JPH0276156A - 回転磁気ヘッド装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ＶＴＲに設けられる回転磁気ヘッド装置に適
用して好適なテープ状態案内ドラム装置の改良に係る。

〔従来の技術〕

従来の装置は、特開昭６１−５１３４２号公報に記載さ
れている。まず第２図、第３図及び第４図を参照して従
来の回転磁気ヘッド装置を説明する。

第２図は、従来の回転磁気ヘッド装置の概略図である１
回転ドラム１は、受は台２にねじ止めにより取り付けら
れている。受は台２は１回転軸３にねじ止めにより取り
付けられている０回転ドラム１の底部には、ヘッド基板
４がねじ止めにより取り付けられ、このヘッド基板４に
、磁気ヘッド５が装着されている。固定ドラム６の局面
には、磁気テープ７の幅方向の走行位置を規正する螺旋
状段部からなるリード８が設けられている。軸受９は、
固定ドラム６に設けられ、上述の回転軸３を受けている
。１０は１回転ドラム１及び固定ドラム６の各対向端部
間の間隙で、平面状の環状空間を形成している。そして
、ドラム１，６の磁気テープ７が巻き付く部分の外径は
略同じであり。

上述の磁気ヘッド５は、この間隙１０内に於て、ドラム
１，６の周面より外部にわずか突出する如く配されてい
る。

次に、第３図で回転磁気ヘッド装置の径方向断面内に於
ける２次元的な空気の流れを矢印で示している。また、
この空気の流れの影響によって走行中の磁気テープ７の
変形を図示している。これは、磁気ヘッド５が磁気テー
プ７をわずか持ち上げることにより、ドラム１，６と磁
気テープ７との間に空間が生じ、その空間が、ドラム１
，６間の間隙１０からの空気で充填され、この空気がそ
の空間からドラム１，６と磁気テープ７との間に拡散す
ることにより形成される。更に、これに加えてドラム１
．６内の空気が遠心力によって間隙１０より外部に吹出
して来る。この吹き出した空気は、ドラム１，６に沿っ
て上下は分れ、下側に向う空気はリード８ではね返る。

そして、この間隙１０より強く吹き出して来る空気のた
めに、磁気テープ７の上縁は、ドラム１から離間するよ
うに傾斜することがわかっている。また、この改善案と
して第４図のことが提案されている。

第４図は、ドラム１，６の対向端部間に形成される間隙
１０を、ドラム１の回転時、ドラム１゜６内の空気が遠
心力によって間隙１０を通って外部に強く吹き出そうと
するが、空間部１０ａ内に侵入した空気は空間部１０ｂ
に接近するにつれて、流速が低下すると共に、気圧が上
昇し、空間部１０ｂの壁に到達すると流速は略零、気圧
は最大となりその後この空気は粘性体として空間部１０
ｂ、１０ｃを通ってドラム１，６の外部に排出されるた
め、ドラム１，６と磁気テープ７との間は、回転ドラム
１の回転に伴う層流のみとなり。

安定な磁気ヘッド５と磁気テープ７のあたりが得られる
ことが提案されている。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記従来技術は、回転数がさらに高くなった場合につい
ては、配慮がされておらず、ドラム１の回転時、ドラム
１，６内の空気が遠心力によって間Ｍ１°０を通じて外
部に強く吹き出し、磁気テープ７の損傷及び記録、再生
特性の劣化等をおこしやすい。

本発明の目的は、上記従来技術の問題点を解決し、磁気
テープの損傷及び記録、再生特性の劣化等をおこさない
回転磁気ヘッド装置を提供することにある。

〔課題を解決するための手段］ 上記目的は、固定ドラム６に回転軸３と平行または、斜
めに細溝を入れることにより達成される。

〔作　用〕

固定ドラム６に入れた細溝は、ドラム１．６の外周部と
磁気テープ７との間に吹き出して来た空気を逃がすよう
に動作するので、それによって磁気テープ７は、空気に
よる応力を受けないので。

