JPH027702Y2 - - Google Patents

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JPH027702Y2
JPH027702Y2 JP1981096794U JP9679481U JPH027702Y2 JP H027702 Y2 JPH027702 Y2 JP H027702Y2 JP 1981096794 U JP1981096794 U JP 1981096794U JP 9679481 U JP9679481 U JP 9679481U JP H027702 Y2 JPH027702 Y2 JP H027702Y2
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JP
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duct
fan
engine room
vehicle
inlet
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JP1981096794U
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JPS582319U (ja
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はリヤエンジンバスのエンジンルームの
冷却換気装置に関する。
リヤエンジンバスのラジエータフアンは一般に
第1図に示すように、車体1の側面に設けられた
空気吸入口2より空気を取り入れ、後面に設けら
れたネツト部3より後方に排出する形式をとつて
いる。
これであると、ラジエータフアン(以下フアン
と云う)4の騒音が直接後方外部に伝達され、騒
音源となるので好ましくない。
この対策として、例えば実開昭56−3022号に後
面を遮閉したものが提案されている。
これは第2図に示すように、エンジンルーム5
の下方に取付けられ、エンジンルーム5に連通す
る入口6と、車体に開口された出口7とを有する
ダクト8、そのダクト8内において、その後端が
ダクト8の出口7より内側に位置するように取付
けられ、また前端にはマフラ9が連結されるテー
ルパイプ10よりなつている。
この構成において、フアン4により空気取入口
2より吸引され、ラジエータ11を通過した空気
は矢印のようにエンジンルーム5から入口6を介
してダクト8に入り、出口7から車両後方に排出
される。このとき、テールパイプ10から排出さ
れる排ガスは、フアン4の吸引効果を助長する。
この場合エンジンルーム5のフアン4後方は閉
鎖されており、フアン4の騒音が直接後方外部に
伝達されることは防止されるが、ダクト8の出口
7は後方に開口しているので、フアン騒音はエン
ジンルーム5内で減衰されはするものの、ダクト
8の出口7から後方外部に伝達される。このた
め、排気音とエンジン音とが同一に外部に伝達さ
れ、又フアン位置より距離があるためフアン後方
の風路抵抗としては大きい。
本考案はこのような従来の問題点を解消するこ
とを目的としている。
このために本考案は、車体後方下部にエンジン
ルームを区画形成し、このエンジンルームにエン
ジンを配置したリヤエンジンバスにおいて、エン
ジンルームにラジエータフアンにより空気を取入
れる入口を車体側方に設ける一方、エンジンルー
ム床面を構成するフロアのラジエータフアン下方
近傍の位置にラジエータ通過後の冷却風の入口を
開口すると共に、該入口から導入した冷却風を車
両前方へと向かつて案内するダクトを前記フロア
の外側に設け、該ダクトの冷却風出口を車両前下
方に向かつて開口し、かつ該ダクトの内面に吸音
材を配置した。
上記構成にあつては、ダクトの入口がフロア上
のラジエータ通過後の冷却風が流入する位置に開
口しており、冷却風はその半径方向流を利してこ
のラジエータ通過後の位置から車両前方へと無理
なく案内されるので風路抵抗が少ない。
また、内面に吸音材を配したダクトがフロア外
側に沿つて前方へと延びており、冷却風はエンジ
ンルームからフロア外側を通つて車両の前方ない
し下方へと排出されるので、車両後方及び側方へ
の放射騒音が効果的に低減される。
以下実施例を図面にしたがつて説明する。
第3図に示すように、エンジンルーム5のフロ
ア12の下面には排気ダクト13が取付けられ、
その排気ダクト13は、上方が開いたU字状断面
を有するL字状樋体をなしている。
この排気ダクト13の入口部13Aは、フアン
4下方に位置してフロア12に開口する長い入口
14に沿い、端部は長手方向に円弧状曲面5に形
成されている一方、出口部13Bは車両前方向に
延び、その端部には出口16が開口している。出
口部13Bの上面はフロア12で蓋われている。
また、排気ダクト13の内面には第3図bに示
すように、吸音材17が張設されている。
尚4の後方の車体後面28は密閉されている。
次に作用について説明する。
フアン4により吸引された空気は、空気取入口
2より仕切板18に案内されてラジエータ11を
通過したのち、フアン4に付勢されて下方に向け
られ、入口14を介して排気ダクト13に導かれ
る。このとき空気は、ダクト入口部13Aの円弧
状曲面15により矢印のようにスムーズに流され
る。
次いでダクト出口部13Bに導かれた空気は、
出口16より車両前方に向けて排出される。
従つてフアン4の背圧はさほど上らなくて済む
ことになる。
この空気流とともに伝達されるフアン騒音は、
ダクト13内を通るときに、吸音材17により減
衰されるので、出口16の騒音レベルは極めて小
さくなつている。加えて、出口16は車両前方に
向けられているので、車両の後方や側方外部へは
ほとんど伝達されることなく、又排気音に対して
音の分散も計られる。したがつてフアン騒音の伝
達は確実に防止される。
第4図は本考案の別の実施例を示すもので、第
3図と異なるのは、出口16をダクト出口部13
Bの端部下面に設け、出口16の後縁に斜下前に
向うガイド縁19を形成したことである。
