JPH0276586A - エラスターゼをコードする遺伝子 - Google Patents

エラスターゼをコードする遺伝子

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JPH0276586A
JPH0276586A JP22639188A JP22639188A JPH0276586A JP H0276586 A JPH0276586 A JP H0276586A JP 22639188 A JP22639188 A JP 22639188A JP 22639188 A JP22639188 A JP 22639188A JP H0276586 A JPH0276586 A JP H0276586A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はアルカリ性エラスターゼ活性を有するポリペプ
チドをコードする遺伝子、該遺伝子を含有するベクター
、及びこのベクターに61、り形質転換された宿主を用
いる前記ポリペプチドの製造方法に関する。
〔従来の技術〕
エラスターゼは蛋白分解酵素、すなわちプロテアーゼの
一種で、通常のプロテアーゼでは分解しにくい蛋白質の
一つであるエラスチンをもよく分解する酵素である。エ
ラスチンはを椎動物の動脈、項靭体、真皮等に存在して
いる弾性繊維を構成する蛋白質で、その構造中にデスモ
シン、リジノノルロイシンなどの特殊な架橋構造を持j
う、またアミノ酸組成も偏った硬蛋白質であるために、
通常のプロテアーゼによっては容易に分解することが出
来ない。
従来、通常のプロテアーゼに関する報告は多数みられる
がエラスターゼに関するものは少ない。
現在知られているエラスターゼには豚すい臓から得られ
るエラスターゼ(Pancreatic elasta
se)を始め、シュードモナス・エルギノサ(Pseu
domonas7) 、ストレプトマイセス・グリセウ
ス(旦朋1叩五匹 釘y鳩眩)およびフラボバクテリウ
ム属(Flavobacterium sp、)等の微
生物が生産するエラスターゼが有る。しかし、これらは
いずれも至適pl+が中性あるいは微アルカリ性にある
、いわゆる中性エラスターゼであり、アルカリ領域では
活性を示さないかあるいは活性が低い。例えば、豚すい
臓エラスターゼの至適p+は8.8である(酵素ハンド
ブック:丸尾他、朝倉書店、1986)。
アルカリ域で活性のあるエラスターゼ、すなわちアルカ
リ性エラスクーゼとして、本発明者等の一部が先に見出
だした好アルカリ性バチルスYa−B株のエラスターゼ
が知られているのみである。
これは、分子量約25.000の蛋白質で、4゛、適温
度60℃、至適pn 11.75と極めて高い至適pl
+をもつエラスターゼである(Biochimica 
eL BiobpysicaActa 883(198
6)439−447)。
しかし、本菌株のエラスターゼ生産量は微量であり、工
業生産に必要な大量培養の方法なども確立されていない
。そこで、本菌株からエラスターゼをコードする遺伝子
を取り出し、これをすでに大量培養技術が確立されてい
る宿主に導入することができれば、前記エラスターゼの
大量生産が可能になると考えられる。
しかしながら、その様な技術はまだ確立されていない。
〔発明が解決しようとする課題〕
従って、本発明は遺伝子組換え法を用いてアルカリ性エ
ラスターゼを工業的に製造することができる方法を提供
するものであり、そしてその前提として目的とするアル
カリ性エラスターゼ全体をコードするクローン化された
遺伝子、及び該遺伝子を含有するベクターを提供するも
のである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者等は好アルカリ性バチルスYa−B株(Bac
illus sp、Ya−B)が生産するアルカリ性エ
ラスターゼの特異性に着目し、該エラスターゼを容易に
生産する方法を見出だすべく鋭意研究を進めた結果、該
エラスターゼをコードする遺伝子をクローニングし宿主
で発現させることに成功し、本発明を完成するに至った
従って、本発明は、アルカリ性エラスターゼ活性を有す
るポリペプチドをコートする遺伝子;該遺伝子を含むベ
クター;及び該ベクターにより形質転換された宿主を培
養し、この培養物からアルカリ性エラスターゼ活性を有
するポリペプチドを採取することをコードする、該ポリ
ペプチドの製造方法を提供しようとするものである。
〔具体的な説明〕