変な変形をしなくなる。

〔実施例〕

以下１本発明の実施例を第１図及び第５図により説明す
る。第１図は１本実施例に用いているドラム形状の構造
説明図である。第５図は１本発明の回転磁気ヘッド装置
の断面の拡大図である。固定ドラム６に支持された軸１
２を中心に回転する回転ドラム１を持っている。この回
転ドラム１に磁気ヘッド５を当載した構造である。この
回転ドラム１は、モータ１４により回転駆動させられて
いる。また、上固定ドラム１１は、回転支持軸１２にね
じ止めにより固定されている。磁気ヘッド５は、磁気テ
ープ７に記録されている信号を読み出し、回転ドラム１
に固定されているロータリートランス１３ａから、上固
定ドラム１１に固定されているロータリートランス１３
ｂに信号を通して１本実施例には記載されていないが、
信号処理回路に信号を送る構造になっている。

第６図は１本発明の回転磁気ヘッド装置の立体断面の拡
大図である。固定ドラム１と上固定ドラム１１に５回転
軸１２に平行な細溝１５を入れたものである。この細溝
１５の幅１５ａ及び深さ１５ｂは１回転ドラム１の回転
数とドラム１，６゜１１の径から概略決定される。まず
、細溝幅１５ａは広すぎると、磁気テープ７が、細溝１
５のエッチで変形するので、それほど広くはできない、
また、加工上細溝幅１５ａを細くすることも困難である
。−例としてドラム１，６．１１の外径が７６＋＋ｖの
場合は、細溝幅０．３から２＋ｓｍの範囲が適当である
０次に細溝深さは１回転ドラムｌの回転数と、ドラム１
，６．１１の形状から決定される。ドラム１，６．１１
内の空気が遠心力により１間隙１０を通って強く吹き出
そうとするが、０．５＋＊＋ｍ以内で設けるのが適当で
ある。また細溝の本数は、ドラム６．１１と磁気テープ
７の接触範囲内で、間隙１０から吹き出して来た流量を
逃がせる関係を満足する範囲内であればよい、尚、固定
ドラム６．１１に入れる細溝を回転軸１２に対して傾斜
させて入れれば、磁気テープ７にあたえる応力が小さく
なるため７層効果的である。

第７図は、上記実施例第６図の回転ドラム１に細溝１６
を入れたものである０回転ドラム細溝１６を円周上に入
れることにより、回転ドラム１の回転によって流れ込ん
だ空気は、回転ドラム１と磁気テープ７との間に空気層
をかたちづくる。

その空気層を小さくするのに効果的である。

〔発明の効果〕

上述せる本発明によれば、ドラム１，６．１１内の空気
が遠心力によって間隙１０を通じて、外部に強く吹き出
そうとするが、磁気テープ７にあ氷った空気は、細溝１
５を通って排出するので。

空気の流れは、一定の流れとなる。

また、回転ドラム１と磁気テープ７との間は、回転ドラ
ム１の回転に伴う層流があるため、回転ドラム１の外周
面上の磁気テープ７は浮上し、固定ドラム６．１１上に
不規則な空気の流れがないため磁気テープ７は安定にド
ラムに巻き付いて走行する。このため、上述せる本発明
によれば、ドラム１，６．１１と磁気テープ７との間に
良質な空気層が形成されるため、磁気テープの損傷及び
記録、再生特性の劣化がおきにくくなる。

【図面の簡単な説明】

第１図は１本発明の一実施例の回転磁気ヘッド装置の立
体図、第２図は、従来の回転磁気ヘッド装置の断面図、
第３図は、従来の回転磁気ヘッド装置第２図の拡大断面
図、第４図は、従来の回転磁気ヘッド装置の拡大断面図
、第５図は、本発明の回転磁気ヘッド装置の断面図、第
６図は、本発明の回転磁気ヘッド装置の拡大断面図、第
７図は。 第６図の回転ドラムに細溝を入れた場合の拡大断面図で
ある。 １・・・回転ドラム、６・・・固定ドラム、１１・・・
上固定ドラム、５・・・磁気ヘッド、７・・・磁気テー
プ。 晃ｌ閃 ６−−−固定ドフム　　　　　　　／１−に頂をンドラ
ム！−−−回転ドラム　　　　　　１２−−一呂転支ゼ
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Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、磁気テープ等の記録再生をする互いに同軸心に所定
   間隙を置いて対向する如く配された夫々円筒状の回転ド
   ラム及びテープの幅方向の走行位置を規制するリードを
   備える固定ドラムから成る回転磁気ヘッド装置において
   、固定ドラムの外周部に回転軸に対して平行または、傾
   斜した細溝を入れることを特徴とする回転磁気ヘッド装
   置。