JPH0277042A - 逆光判定装置 - Google Patents

逆光判定装置

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JPH0277042A
JPH0277042A JP20910189A JP20910189A JPH0277042A JP H0277042 A JPH0277042 A JP H0277042A JP 20910189 A JP20910189 A JP 20910189A JP 20910189 A JP20910189 A JP 20910189A JP H0277042 A JPH0277042 A JP H0277042A
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JP
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brightness
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distance
microcomputer
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JP20910189A
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English (en)
Inventor
Masayuki Ikemura
池村 正幸
Toshihiko Karasaki
敏彦 唐崎
Manabu Inoue
学 井上
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 tWへ札龍た」 この発明は、被写界が逆光状態であるが否かを判定する
逆光判定装置に関する。
11へ支」 従来から、被写界が逆光状態であるか否かを判定する装
置が、種々、提案されている。この装置の最も基本的な
ものは、背景(被写界の周辺部)の輝度と主たる被写体
(通常、被写界のほぼ中央部に位置する)の輝度とを測
定し、背景輝度から主被写体輝度を引いた値が所定の値
(以下、逆光f、lI定レベルという)よりも大きいと
き、被写界が逆光状態であると判定している(たとえば
、特開昭60−232534号公報)。
さらに、主たる被写体や背景になる被写体までの距離を
測定し、その距離情報に応じて逆光判定レベルを変化さ
せるものが提案されている。たとえば、特開昭61−1
73226号公報には、主たる被写体が遠いほど逆光判
定レベルを小さくし、これにより、被写界における主た
る被写体の占める比率が小さくなっても、正確に逆光状
態をt++別できるようにしている。また、特開昭6o
−213931号公報には、背景になる被写体が非常に
遠ければ逆光判定レベルを大きくし、これにより、順光
でかつ背景に空(通常、主たる被写体よりも高輝度であ
る)がある場合に逆光であると誤って判断してしまうこ
とを防止している。
l肌y邂ぷユ」ヨロ匠(虹1肛 ところで、以下に示すように、主被写体輝度測定値と背
景輝度測定値との差は、必ずしも実際の輝度差に一致し
ているとは限らない。
たとえば、外光式の測光f1mを用いた場合には、撮影
範囲と測光範囲との関係が、撮影レンズの焦、−′ス距
離により変化する。このため、主被写体の像倍率が同じ
であっても、主被写体輝度測定手段の測光値と背景輝度
測定値段の測光(tlTどの差は、撮影レンズの焦点2
[離の変化に伴って変化してしまう。また、TTL方式
の測光装置を用いた場合には、同一距離の被写体であっ
ても、撮影レンズの焦点距離が変化すると、像倍率が変
化してしまう。
このため、主被写体輝度測定手段の測光値とVt輝度測
定手段の測光値との差は、m影しンズの焦点距離の変化
に伴って変化してしまう。
また、背景に太陽などの光源が存在する場合には、測光
素子間のクロストークや、測光光学系による迷光などが
、測光値に影響をり、えてしまう。
とくに、主被写体輝度測定値が大きな彰菅を受ける。こ
の結果、W景輝度が高い場合には、主被写体輝度測定手
段の測光値と背景陣皮測定手段の測光値とのとは、実際
の輝度差よりも小さくなってしまう。
さらに、主被写体が非常に近い場合には、被写界におけ
ろ主被写体の占める比率が非常に大きくなるので、背景
輝度測定値が主被写体輝度の影響を受けてしまう。この
結果、主被写体が非常に近い場合には、主被写体輝度測
定手段の測光値と背j711i度測定手段の測光値との
差は、実際の輝度差よりも小さ(なってしまう。
この点を考慮し、どのような情況のもとでも正確に逆光
状態をN別でさるようにするための対策が従来から提案
されている(上記の「従来の技術」の項を参照)が、必
ずしも満足できるものではなかっr:、。
この発明は、上記のような問題点を解決し、つねに正確
に逆光状態をtq別できる逆光tlIl装定を提供する
ことを目的としている。
墓延l囮伏−土1区真f11え この目的を達成するため、第1の発明は、撮影レンズの
焦点距離に関する情報に応じて逆光判定レベルを補正す
る補正手段を備えている。また、第2の発明は、背景輝
度が高いほど逆光判定レベルを低く補正する補正手段を
備えている。さらに、第3の発明は、主被写体距離が第
1の所定の距離よりも長い場合、主被写体距離が良くな
るほど逆光flI定レベルを低く補正し、主被写体距離
が第1の所定の距離以下の第2の所定の距離よりも短い
場合、逆光1++定レベルを低く補正する補正手段を備
えている。そして、fpJ4の発明は、主被写体の像倍
率に応じて逆光判定レベルを補正する補正手段を備えて
いる。
■ 第1の発明では、逆光判定レベルはN1影レンズの焦、
α距離に応じて?!llT:、される6共体的には、撮
影レンズの焦点距離が良くなるほど逆光判定レベルを高
くしている。また、第2の発明では、背景輝度が高くな
るほど逆光判定レベルを小さくしている。さらに、第3
の発明では、主被写体が遠いほど逆光判定レベルを小さ
くするとともに、被写体距離が非常に近い場合には、逆
先↑q定レベルを小さくしている。そして、第4の発明
では、主被写体の像倍率に応じて逆光判定レベルを変化
させている。具体的には、主被写体の像倍率が大きくな
るほど逆光flI定レベルを高くしている。そして、主
被写体の像倍率が非常に大きいときには、逆光特定レベ
ルを低くしている。なお、主被写体の像倍率は、主被写
体までの距離と撮影レンズの焦、α距離とから算出され
る。
X1目吐 図面を参照しながら、本発明を実施したカメラ説明する
。なお、このカメラは、レンズの焦点距離を切り替える
ことができ(38In鴎、80IfiI11)、さらに
、テレコンバータを装着して望遠撮影(焦点距離105
 +n+nに相当)を行なうことができるカメうである
[全体の構成1 第1図は、本発明を実施したカメラの全体ブロック図で
ある。
同図において、1はマイクロコンピュータ(以下、マイ
フンと略す)であり、このカメラ全体の制御を行なう。
2はメインスイッチ判別手段であり、不図示のメインス
イッチがONであるとき信号S。をマイコン1に出力す
る。この信号S。が出力されているとさ、撮影が可能に
なる。3はレリーズ信号発生手段であり、不図示のレリ
ーズボタンがtJ41ストロークまで押下されると信号
S、を出力し、レリーズボタンがfjS1ストロークよ
りも長い第2ストロークまで押下されると信号S2を出
力する。
したがって、信号S2が出力されているときは、つねに
信号Slが出力されている。後述するように、マイコン
1は、信号Slを入力すると測光・測距動作を開始し、
信号S2を入力すると撮影動作を行なう。
4は強制発光信号出力手段であり、不図示の強制発光ス
イッチがONのとき信号SrIを出力する。
後述するように、マイコン1は、信号Sflを入力する
と、被写界の輝度状況にかがわらず、常に7ラツシユ装
置16を発光させて撮影(フラッシュ撮影)を行なう。
5は発光禁止信号出力手段であり、不図示の発光禁止ス
イッチがONのとき信号SnNを出力する。後述するよ
うに、マイコン1は、信号SnNを入力すると、被写界
の輝度状況にかかわらず、常に7ラソシ1装置16を発
光させずに撮影(自然光撮影)を行なう。
6は焦点距離切替信号出力手段であり、不図示の焦点距
離切替スイッチがONされると、それに同期してパルス
状の焦点距離切替信号Sstを出力する。マイコン1は
、この信号Ss’を入力すると、焦点距離切替手段18
に信号を送り、撮影レンズの焦点距離を切り替えさせる
とともに、7ランシユ配光切替手段17、ファイング−
切替手段19へ信号を出力し、フラッシュ配光、ファイ
ング−を切り替えられた焦点距離に応じて切り替えさせ
る。
なお、各切替手段17,18.19は、それぞれ、周知
の手段で構成されているので、説明を省略する。また、
信号Sstのパルス幅は、これらの切替に要する時間よ
りも短く、かつ、ある程度長い時間(例えば、0.1秒
)に設定しである。
7はテレコンバータ検出手段であり、カメラにテレコン
バータが装着されているときに、装着信号Stcを出力
する。
8は裏ぶた開閉検出手段であり、不図示の裏よだが閉じ
られているか否かを示す信号S backを出力する。
後述するようにマイコン1は、裏」ζたが開いた状態か
ら閉じた状態に変化したことを検出すると、フィルム巻
上げ手段20に信号を出力し、フィルムのイニシャルロ
ーディングを行なわせる。
9は巻戻し信号出力手段であり、フィルムが最終コマで
突っ張ったとき、あるいは、不図示の巻戻しスイッチが
ONになったとき、巻戻し信号Srtwを出力する。後
述するように、マイコン1は、信号Srwを入力すると
フィルム巻戻し手段21に信号を出力し、フィルム巻戻
しを行なわせゐ。
以上の各手段2〜6及び9が備えている不図示のスイッ
チは、メカ的なスイッチに限らず、電気的(例えば、タ
ッチスイッチ)、光学的(例えば、7オトカプラー)等
、どのようなスイッチで構成してあってもよく、また、
テレコンバータ検出手段7、裏」ζた開閉検出手段8に
よる各検出は、可動部材によるメカ的なもの、導電性を
利用した電気的なもの、7オトカブラー等を利用した光
学的なもの等、何を用いて行なってもよい。
10はフィルム感度読み取り手段であり、パトローネに
形成されたDXコードからフィルム感度を読み取り、そ
れをAPEX値に変換したのち、マイコン1へフィルム
感度情報Svを出力する。
また、フィルム感度読み取り手段】0は、手動で操作さ
れる操作部材を有しており、出力するフィルム感度情報
Sνを撮影者の意図により変更できるようになっている
11は、充電検知手段であり、7ランシユ装置16内に
ある不図示のメインコンデンサの充電電圧が、7ランシ
ユ発光を行なうのに必要な電圧(たとえば、300 V
 )まで達しているか否かを検出し、メインコンデンサ
の光711?11圧が7ラツシユ発光を(〒なわせるこ
とが可能な電圧になっておれば、充完信号Sccを出力
する。
12は、測VC手段であり、マイコンブからの制御信号
CTRL、に基づいて、撮影画面内の複数の測距エリア
内にある被写体のW1影距離を測定し、測距データZを
出力針る。13は外尤式の測光手段であり、マイコン1
からの制御信号CT RL 。
に基づいて、撮影画面内の複数の測光ゾーン内にある被
写体の輝度を測定し、測光データByを出力する。この
二つの手段12.13については、後でもう少し詳しく
述べる。
14は、レンズ駆動T′−段であり、マイコン1から出
力されるデータに基づいてレンズを駆動し、焦点51!
