JPH0274491A - 原動機付二輪車 - Google Patents

原動機付二輪車

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JPH0274491A
JPH0274491A JP22717388A JP22717388A JPH0274491A JP H0274491 A JPH0274491 A JP H0274491A JP 22717388 A JP22717388 A JP 22717388A JP 22717388 A JP22717388 A JP 22717388A JP H0274491 A JPH0274491 A JP H0274491A
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JP
Japan
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motor
pedal
circuit
driving
force
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JP22717388A
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Inventor
Motoharu Kitamura
北村 元治
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、原動機によって車輪が適宜駆動される原動機
付二輪車に関するものである。
〔従来の技術〕
一般に二輪車といえば、モータやエンジン等の動力源を
備えたものと、運転者のペダルの踏込みによって車輪が
回転する自転車とに大別される。
このうち、動力源を備えた二輪車については、運転者の
人力による車輪駆動は行われず、ハンドル操作等の運転
操作以外は全く運動を行わなくても車体が走行するため
、運転者の筋力トレーニングや運動を楽しむといった目
的には一般に自転車が選択される。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、周知の通り、従来の自転車では坂道を上がる
場合や急加速する場合に運転者は大きな力でペダルを踏
込まなければならず、脚等への負担が増大して乗り心地
が低下する不都合がある。
特に、運転者の脚力等が比較的弱いと、坂道の途中等で
走行を断念せざるを得ない場合も生じる。
本発明は、このような事情に鑑み、坂道走行や急加速等
の走行条件の変化に拘らず、運転者に常に快適な乗り心
地を与えることができる爾動機付二輪車を提供すること
を目的とする。
(課題を解決するための手段〕 本発明は、電力供給を受けて車輪を回転駆動する原動機
と、2次電池と、ペダルの踏込み状態を検出する検出手
段と、この検出手段の出力に応じて上記2次電池から原
動機への電力供給量を制御する制御手段とを備えたもの
である。
〔作 用〕
上記構成によれば、運転者はペダルの踏込みを行うこと
によって通常の自転車と同様に運動を楽しむことができ
る一方、そのペダルの踏込み状態が検出され、その検出
結果に応じて2次電池による原動機への供給電力、すな
わち車輪の回転駆動力が制御されるため、走行条件に拘
らず、安定したペダルの踏込みに基づき車輪の駆動が行
われる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1実施例(第1図(a)(b)) 図において、1はペダル、2は駆動輪(ここでは後輪)
であり、上記ペダル1はアーム3を介して回転軸4に、
駆動輪2は回転軸5にそれぞれ回転可能に取付けられて
いる。上記回転軸4には大スプロケット6が、回転軸5
にはラチェットを介して小スプロケット7がそれぞれ取
付けられており、両スプロケット6.7間はチェーン8
で連結されている。従って、この二輪車では、通常の自
転車と同様に、上記ペダル1が運転者に踏込まれること
により、その動力がアーム3、回転軸4、大スプロケッ