本発明の方法により生産されるアルカリ性エラスターゼ
活性を有するポリペプチドとして、例えば次の性質: (1)分子量: 25,000 (S D S−ポリ)
′クリルアミドゲル電気泳動Qこよる): (2)等電点: 10.6 ; (3)至適反応温度:60℃: (4)至適反応pH: Ll、75  ;及び(5)安
定pH範囲:5.0〜10.00  ;を有し、バチル
ス属微生物に由来するアルカリ性エラスターゼ活性を有
するポリペプチドが挙げられる。上記の様なアルカリ性
エラスターゼ生産性バチルス属細菌の具体例としてバチ
ルスY a−B(Bacillus sp、Ya−8)
が挙げられ、本発明の遺伝子はこの株から得ることがで
きる。ごの菌株は、工業技術院微生物工業技術研究所に
微]−研条寄第2017号(FERM UP−2017
)として寄託されている。
バチルスYa−B株からクローン化されたアルカリエラ
スターゼ酵素の遺伝子の塩基配列及びそれから推定され
るアルカリエラスターセのアミノ酸配列を第1−1図〜
第1−3図に示′□J−oJ二列はクローン化された遺
伝子の全塩基配列であり、この内、123位のヌクレオ
チドから1256位のヌクレオチドにより378個のア
ミノ酸(下行)から成るポリペプチドがコードされてい
る。このアミノ酸配列のN−末端側には1位のMetか
ら21位のSerまで又は27位のAlaまでのシグナ
ル配列、及び28位のへlaから110位のNetまで
のプロ配列を含む。活性酵素は111位のGinから3
78末のΔrgまでのアミノ酸配列を有する。
本発明においては、市+iされているプラスミド、又は
その他の容易に人手することができるプラスミド、例え
ばp11c18、pBR322、pBR32B、pHY
300PLK等を使用するごとができる。
以下に、本発明の内容を段階を追って説明する。
a、1だ戸医乞馬二と/l 最初に、バチルスYa−Bの染色体遺伝子にハイブリダ
イズさせ、遺伝子の選択に用いるプローブを作成する。
これには、まず、該エラスターゼのアミノ酸配列の一部
を構成する6個のアミノ酸配列Pro−Trp−Gly
−11e−Asn−Argを選ふ。この選定が重要であ
る。
このアミノ酸配列の選定方法は本発明の研究の初期段階
において、実施例に詳述するごとく、バチルスYa−B
を培養し、培養液から得た微量の該エラスターゼを精製
分離し、これを[idm、lHの方法に従いベックマン
社製アミノの酸シークエンサーを用いて化学分析を繰り
返した結果得たN末端の50個のアミノ酸配列の中から
最適な配列部分を選ぶ。
つぎに、この6個のアミノ酸配列にり・1応する17塩
基からなる塩基配列を化学合成する。化学合成法は、例
えば、ホスホアミダイト法による合成法が用いられるが
、これに拘るものではない。
また、詳細手順は市販DNA自動合成機(例えば、Ap
plied  Biosystems社 Model 
 380八 DNA5ynthesizer)の取扱い
説明書によることができる。
アミノ酸配列に対応する塩基配列は、複数の遺伝暗号を
もつアミノ酸が存在するため一種類ではなく、下記のと
うり合計96種類合成する必要があり、これらを混合し
てプローブとずろ。
CCATGGGGAATAAACCG このうち3位の塩基AはG、C又はTと置換され、9位
の塩基AはG、C又は1゛と置換され、12位の塩基A
はC又はTと置換され、15位の塩基CばTとそれぞれ
置換され、合計96種類の組み合わせが得られる。
次に、プローブを用いて遺伝子のクローニングを行う。
バチルスYa−Bをニゲルコース2%、グリセロール2
%、カゼイン2%を含むpH10,0の培地で培養し、
培養後菌体を集め、菌体内のDNAを取り出す。これら
の操作および後述のクローニングに伴う操作の詳細は、
底置、例えばrMolecularCloningJ 
 (Maniatisら著、Co1d Spring 
1larbor1、abora Lory 1982f
l)記載の方法にしたがって行うことができる。
得られたDNAを制限酵素11indlllで切断する
ここで得られたI) N A断片群を3J)で放射性ラ
ヘルした前記混合合成プローブを用いザザンハイプリダ
イセーション法(Southern l+ybridi
zation法)によりハイブリダイズさせ、プローブ
とハイブリダイズするDNA断片(llind Ill
 2.2 kb断片)を得る。これには、まず、DNA
断片群をアガロース電気泳動で分画し、ゲルのままアル
カリ溶液(0,5M NaOH,1,5M NaCI)