節を行なう。
15はシャンク−駆動手段であり、マイコン1から出力
される信号に基づいて、不図示の絞I)羽根を兼用した
シャッターを開閉させる。
7ラノシユ装置fi16は、マイコン1がらのトリ〃(
3号S×に応答して7ラッシュ発光を行ない、外圧制御
信号Sddに応答して、不図示の昇圧回路の制御を行な
う。
なお、各手段14〜21は°、それぞれ周知の手段であ
るので、詳細な説明を省略する。
(全体の制御J 次に、マイコン1の動作を説明する。
第2図は、マイコン1の動作を示すフローチャートであ
る。電源が投入されると、マイコン1はこの70−チャ
ートに従って動作を始める。
まずマイコン1は、巻戻し信号Srwが出力されている
かどうかを調べ(#10)、巻戻し信号Srwが出力さ
れているときは#11へ進み、信号Srwが出力されて
いないときは#15へ進む。#11へ進むと、マイコン
1は、メインコンデンサの充電を停止させるべく、外圧
制御信号Sddを出力し、昇圧回路の動作を停止させる
。その後、フィルム巻戻し手段21ヘイg号を出力し、
フィルム巻戻しを行なわせ(#I2)、#10へ戻る。
#15へ進むと、マイコン1は、裏、ぼたの開閉状態を
調べ、裏よなが開いているときは#20に進み、裏、、
l:だが閉じていれば#16へ進む、#16において、
マイコン1は、前回の裏」ζたの開閉状態を調べ、前回
、裏ぶたが開いておれば、裏よだが閉じられた直後であ
ると判断し、#17へ進む。そうでなければ#20へ進
む。#17において、マイコン1は、#11と同様、昇
圧を停止させ、#18へ進み、フィルム巻上げ手段20
に信号を出力してフィルムのイニシャルローディングを
行なわせ、その後、#10へ戻る。
#20へ進むと、マイコン1は、メインスイッチの状態
を調べ、信号S0が出力されていれば#21へ進み、信
号S。が出力されていなけれぼ#28へ進む。
#21でハ、マイコン1は、テレコンバータが装着され
ているかどうかを調べ、fJ号Stcが出力されておれ
ば#22へ進み、信号SLcが出力されていなければ#
23へ進む。#22では、マイコン1は、撮影レンズの
族5町γ距離を判別し、焦点距離が短点、1−人(38
+am)側であれば#24へ進み、長焦点(80IOI
ll)側であれば#26へ進む。以上のように、本実施
例のカメラでは、テレコンバータを装着したときは、撮
影レンズの焦点距離は、常に長焦点(80鴫r烏)側に
セットされる(後述するように、#24へ進むと、#2
5において、レンズの焦、αj[離が切り替えられる)
。ところで、短焦点距離撮影では、長焦点距離撮影に比
べて撮影画角が広がるので、テレコンバータを装着する
と、画面の一部がケラれてしまうことがある。しかし、
本実施例のカメラは、テレコンバータを装着したときに
は、常に長焦点距離撮影にセットされるので、テレコン
バータによるケラれは生じない。
#23では、マイコン1は、不図示の焦点距離切替スイ
ッチの状態を調べ、信号Sstが出力されておれば#2
4へ進み、信号Sstが出力されていなければ#26へ
進む。#24へ進むと、マイコン1は、#11と同様、
昇圧を停止させる。その後、#25へ進み、マイコン1
は、フラッシュ配光切替手段17、焦点距離切替手段1
8、ファイング−切替手段1つへ信号を出力し、フラッ
シュ配光、焦点距離、ファインダーを切り替える。その
後、マイコン1は、#10へ戻って処理を続ける。なお
、先述したように、このとき信号Sstは消滅している
ので、たとえ、焦点距離切替スイッチをONにしつづけ
ても、焦点距離切替動作が連続して行なわれることはな
い。
なお、焦点距離を切り替えた直後であるときセットされ
るフラグ(便宜上、Fstという)を設け、井23から
#24へ進む途中で7ラグFstがセントされているか
否かを判定し、7ラグFsLがセットされておれぼ#2
4.#25を省略して#10へスキップし、7ラグFs
tがセットされていなげれば7ラグFstをセットした
のち#24へ進むようにしてもよい。このとき、#23
において信号Sstが出力されていなければ、7ラグF
stをリセットしたのち#26へ進むようにする。この
ようにした場合には、焦、α距離切替信号出力手段6は
、不図示の焦点距離切替スイッチがONである間、信号
Sstを出力しつづけるようにしてもよい。
#26では、マイコン1は信号Slが出力されているが
どうかを調べ、信号S、が出力されているときは#30
へ進み、信号S1が出力されていないときは#27へ進
む。#27において、マイコン1は、メインコンデンサ
の充電状態を調べ、メインコンデンサの充電が完了して
信号Sccが出力されておれば#28へ進み、充電が完
了しておらず信号Sccが出力されていなければ#29
へ進む。
#28では、マイコン1は、#11と同様、外圧を停止
させ、その後、#10へ戻る。#29では、マイコン1
は、昇圧回路を作動させてメインコンデンサの充電を行
なわせるため、信号Sddを出力し、その後、井10へ
戻る。
#26において、信号SIが出力されていること、すな
わち、不図示のレリーズボタンが第1ストロークまで押
下されたことを検出して#30へ進むと、マイコン1は
、外圧を停止させたのち、#32へ進む。#32におい
て、マイコン1は、不図示の強匍1発光スイッチお上1
発光禁止スイッチの状態を調べて記憶し、#34へ進む
なお、後述するように、本実施例のカメラでは、強制発
光信号Srlよりも先に発光禁止信号5nflが出力さ
れているか否かが判別される(ffi18図参照)ので
、撮影者が、不図示の強制発光スイッチと発光禁止スイ
ッチとを、誤って、同時にONにしてしまうと、自然光
撮影になってしまう。ところで、通常、7う721発光
を禁止してm影を行う場合よりも、日中シンクロ撮影等
、強制的に7ラツシユを発光させで撮影する場合の方が
多いので、両方の信号SN、5nflが出力されている
場合には、撮影者が、強制発光モードを選択する際、発
光禁止スイッチを誤ってONにしたとみなし、強制発光
信号Sflのみが出力され、発光禁止信号5nflは出
力されていないものとしで、強制発光スイッチおよび発
光禁止スイッチの状態を記憶するようにしてもよい。
#34において、マイコン1は、フィルム感度読み取り
手段10からフィルム感度情報Svを入力する。そして
、#36へ進んで測光および測距動作を行なわせ、#3
8へ進む。
#38では、マイコン1は、複数の測距データZに基づ
いて被写体の撮影距離に応じたレンズストップ点Zsを
決定する。その後、マイコン1は#40へ進み、複数の
測距データZ、レンズストップ点、およびvi数の測光
データBy等に基づいて露出演算を行ない、シャッター
およびフラッシュの制御データを求める。なお、以上の
3ステツプ#36、#38、#40については、後で詳
述する。
#40で露出演算を終えると、マイコン1は、その演算
結果に基づき、フラッシュを発光させる必要があるか否
かを判定する(#50)。フラッシュを発光させる必要
があれば、マイコン1は、#52へ進んで、メインコン
デンサの充電状態を調べ、メインコンデンサの充電が完
了しておれば、#54へ進んで昇圧動作を停止させたの
ち、#56へ進む。j竺に、メインコンデンサの充電が
完了していなければ、マイコン1は、#53へ進んで昇
圧動作を開始させのち、#58へ進む(即ち、未光完時
はシャ/タレリーズを禁止する)。なお、#53の後で
、未充完警告を行なってもよい。一方、#50において
、フラッシュ発光が不要であれば、マイコン1は#56
へ進む。
#56では、マイコン1は、信号S2が出力されている
かどうか、すなえ)ち、wiMe者が不図示のレリーズ
ボタンを第2ストロークまで押下して撮影動作を行なわ
せたかどうかを判定する。信号S2が出力されていると
、マイコン1は#60へ進んで撮影動作を行なう。
#56において、信号S2が出力されていなければ、マ
イコン1は#58へ進み、信号S1が出力されているか
どうか、すなわち、不図示のレリーズボタンが第1スト
ロークまで押下されたままであるかどうかをtQ定する
。そして、(W号S、が出力されておれば、マイコン2
は#50へ戻り、信号S1が出力されていなければ#1
0へ戻る。
従って、本文植例のカメラでは、不図示のレリーズボタ
ンを第1ストロークまで押下したまま保持することによ
り、7オーカスロツクおよびAE口/りがなされる。
#56において信号S2が出力されでいる。ことを検出
l、て#60へ進むと、マイコン1は、ま、ず、焦点調
節を行なう、1なわち、マイコン1は、レンズ駆動手段
14に信号を出力し、#38において決定したレンズス
トップ点までレンズを操り出させる。
続いて、マイコン1は、#40で求めたシャンク−およ
びフラッシュの制御データに基づき、シャッターを閉じ
させるまでの時間tcBよびフラッシュを発光させるま
での時間tdをセットする(#62)。
なお、自然光撮影の場合には、時開Ldはセットしない
。そして、内蔵タイマをリセットしてスタートさせる(
#64)とともに、ンヤンター駆動手段15にンヤンタ
ー開信号を出力してシャッターの開成動作を開始させる
(#66)。
シャッター開成勤11ミを開始させたのち、マイコン1
は、タイマの計11.9時間(露出秒時のJ1゛時値)
Lが上記時間tel:等しいかどうかを調べる(#70
)。
t”tcであれば、マイコン1はシャッター駆動手段1
5にシャッター閉信号を出力してシャッターの閉成動作
を開始させ(#72)、#74へ進む。
し≠tcであれば、#74へスキンプする。#74では
、マイコン1は、フラッシュ撮影であるかどうかを判定
し、フラッシュ撮影であれば#75へ進み、自然光W1
影であれば#78ヘスキップする。
#75では、マイコン」は、タイマの計時時間tが上記
時間tdに等しいがどうかを調べる。t=tdであれば
、マイコン11よ、7ランシ工装置16ヘトリ〃イΔ号
S×を出力し、フラッシュ発光を行なわせ(#76)、
#78へ進む、#75においてt≠tdであれぼ#78
ヘスキップする。
#78では、マイコン1は、シャッターの閉成が完了し
たがどうかを1定する。この↑り定は、タイマーの計時
時間1が2Lc+Q(αは所定の値)を計時したがどう
かを検出することによって行なう。
あるいは、シャンターの閉成が完了したときONになる
スイッチを設け、このスイッチの状態を検出するように
してもよい。この?Q定の結果、シャッター閉成が完了
していなけれぼ#70へ戻り、シャッター閉成が完了し
ておれば#80へ1ltr。
なお、先程、#70.$75において、マイフン1は、
t=Leあるいはj=tdであるかどうかを↑り定して
いると述べたが、厳密には、マイコン1は、最初にt≧
tc、 t≧tdになったとき、t= te、 t= 
tdであると判定1.ている。したがって、マイコン1
は、−旦、ンヤッター閉信号、トリ〃信号Sxを出力し
た後、再度、シャッタ・−閉信号およびトリ〃信号S×
を出力することはない。また、厳密には、マイコン1は
、t>tc、 t>tdなる時間tが経過したときにシ
ャッター閉信号、トリが信号Sにを出力することもある
。しかし、マイコン1の処理速度は充分に速く、タイマ
ーの精度も充分に細かいので、上記tq定の際における
誤差は無視できる。
シャンター閉成が完了して#80へ進むと、マイコン1
は、レンズ駆動手段14に信号を出力し、レンズを初期
位置へ繰り込ませる。それから、マイコン1は、フィル
ム巻上げ手段20に信号を出力し、1コマ分のフィルム
を巻上げさせる(#85)。そして、1コマ分のフィル
ム巻上げが完了するか、あるいは、巻上げ開始から所定
の時間(1コマ分のフィルム巻上げが完了するまでに要
する時間よりも少し長い時間であり、例えば3秒間)が
経過する(このことは、フィルムが最終コマで突っ張っ
たことを意味し、信号Sr―が巻戻し信号出力手段9か
ら出力される)と、#10へ戻る。
以上が、本実施例のカメラの全体の制御である。
なお、この実施例によると、不図示のレリーズボタンを
第2ストロークまで押し下げて保持している間、連続的
に撮影が行なわれるが、#85の後に信号S、が出力さ
れているかどうかを判定するステップを設け、信号SI
が出力されなくなりて初めて#10へ戻るように変更し
てもよい。また、連写、単写の切替手段を設け、速写の
ときは!!条件で#85から#10へ戻ることができ、
単写のときは信号S1が出力されなくなって初めて#1
0へ戻るようにしてもよい。この場合、連写のときは常
に自然光操影に切り替えるようにしてもよい。
また、本実施例のカメラでは、7ラツシユ撮影時、メイ
ンコンデンサの充電が完了していなければ、レリーズロ
ックがなされていたが、#53から#56へ進むように
変更し、7ラッシュ撮影時、メインコンデンサの充電が
完了していなくても撮影動作を行なうことができるよう
にしてもよい。
なお、このように変形しても、本実施例のカメラでは、
先述したように、不図示のメインスイッチがONである
ときは、つねに、メインコンデンサの充電が行なわれて
いるので、不適正な露出になる確率は非常に小さい。
[測光・測距1 〈測光〉 第3図は、測光手段13の測光領域を示す図である。図
に示すように、撮影画面FRMのほぼ中央に三つのスボ
ッF測光頭域り、C,Rがあり、それらの周囲に周辺測
光領域OUTがある。これら四つの領域り、C,R,O
UTによって測光領域LMAが構成されており、測光手
段13に備えられた下図の受光手段は、それぞれの置載
り、C,R。
OUTに入射する光を個別に受光する。そして、各受光
手段によって入射する光の輝度が電気的な量に変換され
たのち対数圧縮され、APEX値BVとしてマイコン1
へ出力される。なお、開光手段の具体的な回路構成は、
既に周知であるので、説明を省略する。
また、図から明らかなように、測光1域り、C。
Rには、主として、主被写体Sがらの光が入射し、測光
領域OUTには、主としで、背景がらの光が入射する。
なお、本実施例では、背景からの光が主とじて入射する
測光領域は一つだけであるが、周辺測光領域OUTを複
数に分割してもよい。また、主被写体Sからの光が入射
する測光領域は三つあるが、二つもしくは四つ以上であ
ってもよい。
〈測距〉 第4図は、測距手段12の測距エリアを示す図である。
図に示すように、撮影画面FRMのほぼ中央に、五つの
測距エリア2.〜Z5が、横一列に並んでいる。この五
つの測距エリア内にある被写体の撮影距離を、測距手段
12は、周知のアクティブ方式によって測定する。そし
て、測距手段12は、測定した撮影距離が、第1表に示
した距離ゾーンのいずれにあてはまるかを検出し、その
ゾーン番号を測距データZとしてマイコン1に出力する
なお、測距手段12の具体的な構成は、本出願人が出願
した特願昭63−20338号に示されているので、説
明を省略する。もちろん、既に周知になっているアクテ
ィブ方式の測距手段を用いることも可能である。
く制御〉 第5図は、第1図に示したフローチャートのヰ3G、#
38の具体例を示す70−チャートである。
まず、マイコン1は、測光手段13に制御信号CTRL
、を出力し、測光動作を開始させる(#110)。そし
て、マイコン1は、酋測光fii域L 、 C。
R、Ot、J Tにおける測光データBvl、Bvc+
Bvr。
BVoutを読み込む(#120−#150)。
それから、マイコン1は、測距手段12に制御信号CT
 RL 、を出力し、測距エリアZ1内にある被写体の
撮影距離を測定させ、その測距データZ1を読み込む(
#210)。以下、同様に、マイコン1は、測距エリア
z2.z、、z、、z、における測距データ2..2コ
l Z (l Z Sを読み込む(#220〜#250
)a 以上が#36の具体例である。
その後、マイコン1は、測距データZ1〜Z、のうち、
最も撮影距離が短いもの、すなわち、ZI〜Z、の中で
最もゾーン番号が大きいものを検出し、そのゾーン番号
をレノスタZs(レンズストップ点を示す)に格納する
(#38)。したがって、本実施例では、最も!Q彰距
離が短い(最も近い)被写体に対して焦、α調節がイテ
なわれる。
ところで、各測距エリアZ)〜Z、における測ffi[
EデータZ、〜Z5には、測定誤差が含まれている。
本実施例のカメラでは、中央の測距エリアZ、を基準に
して測距手段12を調整しており、池の測距エリアz、
、z2.z、、z、の出力は、測距エリアZ、の出力に
対して、距離ゾーン番号で、最大子2程度の誤差がある
。たとえば、同一の被写体(撮影距離が等しい被写体)
を測距した場合、各測距エリアZ1〜Z5の出力は、 Z、=12 Z、=11 Z、=10 Z、=11 Z、=12 となることがある。言い換えれば、各測距エリアZ1〜
Z、の出力が、たとえば、 Z1=6 Z2=5 Z、=5 Z、=4 Z、=4 である場合、真の撮影距離は、 Z1=4 Z2=4 Z、=5 Z、=3 Z、=2 で、ちる可能性らある。従って、本実施例のカメラでは
、各測距データの差が小さいときは、中央の測距エリア
Z、の出力を優先的に用いることにしている。具体的に
は、測距エリアz、、z2.z4.z、の測距データと
中央の工’) 7 Z )の測距データとの差が2以内
であれば、最近接距離を示すエリア(この例ではZl)
の測距データをレンズストップ点とせず、中央のエリア
Z、の測距データをレンズX)ツブ点としている。これ
により、測距誤差の影響を少なくすることができる。
[露出演算] 次に、第2図におけるステップ#40(露出演算)の具
体例を説明する。
〈概要〉 第6図は露出演算ルーチンの概要を示す70−チャート
である。このル−チンに進むと、マイコン1は、まず、
フラグ等の初期設定を行なう(#1000)。続いて、
マイコン1は、#36で求めた測光データ(Bvout
??)に基づいて逆光検知レベルδを決定する(#10
501゜次に、マイコン1は、AFデータ(レンズスト
ップ点)Zsから撮影II!離を求め、そのAPEX値
をレノスタDVに格納しく$1100)、その後、マイ
コン1は、近接ゾーン(後述)の範囲を定める(#11
SO)。そして、マイコン1は、1lllll巨データ
z、、z2.z、、z1.Z、およびAFデータZSに
基づいて、中心部測光値AEcを求めるための測光デー
タを測光データB vl、 B ve、 B vrの中
から選択しく1$1200)、中心部測光値AEcを算
出する(1$1250)。その後、マイコン1は、主被
写体測光値Bvsを求める(#1300)、それから、
マイコン1は、シャッター制御値E v−contro
lを定めるとともに7ラツシユを使用するか否かのfl
I定を竹ない、フラグFC1を設定する(#1400)
。そして、マイコンlは、7う、シュ撮影(Frl= 
1 )であるか自然光撮影(Ffl= O)であるかを
判定しく#1500)、自然光撮影であればメインプロ
グラム(第2図)ヘリターンし、フラッシュ撮影であれ
ば#1600へ進む。井1600では、マイコン1は、
フラッシュ補正量△Evflを決定し、その後、フラッ
シュ発光のタイミングを示す絞り値Avdを求める(#
1650)。そして、マイコン1は、繰り返して計算を
行なう必要があるかどうかを判定しく#1700)、繰
り返して計算する必要があれば#1600へ進み、繰り
返して計算する必要がなければ、メインプログラム(第
2図)ヘリターンする。
く各ステップの説明〉 次に、第6図に示した70−チャートの各ステップにつ
いて、詳しく説明する。
「初期設定」 このステ、ブは、マイコンlは、フラッシュ使用判定7
ラグFH、シフトカウンタ5t(IFT(後述)をリセ
ントするとともに、7う・ンシュ光量1v、最大絞り値
(R小絞り口径に対応する絞り値)AV+lla X 
、開放絞り値Avo、シャッタ一連動範囲の最大値Ev
+aaxおよび最小値EvIfiin、カメラ振れ限界
値EV11、所定の輝度値HL、、HLz(HL+>H
L、、後述)、シフト量C(後述)、シフト上限回数M
(後述)を設定する。なお、これらの値(シフト上限回
数Mを除く)は、特に明記しない限り、APEX値で表
わされる。
これらの値は、撮影レンズの焦点距離に応じて異なる。
たとえば、長焦点距離撮影では、短焦点距離撮影時に比
べ、カメラ振れ限界値Evhは大きくなる。また、焦点
距離の切替に応じて撮影レンズの開放絞り値Avoが変
化し、それに伴って、最大絞り値A vIAax、シャ
ッタ一連動範囲の最大値Eνm j I+−、最小値E
 vmaxも変化する。したがって、マイコン1は、!
