JPH0273643A - Ccd遅延線 - Google Patents

Ccd遅延線

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JPH0273643A
JPH0273643A JP63224761A JP22476188A JPH0273643A JP H0273643 A JPH0273643 A JP H0273643A JP 63224761 A JP63224761 A JP 63224761A JP 22476188 A JP22476188 A JP 22476188A JP H0273643 A JPH0273643 A JP H0273643A
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JP
Japan
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signal
charge
transferred
voltage
floating diffusion
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Application number
JP63224761A
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English (en)
Inventor
Takashi Mitsuida
高 三井田
Yoshimitsu Kudo
吉光 工藤
Hideki Muto
秀樹 武藤
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は低電圧電源下で作動するビデオ信号処理用のC
CD遅延線に関する。
〔従来の技術〕
固体撮像装置で検出した映像信号から各種色信号や輝度
信号等を形成するために電荷転送デバイスより成るCC
D遅延線が使用され、信号電荷の転送効率等の点で埋込
チャンネルCCDが用いられている。
ただし、埋込チャンネルCCD (以下、BCCDとい
う)は高い電源電圧下で作動し、該CCD遅延線の出力
側に従属接続する周知の信号処理回路の作動電源電圧に
較べて高い電圧を必要とすることから、相互の整合性を
とるための特殊な素子構造や出力回路を必要とする。
第5図ないし第7図はこの素子構造や出力回路の従来例
を示している。
まず第5図に示す第1の従来例において、1は電荷転送
デバイスより成るCCD遅延素子の本体部分く即ち、B
CCD)であり、出力回路は終端部に形成されたフロー
ティング・ディフュージョンFDから出力を取るフロー
ティング・ディフュージョン型アンプで構成されている
即ち、図示するフローティング・ディフュージョンFD
は説明の都合上、逆バイアスのダイオードで示すが実際
にはBCCDlの最終端に形成されている。Qlは供給
電源V。0とフローティング・ディフュージョンFDの
間に接続されたリセット用トランジスタ、Q2は供給電
源V。0と出力端子2との間に接続され且つ該ゲート接
点がフローティング・ディフュージョンFDに接続する
ソース・ホロワ接続されたトランジスタ、Q、は出力端
子2とアース端子間に接続され且つゲート接点が所定電
圧FBにバイアスされて電流源として作用するトランジ
スタである。
そして、まずリセット用トランジスタQ1 をリセット
信号R3Tに同期してオンさせることによってフローテ
ィングデイフュージョンFDを電源V。0と等しい電位
にリセットし、次にBCCDIより転送されて来た1ス
テ一ジ分の信号電荷に従ってフローティング・ディフュ
ージョンFDに生じるポテンシャルの変化をトランジス
タQ2で検出することにより、1ピクセル分の信号電荷
に相当する電圧の信号を出力端子2に発生する。そして
、順次に転送されて来る信号電荷についても同様の動作
を行うことで低電圧下で信号処理可能な振幅の信号に変
換して出力する。尚、電源電圧VCC及び所定電位FB
は出力端子2に発生する信号がこの出力端子2に従属接
続する信号処理回路(図示せず)の電気特性と整合する
ように設計されている。
第6図に示す第2の従来例も第5図と同様のフローティ
ング・ディフュージョン型アンプより成る。即ち、第6
図において、1はBCCDより成るCCD遅延素子の本
体部分であり、Ql は昇圧回路3に発生する電圧V0
とフローティング・ディフュージョンFDの間に接続さ
