JPH027876Y2 - - Google Patents

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JPH027876Y2
JPH027876Y2 JP10718386U JP10718386U JPH027876Y2 JP H027876 Y2 JPH027876 Y2 JP H027876Y2 JP 10718386 U JP10718386 U JP 10718386U JP 10718386 U JP10718386 U JP 10718386U JP H027876 Y2 JPH027876 Y2 JP H027876Y2
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JP
Japan
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plated
shaft
intermediate jig
center hole
annular body
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JP10718386U
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JPS6314571U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は圧延用ローラのような軸付ロール状の
被めつき物を支持して軸のまわりに回転させつつ
めつきする回転めつき装置に用いられる被めつき
物支持具に関するものである。
(従来の技術) 軸付ロール状の被めつき物を回転めつきする回
転めつき装置においては、被めつき物を支持して
回転させつつ同時に給電を行うために、被めつき
物支持具が使用されている。従来の被めつき物支
持具は第4図に示されるように、被めつき物50
と給電コーン60との間に被めつき物50の軸5
1の先端部が挿入される中空部52を備えた金属
製の中間治具53を取付け、中間治具53の一端
を給電コーン60に係合させるとともに他端をパ
ツキン54を介して被めつき物50に密着させる
ようにした構造のものであつた。この第4図のよ
うな従来のものにおいては、めつき用の電流は給
電コーン60から中間治具53に伝わり、中間治
具53の垂直段部55を経て被めつき物50に流
れるのであるが、被めつき物50の軸51の部分
の加工誤差や中間治具53の加工誤差等によつて
は中間治具53の垂直段部55と被めつき物50
との間に隙間が形成されて十分な押圧力が垂直段
部55と軸51の段部との間に確保されず、回転
めつき中に通電不良を生ずることがあり、また給
電コーン60に対して被めつき物50が偏心して
取付けられるおそれがあつた。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は上記のような従来の問題点を解決し
て、被めつき物の軸部の形状や中間治具の形状に
多少の加工誤差がある場合にも通電不良や偏心を
生ずることのない回転めつき装置のための被めつ
き物支持具を提供することを目的として完成され
たものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案は軸付ロール状の被めつき物の端面と給
電コーンとの間に、被めつき物の軸が挿入される
中空部と、テーパ部付きの中心孔とを備え被めつ
き物の端面周縁部にパツキンを介して密着する中
間治具を取付けるとともに、該中間治具の中空部
内には中心孔のテーパ部に対応するテーパ状の外
周面を備え被めつき物の軸により中心孔内に押圧
される弾性環状体を取付けたことを特徴とするも
のである。
(実施例) 次に本考案を実施例について詳細に説明する
と、第1図において1は端面に段付きの軸2を備
えた軸付ロール状の被めつき物、3は回転軸頭部
4に給電キイ5を介在させて取付けられた給電コ
ーン、6はこの給電コーン3に取付けられて被め
つき物1を保持する導電性の中間治具である。中
間治具6はその一端に給電コーン3の外周に密着
できるテーパ状の内周面7を持つとともに、他端
には被めつき物1の軸2が挿入される中空部8を
持ち、被めつき物1の端面周縁部に後述のパツキ
ン18を介して密着する構造とされ、更にこれら
の両者の中間部にはテーパ部9付きの中心孔10
が形成されたものである。11は中間治具6の中
空部8内に取付けられた導電性の弾性環状体であ
り、第2図に拡大して示すように、中心孔10の
テーパ部9に対応するテーパ状の外周面12と、
被めつき物1の軸2の段部に当接するフランジ部
13とを持つ。またこの弾性環状体11は被めつ
き物1の軸2の先端部分が挿入される中心孔14
を持つとともに、弾性効果を高めるために下面に
すり割り15が形成され、上面に凹溝16が形成
されている。なお第1図において17,18はパ
ツキン19,20はめつき液による腐食を防止す
るための被膜である。