I&影レンズの焦、αI巨離に応じて、それらの値を設
定する。なお、テレコンバータ装着時は、先述したよう
に、撮影レンズの焦点距離は、゛つねに艮焦点距側に設
定され、また、テレコンバータを装着しでも撮影レンズ
の開放絞り値等は変化しないので、前記の各位は、艮焦
!:j、離撮影時と同じ値に設定される。
また、信号5nflが出力されておらず、フラッシュ発
光が禁止されていないときは、シャッター連動範囲の最
小値Evminは、カメラ振れ限界値EVI+に置き換
えられる。従って、フラッシュ撮影の場合には、カメラ
振れが生じることはない。
[逆光検知レベルδの決定」 後述するように、本実施例のカメラでは、周辺部測光値
AEaと中心部測光値AEcとの差と、逆光検知レベル
δとを比較し、それによって連光状態であるかどうかを
判定している。このようにして逆光状態を検出すること
は、従来から行なわれているが、従来のカメラでは、逆
光検知レベルδは固定されていたため、以下に示すよう
な問題点が生じていた。
本実施例のカメうのような、撮影レンズを透過した光を
使用しない外部測光タイプのカメうでは、レンズの焦点
距離にかかわらず、測光エリアが一定になる。従って、
撮影倍率が一定のとき、すなわち、撮影画面FRMに占
める被写体Sの大きさが一定のとき、レンズの焦点距離
が変わると、撮影範囲に対する測光エリアL M Aが
変わってくる。
このことを第7図を参照しながらもう少し詳しく説明す
る。なお、同図において、(、)は短焦点距離(標準)
撮影時、(b)は長焦点距離(望遠)撮影時、(C)は
テレコンバータ装着時を示しており、それぞれ、撮影倍
率が同じ状想を示している。また、(d)、(e)、(
f)は、望遠撮影時において、撮影距離が異なる場合を
示しており、(d)よりも(e)の方が、(e)よりも
(「)の方が撮影距離が短り・状態を示している。
第7171(n)〜(e)から明らかなように、標準撮
影時の測光領域LMAは、望遠撮影時に比べ狭くなって
しまう。従って、標や撮影時には、望遠w1′#時に比
べ、周り71部測光、肇域OUT内に占める主被写体S
の割合が大きくなり、周辺部測光値AEaと中心部測光
値AEcとの差は、望遠撮影時に比べ、標準撮影時の方
が小さくなってしまう。
また、テレコンバータ装着時の測光領域L MAは、望
遠撮影時に比べ、広(なってしまう。従って、テレコン
バータ装着時には、望遠撮影時に比べ、周辺部測光領域
OUT内に占める主被写体Sの“割合が小さくなり、周
辺部測光値AEaと中心部測光値AEcとの差は、望遠
撮影時に比べ、テレコンバータ装着時の方が大きくなっ
てしまう。
また、第7図(d)〜D)から明らかなように、同じ撮
影状態(望遠撮影状態や標準撮影状態ある−・はテレコ
ンバータ装着時)であっても、主被写体Sの距離(R影
距離)が良くなると、主被写体Sが測光領域L M A
内に占める割合が小さくなり、中心部測光領域り、C,
Rに占める主被写体Sが占める割合が小さくなってしま
う。従って、中心部測光値AEcが背景輝度の影響を受
けてしまい、周辺部測光値AEaと中心部測光値AEc
との差が小さくなってしまう。
また、中心部測光領域り、C,Rの全体が主被写体に覆
われており、その領域り、C,Hには背景からの尤が入
射しない場合でも、各測光素子間のクロストークの影響
により、測光領域L 、 C、Rにおける測光値B v
l、 B vc、B vrが背景輝度の影響を受けてし
まうこともある。この各測光素子間のクロストークの影
響は、背景周辺部測光領域内Otl Tに太陽等の光源
があって背景輝度が高い場合に大さくなる。
以上のことから、逆光検知レベルとは、レンズの焦点距
離(撮影状2)、主被写体の距離、周辺部輝度によって
値を変えることが望ましい。そこで、本実施例のカメラ
では、逆光検知レベルδをレンズの焦点距離、主被写体
距離(撮影距離)、背景輝度の関数 と=δ(焦点距離、撮影l!離、背景輝度)によって与
えている。
なお、本実施例のカメラでは、周辺部測光値A[Eaは
、周辺測光領域OUTにおける測光値B vouLlこ
等しいが、周辺測光領域0UTteFJ[lに分割した
場合には、複数の周辺部測光値Bvoutの平均値、最
大値(Rも明るい値)と最小値(最も暗い値)との中間
値、あるいは、最大値と最小値を除いたらのの平均値を
周辺部測光値AEaとすればよい。
次に、逆光検知レベルδの具体例を、第8図を参照しな
がら説明する。
fjS8図は、背景輝度Bvoutと逆光検知レベルδ
との関係を示すグラフであり、Aは基準値を示し、B、
C,r)はレンズの焦点!!雛、主被写体距離を考慮し
て逆光検知レベルδを補正した値を示している。図から
明らかなように、逆光検知レベルとの基準値は、背景輝
度13voutがBV5のとき、δ=1.5Evであり
、背景輝度BvoutがByI Oのときδ=1.25
Evである。なお、本実施例においては、望遠撮影状態
であり、かつ、主被写体距離が1鶴以」二2請未満であ
るとき、基準値Aをとるようにしている。
また、図から明らかなように本実施例のカメラでは、背
景輝度Bvoutが大きくなる程、逆光検知レベルδを
小さくしている。これにより、背景に太陽などの光源が
あってクロストークの影響が大きくなっても確実に逆光
を検知することができる。
すなわち、背景輝度BvouLが大きくなるとクロスト
ークの影響が大きくなり、そのため、周辺部測光値AE
aと中央部測光値AEcとの差が小さくなるので、逆光
検知レベルδを変えないと、高輝度側で逆光検知を正確
に行なうことが不可能になる。
しかしながら、本実施例のように、高輝度側で逆光検知
レベルδを小さくすれば、クロストークの影響が大きく
なっても逆光検知を正確に行なうことができる。
次に、レンズの焦点距離の変化に伴なう逆光検知レベル
δの補正を説明する。先に述べたように、中心部測光値
AEcと周辺部測光値AEaとの差は、望遠撮影時に比
べ、標準撮影時には小さく、テレコンバータ装着時には
大きくなる。従って、確実に逆光を検知するには、逆光
検知レベルδを基準値Aに比べ、標帛撮影時には小さく
、テレコンバータ装着時には大きくしてやればよい。
本実施例のカメラにナイいでは、基準値Aに対して、標
準撮影時には0.125Evだけ小さく、テレコンバー
タ装着時には0.125Evだけ大きくなるように、逆
光検知レベルを補正している。
続いて、主被写体距離の変化に伴なう逆光検知レベルδ
の補正を説明する。
主被写体距離が極端に短い(たとえば1m未満)と、周
辺部測光値AEaは、主被写体の彰1を受けて低くなる
(注二逆光検知のことを問題にしているので、背景輝度
の方が主被写体輝度よりも高い。
従って、主被写体距離が短くなると周辺部測光領域OU
Tに占める主被写体Sの割合が大きくなり、周辺部測光
値AEaは低下する。ただし、中央部測光値AEcは、
主被写体輝度に対応するので、主被写体距離が短くなっ
て6中央部測光値AEcは変化しない)。従って、主被
写体距離が極端に短いときは、中央部測光値AEcと周
辺部測光値AEaとの差が小さくなる。故に、主被写体
距離がff1iに短いときは逆光検知レベルδを小さく
するのが望ましい。
逆に、主被写体距離が艮いときは、先述したように、中
心部測光値AEcと、周辺部測光値AEaとの差が小さ
くなって・しまうので、主被写体距離が良くなるほど逆
光検知レベルδを小さくするのが望ましい。
そこで、本実施例のカメラにおいては、主被写体距離が
基準範囲(lLa以上2 +a未満)からはずれると、
逆光検知レベルδを0.125Evだけ小さくなるよう
に補正している。
以上をまとめると、撮影状態(標準、望遠、テレコンバ
ータ装着)と主被写体距離との組み合わせと、第8図に
示した逆光検知レベルδのグラフ(A、B、C,D)と
の関係は、第2表のようになる。
なお、補正量の決め方は、上述したようなものに限らず
、プラス側の補正とマイナス側の補正とで絶対値を変え
でもよいし、主被写体距離が基準範囲よりも長い場合と
短い場合とで補正量を変えてもよい。また、さらに細か
い場合に分けて補正量を決めてもよいし、背景輝度B 
voutと逆光検知レベルδとの関係は直線的でなくて
もよく、逆光検知レベルの補正は、任意に行なうことが
できる。
また、撮影レンズを透過した被写体光を用いて測光を行
うTTL方式測光手段を備えたカメラでは、撮影範囲F
 RM l:対する測光エリアLMAの大きさは、撮影
レンズの焦点距離にかかわらず、常に一定である。した
がって、測光方式としてTTL方式を採用した場合には
、撮影範囲F RMに対する主被写体の大きさは、撮影
レンズの焦点距離と撮影距離(主被写体距離)とから求
められる像倍率によって変化する。それゆえ、逆光検知
レベルδは、像倍率と背景輝度との関数 δ=δ(像倍率、背景輝度) で与えられる。
具体的には、たとえば、主被写体の大きさと中央部測光
領域の大きさが、はぼ一致するような像倍率を基準とし
、この場合の逆光検知レベルδを第8図に示した八にす
る。そして、像倍率が前記基準像倍率よりも小さい場合
には、中央部測光値が背景輝度の影響をより多く受ける
ことを考慮し、逆光検知レベルδを、前記基準Aよりも
小さなC(PIS8図参照)に設定する。逆に、像倍率
が前記基準像倍率よりも大きい場合には、周辺部測光領
域に占める主被写体の割合が大きくなるので、逆光検知
レベルを前記基準Aよりも小さなCI:設定する。
もちろん、像倍率をさらに細かく分けて)莞光検知レベ
ルを、さらに細かく分預してもよい。また、逆光検知レ
ベルの基準値Aがらの補正量を、像倍率と背景輝度とに
応じて、任意に決めてもよい。
「被写体距離Dvの決定1 この人テンプでは、マイコン1は、主被写体までの距離
のAPEX値Dvを求める。本実施例のカメラでは、こ
の値Dvを予め計算しておき、ROMに記憶させておく
。そして、マイフン1は、AFデータ(レンズストップ
点)Zsに対応した値Dvを、ROMから読み込む。な
お、距離ゾーン、AFデータ(レンズストップ点)Zs
、Dv値の共体例は、第1表に示しである。
[近接ゾーン範囲の決定」 本実施例のカメラのように、複数のll11鉗エリアで
測距を行なう場合、同じ被写体を測距しているにもかか
わらず、測距エリア毎に測距データが異なることがある
。これは、各測距エリア毎で測距誤差にばらつきがあっ
たり、被写体の奥行きのため、測距データに差がでてく
ることに起因する。
そこで、本実施例のカメラでは、各測距データを比較し
、値が異なっていても実際は同じ被写体を測距している
とみなすべきかどうかを判定している(本実施例では、
測距誤差の範囲内か、あるいは、距離差が15c+n以
内であれば同一被写体であるとtq定している)。そし
て、本明817において、同じ被写体を測距していると
みなすべき距離ゾーンの範囲を、近接ゾーン範囲と定義
する。
次に、本実施例のカメラにおける近接ゾーン範囲の具体
的な決定方法を説明する。
まず、レンズストップ点Zsを含み、測距誤差によって
測距データがばらつく第1のゾーンm囲を考える。この
ゾーン範囲(土、レンズストップ点Z9の関数として、 Zr、(Zs)  −Zn、(Zs) で表わされる。ただし、Zr、(Zs)は遠側限界、Z
n、(ZS)は近側限界を示し、 Zr、(Zs)≦ Zs ≦ Zn、(Zs)である。
次に、レンズストップ点Zsを含み、被写体の奥行きに
よって測1[データがばらつく第2のゾーン範囲を考え
る。第1表がら明らかなように、撮影距離が短い(Zs
が大きい)はど距離ゾーンの範囲が狭くなる。従って、
撮影距離が短いほど、測Y巨テ゛−タのばらつきが大き
くなる。それゆえ、第2のゾーン範囲もレンズストップ
点Zsf)関数として表わされる。すなわち、第2のゾ
ーン範囲は、Zf2(Zs) −Zn2(Zs) で表わされる。ただし、Zr、(Zs)、Zn2<Zs
)は、第1のゾーン範囲と同様、それぞれ、遠側限界、
近側限界を示し、 Zr2(Zs)≦ Zs≦ Zn2(Zs)である。
本実施例のカメラでは、それら第1.第2のゾーン範囲
の和集合を近接ゾーン範囲としている。
すなわち、本実施例のカメラにおける近接ゾーン範囲は
、 Zf(Zs) −Zn(Zs) Zr(Zs)= win rZf’+(ZsLZL(Z
s))Zn(Zs) = may [211,(ZS)
、Zf12(ZS)]になる。ここにwin(a+b)
+a+ax(a+!+)は、それぞれ、a、bのうち大
きくない方、小さくない方を示す。
最後に、本実施例のカメラにおける、近接ゾーン範囲を
第1表に示すとともに第9図に示しておく。第9図にお
いて、横紬は主被写体距離を示すゾーン番号、縦軸は近
接ゾーン範囲を示すゾーン番号であり、斜m部、及び境
界線が、各レンズストップ点Zs1m対する近接ゾーン
を示している。
第1表、第9図から明らかなように、主被写体距離が短
くなるほど、近接ゾーン範囲は拡がっている。
なお、この実施例では、近接ゾーン範囲は、ゾーン番号
で表されいてるため、離散的になっている。つまり、不
連続に変化している。とくに、遠距離側では、一つのゾ
ーン番号が示す距離範囲が広いので、ゾーン番号が1ず
れただけでも、近接ゾーン範囲は、大、さく変化してい
る。精度の高い測距手段を用いた場合には、距離ゾーン
の数を多くすることができるので、遠距離側においても
、より正確に距離を求めることが可能になり、一つのゾ
ーン番号が示す距離範囲を狭くすることができるので、
近接ゾーン範囲をj!綬的に変化させることが可能にな
る。
「中心部測光値AEeの候補選択」 本実施例のカメラは三つのス〆・7ト測光エリアL、C
,Rをもつが、それらのスボノ)測光値Bvl。
B Ve、 +3 vrがすべて主被写体に対応してい
るとは限らず、いくつかのスポット測光値が背fi l
こ対応していることもある。そこで、本実施例のカメラ
では、1fll+距データを用いて、それぞれのスポッ
ト測光値B vl+ B vc、 B vrが主被写体
に対応しているかどうかをtq別し、中心部測光値AE