ト6、チェーン8、小スブロケットア、ラチェット、お
よび回転軸5を介して駆動輪2に伝達され、これによっ
て車体全体が走行するようになっている。また、この動
力伝達は、上記ラチェットの作用により、小スブロケッ
トアの回転速度が駆動輪2および回転軸5の回転速度よ
りも大きい場合にのみ行われ、逆の場合には回転軸5に
対して小スブロケットアが空転するのみとなる。
上記チェーン8の略中間部位近傍には、同チェーン8の
張り具合を検出する検出機構9が設けられている。この
検出機構9は、シリンダ10、遊動スプロケット11、
磁性体部分を有する検出棒12、およびスプリング13
を備えている。
上記シリンダ10は、下方に開口する状態で車体側に固
定されており、その内部に検出棒12が上下動可能に取
付けられ、かつこの検出棒12がスプリング13によっ
て下方に付勢されている。
上記遊動スプロケット11は、この検出棒12と一体に
上下動するように取付けられ、上記チェーン8の略中間
部位に噛合されている。そして、上記チェーン8の張力
の増大に伴い、遊動スプロケット11および検出棒12
が一体に浮上するようになっている。
この検出棒12の磁性体部分の周囲には2本のコイルL
1.L2が巻回されており、チェーン8が最大に張った
状態、すなわち遊動スプロケット11が最上の位置に移
動した状態で、検出棒12の磁性体部分の中央が両コイ
ルL1,12間に位置するように各部品が配置されてい
る。これらのコイルし1.し2のうち、コイルし1は発
振回路14に接続され、他方のコイルL2は整流用ダイ
オードD、平滑用コンデンサC等を介して増幅回路15
に接続されている。
増幅回路15は、第1図(b)に示されるように演算増
幅器18とフィードバック抵抗R1R2とにより構成さ
れており、PWM回路16を介してパワースイッチ17
に接続されている。この増幅回路15は、上記コイルL
2で誘起され平滑化された電圧レベルをPWM回路16
への入力として充分となる値にまで増幅し、PWM回路
16は、その入力レベルに応じたパルス幅の信号をパワ
ースイッチ17に出力する。具体的には、上記入力レベ
ルに比例して、出力パルス信号のデユーティ比が増大す
るようになっている。
一方、上記駆動輪2の内側面にはギヤ19が形成されて
おり、その近傍にモータ(原動機)20が配設されてい
る。このモータ20は、上記パワースイッチ17を介し
て2次電池21に接続されるとともに、その出力軸にギ
ヤ22が固定されており、このギヤ22が上記ギヤ1つ
に噛合されている。上記パワースイッチ17は、PWM
回路16から出力されるパルス信号がHレベルにある時
にのみ閉状態(導通手段)となり、2次電池21からモ
ータ22に電力を供給するように構成されている。
以上のような構造において、上記検出機構9および各回
路により、ペダル1の踏込み状態を検出する検出手段、
およびその検出結果に応じてモータ22による駆動輪2
の駆動を制御する制御手段が構成されている。
次に、この二輪車の作用を説明する。まず、二輪車の発
進時や坂道を上る場合には、ペダル1の踏込みに大きな
力が必要であり、チェーン8に大きな張力が作用するの
で、スプリング13の弾性力に抗して遊動スプロケット
11が押し上げられ、この遊動スプロケット11に連動
する検出棒12の中央部分が2つのコイルl+ 、L2
の中間に接近する。これに伴って、両コイルLt 、L
2の遊動結合はより密となり、コイルし2の誘起電圧が
増大する。その出力は、ダイオードDで整流され、コン
デンサC1で平滑化された後、増幅回路15でPWM回
路16の入力に必要なレベルまで増幅されるが、上述の
ようにコイルし2の誘起電圧が大きいために、PWM回
路16はデユーティ比、すなわちH(ハイ)レベル区間
の比率が高いパルス信号を出力する。従って、この信号
によってパワースイッチ17が導通する時間割合は高く
なり、2次電池21からモータ22に供給される電力が
増大するため、駆動輪2はペダル1の踏込みによる動力
とともに、モータ22による大きい駆動力を受けて回転
する。