れたリセット用トランジスタ、Q2は電源電圧V。0と
出力端子2との間に接続され且つ該ゲート接点がフロー
ティング・ディフュージョンFDに接続するソース・ホ
ロワ接続されたトランジスタ、Q3は出力端子2とアー
ス端子間に接続され且つゲート接点が所定の電圧FBに
バイアスされてトランジスタQ2の負荷として作用する
トランジスタである。
ここで、昇圧回路3が発生する電圧V。、と電源電圧V
CCとの関係は、VDD>VCCであり、例えばvcc
”5(ボルト) 、Vno= 9  (ボルト)である
そして、まずリセット用トランジスタQ1をリセット信
号R3Tに同期してオンさせることによってフローティ
ング・ディフュージョンFDを電源vIlloの電位に
リセットし、次にBCCDlより転送されてきた1ステ
一ジ分の信号電荷に従ってフローティング・ディフュー
ジョンFDに生じるポテンシャルの変化をトランジスタ
Q2で検出し、該1ステ一ジ分の信号電荷に相当する電
圧の信号を出力端子2に発生する。そして、順次に転送
されて来る信号電荷についても同様の動作を行うことで
信号処理可能な信号に変換して出力する。尚、電圧V。
。及び所定電圧FBは出力端子2に発生する信号がこの
出力端子2に従属接続する信号処理回路(図示せず)の
電気特性と整合するように設定されている。この第2の
従来例によれば、昇圧回路3による電圧の増加分だけ線
型性の向上を図ることが出来る。
次に第7図に示す第3の従来例はフローティング・ゲー
ト型アンプと呼ばれ、特開昭63−88864号公報等
に開示されている。原理を概略的に説明すると、第7図
において、BCCDIの終端に所定の直流電圧OGが印
加されるゲート電極4、フローティング・ゲート5、リ
セット用ゲート電極6.7及びドレインDが順番に形成
され、ドレイン端子は昇圧回路3の定電圧VDDが印加
され、リセット用ゲート電極6,7は所定タイミングの
リセット信号φ8に同期してオンとなることによりフロ
ーティング・ゲート5下の信号電荷をドレインDへ排出
する。Q+ は電源電圧Vccとフローティング・ゲー
ト5との間に接続するリセット用トランジスタであり、
所定タイミングのリセット信号R3Tに同期してオンと
なることによりフローティング・ゲート5を電圧VCC
に等しい電位にリセットする。Q2は電源電圧VCCと
出力接点2との間に接続され且つ該ゲート接点がフロー
ティング・ゲート5に接続するソース・ホロワ接続され
たトランジスタ、Q3 は出力接点2とアース接点間に
接続され且つゲート接点が所定の電圧FBにバイアスさ
れて電流源として作用するトランジスタである。 ここ
で、昇圧回路3の出力電圧vanと電源電圧V。0との
関係は、vaD>vccであり、例えばvcc=5(ボ
ルト)、VDIll=9(ボルト)である。
そして、まず信号φ、に同期してフローティング・ゲー
ト5下の不要電荷をドレインDへ排出すると共に、リセ
ット用トランジスタQ1をリセット信号R3Tに同期し
てオンさせることによってフローティング・ゲート5を
電源V。0の電位にリセットし、次にBCCDIより転
送されてきた1ステ一ジ分の信号電荷でフローティング
・ゲート5に生じるポテンシャルの変化をトランジスタ
Q2で検出し、1ステ一ジ分の信号電荷に相当する電圧
の信号を出力端子2に発生する。そして、順次に転送さ
れて来る信号電荷についても同様の動作を行うことで信
号処理可能な信号に変換して出力する。尚、電源電圧V
。C及び所定電圧FBは出力端子2に発生する信号がこ
の出力端子2に従属接続する信号処理回路(図示せず)
の電気特性と整合するように設定され、電圧V、。は電
源電圧V。0より十分に高い電圧に設定しである。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記第1の従来例にあっては、リセット
用トランジスタQ、の閾値電圧Vthが−2〜−3(ボ
ルト)となるので制御性が悪く、又、コンダクタンスG
mが小さくなるので応答性が悪い。更にフローティング
・デイフユージヨンの逆バイアス電圧が減少するので線
型性が悪く、又、ソース・フォロワの電流源Q3が飽和
から三極管領域で作動するので線型性が悪くダイナミッ
ク・レンジが小さい等の欠点がある。
上記第2の従来例にあっては、昇圧回路によって動作電
源範囲を拡大する効果はあるが、第1の従来例と同様に
ソース・フォロワ接続されたトランジスタQ2が三極管
領域で作動させる様に閾値VLhを5V程度にする必要