に浸し、リル内でDNAを変成させ一本鎖とする。ゲル
を中性にもどした後(0,5M Tris−11cI、
 3 M NaCl、pH7、0)ニトロセルロースフ
ィルターを密着し、高温)容液で毛細管現象を利用して
移動、ゲル内のl’) N A分画区分を一本鎖のまま
フィルターに吸着保持させる。これを固定化後放射性ラ
ベルした+”+ii記混合合成プローブとハイブリダイ
ズさせる。余分のプローブを洗浄除去した後、オートラ
ジオグラフィーをとる。ポジティブシグナルを示すパン
I・の位置が遺伝子を構成するDNA断片の位置となる
このようにして得たDNA断片(llind III 
2.2 kb断片ンはしかし該エラスターゼ遺伝子の全
部ではない。C未約4分の1を欠いている。てこで、ク
ロモソームラオーキングによりこのII i nd I
ll 2.2 kb断片を新たなプローブとして用い、
次のととく遺転子の残部をコートするDNA断片を得る
バチルスYa−BのDNAを制限酵素11apHで切断
する。ここで得られたI) N A断片群を32p放射
性ラヘルした前記11ind III 2.2 kb断
片をプローブに用い、−1−記同様すザンハイブリダイ
ゼーション法によりハイブリダ・イズさせ、プローブと
ハイブリダイズするDNA断片(Hap II 2.5
 kb断片)を得る。かくして得られたHap II 
2.5 kb断片中に遺伝子の残部をコードするl’)
 N Aが含まれる。
b、−γプメ尉上q様策 ベクターとしてプラスミドpUc1Bを用いる。図2に
示ずごと< 、pHc1Bを制限酵素11indlll
で切断し、前記11ind III 2.2 kb断片
と合わせ、リガーゼ処理して組換えプラスミドpEr1
11 とし、カルシウム法により大腸菌(E、  co
li)MC1061株に導入し、目的の旧ndln2.
2kb断片を持つクローンを、前記32p放射性ラヘル
した合成プローブを用い、コロニー・ハイブリダイモー
ション法によって選択する。
同様にして、プラスミドpUc]8の八C(,1sit
eに(] Ill) 前記11ap 112.5断片を結合して組換えブ)ス
ミトpED102とし、大腸菌(h 竺旦)MC106
1に導入し、前記旧ndll12.2kb断片をプロー
ブとのコ目ニー・ハイブリダイゼーションにより、Ha
p IT 2.5断片のクローンを得る。
これらの操作も、前述の、例えばrMolecular
Cloningj  (Maniatisら著、Co1
d Spring 1larborLaborator
y 1982刊)記載の方法にしたかって行うことがで
きる。
これらpEDLlおよびpEDIQ2をそれぞれアルカ
リSDS法により宿主株より分離し、これらを第3図に
示すごとくそれぞれを制限酵素Bam1l lとHin
d mおよびBgl Uと旧ndlllで切断後再連結
し、遺伝子全体を含む組換えプラスミド’ rpEl]
l03Jを構築し、大腸菌(IT 並旦)MC1061
に導入しクローンを得る。
かくして得た遺伝子の塩基配列をダイ)−オキシ法によ
り求めた結果は第1−1図〜第13図のとうりであり、
この塩基配列から得られろアミノ酸配列は同じく第1−
1図〜第1−1図の示す所である。
C0光−隠見 こうして得られた遺伝子の機能は以下の方法で確認出来
る。
まず、ρED]03にクローン化された遺伝子を大腸菌
(旦1匹旦)と枯草菌(Bacillus  5ubt
ilis)のシャトルヘクタ−pHY300PLK(T
AKARA 5HIJZOCO,。
LTD)に第3図に示すとうり連結して新規組換えプラ
スミドρEX301を得る。これを枯草菌(B、1ci
llussubti1is)207−21株に導入し、
導入菌をN81.8%を含む培地で37℃で振とう培養
し、上澄液のエラスチン分解活性を調べることにより確
認できる。
これら一連の操作に用いる技(ネi、すなわち、ザザン
ハイプリダイゼーション、染色体DNAの調製、制限・
修飾酵素によるDNAの切断・連結方法等は例えばrM
olecular CIoninB J (Mania
tisら著、Co1d 5prir+B 1larbo
r Laboratory 1982刊)記載の方法に
したがって行うことができる。
次に実施例により本発明をさらに詳しく述べる。
爽11潰L 逍訟j領し写町ニョrにじ(q作成 バチルスYa−B (機工研条寄第2017号)を、1
00βのグルコース2%、グリセロール2%、カゼイン
2%を含むplllo、oの培地で37 ’C123時