これに対し、等速走行時や坂道を下る場合等には、ペダ
ル1の踏込みは僅かな力で行うか、または不要となるの
で、チェーン8は弛んだ状態となる。このため、遊動ス
プロケット11および検出棒12は降下し、同検出捧1
2の中央点がコイルL1.L2の中間点から離間してい
くので、コイルL2の誘起電圧が下がり、PWM回路1
6から出力されるパルス信号におけるHレベル区間の比
率は低くなる。これに伴い、2次電池21からモータ2
2に供給される電力も低下し、モータ22による駆動輪
2の駆動力は低減する。
以上のように、この二輪車では、運転者の人力に加え、
補助的にモータ22によって駆動輪2を駆動するように
しており、しかも、チェーン8の張力の増大に伴って、
モータ22による駆動輪2の駆動力が増大するように構
成されているので、運転者がペダル1を強く踏込む必要
がある場合にのみモータ22による駆動力も増大し、運
転者の負担が軽減される。すなわち、運転者は走行条件
の善し悪しに拘らず安定した力でペダル1を漕ぐことが
でき、これによって快適な乗り心地で二輪車の走行が楽
しめるとともに、筋力等の増強も図ることができる。ま
た、大きな動力を必要としない場合には、モータ22に
供給される電力も低減するので、2次電池21の消耗も
必要最小限に抑えられる。
なお、上記増幅回路15において、フィードバック抵抗
R2の値を可変とすることにより、チェーン8の張力に
対するモータ22への供給電力の比例定数を適宜調節す
ることができ、運転者の能力や体調に応じた補助駆動を
行うことができる。
この効果は、後述の実施例装置における増幅回路15や
バッファ32に適用しても同様に得ることができる。
第2実施例(第2図(a>(b)) ここでは、上記第1実施例の二輪車において、アーム3
が固定されている回転軸4に対して回転可能にストッパ
23が取付けられている。このストッパ23は、アーム
3の基端部において、その回転方向上流側の面と下流側
の面との両面に当接可能な形状を有しており、下流側の
面に当接する面に感圧素子24が固定されるとともに、
この感圧素子24の表面が緩衝材25によって被覆され
ている。感圧素子24は、その表面に作用する圧力に比
例したレベルの信号を出力するもので、前記実施例と同
様の増幅回路15に接続されている。
この増幅回路15からモータ22までの構成については
前記と同様である。
このような構造においても、坂道走行時や急加速時等で
ペダル1の踏込み力が増大するのに伴い、感圧素子24
がアーム3により押圧される力が増大し、それに比例し
てPWM回路16の出力パルス信号のデユーティ比が増
大し、パワースイッチ17の導通時間が長くなるので、
モータ22に供給される電力が増大し、駆動輪の駆動は
より太きな力で補助される。
すなわち、この実施例の二輪車では、ペダルを踏む力、
つまり自転車の推進力の源となるものを直接感圧素子2
4で検知し、その力の大きさに比例した推進エネルギー
を与えることにより、運転者に快適な乗り心地を安定し
て提供するようにしている。
第3実施例(第3図) この二輪車では、上記実施例においてペダル1およびア
ーム3が固定されている回転軸4に発電機31が設けら
れ、その発電電力に比例した電力が動力源であるモータ
22に付与されるようになっている。
上記発電機31は、回転軸4と一体に回転する電機子巻
線と、車体側に固定された界磁とからなり、その出力は
、抵抗で分圧された後、バッファ32を経て増幅され、
以下上記実施例と同様にPWM回路16に入力されるよ
うになっている。また、図示はしていないが、上記回転
軸4は上記実施例と同様にチェーン8等を介して駆動輪
2に連結されている。
このような構造によれば、発電機31の回転子の回転速
度、すなわちペダル1を踏む速度に比例して上記発電R
31の発生電圧が増大し、それに伴ってバッファ32の
出力レベルおよびPWM回路16の出力パルス信号のデ
ユーティ比が大きくなることにより、モータ22による
駆動輪22の駆動力が増大する。
すなわち、運転者によってペダル1の回転が加速される