cを的確に求めている。
まず五つの測距エリアの各測距データZ、〜Z。
について、それらが近接ゾーン範囲内にあるがどうが調
べる。測距データが先述した近接ゾーン範囲内にある場
合には、その測距データは主被写体を測距したものと考
えられるから、その測距エリアに対応したスポット測光
エリアのスポット測光値を主被写体に対応した測光値と
考える。
ところで本実施例のカメラでは、第10図(、)に示す
ように、測距エリアとスボ・/ト測光エリアは一対一に
は対応していないので、それらの対応づけを考える必要
がある。たとえば、各測距エリアについて最も近いスポ
ット測光エリアを一つ選んでもよいし、各測距エリアに
近い複数のスポット測光エリアのすべであるいは、いく
つかを選んでもよい。本実施例では第10図(b)に示
したように、測距エリアと測光エリアとを対応させてい
る。すなわち、Iff距エリアZ、は、スポット測光エ
リアRに、測距エリアZ2はスポット測光エリアRとC
に、測距エリアZ3はスポット測光エリアCに、測距エ
リアZ4はスポット測光エリアCとLに、測距エリアZ
5はスポット測光エリアLに対応させている。
測光エリア選択について、マイコン1の具体的な動作を
1511図を参照しながら説明する。
第11図は、第6図におけるサブルーチン[中心部測光
値AEcの候補選択]を示すフローチャートである。こ
のルーチンへ進むと、マイコン11土、まず、7ラグU
r、Uc、Ulをリセットする(#2100〜@212
0)。これらの7ラグUr、Uc、Ulは、中心部測光
値AEcを求める際、測光領域R9C、Lにおける測光
値B Vr、 B VC,B vlが採用されるとき、
それぞれセントされる。
つづいて、マイコン1は、最も右側の測距エリアZ1に
おける測距データZlが先述した近接ゾーン範囲内にあ
るかどうかを判定する。まず、マイフン1は、測距デー
タZlと近接ゾーン範囲の遠側限?1tZfとを比較し
く#2200)、Z、<Zfであれば、すなわち、測距
エリアZ、内にある被写体が主被写体よりも遠くにあれ
ば、#2250へ進み、Z1≧Zfであれば、@221
0へ進む、、#2210において、マイコン1は、測距
データZ、と近接ゾーン範囲の近側限界Z「とを比較し
く#2210)、Z + > Z nであれば、すなわ
ち、測距エリアZ、内にある被写体が主被写体よりも近
くにあれば、#2250へ進み、Z、≦Znであれば、
すなわち、測距エリアZ、内にある被写体が主被写体と
同じ被写体であれば、@2220へ進む。
#2220において、マイコン1は、中心部測光値AE
cを求める際、測光領域Rにおける測光値Bvrを採用
することを示すため、7ラグLJrをセットし、$22
50へ進む。
#2250へ進むと、マイコン1は、測距データZ2が
近接ゾーン範囲内にあるがどうかを判定しく#2250
.$2260)、zr≦Z、≦Znであれば、フラグU
r、Ucをセットしく#2270.#2280)、#2
300へ進む。以下、同様にしてUc、Ulのセット・
リセットを行なう。
なお、当然のことながら、レンズストンブ点ZsはZ「
≦Zs≦Znを満たしでいるので、7ラグUr。
Uc、Ulのうち少なくとも一つはセットされる。
[中心部測光値AEcの決定」 次に、中心部測光値AEcの求め方を説明する。
本実施例のカメラでは、順光時には、三つの測光領域R
,C,Lにおける測光データB vr、 B Ve、 
B vlの平均値AEcaveを中心部測光値AEcと
し、逆光時には、主被写体の位置、大きさに応じて中心
部測光値AEeを決定している。   ・土ず、逆光時
における中心部測光値AEcの決定方法を説明する。
本実施例のカメラに用いられている測光手段13の逆光
時における測光値の一例を第12図に示す。
同図において、横軸は、撮影画面の中心に対する主被写
体の位置を示しており、図中、右(左)へ行くほど、主
被写体が右(左)の方に位置していることを示す。縦紬
は、真の主被写体輝度B vsoに対する各スポット測
光値を示しており、図中、上へ行くほど真の主被写体輝
度Bvs0よりら明るくなる。なお、図中、Bva、は
、真の背景輝度を示している。
図から明らかなように、各スポット測光値は、主被写体
が各スボ7)測光エリアの中央にある場合に誤差が最も
少なく、主被写体がスポット測光エリアの中央から離れ
るにつれて誤差が大きくなる。たとえば、主被写体の中
心位置が撮影範囲の中心より左側Xoにある場合で、U
c=Ul=7.1Jr=oの場合、主被写体に相当する
スポット測光値はBvc(A、’i+、)とBvl(B
点)となる。図から明らかなように、スポット測光エリ
アLにおける測光値Bvlのfi差(Bvl−Bvso
)は、スポット測光エリアCにおける測光値Bvcの誤
差(Bvc  Bvso)によりも大きい。
従って、逆光の場合には、主被写体に相当するスポット
測光値が複数あるとしても、それらの平均値を主被写体
輝度と考えるのは適当ではなく、むしろ、複数のスポッ
ト測光値の最小値を主被写体輝度と考える力が、誤差の
影響が少なく適当である。
しかしながら、最小値と言えども、誤差が残るため、そ
の誤差を、さらに補正する必要がある。
この誤差は少なくとも主被写体距離、背景と主被写体の
輝度差、スポット測光エリアなどによ1)異なるから、
次のような誤差関数E E=E(距離、輝度差、測光エリア) を考え、先に選択した最小値をさらに補正する。
ところで、本実施例のカメラに用いられている測光手段
13は外光式であるため、撮影レンズの焦、<”j、距
離にかかわらず、受光角は一定である。これに対し、撮
影レンズを透過した光を用いて測光するTTL方式では
、受光角はレンズの焦点距離によって異なる。従って、
TTL方式を採用した場合の誤差は、距離の15!Iv
!ではなく、像倍率の関数になり、誤差関数Eは、 [E=E(像倍率、輝度差、測光工l)ア)で表される
。すなわち、本実施例のような外光式と、T T L方
式とでは、誤差関数はやや性質が異なる。しかし、いず
れにせよ、誤差関数Eは、撮たに範囲に占める主被写体
の割合と、背景と主被写体との輝度差、および測光エリ
アの関数には違いない。
一力、たとえば第13Cに示すように、スポット測光エ
リアR,C,L1.:、対して主被写体の占める範囲が
かなり大きい場合には、先に述べた誤差はかなり小さく
なり、測光値の補正は、はとんど必要ない。そこで、本
実施例のカメラでは、スポット測光エリアに対する主被
写体の占めている範囲が大きいかどうかを判別し、その
結果に応じて測光値を補正している。
具体的には、本実施例のカメラでは、次のようにして、
スポット測光エリアに対する主被写体の占める範囲が大
きいかどうかを判別している。まず、スポット測光エリ
アI= 、 C、Rの大半(まtこは全部)が主被写体
に対応しているかどうかをtlI定する。この?l+定
は、後述するように、7ラグUl。
Uc、Urのうち、セットされているフラグを数えるこ
とによって行な゛う。その後、それらのスポット測光値
B vl+ B vc、 B vrのばらつきを調べ、
ばらつきが小さければ、主被写体が占める範囲がスポッ
ト測光エリアに対してかなり大きいとf1断する。
このばらつきのflI定は、測光値の最大値、最小値、
平均値のうち少なくとも二つを比較することによって行
なう。
犬に、順光の場合における中心部測光値AEcの決定方
法を説明する。順光の場合、逆光の場合と違って、スポ
ット測光値は背景輝度などの影響はあまり受けないが、
測光する被写体の反射率の影響による誤差を生じるので
、単一のスポット測光値を用いるのは適当ではない。そ
こで、本実池例のカメラでは、順光時には、すべてのス
ポット1T11尤値B Vr、 T3 vc、 B v
lの平均値4〜Ecaveを中心部測光値AEcとして
いる。
なす5、順光時における中心部測光値AEcは、すべて
のスポラ) Jll光値の平均値に限らず、複数のスポ
ット・測光値を代表する値であればよい。たとえば、ス
ポット測光値の最大値と最小値との平均値(すなわち、
スポット測光値の中間値)を中心部測光値AEeとして
もよい。また、最大値と最小値を除いた平均値を中心部
測光値AEcとしてもよく、この場合には、スポット測
光値のばらつきの彰!を抑えることができる。さらに、
複数のスポット測光値のうち、その値を含む一定の範囲
内(たとえば、−〇、2 EV−+0. 3 Ev)に
収まるスポット測光値の数が最も多(なる値を求め、そ
の値を中心部測光値AEcとしてもよい。
本実施例のカメラにおける置体的な中心部測光値AEc
の求め方を第14図に示したフローチャートを参照しな
がら説明する。
マイコン1は、まず最初にl$3100で順光のときに
用いるためのスポット測光値の平均値AEc+1ve=
 (r3 vl +B vc+ B vr)/ 3を求
める。
ところで、三つのスポット測光値は、先述したように、
測距データによりそれぞれ主被写体に相当しているかど
うかの判別がなされており(PtS12図参照)、その
flI別結果は7ラグUr、Uc、UbQ状態を調べれ
ばわかる。したがって、フラグが1(セットされている
)である測距エリアに対応するスポット測光値だけを用
いて、スポット測光値の平均値を求めることも考えられ
る。しかしながら、この場合には、一つのスポット測光
値のみが使用されることもあり、その場合には、被写体
の反射率の影響を受けやす(なるので、順光時における
中心部測光値としては、あまり適当とはいえない。
それゆえ、本実施例のカメラでは、#3100において
、7ラグUr、Uc、UIの状態にかがわらず、常に三
つのスポット測光値を用いて平均値AEcaveを求め
ている。
なお、主被写体に相当しているスポット測光値の数を数
え、その数が所定値未満(たとえば2)のとき(たと乏
ぼ1のとき)は、すべてのスポット測光値の平均値を順
光時における中心部測光値とし、所定値以上のとき(た
とえば2以トのとさ)は、主被写体に相当しているスポ
ット測光値のみの平均値(あるいは池の代表値)を、順
光時における中心部測光値としてもよい。こうすること
により、被写体の反射率の影響を少なくすることができ
るとともに、順光時の中心部測光値を、より主被写体輝
度に対応させることができる。
スポット測光値の平均値AEcaveを求めると、マイ
コン1は、三つのスポラ) 測を値B vr、B vc
Bvlのうち、主被写体に相当しているスポット測光値
の数Nsを数えるとともに、逆光のときに用いるため、
その中の最小値AEcInI11を求める。
まず、マイコン1は、井3】10でNslこOを代入す
る。#3115ではAEcminに適当な初期値を代入
する。この初期値としては、予め設定された値(たとえ
ば、実際にはありえないような大きな値)を用いてもよ
いし、あるいは平均値AEcaweを用いてもよい。な
お、いうまでもないことであるが、この最小値AEe+
++inは、後のステンプで、必ず測光データB vl
、 B vc、 B vrのいずれかに置き換えられる
ことになる。
つづいて、マイコン1は、#3120で、フラグUrが
1であるかどうかを調べ、7ラグUrが1である場合に
は$3122に進む。7ラグUrが1でない場合には@
3130に進む。#3122では、マイコン1は、カウ
ンタNsの値を1増やす。次に@3125に進み、その
時点のスポット測光エリアRのスポット測光値Bvrと
AEcminとを比較する。B vr< A E cm
inであるときは、マイコン1は、$3128に進んで
、最小値AEeminの値を測光値Bvrに置き換え、
#3130へ進む。
@3125においてBvr≧AEcminであるときは
、#3130へスキップする。
以下、同様にして、カウンタNs、最小値AEclOi
nを設定する(#3130−#3148)。
次に、逆光か順光かを判別するため、マイコン1は、$
3150で周辺部測光値AEaからAEcIa i n
を引いた値ΔBvを求める。l$3160では、マイコ
ン1は、差△BVと逆光検知レベルδとを比較し、差△
Bvが逆光検知レベル5以上(ΔBv≧δ)のとき、マ
イコン1は逆光であるとt1断して# 3170に進む
。差△Bvが逆光検知レベルδより小さい(△Bv<δ
)とき、マイコン1は順光であると判断して#3165
に進む。
次に、マイコン1は、スポット測光エリアに対する主被
写体が占める大きさをtq別する。まず、#3170で
、マイコン1は、カウント値Nsが3であるかどうかを
調べ、カウント値Nsが3であるとき、すなわち三つの
スポット測光値がすべて主被写体に相当している場合に
は@3175に進む。そうでないときは#3178に進
む。#3175では、マイコン1は、スポット測光値の
ばらつきをfll定するだめ、スポット測光値の平均値
A E caveと最小値AEcminとの差(ΔEc
ave  AEcmin)を調べ、その差が0.5より
小さいときに1土井3480に進む。そうでないときは
#3178に進む。
以上のことから、本実施例のカメうでは、順光時には#
3165へ進み、逆光時で測光値を補正する必要がある
ときは#3178へ、補正する必要がないときはl$3
180へ進むことになる。
逆光であり、かつ、測光値を補正する必要がなく#31
80へ進むと、マイコン1は、中心部測光値AEcを最
小値AEc+ainに設定したのち、元の70−チャー
ト(第6図)ヘリターンrる。逆光であり、かつ最小値
AEcminの補正が必要であって#3178へ進むと
、マイコン1は、中心部測光値AEcを最小値AEcm
inから1(Ev)だけ減じた値(A Ec+ein 
 J )に設定する。すなわち、本実施例のカメラでは
、処理を単純化するため、ご差関数Eを、JI&彰距離
、輝度差、測光エリアにかかわらず、常に一定値1をと
るように設定している。
もちろん、先述したように、撮影距離、輝度差、測光エ
リアに応じて補正fiEを変えてもよい。中心部測光値
AEcの設定を終えると、元の70−チャート(第6図
)ヘリターンする。
