JPH04232640A - 回転ヘッドドラム装置 - Google Patents

回転ヘッドドラム装置

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Publication number
JPH04232640A
JPH04232640A JP2408899A JP40889990A JPH04232640A JP H04232640 A JPH04232640 A JP H04232640A JP 2408899 A JP2408899 A JP 2408899A JP 40889990 A JP40889990 A JP 40889990A JP H04232640 A JPH04232640 A JP H04232640A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tape
drum
head
groove
rotating drum
Prior art date
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Pending
Application number
JP2408899A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Ito
伊 藤   淳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2408899A priority Critical patent/JPH04232640A/ja
Publication of JPH04232640A publication Critical patent/JPH04232640A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は回転ヘッドドラム装置に
係り、特にテープヘッドタッチを適正に保持できるよう
にした回転ヘッドドラム装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、VTR等のヘリカルスキャン方
式の磁気記録再生装置は回転ドラムに磁気テープを巻回
し、このテープを高精度に制御された回転速度で走行さ
せ、回転ドラム内のヘッドによりテープを正確にトレー
スするようになっている。このためテープとヘッドとの
接触状態、すなわちテープヘッドタッチが記録再生状態
を左右することが知られている。ところで、回転ヘッド
ドラム装置は図5に示したように上部の回転ドラム20
と下部の固定ドラム21とから構成されており、回転ド
ラム20の下端には所定個数のヘッド22が先端を僅か
に突出するようにして配設されている。このヘッド22
は先端が走行するテープ23に接触することによって記
録情報の磁気パターンをトレースするようになっている
。このときテープ23に斜めパターンのトラック記録を
行うためテープ23はドラム20、21に対して所定の
角度だけ傾けて巻回されるようになっている。この状態
で上記回転ドラム20は高速回転するが、この回転によ
り回転ドラム20の表面には流体潤滑の効果により空気
層が形成され、テープ23がドラム面から僅かに浮上し
、回転ドラム20の回転負荷が軽減される。
【0003】上述の空気層によるテープ23の浮上量は
図4に示したようにヘッド突入側で大きく、ヘッド抜け
側に向うにつれて減少するようなくさび状をなしている
。このような状態であると、テープタッチが一定になら
ず、ヘッド抜け側では比較的良好な接触状態を維持でき
るが、ヘッド突入側では不安定状態となることが知られ
ている。このヘッドタッチ不良の対策として従来はリー
ルコントロールによりテープテンションを高くし、ヘッ
ド突入側のテープ浮上量を抑える方法がとられていたが
、ヘッド抜け側での浮上量が小さくなり過ぎ、テープに
対するヘッドの食い込みがきつくなり、テープダメージ
を引き起こすことが知られていた。そこで、この問題を
解決するために図5に示したようにヘッド突入側のガイ
ドポスト24の軸を同図Aのごとく僅かに傾斜させ、テ
ープ23の下縁側のテンションを上側に比べて大きくな
るようにした例が提案されている。このガイドポスト2
4を傾斜させた回転ヘッドドラム装置によればテープ2
3の下縁側でのテンションが大きいためテープ下側の浮
上量を低減させることができ、ヘッド抜け側のテープヘ
ッドタッチを大きくすることなくヘッド突入側のテープ
ヘッドタッチを適正にすることができる。また、他のテ
ープヘッドタッチの改善策として図6に示したような中
ドラム方式が提案されている。この中ドラム方式は回転
ドラム20の高さを小さくとり、その上部を覆うように
上部固定ドラム21Aを配置したものである。この上部
固定ドラム21Aは下部固定ドラム21Bの側面に固着
された連結部材25により一部が固着されており、上記
上部固定ドラム21Aと下部固定ドラム21Bとの間を
回転ドラム20が回転できるようにしたものである。 この方式によればヘッド突入側でのみテープ23と回転
ドラム20との対向面積を低減できるので、ヘッド突入
側で部分的に流体潤滑効果を減少させ、テープ浮上量を
減少させることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ガイドポストを傾斜させる方式ではポストを傾斜させる
ことにより走行時にテープをガイドポストの軸方向に沿
って上方にスライドさせるような分力が生じ、テープ上