間培養し、得られた培養液を10.00Orpm 、I
 O分間遠心分離処理し、次に、ろ液に硫安を加え酵素
を沈殿分離した。この硫安全飽和沈殿物を透析後、DE
AIE−Sep++adex八−25のカラムクロマト
クラフィー(6X 80cm 、 2 (1、1ml/
m1n)にかGノ、その未吸着通過区分を次にCM−5
ephadex C−50カラムクロマトグラフイー 
 (5X80cm、 1.4 F 、 0.5ml/m
1n)に張り込み0.5 M NaC1で溶出すること
により精製酵素をえた。
この精製酵素ヲEdmanの方法に従いヘソクマン社製
液相アミノ酸シークエンサーを用いN末端から約50ア
ミノ酸の配列を調べたとこ7.以下のとうりであった。
Gln Thr Val □jHユle Asn Ar
6 ValGin  Ala  Pro  lie  
Ala  Gln  Ser  Arg  Gly  
Phe(2■) Thr  Gly  Thr  Gay  Val  
Arg  Vat  Ala  Val  LeuAs
p  1’hr  Gly  Ice  Ser  A
sn  His  Ala  Asp  Leu八rへ
  Ile  Arg  Gly  Gly  Aha
 Ser  Phe  Val  Pr。
Gly  Glu  Pro  八snこの配列の一部
Pro−Trp−Gly−+1e−八sn−^rg(上
記下線部分)に対応する下式の17塩基配列96種の混
合合成プローブをホスホアミダイト法により合成した。
このうち3位の塩基AはG、C又はTと置換され、9位
の塩基AはG、C又はTと置換され、12位の塩基Aは
C又はTと置換され、15位の塩基CばTとそれぞれ置
換され、合計96種類の組み合わせが得られる。
久 バチルスYa−B(機工研条寄第2017号)を2pの
グルコース2%、グリセロール2%、カゼイン2%を含
むplllo、0の培地で37℃、3時間培養し、培養
後10,000rpmで10分間遠心分離して菌体を集
め、染色体DNAを取り出した。染色体DNAの調整方
法及び以下に述べる制限・修飾酵素によるDNAの切断
・連結方法は[MolecularCloning J
(Manitiasら著、Co1d Spring 1
larborLaboratory 1982刊)記載
の方法にしたがって行った。次に、この染色体DNA 
50pgを制限酵素11ind■で切断した(37℃、
2時間、1unit酵素/1■DNA)。ここで得られ
た断片群から、サザンハイブリダイゼーション(Sou
thern hybridization)の手法に従
い、遺伝子を含む断片を探索した。これには、まず、断
片群をアガロース電気泳動で分画し、ゲルのままアルカ
リ溶液(0,5M NaOH。
1、5 M NaC1)に室温で30分間浸し、ゲル内
でDNAを変性させ一本鎖とした。ゲルを中性に戻した
後(0,5M Tris−HCI、 3 M NaCl
、pH7、0)、ニトロセルロースフィルターを密着し
、高塩溶液(3M NaC1,0,3M Tri−so
dium citrate、 pl+7.6)で毛細管
現象を利用して移動、リル内のDNA分画区分を一本鎖
のままフィルターに吸着保持させた。これを室温で乾燥
し、80°Cで2時間加熱してDNAを固定化後、ff
2pで放射線標識した上記混合合成プローブと溶液(1
,8M NaC1゜0、2 M Tri−3odium
 citrate pH7,6)中で45℃、16〜2
4時間ハイブリダイスさせた。余分のプローブ゛を同ン
容液(1,8M NaC1,0,2M Tri−3od
iumcitrate pH7、6)を用い45℃、1
時間洗浄除去した後、オートラジオグラフィーをとった
ところより2.2kbの位置にポジティブシグナルを示
し、ごのバントの位置を遺伝子を構成するDNAの位置
と同定した。同条件で分画したゲルの2.2kbの位置
よりDNAを抽出して、求めるDNA断片(llind
 m 2.2 kb断片)を得た。 この2.2kbD
N^断片をプラスミドヘクタ−ptlc18の旧ndl
lI部位に結合して第2図に示すごとく、組換えプラス
ミドpED1] とした。これを塩化カルシウム法で大
腸菌(E、  coli)MC1061株に導入し、寒
天培地上で一晩培養した。2.2 kb DNA断片を
もつクローン(クローンa)は3J)で放射線標識した
」−記混合合成プローブによるコロニー・ハイブリダイ
ゼーシヨンによって選択した。これには、寒天培地上に