なお、補正IEを、撮影距離、輝度差、測光エリアだけ
でなく、複WL(本実施例のカメラでは三つ)のスポッ
ト測光値にも応じて細かく決めてもよく、この場合には
、補正が必要であるか否かのfり定は不要であるので、
#3170.#3175のステップを省略してもよい。
順光の場合、#3165へ進むと、マイコン1は中心部
測光値AEcを平均値AEcaveに設定し、元の70
−チャート(第6図)ヘリターンする。
なお、#3170.#3175において、補正は不要で
あると判断された場合でも、厳密には補正が必要である
ので、#3180において、補正が必要であるときより
も小さな補正を行ってもよい。たとえば、#3180で
、$3178(補正量はIEv)よりも小さな補正(補
正i10.25Ev)AEc=AEcmin−0,25 を行ってもよい。
「主被写体測光値Bvsの決定」 次に、本実施例のカメラにおける、主被写体輝度Bvr
、を求める方法を説明する。なお、順光と逆光の場合と
で処理方法が異なるので、それらの場合を、別々に説明
する4 1)順光のとき 基本的には、周辺部測光値AEaと中心部測光値AEc
との重みつき平均値を主被写体輝度BV−。
とする。すなわち、主被写体輝度Bvsは次式8式% で表される。なお、先述したように、順光のときには、
A Ec” A Ecaveである。
先述したように、撮影レンズの焦点距離によって撮影範
囲FRMに対する周辺部測光エリアOUTとスポット測
光エリアL、C,Rの大きさが異なる(PIS7図参照
)ので、定数−を一律に決定するのは適切ではない。撮
影レンズが標準撮影状態(短焦点11111)であると
きは、周辺部測光エリア0IJTでさえ、撮影範囲FR
MI:ll”jする大きさは、がなり小さくなり、左右
方向でi彰範囲FRMの1/3程度になってしまう。そ
して、スボント測光エリアL 、 C、Rに至っては、
撮影範囲F RM l:対し非常に小さくなってしまう
。したがって、標章撮影においては、定数四を周辺部測
光値AEaの重みが重くなるような値にする必要がある
。逆に、テレコンバータ装着時には、周辺部測光エリア
OUTは撮影範囲FRMとほぼ同じ大きさになり、スボ
ント測光エリアL、C,Rも左右方向で撮影範囲FRM
の1/3程度となるから、中心部測光値AEcの重みも
ある程度mくする必要がある。
このように、周辺部測光値AEaと中心部測光値AEc
の重みを変えることにより、本実施例のように、外光式
の測光装置であっても、見かけ上の受光角を変えたよう
な効果を得ることができる。
なお、この考え方は、本実施例のような二煎7探式カメ
ラに限らず、ズーム式カメラ等にも応用することが可能
である。
次に、高輝度時(BvlO以上)の露出制御について、
1115図を参照しながら、考察してみる。
第15図は、輝度値と露出補正値の関係を示すグラフで
あり、横軸は輝度値、縦軸は露出補正値を示している。
54反射率を有する被写体を反射光式露出計で測定した
場合の輝度値は、晴天時においてもほとんどBvl O
以下であり、ごくまれにByI Oに達することもある
。一方、反射率の高い白い被写体は、はぼ、ByI 0
−Bvl 2の範囲にある。また、晴天時の′9景色や
太陽などの光源の影響を受けた場合には、ときとして、
Byl 2以上の値を示すこともある。
ところで、従来の露出制御としては、第15図に示すよ
うに、輝度値にかかわらず適正レベルに制御するもの(
a)や、所定輝度値以上の輝度値については、その所定
輝度値に等しいものとみなして制御するもの(1))が
知られている。
しかしながら、前者の制御によれば、高輝度の被写体を
撮影しても、高輝度らしさが写真に反映されず、不自然
な感じを与えてしまう。そのため、高輝度らしさを写真
に反映させるには、撮影者の経験などに基づく意図的な
露出補正が必要であった。また、太陽などの光源の彰7
を受けやすく、主波写体が極端な露出アンダーになる場
公も多かった。
一方、後者の制御によれば、前者と違い、光源の彩では
受けにくくなるが、以下に述べるような間厘点が生じる
先述したように、標準反射率を有する被写体の輝度は、
ごくまれではあるが、Bvl 0に達することがあるの
で、標準反射率を有する被写体を適正に露出するために
は、所定輝度値をBvl 0以上にすることが必要であ
る。先に述べたように、白い被写体は、はぼ、Bvl 
O〜Bvl 2の範囲にあるので、所定値をBvl O
にした場合には、白い被写体に対して、露出補正量とし
てO〜+2EVを加えることに等しい。例えば、輝度が
Bvl 1である白い被写体では、+IEvだけ露出オ
ーバーに補正したことになる。
ところで、白い被写体に対する露出補正量は、一般に、
+2Ev前後が適当であると言われている。したがって
、先述したような輝度がBvl 1である白い被写体で
は、補正量が不足することになる。このような場合、補
正量を増やすには所定輝度値を低くしなければならない
が、あまり所定値を低くすると、標準反射率の被写体に
対しても露出補正を与えてしまう結果となり適当とは言
えない。
そこで、本実施例のカメラでは、高輝度(By’10以
上)において、第1の所定輝度値と第1の所定輝度値よ
りも小さい第2の所定輝度値とを用い、測光値が第1の
所定輝度値を越えたときに、第2の所定輝度値にて露出
制御を行なうようにしている(第15図(C))。これ
により、適正露出が得られる範囲を変えないで、しかも
高輝度の被写体においては従来上り大きい露出補正値を
加えることができ、標準反射率を有する被写体を適正に
露出できるとともに、高輝度らしさを反映することがで
きるという効果が得られる。
この他、この効果を得るため、測光値が第1の所定輝度
値(たとえばByIO)を越えているときに第1の所定
量(たとえばIEv)だけオーバー側に露出補正しても
よい(第15図(d))。さらに測光値が第1の所定輝
度値(たと元ぼBvlO)よりも大きい第2の所定輝度
値(たとえばBν11)を越えているときには、第1の
所定量(たとえばIEv)よりも大きい第2の所定量(
たとえば2Ev)だけオーバー側に露出補正動るように
してもよい(第15図(e))。なお、被写体の距離に
よって被写体の状況を推定し、それによって補正量を変
えたり、あるいは補正1をOにしてもよい。
以上が、順光時にす3ける主被写体測光gIB v=、
の決定方法である。
i;)逆光のとき 背景の7151.?を避けるため、中心部測光値AEc
を主被写体輝度Bvグとする。すなわち、Bvs=AE
cである。
次に、本実施例のカメラにおける主被写体輝度Bvsを
求める方法の具体例を、第16図に示した70−チャー
トを参照しながら説明する。
まず、マイコン1は、#4110で輝度差ΔBν(第1
4図#3150参照)と逆光検知レベルδとを比較し、
△I3v≧δ、すなt)ち逆光の場合は#4120へ進
み、ΔSv<δ、すなわち順光の場合は#4150に進
む。
そして、順光の場合、マイコン1は、#4150から#
4+90にかけて、AEaとAEcの重みを決定する。
本実施例のカメラでは、W1影状態(i影しンχの焦点
距離の違い)および主被写体の距離に相当するレンズス
トップ、−気Zりにより、重みを、周辺部測光値AEa
と中心部測光値AEcの比で、のいずれかに設定してい
る。
マイコン1は、#415(lにおいテ、テレコンバータ
がvc着されているがどうかを調べ、テレコンバータが
装着されているとき(7ラグFLcがセットされている
とき)は#4155に進み、装着されていないときく7
ラグFtcがセントされていないとき)は#4170に
進む。l$4155では、マイコン1は、Zs≧2であ
るかどうかを調べ、ZS≧2すなわちZs≠1のときは
、#4160に進み、Zs< 2すなわちZ5=1のと
きは#4190に進む。
後述する上うに、# 4190に進むと、周辺部測光値
ArEaの重みを大きくするが、これは、主被写体が遠
くにあり、背景の一部であると考えたほうが適切である
からである。
#4160では、マイコン1は、N=1とし、周辺部測
光値AEaと中心部測光値AEcの重みの比を1:1に
する。すなわち、テレコンバータ装着時の撮影範囲FR
Mと測光範囲L M への関係(第7図(c)参照)を
考慮し、中心部測光値AEcにも大きいウエートをおい
ている。Nを設定したのち、#4200に進む。
#4170では、マイコン1は、レンズの焦点距離が長
焦点側であるかどうかを調べ、長焦点側であれば(7ラ
グF Leleがセットされておれば)#4175に進
み、足前、α側であれば(7ラグFteleがセントさ
れていな(すれば)#41901こ進む。
@ 4175ではマイコン1は、Zs≧3であるかどう
かを調べ、Z・】≧3であるときは#4180に進み、
7.S<3すなわちZs=1またはZs=2であるとき
は#4190に進む。これは先述したように、主被写体
が遠方にあり、背景の一部であると考える方が適切であ
るからである。
$4180ではマイコン1はN=2とし、周辺部測光値
AEaと中心部測光値AEcの重みの比を3=1にする
。第7図(b)、(c)から明らかなように、望遠状態
ではテレコンバータ装着時に比べ、測光範囲LMΔの撮
影画面F RM l:対する火ささが小さくなるので、
周辺部測光値AEaのウェートをテレコンバータ装着時
よりも少し大きくしている。
Nを設定したのち、#4200に進む。
#4190では、マイコン1は、N=3とし、周辺部測
光値AEaと中心部測光値AEcの重みの比を7:1に
する。
先述したように、標準撮影状態であるとき、あるいは、
主被写体が遠方にあるため、主被写体を背景の一部とみ
なした方がよいときのみ、#4100へ進む。標帛撮影
状態であるとき、第7図(、)から明らかなように、測
光エリアL M Aは、撮影範囲FRMに比べて非常に
小さくなり、測光望域L M Aの大部分を主被写体が
占めるようになる。
従って、本実施例のカメラでは、このような場合、周辺
部測光値AEaのウェートを大きくしている。
$4200に進むと、マイコン1は、先のステップ(#
4160.$4180.#41901で決めた周辺部測
光値AEaと中心部測光値AEcの重みに基づき主被写
体輝度Bvsを計算する。なお、先述したように、本実
施例のカメラでは、順光時、AEc=AEcaveとな
っているが、これにより、主被写体の反射率の違いによ
る影響を小さくすることができる。
主被写体輝度Bvsを求めると、#4210へ進み、マ
イコン1は、主被写体輝度t3vsと高輝度の第1の所
定輝度値HL、(たとえばBVIO)とを比較し、Bv
s≧HL、のときは@4220に進み、Bvs<HL、
のときは第6図に示した70−チャートに戻る。#42
20では、主被写体輝度Bvsを第1の所定輝度値HL
 、よりも小さい第2の所定輝度値+1L2(たとえば
Bv9)に置きかえ、第6図に示したフローチャートに
リターンする。すなわち、この例では第15図(c)に
示した補正を行なっている。
一方、逆光であって$4120へ進むと、マイコン1は
主被写体輝度Bvsに中心部測光値AEcの値を代入す
る。先述したように(第14図参照)、この場合の中心
部測光値AEcの値は、AEminまたは(AE+oi
n  1)である。その後、第6図に示したフローチャ
ート1こリターンする。
なお、順光時の高輝度時の制御を遠距離の場合に限定し
たものを、変形例として、第17図に示す。これはPt
rJ16図における点線内の部分にステップ@4215
を追加したものであり、他のステップは省略している。
#4215においで、マイコン1は、レンズストップ点
ZsがZs=1であるかどうかを判定し、Zs=1のと
き#4220へ進み、Zs≠1、すなわちZs≧2のと
きは、そのまま第6図に示したフローチャートにリター
ンする。つまり、この変形例では、順光、高輝度かつ遠
距離の場合のみ、主被写体輝度Bvsの補正が行なわれ
る。
なお、遠距離に限定している理由は、雪景色などのよう
な場合のみ高輝度用の制御を行なうためである。
「シャッター制御値E v−controlの決定およ
シフラッシュ使用判定」 次に、第6図に示したフローチャートのステップ#14
00の具体例を、″第18図を参照しながら説明する。
まず、マイコン1は、不図示の発光禁止スイッチがON
であるかどうかを特別する(#5100)。
第2図#32において記憶した情報がら、発光禁止スイ
ッチがONであると判断すると、マイコン1は#511
0へ進み、そうでなければ#5120へ進む。#511
0では、マイコン1は、E v−control= B
 vs+ S vなる演算を行ない、@5300へ進む
1$5120へ進むと、マイコン1は逆光・順光の判定
を行なう。
逆光を検出して自動的に7ラツシユ発光を行なうカメラ
で遠景を撮影する場合、フラッシュ光は被写体までほと
んど届かないので、フラッシュ発光を行っても、全く意
味がない。そこで、本実施例のカメラでは、#5120
で逆光と判定した(ΔBy≧δ)とき、マイコン1は、
主被写体が遠方iこあるかどうかをflI定しく#51
30)、主被写体がある程度近いとき(本実施例ではZ
s≧2のとき)のみ、逆光を検出して自動的に7う72
1発光を行なうようにしている(#5ISO)。
#5150においで7ラツシ工発光を示すフラグFfl
をセントした(逆光自動発光)のち、マイコン1は、周
辺部測光値AEaと高輝度の第1の所定輝度値HL、(
たとえばBylO)とを比較し、AEa < fl I
−+のときは#5170へ、AEa≧HL1のときは#
5180へ進む。
#5170では、マイコン1は、逆光らしさを表現する
ため、背景がIEvオーバーとなるよう、シャッターf
f1l+御値Ev−controlに((AEa−1)
+Svlの値を代入して#5250に進む。なお、背景
をオーバーとする量は必ずしもIEVである必要はなく
池の値でもよい。
#5180に進むとき、すなわち周辺部測光値AEaが
所定の輝度値HL 、以上の場合は、?r2がかなり高