があり、VIIB効果の増大から線型性が悪くなる。更
に加えて昇圧回路の出力電圧を一定に設定することが困
難である。
上記第3の従来例にあっては、フローティング・ゲート
を用いているので非破壊続み出しができる効果を有する
が、リセット用トランジスタQ+の閾値電圧Vthが−
2〜−3(ボルト)となるので制御性が悪く、又、コン
ダクタンスGmが小さくなるので応答性が悪い。更にソ
ース・フォロワ電流源トランジスタQ3が飽和から三極
管領域で作動するので線型性が悪い。又、フローティン
グ・ゲートFGO下は埋め込みなので線型性が悪く感度
も低い等の欠点がある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明はこのような従来の課題に鑑みて成されたもので
あり、低電圧電源下で広いダイナミック・レンジを有し
且つ優れた線型性を有する素子構造及び出力回路を備え
たCCD遅延線を提供することを目的とする。
この目的を達成するために本発明は、埋込みチャンネル
CCDを遅延線本体とするCCD遅延線において、該埋
込みチャンネルCCDの終端に所定不純物から成るフロ
ーティング状態の不純物層を介して表面チャンネルCC
Dを形成すると共に、該表面チャンネルCCDの終端に
所定不純物から成るフローティング・ディフュージョン
を形成し、更に、該フローティング・ディフュージョン
の電位を検出するスイッチト・キャパシタ積分器を設け
、上記埋込みチャンネルCCDより転送されてくる信号
電荷を上記不純物層ないし表面チャンネルCCDを介し
て上記フローティング・ディフュージョンへ転送し、該
フローティング・ディフュージョンへ転送された信号電
荷による該フローティング・ディフュージョンの電位の
変化を該スイッチト・キャパシタ積分器で検出する構成
とした。
〔作用〕
このような構成を備える本発明にあっては、高い電圧下
で作動するBCCDより転送されて来る信号電荷を低い
電圧下で作動する5CCDに転送することで、低い電圧
での電荷読出しを可能にし、更に、上記フローティング
・ディフュージョンへ転送された信号電荷をスイッチト
・キャパシタ積分器で検出するので低い作動電圧であっ
ても線型性に優れダイナミック・レンジの広い信号に変
換することが可能となる。
〔実施例〕
以下本発明の一実施例を図面と共に説明する。
第1図はCCD遅延素子本体の終端部分の構造と出力回
路を示す実施例構成図であり、第2図は出力回路の詳細
な回路構成を示す。
第1図において、P形半導体基板100表面部分にN−
形不純物のイオン注入層11が形成され、更にゲート酸
化膜を介して電荷転送用のゲート電極が積層されること
で同図中の領域Aに埋込チャネルCCD (BCCD)
が形成され、該領域Aは遅延素子の本体部分を構成して
いる。
イオン注入層11の終端にはN1形不純物層12が形成
され、該不純物層12に続いてゲート酸化膜上にゲート
電極13.14.15.16が併設され、ゲート電極1
6の終端部分に続いてP形半導体基板100表面部分に
はN゛形不純物層17が形成されている。N゛形不純物
層12以降の領域Bのゲート電極13,14.15.1
6は表面チャンネルCCD (SCCD)を構成してい
る。
次に出力回路を説明するに、18.19は差動増幅器で
ある。差動増幅器18の反転入力接点にN゛形不純物層
17が接続し、非反転入力接点に3ボルトのバイアス電
圧VBが印加され、反転入力接点と出力接点の間に互い
に並列な容量素子20及びアナログスイッチ21が接続
することによってスイッチト・キャパシタ積分器を構成
している。
差動増幅器19は非反転入力接点と出力接点が接続し且
つ出力接点が出力端子22に接続することでバッファ・
アンプを構成している。
差動増幅器18の出力接点と差動増幅器19の非反転入
力接点がアナログスイッチ23を介して接続すると共に
、差動増幅器19の非反転入力接点とアース接点間に容
量素子24が接続され、アナログスイッチ23と容量素
子24によってサンプル・ホールド回路を構成している
次に、上記出力回路の詳細を第2図に基づいて説明する
。尚、同図において第1図と同一部分は同一符号で示す
。この回路はCMOS構造を有している。
第1図の差動増幅器18はPチャンネルのMOSトラン
ジスタQ、、、  Q、□、  Q、、、  Q、4及
びNチャンネルのMOS)ランジスタQh l *  
Q n 2 r  Q h 3 +Qr、4で構成され