ηニじたコロニー上にニトロセルロースフィルターを密
着してコロニーをうつし、アルカリ溶液(0,5M N
a01l、 1.5 M NaC’l)でDNAを変性
、−本鎖とした後中性に戻しく 0.5 M Tris
−11cI、 3M NaCl。
pH7,0)、室温で乾燥、80℃で2時間加熱してD
NAを固定化後、32pで放射線標識した上記混合合成
プローブとハイブリダイズさせ、余分のプローブを洗浄
除去した後、オートラジオグラフィーでクローンを検出
した。このりL7−ン(クローンa)は、しかし、アル
カリ性エラスターゼを発現せず、結局、2.2 kb 
DNA断片は遺伝子の一部に過ぎない事が判明した。ま
た、この塩基配列を決定したところ、C末の一部を欠く
ことかわかった。
b、後オ迎J■j(k外煕二之」つのり【−j−−ろZ
−久そこで、次に、前記染色体1)NA 50pgを制
限酵素lap Itで切断(37℃、2時間、1uni
t酵素/1μg DNA)  シ、ここで得たDNA断
片群を、上記と同様に、アガロース電気泳動で分画後、
クロモソーム・ウオーキング(Chromosome−
walkiB)の手法にり、次のごとく、残りのDNA
を含む断片を得た。
アガロース電気泳動で分画したプレートに32pで放射
線標識した旧nd1112.2kb断片を新たなプロー
ブとして用い、前記ザザンハイプリダイゼーション(S
outhern hybri旧zaLion)と全く同
し手法でハイブリダイスさせた結果、オートラジオグラ
フィーで2.5kbの位置にポジティブシグナルを示し
た。前記同様にゲルの2.5 kbの位置より抽出して
新たなりNA断片(Hap II 2.5 kb断片)
を得た。
これを第2図に示すごとく、プラスミドヘクタptlc
]8のACCI部位に結合し、組換えプラスミドpED
102とした。これを塩化カルシウム法で大腸菌(E、
  coli)MCI’061株に導入し、flap 
112.5 kb断片をもつクローン(クローンb)は
32pで放射線標識した1lind m 2.2 kb
断片をプローブにしてコロニー・ハイブリダイセーショ
ンによって選択した。このクローン選択操作は、プロー
ブに32pで放射線標識した1目ncllII2.2k
b断片を用いた他は、前記2.2 kb DNA断片を
もつクローンの場合と全く同し操作で行った。
c、゛ 云 全 をもつプラスミー[q@染前記クり−
ンaおよびクローンbからそれぞれ組換えプラスミドp
ED11  、pED102をアルカリSDS法により
分離し、両プラスミドを第3図に示すごとく連結し、遺
伝子全体を包含するプラスミドpED103を構築した
すなわち、pEDII  、pEDI02はそれぞれ重
なり合う部分を持つため、第3図に示すように、pED
ll及びpED102を種々の制限酵素で処理し、制限
酵素地図を作成したところ、plEDll とpED1
02は約900塩基対長にわたり重なり合う部分がある
ことが分かった。そこで、予め、pEDllを制限酵素
Bgl IIと旧nd111で、また、pH1D102
を制限酵素Bam1l Iと旧ndl[[で切断してお
き、その後両者を合わせ、丁4DNA リガーゼを用い
て繋いだ。これを塩化カルシウム法で大腸菌(E、  
coli)MC1061株に導入し、寒天培地で一晩培
養し、生じたコロニーから無作為に20個を選び、別々
に一晩培養した後、アルカリSDS法によりプラスミド
を調整し、それぞれをアガロース電気泳動で分画し、予
定した組換え体を得た。このDNAが求めるpEDI0
3に相当し、同様に、大腸菌(E、  poli)MC
IO(i1株にクローン化した。これらの操作もrMo
lecular Cloning J(ManiaLi
sら著、Co1d 5prir+gllarbor L
aboratory1982刊)記載の方法にしたがっ
て行った。
かくして得た遺伝子のD N A配列をグイデオキシ法
により調べた結果、および、ごのDNA配列から得られ
るアミノ酸配列は第1−1図〜第1−3図の示す所であ
った。この配列決定に当っては第4図4Y示すストラテ
ジーを用いた。
次11久 光−視 pE[)103にり11−ン化された遺伝子を枯草菌で
発現させた。このために、大腸菌(L 並置)と枯草菌
(軸回ユ几旦 ω旦匡ジ)のシャトルベクターpHY3
001’LK(TAKARA 5HLIZOCO,、L
TD)を用い、第3図に示すごとく、両プラスミド各1
0μgを制限酵素Sal IおよびEcoRIで切断(
37℃、1時間)後合わせてT4DNA リガーゼで連