に伴い、その速度に比例してモータ22による補助推進
力も増大するため、該推進力によって運転者を補助する
ことができる。また、ペダル1の加速に伴ってモータ2
2の駆動力が増大するので、運転者にモータ22の存在
を感じさせにくく、運転者は自刃で二輪車を加速させて
いるような感覚を持ちながら、快適に二輪車の走行を楽
しむことができる。
第4実施例(第4図) ここでは、上記第3図に示される構造において、発11
8131が整流用ダイオードDを介して2次電池21に
接続され、2次電池21の充電を行うように配線される
とともに、その充電電流を検出する電流センサ41が備
えられており、この検出された充電電流に応じたデユー
ティ比をもつパルス信号がPWM回路16からパワース
イッチ17に出力されるように構成されている。
このような構造によれば、ペダル1の回転速度が高まる
につれて、発電機31から2次電池21に供給される充
電電流が増大するとともに、この充電電流の増大を電流
センサ41が検知することにより、2次電池21からモ
ータ22へ供給される電力が増大するので、前記第3実
施例と同様にペダル1の踏込み速度に応じてモータ22
による補助駆動が行われるとともに、発電機31による
発生電力によって2次電池21の充電を行うことができ
る。
第5実施例(第5図) 一般の自転車のようにペダルと車輪とが結合されている
と、走行路によって決まる走行抵抗がそのまま運転者に
要求される漕ぐ力に影響し、道路の走行抵抗が運転の快
適性を左右することになる。
そこで、この実施例では、上記ペダル1と駆動輪2とを
独立させ、上記走行抵抗と無関係に、ペダル1を漕ぐ速
度に比例して駆動輪2の回転速度を対応させるようにし
ている。
すなわち、この二輪車ではペダル1およびアーム3が取
付けられている回転軸4と駆動輪2の回転軸5とが連結
されておらず、上記回転軸4には、実際に地面と接触し
ない運行模擬車輪51がラチェットを介して連結されて
いる。この運行模擬車輪51は、上記ペダル1の踏込み
によって回転軸4と一体に回転する。
この運行模擬車輪51には、上記と同様の発電機31に
おける界磁が固定され、回転軸4側に電機子巻線が固定
されており、この発電機31は上記実施例と同様にバッ
ファ32に接続されている。
さらに、これら発電1l131とバッファ32との間に
は、運転者の意思により抵抗値を調節できる可変抵抗器
RVが介設され、その抵抗調節により、上記運行模擬車
輪51における発電機31の回転抵抗、すなわちペダル
1の負荷が変化するようになっている。
このような構造によれば、運転者がペダル1を踏むこと
により、その回転速度に比例してモータ22への供給電
力が増大し、このモータ22のみで駆動輪2の回転駆動
が行われる。従って、二輪車の走行条件(坂道走行や急
加速等)に拘らず、運転者は常に同じ重さでペダル1を
踏むことができ、その速さに応じた回転速度で駆動輪2
が駆動される。しかも、上記回転抵抗は、使用者が可変
抵抗器Rvの抵抗値を変化させることにより適宜調節可
能であるため、例えばスタート時のように体力に余裕の
ある場合には上記回転抵抗を増大させ、長時間の運転で
疲れている場合には上記抵抗を下げるといった操作を行
うことにより、常に快適な二輪車の走行を楽しむことが
できる。
なお、上記運行模擬車輪51はラチェットを介して回転
軸4に連結されているので、通常の自転車と同じように
、ペダル1を漕ぐ速度が運行模擬車輪51の回転速度よ
りも小さい状態では上記ペダル1の踏込みはモータ22
による駆動力に影響しない。
第6実施例(第6図(a)(b)) 上記実施例では、運行模擬車輪51に発電1j131を
設け、その電気的な抵抗により回転抵抗を調整するよう
にしていたが、この二輪車では上記回転抵抗を機械的な
手段によって直接増大するように構成されている。
具体的には、二輪車本体に圧縮はね61を介して摩擦抵
抗板62が取付けられており、この摩擦抵抗板62が上
記圧縮ばね61の弾性力によって運行模擬車輪51の表
面に圧接している。上記圧縮ばね61の二輪車本体側の