端部がガイドポスト上端に形成されているフランジに接
触するおそれがある。その場合テープの上端エッジが折
れ曲がった状態で走行してしまい、テープダメージが生
じるという問題がある。
【0005】また、中ドラム方式ではヘッド突入側でテ
ープ上端の浮上量を減少させることができるが、ヘッド
が走査するテープ下端部では浮上量低減の効果をそれほ
ど期待することができない。この点を解消するためには
ガイドポストを傾斜させてテープをツイストさせてやる
必要があり、上述と同様の問題を生じることになる。
【0006】そこで、本発明の目的は、上述した従来の
技術が有する問題点を解消し、ヘッドの過度のテープ食
い込みやテープエッジの折れ曲りによるテープダメージ
を防止しつつ、テープ走行範囲において所定のテープ浮
上量を確保して適正なテープタッチを実現できる回転ヘ
ッドドラム装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明はテープがローディングされる回転ドラムの
表面に、その下端から上記テープの幅のほぼ1/2の高
さの位置に少なくとも1本のグルーブがドラムの円周方
向に沿って形成されたことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】本発明によれば、テープがローディングされる
回転ドラムの表面に、その下端から上記テープの幅のほ
ぼ1/2の高さの位置に少なくとも1本のグルーブをド
ラムの円周方向に沿って形成したことにより、ドラム表
面に生じる流体潤滑による空気層の厚さがヘッド突入側
において薄くなるので、ヘッド突入側でのテープ浮上量
を低減することができるとともに、ヘッド抜け側でも適
正なテープタッチを確保することができる。
【0009】
【実施例】以下本発明による回転ヘッドドラム装置の一
実施例を図1及び図2を参照して説明する。図1におい
て、符号1は固定ドラムを示しており、この固定ドラム
1はカセットハウジングにローディングされたカセット
からテープ2を引き出してテープローディングできるよ
うな所定位置に配置されている。また、この固定ドラム
1の上部には回転ドラム3が所定の回転数で駆動可能と
なるように図示しないギヤトレインあるいはDDモータ
に装着され、上記固定ドラム1と回転ドラム3との両方
にかかるようにテープ2が斜めにガイドポスト4に案内
されるようになっている。このガイドポスト4は図示し
ないポストベースに固着されており、図示しないローデ
ィングポストとともにカセットからテープ2を引き出し
、上記ドラム1、3の所定位置にテープ2をローディン
グするようになっている。
【0010】一方、上記回転ドラム3の下端には複数個
のヘッド5が所定間隔をあけて配設されており、回転ド
ラム3と一体として回転し、テープ2に対して所定の磁
気パターンを記録再生できるようになっている。また、
回転ドラム3の外周面のほぼ中央位置には全周にわたり
グルーブ6が形成されている。このグルーブ6は幅約3
mmで深さ約1mmの寸法を有する肩部が広い台形状を
なす溝で、その形成された部位は回転ドラム3下端から
走行するテープ2の幅の約1/2の高さに位置している
【0011】図2は上記図1に示した回転ドラム3を展
開し、走行するテープ2の位置と回転ドラム3位置との
関係を模式的に示したものである。同図(a)中におい
て位置Aはヘッド突入側のガイドポスト4の位置を示し
ており、また位置Cはヘッド抜け側のガイドポスト7の
位置を示している。ヘッド抜け側である位置Cから送ら
れたテープ2は回転ドラム3に対して180°以上の範
囲にわたり掛け回され、位置Aのヘッド突入側でガイド
ポスト4により方向を規制されて巻取り側に向け走行す
るようになっている。また、テープ2は同図(d)に示
したようにテープ2の幅のほぼ中央位置にグルーブ6が
位置するようにガイドポスト4により高さを規制されて
回転ドラム3のヘッド突入側に案内されている。このと
き回転ドラム3の下端に取着されたヘッド5はテープ2
の下縁にタッチするようになっており、同図中破線で示
した上記グルーブのない場合のテープ位置に比べ、浮上
量を小さくすることができる。また、同図(c)は回転
ドラム3のほぼ中間位置でのテープ2のヘッドタッチ状
態を示しており、グルーブのない場合に比べテープ上端
部がグルーブ6の影響により僅かにグルーブ6側に傾く
ようになっている。また、ヘッド5が通過する位置での
テープ浮上量は従来の回転ヘッドドラム装置とほぼ同量
になっている。さらに同図(b)ではテープ2がグルー
ブ6から完全に外れているので、回転ドラム3はグルー
ブ6の影響をほとんど受けず、この部分でのテープ浮上
量はグルーブのない場合と同等であり、適度な浮上量が
保たれる。  ここで上記回転ドラム3の側面に形成さ
れたグルーブ6の詳細について説明する。このグルーブ
6は上述のようにヘッド突入側Aにおいて走行するテー
プ2の幅のほぼ中央に位置し、回転ドラム3の表面に形
成される空気層はこのグルーブ6内にも満たされるよう
になっている。また、このグルーブ6内を流れる空気層
はテープ2の浮上に寄与しないのでテープ2とグルーブ
6との離隔はグルーブ6のない場合より減少する。この
ときグルーブ6は回転ドラム3の下端からテープ幅のほ
ぼ1/2に位置しているのでテープ2は回転ドラム3の
表面と平行な状態を保持して浮上できるようになってい
る。
【0012】また、上記グルーブ6の断面形状は本実施
例では台形形状をなしているが、所定のテープ浮上量と