第3図は本考案の被めつき物支持具を用いた回
転めつき装置の全体を示すものであつて、21は
めつき槽22上にセツトされる吊上げフレーム、
23はこの吊上フレーム21の一端部の下面に固
定された固定腕、24は吊上げフレーム21の他
端部の下面に移動自在に設けられた可動腕であ
る。固定腕23の下端の軸受25には駆動側の回
転軸26が支持されてモータ27により回転され
ており、可動腕24の下端にも図示されない軸受
を介して従動側の回転軸27が支持されている。
そしてこれらの回転軸26及び回転軸27のいず
れか一方又は双方に本考案の被めつき物支持具が
取付けられている。
(作用) このように構成されたものは、軸付ロール状の
被めつき物1の端面を中間治具6,6によつて挟
圧して支持し、駆動側の給電コーン3を回転軸2
6とともに回転することにより被めつき物1をめ
つき浴中でその中心軸のまわりに回転しつつ給電
コーン3から中間治具6を介して被めつき物1へ
の給電を行い、回転めつきを行わせるものである
ことは従来のものと変わるところはない。しかし
本考案においては中間治具6の中空部8の内部に
テーパ状の外周面12を備えた弾性環状体11が
取付けられており、その端面が被めつき物1の軸
2の段部によつて押圧されることによりテーパ状
の外周面12が中間治具6の中心孔10のテーパ
部9に圧入されるので、仮に被めつき物1の軸2
に太さや長さの加工誤差があつたとしても弾性環
状体11によつて誤差が吸収されて中間治具6と
弾性環状体11と被めつき物1の3者は常に確実
に密着され、めつき電流の通電不良を生ずること
がない。またこれと同時に中間治具6に対して弾
性環状体11はテーパ部9の作用によつて自動的
に正しく芯合せされるので、被めつき物1の軸2
の先端部分を弾性環状体11の中心孔14に密着
させておけば被めつき物1を給電コーン3に対し
て正しく芯合せすることができる。しかも弾性環
状体11はパツキン18を介して被めつき物1の
端面周縁部に密着する中間治具6の内部にセツト
されるものであるので、弾性環状体11は直接め
つき液に触れることもなく、常に良好な通電を行
うことができるものである。
(考案の効果) 本考案は以上の説明からも明らかなように、被
めつき物の軸部の形状や中間治具の形状等に多少
の加工誤差がある場合にもこれを弾性環状体によ
つて吸収して被めつき物へのめつき用電流の通電
を常に良好に行うことができ、しかも被めつき物
を偏心させることなく常に正しく保持することが
できるものである。よつて本考案は従来の回転め
つき装置のための被めつき物支持具の問題点を一
掃したものとして、その実用的価値は極めて大き
いものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す中央縦断面図、
第2図は弾性環状体の斜視図、第3図は回転めつ
き装置全体を示す一部切欠正面図、第4図は従来
の回転めつき装置のための被めつき物支持具を示
す一部切欠正面図である。 1……被めつき物、2……軸、3……給電コー
ン、6……中間治具、8……中空部、9……テー
パ部、10……中心孔、11……弾性環状体、1
2……テーパ状の外周面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 軸付ロール状の被めつき物1の端面と給電コー
    ン3との間に、被めつき物1の軸2が挿入される
    中空部8と、テーパ部9付きの中心孔10とを備
    え被めつき物1の端面周縁部にパツキン18を介
    して密着する中間治具6を取付けるとともに、該
    中間治具6の中空部8内には中心孔10のテーパ
    部9に対応するテーパ状の外周面12を備え被め
    つき物1の軸2により中心孔10内に押圧される
    弾性環状体11を取付けたことを特徴とする回転
    めつき装置のための被めつき物支持具。
JP10718386U 1986-07-11 1986-07-11 Expired JPH027876Y2 (ja)

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JP10718386U JPH027876Y2 (ja) 1986-07-11 1986-07-11

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JP10718386U JPH027876Y2 (ja) 1986-07-11 1986-07-11

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Publication Number Publication Date
JPS6314571U JPS6314571U (ja) 1988-01-30
JPH027876Y2 true JPH027876Y2 (ja) 1990-02-26

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