端部の位置は、運転者の操作によって適宜調節可能であ
り、上記位置を模擬回転車輪51側に近付けることによ
り、上記圧縮ばね61の弾性力が高まって、運行模擬車
輪51と摩擦抵抗板62との間の摩擦力が増大するよう
になっている。このように圧縮ばね61の端部の位置を
変化させる手段としては、通常の自転車においてギヤ変
速を行う際にワイヤ等による牽引でチェーンを移動させ
るもの等のように、周知の構造を用いればよい。
また、上記運行模擬車輪51の回転速度を検出する手段
としては、該運行模擬車輪51の周縁部に周方向に亘っ
てスリット51aが並設されるとともに、このスリット
51aが設けられた部分を両側から挟むような位置に、
発光素子63aおよび受光素子63bからなる光電スイ
ッチ63が配設されており、回転する運行模擬車輪51
が画素子63a、63b間の光を間欠的に遮断すること
により、受光素子63bからパルス信号が出力されるよ
うになっている。
この受光素子63bは、前記と同様の増幅回路15に接
続されており、この増幅回路15は、カウンタ回路64
、FV変換回路65、および微分回路66を介して上記
と同様のPWM回路16に接続されている。
この回路構成において、受光素子63bの出力信号は、
増幅回路15で増幅され、この信号が所定時間にオンと
なった回数が上記カウンタ回路64によってカウントさ
れる。この回数はFV変換回路65によって該回数に比
例した電圧に変換されて出力される。そして、この回転
速度に相当する出力電圧は微分回路66によって回転加
速度に相当する電圧信号に変換され、PWM回路16に
入力される。このPWM回路16は、その加速度に応じ
たデユーティ比をもつパルス信号をパワースイッチ17
に出力する。このパワースイッチ17とモータ(原動機
)との関係については前述の通りである。
このような構造においても、ペダル1を漕ぐ速さに応じ
てモータ22により駆動輪2が回転駆動され、しかも、
運行模擬車輪51の回転抵抗を摩擦抵抗板62の押圧力
によって調節することができるので、上記第5実施例と
同様の効果を得ることができる。
第7実施例(第7図) 上記第5.6実施例では、運行模擬車輪51の回転速度
のみに基づいてモータ22による回転速度を制御してい
るが、この二輪車では、運行模擬車輪51の回転速度と
駆動輪2の回転速度が同じになるようにモータ22によ
る推進力が制御される。
まず、運行模擬車輪51に上記と同様の発電機31が設
けられるとともに、駆動輪2側にも同様に回転速度を検
出するための発電機71が設けられており、これらは差
動増幅回路72に接続されている。各発電機31.71
の出力は、同一回転速度に対する出力が同一になるよう
に、分圧抵抗で分圧された上で上記作動増幅回路72に
入力されるようになっている。
一方、上記駆動輪2の内面には第1実施例と同様にギヤ
19が形成され、このギヤ19にモータ22が連結され
るとともに、同ギヤ19の近傍に別の発電機73が設け
られており、その入力軸に固定されたギヤ74が上記ギ
ヤ19に噛合されている。
上記モータ22は、第1スイツチ75aを介して2次電
池21に接続されており、発電機73は可変抵抗器RV
を介して第2スイツチ75bに接続されるとともに、整
流用ダイオードDを介して上記2次電池21に接続され
ている。各スイッチ75a、75bには、ヒステリシス
をもったレベル判定回路76を介して上記差動増幅回路
72が接続されており、発電機31.71の出力差が閾
値を越えた場合、すなわち発電!1171の出力レベル
が発電!131のそれよりも閾値弁高い場合には、第2
スイツチ75bがオンに切換えられ、発電機31の出力
レベルの方が閾値弁高い場合には第1スイツチ75aが
オンに切換えられるように構成されている。
このような二輪車において、運転者が静止状態からペダ
ル1を踏むと、運行模擬車輪51が回転し、発電機31
からあるレベルをもった信号が差動増幅回路72に接続
されるが、この時点で駆動輪2の方は静止しているため
、発1131から作動増幅回路72に入力される電圧は