、トランジスタQ、、、、  Q、、□が差動対、トラ
ンジスタQn3が定電流源、MOSトランジスタQp、
、  Qp、、  Q、、が差動対の能動負荷となって
おり、入力側トランジスタQnlのゲート接点にN゛形
不純物層17が接続し、一方のトランジスタQ。Iのゲ
ート接点にバイアス電圧V、が印加され、トランジスタ
Q。2のソース接点に現れる信号をトランジスタQ、4
.  Q、、4より成る出力段で増幅する構成となって
いる。尚、トランジスタQ、。
とアース接点間に接続する容量素子C,lIは該出力段
の位相特性を改善するために設けられている。
アナログ・スイッチ21は互いに並列接続するPチャン
ネルのMOS)ランジスタQh、及びNチャンネルのM
OSトランジスタQ、sで構成され、リセット信号R3
T及びR5TBによってオン・オフ制御され、リセット
信号R5TBはリセット信号R3Tを反転した信号であ
る。
アナログ・スイッチ23は互いに並列接続するPチャン
ネルのMOS)ランジスタQ。6及びNチャンネルのM
OS)ランジスタQ、6で構成され、サンプル・ホール
ド信号SH及びSHBによってオン・オフ制御され、サ
ンプル・ホールド信号SHBはサンプル・ホールド信号
SHの反転信号である。
差動増幅器19はPチャンネルのMOSトランジスタq
、7.q、、、Qp9及びNチャンネルのMOS)ラン
ジスタQn1+  Qha、  Ql、9.  Ql、
10から成り、トランジスタQn7+Qrtllが差動
対、トランジスタQ、、9が定電流源、M OS )ラ
ンジスタQ、、、  Q、、が差動対の能動負荷となっ
ており、入力側トランジスタQ17のゲート接点にアナ
ログ・スイッチ23を形成するトランジスタQna及Q
、6が接続し、トランジスタQ、、7のソース接点に現
れる信号をトランジスタQps、  Q、、+。より成
る出力段で増幅して出力端子22に出力する構成となっ
ている。尚、出力端子22がトランジスタQhaのゲー
ト接点に接続することで負帰還がかけられ、トランジス
タQ。1oとアース接点間に接続する容量素子CR2は
該出力段の位相特性を改善するために設けられている。
尚、トランジスタQ。3+  Qn9のゲート接点への
印加電圧V、は外部から設定して夫々の差動増幅器の増
幅率を適宜に設定できる様に成っている。
再び第1図に戻って説明するに、領域AにBCCDの終
端部分を構成するためのゲート電極25〜30に図示す
るような電荷転送用のクロック信号φ2.φ1.φ2A
が印加され、信号φ2.φ、が通常の2相駆動刃式によ
る転送りロック信号(第3図参照)であり、信号φ2A
は信号φ2に同期して正及び負の値をとるクロック信号
である。ゲート電極31は常に一定電圧(零ボルト)の
信号ZGが印加され、ゲート電極31下を零ボルトに相
当する一定のポテンシャル・レベルに設定する。
更に、B領域のN“形不純物層12はフローティング状
態のままであり、ゲート電極13には一定電圧(3,5
ボルト)の信号DGが印加され、ゲート電極16には一
定電圧(2ボルト)の信号OGが印加される。又、ゲー
ト電極14にはクロック信号φ、に対して90°位相の
ずれた信号φ1いゲート電極15にはクロック信号φ2
と同相であるが信号電荷の転送をより迅速に行うために
若干波形を変形した信号φ2.が印加される。これらの
信号により、ゲート電極31. 13. 16の下には
夫々の印加電圧に比例する深さのポテンシャル障壁が設
定され、他のゲート電極25゜26.27,28,29
,30.14.15の下には夫々のクロック信号によっ
て深さの変化するポテンシャル・レベルが設定される。
尚、N゛形不純物層12は、BCCDの形成されたA領
域から転送されて来る信号電荷を5CCDの形成された
B領域へスムーズに転送するためのバッファ領域として
作用する効果を発揮すると共に、BCCDと5CCDを
同一の半導体基板に隣接して形成する場合のセルフ・ア
ラインメントとして作用する。即ち、該不純物層12を
設けることによってBCCDと5CCDを明確に分離形
成することができるという製造上好都合な構造を提供す
ることができると共に、作動電源電圧(約7〜12ボル
ト)のBCCDと低電圧(5ボルト以下)で作動させる
5CCDとの間を電気的に整合させることができる。
次にかかる構成の実施例の作動を第3図のタイミング・
チャート及び第4図のポテンシャル・プロフィールに基
づいて説明する。尚、第4図は第1図の構造説明図に対
