JPH0273941A - 曲げ加工性に優れたアルミニウム合金 - Google Patents

曲げ加工性に優れたアルミニウム合金

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JPH0273941A
JPH0273941A JP22244388A JP22244388A JPH0273941A JP H0273941 A JPH0273941 A JP H0273941A JP 22244388 A JP22244388 A JP 22244388A JP 22244388 A JP22244388 A JP 22244388A JP H0273941 A JPH0273941 A JP H0273941A
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JP
Japan
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aluminum alloy
thickness
bending
recrystallized structure
recrystallized
Prior art date
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Pending
Application number
JP22244388A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinori Yasuda
安田 善則
Osamu Takezoe
竹添 修
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、曲げ加工性に優れたアルミニウム合金に関す
る。
[従来の技術] アルミニウム合金は、その美観、つ′i責という(現点
から装飾品、家具などの用途に使用され乙様になってき
た。これらの用途のうち41.7に家具では、加工性た
りてはなく強度も必要とさ才する。例えばアルミニウム
合金を用いた椅子など(才、曲げ加工により成形した後
溶接して作製されるが、安全上できるだけ強度の高い事
が要求さ44する。
従来これらの用途に対してはJIS6063、JIS6
061などのアルミニウム4イが使用されていたが、薄
肉化の要求か強くなっf、=ため、]U近ては6000
系材料よりもより高強度のアルミ−ラム材であるAjl
  Zn  Mg@金が好んで使用されるようになって
ぎた。
しかし、An−Zn−Mg合金は高強度になると伸ひか
不足し、また、押出加工時のチ]]かりを矯正した場合
矯正時の加工硬化(こより伸びか低下し、曲げ加工時に
割れか生じるなとの問題かあった。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は、曲げ加工時に割ねか発生ゼす、かつ高強度の
曲げ加工性に優ねたアルミニウム台金押出材を提供する
ことを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は、Zn : 4.0〜6.5%、Mg05〜2
゜0%を主成分とし、Zr+0.05〜01%、Cr 
: 0.03−0.1%の1f!Il!または2種を含
有し、残り八で及び不可避不純物からなるアルミニウム
合金押出材において、当該アルミニウム合金押出材のの
表面が再結晶組織からなり、当該再結晶組織の厚さが前
記アルミニウム合金押出材の厚さまたは径の3%以上で
あることを特徴とする曲げ加工性に優れたアルミニウム
合金に要旨が存在する。
本発明者は上述の様な曲げ加工時の割れの原因を種々調
査した結果、割わの原因は材料の伸び(−様伸び)たけ
の問題でなく、結晶の組織の状態が大きく影響している
事を知見し、かかる知見に基づき本発明をなすにいたっ
たものである。
すなわち、押出加工等により成型されたアルミニウム合
金は通常繊維状組織を有しているが、繊維状組織を有し
ている場合は曲げツバ]工時においですへりが分散され
にくいため局部的なすへりか生じやずくなり、加工量か
大きいと割ねに発展する。一方、再結晶組織を有するア
ルミニウム合金の場合、この様な局部的なすへりか生し
にくいため、割れか発生しにくい。
本発明は、アルミニウム合金の表面を再結晶組織とする
ことにより、すへりを分散さぞ、訓れを発生し、にくく
するものである。
以下に成分、組織の限定理由について説明する。
(Zn  :  4. 0〜6. 5%)ZoはMgと
共存して合金に時効性を与え、人工時効により強度向上
を可能とするものであるが、含有率が40%未満では強
度の向上が十分てなく、また6 5%を越えると強度は
著しく高くなるか伸びが低下して加工性か悪くなる。
従って、Znは40〜65%とする。
(Mg:0.5〜20%) IVIgは主として合金の強度を高めるものであるか、
含有率がO,S%未満では強度の向上が十分でなく、2
.0%を越えると強度は高くなるが伸びが低下して加工