0となっている。従って、作動増幅回路72およびレベ
ル判定回路76の作用により、第1スイツチ75aが導
通状態にバイアスされ、その結果、モータ22が2次電
池21を電源として回転駆動され、駆動輪2が始動する
。一方、第1スイツチ75bは開いているので、発電機
73による発電は行われず、ギヤ74は空転するのみで
ある。
このようなモータ22の駆動が続き、駆動輪2の回転速
度が運行模擬車輪51の回転速度を上回ると、逆に発電
機71の出力のほうが大きくなるので、差動増幅回路7
1およびレベル判定回路76の作用により、第1スイツ
チ75aが開いて第2スイツチ75bが閉じる。その結
果、発電機71に界磁電流が流れて逆起電力が発生し、
駆動輪2にブレーキをかける方向に力が作用するととも
に、この発電による出力が2次電池21の充電に供され
る。この状態は、結果として駆動輪2および運行模擬車
輪51の回転速度が同じになるまで続くことになる。
従って、この構造によれば、発電機31.71に接続さ
れた差動増幅回路72およびレベル判定回路76の作用
によって、実際の駆動輪2の回転速度が運行模擬車輪5
1の回転速度と一致するように制御され、これによって
運転者は、走行路の走行抵抗と無関係に、ペダル1の踏
込みで決定される安定した走行を楽しむことができる。
また、模擬車輪の回転と車輪の回転を一致させることに
より、運行模擬車輪51の惰性による回転がそのまま駆
動輪2に伝わることになり、通常の自転車において惰性
により行われる走行と同様の走行が自然に行われ、モー
タ22による駆動を運転者に感じさせにくい効果がある
第8実施例(第8図) 上記第1実施例の二輪車の場合、運転者がモータ22に
よる補助動力の存在を意識せずに力強くペダル1を踏込
むと、予想以上に二輪車が急加速し、運転者が驚愕する
可能性がある。そこで、この実施例では、第1図の構造
において増幅回路15の入力部にコンデンサCおよび抵
抗Rを有するCR積分回路を設けている。
このような構成において、二輪車が静止した状態でコイ
ルし2に誘起される電圧は、このコンデンサCの並列抵
抗でバイパスされて極めて低レベルの電圧となり、増幅
回路15の入出力特性の非線形領域に含まれることにな
る。従って、この増幅回路15からの信号がPWM回路
16に入力されても、その信号についてはHレベルに達
する区間がなく、パワースイッチ17はオフのままで、
モータ22には電力が供給されない。
また、この静止の状態で、運転者がペダルを踏むと、チ
ェーン8が張って遊動スプロケット11および検出棒1
2が浮上し、検出棒12の磁性体部分の中央がコイルL
+ 、L2の中間に接近することにより、両コイルL+
 、L2の遊動結合が密になってコイルL2の出力レベ
ルが上昇するが、このようなコイルL2の出力上昇が急
激に行われても、その出力は抵抗Rを経由するコンデン
サCへの充電に用いられるため、コンデンサCの端子間
電圧は漸増するにとどまる。このため、PWM回路16
の出力信号がHレベルに達する区間の比率(デユーティ
比)も徐々に増加するに過ぎず、モータ22に与えられ
る実効電圧も漸増する。
従って、この二輪車では、ペダル1を勢いよく踏込んで
も車体は急発進することなく徐々に加速され、しかも、
その後はペダル1を踏む力が一定であっても加速するこ
とになる。このため、運転者がモータ22による駆動を
意識せずにペダル1を踏込んだ場合でも、運転者に違和
感を与えない。
なお、上記加速力の増加は、コンデンサCと抵抗Rで決
定される時間だけ続くことになる。
また、第9実施例として第9図に示すように、第2図の
構造において感圧素子24と増幅回路15との間に積分
回路を設けたものや、第10実施例として第10図に示
すように、第5図の構造においてバッファ(増幅回路)
32の入力側に積分回路を設けたもの等によっても、上
記と同様の効果を得ることができる。
第11実施例(第11図) この実施例における二輪車は、上記第10図の二輪車に
おいて、積分要素の積分機能を自転車の運転者が任意に