輝度であるか、または背景に光源などがあることが考え
られる。そこで、本実施例のカメラでは、シャッター制
御値E v −con t r、o lを所定値1−I
 L、 、より小さい第2の所定輝度値HT−2とフィ
ルム感度Svの和を代入して#5250に進む。すなわ
ち、E v−controlz HL z+S vであ
る。これにより、逆光時の背景の高輝度らしさをより明
確に表現することができ、しが6、背景の光源のγ3ψ
りを少なくすることができる。
なお、#5180において、l$5170のときに背景
をオーバーしたji(IEV)より6、背景のオーバー
の量を多くしてもよい。たとえば、背景を2Evオーバ
ーとなるようにE v −can j ro lに(A
Pa  2)十Svの値を代入してもよい。
#5120において1頓光と?l]足したとき(ΔBv
〈δ)、あるいは#5130において主被写体が遠方に
あるとflI定したとき(Zs=1)、マイコン1は井
5140に進み、強制発光であるがどうかをfり定する
逆光検出のNff1、フラッシュ定光を行なわないとき
のみ#5140へ進むが、本実施例の力/うでは、撮影
者が7ラソシユ撮影を行ないたいと考えて強制発光スイ
ッチ(不図示)をONにしたときは、撮影者の意図を尊
重してフラッシュ撮影を行なうようにしている。従って
、マイコン11土、井5140において、范2図#32
で記憶した債報に基づいて、強制発光スインチがONで
あることを検出すると、7ラツシ工発光を行なわせるた
め7ラグFrlをセン) L(#5190)、#520
0へ進む、また、#5140で強制発光スイッチがOF
Fであることを検出すると、#5200へスキップする
#5200では、マイコン1は、#5110と同様、 E v−controlz B vs十S vの演算を
行ない、#5250へ進む。
$5250では、マイコン1は、シャッター制御値Ev
−controlとカメラ振れ限界(低輝度発光切替、
、y、 )に対応する露出値Eν11とを比較し、Ev
−conL「01≦Evl+であれば#5260へ進み
、Ev−control>Evbであれば#5300ヘ
スキップする。
#5260では、マイコン1は、7ラツシ工発光を行な
わせるため7ラグFrlをセットしく低輝度自動発光)
、その後、#5300へ進む。
次に、マイコン1は、求めたシャッター制御値E v−
controlがシャ・ンターの連動範囲内にあるかど
うかをtq定する(#530(’)〜$5330)。ま
ず、マイコン1は、求めたシャッター制御値Ev−co
ntrolとシャッター制御値の最大値Ev+aa\と
を比較しく#5300)、E v−control >
 E v+++axであればシャッター制御値Ev−c
ontrolを最大値Ev+naxに設定し直す(#5
310)。それから、シャンター制御値E v−con
trolとシャンク−制御値の最小値[:v+*inと
を比較しく#5320)、Ev−control<Ev
minであればシャッター制御値E v −con t
 ro lを最小値Evminに設定し直す(#533
0)。
こうしてシャッター制御値Ev−controlおよび
7ラグFflを設定し終えると、第6図に示した70−
チャートへ戻る。
なお、この70−チャートによれば、強制発光を行なう
と主被写体が露出オーバーになることがある。そこで、
#5140〜#5200のステ。
プを第19図に示したように変更し、以下に述べるよう
に、主被写体をできるだけ適正に露出するようにしても
よい。
まず、マイコン1は、#5140で強制発光かどうかを
判定し、強制発光でなければ先述したものと同様、E 
v−control = B vs十S vの演算を行
なう。強制発光であれば、7ラグFrlをセットしたの
ち(l5190)、マイコン1は主被写体が遠方にある
かどうかを判定する(l5195)。判定の結果、主被
写体が遠方にあれば(Zs=1)、マイコン1はl52
00へ進んでシャンター制御値Ev−controlを
設定する。一方、主被写体がある程度近くにあれば(Z
s≧2)、マイコン1は、E v−control= 
B vs+ 1 + S vの演算を行ない、シャッタ
ー制御値E v−controlを求める。
このように、強制発光の場合、主被写体がある程度近く
にあれば、主被写体の定常光による露出をIEvだけア
ンダーになるように制御しでいるので、この不足分を7
ラツシユ光で補えば、主被写体を適正に露出できる。た
だし、この場合、背景はIEvだけアンダーになる。ま
た、遠方に主被写体がある場合は、シャッター制御値を
定常光だけで主被写体が適正になるように設定している
が、たとえフラッシュ発光を行なっても主被写体まで7
ラツシユ光が届かないので、主被写体が露出オーバーに
なることはない。
「フラッシュ補正量△Evflの決定」従来の7ラノシ
ユ撮影においては、自然光成分を無視し、フラッシュ光
のみにて適正露出を与えるようにしていた。そのため、
自然光成分が無視できないような場合、特に日中シンク
ロ撮影においては、被写体が露出オーバーになっていた
。また、日中シンクロ撮影の場合のみフラッシュの発光
タイミングを変え、フラッシュ光による露出が適正な露
出値に対して所定量だけアンダーとなるように制御する
ものもある。
しかしながら、所定量だけアンダーにするだけでは、被
写体の状況によっては、適正な露出を与えることができ
ないこともある。また、低輝度時の7ランシユ撮影の場
合でも、自然光成分が無視できない場合もありうる。
そこで、本実施例のカメラにおいては、低輝度時や逆光
時にかかわらず、フラッシュ撮影時には、常に主被写体
の自然光(定常光)成分を考慮し、自然光成分だけでは
不足する光量を7ランシユ尤で補うよう、フラッシュ発
光を制御している。これにより、主被写体が常に適正に
露出される。
シャッター制御値をE v−control、主被写体
陣皮をB vs、使用するフィルム感度をSvとした場
合、自然光のみで露出したとき、主被写体の露出値と適
正露出値との差ΔBvsは、 ΔB vs= B vs −(E v−control
  S v)で表される。たとえば、l50100(S
v=5)のフィルムを使用し、B vs= 2 、5 
、 E v−control=8.5の場合、ΔBvs
=−1となり、自然光のみで露出すると、主被写体はI
Evだけ露出アンダーになる。
ところで、主被写体を適正に露出するために必要な光量
を1にすると、自然光によって与えられる光量(すなわ
ち、適正光量に対する自然光の割ΔBvs 合)は2   どなる。たとえば、自然光のみで主被写
体が適正に露出されるとき(すなわちΔBvs=0)、
自然光は1になる。また、自然光のみで主被写体を露出
するとIEvだけ露出アンダーになるとき(すなわちΔ
Bvs=−1)、自然光は1/2になる。さらに、自然
光のみで主被写体を露出すると2Evだけ露出アンダー
になるとき(ΔB vs= −2)、自然光は1/4に
なる。そして、自然光が全くない場合、ΔBvs=−閃
となる。それゆえ、自然光のみでは不足する光量、すな
わち、フラッシュ光にΔBvs よって補うべき光量は1−2   になり、フラッシュ
光のみで主被写体を適正にする場合(フラッシュ光量が
1である場合)に対し、フラッシュ、光量を少なくしな
ければ主被写体を適正に露出することはできない。この
フラッシュ光量の補正量をAPEX値でΔEvflとす
ると、 ΔBvs ΔEvfl=Iogz(1−2) になる。たとえl!、自然光が全くない場合(ΔBvs
= −cO)、ΔEvfl=Oとなり、7ランシユ光だ
(士で主被写体が適正となるように7ランシユ毘を発光
させないと主被写体が適正に露出されないことになる。
また、自然光のみでは主被写体がIEvだけ露出アンダ
ーになる場合(ΔB vs= −1)、ΔEvrl=−
1となり、7ランシユ光のみではIEvだけアンダーに
なるようにフラッシュ発光させると、主被写体は、自然
光と7ランシユ尤とで、適正に露出される。さらに、自
然光のみでは2Evだけアンダーになる場合(ΔBvs
=−2)、ΔEvf1=−0,42となり、7ランシユ
光のみでは主被写体が約0.42 Evだけアンダーに
なるようにフラッシュ発光させると、主被写は、自然光
と7ランシユ光とで、適正に露出される。そして、自然
光のみで主被写体が適正に露出される場合(ΔBvs=
0)、ΔEvrl=−(イ)となり、主被写体を適正に
露出するには、7ランシユ光は、−切、不要であること
がわかる。
自然光のみで露出したときにおける主被写体の露出値と
適正露出値との差ΔBνSと、7ラノシエ補正量ΔEv
flとの関係を第20図(、)に、差ΔBvsと7ラン
シユ光景(適正光量に対する7ラノシユ光量の割合)と
の関係を第20図(1))に示す。両図において横軸は
差ΔBvsを示し、第20図(、)における縦紬は補正
量△EvH1同図(IJ)にIsける縦ΔBvs 柚はフラッシュ光量1−2   を示している。
図から明らかなように、自然光だけでは露出アンダーに
なる量(−ΔBvq)が大きいはど(ΔBvsが小さい
ほど)、フラッシュ補正1ΔEvflの絶対値カ小すく
、7ランシエ尤量が多くなる。逆に、上記差△Bvsの
絶対値1ΔBvslが小さいほど、7ラソシユ補正量Δ
EvNの絶対値1ΔEvrllが犬さくなり、フラッシ
ュ光量が少なくなる。
ところで、両図から明らかなように、差ΔBvsの絶対
値1ΔBvslががなり小さいとき(たとえば、−〇、
5≦ΔBVS<0)、7う・/ンユ補正量△EvNは急
激に変化するが、7ラノシユ光量は、それほど変化しな
い。また、フラッシュ補正層ΔEvrlの絶対値をあま
り大きくすると、7ラツシユ尤による効果が写真に反映
されな(なってしまう。
そこで、本実施例のカメラでは、補正1ΔEvflに下
限を設定し、補うべき7ラツシエ光量が非常に少ないと
きでも所定の量だけ75ツシユ光を与えるようにしてい
る(第21図参照)。具体的には、本実施例のカメラで
は、補正量ΔEvrIの下限を一2Evに設定している
。このように補正量、ΔEv[1の下限を設定すると、
補正量ΔEvflを近V、計算で求めることも可能にな
り、補正量△Evflの演Wフルゴリズムが簡肇になる
。なお、第21図において、(a)は差ΔBvsと補正
量△Evflとの関係を、(I))は差△Bvsと7ラ
ツシユ光量との関係を示している。
ところで、本実施例のカメラは、先述したように、被写
界の輝度状況に応じて自動的にフラッシュ発光を行なわ
せる自動発光モードと、被写界の輝度状況に関係なくフ
ラッシュ発光を行なわせる強制発光モードとを有してい
る1強制発光モード、すなわち、撮影者が不図示の強制
発光スイッチをONした場合は、撮影者が意図的に7ラ
ツシ二を使用し、写真に7ラツシユ尤による効果を反映
させたい場合である。このような場合に、7ラノンユ尤
による効果を減するような補正、特に大きな補正を加え
ることは、撮影者の意図に反することであり、好ましく
ない。そこで、本実施例のカ、ノラでは、強制発光モー
ドのときには、自動発光モードのときに比べ、7ラノシ
ユ補正量ΔEvrlの下限を大きくしている。具体的に
は、本実施例のカメラでは、第22図(a)に示すよう
に、補正7.△Evrlノ下限を−IEνに設定してい
る。また、同図(b)から明らかなように、本実施例の
カメラでは、強制発光モードのとき、フラッシュ光量は
、適正光量の少なくとも1/2を占めている。また、第
21図およt!第22図から明らかなように、主被写体
がある程度明るい場合く差ΔBvsの絶対値が小さい場
合)において、強制発光モードの方が自動発光モードよ
りも7ランシユ尤が多くなっている。
なお、補正量ΔEvNに下限を設けると、−L被写体は
露出オーバーになるが、先述したように、本実施例のカ
メラにおいては、逆光時には背景が所定量オーバーにな
るように露出が制御されるので、逆光時、主被写体の方
が背景よりも露出オーバーになってしまうことはない。
ところで、先述したように、補正量ΔEvflは、対数
および指数が混在した非常に複雑な演算によって求めら
れる。しかしながら、実際のカメラでは、測光手r21
3による測光データには誤差が含まれており、また、シ
ャッターの制n度や7ラツシ1光1の誤差等も加味する
と、補正量ΔEvflを正確に求めてもあまり意味がな
い。そこで、本実施例のカメラでは、1521図、第2
2図に破線で示したように、階段状の関数でもって補正
量ΔEv41を近県計算している。なお、本実施例のカ
メラでは、7ラノシユ光量の過剰補正によって主被写体
が露出アンダーになることを防ぐため、正確な値上りも
補正量が多くならない(補正量ΔEvNの絶対値が小さ
くなる)ように、補正量ΔEvflを近県している。こ
のため、本実施例のカメラでは、主被写体が露出オーバ
ーになることもあるが、フィルムのラチチュードは、ア
ンダー側よりもオーバー側の方が広いことなどを考乏合
わせると、主被写体が、多少、露出オーバーになっても
、あまり、不都合でない。
次に、本実施例のカメラにおける補正量ΔEvflの具
体的な算出方法を、第23図を参照しながら説明する。
なお、fjS23図に示した70−チャートは、第6図
に示したフローチャートのステップ1600(サブルー
チン[フラッシュ補正量ΔEvflの決定」)の具体例
である。
このサブルーチンへ進むと、マイコン1は、まず、先述
した露出値の差ΔBvsを求める(#5500)。つづ
いて、マイコン1は、強制発光モードであるかどうかを
判定する($5510)。Pt52図#32において記
憶した情報に堪づいて、不図示の強制発光スイッチがO
Nであることを検出すると、マイコン1は、#5530
へ進み、第22図(、)に太線で示したグラフに基づい
て補正量ΔEvNを求める。一方、強制発光スイッチが
OFFであれば、マイコン1は、$5520へ進んで、
第21図(、)に太線で示したグラフに基づいて補正量
ΔEvflを求める。補正量ΔEvflを求めると、マ