なるような形状であればV字形あるいは半円形等の形状
をとることができる。その際、グルーブ6の肩部にテー
プが接触して走行する場合も想定されるので、テープを
傷つけないように溝の肩部には丸面取りを施すようにす
ることが好ましい。
【0013】次に、他の実施例として複数本のグルーブ
をドラム外周面に配設した回転ヘッドドラム装置につい
て図3を参照して説明する。冬季にこの種の機器を寒い
戸外等から室内に持ち込んだ場合など、冷えた状態の機
器温度と室温温度との差によりドラム表面に結露が発生
する場合がある。このような状態でテープを走行させる
と、濡れたテープがドラム表面に張りついたりしてテー
プの走行が不安定になるという問題がある。そこで、こ
の不具合を防止するために回転ドラムの表面に幅が約0
.1〜0.3mmのごく細いV字形グルーブを複数本配
設した回転ドラムが知られている。本実施例はこの種の
回転ドラムを備えた回転ヘッドドラム装置に上述のテー
プ浮上を減少させるグルーブを付加したものである。図
3はヘッド突入側位置でのテープ2と回転ドラム3との
関係を示したもので、符号8は上述の結露防止用のグル
ーブを示しており、この複数本のグルーブ8、8…に対
して、回転ドラム3の下端からテープの幅のほぼ1/2
の位置に相当する位置には、グルーブ8,8…より多き
な2本のグルーブ9、9が形成されている。これらグル
ーブ9、9は幅が約2mmで深さが約1mmのV字形溝
で、回転時にグルーブ9内を流体が通過するため走行す
るテープ2の浮上量を減少させることができる。なお、
本実施例では2本のグルーブ9,9を所定の間隔をあけ
て並設したが、ドラム外周面に周設するグルーブ9の本
数は1本乃至少ない本数にとどめ、その形成される位置
も回転ドラムの下端からテープの幅のほぼ1/2の位置
に相当する位置に集約させる方がテープ浮上量を均一に
低減させるために好ましいことが判明している。このこ
とから本実施例のように複数本のグルーブを配設した場
合でも寸法の大きなグルーブは回転ドラムの下端からテ
ープの幅のほぼ1/2の位置に相当する位置に配置する
ことが好ましい。また、テープ走行時の流体潤滑の効果
が、使用する回転ドラムの直径、回転数及びテープの硬
さ、厚さにより様々に変わることからグルーブの寸法す
なわち断面積は適正なテープヘッドタッチを実現できる
ような寸法を設定することができる。
【0014】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば回転ドラムの下端から上記テープの幅のほぼ1
/2の高さの位置に少なくとも1本のグルーブをドラム
の円周方向に沿って形成したので、テープにダメージを
与えずにヘッド突入側でのテープ浮上量を低減すること
ができるとともに、ヘッド抜け側でも適正なテープヘッ
ドタッチを確保することができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による回転ヘッドドラム装置の一実施例
を示した斜視図。
【図2】図1に示した回転ドラムを部分的に示した展開
図。
【図3】本発明による回転ヘッドドラム装置の他の実施
例を示した横断面図。
【図4】従来の回転ヘッドドラム装置におけるテープ走
行状態を示した平面図。
【図5】従来の回転ヘッドドラム装置の一例を示した斜
視図。
【図6】従来の回転ヘッドドラム装置の一例を示した斜
視図。
【符号の説明】
1  固定ドラム 2  テープ 3  回転ドラム 4  ガイドポスト 5  ヘッド 6  グルーブ 7  ガイドポスト 8  グルーブ 9  グルーブ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テープがローディングされる回転ドラム表
    面に、その下端から上記テープの幅のほぼ1/2の高さ
    の位置に少なくとも1本のグルーブがドラムの円周方向
    に沿って形成されたことを特徴とする回転ヘッドドラム
    装置。
JP2408899A 1990-12-28 1990-12-28 回転ヘッドドラム装置 Pending JPH04232640A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2408899A JPH04232640A (ja) 1990-12-28 1990-12-28 回転ヘッドドラム装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2408899A JPH04232640A (ja) 1990-12-28 1990-12-28 回転ヘッドドラム装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04232640A true JPH04232640A (ja) 1992-08-20

Family

ID=18518296

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2408899A Pending JPH04232640A (ja) 1990-12-28 1990-12-28 回転ヘッドドラム装置

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JP (1) JPH04232640A (ja)

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