性が悪くなる。
従って、Mgは0.5〜2.0%とする。
(Z r : 0.05〜0.1% Cr : 0.03〜0.10%) Zr、Crは結晶粒を微細化する効果がある。
しかしZr:0.05未満、Cr:0.03%未満のと
きはその添加効果は十分でなく再結晶組織が得られたと
しても一様伸びか低下する。また、Zr、Crがそねぞ
れ0.1%を赳えると合金を加熱しても繊維組織が再結
晶組織となりにくくなり曲げ加工性が低下する。
従って、Zrは0.05〜0.1%、Crは0.03〜
0.10%とする。なお、Zr、Crはいずれか1種含
有すればよく、また両方を含有してもよい。
(Cu : 0.05−0.2%) Cuは耐応力腐食性を改善する効果かある。しかし含有
率が005%未満てはその効果は十分てなく、0.2%
を越えると耐応力腐食性は改善されるが溶接性が低下す
る。
従って、Cuは005〜02%とする。
(再結晶組織) 」二連のように、肉厚の全領域が織&it組織のものよ
り表面に再結晶i Bkのあるものの方が曲げ加工によ
る割れが生しにくい事が判ったが、再を吉晶組織の厚み
が肉厚の3%未満てはかかる効果が小さい。従って、再
結晶層の厚みは3%以上とする。
(製造方法) 上述のように、ZrとCrの含有量が少いほうが再結晶
組織は生成されやすく、また、鋳塊の均質化温度、押出
前の加熱温度が高いほうが生成されやすい。従って、Z
rとCrの含有量および加熱条件により、再結晶組織の
有無または厚みを決定すればよい。
[作用] 本発明の押出材ては、表面が再結晶組織となっているた
め、曲り矯正をした場合でも曲げ加工時にずへりが分散
され、その結果割れが発生しなくなる。従って、曲げ加
工性に優れたアルミニウム合金押出材を得ることかでき
る。
[実施例] 以下、本発明の一実施例について述べる。
まず、試験片の作製工程について述へる。
■第1表に示した組成を有するアルミニウム合金鋳塊(
155mmφ)を、それぞれ常法により溶製した。
■このn塊を470℃X8hr、520℃×8h「の条
件にて均質化処理を行なった。
■押出温度500℃、押出速度10m/minの押出条
件にて2mmtX 110mmwに押出を行ない、押出
後ファン空冷した。この時の加熱により再結晶組織か形
成される。
■上記押出材から試験片を採取し、この試験片に、5%
の引張り歪を与えた。次いで、130℃Xl2hrのテ
ンパーを行ない供試材とした。
この供試材の再結晶組織層の厚みを測定した。
再結晶組織層の厚さは次の式により定義される。
再結晶組織層厚さ 1、、1は第1図参照 上記供試材により曲げ各試験を行なった。曲げ加工性の
評価は、曲げ半径を変え、90°曲げにて、表面目視お
よびミクロm織の観察により行なった。
第2表は曲げ加工性の評価結果を表したものである。第
2表から明らか17ように、表面再結晶層の厚いもの(
3%と45%)は曲げ加工性が良好であり、特に再結晶
厚さか45%のもの68曲げ半径2.0mmでも割れが
生じなかった。なお、△にて示したものは、目視ては表
面にシワが観察されたがミクロ組織の観察では月れは認
められず、ずへり変形したものである。×にて示したも
のは目視でも割れが観察されたものである。
また第2図に、曲げ半径2.5mmにて曲げ加工性評価
した結果の代表的組織例を示す。第2図に示す如く、再
結晶したもの(第2図(a))ては割れは認められず、
一方繊1.ii組織(第2図(b))では割わが認めら
れる。
なお、第2表に示す如く、45%再結晶材の伸びは、全
面繊維組織材の伸び149%に対し、113%と低い。
この様に、たとえ伸びか低くとも再結晶!fI織にずれ
は割れは生しにくくなる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、曲げ加工時に割
れが発生しない、曲げ加工性に優れたアルミニウム合金
が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は再結晶組織層の厚さを説明するための概念図で
あり、第2図は押出材の金属組fiNを示す顕微鏡写真
である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)Zn:4.0〜6.5%、Mg:0.5〜2.0
    %を主成分とし、Zr:0.05〜0.1%、Cr:0
    .03〜0.1%の1種または2種を含有し、残りAl
    及び不可避不純物からなるアルミニウム合金押出材にお
    いて、当該アルミニウム合金押出材のの表面が再結晶組
    織からなり、当該再結晶組織の厚さが前記アルミニウム
    合金押出材の厚さまたは径の3%以上であることを特徴
    とする曲げ加工性に優れたアルミニウム合金。
  2. (2)Cu:0.05〜0.2%を含有する請求項1の
    曲げ加工性に優れたアルミニウム合金。
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