この実施例では、空気流は前下方に排出される
と共に車両下面を流れる気流によつてダクト内の
空気は吸出されることも可能となる。
第5図は本考案の更に別の実施例を示すもの
で、第3図と異なるのは、エンジンルーム5の下
方遮音カバーをなすアンダカバー20の下面に、
第1および第2の排気ダクト21および22を取
り付けて、排気出口面積の拡大を図つたものであ
る。
フアン4を通過した空気は、フアン4下方に位
置する第1の入口23から第1の冷却換気ダクト
21に入り、前方端部に設けられた第1の出口2
4より前下方に排出される一方、エンジン25の
中央下方に位置する第2の入口26から第2の冷
却換気ダクト22に入り、第2の出口27より前
下方に排出されるようになつている。
第2のダクト22の位置はエンジン下方にあつ
てフアン4の風圧によりエンジンの熱気を排出す
るもので、よりフアン4の位置に近づけた場所と
なつている。
以上説明したように本考案によれば、エンジン
ルームに連通する冷却換気ダクトにより、フアン
を通つた空気を車両前方または前下方に排出する
ようにするとともに、排気ダクト内面に吸音処理
を施すようにしたので、フアン騒音の後方や側方
外部への伝達を防止し得ると同時にフアンの背圧
を下げフアンの小型化或は回転数低下による騒音
低減に連がる効果がある。
また、本考案によればこのようにラジエータフ
アンの効率が高められるので、それだけエンジン
出力上の損失を低減できるという効果も得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はそれぞれ従来装置を示す
ものであつて、第1図aは上面図、同図bは同図
aの後面図、第2図aは上面図、同図bは同図a
の側面図、第3図は本考案の第1実施例を示すも
ので、同図aは平面図、同図bは同図aの後面
図、第4図は本考案の第2実施例を示すもので、
同図aは上面図、同図bは同図aの−線矢視
断面図、第5図は本考案の第3実施例を示すもの
で、同図aは上面図、同図bは同図aの側断面図
である。 2……空気取入口、3……ネツト部、4……ラ
ジエータフアン、5……エンジンルーム、6……
ダクト入口、7……ダクト出口、8……ダクト、
12……フロア、13……排気ダクト、13A…
…ダクト入口部、13B……ダクト出口部、14
……ダクト入口、16……ダクト出口、17……
吸音材、19……ガイド縁、20……アンダカバ
ー、21……第1の排気ダクト、22……第2の
排気ダクト、23……第1のダクト入口、24…
…第1のダクト出口、26……第2のダクト入
口、27……第2のダクト出口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体後方下部にエンジンルームを区画形成し、
    このエンジンルームにエンジンを配置したリヤエ
    ンジンバスにおいて、エンジンルームにラジエー
    タフアンにより空気を取入れる入口を車体側方に
    設ける一方、エンジンルーム床面を構成するフロ
    アのラジエータフアン下方近傍の位置にラジエー
    タ通過後の冷却風の入口を開口すると共に、該入
    口に導入した冷却風を車両前方へと向かつて案内
    するダクトを前記フロアの外側に設け、該ダクト
    の冷却風出口を車両前下方に向かつて開口し、か
    つ該ダクトの内面に吸音材を配置したことを特徴
    とするエンジンルームの冷却換気装置。
JP9679481U 1981-06-30 1981-06-30 エンジンル−ムの冷却換気装置 Granted JPS582319U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9679481U JPS582319U (ja) 1981-06-30 1981-06-30 エンジンル−ムの冷却換気装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9679481U JPS582319U (ja) 1981-06-30 1981-06-30 エンジンル−ムの冷却換気装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS582319U JPS582319U (ja) 1983-01-08
JPH027702Y2 true JPH027702Y2 (ja) 1990-02-23

Family

ID=29891623

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9679481U Granted JPS582319U (ja) 1981-06-30 1981-06-30 エンジンル−ムの冷却換気装置

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5983568B2 (ja) * 2013-09-11 2016-08-31 トヨタ自動車株式会社 車両下部構造

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5629226B2 (ja) * 1975-08-08 1981-07-07

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5653055Y2 (ja) * 1974-01-23 1981-12-10
JPS613697Y2 (ja) * 1979-08-11 1986-02-05

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5629226B2 (ja) * 1975-08-08 1981-07-07

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Publication number Publication date
JPS582319U (ja) 1983-01-08

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