結して組換えプラスミドpEX301を構築した。これ
を塩化カルシウム法で大腸菌(L 延)MC1061株
に導入し、ρED103の場合と同じ操作で8. Ok
bのプラスミド、すなわちpEX301を保有するクロ
ーンを選定した。かくして得た組換えプラスミドplu
X301を今度は枯草菌(Bacillus  5ub
ti1is)207−21株に塩化カルシウム法で導入
した。導入菌を栄研ブイヨン1.8%を含むNB培地に
接種し、37℃で振とう培養し、6時間、24時間、7
2時間後に培地を採り、それぞれエラスターゼ活性を測
定した結果第1表のとうりであった。
比較のためpEX301を導入しない枯草菌(Baci
llus−subLilis) 20?−21株を同様
に培養しエラスターゼ活性を測定した結果第1表のとう
りであった。
エラスターゼ活性の測定方法は次のごとく行った。
水平部4 cmのミニL字管に15■のelastin
−orsein (Sigma社E1500)を採り、
1mlの緩衝液(NaHCO+−NazCO+ 50m
M 、pHlO,5)とIn+Iの菌体培養上澄液を入
れ、37℃で振とうしなから反応させ、30分後、2m
lの反応停止液(NaHPO,、−Na、PO40、7
 M、 pH6、0)を添加し、遠心分離で基質ela
sLin−orseinを除去し、上澄の590r+I
11吸光度を測定した。全量15曙のelas tin
−orseinの半分を分解できる酵素量を10uni
tとした。
第一−−V−俵 エラスターゼ活性 これら一連の操作に用いる技術すなわちサザン・パイプ
リダイゼーション(Southern hybridi
za−tion) 、染色体DNAの調製、制限・修飾
酵素によるDNAの切断・連結方法等はr Mo1ec
ularC]oningJ  (Maniatisら著
、Co1d Spring HarborLabora
tory 1982刊)記載の方法にしたがって行った
〔発明の効果〕
本発明の遺伝子は完全なアルカリ性エラスターセ遺伝子
をコードしており、遺伝子をkJlみ込んだプラスミド
は宿主細胞内で発現可能であり、アルカリ性エラスター
ゼの生産方法としてイ1用なものである。遺伝子の塩基
配列は完全なアルカリ性エラスターゼ生産遺伝子の塩基
配列を示し、アルカリ性エラスターゼのアミノ酸配列を
コートしている。
【図面の簡単な説明】
第1−1図〜第1−3図は本発明のアルカリ性エラスタ
ーゼ活性を有するポリペプチドのアミノ酸配列および該
ポリベフチドをコードする遺伝子の塩基配列を示す。 第2図は制限酵素による切断部位、並びにプラスミドp
EI111及びpED102の構築方法を示す。 第3図は本発明のプラスミF pED103才ノよびp
EX301の構築方法を示す。 第4図は塩基配列の決定に用いたストラテジーを示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、アルカリ性エラスターゼ活性を有するポリペプチド
    をコードする遺伝子。 2、次の性質: (1)分子量:25,000(SDS−ポリアクリルア
    ミドゲル電気泳動による); (2)等電点:10.6; (3)至適反応温度:60℃; (4)至適反応pH:11.75;及び (5)安定pH範囲:5.0〜10.00;を有し、バ
    チルス属微生物に由来するアルカリ性エラスターゼ活性
    を有するポリペプチドをコードする、請求項1に記載の
    遺伝子。 3、次のアミノ酸配列: 【アミノ酸配列があります】 を有するポリペプチドをコードする、請求項1に記載の
    遺伝子。 4、次の塩基配列: 【アミノ酸配列があります】 を有する、請求項1に記載の遺伝子。 5、次のアミノ酸配列: 【アミノ酸配列があります】 を有するポリペプチドをコードする、請求項1に記載の
    遺伝子。 6、次の塩基配列: 【アミノ酸配列があります】 を有する、請求項1に記載の遺伝子。 7、請求項1〜6のいずれか1項に記載の遺伝子を含む
    ベクター。 8、請求項7に記載のプラスミドにより形質転換された
    宿主を培養し、この培養物からアルカリ性エラスターゼ
    活性を有するポリペプチドを採取することを特徴とする
    、該ポリペプチドの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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