解除できるように構成されたものである。
具体的には、上記CR積分回路におけるコンデンサCに
対し、大きな抵抗値をもつ抵抗RHが直列に接続されて
おり、この抵抗RHと並列にスイッチSWが設けられて
いる。
このような構造によれば、スイッチSWを閉じた状態で
は、上記抵抗RHが短絡されて前記と同様に積分回路が
働くが、上記スイッチSWを開くことにより、上記抵抗
RFIの作用でコンデンサCの効果が消滅され、積分回
路が除去された状態と同じになる。
従って、通常は上記スイッチSWを閉じて積分回路を働
かせることにより急加速を抑制し、運転者が意識的に急
加速を希望する場合にのみ上記スイッチSWを開いて積
分要素の作用を抑えるようにすれば、無意識にペダル1
を漕いで急加速に驚くことはなくなり、かつ、急加速が
必要になった場合には咄嗟にスイッチSWを開くことに
よって上記急加速効果を得ることができる。
なお、このように積分回路を使用する状態と使用しない
状態とに切換える手段は、前述の他の実施例装置におい
ても具備可能であることはいうまでもない。
〔発明の効果〕
以上のように本発明は、運転者によるペダルの踏込み状
態を検出し、その状態に応じて2次電池による原動機へ
の電力供給量を制御し、この原動機により車輪を駆動す
るようにしたものであるので、走行条件に拘らず運転者
によるペダルの漕ぎ具合を安定した状態に保つことがで
き、これによって運転者に快適な乗り心地を提供するこ
とができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は本発明の第1実施例における原動機付二
輪車の要部を示す側面図並びに同二輪車に備えられる検
出手段および制御手段の回路図、同図(b)は同二輪車
に備えられる増幅回路の回路図、第2図(a)は第2実
施例における二輪車の要部を示す側面図、同図(b)は
同二輪車に備えられる検出手段および制御手段の回路図
、第3図は第3実施例における二輪車に備えられる検出
手段および制御手段の回路図、第4図は第4実施例にお
ける二輪車に備えられる検出手段および制御手段の回路
図、第5図は第5実施例における二輪車に備えられる検
出手段および制御手段の回路図、第6図(a)は第6実
施例における二輪車に備えられる回転検出手段の側面図
、同図(b)は同検出手段の正面図並びに同検出手段お
よび制御手段の回路図、第7図は第7実施例における二
輪車の要部を示す側面図並びに同二輪車に備えられる検
出手段および制御手段の回路図、第8図は第8実施例に
おける二輪車の要部を示す側面図並びに同二輪車に備え
られる検出手段および制御手段の回路図、第9図は第9
実施例に備えられる検出手段および制御手段の回路図、
第10図は第10実施例に備えられる検出手段および制
御手段の回路図、第11図は第11実施例に備えられる
検出手段および制御手段の回路図である。 1・・・ペダル、2・・・駆動輪、9・・・検出機構、
14・・・発掘回路、15・・・増幅回路、16・・・
PWM回路、17・・・パワースイッチ、21・・・2
次電池、22・・・モータ(原動機)、24・・・感圧
素子、31・・・発電機、32・・・バッファ、41・
・・電流センサ、51・・・運行模擬車輪、63・・・
光電スイッチ、64・・・カウンタ回路、65・・・F
V変換回路、66・・・微分回路、71・・・作動増幅
回路、72・・・レベル判定回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、電力供給を受けて車輪を回転駆動する原動機と、2
    次電池と、ペダルの踏込み状態を検出する検出手段と、
    この検出手段の出力に応じて上記2次電池から原動機へ
    の電力供給量を制御する制御手段とを備えたことを特徴
    とする原動機付二輪車。
JP22717388A 1988-09-10 1988-09-10 原動機付二輪車 Pending JPH0274491A (ja)

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