応し且つ第3図の適宜の時点におけるポテンシャル・プ
ロフィールを示す。
まず、転送りロック信号φ1.φ2に同期して所定周期
で転送されてくる各信号電荷を読取るために各周期の最
初に差動増幅器18に接続された容量素子20の不要電
荷を廃棄すると共に、フローティング・ディフユージョ
ン17の電位を初期化する。例えば、成る周期における
時点t1において、リセット信号R3Tを“H”レベル
(尚、信号R3TBは信号R3Tの反転信号である)に
してアナログ・スイッチ21を導通させることにより、
差動増幅器18の非反転入力接点と反転入力接点を共に
電圧V、 (3ボルト)に設定する。これにより、フロ
ーティング・ディフュージョン17にも3ボルトが印加
され、次にリセット信号R3Tを“L”レベルに戻して
アナログ・スイッチ21を遮断させることにより、フロ
ーティング・ディフュージョン17下のポテシャル・レ
ベルを3ボルトに対応したレベルに初期化することがで
きる。尚、この初期化の時点t1では第4図(a)に示
すように、最も出力側に位置する信号電荷q1がゲート
電極14.15下に転送され、次の信号電荷q2がゲー
ト電極30下に転送され、次の信号電荷q3がゲート電
極26下に転送される関係になる。
次に、時点t2において、クロック信号φ1A及びφ2
Bが“L”レベル、クロック信号φ2Aがマイナスの“
L”レベルとなることにより、ゲート電極29,30,
14.15下のポテンシャルが浅くなるので、信号電荷
q1がフローティング・ディフュージョン17へ転送さ
れ、信号電荷q2がゲート電極31.13及び不純物層
12下に転送される。そして、信号電荷q1が容量素子
20に充電され、差動増幅器18の出力信号SC+が図
示するように変化する。
次に、時点t3において、クロック信号φ1Aが“H”
レベルとなることによりゲート電極14下に信号電荷q
2が転送され、更に時点t4においてクロック信号φ2
Bが“H”レベルとなることによりゲート電極15下へ
も信号電荷q2を転送すると同時に、クロック信号φ1
.φ2に同期してBCCDより転送されてくる次の1ピ
クセル分の信号電荷q3をゲート電極29.30下へ転
送する。
更に時点t3〜t4の間でサンプル・ホールド信号SH
がH”レベルとなることで該時点での差動増幅器18の
出力信号SC1を容量素子24に保持し、該保持信号に
比例する出力信号S。を差動増幅器19を介して出力端
子22に発生させる。
このようにゲート電極14.15下まで転送されている
信号電荷q、の続出しは上記時点t、〜t、の処理で完
了する。
次に、時点1sにおいて、リセット信号R3Tを“H”
レベルにしてアナログ・スイッチ21を導通にすること
より時点1.と同様に容量素子20の不要電荷を廃棄す
ると共に、フローティング・ディフュージョン17を所
定電位に設定して次の信号電荷q2の読取り可能な状態
を設定する。更に時点t5では信号φ1Aを“L″レベ
ルすることにより信号電荷q2をゲート電極15下への
み移し、更に時点t6において信号φ211を“L”レ
ベルとすることにより信号電荷q2をフローティング・
デイラニージョン16下へ転送スる。
そして、時点t6においてフローティング・ディフュー
ジョン17へ転送された信号電荷q2が差動増幅器18
で検出され、該信号電荷q2に相当する電荷量が容量素
子20に所定の時定数でもって充電され、充電が完了し
た時点t7でサンプル・ホールド信号SHが“H”レベ
ルとなることで容量素子24が電圧SCIに比例する電
荷を保持し、差動増幅器19を介して出力端子22に1
ステ一ジ分の信号S。が出力される。このようにして次
の信号電荷q2の読取り処理が完了する。
尚、時点1.においてゲート電極26下に在った信号電
荷q、は時点1.−16の期間中にゲート電極30下ま
で転送され上記同様の読出し処理がなされる。
このような作動はBCCDのクロック信号φ1゜φ2の
周期に同期して繰り返され、遅延した1ステージ毎の信
号を出力することができる。
以上説明したように、この実施例によれば、電荷転送効
率の良いBCCDによって信号の遅延を行い、該BCC
Dの終端にフローティング状態の不純物層を介して5C
CDの電荷転送部を設け、更に該5CCDの終端部にフ
ローティング・ディフュージョンを設け、該フローティ
ング・ディフュージョンに発生する信号電荷による変化
をスイッチト・キャパシタ積分器によって検出するよう
にしたので、第1に、信号電荷を高電圧下で転送動作す