イコン1は、16図に示したフローチャートに戻る。
[フラッシュ発光タイミングを示す絞り値Avdの決定
」 つづいて、本実施例のカメラにおける7ランシユの制御
を説明する。
先述したように、本実施例のカメラは、シャッター羽根
が絞り羽根を兼用した、いわゆるレンズシャッターを採
用しており、シャッター羽根が開いていく途中で、シャ
ッター開口が適切な大きさになったときに7ラツシユを
発光させる。フラッシュ光量をrvvフィルム感度をS
v、主被写体の撮影距離のAPEX値をDvとすると、
よく知られているように、絞り口径が Avdo=Iv+Sv  Dv なる絞り値A vdoであれば、主被写体はフラッシュ
光のみによって適正に露出される。レンズシャッターを
備えた従来のカメラは、シャッターの開口特性に基づい
て、シャッターが開き始めてがら絞り値A vdoに対
応する開口に達するまでの時間td。
をあらかじめ求めておき、シャッターが開いてがら時間
tdoが経過したときに7ラツシユを発光させている。
ところで、本実施例のカメラでは、先述したように、フ
ラッシュ撮影時においてら自然光成分を考慮してフラッ
シュ光量を補正している。この場合、補正贋△Evfl
のM!!、討値に相当する分だけ絞り口径を小さくして
7ランシユを凭尤させれば、主被写体は自然光と7ラツ
シユ光とで適正に露出される。すなわち、絞り口径が A vd= A vdo−△Evfl =Iv+5v−Dv−ΔEV[I なる絞り値Δydに達したときに7ラツシユを発光させ
れば、主被写体は自然光と7ラノシエ光とで適正に露出
される。
第24図に、本実施例のカメラにおけるシャンク−開口
特性を示す。同図において、横軸はシャッターが開き始
めてからの時間を示し、縦紬はシャッター開口(絞り開
口)を示しており、下へ行くほど紋り値は大きく(絞り
口径は小さく)なる。同図において、A vdoは、フ
ラッシュ光のみで主被写体が適正に露出される紋り値で
あり、Avdは自然光と7ラノンユ尤とで主被写体が適
正に露出される上うに紋り値A vdoを補正した後の
絞り値である。
図から明らかなように、絞り開口が両校りitへAvd
O,/\vdに達するまでに要する時間は、それぞれ、
tdo、t:dである。
なお、図において、Avcは、シャンター制御値E v
 −con t ro tに基づいて定められた絞り値
であり、tcは絞り間口が絞り値Avcに達するまでに
要する時間であって、シャッターが開き始めてから時間
Lcが経過すると、マイコン1はシャッター制御回路1
5にイシ号を出力してシャッター閉成動作を閏始させる
。そして、図から明らかなように、シャンターの制御波
形は三角形状になる。また、Avoは絞りの閏放紋り値
であって、非常に暗い被写体を自然光のみで撮影した場
合、破線で示したように、シャンターの制御波形は台形
状になる。なお、tc’は、この場合にすJける、シャ
ッターを閉じさせるタイミングである。
ところで、本実施例のカメラでは、先述したように、自
然光のみでは不足する光景だけをフラノンユ尤によって
補うように、7ランシλ光量を補正している。このよう
なカメラでは、主被写体が遠方にあるときのように、7
ラノシエ光が主被写体まで十分に届かない場合、主被写
体が露出アンダーになってしまうことがある。そこで、
本実施例の力〆フでは、主被写体に7ラツシユ尤が十分
に届かない虞れがあれば、シャッター制御値Ev−co
ntrolを露出オーバー側にシフトさせ、自然光の占
める割合を太き(している。
この場合の適切なシフト量は、種々の条件を考慮して、
計算によって求めることが可能である。
しかしながら、本実施例のカメラでは、フルボl)Xム
をwJ単にするため、シャッター制御値Ev−c。
ntrolを所定ileずつシフトさせながら、フラッ
シュ制御のための演算を繰り返すようにしている。また
、ジフト量を太き(しすぎて背景等がi端に露出オーバ
ーになることがないよう、シフト回数の上限Mを設定し
でいる。
ここで、シャ2ター制御値E v−controlのシ
フト回数の上限Mと、1回のシフ)fieとについて考
察してみる。
逆光m影の場合、本実施例のカメラでは、先述したよう
に、背景が適正露出よりもIEvだけ露出オーバーにな
るようにシャッター制御値Ev−c。
nLrolを設定している。主被写体に7ラツシユ尤が
十分(こ届かないとき、シャンター制御値は電体だけ露
出オーバー側にシフトさせられる。すなわち、Ev−c
ontrol=  Ev−control−heである
。ただし、nはシフト回数である。従って、背景は1+
neだけ露出オーバーになる。この露出オーバー量がフ
ィルムのラチチュード内にあれば、写真として何ら問題
はない、たとえば、ネffフィルムであれば、露出オー
バー側のラチチュードは+3程度であるから、i +M
e=3となるように、シフト回数の上限を決定すればよ
く、M=4.e=0.5あるいはM =2 、e= 1
のように、露出制御の精度や演算速度等を考慮して上限
へ1と所定πCとを任意に決めればよい。もちろん、フ
ィルムのDXフードから使用するフィルムのラチチュー
ド情報を読み込み、それによって上限M、所定ユeを変
更するようにしてもよい。
次に、本実施例のカメラにおけるシャッター制御値Ev
−controlのシフト方法の具体例を、第25図を
参照しながら説明する。
まず、マイコン1は、先述した絞り値Avdを算出する
(#6100)。つづいて、マイコン1は、シャッター
制御値E v−controlに基づいて、シャッター
波形の頂点に対応′rる絞り値Avc(第24図参照)
を求める(#6110)。本実施例のカメラにおいては
、シャッターの制御波形に基づいて、シャンター制御値
E v−controlに対応した絞り値Avcをあら
かじめ求めて、それをROMに記憶させておき、必要な
ときに、ROMから読み出すようにしている。
次に、マイコン1は、7ラグC0NTをリセットする(
#6120)。この7ラグC’ONTは、シャンター制
御値Ev−controlをシフトしたため、再び絞り
値A vd、 A veを算出する必要があるときにセ
ットされる。
7ラグC0NTをリセットした後、マイコン1は、7ラ
ツシエ光が主被写体まで十分に届くかどうかを判定する
まず、マイコン1は、#[3100で求めた絞り値Av
dとシャッターの最大絞り値(最小口径絞りに対応する
絞り値)Av+aaxとを比較する(#6150)、そ
して、A vd > A vnax、すなわち、最小絞
りまで絞り込んでフラッシュを発光させても、7ラツシ
エ光と自然光とで主被写体が露出オーバーになる場合、
#6155へ進んで絞り値AvdをAvmaxに設定し
直す。これは、設定し直さなければ、シャッターが開く
前に7ラツシエが発光されるからである。絞り値Avd
を設定し直すと、16図に示したフローチャートに戻る
1$6150においてAvd≦A v+++axである
と、マイコン1は、#6160へ進んで、l$6100
で求めた絞り値Avdと、#6110で求めた絞り値A
vcとを比較する。そして、Avd≧Avcであれば、
シャッター開口の絞り値がAvclになったとき(シャ
ッターが開き始めてから時間tdが経過したと!1)に
7ラツシユを発光させれば、主被写体は自然光と7ラン
シユ光とで適正に露出されるので、何の補正も行なわず
、第6図に示したフローチャートにリターンする。
一方、#6160においでAvd<Avcであれば、シ
ャッター制御値E v−co++trolに基づいて求
められた絞り開口までシャ2ターを開けてフラッシュを
発光させても、フラッシュ光が不足し、主被写体は露出
アンダーになってしまう。そこで、適正露出に対する自
然光の割合を増し、主被写体を適正に露出するため、マ
イコン1は、シャンター制御値E v−control
を露出オーバー側ヘシフトさせるべく、#6170へ進
む。
#6170〜#6190において、マイコン1は、シャ
ッター制御値Ev−contr’olをシフトしても問
題が生じないがどうかを判定する。
#6170では、自然光のみで露出したとき、主被写体
の露出値と適正露出値との差ΔBvsを調べる。そして
、ΔBvs≧0であれば、すなわち、自然光だけで主被
写体が適正露出あるいは露出オーバーになるときは、マ
イコン1は、シャッター制御値E v−control
のシフトを行わず、#6175へ進んで、絞り値Avd
を絞り値Avcに設定し直す。これにより、主被写体が
露出オーバーになる度合を、最小限に抑えることができ
る。
$6170において、ΔBvs<Oであれば、#618
0へ進み、マイコン1は、#6110で求めた絞り値A
veが開放絞り値Avoと等しいがどうかを判定する。
そして、Avc=Avoであれば、すなわち、シャッタ
ー制御値E v−controlを、これ以上シフトさ
せても、7ラツシ工発光を竹わせるタイミングを遅くす
ることができず、これ以上、主被写体に与えるフラッシ
ュ光量を増やすことができなければ、#6175へ進ん
で、絞り値Avdを絞り値Avcl:設定し直し、以後
のシフトを中止する。これにより、主被写体をできるだ
け適正に露出している。
$6180において、Avc≠Avoであれば、マイコ
ン1は196190へ進んでシャッター制御値Ev−c
ontrolのシフト回数5HIFTが上限Mに達した
かどうかを↑り定する。そして、シフト回数S HI 
F Tが上限へ4に達してすJねぼ、$6175へ進ん
で紋り値Avdを絞り値Avcに設定し直し、以後のシ
フトを禁止する。
#6190において、シフト回数5HIFTが−に限M
に達していなければ、マイコン1は、#6200へ進ん
でシャッター制御値E v−controlを所定量c
だけ露出オーバー側ヘシフトする。すなわち、 E v−control = E v−control
 −eである。
ンヤンター制御値Ev−controlをシフトし終え
ると、マイコン1は、シフトしたシャンター制御値E 
v −con t ro lに基づいてシャッターを制
御する二とができるかどうかを判定する($6210)
すなわち、マイコン1は、シフトしたシャッター制御値
Ev−cont、rolと制御可能なシャッター制御値
の最小値Ev+oinとを比較する。そして、Ev−c
ntrol < E vminであれば、すなわち、シ
+ ツタ−制御が不可能であれば、マイコン1は、#6
22()へ進んでシャッター制御値E v−contr
olをシャッター制御可能な最小のシャンター制御値E
v諭inに設定し直し、#6230へ進む。一方、Ev
−control≧Evminであれば、すなわち、シ
ャッター制御が可能であれば、#6230へスキ、プす
る。
#6230では、マイコン1は、シフト回数を示すカウ
ンタ5HIFTをインクリメントし、その後、#624
0で、再度、絞り値Avdを求めるため、7ラグC0N
Tをセットする。そして、第6図に示したフローチャー
トへ戻る。
以上から明らかなように、本実施例のカメラでは、シャ
ッター制御値E v−controlに基づいて求めた
紋り値Avcが開放絞り値Avoに達するまで(すなわ
も、シャッターが最大開口まで開けられる状態になるま
で)または、シフト回数5HIFTが上限N(に達する
まで、シャンター制御値Ev−controlのシフト
が行なわれる。
[変形例1 次に、本発明を実施したカメラの変形例を説明する。
「第1変形例」 先に説明した実施例のカメラでは、測光手段13の測光
領域L MΔは、第3図に示したように、中央部にある
三つの領域り、C,Rと、それらの周囲にある領域OU
Tに四〇割されていた。しかし、先述したように、測光
領域L M Aは、そのようなものに限らず、様々なも
のが考えられる。そこで、第3図に示したものと異なる
測光領域を有する測光手段の変形例を以下に示し、その
測光手段を用いたカメラにおける、シャンター制御値E
v−controlの決定方法を説明する。
第26図に、本変形例の測光手段の測光領域を示士。同
図から明らかなように、本変形例の測光領域L M A
は、撮影画面F RN(の中央部に位置する長方形状の
PIS1中央測光雪域P、その周囲に存在する長方形状
の第2中央測尤領域Q、および、その周囲にある周辺部
測光領域Rとから構成されている。第1中央測光頌域P
の大きさは、撮影レンズの焦点鉗屏が2001であると
きの撮影範囲の大きさに、はぼ等しくなるように定めら
れている。また、第2中央測光望域Qは、第1中央測光
環域Pと第2測光?頁域Qとを合わせると、撮影レンズ
の焦点距離が100艶曽であるときの撮影範囲の大きさ
に、はtr等しくなるように定められている。そして、
全体の測光領域LMAは、その大きさが、撮影レンズの
焦点距離が501611であるときの撮影範囲の大きさ
に、はぼ等しくなるように定められている。
この測光領域LMAを有する測光手段を備えたカメラに
おける、シャッター制御値E v−controlの決
定方法を説明する。なお、このカメラは、焦点距離を2
8+amから1351まで変えることがでさるズームレ
ンズを備えており、以下、撮影レンズの焦点距離毎に、
説明を行う。
■)撮影レンズの焦点距離を35mmに設定した場合 二の場合、@27図に示すように、撮影範囲FRMは、
測光領域1− M Aよりも、少し大きくなる。
したがって、このときは、三つの測光領域P、Q。
Rにおける測光値B QI B I/q+ B vrノ
重みを等しくして、シャッター制御値E v−cont
rolを求める。
すなわち、 Ev−control=(Bvp+ Bvq+ Bvr
)/3 + Svである。
(II)  撮影レンズの焦点距離を50++aに設定
した場合 この場合、先述したように、i影範囲FRMは、測光領
域LMAに、はぼ、等しくなる。したがって、このとき
は、主被写体は、通常、撮影範囲FRMの中央に位置す
るため、また、周辺部に存在する確率が高い空等の影響
を小さくするため、最も外側にある測光T域Rにおける
測光値Bvrを採用せず、第1、第2中央測光頌域P、
