部分の像が形成さ
    れるよう配設された複数の光検知器を具備し、該複数の
    光検知器は、それぞれ受光量に応じた光出力を取り出し
    、それぞれ取り出された光出力の合計の大小に応じて前
    記検出対象が生体または非生体のいずれであるかを判別
    するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の生体
    検知装置。 4、光源(1)と、 該光源からの光ビーム(L_1)を集光させて検出対象
    (5)の表面にスポット状に照射する集光光学系(2)
    と、 該光ビームの照射部分から反射または散乱された光(L
    _2′)を集光させて所定の位置に該照射部分の像を形
    成する結像光学系(3)と、 該所定の位置に配置され該形成された照射部分の像の大
    きさを検出すると共に、前記検出対象上で前記光ビーム
    の照射によって反射または散乱が起こる領域(R)の中
    心位置(C_1)が該光ビームの照射部分の中心位置(
    C_2)から変位しているか否かを検出し、該検出した
    像の大きさと変位の有無とを指示する検出信号(J_2
    )を出力する光検出手段(4A)とを具備し、 該光検出手段から出力された検出信号に基づいて前記検
    出対象が生体または非生体のいずれであるかを判別する
    ようにしたことを特徴とする生体検知装置。 5、前記光検出手段は、互いに近接して配列され且つそ
    れぞれの受光面(Pa、Pb)にまたがって前記照射部
    分の像が形成されるよう配設された複数の光検知器を具
    備し、該複数の光検知器は、それぞれ受光量に応じた光
    出力(Sa、Sb)を取り出し、それぞれ取り出された
    光出力と所定レベル(Vth)との比較に基づき前記対
    象が生体または非生体のいずれであるかを判別するよう
    にしたことを特徴とする請求項4に記載の生体検知装置
    。 6、前記光検出手段は、複数の領域に分割された受光面
    を有し且つ前記照射部分の像が該受光面上に形成される
    よう配設された光検知器を具備し、該光検知器は、該複
    数の領域においてそれぞれの受光量に応じた光出力を独
    立に取り出し、それぞれ取り出された光出力と所定レベ
    ルとの比較に基づき前記対象が生体または非生体のいず
    れであるかを判別するようにしたことを特徴とする請求
    項4に記載の生体検知装置。 7、光源(1)と、 該光源からの光ビーム(L_1)を直線偏光および集光
    させて検出対象(5)の表面にスポット状に照射する偏
    光・集光光学系(2A)と、 該光ビームの照射部分から反射または散乱された光(L
    _2″)を集光させ、該集光させた光を所定の方向に偏
    光させる集光・偏光光学系(3A)と、該偏光された光
    (L_3)の偏光方向の成分の光強度を検出し、該検出
    した光強度に基づいて該偏光光の偏光状態を指示する検
    出信号(J_3)を出力する光検出手段(4B)とを具
    備し、 該光検出手段から出力された検出信号に基づいて前記検
    出対象が生体または非生体のいずれであるかを判別する
    ようにしたことを特徴とする生体検知装置。 8、前記集光・偏光光学系(3A)は、集光させた光を
    該光の偏光状態を維持したままで2本の光束に分離し、
    該分離した一方の光束に対しては該光束と同じ偏光方向
    の第1の成分を取り出し且つ他方の光束に対しては該光
    束と直交する偏光方向の第2の成分を取り出して前記光
    検出手段(4B)に供給し、該光検出手段は、該第1お
    よび第2の偏光成分の比率を算出し、該算出された比率
    と所定値との比較に基づき前記対象が生体または非生体
    のいずれであるかを判別するようにしたことを特徴とす
    る請求項7に記載の生体検知装置。 9、請求項1から8までのいずれかに記載の生体検知装
    置を具備し、該装置において検出された対象が指である
    場合(35)にのみ該指の紋様を画像データに変換(3
    6、37)し、該変換した画像データを予め登録されて
    いる指紋の画像データと比較することにより本人である
    か否かの照合(38)を行うようにしたことを特徴とす
    る指紋照合システム。
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