るBCCDから低電圧で転送動作する5CCDへ次第に
転送させて低電圧電源下での信号検出を容易にし、第2
に、従来のような昇圧回路が不要となり、第3に、スイ
ッチト・キャパシタ積分器によって検出することで低電
圧下で極めて線型性に優れ且つダイナミックレンジの広
い信号出力を可能にし、第4に、BCCDの終端と5C
CDとの接続をフローティング状態の不純物層を介して
接続したことで作動電圧の異なるBCCDと5CCD間
での信号電荷の転送をスムーズにし且つ該接続部分の製
造上の問題を解決する等の効果が得られる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、埋込チャンネルC
CDを遅延線本体とするCCD遅延線において、該埋込
チャンネルCCDの終端に所定不純物から成るフローテ
ィング状態の不純物層を介して表面チャンネルCCDを
形成すると共に、該表面チャンネルCCDの終端に所定
不純物から成るフローティング・ディフュージョンを形
成し、更に、該フローティング・ディフュージョンの電
位を検出するスイッチト・キャパシタ積分器を設け、上
記埋込チャンネルCCDより転送されてくる信号電荷を
上記不純物層ないし表面チャンネルCCDを介して上記
フローティング・ディフュージョンへ転送し、該フロー
ティング・ディフュージョンへ転送された信号電荷によ
る該フローティング・ディフュージョンの電位の変化を
該スイッチト・キャパシタ積分器で検出する構成とした
ので、高い電圧下で作動する埋込チャンネルCCDより
転送されて来る信号電荷を低い電圧下で作動する表面チ
ャンネルCCDに転送することで、低い電圧での電荷読
出しを可能にし、更に、上記フローティング・ディフュ
ージョンへ転送された信号電荷をスイッチト・キャパシ
タ積分器で検出するので低い作動電圧であっても線型性
に優れグイナミック・レンジの広い信号に変換すること
かでき、低電圧下での信号処理回路に適したCCD遅延
線を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例構成図; 第2図は実施例における出力回路の詳細回路図;第3図
は実施例の作動タイミング・チャート;第4図は実施例
の作動を示すポテンシャル・プロフィール;第5図は第
1の従来例を示す構成図; 第6図は第2の従来例を示す構成図; 第7図は第3の従来例を示す構成図である。 図中: lO: 11: 13〜 12; 17; 18゜ 半導体基板 N−型不純物層 16.25〜31:ゲート電極 不純物層 フローティング・ディフュージョン 19:差動増幅器 20.24:容量素子 21.23:アナログ・スイッチ 22:出力端子 第  3 図 第 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 埋込チャンネルCCDを遅延線本体とするCCD遅延線
    において、 上記埋込チャンネルCCDの終端に所定不純物から成る
    フローティング状態の不純物層を介して表面チャンネル
    CCDを形成し、 該表面チャンネルCCDの終端に所定不純物から成るフ
    ローティング・ディフュージョンを形成し、 該フローティング・ディフュージョンの注入電荷を検出
    するスイッチト・キャパシタ積分器を設け、 上記埋込チャンネルCCDより転送されてくる信号電荷
    を上記不純物層ないし表面チャンネルCCDを介して上
    記フローティング・ディフュージョンへ転送し、該フロ
    ーティング・ディフュージョンへ転送された信号電荷を
    該スイッチト・キャパシタ積分器で検出することを特徴
    とするCCD遅延線。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010245718A (ja) * 2009-04-03 2010-10-28 Mitsubishi Electric Corp 電荷転送装置及び撮像装置

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JPS5772375A (en) * 1980-08-27 1982-05-06 Siemens Ag Output stage for charge transfer device

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