Qにおける測光値B vp、 B vqの重みを等しく
して、シャッター制御値Ev−controlを求める
。すなわち、E v−control= (B vp十
B vq)/ 2 + S vである。
(I[f)  撮影レンズの焦点距離を1001111
11に設定した場合 この場合、先述したように、撮影範囲FRMは、第1中
央測光領域Pと第2中央測光領域Qとを合わせた大きさ
に、はぼ等しくなる。したがって、このときは、主被写
体は、通常、撮影範囲FRMの中央に位置するため、ま
た、周辺部に存在する確率が高い空等の影響を少なくす
るため、最も内側にある測光領域Pにおける測光値Bv
pのみを用いて、シャッター制御値E v−contr
olを求める。
すなわち、 E v−control = B vp+ S vであ
る。
(IV)  撮影レンズの焦点I!離を上記以外の焦点
距離に設定した場合 (i)  35mm未満の場合 この場合は、撮影レンズの焦点距離を35mmに設定し
た場合と同様にして、シャッター制御値Ev−cont
rolを求める。すなわち、Ev−control=(
Bvp+Bvq+Bvr)/3 +Svである。
(ii)  100mm以上の場合 この場合は、撮影レンズの焦点距離を1001に設定し
た場合と同様にして、シャッター制御値E v−con
trolを求める。すなわち、E v−control
= B V11+ S vである。
(iii )  その他の場合 撮影レンズの焦点距離を35ml11−50mm、 5
0101fi〜100+n+nに設定した場合は、撮影
レンズの焦点距離に応じで、PIS28図に示すように
、各測光間域P、Q、Rにおける測光値B vp+ B
 Vqr B vrの重みを連続的に変化させで、シャ
ッター制御値Ev−controlを求める。なお、こ
の変形例では、測光値B Vpt B VQ、 B v
rの重みを直線的に変化させているが、言うまでもなく
、各測光値B Vl)+ B Vqr B vrの重み
の和が1になるように、曲線的に変化させてもよい。
「第2変形例」 先述した実施例のカメラでは、被写体の奥行トによって
測距データがばらつ(第2のゾーン範囲を考える場合、
i15離差が所定の値(具体的には15cvA)以内で
あれば、同一の被写体を測距しているとしていた。
ところで、多数の人が集まって記念写真を撮る場合(通
常、少し遠方から撮影する)、直列の人と後列の人とで
は、撮影距離がかなり違ってくる。
たとえば、3列に並んで撮影する場合には、最前列にい
る人と最後列にいる人とでは、撮影距離の差は約ll1
1に達する。このような集合写真では、最前列にいる人
も最後列にいる人も、同一の被写体であるとみなすべき
であるが、前記実施例のように、同一の被写体とみなす
べき距離差を一定にしていると、集合写真のように、同
一の被写体とみなすべき距#L範囲が大きい写真を撮影
する場合には、正しく近接ゾーン範囲を検出することが
できなくなってしまう。
したがって、同一の被写体であるとみなすべき距離差を
一定にするよりは、その距離差を可変にする方が好まし
い。そして、奥イ〒p!の艮い被写体を撮影する場合、
通常、撮影距離が長くなるので、撮影距離が良くなるほ
ど、前記距離差を大きくしてやるのが望ましい。
また、ピントが合っているとみなすことができる範囲(
被写界深度)は、近距離側よりも遠距離側の方が深いこ
とを考え、同一の被写体であるとみなす範囲を、近距離
側よりも遠距離側の方が広くなる上う1こしてもよい。
Pt43表に、本変形例における、撮影距離と同一であ
るとみなすべき輩巨離差との関係の具体例を示しておく
。表から明らかなように、この具体例では、先述したよ
うに、前記距離差は、撮影距離が良くなるほど大きくな
り、また、近I!離側よりも遠距離側の方が、大きくな
っている。
第1表 第2表 標準・・・標準(短焦点距離)撮影  38IoIIl
望遠−・・望遠(長焦点距離)撮影  80IIILI
TC・−・テレコンバータ装着時 105mm相当第3
表 兄」し2夕扇F 以上、説明したように、この発明によれば、どのような
情況のもとでも、つねに正確に逆光状態を判別すること
ができる。
つまり、第1の発明によれば、撮影レンズの焦点距離が
変化しても、つねに正確に逆光状態を判別することがで
きる。また、第2の発明によれば、背景に太陽などの光
源が存在していても、つねに正確に逆光状態を判別する
ことができる。さらに、第3の発明によれば、主被写体
が遠くにあろうと近くにあろうと、つねに正確に逆光状
態を判別することができる。そして、第4の発明によれ
ば、被写界に占める主被写体の比率にかかわらず、つね
に正確に逆光状態を判別することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明を実施したカメラの全体構成を示すブ
ロック図面であり、第2図は、そのカメラの全体の制御
を示す70−チャートである。 第3図は、本発明を実施したカメラにおける測光手段の
測光領域を示す図であり、第4図は、同じく測距手段の
測距面域を示す図である。 15図は、本発明を実施したカメラにおける測光動作お
よび測距動作の制御を示すフローチャートである。 第6図は、本発明を実施したカメラにおける露出演算動
作の全体制御を示す70−チャートである。 第7図は、本発明を実施したカメラでの、各撮影状態に
おける測光範囲を示す図であり、(a)、(I))、(
C)は、撮影倍率を一定にした場合を示し、それぞれ、
標阜撮影状態、望遠撮影状態、テレコンバータ装着状態
を示している。また、(d)、(e)+ (f )は、
望遠撮影状態において、撮影距離を変化させた場合を示
し、(d)は遠距離、(e)は中距離、mは近距離を示
している。 第8図は、周辺部測光値と逆光判定レベルとの関係を示
すグラフである。 第9図は、本発明を実施したカメラにおける、主被写体
距離と近接ゾーンとの関係を示すグラフである。第10
図は、本発明を実施したカメラにおける、測光領域と測
距領域との関係を示す図である。第11図は、本発明を
実施したカメラにおける、中心部測光測光値の候補を選
択する動作を示すフローチャートである。 第12図は、本発明を実施したカメラにおいて、逆光時
の、各スポット測光エリアにおける測光値の誤差を示す
図である。第13図は、本発明を実施したカメラでの、
撮影倍率が非常に大きい場合における、測光領域と主被
写体との関係を示す図である。第14図は、本発明を実
施したカメラにおける、中心部測光値の決定方法を示す
フローチャートである。 第15図は、被写体輝度とその補正量との関係を示すグ
ラフであり、(a)、(b)は、従来のカメラ、(e)
、 (d)、(e)は、本発明を実施したカメラを示し
ている。第16図は、本発明を実施したカメラにおける
、主被写体輝度の決定方法を示す70−チャートであり
、第17図は、その変形例を示す70−チャートである
。 第18図は、本発明を実施したカメラにおける、シャッ
ター制御値の決定方法および7ランシユの使用f1定を
示す70−チャートであり、PIIJ19図は、その変
形例を示す70−チャートである。 第20図ないし第22図は、シャッター制御値と主被写
体輝度との差と、(a)7ラノシユ補正量および(b)
適正光量に対する7ラツシユ光量の割合を示すグラフで
あり、第20図は、その原理を示すグラフ、第21図は
、本発明を実施したカフうでの、自動発光時における関
係を示し、第22図は、同じく、強制発光時における関
係を示している。第23図は、本発明を実施したカメラ
における、フラッシュ補正量の決定方法を示す70−チ
ャートである。 第24図は、レンズシャッターの開口特性を示すグラフ
である。第25図は、フラッシュ発光のタイミングの決
定方法を示す70−チャートである。 第26図は、本発明を実施したカメラにおける、測光手
段の測光領域の変形例を示す図であり、第27図は、そ
の測光手段の変形向を採用したカメラでの、短焦点距離
撮影における、測光領域と撮影範囲を示す図である。第
28図は、その測光手段の変形例を採用したカメラにお
いて、撮影レンズの焦点距離と、シャッター制御値を求
めるための、各測光領域における測光値の重みとの関係
を示すグラフである。 1 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・ マイクロコンピュータ13 ・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・ 測光手段12 ・・・・
・・・・・・・・−・・・・・・・・ 測距手段#31
60  ・・・・・・・・・比較手段、逆光判定手段A
Ea  ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 背!輝
度、AEcmin  ・・・・・・・・・・・ 主被写
体輝度F tele、 F te  ・・・・ 撮影レ
ンズの焦点距離に関する情報 δ ・・・・・・・・・・・・・・・−・・・・・ 逆
光判定レベル出願人 ミノルタカメラ株式会社 第1図 $8図 S 第9図 主愕蹟躊 第1θ図 (ヰウlり0) $20図 第21図 第22図 423図 第24図 第26図 第27図 第28図 、礼ムに雛−灼

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)背景の輝度を測定する背景輝度測定手段と、 主たる被写体の輝度を測定する主被写体輝度測定手段と
    、 背景輝度から主被写体輝度を引いた値と逆光判定レベル
    とを比較する比較手段と、 比較の結果、背景輝度から主被写体輝度を引いた値の方
    が逆光判定レベルよりも大きいとき、被写界が逆光状態
    であると判定する逆光判定手段とを備えた逆光判定装置
    であって、撮影レンズの焦点距離に関する情報を入力す
    る焦点距離情報入力手段と、 撮影レンズの焦点距離に関する情報に応じて逆光判定レ
    ベルを補正する補正手段とを 備えたことを特徴とする逆光判定装置。
  2. (2)前記補正手段は、撮影レンズの焦点距離が良くな
    るほど逆光判定レベルを高く補正することを特徴とする
    、請求項(1)に記載の逆光判定装置。
  3. (3)背景の輝度を測定する背景輝度測定手段と、 主たる被写体の輝度を測定する主被写体輝度測定手段と
    、 背景輝度から主被写体輝度を引いた値と逆光判定レベル
    とを比較する比較手段と、 比較の結果、背景輝度から主被写体輝度を引いた値の方
    が逆光判定レベルよりも大きいとき、被写界が逆光状態
    であると判定する逆光判定手段とを備えた逆光判定装置
    であって、背景輝度が高いほど逆光判定レベルを低く補
    正する補正手段を 備えたことを特徴とする逆光判定装置。
  4. (4)背景の輝度を測定する背景輝度測定手段と、 主たる被写体の輝度を測定する主被写体輝度測定手段と
    、 背景輝度から主被写体輝度を引いた値と逆光判定レベル
    とを比較する比較手段と、 比較の結果、背景輝度から主被写体輝度を引いた値の方
    が逆光判定レベルよりも大きいとき、被写界が逆光状態
    であると判定する逆光判定手段とを備えた逆光判定装置
    であって、主たる被写体までの距離を検出する主被写体
    距離検出手段と、 主被写体距離が第1の所定の距離よりも長い場合、主被
    写体距離が良くなるほど逆光判定レベルを低く補正し、
    主被写体距離が第1の所定の距離以下の第2の所定の距
    離よりも短い場合、逆光判定レベルを低く補正する補正
    手段とを 備えたことを特徴とする逆光判定装置。
  5. (5)背景の輝度を測定する背景輝度測定手段と、 主たる被写体の輝度を測定する主被写体輝度測定手段と
    、 背景輝度から主被写体輝度を引いた値と逆光判定レベル
    とを比較する比較手段と、 比較の結果、背景輝度から主被写体輝度を引いた値の方
    が逆光判定レベルよりも大きいとき、被写界が逆光状態
    であると判定する逆光判定手段とを備えた逆光判定装置
    であって、主たる被写体の像倍率を検出する像倍率検出
    手段と、 像倍率に応じて逆光判定レベルを補正する補正手段とを 備えたことを特徴とする逆光判定装置。
  6. (6)前記像倍率検出手段は、 主たる被写体までの距離を検出する主被写体距離検出手
    段と、 撮影レンズの焦点距離情報を入力する焦点距離情報入力
    手段と、 主被写体距離と撮影レンズの焦点距離とに基づいて、主
    たる被写体の像倍率を算出する像倍率算出手段とを 備えたことを特徴とする、請求項(5)に記載の逆光判
    定装置。
  7. (7)前記補正手段は、像倍率が大きくなるほど逆光判
    定レベルを高く補正することを特徴とする、請求項(5
    )または(6)のいずれかに記載の逆光判定装置。
  8. (8)前記補正手段は、像倍率が所定の値よりも大きい
    場合、逆光判定レベルを低く補正することを特徴とする
    、請求項(5)ないし(7)のいずれかに記載の逆光判
    定装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2703033A1 (fr) * 1993-03-22 1994-09-30 Delta Neu Dispositif pour aspiration et stockage de déchets.

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2703033A1 (fr) * 1993-03-22 1994-09-30 Delta Neu Dispositif pour aspiration et stockage de déchets.

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